JP4264080B2 - 電子放出素子 - Google Patents

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Description

本発明は,電子放出素子に関する。
一般に,電子放出素子は,電子源の種類によって,熱陰極(hot cathode)を用いる方式と,冷陰極(cold cathode)を用いる方式とに分類することができる。
このうち,冷陰極を用いる方式の電子放出素子としては,電界放出アレイ(Field Emitter Array;FEA)型,表面伝導放出(Surface Conduction Emitter;SCE)型,金属−絶縁層−金属(Metal−Insulator−Metal;MIM)型,および金属−絶縁層−半導体(Metal−Insulator−Semiconductor;MIS)型などが知られている。
上記冷陰極方式の電子放出素子のうち,FEA型は,仕事関数が低いかまたは縦横比が大きい物質を電子源として使用した場合に,真空中で電界により電子が放出され易くなるといった原理を用いたものである。かかるFEA型の電子放出素子には,モリブデン(Mo)またはシリコン(Si)などを主材質とする先端の尖った構造物で電子放出部を形成する方法や,黒鉛のようなカーボン系物質で電子放出部を形成する方法などが開発されている。
一般的に,FEA型電子放出素子は,第1基板上に,電子放出部と,電子放出を制御する駆動電極としてのカソード電極およびゲート電極とを備える。そして,第2基板上に,蛍光層と共に,電子放出部から放出された電子を上記蛍光層に向けて良好に加速させるアノード電極を備える。このとき,カソード電極とゲート電極との間には,両電極間を絶縁させるように絶縁層が配置される。また,カソード電極とゲート電極はそれぞれストライプパターンに形成されて,互いに直交する方向に配設されることができる。
上記のようなFEA電子放出素子を例えば表示装置などに適用した場合,表示装置の微細な画素に対応するように電子放出素子を制作しなければならないが,かかる微細画素の製作のためには,絶縁層の厚さはおよそ10μm以下の薄い厚さに形成されるのがよい。一方,このような薄い厚さの絶縁層を有するFEA型電子放出素子においては,カソード電極の外形によって,絶縁層表面が任意の屈曲を有するようになる。例えば,カソード電極が所定の厚みを有すると,かかるカソード電極を覆うように形成される絶縁層は,カソード電極の厚みによってその表面が平坦ではなくなり,カソード電極の側部(縁部)において任意の屈曲を有するようになる。そして,上記任意の屈曲を有する絶縁層の表面に金属を蒸着してゲート電極をカソード電極と直交するように形成すると,ゲート電極も上記任意の屈曲を有する絶縁層の表面の状態に応じて任意の屈曲を有するようになる。
このように,ゲート電極が平坦に形成されずに任意の屈曲を有すると,カソード電極とゲート電極との交差領域において,ゲート電極の側面エッジ(側部)でクラック(ひび割れ)が発生し易くなる。すなわち,ゲート電極がカソード電極と交差するように配されるとき,ゲート電極がカソード電極の側部(縁部)を跨ぐ領域では,ゲート電極は段差または傾斜を有するようになる。そして,かかる段差または傾斜の部分では,機械的なストレスなどの理由によりゲード電極にクラックなどの損傷が発生し易くなるという問題があった。
更に,一度発生したクラックはゲート電極の中心部に伝播されてゲート電極の抵抗を局部的に増加させ,ひいてはゲート電極の断線をもたらす恐れもある。上記のような問題は,絶縁層の厚さが薄くなるほど顕著に現れると推測される。また,上記問題は,第1基板上にゲート電極が形成され,上記ゲート電極を覆うように絶縁層が形成され,上記ゲート電極と交差するようにカソード電極が形成される構造の電子放出素子においても同様に発生し得る。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,絶縁層上に配置される駆動電極が損傷されるのを抑制し得る電子放出素子を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,基板上に一方向に延びて形成される複数の第1電極と;上記第1電極を覆うように,上記基板の全面に形成される絶縁層と;上記絶縁層上に,上記第1電極と直交する方向に延びて形成される複数の第2電極と;上記第1電極または上記第2電極のいずれかの電極に接続される電子放出部とを含み;上記第1電極と上記第2電極とが交差する領域において,上記第1電極の側部と上記第2電極の側部とが交差する側部交差領域の少なくとも1つの側部交差領域では,上記第1電極の側部と上記第2電極の側部が互いに鋭角または鈍角をなして交差すること,を特徴とする電子放出素子が提供される。
このような本発明にかかる電子放出素子によれば,上記第1電極の側部と上記第2電極の側部とが相互に鋭角または鈍角をなして直角以外の角度で交差するようにしたことにより,上記絶縁層を介して上記第1電極と交差する上記第2電極にクラック(ひび割れ)などの損傷が発生するのを防止することができる。すなわち,上記第1電極と上記第2電極の各交差領域では,上記第2電極が上記絶縁層を介して上記第1電極の上を跨ぐかたちになる。このとき上記第1電極は所定の厚みを有するので,上記第2電極は上記第1電極の両側部を跨ぐ部分において傾斜または段差を有しながら上記第1電極と重畳することになる。このような段差を有して上記第2電極が上記第1電極と交差する場合,特にその段差部分の第2電極の両縁部(両側部)における機械的ストレスが高くなることにより上記第2電極にクラックなどの損傷が生じやすくなる。そして,本発明によれば,上記第1電極の側部と上記第2電極の側部とが交差する箇所において,従来両者が直角に交差していたものを,いずれかの電極の側部を斜めに形成して幅可変側部を設けたことにより上記第1電極の側部と上記第2電極の側部とが鈍角または鋭角をなして交差するようにした。これにより,上記第2電極の側部と上記第1電極の側部とが交差する箇所において上記第2電極の側部に生じる応力の集中を減少させることができ,上記第2電極にクラックなどの損傷が生じるのを防止することができる。このとき,上記幅可変側部は,上記第1電極と上記第2電極とが交差する一つの交差領域に対して,少なくとも一つの上記第1電極の側部と上記第2電極の側部との側部交差領域に設けるようにすればよい。勿論全ての側部交差領域において第1電極または第2電極のいずれかの電極の側部に幅可変側部を設けるようにすることもできる。
ここで,上記第1電極は一定の幅を有するように形成され,上記第2電極の側部には,上記第1電極の側部と交差する位置に前記第2電極の幅が変化するように幅可変側部が形成されるように構成することができる。すなわち,上記側部交差領域において,上記第1電極の上側に位置する上記第2電極の側部を斜めに形成することができる。
ここで,上記それぞれの第2電極は,上記第1電極と重畳する領域に,第1の幅を有するように設けられる第1領域と;相互に隣接する上記第1電極の間の領域に,上記第1の幅とは異なる第2の幅を有するように設けられる第2領域と;上記第1領域と上記第2領域との間の領域に,上記幅可変側部を有するように設けられる第3領域とを含むように構成することができる。
そして,上記第1の幅は上記第2の幅より大きく,上記第2電極の幅可変側部と上記第1電極の側部とは,上記第1電極の側部外側において105°〜165°の傾斜角をなして交差するように構成すれば,上記第1電極の側部と上記第2電極の側部とは相互に鈍角をなして交差することができる。一方,上記第1の幅は上記第2の幅より小さく,上記第2電極の幅可変側部と上記第1電極の側部とは,上記第1電極の側部外側において15°〜75°の傾斜角をなして交差するように構成すれば,上記第1電極の側部と上記第2電極の側部とは相互に鋭角をなして交差することができる。
あるいは,上記第2電極は一定の幅を有するように形成され,上記第1電極の側部には,上記第2電極の側部と交差する位置に前記第1電極の幅が変化するように幅可変側部が形成されるように構成することができる。すなわち,上記側部交差領域において,上記第2電極の下側に位置する上記第1電極の側部を斜めに形成することができる。
ここで,上記それぞれの第1電極は,上記第2電極と重畳する領域に,第3の幅を有するように設けられる第1領域と;相互に隣接する上記第2電極の間の領域に,上記第3の幅とは異なる第4の幅を有するように設けられる第2領域と;上記第1領域と上記第2領域との間の領域に,上記幅可変側部を有するように設けられる第3領域とを含むように構成することができる。
そして,上記第3の幅は上記第4の幅より大きく,上記第1電極の幅可変側部と上記第2電極の側部とは,上記第2電極の側部外側において105°〜165°の傾斜角をなして交差するように構成すれば,上記第1電極の側部と上記第2電極の側部とは相互に鈍角をなして交差することができる。一方,上記第3の幅は上記第4の幅より小さく,上記第1電極の幅可変側部と上記第2電極の側部とは,上記第2電極の側部外側において15°〜75°の傾斜角をなして交差するように構成すれば,上記第1電極の側部と上記第2電極の側部とは相互に鋭角をなして交差することができる。
また,上記絶縁層の厚さは,上記第1電極と上記第2電極との間の絶縁性を十分に確保するために,上記第1電極の厚さの2倍以上であるのがよい。一方,上記絶縁層の厚さは,微細画素の形成を容易にするためには10μmよりも小さい厚さであるのがよい。
また,上記電子放出部は上記第1電極上に配置され,上記第2電極及び上記絶縁層は,上記電子放出部を露出させるように開口部を有する構成とすることができる。このとき,上記絶縁層の上面は,上記電子放出部の上面よりも高く形成されるのがよい。
あるいは,上記電子放出部は,上記第2電極の一方の側部に接触して配置される構成とすることもできる。
また,上記電子放出部は,カーボンナノチューブ,黒鉛,黒鉛ナノファイバ,ダイアモンド,ダイアモンド状カーボン,C60,またはシリコンナノワイヤーからなる群から選択される少なくとも1種の物質を含むように構成されるのがよい。
また,上記電子放出素子は,上記基板に対向して配置される他の基板と,上記他の基板に形成される蛍光層と,上記蛍光層の一面に配置される少なくとも1つのアノード電極とをさらに含むことができる。
本発明によれば,第1電極の側部と第2電極の側部とが相互に鋭角または鈍角をなして直角以外の角度で交差するようにしたことにより,絶縁層を介して第1電極と交差する第2電極にクラックなどの損傷が発生するのを防止することができる電子放出素子を提供できるものである。すなわち,上記のように第1電極の側部または第2電極の側部のいずれかに両者が直角以外の角度で交差することができるように幅可変側部を設けたことにより,上記第2電極が上記第1電極の側部と重畳する領域において上記第2電極の各側部に生じる機械的ストレスを減少させることができる。更に,上記構成としたことにより,上記第2電極の抵抗が局部的に増加することや,上記第2電極に断線が発生する危険性を減少させることができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本発明の第1の実施の形態について,図1,図2及び,図3を参照して説明する。図1は,本発明の第1の実施の形態による電子放出素子の部分分解斜視図である。図2は,本発明の第1の実施の形態による電子放出素子の部分断面図である。図3は,本発明の第1の実施の形態による電子放出素子の第1基板上の構造物の部分平面図である。
図1〜図3に示すように,第1の実施の形態による電子放出素子は,相互に所定の距離だけ離隔されて対向配置される第1基板2および第2基板4を含む。上記2つの基板のうち,第1基板2には,電子を放出させるための構造物が形成される。また,第2基板には,第1基板2側から放出された電子により可視光を放出して所定の発光または表示を行う構造物が形成される。
先ず,第1基板2側の構造について以下に説明する。第1基板2上には,第1電極6(以下,“カソード電極”という)が第1基板2の一方向に沿ってストライプパターンに形成される。そして,カソード電極6を覆うように,第1基板2の全面に絶縁層8が形成される。絶縁層8上には,第2電極10(以下,“ゲート電極”という)がカソード電極6と直交する方向にストライプパターンに形成される。カソード電極6とゲート電極10は,互いに交差するように配設されてもよい。
絶縁層8は,SiOを化学気相蒸着CVD方式で蒸着して形成することができる。絶縁層8の厚さは,カソード電極6の厚さの2倍以上であるのがよいが,10μm以上とならないようにするのがよい。すなわち,絶縁層8の厚さがカソード電極6の厚さの2倍未満であると,カソード電極6とゲート電極10との間の絶縁性を十分に確保することが困難となり,逆に,絶縁層8の厚さが10μm以上になると,微細画素を製作する際に不利になる。一方,絶縁層8を形成する方法,または絶縁層8の厚さなどは前述した例に限定されるものではない。
ここで,絶縁層8はカソード電極6を覆うように形成されるので,その表面はカソード電極6の外形に対応する所定の屈曲を有することになる。また,ゲート電極10もかかる所定の屈曲を有する絶縁層8上に形成されるので,その表面は絶縁層8の表面屈曲に対応する所定の屈曲を有することになる。
上記のような構成において,カソード電極6とゲート電極10の交差領域を画素領域と定義することにする。このとき,各画素領域ごとに,絶縁層8とゲート電極10には,少なくとも1つの開口部12が形成されて,カソード電極6の表面の一部が露出される。そして,各開口部12内のカソード電極6上に電子放出部14が形成される。この際,絶縁層8の上部表面が,電子放出部14の上面よりも高く形成されるようにして,ゲート電極10が電子放出部14の上部に位置するようにするのがよい。
図1及び図3においては,一例として,各画素領域ごとに,四つの電子放出部14がカソード電極6の長手方向に配置され,電子放出部14と開口部12の平面形状が円形である場合を示した。しかし,電子放出部14の配置や構造は,図示された例に限定されるものではない。
第1の実施の形態において,電子放出部14は,電界が印加されると電子を放出する物質,たとえばカーボン系物質またはナノメートルサイズ物質からなることができる。電子放出部14として使用可能な物質としては,カーボンナノチューブ,黒鉛,黒鉛ナノファイバ,ダイアモンド,ダイアモンド状カーボン,C60,シリコンナノワイヤー,またはこれらの組合せ,などがある。電子放出部14の製造方法としては,直接成長,スクリーン印刷,化学気相蒸着,またはスパッタリングなどの方法を適用することができる。
第1の実施の形態において,カソード電極6は一定の幅に形成されることができる。一方,ゲート電極10は,カソード電極6の側面エッジと交差する側面部位に幅可変側部16を有することができる。
より具体的には,それぞれのゲート電極10は,第1領域101と,第2領域102と,第3領域103とを含むことができる。第1領域101,第2領域102及び,第3領域103は,ゲート電極10の長手方向(ゲート電極10が基板の一方向と直交する方向に延びる方向)に配列されて,ゲート電極10の短手方向に相当する上記各領域の幅は,上記各領域ごとにそれぞれ異なる幅を有することができる。すなわち,第1領域101は,カソード電極6に重畳して位置し,w1の幅を有することができる。第2領域102は,カソード電極6とカソード電極6との間の領域に対応して位置し,w1より小さいw2の幅を有することができる。そして,第3領域103は,第1領域101と第2領域102との間にそれぞれ位置し,幅可変側部16を有することができる。すなわち,図3を参照すると,幅可変側部16は,ゲート電極10の長手方向の縁部(側面)が傾斜をなしている部分である。これにより,第1基板2を上から見た状態,すなわち第1基板2の平面図において,ゲート電極10の幅可変側部16とカソード電極6の側面エッジは,直角ではなく鈍角の傾斜角θ1(図3参照)をなしながら互いに交差するようになる。すなわち,カソード電極6の長手方向の側部とゲート電極10の長手方向の側部とが交差する際に,各側部の外側において相互になす角度θ1が鈍角となるように,ゲート電極10の長手方向の側部はカソード電極6と交差する領域において,ゲート電極10の短手方向の幅が変化するような幅可変側部16として形成される。
ここで,第3領域103は,カソード電極6の側面エッジと重畳する部位である。すなわち,第3領域103は,カソード電極6の厚みによって,ゲート電極10が,自身の長手方向に平坦性を維持せずに,第1領域101と第2領域102との間で所定の傾斜面を形成する領域となる。言い換えると,ゲート電極10の表面には,ゲート電極10がカソード電極6の側面エッジを跨ぐ領域において段差または傾斜が生じるが,かかる領域が第3領域103となるように,第1領域101,第2領域102及び,第3領域103を設けるのがよい。
第3領域103の幅可変側部16は,上述したようにゲート電極10の長手方向の縁部に沿った傾斜部であるため,ゲート電極10の側面部(縁部)の長さが傾斜の分だけ長くなり,ゲート電極10がカソード電極6の側面エッジを跨ぐ領域における局部的な傾斜変化を緩やかに誘導する役割を果たすことができる。したがって,第1の実施の形態の電子放出素子は,幅可変側部16により,ゲート電極10に生じる応力の集中を減少させることができ,その結果,応力集中によりゲート電極10にクラック(ひび割れ)が発生するのを抑制する効果を奏することができる。
ゲート電極10の幅可変側部16は,カソード電極6の側面エッジに対して105°〜165°の傾斜角θ1をなすように形成されるのがよい。ここで,傾斜角θ1は,図3に示されたように,第1基板2を基板の面方向から見た際に,カソード電極6の側部の外側において,カソード電極6の長手方向の側部とゲート電極10の側部(幅可変側部16)とによって形成される角度である。上記傾斜角θ1の範囲は,傾斜角135°に対して±30°の余裕を設けたものである。傾斜角θ1が上記範囲を外れると,カソード電極6またはゲート電極10の少なくともいずれかに整列誤差が生じた場合に,電子放出素子を駆動させると各画素領域で発生する電気場が不均一になり,画面の輝度の均一度が低下するといった問題を誘発する。
次に,第2基板4側の構造について説明する。第1基板2に対向する第2基板4の一面には,蛍光層18および黒色層20が形成される。蛍光層18および黒色層20の上には,例えばアルミニウム(Al)などのような金属膜からなるアノード電極22が形成される。アノード電極22は,電子ビームの加速に必要な高電圧を印加されて,蛍光層18から第1基板2に向かって放射された可視光を第2基板4側に反射させて画面の輝度を高める役割を果たすことができる。
一方,アノード電極22は,例えばITO(Indium Tin Oxide)などのような透明導電膜からなることができる。この場合,アノード電極22は,第1基板2に対向する蛍光層18および黒色層20の一面に位置し,所定のパターンに区分されて複数に形成されることができる。
上記のような構成を有する第1基板2および第2基板4は,相互に所定の距離だけ離隔されつつ,その縁部に塗布されるシールフリット(seal frit)のようなシール材により相互に接合される。そして,第1基板2と第2基板4との間には,両基板の間隔を一定に維持し,両基板に加わる圧縮力を支えるスペーサ24が配設される。
このように構成される電子放出素子は,カソード電極6とゲート電極10に所定の駆動電圧を印加すると,両電極間の電圧差が臨界値以上の画素において,電子放出部14の周囲に電界が形成され,電子放出部14から電子が放出される。放出された電子は,アノード電極22に印加された高電圧に引き寄せられて第2基板4側に向かい,対応する画素の蛍光層18と衝突してこれを発光させる。
ここで,第1の実施の形態にかかる電子放出素子は,ゲート電極10に幅可変側部16が形成されているので,ゲート電極10にクラックが発生するのを抑制することができる。そして更に,ゲート電極10の抵抗が増加したり断線するなどの危険を効果的に予防することができる。
次に,本発明の第2の実施の形態について,図4を参照して説明する。図4に示すように,第2の実施の形態による電子放出素子は,ゲート電極10’の幅可変側部16’がカソード電極6の側面エッジに対して鋭角の傾斜角θ2をなしながら互いに交差する構成を有する。
すなわち,第2の実施の形態においては,それぞれのゲート電極10’は,第1領域101’と,第2領域102’と,第3領域103’とを含むことができる。第1領域101’は,カソード電極6と重畳して位置し,w1’の幅を有することができる。第2領域102’は,カソード電極6とカソード電極6との間の領域に対応して位置し,w1’より大きいw2’の幅を有することができる。第3領域103’は,第1領域101’と第2領域102’との間にそれぞれ位置し,幅可変側部16’を有することができる。
ゲート電極10’の幅可変側部16’は,カソード電極6の側面エッジに対して15°〜75°の傾斜角θ2をなすように形成されるのがよい。ここで,傾斜角θ2は,図4に示されたように,第1基板2を基板の面方向から見た際に,カソード電極6の側部の外側において,カソード電極6の長手方向の側部とゲート電極10’の側部(幅可変側部16’)とによって形成される角度である。上記傾斜角θ2の範囲は,傾斜角45°に対して±30°の余裕を設けたものである。傾斜角θ2が上記範囲を外れると,カソード電極6またはゲート電極10の少なくともいずれかに整列誤差が生じた場合に,電子放出素子を駆動させると各画素領域で発生する電気場が不均一になり,画面の輝度の均一度が低下するといった問題を誘発する。
第1及び第2の実施の形態においては,カソード電極6の縁部とゲート電極10,10’の縁部が交差する際に直角以外の角度で交差するように,ゲート電極10,10’に幅可変側部16,16’を設けてゲート電極10,10’の縁部が傾斜を有するようにした。一方,この幅可変側部は,ゲート電極ではなくカソード電極に設けることもできる。以下に,カソード電極に幅可変側部を設けた場合の実施の形態について説明する。
先ず,本発明の第3の実施の形態について,図5を参照して説明する。図5に示すように,ゲート電極26は一定の幅を有するように形成される。一方,カソード電極28には,ゲート電極26の側面エッジと交差する側面部位に幅可変側部30が形成される。
より具体的には,それぞれのカソード電極28は,第1領域281と,第2領域282と,第3領域283とを含むことができる。第1領域281,第2領域282及び,第3領域283は,カソード電極28の長手方向(カソード電極28が基板の一方向に沿って延びる方向)に配列されて,カソード電極28の短手方向に相当する上記各領域の幅は,上記各領域ごとにそれぞれ異なる幅を有することができる。すなわち,第1領域281は,ゲート電極26と重畳して位置し,w3の幅を有することができる。第2領域282は,ゲート電極26とゲート電極26との間の領域に対応して位置し,w3より小さいw4の幅を有することができる。そして,第3領域283は,第1領域281と第2領域282との間にそれぞれ位置し,幅可変側部30を有することができる。すなわち,図5を参照すると,幅可変側部30は,カソード電極28の長手方向の縁部(側面)が傾斜をなしている部分である。
これにより,第1基板2を上から見た状態,すなわち第1基板2の平面図において,カソード電極28の幅可変側部30とゲート電極26の側面エッジは鈍角の傾斜角θ3をなしながら互いに交差するようになる。すなわち,カソード電極28の長手方向の側部とゲート電極26の長手方向の側部とが交差する際に,各側部の外側において相互になす角度θ3が鈍角となるように,カソード電極28の長手方向の側部はゲート電極26と交差する領域において,カソード電極28の短手方向の幅が変化するような幅可変側部30として形成される。このようなカソード電極28の幅可変側部30は,ゲート電極26がカソード電極28の幅可変側部30を跨ぐ領域における局部的な傾斜変化を緩やかに誘導して,ゲート電極26の傾斜変化による応力集中を減少させることができる。その結果,応力集中によってゲート電極10にクラックが発生するのを抑制することができる。このとき,傾斜角θ3は,105°〜165°であるのがよい。ここで,傾斜角θ3は,図5に示されたように,第1基板2を基板の面方向から見た際に,ゲート電極26の側部の外側において,ゲート電極26の長手方向の側部とカソード電極28の側部(幅可変側部30)とによって形成される角度である。
次に,本発明の第4の実施の形態について,図6を参照して説明する。図6に示すように,第4の実施の形態による電子放出素子は,カソード電極28’の幅可変側部30’がゲート電極26の側面エッジに対して鋭角の傾斜角θ4をなしながら互いに交差する構成を有する。
すなわち,第4の実施の形態においては,それぞれのカソード電極28’は,第1領域281’と,第2領域282’と,第3領域283’とを含むことができる。第1領域281’は,ゲート電極26と重畳して位置し,w3’の幅を有することができる。第2領域282’は,ゲート電極26とゲート電極26との間の領域に対応して位置し,w3’より大きいw4’の幅を有することができる。第3領域283’は,第1領域281’と第2領域282’との間にそれぞれ位置し,幅可変側部30’を有することができる。
このとき,傾斜角θ4は,15°〜75°であるのがよい。ここで,傾斜角θ4は,図6に示されたように,第1基板2を基板の面方向から見た際に,ゲート電極26の側部の外側において,ゲート電極26の長手方向の側部とカソード電極28’の側部(幅可変側部30’)とによって形成される角度である。
次に,本発明の第5の実施の形態について,図7,図8及び,図9を参照して説明する。図7は,本発明の第5の実施の形態による電子放出素子の部分分解斜視図である。図8は,本発明の第5の実施の形態による電子放出素子の部分断面図である。図9は,本発明の第5の実施の形態による電子放出素子の第1基板上の構造物の部分平面図である。
第5の実施の形態による電子放出素子は,第1〜第4の実施の形態と同様に,相互に所定の距離だけ離隔されて対向配置される第1基板2および第2基板4を含む。上記2つの基板のうち,第1基板2には,電子を放出させるための構造物が形成され,第2基板には,第1基板2側から放出された電子により可視光を放出して所定の発光または表示を行う構造物が形成される。
ここで,第5の実施の形態においては,図7〜図9に示すように,第1基板2の構造が第1〜第4の実施の形態とは異なる。第1基板2には,第1電極32(以下,“ゲート電極”という)が,第1基板2の一方向に沿ってストライプパターンに形成される。そして,ゲート電極32を覆うように,第1基板2の全面に絶縁層34が形成される。絶縁層34上には,第2電極36(以下,“カソード電極”という)がゲート電極32と直交または交差する方向にストライプパターンに形成される。そして,ゲート電極32とカソード電極36が交差する領域ごとに,カソード電極36の一方の側面には,電子放出部38がカソード電極36と接触して位置することができる。
このように構成される電子放出素子は,ゲート電極32とカソード電極36に所定の駆動電圧を印加すると,両電極間の電圧差が臨界値以上の画素において,電子放出部38の周囲に電界が形成され,電子放出部38から電子が放出される。放出された電子は,アノード電極22に印加された高電圧に引き寄せられて第2基板4側に向かい,対応する画素の蛍光層18と衝突してこれを発光させる。
ここで,第5の実施の形態にかかる電子放出素子は,ゲート電極32が一定の幅を有するように形成される。そして,カソード電極36は,ゲート電極32の側面エッジと交差する側面部位に,幅可変側部40が形成されるように構成される。
すなわち,それぞれのカソード電極36は,第1領域361と,第2領域362と,第3領域363とを含むことができる。第1領域361は,ゲート電極32と重畳して位置し,w5の幅を有することができる。第2領域362は,ゲート電極32とゲート電極32との間の領域に対応して位置し,w5より小さいw6の幅を有することができる。そして,第3領域363は,第1領域361と前記第2領域362との間にそれぞれ位置し,幅可変側部40を有することができる。すなわち,図9を参照すると,幅可変側部40は,カソード電極36の長手方向(カソード電極36が延びる方向)の縁部(側面)において傾斜をなす部分である。
これにより,カソード電極36の幅可変側部40とゲート電極32の側面エッジは直角でなく鈍角の傾斜角θ5(図9参照)をなしながら互いに交差する。すなわち,傾斜角θ5は,図9に示されたように,第1基板2を基板の面方向から見た際に,ゲート電極32の側部の外側において,ゲート電極32の長手方向(ゲート電極32が延びる方向)の側部とカソード電極36の側部(幅可変側部40)とによって形成される角度である。
このようなカソード電極36の幅可変側部40は,カソード電極36がゲート電極32の側面エッジを跨ぐ領域における局部的な傾斜変化を緩やかに誘導して,カソード電極36の傾斜変化による応力集中を減少させることができる。その結果,応力集中によりカソード電極36にクラックが発生するのを抑制することができる。ここで,傾斜角θ5は,105°〜165°であるのがよい。
次に,本発明の第6の実施の形態について,図10を参照して説明する。図10に示すように,第6の実施の形態による電子放出素子は,カソード電極36’の幅可変側部40’がゲート電極32の側面エッジに対して鋭角の傾斜角θ6をなしながら互いに交差する構成を有する。
すなわち,第6の実施の形態においては,それぞれのカソード電極36’は,第1領域361’と,第2領域362’と,第3領域363’とを含むことができる。第1領域361’は,ゲート電極32と重畳して位置し,w5’の幅を有することができる。第2領域362’は,ゲート電極32とゲート電極32との間の領域に対応して位置しw5’より大きいw6’の幅を有することができる。第3領域363’は,第1領域361’と第2領域362’との間にそれぞれ位置し,幅可変側部40’を有することができる。ここで,傾斜角θ6は,15°〜75°であるのがよい。
第5及び第6の実施の形態においては,ゲート電極32の縁部とカソード電極36,36’の縁部が交差する際に直角以外の角度で交差するように,カソード電極36,36’に幅可変側部40,40’を設けてカソード電極36,36’の縁部が傾斜を有するようにした。一方,この幅可変側部は,カソード電極ではなくゲート電極に設けることもできる。以下に,ゲート電極に幅可変側部を設けた場合の実施の形態について説明する。
先ず,本発明の第7の実施の形態について,図11を参照して説明する。図11に示すように,カソード電極42は一定の幅を有するように形成されるが,ゲート電極44には,カソード電極42の側面エッジと交差する側面部位に,幅可変側部46が形成される。
第7の実施の形態において,それぞれのゲート電極44は,第1領域441と,第2領域442と,第3領域443とを含むことができる。第1領域441は,カソード電極42と重畳して位置し,w7の幅を有することができる。第2領域442は,カソード電極42とカソード電極42との間の領域に対応して位置し,w7より小さいw8の幅を有することができる。第3領域443は,第1領域441と第2領域442との間に位置し,幅可変側部46を有することができる。
これにより,ゲート電極44の幅可変側部46とカソード電極42の側面エッジは鈍角の傾斜角θ7をなしながら互いに交差する。このようなゲート電極44の幅可変側部46は,カソード電極42がゲート電極44の幅可変側部46を跨ぐ領域におけるの局部的な傾斜変化を緩やかに誘導して,カソード電極42の傾斜変化による応力集中を減少させることがでる。このとき,傾斜角θ7は,105〜165°であるのがよい。ここで,傾斜角θ7は,図11に示されたように,第1基板2を基板の面方向から見た際に,カソード電極42の側部の外側において,カソード電極42の長手方向(カソード電極42が延びる方向)の側部とゲート電極44の側部(幅可変側部46)とによって形成される角度である。
次に,本発明の第8の実施の形態について,図12を参照して説明する。図12に示すように,第8の実施の形態による電子放出素子は,ゲート電極44’の幅可変側部46’がカソード電極42の側面エッジに対して鋭角の傾斜角θ8をなしながら互いに交差する構成を有する。
すなわち,第8の実施の形態において,それぞれのゲート電極44’は,第1領域441’と,第2領域442’と,第3領域443’とを含むことができる。第1領域441’は,カソード電極42と重畳して位置し,w7’の幅を有することができる。第2領域442’は,カソード電極42とカソード電極42との間の領域に対応して位置し,w7’より大きいw8’の幅を有することができる。第3領域443’は,第1領域441’と第2領域442’との間にそれぞれ位置し,幅可変側部46’を有することができる。ここで,傾斜角θ8は,15°〜75°であるのがよい。
このように,本発明による電子放出素子は,絶縁層を介して2つの駆動電極(第1電極及び第2電極)が相互に交差するように配置される構造を有し,第1電極と第2電極のうち,いずれか一方の電極に幅可変側部を形成することにより,絶縁層上に形成される第2電極にクラックなどの損傷が発生するのを防止することができる。
ここで,幅可変側部が設けられる電極としては,第1電極と第2電極のうち,相対的に電流輸送量が少なく抵抗が低くて電圧降下が小さい電極であるのがよい。
また,第1電極と第2電極とが交差する一つの交差領域において,第1電極の側部と第2電極の側部とが相互に交差する側部交差領域は4箇所存在する。そして,第1〜第8の実施の形態においては,上記4箇所の側部交差領域の全てに,第1電極または第2電極のいずれかの側部に幅可変側部を設けて第1電極の側部と第2電極の側部とが相互に鋭角または鈍角をなして交差する構成であった。しかし,第1電極または第2電極のいずれかの側部に設けられる幅可変側部は,必ずしも一つの交差領域の全ての側部交差領域に設けられる必要はなく,少なくとも一つの側部交差領域に幅可変側部を設ける構成とすることもできる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,電子放出素子に適用可能であり,特に絶縁層を介して2つの駆動電極が相互に直交または交差するように配置される構造を有する電子放出素子に適用可能である。
本発明の第1の実施の形態による電子放出素子の部分分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態による電子放出素子の部分断面図である。 本発明の第1の実施の形態による電子放出素子の第1基板上の構造物の部分平面図である。 本発明の第2の実施の形態による電子放出素子の第1基板上の構造物の部分平面図である。 本発明の第3の実施の形態による電子放出素子の第1基板上の構造物の部分平面図である。 本発明の第4の実施の形態による電子放出素子の第1基板上の構造物の部分平面図である。 本発明の第5の実施の形態による電子放出素子の部分分解斜視図である。 本発明の第5の実施の形態による電子放出素子の部分断面図である。 本発明の第5の実施の形態による電子放出素子の第1基板上の構造物の部分平面図である。 本発明の第6の実施の形態による電子放出素子の第1基板上の構造物の部分平面図である。 本発明の第7の実施の形態による電子放出素子の第1基板上の構造物の部分平面図である。 本発明の第8の実施の形態による電子放出素子の第1基板上の構造物の部分平面図である。
符号の説明
2 第1基板
8 絶縁層
4 第2基板
18 蛍光層
20 黒色層
22 アノード電極
14 電子放出部
12 開口部
6,28,28’ 第1電極(カソード電極)
10,10’,26 第2電極(ゲート電極)
16,16’,30,30’ 幅可変側部
38 電子放出部
32,44,44’ 第1電極(ゲート電極)
36,36’,42 第2電極(カソード電極)
40,40’,46,46’ 幅可変側部
101,101’,281,281’,361,361’,441,441’ 第1領域
102,102’,282,282’,362,362’,442,442’ 第2領域
103,103’,283,283’,363,363’,443,443’ 第3領域

Claims (14)

  1. 基板上に一方向に延びて形成される複数の第1電極と;
    前記第1電極を覆うように,前記基板の全面に形成される絶縁層と;
    前記絶縁層上に,前記第1電極と直交する方向に延びて形成される複数の第2電極と;
    前記第1電極または前記第2電極のいずれかの電極に接続される電子放出部と;
    を含み,
    前記第2電極は,前記第1電極を跨ぐ領域において他の領域よりも前記基板と反対方向に突出しており,
    前記第1電極及び前記第2電極のいすれか一方の電極のそれぞれは,一定の幅を有するように形成され,
    前記第1電極及び前記第2電極のいすれか他方の電極のそれぞれは,
    前記一方の電極と重畳する領域に,一定な第1の幅を有するように設けられる第1領域と,
    相互に隣接する前記一方の電極の間の領域に,前記第1の幅とは異なる一定な第2の幅を有するように設けられる第2領域と,
    前記第1の幅から前記第2の幅へと直線的に変化する幅で形成された幅可変側部を有するように設けられて,前記第1領域と前記第2領域とを連結する第3領域と,
    を有し,
    前記一方の電極は,当該一方の電極の側部が前記他方の電極の側部に対して鋭角または鈍角をなすように,前記幅可変側部の幅が前記第1の幅から前記第2の幅へと直線的に変化している途中の位置で前記他方の電極の側部に交差すること,
    を特徴とする電子放出素子。
  2. 前記一方の電極は,前記第1電極であり,
    前記他方の電極は,前記第2電極であることを特徴とする請求項1に記載の電子放出素子。
  3. 前記第1の幅は前記第2の幅より大きく,前記第2電極の幅可変側部と前記第1電極の側部とは,前記第1電極の側部外側において105°〜165°の傾斜角をなして交差することを特徴とする請求項2に記載の電子放出素子。
  4. 前記第1の幅は前記第2の幅より小さく,前記第2電極の幅可変側部と前記第1電極の側部とは,前記第1電極の側部外側において15°〜75°の傾斜角をなして交差することを特徴とする請求項2に記載の電子放出素子。
  5. 前記一方の電極は,前記第2電極であり,
    前記他方の電極は,前記第1電極であることを特徴とする請求項1に記載の電子放出素子。
  6. 前記第1の幅は前記第2の幅より大きく,前記第1電極の幅可変側部と前記第2電極の側部とは,前記第2電極の側部外側において105°〜165°の傾斜角をなして交差することを特徴とする請求項5に記載の電子放出素子。
  7. 前記第1の幅は前記第2の幅より小さく,前記第1電極の幅可変側部と前記第2電極の側部とは,前記第2電極の側部外側において15°〜75°の傾斜角をなして交差することを特徴とする請求項5に記載の電子放出素子。
  8. 前記絶縁層の厚さは,前記第1電極の厚さの2倍以上であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の電子放出素子。
  9. 前記絶縁層の厚さは,10μmより小さいことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の電子放出素子。
  10. 前記電子放出部は前記第1電極上に配置され,前記第2電極及び前記絶縁層は,前記電子放出部を露出させるように開口部を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の電子放出素子。
  11. 前記絶縁層の上面が,前記電子放出部の上面より高く形成されることを特徴とする請求項10に記載の電子放出素子。
  12. 前記電子放出部は,前記第2電極の一方の側部に接触して配置されることを特徴とする請求項1に記載の電子放出素子。
  13. 前記電子放出部は,カーボンナノチューブ,黒鉛,黒鉛ナノファイバ,ダイアモンド,ダイアモンド状カーボン,C60,またはシリコンナノワイヤーからなる群から選択される少なくとも1種の物質を含むことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の電子放出素子。
  14. 前記基板に対向して配置される他の基板と,前記他の基板に形成される蛍光層と,前記蛍光層の一面に配置される少なくとも1つのアノード電極とをさらに含むことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の電子放出素子。


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