JP4265382B2 - 予混合圧縮着火内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、予混合燃焼を行う予混合圧縮着火内燃機関に関する。
圧縮着火内燃機関において、排出されるNOxの抑制と白煙の発生の抑制を目的として、予混合燃焼が行われる。この予混合燃焼は、一般に燃料を気筒内に圧縮行程上死点より早い時期に噴射することで、燃焼室内により均一な予混合気を形成させる。この均一な予混合気が燃焼すると、火炎温度が低く抑えられるためNOxの生成が抑制される。さらに、この予混合気は燃料と空気が均一に混合しているため、十分な量の酸素の存在下で燃料が燃焼することになり、従って、酸素不足下での燃焼に起因する白煙の発生も抑制される。
ところが、予混合燃焼を行う圧縮着火内燃機関において、機関負荷や機関回転速度が上昇すると、気筒内に均一な予混合気を形成することが困難となり、予混合気が所定の着火時期より早い時期に着火するいわゆる過早着火が生じる可能性が高くなる。そして、過早着火が生じると、燃焼騒音が大きくなる等の問題が生じる。
そこで、予混合燃焼を行う圧縮着火内燃機関において、該内燃機関の運転状態に応じて予混合燃焼の実行を切り替える技術が公開されている。例えば、圧縮着火内燃機関の運転状態が高負荷運転状態である場合には、予混合燃焼を行う代わりに圧縮上死点近傍において燃料噴射を行って該燃料を燃焼させるいわゆる拡散燃焼(以下、「通常燃焼」ともいう)を行い、圧縮着火内燃機関の運転状態が低負荷運転状態である場合には、予混合燃焼を行う(例えば、特許文献1を参照。)。これにより、圧縮着火内燃機関の機関負荷や機関回転速度の上昇に伴う予混合燃焼における過早着火の発生を抑制し得る。
特開2003−83119号公報 特開2000−64863号公報 特開2002−327638号公報
圧縮着火内燃機関において、NOxの抑制と白煙の抑制を目的として予混合燃焼を行う場合、該内燃機関の運転状態が高負荷運転状態となって機関負荷および機関回転速度が上昇するに従い、過早着火が生じる可能性が高くなる。そこで、該内燃機関の運転状態に基づいて、予混合燃焼を行うか通常燃焼を行うかを決定する。
しかし、圧縮着火内燃機関において予混合燃焼を行う場合と通常燃焼を行う場合とにおいて、いわゆるEGRガス(既燃焼ガスを含む)の気筒内への供給量が大きく異なる。即ち、予混合燃焼においては、白煙や過早着火等の抑制のために通常燃焼時と比べて多量のEGRガスを必要とする。従って、内燃機関の運転状態に応じて予混合燃焼と通常燃焼とを切り替える場合においても、切り替えた後の内燃機関における燃焼状態に応じた適量のEGRガスを、可及的に早急に気筒内に供給する必要があり、例えば適切なEGRガスの供給がなされないと、過早着火や失火が生じて燃焼状態が不安定となったりエミッションが悪化したりする虞がある。
本発明では、上記した問題に鑑み、予混合燃焼を行う圧縮着火内燃機関において該内燃機関の運転状態に応じて予混合燃焼と通常燃焼とを切り替える場合、切替後の燃焼状態に応じた適量のEGRガスを可及的に早急に気筒内に供給することを目的とする。
本発明は、上記した課題を解決するために、予混合燃焼を行う圧縮着火内燃機関においては、予混合燃焼と通常燃焼とを切り替えるときは、内燃機関の吸排気弁の開閉特性を制御して、燃焼ガスを気筒内に残留させ、若しくは一時的に気筒外に排出するものの前記排気再循環用の通路を介さずに再び気筒内に供給する手段によって行われる気筒内へのEGRガスの供給に着目した。これは、当該供給手段においては、内燃機関の吸排気弁の開閉特性を制御するため、気筒内への応答性の高いEGRガスの供給が可能となるからである。
そこで、本発明は、圧縮行程上死点近傍の時期より早い時期に行われる燃料噴射によって予混合気を形成して予混合燃焼を行う圧縮着火内燃機関において、前記圧縮着火内燃機関において行われる燃焼状態を、前記圧縮着火内燃機関の運転状態に基づいて、前記予混合気を形成することで行われる予混合燃焼と該予混合気を形成せずに圧縮行程上死点近傍の時期に燃料を噴射することで行われる通常燃焼とに選択的に切り替える燃焼切替手段と、前記圧縮着火内燃機関の排気通路と吸気通路とを連結し該排気通路を流れる排気の一部を該吸気通路へ再循環させる排気再循環通路と、前記排気再循環通路を流れる排気の流量を調整することで、該再循環排気を外部EGRガスとして該圧縮着火内燃機関の気筒内へ供給する外部EGRガス供給手段と、前記圧縮着火内燃機関の吸排気弁の開閉特性を制御することで、該圧縮着火内燃機関で生じた燃焼ガスの一部を内部EGRガスとして前記気筒内へ供給する内部EGRガス供給手段と、前記燃焼切替手段による燃焼状態の切替時の近傍の所定期間において、前記外部EGRガス供給手段によって前記気筒内へ供給される外部EGRガス量を該切替後の燃焼状態に応じた所定EGRガス量とすべく該外部EGRガス供給手段による外部EGRガスの供給を行うとともに、該外部EGRガス供給手段により供給される外部EGRガス量が該所定期間において該気筒内に供給されるべきEGRガス量に不足するとき該不足量を内部EGRガス供給手段による前記内部EGRガスの供給により補うEGRガス供給量制御手段と、を備える。
上述の予混合燃焼を行う圧縮着火内燃機関(以下、「予混合圧縮着火内燃機関」という)において、気筒内へのEGRガスの供給は、外部EGR供給手段と内部EGR供給手段によって行われる。ここで、外部EGR供給手段によってEGRガスが気筒内へ供給される場合は、予混合圧縮着火内燃機関の本体とは物理的に独立した排気再循環通路を介してEGRガスの供給が行われるため、排出された排気が再び気筒内に供給されるまでに比較的長い経路を経る。従って、排気再循環通路を流れる排気流量の調整が気筒内へのEGRガス供給量の変化として反映されるまでには、一定の時間遅れが存在することになり、応答性の高いEGRガスの供給は困難である。
一方で、内部EGRガス供給手段によってEGRガスが気筒内へ供給される場合は、吸排気弁の開閉特性が制御されることで、燃焼ガスをEGRガスとして気筒内に残留させ、若しくは一時的に燃焼ガスを気筒外に排出するものの前記排気再循環用の通路を介さずに再びEGRガスとして気筒内に吸引して、EGRガスの供給が行われる。従って、前述した排気再循環通路のように比較的長い経路を経ずにEGRガスが気筒内へ供給されるため、外部EGRガス供給手段に比べて応答性の高いEGRガスの供給が可能となる。
しかし、内部EGRガス供給手段によって気筒内へ供給される内部EGRガスは燃焼直後の燃焼ガスであるため、内部EGRガスの温度は、外部EGRガス供給手段によって気筒内へ供給される外部EGRガスの温度よりも高い。特に、排気再循環通路に外部EGRガスを冷却する装置が備えられる場合と比較すると、特にその温度差は顕著なものとなる。従って、内部EGRガスの温度は比較的高温であるため、内部EGRガスの気筒内への供給量が増大すると気筒内温度が上昇し、過早着火やNOx発生量の増加が懸念される。
そこで、内部EGRガス供給手段による内部EGRガスの供給量は、内燃機関において所定の目的のために必要とされる量に抑制することが好ましく、更には、外部EGRガス供給手段による外部EGRガスの供給においては困難とされる応答性の高いEGRガスの供給が必要とされるときに、内部EGRガス供給手段による内部EGRガスの供給を行うのが好ましい。
そこで、予混合圧縮着火内燃機関において通常燃焼から予混合燃焼へ切り替えられる場合、若しくは、予混合燃焼から通常燃焼へ切り替えられる場合、即ち、気筒内へのEGRガスの供給量を高い応答性をもって切替後の燃焼状態に応じた量へ移行させることが要求される場合、EGRガス供給量制御手段によって、所定期間において、内部EGRガス供給手段によるEGRガスの供給を行う。ここで、所定期間とは、気筒内へのEGRガスの供給量を燃焼状態の切替に応じた量へ直ちに切り替えるための調整期間であって、外部EGRガス量と内部EGRガス量の比率を調整することで気筒内へ供給されるEGRガス量を、該所定期間での燃焼状態に応じた量に制御するための期間である。
先述の通り、外部EGRガスの温度は内部EGRガスの温度より低いため気筒内へ供給されるEGRガスとしては好適であるが、外部EGRガス供給手段による外部EGRガスの供給は比較的応答性が低いため、直ちには外部EGRガスの供給量を所定EGRガス量へ変更することは困難である。ここで、所定EGRガス量とは、切替後の燃焼状態に応じた外部EGRガス量であって、該切替後において気筒内へ供給されるEGRガス量の全てであってもよく、また該切替後において気筒内へ供給されるEGRガス量の一部を内部EGRガスによって賄う場合における残りのEGRガス量であってもよい。
そこで、所定期間において、外部EGRガス供給手段によって時間遅れを伴いながら外部EGRガスの供給量を所定EGRガス量へ近づけるとともに、該所定期間において本来気筒内へ供給されるべきEGRガス量に外部EGRガス量が満たないときは、その満たない不足分を内部EGRガスによって補う。このとき、内部EGRガスは高い応答性をもって気筒内へ供給することが可能であるため、内部EGRガスによる気筒内へのEGRガスの供給量の調整は時間遅れを生じることなく実行し得る。これにより、所定期間においては、気筒内へ供給されるEGRガスの総量は本来該所定期間において気筒内へ供給されるべきEGRガス量が維持されながら、外部EGRガス量は遅れ時間を伴いながら所定EGRガス量へと移行する。
以上より、燃焼状態の切替において、外部EGRガスと内部EGRガスの量を調整することで、高い応答性をもって可及的に早急に、気筒内へのEGRガスの供給量を切替後の燃焼状態に応じたEGRガス量に移行することが可能となる。
ここで、予混合圧縮着火内燃機関において燃焼状態を切り替えるときは、燃焼状態の切替と同時に、気筒内へのEGRガスの供給量を、切替前の燃焼状態に応じたEGRガス量から切替後の燃焼状態に応じた所定EGRガス量に直ちに移行する必要がある。そこで、切替に応じた気筒へのEGRガス供給量の差分を、応答性の高い内部EGRガス供給手段によって補うのが好ましい。以下に、通常燃焼から予混合燃焼への切替が行われる場合と予混合燃焼から通常燃焼への切替が行われる場合における、気筒へのEGRガスの供給について示す。
先ず、通常燃焼から予混合燃焼への切替が行われる場合においては、上述の予混合圧縮着火内燃機関において、前記所定期間は、前記燃焼切替手段によって燃焼状態が前記通常燃焼から前記予混合燃焼に切り替えられた後の期間であって、前記燃焼切替手段によって前記圧縮着火内燃機関の燃焼状態が前記通常燃焼から前記予混合燃焼に切り替えられるとき、前記EGRガス供給量制御手段は、該所定期間において前記外部EGRガス供給手段
によって前記気筒内へ供給する外部EGRガス量を予混合燃焼に応じた所定EGRガス量とすべく該外部EGRガス供給手段による外部EGRガスの供給量を増量するとともに、該所定EGRガス量と該外部EGRガス供給手段により供給される外部EGRガス量との差分量を前記内部EGRガス供給手段による内部EGRガスの供給により補ってもよい。
通常燃焼から予混合燃焼への切替が行われるときは、気筒内へのEGRガスの供給量を増量する必要がある。このとき、通常燃焼から予混合燃焼への切替が行われるとともに、外部EGRガス供給手段による外部EGRガスの供給量を所定EGRガス量へと時間遅れを伴って増量する。ここで、外部EGRガスは時間遅れを伴って増加するため、本来気筒内へ供給すべきEGRガスの増量分は、外部EGRガスによっては完全には賄われず、不足分が生じる。そこで、その不足分については、内部EGRガス供給手段によって内部EGRガスを供給することで補う。
即ち、通常燃焼から予混合燃焼への切替が行われた直後においては、外部EGRガスは直ちには増量されないため、所定EGRガス量と切替直前のEGRガス量との差分を内部EGRガスによって補うことで、結果的に気筒内へ供給されるEGRガス量を切替後の予混合燃焼に応じた量へ直ちに移行させる。そして、外部EGRガス量が増量するに従い内部EGRガス量を減量し、最終的に外部EGRガス量が所定EGRガス量となるときに、EGRガス供給量制御手段による気筒内へのEGRガスの供給量制御を終了する。これによって、通常燃焼から予混合燃焼への切替にともなって、気筒内へのEGRガス供給量を通常燃焼に応じたEGRガス供給量から予混合燃焼に応じたEGRガス供給量へと直ちに移行することが可能となる。
次に、予混合燃焼から通常燃焼への切替が行われる場合においては、上述の予混合圧縮着火内燃機関において、前記燃焼切替手段によって燃焼状態の前記予混合燃焼から前記通常燃焼への切替が行われることを推定する燃焼切替推定手段を、更に備え、前記所定期間は、前記燃焼切替推定手段によって燃焼状態の切替が行われることが推定されてから前記燃焼切替手段による燃焼状態の切替が行われるまでの期間であって、前記EGRガス供給量制御手段は、前記所定期間において前記外部EGRガス供給手段によって前記気筒内へ供給する外部EGRガス量を予混合燃焼から通常燃焼への切替後の該通常燃焼に応じた所定EGRガス量とすべく該外部EGRガス供給手段による外部EGRガスの供給量を減量するとともに、予混合燃焼に応じたEGRガス量と該外部EGRガス供給手段により供給される外部EGRガス量との差分量を前記内部EGRガス供給手段による内部EGRガスの供給により補ってもよい。
予混合燃焼から通常合燃焼への切替が行われるときは、気筒内へのEGRガスの供給量を減量する必要がある。外部EGRガス供給手段によって外部EGRガスの供給量を所定EGRガス量へ減量する場合、時間遅れを伴うため、予混合燃焼から通常合燃焼への切替が行われるよりも早い時点において、外部EGRガス供給手段による外部EGRガスの供給量の減量を開始し、燃焼状態の切替が行われる時点においては、既に外部EGRガス量を所定EGRガス量とする。これにより、燃焼状態の切替に伴って直ちに、切替後の通常燃焼に応じた量のEGRガスを、気筒内へ供給することが可能となる。
即ち、予混合燃焼から通常合燃焼への切替が行われる場合においては、その燃焼状態の切替が行われることを燃焼切替推定手段によって推定し、燃焼状態が通常燃焼へ切り替えられると推定されると、先述したように外部EGRガスの減量が行われる。このとき、実際には燃焼状態は切替前の予混合燃焼でありながら、外部EGRガス量は減量されていることになるため、気筒内へ供給するEGRガス量に不足分が生じる。そこで、その不足分については、内部EGRガス供給手段によって内部EGRガスを供給することで補う。これにより、外部EGRガス供給量は所定EGRガス量に向かって減量されながらも、結果
的に気筒内へ供給されるEGRガス量は予混合燃焼に応じた量に維持される。そして、外部EGRガス量が減量するに従い内部EGRガス量を増量し、最終的に外部EGRガス量が所定EGRガス量となり予混合燃焼から通常燃焼への切替が行われるときに、EGRガス供給量制御手段による気筒内へのEGRガスの供給量制御を終了する。これによって、予混合燃焼から通常燃焼への切替にともなって、気筒内へのEGRガス供給量を予混合燃焼に応じたEGRガス供給量から通常燃焼に応じたEGRガス供給量へと直ちに移行することが可能となる。
予混合燃焼を行う圧縮着火内燃機関において該内燃機関の運転状態に応じて予混合燃焼と通常燃焼とを切り替える場合、切替後の燃焼状態に応じた適量のEGRガスを可及的に早急に気筒内に供給することが可能となる。
ここで、本発明に係る予混合燃焼を行う予混合圧縮着火内燃機関の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明が適用される予混合圧縮着火内燃機関(以下、単に「内燃機関」という)1およびその制御系統の概略構成を表すブロック図である。また、図2は、気筒2近傍の概略構成を表すブロック図である。
内燃機関1は、4つの気筒2を有する圧縮着火式の内燃機関である。また、気筒2の燃焼室に直接燃料を噴射する燃料噴射弁3を備えている。燃料噴射弁3は、燃料を所定圧に蓄圧する蓄圧室4と接続されている。内燃機関1には吸気枝管7が接続されており、吸気枝管7の各枝管は、シリンダヘッド30に設けられた吸気ポートを介して燃焼室に接続される。同様に、内燃機関1には排気枝管12が接続され、排気枝管12の各枝管はシリンダヘッド30に設けられた排気ポートを介して、燃焼室に接続される。ここで、シリンダヘッド30には吸気弁5および排気弁6が設けられている。ここで、吸気弁5および排気弁6はいわゆる電磁駆動弁であって、吸気弁5は吸気側電源17によって、排気弁6は排気側電源18によって、それぞれに印加される電圧信号に基づいて各弁の開弁時期や閉弁時期等の開閉特性が制御される。
また、吸気枝管7は吸気管8に接続されている。更に、吸気管8における吸気枝管7の直上流に位置する部位には、吸気管8内を流れる吸気の流量を調節する吸気絞り弁10が、更に吸気絞り弁10の上流側には、吸気管8を流れる吸気量を検出するエアフローメータ9が設けられている。この吸気絞り弁10には、ステップモータ等で構成されて該吸気絞り弁10を開閉駆動する吸気絞り用アクチュエータ11が取り付けられている。一方、内燃機関1には、EGR装置21が設けられている。EGR装置21は排気枝管12を流れる排気の一部を吸気枝管7へ再循環させる。EGR装置21は、排気枝管12(上流側)から吸気枝管7(下流側)へ延出しているEGR通路22と、EGR通路22上に上流側から順に設けられた排気冷却用のEGRクーラ23と、EGR弁24と、から構成される。
ここで、エアフローメータ9と吸気絞り弁10との間に位置する吸気管8には、排気のエネルギーを駆動源として作動する過給機16のコンプレッサ側が設けられ、排気枝管12には過給機16のタービン側が設けられている。過給機16は、いわゆる可変容量型過給機であって、過給機16のノズルベーンの開度を調整することで、最終的に到達する吸気枝管7内の過給圧を調整することが可能となる。更に、過給機16より下流の吸気管8には、過給機16によって加圧されて高温となった吸気を冷却するためのインタークーラ
15が設けられている。また、過給機16のタービン側は、排気管13と接続され、この排気管13は、下流にてマフラーに接続されている。そして、排気管13の途中には、内燃機関1からの排気を浄化する排気浄化触媒14が設けられている。
また、内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニット(以下、「ECU」という)20が併設されている。このECU20は、CPUの他、後述する各種のプログラム及びマップを記憶するROM、RAM等を備えており、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態等を制御するユニットである。
ここで、燃料噴射弁3は、電子制御ユニット(以下、「ECU」という)20からの制御信号によって開閉動作を行う。即ち、ECU20からの指令によって、燃料噴射弁3における燃料の噴射時期および噴射量が、内燃機関1の機関負荷や機関回転速度に応じて、弁毎に制御され、以て内燃機関1において予混合燃焼や、通常燃焼が行われる。また、ECU20は吸気側電源17および排気側電源18とも電気的に接続され、これらの電源を介して吸気弁5および排気弁6に印加される指令電圧が制御され、以て吸気弁5および排気弁6の開弁時期や閉弁時期が制御される。更に、EGR弁24やアクチュエータ11も、ECU20からの指令に従って制御される。
更に、アクセル開度センサ26がECU20と電気的に接続されており、ECU20はアクセル開度に応じた信号を受け取り、それより内燃機関1に要求される機関負荷等を算出する。また、クランクポジションセンサ25がECU20と電気的に接続されており、ECU20は内燃機関1の出力軸の回転角に応じた信号を受け取り、内燃機関1の機関回転速度等を算出する。更に、排気枝管7には吸気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサ27や排気枝管12には排気枝管12内の排気圧を検出する排気圧センサ28が設けられており、酸素濃度センサ27および排気圧センサ28もECU20と電気的に接続され、ECU20は検出された酸素濃度や排気圧に応じた信号を受け取る。
ここで、上述した内燃機関1において行われる予混合燃焼について、図3に基づいて説明する。図3は、内燃機関1のクランクアングルに対する気筒内温度の推移、および吸気弁5および排気弁6の開弁タイミング、燃料噴射弁3による燃料噴射タイミングを表すグラフである。該グラフの横軸は内燃機関1のクランクアングルであり、図中S1、S2、S3、S4で表される期間は、それぞれ内燃機関1の燃焼サイクルにおける排気行程、吸気行程、圧縮行程、膨張行程である。また、吸気弁5の開弁状態は黒色帯の期間I1によって表され、排気弁6の開弁状態は白色帯の期間E1によって表され、気筒内温度の推移は図中線L1で表され、燃料噴射タイミングは図中矩形状となっているINJ1およびINJ2で表される。
従って、排気弁6は膨張行程S4の後期から排気行程S1の中期に至る期間E1において開弁され、吸気弁5は吸気行程S2の中期から圧縮行程の初期に至る期間I1において開弁される。また、燃料噴射弁3からの燃料噴射については、期間E1の経過後であって排気行程上死点までの期間INJ1において、第一の燃料噴射が行われる。更に、期間I1の経過後であって、圧縮行程上死点までの期間INJ2において第二の燃料噴射が行われる。
ここで、期間E1における排気弁6の開弁状態と期間I1における吸気弁5の開弁状態との間に、吸気弁5および排気弁6の両弁が共に閉弁状態となっている期間P1が存在する。そこで、期間P1においては、期間E1において排気弁6が開弁することで排気枝管12へ流出した燃焼ガス以外の燃焼ガスが、気筒2内に残留することになる。ここで、この残留燃焼ガスを、内部EGRガスという。
そして、内部EGRガスが気筒2内に確保された状態で、燃料噴射弁3から期間INJ1において予混合燃料が噴射される。このとき、内燃機関1においては排気行程を迎えているが、吸気弁5および排気弁6は閉弁状態にあるため、内部EGRガスは圧縮されて、気筒内温度は上昇する。
このとき、残留燃焼ガスとその含有酸素によって、期間INJ1で噴射された予混合燃料が低温酸化反応に供される。そのため、低温酸化反応によって酸化熱が発生し、排気行程上死点近傍において気筒内温度が一時的に急峻に上昇する。それと同時に、低温酸化反応により予混合燃料が改質されてホルムアルデヒド等の中間生成物が生成される。その結果、予混合燃料の酸化反応が緩慢となり、以て予混合燃料の過早着火が抑制される。
その後、期間I1において吸気弁5が開弁されて、内燃機関1の機関出力に応じた量の吸気量が気筒2内へ導入される。このとき、EGR装置21によって吸気枝管7に再循環された排気も気筒2内へと導入される。この導入された排気を外部EGRガスという。尚、過給機16によって、吸気管8および吸気枝管7内の圧力は過給圧に高められているため、期間I1における内部EGRガスおよび予混合燃料の吸気枝管7への吹き返しは抑制される。そして、気筒2内に期間INJ2において燃料が噴射され、圧縮行程上死点を迎えることで、気筒2内の燃料が燃焼する。このとき、圧縮行程においても気筒2内の予混合気等が圧縮されることで、気筒2内の温度が上昇し、再び気筒2内の燃料は低温酸化反応を迎える。その後、更に気筒2内の温度は上昇し、気筒2内の燃料は高温酸化反応を迎えて予混合燃料が着火、燃焼し、内燃機関1の機関出力が発揮される。このときにおいても、低温酸化反応により予混合燃料が改質されてホルムアルデヒド等の中間生成物が生成されるため、予混合燃料の酸化反応が緩慢となり、予混合燃料の過早着火が抑制される。
上述のように吸気弁5および排気弁6の開閉特性が制御され、燃料噴射弁3からの燃料噴射が制御される内燃機関1においては、予混合燃料を改質することで過早着火の発生を抑制するが、過早着火をより確実に抑制するためには予混合燃焼に応じた適量のEGRガスを気筒2内へ供給する必要がある。このとき外部EGRガスは、EGR装置21を経て吸気枝管7へ流れ込むため、EGRクーラー23によって冷却されており、排気の密度が高くなり、気筒2内への供給効率がよい。更に、冷却されていることで、気筒2内の温度上昇を抑制する。従って、過早着火やNOxの抑制の観点から、気筒2内へ供給されるEGRガスとしては外部EGRガスの方が好ましい。一方で、予混合燃料の改質の観点から、必要量の内部EGRガスが期間P1において気筒2内に確保される必要がある。従って、内燃機関1において予混合燃焼を行う場合、内部EGRガスの気筒2内への供給量は予混合燃料の改質に必要な量を確保する量であって、過早着火の抑制を図るためには外部EGRガスを気筒2内へ供給するのが好ましい。
また、内燃機関1の機関負荷や機関回転速度が上昇すると、均一な予混合気の形成が困難となるため、過早着火が生じやすくなり予混合燃焼の実行が困難となる。そこで内燃機関の運転状態に応じて、予混合燃焼と通常燃焼とを切り替えて実行する。ここで、通常燃焼においては、予混合燃焼時と同程度の量のEGRガスが気筒2内へ供給されるとEGRガス量が過多となるためスモークの発生や失火の虞がある一方で、予混合燃焼においては過早着火の抑制のために比較的多量のEGRガスを要する。従って、予混合燃焼と通常燃焼とが切り替えられるとき、気筒2内へ供給するEGRガス量をそれぞれの燃焼状態に応じた量に移行する必要がある。
しかし、外部EGRガスはEGR通路22を経由して気筒2内へ供給されるため、燃焼の切替に際して外部EGRガス量を増減させるべくEGR弁24の開度を調整しても時間遅れをもって目標となるEGRガス量に到達する。従って、外部EGRガス量を目標とする量へ直ちに移行することは困難である。そこで、予混合燃焼と通常燃焼とが切り替えら
れるとき、気筒2内へ供給するEGRガス量をそれぞれの燃焼状態に応じた量に直ちに移行する制御(以下、「燃焼切替時EGRガス供給制御」という)を行う必要がある。先ず、通常燃焼から予混合燃焼に切り替わる場合における燃焼切替時EGRガス供給制御について、図4に基づいて説明する。尚、燃焼切替時EGRガス供給制御は、一定のサイクルで繰り返し実行されるルーチンである。また、図5に、図4に示す燃焼切替時EGRガス供給制御が行われるときの、EGR弁24の開度の推移(図中線L2で表される)、気筒2内へ供給するEGRガス量である目標EGRガス量Gpの推移(図中線L3で表される)、外部EGRガス量Goの推移(図中線L4で表される)、内部EGRガス量Giの推移(図中線L5で表される)を示す。
S101では、通常燃焼を行っている内燃機関1において、通常燃焼から予混合燃焼への切替が要求されている否か、即ち内燃機関1の運転状態が実際に予混合燃焼を行う運転状態となっているか否かが判断される。ここで、図6に、内燃機関1の運転状態と内燃機関1における燃焼状態との関係を示す。尚、図6に示すグラフの横軸は内燃機関1の機関回転速度で、縦軸は内燃機関1の機関負荷を表す。内燃機関1の運転状態が、図中R1の領域で表される低負荷運転状態であれば予混合燃焼が行われ、図中R2の領域で表される高負荷運転状態であれば通常燃焼が行われる。従って、S101では、内燃機関1の運転状態が高負荷運転状態から低負荷運転状態に移行したことで、通常燃焼から予混合燃焼への切替が要求されていると判断される。通常燃焼から予混合燃焼への切替が要求されていると判断されると、S102へ進む。一方で、通常燃焼から予混合燃焼への切替が要求されていないと判断されると、再びS101の処理が行われる。
S102では、予混合燃焼を行うべく燃料噴射弁3からの燃料の噴射時期等が変更される。具体的には、排気行程上死点近傍において排気弁6の開弁時期と吸気弁5の開弁時期とを一部重複させるとともに圧縮行程上死点近傍において燃料噴射を行う通常燃焼から、図3に示す期間INJ1およびINJ2における燃料噴射を行う予混合燃焼へ切り替える。S102の処理が終了すると、S103へ進む。尚、通常燃焼から予混合燃焼への切替が行われる時期は、図5において時期T1で表される。
S103では、切替後の予混合燃焼において気筒2内に供給すべきEGRガス量Gpを算出する。先述したとおり、予混合燃焼においては予混合燃料の過早着火を抑制するために、通常燃焼と比べて多くのEGRガス量が必要とされる。従って、燃料噴射弁3からの燃料噴射量等に基づいて予混合燃料の過早着火の抑制のために気筒2内に供給すべき量である目標EGRガス量Gpを算出する。時期T1においては通常燃焼から予混合燃焼に切り替えられているため、図5中線L3で表されるように時期T1において、目標EGRガス量Gpはステップ状に上昇する。尚、目標EGRガス量Gpは、期間P1において気筒内に残留する内部EGRガスと期間I1において吸気枝管7から気筒2内に供給される外部EGRガスの総量である。そこで、目標EGRガス量Gpから期間P1において気筒内に残留する内部EGRガス量を差し引いた量と、切替前の通常燃焼において気筒2内に供給されていたEGRガス量との差分に応じた量(以下、「目標外部EGRガス量」という)を、期間I1において吸気枝管7から気筒2内に供給される外部EGRガスで賄う必要がある。S103の処理が終了すると、S104へ進む。
S104では、EGR弁24の開度を目標外部EGRガス量の外部EGRガスが気筒2内に供給される開度である所定開度とするために、EGR弁24の開度が開弁方向に移行される。そこで、図5中線L2で表されるように、時期T1において、EGR弁24の開度が増加する。S104の処理が終了すると、S105へ進む。
S105では、外部EGRガスが増量されていく状態において、気筒2内に供給される外部EGRガス量Goを算出する。吸気に対して外部EGRガスの占める量が増加すると
吸気中の酸素濃度が低下する。そこで、酸素濃度センサ27等からの信号に基づいて、外部EGRガス量Goを算出する。ここで、先述したように、EGR弁24の開度を所定開度まで開弁した場合でも、外部EGRガス量は目標外部EGRガス量に直ちに到達はせずに、図5中線L4で表されるように、EGR弁24の開弁開始から時間P2の時間遅れを伴って、目標外部EGRガス量へ到達する。即ち、EGR弁24の開弁開始から時間P2が経過するまでの期間(以下、「外部EGRガス増加期間」という)においては、外部EGRガスを増量するものの目標外部EGRガス量にまでは至っていない。S105の処理が終了すると、S106へ進む。
S106では、外部EGRガス増加期間において外部EGRガス量が目標外部EGRガス量に不足する分量を内部EGRガスによって補うべく、外部EGRガス増加期間における内部EGRガス量Giが算出される。本実施例においては、内部EGRガス量Giは、外部EGRガス増加期間において目標外部EGRガス量から外部EGRガス量Goを差し引いた量となる。従って、通常燃焼から予混合燃焼へ切り替わる時間T1においては、外部EGRガス量は切り替わる直前と比べてほとんど変動しないため、図5中線L5で示すように内部EGRガス量Giを急峻に増加させる。そして、時間の経過とともに外部EGRガス量Goが増加するに従い、内部EGRガス量Giを減量する。S106の処理が終了すると、S107へ進む。
S107では、S106において算出された内部EGRガス量Giおよび予混合燃料の改質に要する内部EGRガス量を気筒2内に供給するために、期間E1における排気弁6の閉弁時期と期間I1における吸気弁5の開弁時期を決定する。そして、その決定された時期に排気弁6を閉弁し且つ吸気弁5を開弁することで気筒2内に内部EGRガスを供給する。ここで、期間E1における排気弁6の閉弁時期と期間I1における吸気弁5の開弁時期を決定について、換言すると期間P1の決定について、図7に基づいて説明する。図7中の線L6は、内燃機関1のクランクアングルに対する気筒2内の体積の推移である。
期間E1において排気弁6が閉弁されるときの気筒2内の圧力と排気枝管12内の圧力を同一とみなし、排気圧センサ28から検出される排気圧とS106で算出した内部EGRガス量Giから、内部EGRガス量Giに対応した内部EGRガスの体積Vi−egrを算出する。そして、図7中線L6より、気筒2内の体積がVi−egrとなる排気行程におけるクランクアングルをCA1、吸気行程におけるクランクアングルをCA2とする。よって排気弁6をクランクアングルCA1において閉弁することで、気筒2内に必要な内部EGRガスを供給することが可能となる。一方で、気筒2内においては排気行程上死点近傍において先述した低温酸化反応が生じているため、気筒内体積が同体積であるクランクアングルCA1の時点と比べて、クランクアングルCA2においては気筒2内の圧力が上昇している。従って、吸気弁5をクランクアングルCA2において開弁すると、気筒2内に確保されている内部EGRガスが気筒2外へ放出される虞がある。そこで、気筒2内の圧力がクランクアングルCA1において排気弁6を閉弁したときの圧力と同程度の圧力となる時期まで、クランクアングルCA2から吸気弁5の開弁時期をΔCA遅角する補正を行う。ΔCAの値は、時期INJ1において噴射された燃料噴射量等に基づいて決定される。以上より、吸気弁5はクランクアングルCA2+ΔCAにおいて開弁されることになる。S107の処理が終了すると、S108へ進む。
S108では、外部EGRガス量Goが収束したか、即ち外部EGRガス量Goが目標外部EGRガス量に到達したか否かが判断される。例えば、酸素濃度センサ27によって検出される酸素濃度の推移が収束したことをもって、外部EGRガス量Goが目標外部EGRガス量に到達したと判断し得る。外部EGRガス量Goが収束したと判断されると本制御を終了し、外部EGRガス量Goが収束したと判断されないとS105以降の処理が再び行われる。
本制御によると、内燃機関1において通常燃焼から予混合燃焼への切替が行われる場合、気筒2内への内部EGRガスの供給量を調整することで、図5中線L3に示すように燃焼状態の切替時において気筒2内へのEGRガスの供給量を可及的に早急に予混合燃焼に応じた供給量に移行することが可能となる。
尚、本実施例においては、予混合燃焼は期間INJ1およびINJ2において燃料を噴射することで実現するが、燃料噴射時期はこれらの期間だけには限られず、圧縮行程上死点近傍より早い時期であればよい。ただし、燃料噴射弁3から噴射された燃料が気筒2の内壁面に付着するのを回避するために、吸気行程後期から圧縮行程初期に係る期間を除く期間において燃料噴射を行うのが好ましい。
また、本実施例においては、内部EGRガスを気筒2内に供給するために、排気行程上死点近傍において吸気弁5および排気弁6が共に閉弁状態となる期間P1を設けたが、それに代わり、排気行程において排気を排気枝管12へ排出した後に吸気行程初期において再び排気弁6を開弁して排出した排気を再び気筒2内に吸引したり、排気行程において吸気弁を開弁することで吸気枝管7に排気の一部を排出しその後の吸気行程において排出した吸気を吸気と共に吸引したりすることで、内部EGRガスを気筒2内に供給してもよい。
次に、図1に示す内燃機関1において、予混合燃焼から通常燃焼に切り替わる場合における燃焼切替時EGRガス供給制御について、図8に基づいて説明する。尚、燃焼切替時EGRガス供給制御は、一定のサイクルで繰り返し実行されるルーチンである。また、図9に、図8に示す燃焼切替時EGRガス供給制御が行われるときの、EGR弁24の開度の推移(図中線L7で表される)、気筒2内へ供給するEGRガス量である目標EGRガス量Gpの推移(図中線L8で表される)、外部EGRガス量Goの推移(図中線L9で表される)、内部EGRガス量Giの推移(図中線L10で表される)を示す。
S201では、内燃機関1の運転状態に基づいて、予混合燃焼から通常燃焼への切替が行われる可能性が推定されるか否かが判断される。即ち、内燃機関の運転状態が、図10に示す領域R1から領域R2へ移行することが推定されるか否かが判断される。ここで、該推定について、図10に基づいて説明する。図10は、内燃機関1の運転状態と内燃機関1における燃焼状態との関係を示す。図中の領域R1およびR2は、図6に示す領域と同一である。
現時点において、内燃機関1の機関回転速度と機関負荷が図10中の矢印の方向に沿って推移しているものとする。このとき、予混合燃焼から通常燃焼への切替が行われる可能性の推定は、内燃機関1の運転状態の推移と、内燃機関1の運転状態とを比較することで行われる。即ち、内燃機関1の運転状態が急速に領域R1から領域R2に推移する状態においては、領域R1と領域R2との境界から比較的離れた状態において早期の内に予混合燃焼から通常燃焼への切替が行われる可能性があると推定する。これは、予混合燃焼から通常燃焼への切替が行われるまでに後述するS202からS207までの処理が完了されることが好ましく、そのための処理時間を確保するためである。一方で、内燃機関1の運転状態が緩やかに領域R1から領域R2に推移する状態においては、領域R1と領域R2との境界から比較的近い状態において予混合燃焼から通常燃焼への切替が行われる可能性があると推定する。
ここで、内燃機関1の機関負荷の単位時間あたりの増加率(以下、「機関負荷増加率」という)がA1とA2である場合(A1>A2)について例示する。機関負荷増加率がA
1である場合、内燃機関の機関回転速度と機関負荷の増加率の推移を示す図10中の矢印が図10中の一点鎖線で表される基準線L11と交わったか若しくは基準線L11を超えたことをもって、予混合燃焼から通常燃焼への切替が行われる可能性があると推定する。一方で、機関負荷増加率がA2である場合、内燃機関の機関回転速度と機関負荷の増加率の推移を示す図10中の矢印が図10中の点線で表される基準線L12と交わったか若しくは基準線L12を超えたことをもって、予混合燃焼から通常燃焼への切替が行われる可能性があると推定する。これにより、後述するS202からS207までの処理時間を確保することが可能となる。S201において、予混合燃焼から通常燃焼への切替が行われる可能性が推定される場合はS202へ進み、予混合燃焼から通常燃焼への切替が行われる可能性が推定されない場合はS201の処理が再び行われる。
S202では、切替後の通常燃焼において気筒2内に供給すべき目標EGRガス量Gpを算出する。先述したとおり、通常燃焼においては過早着火が生じる虞がないため、予混合燃焼と比べて必要とされるEGRガス量は少なく、その点を踏まえて気筒2内に供給する必要量である目標EGRガス量Gpを算出する。尚、通常燃焼においては図3に示す吸気弁5および排気弁6の開閉制御は行われず、排気行程上死点近傍において排気弁6の開弁時期と吸気弁5の開弁時期とを一部重複させるとともに、燃料噴射は圧縮行程上死点近傍において行う。その結果、図3に示す吸排気弁の両弁が閉弁状態にある期間P1は解消され、気筒2内への内部EGRガスの供給量は少なくなる。そこで、本実施例においては、通常燃焼時においては、気筒2内へのEGRガスの供給はEGR装置21を経て供給される外部EGRガスによって賄われるものとする。S202の処理が終了すると、S203へ進む。尚、この時点においては、まだ燃焼状態は通常燃焼へ切り替えられておらず、目標EGRガス量Gpを算出するのみである。
S203では、EGR弁24の開度を目標EGRガス量Gpの外部EGRガスが気筒2内に供給される開度である所定開度とするために、EGR弁24の開度を閉弁方向に移行する。そこで、図9中線L7で表されるように、時期T2において、EGR弁24の開度が減少する。S203の処理が終了すると、S204へ進む。
S204では、外部EGRガスが減少されていく状態において、酸素濃度センサ27等からの信号に基づいて、気筒2内に供給される外部EGRガス量Goを算出する。ここで、先述したように、EGR弁24の開度を所定開度まで閉弁した場合でも、外部EGRガス量は目標EGRガス量Gpに直ちに到達はせずに、図9中線L9で表されるように、EGR弁24の閉弁開始から時間P3の時間遅れを伴って、目標EGRガス量Gpへ到達する。即ち、EGR弁24の閉弁開始から時間P3が経過するまでの期間(以下、「外部EGRガス減少期間」という)においては、外部EGRガスは時間と共に減少するものの目標EGRガス量Gpにまでは至っていない。S204の処理が終了すると、S205へ進む。
ここで、燃焼状態の切替は後述するS209において行われるため、現時点においてはいまだ予混合燃焼が行われており、従って気筒2内へ供給されるべきEGRガス量はS202で算出した目標EGRガス量Gpではなく、予混合燃焼に応じた量である。しかし、外部EGRガス減少期間においては、EGR弁24の開度は既に切替後に予定される通常燃焼に応じた開度へ移行しているため、EGR装置21を経て気筒2内に供給される量は線L9に示すように減少する。従って、気筒2内へのEGRガス供給量が不足するため、S205では、外部EGRガス減少期間において気筒2内へのEGRガス供給量の不足分を内部EGRガスによって補うべく、外部EGRガス減少期間における内部EGRガス量Giが算出される。本実施例においては、内部EGRガス量Giは、外部EGRガス減少期間において予混合燃焼に応じたEGRガス量から外部EGRガス量Goを差し引いた量となり、その推移は図9中線L10で表される。従って、EGR弁24の開度が所定開度
へ閉弁される時間T2においては、外部EGRガス量はEGR弁24の開度が閉弁される直前と比べてほとんど変動しないため、図9中線L10で示すように内部EGRガス量Giはほとんど変動せず、時間の経過と共に増加する。S205の処理が終了すると、S206へ進む。
S206では、図9中線L10で示される内部EGRガス量Giを気筒2内に供給するために、予混合燃焼における期間E1における排気弁6の閉弁時期と期間I1における吸気弁5の開弁時期を決定する。そして、その決定された時期に排気弁6を閉弁し且つ吸気弁5を開弁することで気筒2内に内部EGRガスを供給する。ここで、期間E1における排気弁6の閉弁時期と期間I1における吸気弁5の開弁時期を決定については、先述したS107と同様である。S206の処理が終了すると、S207へ進む。
S207では、外部EGRガス量Goが収束したか、即ち外部EGRガス量Goが目標EGRガス量Gpに到達したか否かが判断される。例えば、酸素濃度センサ27によって検出される酸素濃度の推移が収束したことをもって、外部EGRガス量Goが目標EGRガス量Gpに到達したと判断し得る。外部EGRガス量Goが収束したと判断されるとS208へ進み、外部EGRガス量Goが収束したと判断されないとS204以降の処理が再び行われる。
S208では、予混合燃焼を行っている内燃機関1において、予混合燃焼から通常燃焼への切替が要求されている否か、即ち内燃機関1の運転状態が実際に通常燃焼を行う運転状態となっているか否かが判断される。従って、内燃機関1の運転状態が低負荷運転状態(図10中領域R1で表される運転状態)から高負荷運転状態(図10中領域R2で表される運転状態)に移行したことで、予混合燃焼から通常燃焼への切替が要求されていると判断される。通常燃焼から予混合燃焼への切替が要求されていると判断されると、S209へ進む。一方で、通常燃焼から予混合燃焼への切替が要求されていないと判断されると、再びS208の処理が行われる。
S209では、先述したように通常燃焼を行うべく燃料噴射弁3からの燃料の噴射時期や吸排気弁の開閉時期等が変更される。燃焼状態の切替が行われる時期が、図9において時期T3で表される。そして、時期T3において、燃焼状態が予混合燃焼から通常燃焼へと切り替えられることにより、気筒2内に供給するEGRガス量を予混合燃焼に応じた供給量から、S202で算出した目標EGRガス量Gpとするために、図9中線L10で表されるように内部EGRガスの供給を中止する。これによって、図9中線L8で表されるように、結果的に気筒2内へのEGRガスの供給量が直ちに予混合燃焼に応じた量から通常燃焼に応じた量へと移行される。S209の処理が行われた後、本制御を終了する。
本制御によると、内燃機関1において予混合燃焼から通常燃焼への切替が行われる場合、燃焼状態の切替が行われる前に気筒2内への内部EGRガスの供給量を調整することで、図9中線L8に示すように燃焼状態の切替時において気筒2内へのEGRガスの供給量を可及的に早急に通常燃焼に応じた供給量に移行することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る予混合燃焼を行う圧縮着火内燃機関の概略構成を表すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る予混合圧縮着火内燃機関において、気筒近傍の概略構成を表すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る予混合圧縮着火内燃機関において、クランクアングルに対する気筒内温度の推移、および吸排気弁の開弁タイミング、燃料噴射タイミングを表す図である。 本発明の実施の形態に係る予混合圧縮着火内燃機関において、通常燃焼から予混合燃焼への燃焼切替が行われる際の気筒内へのEGRガスの供給制御に関するフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る予混合圧縮着火内燃機関において、図4に示す燃焼切替時EGRガス供給制御が行われるときの、EGR弁の開度の推移、気筒内へ供給するEGRガス量の推移外部EGRガス量の推移、内部EGRガス量の推移を表す図である。 本発明の実施の形態に係る予混合圧縮着火内燃機関において、内燃機関の運転状態と内燃機関における燃焼状態との関係を表す図である。 本発明の実施の形態に係る予混合圧縮着火内燃機関において、内燃機関のクランクアングルに対する気筒内の体積の推移を表すグラフである。 本発明の実施の形態に係る予混合圧縮着火内燃機関において、予混合燃焼から通常燃焼への燃焼切替が行われる際の気筒内へのEGRガスの供給制御に関するフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る予混合圧縮着火内燃機関において、図8に示す燃焼切替時EGRガス供給制御が行われるときの、EGR弁の開度の推移、気筒内へ供給するEGRガス量の推移外部EGRガス量の推移、内部EGRガス量の推移を表す図である。 本発明の実施の形態に係る予混合圧縮着火内燃機関において、内燃機関の運転状態と内燃機関における燃焼状態との関係を表す図である。
符号の説明
1・・・・内燃機関
2・・・・気筒
3・・・・燃料噴射弁
5・・・・吸気弁
6・・・・排気弁
7・・・・吸気枝管
8・・・・吸気管
12・・・・排気枝管
13・・・・排気管
16・・・・過給機
17・・・・吸気側電源
18・・・・排気側電源
20・・・・ECU
25・・・・クランクポジションセンサ
26・・・・アクセル開度センサ
27・・・・酸素濃度センサ
28・・・・排気圧センサ

Claims (3)

  1. 圧縮行程上死点近傍の時期より早い時期に行われる燃料噴射によって予混合気を形成して予混合燃焼を行う圧縮着火内燃機関において、
    前記圧縮着火内燃機関において行われる燃焼状態を、前記圧縮着火内燃機関の運転状態に基づいて、前記予混合気を形成することで行われる予混合燃焼と該予混合気を形成せずに圧縮行程上死点近傍の時期に燃料を噴射することで行われる通常燃焼とに選択的に切り替える燃焼切替手段と、
    前記圧縮着火内燃機関の排気通路と吸気通路とを連結し該排気通路を流れる排気の一部を該吸気通路へ再循環させる排気再循環通路と、
    前記排気再循環通路を流れる排気の流量を調整することで、該再循環排気を外部EGRガスとして該圧縮着火内燃機関の気筒内へ供給する外部EGRガス供給手段と、
    前記圧縮着火内燃機関の吸排気弁の開閉特性を制御することで、該圧縮着火内燃機関で生じた燃焼ガスの一部を内部EGRガスとして前記気筒内へ供給する内部EGRガス供給手段と、
    前記燃焼切替手段による燃焼状態の切替時の近傍の所定期間において、前記外部EGRガス供給手段によって前記気筒内へ供給される外部EGRガス量を該切替後の燃焼状態に応じた所定EGRガス量とすべく該外部EGRガス供給手段による外部EGRガスの供給を行うとともに、該外部EGRガス供給手段により供給される外部EGRガス量が該所定期間において該気筒内に供給されるべきEGRガス量に不足するとき該不足量を内部EGRガス供給手段による前記内部EGRガスの供給により補うEGRガス供給量制御手段と、
    を備えることを特徴とする予混合圧縮着火内燃機関。
  2. 前記所定期間は、前記燃焼切替手段によって燃焼状態が前記通常燃焼から前記予混合燃焼に切り替えられた後の期間であって、
    前記燃焼切替手段によって前記圧縮着火内燃機関の燃焼状態が前記通常燃焼から前記予混合燃焼に切り替えられるとき、前記EGRガス供給量制御手段は、該所定期間において前記外部EGRガス供給手段によって前記気筒内へ供給する外部EGRガス量を予混合燃焼に応じた所定EGRガス量とすべく該外部EGRガス供給手段による外部EGRガスの供給量を増量するとともに、該所定EGRガス量と該外部EGRガス供給手段により供給される外部EGRガス量との差分量を前記内部EGRガス供給手段による内部EGRガスの供給により補う
    ことを特徴とする請求項1に記載の予混合圧縮着火内燃機関。
  3. 前記燃焼切替手段によって燃焼状態の前記予混合燃焼から前記通常燃焼への切替が行われることを推定する燃焼切替推定手段を、更に備え、
    前記所定期間は、前記燃焼切替推定手段によって燃焼状態の切替が行われることが推定されてから前記燃焼切替手段による燃焼状態の切替が行われるまでの期間であって、
    前記EGRガス供給量制御手段は、前記所定期間において前記外部EGRガス供給手段によって前記気筒内へ供給する外部EGRガス量を予混合燃焼から通常燃焼への切替後の該通常燃焼に応じた所定EGRガス量とすべく該外部EGRガス供給手段による外部EGRガスの供給量を減量するとともに、予混合燃焼に応じたEGRガス量と該外部EGRガス供給手段により供給される外部EGRガス量との差分量を前記内部EGRガス供給手段による内部EGRガスの供給により補う
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の予混合圧縮着火内燃機関。
JP2003384156A 2003-11-13 2003-11-13 予混合圧縮着火内燃機関 Expired - Fee Related JP4265382B2 (ja)

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