JP4265096B2 - 信号変調方法及び情報記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク等のディジタル記録媒体にディジタルデータを記録する際に用いられる信号変調方法、信号復調方法及び情報記録媒体に係わり、特にディジタル記録媒体の主情報に付加情報を重畳して記録するための信号変調方法、信号復調方法及び情報記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクの不正改ざん防止を目的として、例えばDVD(ディジタル・バーサタイル・ディスク)ではディスク最内周にBCA(バースト・カッティング・エリア)と呼ばれるバーコード状の信号エリアにディスクの成形後、個別情報を記録することが知られている。更に、データ領域にもコピー防止の付加情報を画像情報や音楽情報等の主情報に重畳させて記録することによって改ざん防止効果を大きくすることが知られている。一方、従来から、主情報以外のアドレス情報等をグルーブ溝のウォブリングを行って記録することが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、グルーブ溝のウォブリングではアドレス情報等を持たせることができるもののコピー防止信号を入れることには不向きであった。
【0004】
そこで、本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、主情報が劣化することなく、付加情報をこの主情報に重畳させて記録再生する信号変調方法、信号復調方法及び情報記録媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の発明は、連続した2進数の入力データ列からなる主情報をランダム化した後、pビット毎に区切り、前記pビットの入力データ語をq(p<q)ビットの符号語に変換し、前後の前記qビットの符号語を直接結合する信号変調方法であって、
予め、前記qビットの符号語は、符号ビット「1」の最小連続数と前記符号ビット「0」の最小連続数とが異なり、かつ前記符号ビット「1」、「0」の最大連続数が共に等しく、前記pビットの入力データ語を前記qビットの符号語に変換する複数のテーブルを有する第1符号化テーブルと、この第1符号化テーブルの符号語を反転した第2符号化テーブルとを備えた符号化テーブルを用意し、
外部から供給される同期タイミング信号に応じて、前記主情報に付加する付加情報を信号変調回路で変調して、前記第1、第2符号化テーブルのいずれかに含まれるテーブルを選択する「0」又は「1」のバイナリ信号を生成し、
選択回路/1ワード遅延回路により、前記バイナリ信号で選択された前記第1、第2符号化テーブルのいずれかに含まれる前記テーブルに基づいて、前記pビットの入力データ語を前記qビットの符号語に順次変換すると共に、前記バイナリ信号を2値信号列にして、前記2値信号列を前記qビットの符号語に重畳させ、
記録信号処理回路により、前記2値信号列を重畳した前記qビットの符号語に前記同期タイミング信号を付加することを特徴とする信号変調方法を提供する。
第2の発明は、p=4、q=7であって、前記第1符号化テーブルに含まれるテーブルのqビットの符号語は、前記符号ビット「1」の最小連続数が3、前記符号ビット「0」の最小連続数が2であり、前記第2符号化テーブルに含まれるテーブルのqビットの符号語は、前記符号ビット「1」の最小連続数が2、前記符号ビット「0」の最小連続数が3であり、かつ前記第1、第2符号化テーブルに含まれるテーブルのqビットの符号語は、前記符号ビット「1」または「0」の最大連続数が11であることを特徴とする第1の発明に記載の信号変調方法を提供する。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明に記載の信号変調方法によって変調された情報記録信号が記録されたことを特徴とする情報記録媒体を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について、図1〜図9を用いて説明する。
図1は、本発明に係わる信号変調装置の一実施形態に用いられる第1符号化テーブルを示す図である。
図2は、図1の符号ビットを反転した第2符号化テーブルを示す図である。
図3は、図1及び図2の符号化テーブルを用いた変調処理を説明するためのブロック図である。
図4は、本発明に係わる信号変調装置の実施形態を示すブロック図である。
図5は、本発明に係わる信号復調装置の実施形態の構成図である。
図6は、情報源A、情報源B及び同期ブロックとの関係を示す図である。
図7は、本発明に係わる信号復調装置の実施形態に用いられる第1復調器を示すブロック図である。
図8は、復調器における復号テーブル/重複符号語検出演算部の構成を示す図である。
図9は、復号テーブルを示す図である。
【0007】
図1は、一例として、連続した2進数のデータ列をp=4ビット毎に区切り、この4ビットの入力データ語Dk(デジマル「0」〜「15」で示す)をq=7ビットの符号語Wk(デシマルとバイナリの両方で示す)に変換する4−7変調に用いられる第1符号化テーブル1を示している。
この場合、7ビットの符号語Wkは、符号ビット「1」の連続数の最小値が3、符号ビット「0」の連続数の最小値が2になり、更に、前後の符号語Wk、Wk+1を連結した場合、符号ビット「1」、「0」の連続数の最大値が11になるように選択されている。そして、符号語Wkの符号ビット「1」が光ディスクのピットに割り当てられ、符号ビット「0」がランドに割り当てられて記録される。
【0008】
図2に示す第2符号化テーブル2は、図1の符号ビットを反転したものである。
即ち、7ビットの符号語Wkは、符号ビット「0」の連続数の最小値が3、符号ビット「1」の連続数の最小値が2になり、更に、前後の符号語Wk、Wk+1を連結した場合、符号ビット「1」、「0」の連続数の最大値が11になるように選択されている。
そして、符号語Wkの符号ビット「0」が光ディスクのピットに割り当てられ、符号ビット「1」がランドに割り当てられて記録される。
【0009】
ここで、図1に示す第1符号テーブル1の最上段の番号0〜5及び図2に示す第2符号化テーブル2の最上段の番号6〜11においては、第1及び第2符号化テーブル1、2に割り当てられたテーブルSkを示し、最左側の入力データ語Dkは、4ビットの入力データ語の10進数表示を示す。所定のテーブルSk内における、一番左側の列から順番に、符号語Wkの10進数表示(デシマル)、2進表示(バイナリ)、次に選択するテーブルSk+1を示している。
【0010】
第1及び第2符号化テーブル1、2における各6つのテーブルSkは、入力データ語Dkに対してそれぞれ0〜5、6〜11を有し、2つの異なる入力データ語Dkに対して、同一の符号語Wkが重複して割り当てられている。そして、この2つの異なる入力データ語Dkに対して同一の符号語Wkを割り当てても復号化が可能なように、テーブルSkは、次に選択するテーブルSk+1を有している。
【0011】
このような第1及び第2符号化テーブル1、2を用いた入力データ語Dkの符号語Wkに変調する信号変調方法は、図3を用いて以下のように行われる。
図3に示すように、入力データ語DkをテーブルSkと共に第1符号化テーブル1と第2符号化テーブル2とを有する符号化テーブル3に入力し、入力データ語DkとテーブルSkに基づいて、符号語Wkを出力すると同時に、次の変換時に使用するテーブルSk+1を選択する。この後、テーブルSk+1は、1ワード遅延部4で1ワード(入力データ4ビット)遅延され、次の入力データ語Dk+1と共に符号化テーブル3に入力し、次の符号語Wk+1を出力する。
ここに、k、k+1は、データ変調単位での、ある時点kと次の時点k+1を意味する。
【0012】
ここで、図1において、例えば、符号化テーブルSk=1では、
(1)入力データ語Dk=4、5に対して同一の符号語Wk=103が割り当てられ、また、
(2)入力データ語Dk=12、14に対して同一の符号語Wk=120が割り当てられている。このように同一の符号語Wkが複数の異なる入力データ語Dkに対して割り当てられている場合には、この符号語Wkは、次の符号語Wk+1がどのテーブルSk+1により符号化されたかを検出することにより入力データ語Dkに復号することができる。
【0013】
同様に、上記(2)における符号語Wk=120が入力データ語Dk=12の場合には、次のテーブルはSk+1により4が選択され、入力データ語Dk=14の場合には、次のテーブルSk+1は、5が選択される。この場合にも同様に、テーブルSk=4、Sk=5間では、同じ符号語が存在しない(重複していない)ので、次の符号語Wk+1がどのテーブルSk+1により符号化されたかを検出することができる。
【0014】
例えば、初期のテーブルSkを0として、入力データ語Dk、Dk+1、Dk+2、Dk+3、Dk+4、…が0、2、4、6、8…と入力された場合、第1符号化テーブル1及び図3に示す信号変調方法を用いて、次のような符号語変換と次の符号化用のテーブル選択を行う。
【0015】
1)Dk=0のとき、テーブルSk=0により
符号語Wk=1111001
次のテーブルSk=0
(2)Dk+1=2のとき、テーブルSk=0により
符号語Wk+1=1110011
次のテーブルSk=0
(3)Dk+2=4のとき、テーブルSk=0により
符号語Wk+2=1100111
次のテーブルSk=1
(4)Dk+3=6のとき、テーブルSk=1により
符号語Wk+3=1100000
次のテーブルSk=4
(5)Dk+4=8のとき、テーブルSk=4により
符号語W k+4 =0011111
次のテーブルSk=1

【0016】
従って、上記の符号語Wk〜Wk+4を結合した7×5ビットの記録符号列は、
11110011110011110011111000000011111…のようになり、符号ビット「1」、「0」の連続数に関して、前記の如く符号ビット「1」の最小連続数が3、最大連続数が11であって、符号ビット「0」の最小連続数が2、最大連続数が11になる制限を満たす。
このことは、第2符号化テーブル2についても同様である。
【0017】
次に、第1符号化テーブル1及び第2符号化テーブル2を用いた信号変調方法の基本原理について説明する。
第1符号化テーブル1によって信号変調を行う場合には、符号ビット「1」の最小連続数が符号ビット「0」の最小連続数より大であり、かつ符号ビット「1」、「0」の最大連続数が共に等しいから、符号ビット「1」を+1、符号ビット「0」を−1とした時のビット積算値であるDSV(ディジタル サム バリエーション)は、ランダムな入力データに対して+となる。
【0018】
一方、第2符号化テーブル2によって信号変調を行う場合には、符号ビット「0」の最小連続数が符号ビット「1」の最小連続数より大であり、かつ符号ビット「1」、「0」の最大連続数が共に等しいから、ビット積算値であるDSVは、ランダムな入力データに対して−となる。
【0019】
即ち、所定時間間隔の制御信号によって、交互に選択される第1符号化テーブル1と第2符号化テーブル2とによって符号化が行われる主情報に前記所定の時間間隔を有する制御信号によって生成される付加情報を重畳させることができる。
第1符号化テーブル1による符号化から第2符号化テーブル2による符号化へ移るには、例えば、後述する同期ブロック20に同期反転挿入部を入れることによって行うことができる。
具体的には、同期ブロック20に同期語21の挿入単位の倍を最小の反転間隔とした補助情報を記録し、第1符号化テーブル1で符号化したか、第2符号化テーブル2で符号化したかについて識別する識別情報を同期語と共に入れれば良い。
【0020】
次に、本発明の信号変調方法の実施形態について図4を用いて説明する。
情報源Aには、画像データや音楽データ等の主情報が所定の処理を施されて入力されているものとし、この情報源Aからの主情報のランダム化を行うためのランダマイザ5を介してビット系列をpビットのデータ語に変換するpビット変換器6に通し、pビット毎の入力データ語Dkとして符号化テーブル3に入力する。
一方、情報源Bから、例えば、不正コピー防止等の付加情報を信号変調回路7により変調して、「1」又は「0」のバイナリ信号として、符号化テーブル選択信号に用い、同期タイミング信号に基づいて、選択回路1ワード遅延回路8に入力する。なお、情報源Bの信号は情報源Aに対し、十分情報量が低くても問題がない信号であり、同期語が挿入されるタイミングで十分に変調が可能なものとする。
【0021】
選択回路/1ワード遅延回路8では、情報源Bのバイナリ信号「1」又は「0」によって選択された符号化テーブル3のテーブルSkを基にして、図3で説明したように、入力データ語Dk毎に符号化操作を行い、符号語Wkを出力する。即ち、第1符号化テーブル1が選択される場合には、符号語Wkは、0〜5のテーブルSkから出力され、第2符号化テーブル2が選択される場合には、符号語Wkは、6〜11のテーブルSkから出力される。
【0022】
この際、情報源Aの主情報に情報源Bのコピー防止等の「1」又は「0」のバイナリ信号を2値信号列(符号化テーブル選択信号)にし、この2値信号列を情報源Aの主情報に重畳させる。
この様に符号化された符号語Wkに記録信号処理回路9で記録フォーマット化のための同期タイミング信号付加等の処理を行い、記録データとして図示せぬ記録回路に送出して、主情報に不正コピー防止等の付加情報を重畳させた信号を光ディスク等の記録媒体に記録する。
【0023】
前述したように、情報源Bは、情報源Aに比べて情報量が少なく、符号語Wkの復号化のタイミングを生成するための同期語21の周期で情報源Aの変調が可能であり、例えば、表1に示すような簡単な2値信号列の変調規則によって記録が可能なものである。
【0024】
【表1】
Figure 0004265096
【0025】
符号ビットが「0」の場合には、第1符号化テーブル1(又は第2符号化テーブル2)をそのまま用い、ビットが「1」の場合には、第2符号化テーブル(又は第符号化テーブル)に変えて用いる。
【0026】
以上のように、本発明の信号変調方法の実施形態によれば、連続した2進数のデータ列をpビット毎に区切り、このpビットの入力データ語Dkをqビットの符号に変換し、qビットの符号語Wkを直接結合した際に、符号語Wkの「1」の最小連続数と「0」の最小連続数が異なり、かつ「1」、「0」の最大連続数が共に等しい第1符号化テーブル1とこの第1符号化テーブル1の符号語Wkを反転した第2符号化テーブル2とからなり、情報源Aの主情報をランダム化した後、変調する符号化テーブル3に、不正コピー防止等の付加情報を「1」又は「0」のバイナリ信号による符号化テーブル選択信号を用いて、第1符号化テーブル1か第2符号化テーブル2のどちらか一方を選択すると共に、不正コピー防止等の情報源Bの付加情報を情報源Aの主情報に重畳させて変調を行うので、情報源Aの主情報を劣化させることなく光ディスクに記録することができる。
なお、付加情報等を含む情報源Bは、符号語Wkの復号化のタイミングを生成するための同期語の周期で変調を可能とする。
【0027】
次に、本発明に係わる信号復調方法の実施形態について図5〜図9を用いて説明する。
ここでは、本発明の実施形態の信号変調方法によって記録された光ディスクに適用した場合について説明をするが、他の記録媒体に適用した場合も同様に行うことができる。
図5に示すように、復調装置は、光ピックアップ10における図示せぬレーザ光を光ディスク11に照射し、この光ディスク11からの反射光量の強弱によって検出された再生信号を増幅する再生アンプ12と、この再生アンプ12に並列接続され、再生信号のうち、情報源Aの復調を行う第1復号手段13及び再生信号のうち、情報源Bの復調を行う第2復号手段14と、これらの復号手段13、14から入力された復調信号から情報源Aの主情報と情報源Bの付加情報の復号化を行う後続信号処理回路15とからなる。
【0028】
第1復号手段13は、再生信号の周波数特性を補償する波形等化回路等で構成された第1フィルタ16と、後述する復号テーブル27を用いて、この第1フィルタ16を通過したqビット毎に配列された再生信号の符号語Wkを判定情報に基づいてpビット毎の入力データ語Dkに変換して、情報源Aの復調を行う第1復調器17とからなる。
第2復号手段14は、再生信号の低域成分のみを通過させる第2フィルタ18と、この第2フィルタ18を通過した低域成分の再生信号を表1に示した変調規則を用いて、2値信号列から「1」又は「0」のバイナリ信号に変換して、情報源Bの復調を行う第2復号器19とからなる。
【0029】
ここで、情報源A、情報源B及び同期ブロックの関係を図6に示す。
図6に示すように、情報源Aは、複数の同期ブロック20からなり、この複数の同期ブロック20は、同期語21と、前記したこれに付加された符号化テーブル3と、ユーザデータ22とからなる。情報源Bは、前記した表1に従って、第2フィルタ18を通過後に再生波形がゼロを横切る所を1として復調がなされる。
【0030】
次に、情報源Aと情報源Bの復調について図7〜図9を用いて説明をする。
まず、情報源Aの復調について説明する。
ここでは、情報源Aは、符号化テーブル3の第1符号化テーブル1によって符号化された場合の復号化についてのみを説明し、符号化テーブル3の第2符号化テーブル2によって符号化された場合についてはビットが反転された以外は、第1符号化テーブル1の場合と同様なので、その説明を省略する。
【0031】
まず、情報源Aの主情報を第1フィルタ16で再生信号の周波数特性を補償して波形等化し、第1復調器17に入力する。
次に、第1復調器17は、図7に示す構成を有し、この主情報の2値信号系列である符号語系列とビットクロックとを同期検出回路23とシリアル/パラレル変換器24に印加する。更に、同期検出回路23からこの符号語系列とビットクロックに基づいて、ワードクロックを生成し、シリアル/パラレル変換器24と、復号テーブル/参照アドレス生成部25と、復号テーブル/重複符号語検出演算部26に供給する。この後、シリアル/パラレル変換器24からビットクロックとワードクロックに基づいて、シリアルな符号語系列を符号語Wkに変換して復号テーブル/参照アドレス生成回路25に供給する。また、復号テーブル/参照アドレス生成回路25から符号語Wkをそのまま復号テーブル/参照アドレスとして復号テーブル/重複符号語検出演算部26に供給する。
【0032】
そして、復号テーブル/参照アドレス(符号語Wk)を図8に示すような構成の復号テーブル27、重複語演算回路28、1ワード遅延回路29に供給する。
復号テーブル27は、ROMで構成され、図9に示すように符号語Wkをアドレスとして2ビットの判定情報と、2通りのデータ語候補Dk0、Dk1(4ビット×2)の合計10ビットのデータが記録されている。
【0033】
2ビットの判定情報は、後続の符号語Wk+1がどの符号化テーブルのテーブルSk=0〜5により符号化されたかを示し、次の3通りに分けることができる。
0:後続の符号語Wk+1に関係なく復号可能
1:後続の符号語Wk+1がテーブルSk=1、2のどちらで符号化されたかによりデータ語Dkが決まる。
2:後続の符号語Wk+1がテーブルSk=4、5のどちらで符号化されたかによりデータ語Dkが決まる。
【0034】
そこで、復号テーブル27の2通りのデータ語Dk0、Dk1として、図9に示すように判定情報=0の場合には、一意に決まる同一のデータ語が記憶され、判定情報=1の場合には、後続符号語のテーブルSk=1、2における各データ語候補がそれぞれ記憶され、判定情報=2の場合には、後続符号語のテーブルSk=4、5における各データ語候補がそれぞれ記憶されている。
【0035】
復号テーブル27から読み出された判定情報は、1ワード遅延回路30を介して重複語演算回路28に供給される。
重複語演算回路28では、判定情報が1の場合、第1符号化テーブル1のテーブルSk=1で符号化がなされたか、第1符号化テーブル1のテーブルSk=2で符号化がなされたかを演算する。同様に、判定情報が2の場合、第1符号化テーブル1のテーブルSk=4で符号化がなされたか、第1符号化テーブル1のテーブルSk=5で符号化がなされたかを演算する。この演算結果と、1ワード遅延回路29で遅延された復号テーブル/参照アドレスに基づいて、2通りのデータ語Dk0、Dk1の内の正しい入力データ語Dkを選択して、情報源Aの主情報を復調する。
【0036】
重複語演算回路28の動作は、例えば、以下のようにC言語の文法を用いて行われる。
if (判定情報 == 1)[
if (Wk+1==(121 || 113 || 115 || 097 ||103 || 096 || 064 || 078 || 028 || 099 || 014 || 120 ))
Dk=Dk0;
if (Wk+1==(001 || 003 || 015 || 007 || 065|| 067 || 112 || 071 || 079
|| 030 || 000 ))
Dk=Dk1;
]
elseif (判定情報==2)[
if (Wk+1==(001 || 003 || 060 || 007 || 015 || 031 || 028 || 056 || 014 || 030 || 028 ))
Dk = Dk0;
if (Wk+1==(121 || 113 || 115 || 057 || 127 || 063 || 112 || 126 || 062 || 120 || 124 ))
Dk = Dk1;
]
【0037】
上記演算において、判定情報=0の場合、Dk=Dk0でない場合、Dk=Dk1としても問題はない。
従って、この復号テーブル/重複符号語検出演算部26によれば、入力データ語Dkを現在の符号語Wkと判定情報と後続の符号語Wk+1により復調できる。
【0038】
次に、コピー防止等の付加情報からなる情報源Bの復調について説明する。
情報源Bの付加情報をこの第2フィルタ18で再生信号から低域成分を通過させた後、第2復号器19に供給し、表1を用いて、変調データから「1」又は「0」のバイナリ信号にして復調する。
【0039】
このようにして復調された情報源A、Bを後続信号処理回路15で処理して情報源Aの主情報と情報源Bの付加情報を復号して光ディスク11の再生を行うことができる。
【0040】
本発明の信号復調方法の実施形態によれば、現在の符号語Wkと、復号テーブルに予め記録されている判定情報と、後続の符号語Wk+1により、qビット毎に配列された符号語Wkをpビット毎のデータ列に変換して、情報源Aの主情報の復調を行い、一方、再生信号の低域成分を「1」、「0」のバイナリ信号に変換して、情報源Bの復調を行うので、情報源Aの主情報を劣化させることなく復調できる。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、外部から供給される同期タイミング信号に応じて、前記主情報に付加する付加情報を信号変調回路で変調して、前記第1、第2符号化テーブルのいずれかに含まれるテーブルを選択する「0」又は「1」のバイナリ信号を生成し、選択回路/1ワード遅延回路により、前記バイナリ信号で選択された前記第1、第2符号化テーブルのいずれかに含まれる前記テーブルに基づいて、前記pビットの入力データ語を前記qビットの符号語に順次変換すると共に、前記バイナリ信号を2値信号列にして、前記2値信号列を前記qビットの符号語に重畳させ、記録信号処理回路により、前記2値信号列を重畳した前記qビットの符号語に前記同期タイミング信号を付加するので、前記主情報を劣化させることなく信号変調を行うことができる。
情報記録媒体には、請求項1又は2に記載の信号変調方法によって変調された情報記録信号が記録されているので、主情報を劣化させることなく、信号復調を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる信号変調装置の一実施形態に用いられる第1符号化テーブルを示す図である。
【図2】図1の符号ビットを反転した第2符号化テーブルを示す図である。
【図3】図1及び図2の符号化テーブルを用いた変調処理を説明するためのブロック図である。
【図4】本発明に係わる信号変調装置の実施形態を示すブロック図である。
【図5】本発明に係わる信号復調装置の実施形態の構成図である。
【図6】情報源A、情報源B及び同期ブロックとの関係を示す図である。
【図7】本発明に係わる信号復調装置の実施形態に用いられる第1復調器を示すブロック図である。
【図8】復調器における復号テーブル/重複符号語検出演算部の構成を示す図である。
【図9】復号テーブルを示す図である。
【符号の説明】
1…第1符号化テーブル、2…第2符号化テーブル、3…符号化テーブル、4…1ワード遅延部、5…ランダマイザ、6…pビット変換器、7…信号変調回路、8…選択回路/1ワード遅延回路、9…記録信号処理回路、10…光ピックアップ、11…光ディスク、12…再生アンプ、13…第1復号手段、14…第2復号手段、15…後続信号処理回路、16…第1フィルタ、17…第1復調器、18…第2フィルタ、19…第2復号器、20…同期ブロック、21…同期語、22…ユーザデータ、23…同期検出回路、24…シリアル/パラレル変換器、25…復号テーブル/参照アドレス生成部、26…復号テーブル/重複符号語検出演算部、27…復号テーブル、28…重複語演算回路、29…1ワード遅延回路、30…1ワード遅延回路

Claims (3)

  1. 連続した2進数の入力データ列からなる主情報をランダム化した後、pビット毎に区切り、前記pビットの入力データ語をq(p<q)ビットの符号語に変換し、前後の前記qビットの符号語を直接結合する信号変調方法であって、
    予め、前記qビットの符号語は、符号ビット「1」の最小連続数と前記符号ビット「0」の最小連続数とが異なり、かつ前記符号ビット「1」、「0」の最大連続数が共に等しく、前記pビットの入力データ語を前記qビットの符号語に変換する複数のテーブルを有する第1符号化テーブルと、この第1符号化テーブルの符号語を反転した第2符号化テーブルとを備えた符号化テーブルを用意し、
    外部から供給される同期タイミング信号に応じて、前記主情報に付加する付加情報を信号変調回路で変調して、前記第1、第2符号化テーブルのいずれかに含まれるテーブルを選択する「0」又は「1」のバイナリ信号を生成し、
    選択回路/1ワード遅延回路により、前記バイナリ信号で選択された前記第1、第2符号化テーブルのいずれかに含まれる前記テーブルに基づいて、前記pビットの入力データ語を前記qビットの符号語に順次変換すると共に、前記バイナリ信号を2値信号列にして、前記2値信号列を前記qビットの符号語に重畳させ、
    記録信号処理回路により、前記2値信号列を重畳した前記qビットの符号語に前記同期タイミング信号を付加することを特徴とする信号変調方法。
  2. p=4、q=7であって、前記第1符号化テーブルに含まれるテーブルのqビットの符号語は、前記符号ビット「1」の最小連続数が3、前記符号ビット「0」の最小連続数が2であり、前記第2符号化テーブルに含まれるテーブルのqビットの符号語は、前記符号ビット「1」の最小連続数が2、前記符号ビット「0」の最小連続数が3であり、かつ前記第1、第2符号化テーブルに含まれるテーブルのqビットの符号語は、前記符号ビット「1」または「0」の最大連続数が11であることを特徴とする請求項1に記載の信号変調方法。
  3. 請求項1又は2に記載の信号変調方法によって変調された情報記録信号が記録されたことを特徴とする情報記録媒体。
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