JP4265337B2 - カラーインクジェット記録装置及びカラーインクジェット記録方法 - Google Patents
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Description
これらは、色材たるインクを印字ヘッドのインク吐出ノズルからインク滴にして噴射させて、そのインク滴を紙、布などの被記録材に吸収させて文字や画像等の記録(印字、印刷)を行なうものであり、特別な定着処理を要することなく、構成も簡単で、個人用のプリンタとして広く使用されている。(例えば、特許文献1参照。)
図9は、そのような従来のフルカラー印字を行うインクジェットプリンタ(以下、単にプリンタという)の構成を模式的に示す斜視図である。同図に示すプリンタ1は、家庭で個人的に使用される小型のプリンタであり、キャリッジ2に印字を実行する印字ヘッド3とインクを収容しているインクカートリッジ4が取り付けられている。
上記のキャリッジ17には黒インクカートリッジ26とカラー用インクカートリッジ27の2種類のインクカートリッジが着脱自在に装着されている。黒インクカートリッジ26には黒インクが収容されており、カラー用インクカートリッジ27は内部が3つのインク室に分かれて、イエロー、マゼンタ、及びシアンの3色のインクが収容されている。
また、上記のような従来のカラー画像の形成方式に対し、新規な方式として、光や熱等の外部刺激に応答するマイクロカプセルを含有するインク層を予めコーティングした専用の記録紙を用い、これに画像情報に対応した光や熱を付与して画像形成を行う装置も提案されている。(例えば、特許文献3参照。)
また、上記超音波ラインヘッドは、例えば上記用紙の搬送を案内する用紙案内部材を兼ねて構成される。
(実施形態1)
図1は、一実施の形態におけるカラーインクジェット記録装置の主要部の構成を示す斜視図である。同図に示すように、カラーインクジェット記録装置30は、印字ヘッド31、キャリッジ32、ガイドシャフト33、歯付きベルト34、モータ35から成るキャリッジ駆動系と、プラテンローラ36、補助ローラ37、モータ38、超音波ラインヘッドユニット39から成る用紙搬送・印刷系とから構成されている。上記のキャリッジ32には、詳しくは後述するただ1種類の無色インクを収容した1個のインクカートリッジ40が着脱自在に装着されている。
先ず、図2(a) に示す待機状態において、印字ヘッド31のインク吐出ノズル43内にインクカートリッジ40から連結路44を介して供給される無色インク42は、インク吐出ノズル43の吐出口43aでメニスカス42−1を形成している。
そして、同図(c) に示すように、上記の膜気泡46が断熱膨脹により更に大きな膜気泡46´に成長して、インク吐出ノズル43内の無色インク42を吐出口43a側とインクカートリッジ40とに分断する。
図3は、印字ヘッド31のインク吐出ノズル43、用紙41、超音波ラインヘッドユニット39との位置関係及び動作状態を示す図である。尚、図3は、これらの位置関係を図1の矢印D方向から見た図である。尚、図3には、図1及び図2に示した構成と同一の構成部分には図1及び図2と同一の番号を付与して示している。
超音波ラインヘッド49は、用紙41に向けて所定の周波数の超音波51を照射する。特には図示しないが、超音波ラインヘッド49の超音波照射部とヘッドケース47の内壁との間には液体が充填されている。
そして、この超音波は、ヘッドケース47から用紙41の裏面から表面へ、その表面に密着する無色インク画像42−4へと効率よく伝達される。これにより、無色インク画像42−4が所定の色に発色して発色インク42aによるカラー画像が形成される。
図4(a),(b) は、上記のカラーインクジェット記録装置30において用いられる無色インク42の構成を示す図である。同図(a) は、インク42(無色インク42、以下同様)内において溶媒中に分散した小径マイクロカプセルを示す図であり、同図(b) は、他の例として同じくインク42′内において溶媒中に分散した大径マイクロカプセルの支持剤に内包される小径マイクロカプセルを示す図である。以下の説明において、インク42というときは、同図(a),(b) のいずれをも指すものとする。
同図(a),(b) に示す小径マイクロカプセル53の直径は、例えば0.5μm〜2μm程度である。また、同図(b) に示す大径マイクロカプセル55の直径は例えば5μm〜10μmで構成され、これに内包される小径マイクロカプセル53は、それぞれの合計の体積が他とほぼ同一になるように、それぞれの個数が設定されている。
図6は、上記の小径カプセル壁54を破壊する超音波を発振する超音波ラインヘッド49の外観斜視図である。同図に示す超音波ラインヘッド49は、その長手方向に後述する超音波素子が形成されている。以下、これについて具体的に説明する。
本例の超音波ラインヘッド49は、同図(c),(d) に示すように、担持体59内に5層の部材を積層して構成される。最下層(第5層)には共通電極61−5(アース)が配設され、第4層には圧電素子である超音波素子61−4が配設され、第3層には主走査方向に短冊状に並んだ個別印加電極61−3が配設され、第2層には超音波素子61−4と超音波伝搬媒体との音響インピーダンスの差を軽減する為の音響インピーダンス整合層61−2が配設され、更に第1層には音響レンズ61−1が配設されている。
また、図3に示したインク吐出ノズル43からは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像情報のオア情報に応じた位置に無色インク滴42−3が吐出されるので、マイクロカプセル含有インクを特殊用紙の全面に塗布するような無駄がなく経済的である。
2 キャリッジ
3 印字ヘッド
4 インクカートリッジ
5 ガイドシャフト
6 歯付き駆動ベルト
7 フレキシブル通信ケーブル
8 本体フレーム
9 プラテン
10 用紙
11 給紙ローラ対
12 排紙ローラ対
13 モータ
14 インク室
15 プリンタ
16 印字ヘッド
17 キャリッジ
18 プラテンローラ
19 ガイドシャフト
21 歯付きベルト
22 モータ
23 用紙
24 補助ローラ
25 モータ
26 黒インクカートリッジ
27 カラー用インクカートリッジ
30 カラーインクジェット記録装置
31 印字ヘッド
32 キャリッジ
33 ガイドシャフト
34 歯付きベルト
35 モータ
36 プラテンローラ
37 補助ローラ
38 モータ
39 超音波ラインヘッドユニット
40 インクカートリッジ
41 用紙
42、42′ 無色インク
42−1 メニスカス
42−2 無色インク突出部
42−3 無色インク滴
42−4 無色インク画像
42a 発色インク
43 インク吐出ノズル
43a 吐出口
44 連結路
45 発熱素子
46 膜気泡
47 ヘッドケース
48 保持部
49 超音波ラインヘッド
51 超音波
52 溶媒
53(53m、53c、53y、53k) 小径マイクロカプセル
53c´ シアン発色小径マイクロカプセル
54 小径カプセル壁
55 大径マイクロカプセル
56 保持剤
57 発色剤
58 顕色剤
59 担持体
61−1 音響レンズ
61−2 音響インピーダンス整合層
61−3 個別印加電極
61−4 超音波素子
61−5 共通電極
Claims (5)
- 所定の共振周波数の超音波によって破壊可能なカプセル保護壁で囲繞された複数種の小径マイクロカプセルを溶媒中に分散したマイクロカプセル含有インクを用いるカラーインクジェット記録装置であって、
画像情報に対応して前記マイクロカプセル含有インクをインク滴としてインク吐出口より用紙に吐出し付着させるインク滴吐出手段と、
前記用紙に付着したマイクロカプセル含有インクに対し、画像情報の色成分情報に対応した所定の共振周波数の超音波を付与して前記複数種の小径マイクロカプセルのうち所定の小径マイクロカプセルのカプセル保護壁を破壊することにより、前記用紙に付着したマイクロカプセル含有インクを所望の色に発色させるインク発色手段と、
を有することを特徴とするカラーインクジェット記録装置。 - 前記インク発色手段は、超音波ラインヘッドであり、前記用紙の前記インク滴が付着した反対側面に当接して前記インク滴に対し前記用紙を介して前記超音波を付与することを特徴とする請求項1記載のカラーインクジェット記録装置。
- 前記超音波ラインヘッドは、前記用紙の搬送を案内する用紙案内部材を兼ねていることを特徴とする請求項2記載のカラーインクジェット記録装置。
- 所定の共振周波数の超音波によって破壊可能なカプセル保護壁で囲繞された複数種の小径マイクロカプセルを溶媒中に分散したマイクロカプセル含有インクを用いるカラーインクジェット記録方法であって、
画像情報に対応して前記マイクロカプセル含有インクをインク滴としてインク吐出口より用紙に吐出し付着させるインク滴吐出工程と、
前記用紙に付着したマイクロカプセル含有インクに対し、画像情報の色成分情報に対応した所定の共振周波数の超音波を付与して前記複数種の小径マイクロカプセルのうち所定の小径マイクロカプセルのカプセル保護壁を破壊することにより、前記用紙に付着したマイクロカプセル含有インクを所望の色に発色させるインク発色工程と、
を含むことを特徴とするカラーインクジェット記録方法。 - 前記インク発色工程は、前記用紙の前記インク滴が付着した反対側面に当接した超音波ラインヘッドにより前記インク滴に対し前記用紙を介して前記超音波を付与する工程であることを特徴とする請求項4記載のカラーインクジェット記録方法。
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