JP4411800B2 - 符号化方法、符号化装置、復号方法及び復号装置 - Google Patents

符号化方法、符号化装置、復号方法及び復号装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は符号化方法、符号化装置、復号方法及び復号装置に係り、特に記録媒体にデータを記録する際に符号化する符号化方法、符号化装置と、再生された符号化データを元のデータに復号する復号方法及び復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、データを記録媒体に記録する場合、その記録媒体の特性に適合するように記録するデータにディジタル変調を施し、ディジタル変調されたデータをビット列として直列的に記録してゆく。この場合、ビット列は一定数あるいは一定数の自然数倍のビット数からなる符号語の連続で構成されている。また、ビット列はディジタル変調によって、ビット1とビット1に挟まれるビット0の最少個数dが決められており、これは通常d制約(あるいは、ゼロラン制限)と呼ばれる。ビット列の状態の一例を図4に示す。このビット列は、ビット1とビット1に挟まれるビット0の最小個数dが”2”の場合の例を示す。
【0003】
このようなd制約のあるディジタル変調が施されてデータが記録された記録媒体の再生系では、ビット列を正しく復調するために、符号語の境界を正しく検出する必要がある。この目的のために既知の同期パターンが一定間隔をおいてビット列に挿入されて記録される。これにより、再生系では上記の同期パターンを検出し、その同期パターンに続くビット列を一定のビット数毎にディジタル復調処理を行う。同期パターンの間隔は記録媒体の特性に合わせて異なるが、例えば光ディスクの場合、1000ビット程度のデータ毎に数十ビットの同期パターンが挿入されている。この同期パターンと次の同期パターン直前までのデータビット列を合わせてフレームと呼んでいる。
【0004】
同期パターンとフレームデータのビット数は簡易な復号のために通常固定されている。一定数のフレームはセクタを構成する。通常セクタは先頭付近においてセクタアドレスと呼ばれる位置情報が符号化されている。さらに上位の単位として訂正符号ブロック(ECCブロック)がある。記録媒体に対する記録再生の過程で生じるデータエラーを訂正するために、ユーザーデータへパリティデータを付加して記録を行うが、積符号を用いた場合、ECCブロックと呼ばれる訂正処理単位がある。ECCブロックは固定数のセクタによって構成される。ECCブロックとセクタとフレームの関係を図5に示す。
【0005】
同図に示すように、一つのECCブロックは複数(一定)のセクタからなり、各セクタは複数のフレームからなり、各フレームは既知で固定パターンである同期パターンSYとフレームデータからなる一定ビット数である。DVD(Digital Versatile Disc)を例にとると、d=2、1488ビット/フレーム(うち32ビットの同期パターン)、26フレーム/セクタ、16セクタ/ECCブロックのパラメータにおいて規格化されている。
【0006】
同期パターンは、先に述べた変調のd制約が適用されるため、取りうるビットパターンが制限される。例えば、d=1の6ビットパターンは、表1に示すように21通りになる(すべての6ビットパターンのうち、”1”が2つ以上連続しないパターン)。
【0007】
【表1】
Figure 0004411800
【0008】
DVDではd=2を満たすパターンから選ばれたものをSY0からSY7の8グループの同期パターンに分類している。各同期パターングループにはそれぞれ4パターンが属し、先行フレームデータとの接続や直流成分抑圧等の目的でグループから適宜パターンを選択する。DVDのセクタ構成を図6に示す。同図において、SY0からSY7はそれぞれ異なるビット列である8グループの同期パターンであり、各同期パターンは32ビットからなり、そのうち先頭の10ビットは同じグループでも相異なるビット部分で、残りの22ビットはグループの異同に関係なく同一パターンの共通部分とされている。
【0009】
図6に示すセクタ構成において、各フレームに番号を与えるとフレーム0からフレーム25によってセクタが構成されているといえる。図6では、部分的にフレーム番号を図示している。
【0010】
DVDの再生にあたっては、フレーム番号の順に読み取りが行われる。図6から分かるように、同期パターンSY0はフレーム0に対してのみ与えられているため、同期パターンSY0によってセクタの先頭を検出することが可能である。また、再生時のエラーから早く回復するために、同期パターンSY0の到来を待たずして、現在読み取りを行っているフレームの番号を識別できることが望ましい。
【0011】
そこで、DVD再生装置では、連続する3フレームの同期パターンを組み合わせることによって、フレーム番号を識別可能としている。例えば、連続して再生される3フレームの同期パターンがSY7、SY4、SY7の順に再生された場合、図6から分かるように、最後の同期パターンSY7を含むフレームがフレーム25と判定される。これは他の連続する3つのフレームにおいて、同様の組み合わせが発生しないことによる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、DVDの場合、図6の構成のセクタのセクタアドレスは、セクタの先頭のフレーム番号0のフレーム(同期パターンSY0)のフレームデータ中の略先頭付近の24ビット(復調後)に配置されているが、DVDの規格では、前述したように、26フレーム/セクタ、16セクタ/ECCブロックであり、ECCブロックの先頭セクタに与えられるセクタアドレスは16の倍数となるように規格化されているため、上述のように特定の同期パターンあるいは連続する同期パターンの組み合わせによってはECCブロックの先頭のセクタを検出することができない。
【0013】
そのため、従来のDVDの復号装置では、フレーム番号0のフレーム中の符号化されているセクタドレスを復号しなければ、ECCブロックの境界を判定することができず、簡単にECCブロックの境界を判定することができない。
【0014】
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、同期パターンの組み合わせによる判定だけにより、簡易にECCブロック境界を検出し得る符号化方法、符号化装置、復号方法及び復号装置を提供することを目的とする。
【0015】
また、本発明の他の目的は、追加データの記録再生も、ブロック境界の簡易な検出のための方法と同様の方法で行い得る符号化方法、符号化装置、復号方法及び復号装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の符号化方法は、ゼロラン制限を適用した所定ビット数の同期パターン及び所定ビット数のデータからなるフレームを連続的に発生し、連続する所定数のフレームでセクタを構成し、連続する所定数のセクタで訂正符号ブロックを構成する符号化方法において、セクタを構成する所定数のフレームのうち先頭のフレームの同期パターンとして予め用意された複数の同期パターンの中から特定の一の同期パターンを選択して、先頭のフレームのデータに付加する第1のステップと、セクタを構成する所定数のフレームのうち、連続する一定数のフレームの各同期パターンの配列順がそれぞれ同じセクタ内で固有のものであり、同じ順序の配列が生じないように、上記特定の一の同期パターンを除く予め用意された複数の同期パターンの中から選択して、連続する一定数のフレームの各データにそれぞれ付加し、連続する一定数のフレームの各同期パターンの配列順によりセクタ内における現在のフレームの順番を識別可能とする第2のステップと、セクタを構成する所定数のフレームのうち、特定のフレームにおいては伝送する情報の値に応じて、特定の一の同期パターンを除く複数の同期パターンから予め設定した2以上の同期パターンの中から選択して、特定のフレームのデータに付加する第3のステップとを含み、予め設定した2以上の同期パターンのいずれを第3のステップにおいて選択しても、連続する一定数のフレームの各同期パターンの配列順がセクタ内で固有である条件を満足するように符号化することを特徴とする。
【0017】
また、上記の目的を達成するため、本発明の符号化装置は、訂正符号ブロックを構成する複数のフレームの各データからパリティを生成し、パリティ及びその生成要素のデータとを出力する訂正符号化手段と、訂正符号化手段により生成されたパリティ及びその生成要素のデータを訂正符号ブロックのデータとして入力され、その入力データに、予め用意された複数の同期パターンの中から、セクタを構成する所定数のフレームのうち先頭のフレームの同期パターンは特定の一の同期パターンを付加し、かつ、連続する一定数のフレームの各同期パターンの配列順が同じセクタ内でそれぞれ固有のものであり、同じ順序の配列が生じないように選択した同期パターンを付加し、更にセクタを構成する所定数のフレームのうち、特定のフレームを構成する入力データには、伝送する情報の値に応じて、予め用意された複数の同期パターンのうち特定の一の同期パターンを除く予め設定した2以上の同期パターンの中から同期パターンを選択して付加する同期パターン付加手段とを有し、同期パターン付加手段において、予め設定した2以上の同期パターンのいずれを選択して特定フレームのデータに付加しても、連続する一定数のフレームの各同期パターンの配列順がセクタ内で固有である条件を満足するようにしたものである。
【0018】
上記の本発明の符号化方法及び符号化装置では、特定のフレームを構成する入力データには、伝送する情報の値に応じて、予め用意された複数の同期パターンのうち予め設定した2以上の同期パターンの中から同期パターンを選択して付加し、また、上記の予め設定した2以上の同期パターンのいずれを選択して特定フレームのデータに付加しても、連続する一定数のフレームの各同期パターンの配列順がセクタ内で固有である条件を満足するようにしたため、復号側においては連続する一定数のフレームの各同期パターンの配列順でセクタ内の上記の特定のフレームを識別でき、かつ、その特定フレームにおいては、どの同期パターンが選択されたかを復号させることで、伝送する情報の値を識別させることができる。よって、本発明によれば、上記の特定フレームでは同期パターンのみによりフレームで伝送されるデータ以外に所望の伝送情報の符号化ができる。
【0019】
また、上記の目的を達成するため、本発明の符号化装置は、上記の同期パターン付加手段を、入力データが訂正符号化手段による訂正符号化ブロックの開始セクタ又は終了セクタを構成するフレームデータであるか否かに応じて、予め用意された複数の同期パターンのうち予め設定した2以上の同期パターンの中から同期パターンを選択して入力データに付加する構成としたものである。
【0020】
この発明では、伝送する情報が訂正符号化ブロックの開始セクタ又は終了セクタを構成するフレームデータであるか否かを示しているので、同期パターンのみで訂正符号化ブロックの開始セクタ又は終了セクタを復号側で識別させることができる。
【0021】
また、本発明の復号方法は、上記の目的を達成するため、ゼロラン制限を適用した所定ビット数の同期パターン及び所定ビット数のデータからなるフレームのうち、連続する所定数のフレームでセクタを構成し、連続する所定数のセクタで訂正符号ブロックを構成し、セクタを構成する所定数のフレームのうち先頭のフレームの同期パターンは特定の一の同期パターンとされ、セクタを構成する所定数のフレームのうち、連続する一定数のフレームの各同期パターンの配列順は同じセクタ内で固有のものであり、同じ順序の配列が生じないように特定の一の同期パターンを除く複数の同期パターンの中から選択されており、セクタを構成する所定数のフレームのうち、特定のフレームにおいては伝送する情報の値に応じて、上記特定の一の同期パターンを除く複数の同期パターンから予め設定した2以上の同期パターンの中から選択されている符号語のデータを復号する復号方法であって、符号語の同期パターンが特定の一の同期パターンであるか否か検出することにより、セクタを構成するフレーム中の先頭フレームであるか否か検出する第1のステップと、符号語の連続する一定数のフレームの各同期パターンの配列順を検出することにより、入力フレームのセクタ内での先頭からの順番を識別する第2のステップと、第2のステップで識別された符号語の特定フレームの同期パターンが、予め設定した2以上の同期パターンの内のいずれであるか検出することにより、伝送する情報の値を復号する第3のステップとを含むことを特徴とする。
【0022】
また、上記の目的を達成するため、本発明の復号装置は、入力される符号語の同期パターンが特定の一の同期パターンであるか否か検出する第1の検出手段と、入力される符号語の連続する一定数のフレームの各同期パターンの配列順を検出することにより、セクタを構成するフレームの先頭からの順番を識別する第2の検出手段と、第2の検出手段で識別された符号語の特定フレームの同期パターンが、予め設定した2以上の同期パターンの内のいずれであるか検出することにより、伝送する情報の値を復号する第3の検出手段とを有する構成としたものである。
【0023】
上記の本発明の復号方法及び復号装置では、入力される符号語がセクタを構成する所定数のフレームのうち、特定のフレームにおいては伝送する情報の値に応じて、複数の同期パターンから予め設定した2以上の同期パターンの中から選択されているため、同期パターンのみによりフレームで伝送されるデータ以外に所望の伝送情報を復号できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について、図面と共に説明する。図1は本発明になる符号化方法の一実施の形態により符号化された信号のセクタ構成を示す。この実施の形態は前述したDVDに記録される信号の符号化に適用した例で、各セクタはフレーム番号0から25までの26個のフレームにより構成されており、また、16個のセクタにより一つのECCブロックが構成される。
【0025】
図1では、上記の1セクタの構成を示しており、図6に示したDVDのセクタ構成と比較すると、従来はフレーム番号1、フレーム番号25のフレームの同期パターンがSY5、SY7であったのに対し、この実施の形態では、フレーム番号1のフレームの同期パターンはSY5又はSY6とし、フレーム番号25のフレームの同期パターンをSY6又はSY7とする点に特徴がある。ここで、フレーム番号1のフレームの同期パターンは、2ビットの情報の第1ビットの値が「0」のときSY5が選択され、「1」のときSY6が選択される。また、フレーム番号25のフレームの同期パターンは、2ビットの情報の第2ビットの値が「0」のときSY6が選択され、「1」のときSY7が選択される。
【0026】
すなわち、本実施の形態では、2ビットの情報を追加データとしてセクタ周期で符号化して伝送できるものであり、ここでは2ビットの情報をECCブロックの先頭のセクタであるか、ECCブロックの先頭以外のセクタであるかを識別させるために使用するものとして以下、説明する。これらの追加データが復号可能である条件は、セクタ内において連続する3フレームの同期パターンの配列順がそれぞれ固有のものであり、同じ順序の配列が生じない(組み合わせにおいて衝突が発生しない)ということである。
【0027】
ここで、図1の実施の形態は表2に示すように、フレーム番号1のフレームの同期パターンがSY5及びSY6のいずれであっても、またフレーム番号25のフレームの同期パターンがSY6及びSY7のいずれであっても、上記の条件を満たしており、復号時に連続する3フレームの同期パターンの配列順により、フレーム番号を検出することができる。
【0028】
すなわち、現在のフレームのフレーム番号が「1」のときには、過去の2フレームの同期パターンと現在のフレームの同期パターンの配列順は、「X,SY0,SY5」又は「X,SY0,SY6」であるが、これは表2から分かるように、他の連続する3フレームの同期パターンの配列順には存在しない固有の配列順である。同様に、現在のフレームのフレーム番号が「25」のときには、過去の2フレームの同期パターンと現在のフレームの同期パターンの配列順は、「SY7,SY4,SY6」又は「SY7,SY4,SY7」であるが、これは表2から分かるように、他の連続する3フレームの同期パターンの配列順には存在しない固有の配列順である。従って、これらの連続する3つの同期パターンの配列順によりフレーム番号「1」か「25」かを識別することができる。
【0029】
【表2】
Figure 0004411800
なお、表2中、「X」は判定に関与する必要がないことを示す。「2つ前」、「1つ前」はそれぞれ、2フレーム前の同期パターン、1フレーム前の同期パターンを示す。表2から分かるように、過去2つのフレームと現在のフレームの連続する3フレームの同期パターンの配列順により、現在のフレームのフレーム番号を一意に判定することができる。
【0030】
また、図1の実施の形態により符号化された符号化データの復号時には、上記の連続する3フレームの同期パターンの配列順からセクタ内の何番目のフレームであるかを識別することができるが、更に、このようにして識別した特定フレーム(フレーム番号1のフレームとフレーム番号25のフレーム)では、現在のフレームの同期パターンの種類が何であるかにより、表3に従って2ビットの追加データの値を復号することができる。
【0031】
【表3】
Figure 0004411800
【0032】
フレーム番号1のフレームの同期パターンから復号された1ビットをD1とし、フレーム番号25のフレームの同期パターンから復号された1ビットをD25とすると、符号化の際にECCブロック内の位置から、表4に従って同期パターンを決定することにより、復号側において、ECCブロック境界を判別することが可能になる。
【0033】
【表4】
Figure 0004411800
表4から分かるように、フレームからセクタアドレスを復号しなくても、上記の特定フレームの同期パターンの2ビットの復号結果から現在のセクタがECCブロックの先頭のセクタか、それ以外のセクタかを簡単に判別することができる。
【0034】
ここで、ECCブロックの先頭のセクタであるか否かは、2ビットを使用しなくても表4から分かるように原理的にはD1の1ビットの値が「0」か「1」かにより判別することができるので、残りの1ビットのD25は他の目的に用いることも可能である。そこで、例えば、D25の1ビットの値が「0」か「1」かにより、ECCブロックの終了のセクタを復号側に識別させることもできる。
【0035】
また、同期パターンは、フレームデータとして記録されるユーザーデータと比較してコピーされ難い性質を有しているため、複数セクタで伝送されるD25により、複数ビットのコピー保護関連の情報を伝送することも可能である。
【0036】
次に、本発明の符号化装置の一実施の形態について説明する。図2は本発明になる符号化装置の一実施の形態のブロック図を示す。同図において、符号化装置は訂正符号化回路11、メモリ12、変調器13、同期パターン付加回路14、及びNRZI変調器15によって構成される。
【0037】
訂正符号化回路11はECCブロックを生成する。メモリ12はECCブロックを訂正符号化回路11で生成させるためにユーザーデータが書き込まれた後読み出される。変調器13はECCブロックに対して所定の変調(例えば8−16変調など)を行う。同期パターン付加回路14は、変調器13の出力信号に対して、フレーム単位で8種類の同期パターンSY0〜SY7の中から先行フレームデータとの接続や直流成分抑圧等の目的で適宜パターンを選択してフレームを生成し、前述した追加データを付加する。NRZI変調器15は、入力信号に対してNRZI変調して、記録信号として出力し、光ディスク等の記録媒体に記録させる。
【0038】
次に、本実施の形態の動作について説明する。訂正符号化回路11は、ECCブロックを構成するビット数分のユーザーデータを一旦メモリ12へ書き込んだ後、そのメモリ12から読み出したユーザーデータを用いてパリティを計算し、そのパリティをパリティ生成要素であるユーザーデータと共にECCブロックのデータとして変調器13へ出力すると同時に、同期パターン付加回路14へフレーム、セクタ、ECCブロックの境界を示すパルスを出力する。
【0039】
変調器13は、訂正符号化回路11から入力されたデータを、所定の変調を行って符号語列に変換し、d制約が守られたビット列として同期パターン付加回路14へ出力する。同期パターン付加回路14は、訂正符号化回路11からのフレームパルスに基づき、フレームの先頭を示す同期パターンSY0をフレームデータに付加してフレームを生成し、以下フレーム単位で8種類の同期パターンSY0〜SY7の中から先行フレームデータとの接続や直流成分抑圧等の目的で適宜パターンを選択してフレームを生成する。
【0040】
また、同期パターン付加回路14は、訂正符号化回路11からのECCブロックの境界を示すパルスが入力されたときには、ECCブロックの開始セクタのフレーム番号1のフレームの同期パターンをSY5とし、それ以外ではSY6とし、さらに、外部からの1ビットの追加データに基づいて、フレーム番号25のフレームの同期パターンをSY6又はSY7とする。
【0041】
このようにして、生成された符号語列は、NRZI変調器15によりNRZI変調器15に供給されてNRZI変調が施された後、図示しない記録手段により光ディスク等の記録媒体に記録される。従って、記録媒体には、図1に示したセクタ構成のデータが記録される。
【0042】
次に、本発明になる復号装置の一実施の形態について説明する。図3は本発明になる復号装置の一実施の形態のブロック図を示す。復号装置はNRZI復調器21、同期パターン検出回路22、メモリ23、26、復調器24、訂正回路25によって構成される。NRZI復調器21は、入力再生信号をNRZI復調する。同期パターン検出回路22は入力信号のフレーム中の同期パターンが、前述した8種類の同期パターンSY0〜SY7のいずれであるかを検出し、また検出結果に応じた信号を訂正回路25へ出力する。
【0043】
メモリ23は、同期パターン検出回路22で検出された同期パターンを書き込み、読み出す。また、復調器24は、所定の復調(例えば16−8復調)を行う。訂正回路25は、ECCブロック単位で入力再生符号語の誤り訂正を行う。メモリ26は、訂正回路25による誤り訂正に必要なECCブロック分のデータを書き込んだ後読み出す。
【0044】
次に、この実施の形態の動作について説明する。図示しない再生手段により記録媒体から再生された信号は、図2のNRZI変調器15の出力信号に相当し、この再生信号はNRZI復調器21によってNRZI復調されることにより、d制約が適用された、図2のNRZI変調器15の入力信号に相当するビット列に変換された後、同期パターン検出回路22に供給される。同期パターン検出回路22は、入力ビット列からフレーム単位の同期パターンがSY0〜SY7のいずれであるかを検出すると同時に、検出した同期パターンをメモリ23に一旦格納する。
【0045】
続いて、同期パターン検出回路22は、メモリ23に格納された同期パターンを読み出して、連続する3フレームの同期パターンの組み合わせからフレーム番号を検出し、また同期パターンがSY0のときにはセクタの先頭フレームであると検出し、更に、検出したフレーム番号1のフレームの同期パターンがSY5であるかSY6であるかによりそのフレームがECCブロックの先頭のフレームであるか否か検出してそれらを訂正回路25へ出力すると共に、検出したフレーム番号25のフレームの同期パターンから追加データの値を検出して外部へ出力する。なお、検出エラー回復を高速とするために、セクタパルス及びフレーム番号を共に訂正回路25へ入力する構成としてもよい。
【0046】
復調器24は、同期パターン検出回路22を経由して入力されたビット列をユーザーデータとパリティの列に復調する。訂正回路25は同期バターン検出回路22から入力されたECCブロック境界を示すパルス(ECCブロックを構成する先頭フレームのフレームパルス)に従って、ユーザーデータ及びパリティをメモリ26に一旦格納した後、メモリ26から読み出してエラー訂正処理を実行する。訂正回路25による訂正結果はユーザーデータとして外部に出力される。
【0047】
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、例えば同期パターンは、3種類以上からの選択や他のフレームにおける選択も可能である。この場合は、1セクタへの追加情報量は更に増えることになる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、同期パターンのみによりフレームで伝送されるデータ以外に所望の伝送情報を伝送可能な符号化ができるため、所望の伝送情報として訂正符号ブロック(ECCブロック)の開始セクタ又は終了セクタを識別させるための情報を同期パターンにより符号化して記録再生等の伝送ができ、これにより復号時に極めて簡便に訂正符号ブロックの境界を判別することができる。
【0049】
また、本発明によれば、所望の情報を伝送する同期パターンは、フレームデータとして記録されるユーザーデータと比較してコピーされ難い性質を有しているため、上記の所望の伝送情報としてコピー保護関連の情報を記録再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる符号化方法の一実施の形態により符号化された信号のセクタ構成を示す図である。
【図2】本発明になる符号化装置の一実施の形態のブロック図である。
【図3】本発明になる復号装置の一実施の形態のブロック図である。
【図4】ビット列の一例を示す図である。
【図5】ECCブロック、セクタ及びフレームの関係とフレームの構成を示す図である。
【図6】従来の符号化方法の一例により符号化された信号のセクタ構成を示す図である。
【符号の説明】
SY0〜SY7 同期パターン
11 訂正符号化回路
12、23、26 メモリ
13 変調器
14 同期パターン付加回路
15 NRZI変調器
21 NRZI復調器
22 同期パターン検出回路
24 復調器
25 訂正回路

Claims (5)

  1. ゼロラン制限を適用した所定ビット数の同期パターン及び所定ビット数のデータからなるフレームを連続的に発生し、連続する所定数のフレームでセクタを構成し、連続する所定数のセクタで訂正符号ブロックを構成する符号化方法において、
    前記セクタを構成する前記所定数のフレームのうち先頭のフレームの同期パターンとして予め用意された複数の同期パターンの中から特定の一の同期パターンを選択して、前記先頭のフレームのデータに付加する第1のステップと、
    前記セクタを構成する前記所定数のフレームのうち、連続する一定数のフレームの各同期パターンの配列順がそれぞれ同じセクタ内で固有のものであり、同じ順序の配列が生じないように、前記特定の一の同期パターンを除く前記予め用意された複数の同期パターンの中から選択して、前記連続する一定数のフレームの各データにそれぞれ付加し、前記連続する一定数のフレームの各同期パターンの配列順により前記セクタ内における現在のフレームの順番を識別可能とする第2のステップと、
    前記セクタを構成する前記所定数のフレームのうち、特定のフレームにおいては伝送する情報の値に応じて、前記特定の一の同期パターンを除く前記複数の同期パターンから予め設定した2以上の同期パターンの中から選択して、前記特定のフレームのデータに付加する第3のステップと
    を含み、予め設定した前記2以上の同期パターンのいずれを前記第3のステップにおいて選択しても、前記連続する一定数のフレームの各同期パターンの配列順が前記セクタ内で固有である条件を満足するように符号化することを特徴とする符号化方法。
  2. ゼロラン制限を適用した所定ビット数の同期パターン及び所定ビット数のデータからなるフレームを連続的に発生し、連続する所定数のフレームでセクタを構成し、連続する所定数のセクタで訂正符号ブロックを構成する符号化装置において、
    前記訂正符号ブロックを構成する複数のフレームの各データからパリティを生成し、該パリティ及びその生成要素のデータとを出力する訂正符号化手段と、
    前記訂正符号化手段により生成された前記パリティ及びその生成要素のデータを前記訂正符号ブロックのデータとして入力され、その入力データに、予め用意された複数の同期パターンの中から、前記セクタを構成する前記所定数のフレームのうち先頭のフレームの同期パターンは特定の一の同期パターンを付加し、かつ、連続する一定数のフレームの各同期パターンの配列順が同じセクタ内でそれぞれ固有のものであり、同じ順序の配列が生じないように選択した同期パターンを付加し、更に、前記セクタを構成する前記所定数のフレームのうち、特定のフレームを構成する入力データには、伝送する情報の値に応じて、前記予め用意された複数の同期パターンのうち前記特定の一の同期パターンを除く予め設定した2以上の同期パターンの中から同期パターンを選択して付加する同期パターン付加手段と
    を有し、前記同期パターン付加手段において、予め設定した前記2以上の同期パターンのいずれを選択して前記特定フレームのデータに付加しても、前記連続する一定数のフレームの各同期パターンの配列順が前記セクタ内で固有である条件を満足することを特徴とする符号化装置。
  3. 前記同期パターン付加手段は、前記入力データが前記訂正符号化手段による前記訂正符号化ブロックの開始セクタ又は終了セクタを構成するフレームデータであるか否かに応じて、前記予め用意された複数の同期パターンのうち予め設定した2以上の同期パターンの中から同期パターンを選択して入力データに付加することを特徴とする請求項2記載の符号化装置。
  4. ゼロラン制限を適用した所定ビット数の同期パターン及び所定ビット数のデータからなるフレームのうち、連続する所定数のフレームでセクタを構成し、連続する所定数のセクタで訂正符号ブロックを構成し、前記セクタを構成する前記所定数のフレームのうち先頭のフレームの同期パターンは特定の一の同期パターンとされ、前記セクタを構成する前記所定数のフレームのうち、連続する一定数のフレームの各同期パターンの配列順は同じセクタ内で固有のものであり、同じ順序の配列が生じないように前記特定の一の同期パターンを除く複数の同期パターンの中から選択されており、前記セクタを構成する前記所定数のフレームのうち、特定のフレームにおいては伝送する情報の値に応じて、前記特定の一の同期パターンを除く前記複数の同期パターンから予め設定した2以上の同期パターンの中から選択されている符号語のデータを復号する復号方法であって、
    前記符号語の同期パターンが前記特定の一の同期パターンであるか否か検出することにより、前記セクタを構成するフレーム中の先頭フレームであるか否か検出する第1のステップと、
    前記符号語の連続する前記一定数のフレームの各同期パターンの配列順を検出することにより、入力フレームの前記セクタ内での先頭からの順番を識別する第2のステップと、
    前記第2のステップで識別された前記符号語の前記特定フレームの同期パターンが、前記予め設定した2以上の同期パターンの内のいずれであるか検出することにより、前記伝送する情報の値を復号する第3のステップと
    を含むことを特徴とする復号方法。
  5. ゼロラン制限を適用した所定ビット数の同期パターン及び所定ビット数のデータからなるフレームのうち、連続する所定数のフレームでセクタを構成し、連続する所定数のセクタで訂正符号ブロックを構成し、前記セクタを構成する前記所定数のフレームのうち先頭のフレームの同期パターンは特定の一の同期パターンとされ、前記セクタを構成する前記所定数のフレームのうち、連続する一定数のフレームの各同期パターンの配列順は同じセクタ内で固有のものであり、同じ順序の配列が生じないように前記特定の一の同期パターンを除く複数の同期パターンの中から選択されており、前記セクタを構成する前記所定数のフレームのうち、特定のフレームにおいては伝送する情報の値に応じて、前記特定の一の同期パターンを除く前記複数の同期パターンから予め設定した2以上の同期パターンの中から選択されている符号語のデータを復号する復号装置であって、
    入力される前記符号語の同期パターンが前記特定の一の同期パターンであるか否か検出する第1の検出手段と、
    入力される前記符号語の連続する前記一定数のフレームの各同期パターンの配列順を検出することにより、前記セクタを構成するフレームの先頭からの順番を識別する第2の検出手段と、
    前記第2の検出手段で識別された前記符号語の前記特定フレームの同期パターンが、前記予め設定した2以上の同期パターンの内のいずれであるか検出することにより、前記伝送する情報の値を復号する第3の検出手段と
    を有することを特徴とする復号装置。
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