JP4263870B2 - ハプティックコントローラ - Google Patents

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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車載機器を操作する操作装置に設けられ、操作部材の位置に応じて操作部材に所定の力を与えて、操作部材から操作者に操作感触を与える、すなわち、操作者の力覚(ハプティック)を刺激するハプティックコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、車載機器を操作する操作装置には、操作部材の位置に応じて操作部材に所定の力を与えて、操作部材から操作者に操作感触を与える、すなわち、操作者の力覚を刺激するハプティックコントローラを備えているものがある。
【0003】
従来のハプティックコントローラには、手動操作される操作部材に力を与える動力源であるアクチュエータと、操作部材の位置を検出する検出部と、この検出部によって検出された操作部材の位置に応じてアクチュエータを制御する制御値を演算する演算手段を備えているものがある。
【0004】
演算手段は、操作部材の位置に応じて操作部材に所定の力を与えるために予め設定されたフォースパターンが記憶されている記憶部と、検出部によって検出された操作部材の位置に応じてフォースパターンから制御値を取り出す演算部とを備えている。
【0005】
フォースパターンは、操作部材の移動範囲が細かく区分けされ各区分ごとにアクチュエータに与える力が設定されてなる点のそれぞれによって形成されている。
【0006】
このように構成されたハプティックコントローラでは、操作部材が操作されると、操作部材の位置が検出部によって検出される。そして、演算手段では、演算部によって、操作部材の位置に応じて、記憶部に記憶されているフォースパターンから制御値が取り出され、アクチュエータに送られる。アクチュエータからは制御値に基づいた力が出力され、この力が操作部材に伝達されて、操作部材から操作者に操作感触が与えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来のハプティックコントローラでは、操作部材の移動範囲が細かく区分けされ、各区分ごとに操作部材に与える力が設定されてなる点のそれぞれによってフォースパターンが形成されているので、すなわち、フォースパターンを形成する点の数が非常に多いので、フォースパターンを調整したり変更したりする際に、多くの点を1つ1つ修正しなければならず、その作業が煩わしい。
【0008】
本発明は、上述の現状を考慮してなされたもので、その目的は、操作部材の操作に応じて操作部材に所定の力を与えるためのフォースパターンを少ないデータ量で設定できるハプティックコントローラを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明は、手動操作される操作部材に力を与える動力源であるアクチュエータと、前記操作部材の位置を検出する検出部と、この検出部によって検出された前記操作部材の位置から前記アクチュエータを制御するための制御値を演算する演算手段を備え、前記演算手段は、前記操作部材の位置に応じてこの操作部材に所定の力を与えるために予め設定されたフォースパターンが記憶される記憶部と、前記検出部によって検出された前記操作部材の位置から前記フォースパターンに基づいて前記制御値を演算する演算部とを具備するとともに、前記フォースパターンは、前記操作部材の移動範囲内に特定された複数の特定位置のそれぞれで操作部材に与える力のそれぞれを特定してなる特定点と、隣接する特定位置のそれぞれにおける特定点同士を結ぶ所定の関数のそれぞれとによって形成し、前記演算部は、前記検出部によって検出された前記操作部材の位置が、いずれの特定位置間の領域に含まれているかを判定し、判定した領域を形成する2つの特定位置のそれぞれにおける特定点同士を結ぶ所定の関数に基づいて、前記制御値を演算するように設定したハプティックコントローラであって、複数のフォースパターンを設定し、操作部材の移動範囲内の所定領域内に操作部材があるときに、フォースパターンを切換えるフォースパターン切換部を備え、前記フォースパターン切換部は、切換えるフォースパターン同士の力の大きさの差が所定値以下のときに、フォースパターンを切換えるように設定したことを特徴とする。
【0010】
このように構成した本発明では、操作部材が操作されると、操作部材の位置が検出部によって検出される。演算手段では、演算部によって、記憶部に記憶されているフォースパターンに基づいて操作部材に与える力が算出される。すなわち、操作部材の位置が、いずれの特定位置間の領域に含まれているかが判定され、判定した領域を形成する2つの特定位置のそれぞれにおける特定点同士を結ぶ所定の関数に基づいて、アクチュエータに与える制御値が演算される。
【0011】
そして、制御値に基づいてアクチュエータから力が出力されると、その力は操作部材に伝達されて、操作者の力覚を刺激する。すなわち、操作部材から操作者に操作感触が与えられる。
【0012】
このように本発明では、特定点を記憶部に記憶させ、隣接する特定位置のそれぞれにおける特定点同士を結ぶ関数を演算部で判定するようにしたので、フォースパターンの設定に要するデータ量を少なくできる。
また、本発明では、複数のフォースパターンを設定し、操作部材の移動範囲内の所定領域内に操作部材があるときに、フォースパターンを切換えるフォースパターン切換部を備える。これにより、フォースパターンの切換えが位置でおこなわれるのではなく、所定領域内でおこなわれる。したがって、切換が必要どうかの判定が容易であり、フォースパターンの切換えの確実性を向上させることができる。
また、本発明では、フォースパターン切換部は、切換えるフォースパターン同士の力の大きさの差が所定値以下のときに、フォースパターンを切換えるように設定した。これにより、フォースパターンの切換前後において操作部材に与えられる力の変化が小さくすることができる。したがって、フォースパターン切換時の力の変化に伴う違和感を少なくすることができる。
【0013】
また、本発明において、前記操作部材の移動範囲内の特定点のうちの少なくとも1つは、操作部材に与える力の方向を反転させる反転点にしてもよい。
【0014】
このように構成したものでは、操作部材の操作を移動範囲内の任意の位置でやめても、操作部材には移動範囲を形成する2つの位置のいずれかに向かうように力が与えられるので、操作部材を移動範囲を形成する2つの位置のいずれかに位置決めすることができる。
【0017】
また、本発明において、フォースパターン切換部は、切換えるフォースパターンのそれぞれに含まれる力同士が同方向のときに、フォースパターンを切換えるように設定してもよい。
【0018】
このように構成したものでは、フォースパターンの切換前後で、操作部材に与えられる力の方向が変化しないので、フォースパターン切換時の力の変化に伴う違和感を少なくすることができる。
【0021】
また、本発明において、前記操作部材の移動範囲内の所定領域に対応して、前記操作部材の周囲に識別表示を設けてもよい。
【0022】
このように構成したものでは、識別表示に対応して操作部材の操作感触を変化させることができる。
【0023】
また、上述の発明において、車載機器を操作する操作装置に設けてもよい。
【0024】
このように構成したものでは、車載機器の操作装置に備えられる操作部材から操作感触を発生させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明のハプティックコントローラの実施形態を図に基づいて説明する。
【0026】
図1は、本発明の第1実施形態によって操作感触を発生することが可能となったツマミを示す正面図、図2は、第1実施形態の構成を示すブロック図、図3は、図2に示す第1実施形態によってツマミに与える力のパターン、すなわちフォースパターンを示す説明図、図4は、図2に示す第1実施形態によってツマミに力を与えるときの手順を示すフローチャートである。
【0027】
第1実施形態は、車載用機器など、例えば、エアコンの空気排出口を切換える切換スイッチに設けてある。この切換スイッチは、図1に示すように、手動で回転操作される操作部材であるツマミ1と、このツマミ1の周囲に設けられ、選択肢を示す識別表示3〜7と、これら識別表示3〜7のうちのいずれが選択されているかを指す指針部2とを備えている。
【0028】
第1実施形態は、図2に示すように、ツマミ1に力を与える動力源であるアクチュエータ11、ツマミ1の位置を検出する検出部9と、この検出部9によって検出されたツマミ1の位置、すなわちツマミ1の回転角度に応じて、アクチュエータ11を制御するための制御値を演算する演算手段12と、アクチュエータ11の動力を伝達する減速ギアなどの動力伝達部10とを備えている。
【0029】
演算手段12は、同図2に示すように、検出部9によって検出されたツマミ1の位置データが入力される入力部13と、ツマミ1の位置に応じてこのツマミ1に所定の力を与えるために予め設定された後述のフォースパターンAの特定点A1〜A3,A5〜A7(図3参照)が記憶されている記憶部16と、検出部9によって検出されたツマミ1の位置に応じてフォースパターンAに基づいてツマミ1に与える力を算出する、すなわち、アクチュエータ11に与える制御値を演算する演算部14と、この演算部14によって演算された制御値をアクチュエータ11に送る出力部15とを備えている。
【0030】
また、記憶部16には、記憶部16へのデータ入力が可能な外部入力部17を接続してあり、演算手段12の外部からのフォースパターンAの調整や変更がおこなえるようにしてある。
【0031】
フォースパターンAは、図3に示すように、ツマミ1を移動させることが可能な範囲内に特定された複数の特定位置0,ax2,ax3,ax4,ax5,ax6,ax7のそれぞれで、ツマミ1に与える力のそれぞれを0,ay2,ay3,0,ay5,ay6,0のそれぞれに設定してなる特定点A1〜A7のそれぞれと、特定点A1とA2、A2とA3、A3とA4、A4とA5、A5とA6、およびA6とA7のそれぞれを結ぶ例えば直線で表される関数のそれぞれとによって形成してある。なお、フォースパターンAには、特定位置0から特定位置ax7までの領域のほぼ中央で力の方向を反転させるために、特定点A4(ax4,0)を反転点として設定してある。
【0032】
上述のようにしてフォースパターンAを設定した位置0から位置ax7までの領域は、識別表示3の位置から識別表示4の位置までの領域、識別表示4の位置から識別表示5の位置までの領域、識別表示5の位置から識別表示6の位置までの領域、識別表示6の位置から識別表示7の位置までの領域のそれぞれに対応させてあり、これらの領域のそれぞれでは、フォースパターンAに基づいた力がツマミ1に与えられる。
【0033】
演算部14は、検出部9によってツマミ1の位置が検出されると、そのツマミ1の位置が、特定位置間の領域、すなわち位置0から位置ax2までの領域、位置ax2から位置ax3までの領域、位置ax3から位置ax4までの領域、位置ax4から位置ax5までの領域、位置ax5から位置ax6までの領域、および位置ax6から位置ax7までの領域のいずれの領域に含まれているかを判定し、判定した領域を形成する2つの特定位置のそれぞれにおける特定点同士を結ぶ関数に基づいて、アクチュエータ11の制御値を演算するように設定してある。
【0034】
このように構成した第1実施形態は、例えば、ツマミ1が識別表示3の位置から識別表示4の位置までr方向に回されると、次のように動作する。
【0035】
図4に示すように、ツマミ1が回されると、ツマミ1の位置が検出部9によって検出され、ツマミ1の位置データが入力部13に入力される(手順S1)。
【0036】
次に、演算手段12では、演算部14によって、ツマミ1の位置が特定位置間の領域、すなわち位置0から位置ax2までの領域、位置ax2から位置ax3までの領域、位置ax3から位置ax4までの領域、位置ax4から位置ax5までの領域、位置ax5から位置ax6までの領域、および位置ax6から位置ax7までの領域のいずれの領域に、含まれているかを判定する(手順S2)。
【0037】
これにより、例えばツマミ1が位置0から位置ax2までの領域内にあると判定されたときは、位置0から位置ax2までの領域を形成する2つの特定位置0,ax2のそれぞれにおける特定点A1,A2同士を結ぶ関数に基づいて、ツマミ1に与える力が算出される、すなわち、アクチュエータ11に与える制御値が演算される(手順S3)。そして、制御値が、出力部15からアクチュエータ11に出力される(手順S4)。
【0038】
なお、ツマミ1の位置が、位置0から位置ax2までの領域以外の領域、すなわち、位置ax2から位置ax3までの領域、位置ax3から位置ax4までの領域、位置ax4から位置ax5までの領域、位置ax5から位置ax6までの領域、および位置ax6から位置ax7までの領域のいずれの領域にある場合でも上述と同様にして制御値が演算され、アクチュエータ11が制御される。
【0039】
このようにしてアクチュエータ11が制御されると、識別表示3の位置(図3では位置0)と識別表示4の位置(図3では位置ax7)のちょうど中間の位置(図3では位置ax4)を越えるときに、ツマミ1に与えられる力がl方向からr方向に反転し、それから識別表示4の位置まではツマミ1にr方向の力が与えられる。したがって、操作者の手指は、ツマミ1が識別表示4の位置よりも識別表示3の位置に近いときに、ツマミ1から抵抗力を受け、指針部2が識別表示3の位置よりも識別表示4の位置に近くなると、加速力を得る。
【0040】
また、ツマミ1が識別表示4の位置からl方向に回されたときも同様に、操作者の手指は、ツマミ1が識別表示3の位置よりも識別表示4の位置に近いときに、ツマミ1から抵抗力を受け、識別表示4の位置よりも識別表示3の位置に近くなると、加速力を得る。
【0041】
また、操作者が手指をツマミ1から離せば、ツマミ1は近い方の識別表示に向かって自動的に回転する。
【0042】
なお、図3に示すフォースパターンAは、識別表示3から識別表示4までの領域だけでなく、識別表示4から識別表示5までの領域、識別表示5から識別表示6までの領域、および識別表示6から識別表示7までの領域のそれぞれごとに設定してあるので、操作者は、各領域で上述と同様の操作感触を得る。
【0043】
このように第1実施形態では、特定点A1〜A7だけを記憶部16に記憶させ、演算部14によって、特定点A1とA2、A2とA3、A3とA4、A4とA5、A5とA6、およびA6とA7のそれぞれを結ぶ関数のいずれかに基づいてアクチュエータ11に与える制御値を演算するようにしたので、フォースパターンAを少ないデータ量で設定でき、これにより、外部入力部17を使用してフォースパターンAの調整作業や変更作業を容易におこなうことができる。
【0044】
また、第1実施形態では、ツマミ1の操作を任意の位置でやめても、ツマミ1を、識別表示3〜7のうちの最寄の識別表示の位置に自動的に位置決めすることができるので、操作性の良いツマミを実現できる。
【0045】
また、第1実施形態では、ツマミ1の識別表示3〜7に対する位置に応じてツマミ1の操作感触を変化させることができるので、この点においても、操作性の良いツマミを実現できる。
【0046】
次に、第2実施形態について説明する。
【0047】
図5は、第2実施形態によって操作感触を発生することが可能になったシフトレバーを示す斜視図、図6は、第2実施形態の構成を示すブロック図、図7は、オートマチックモード使用時のフォースパターンを示す説明図、図8は、マニュアルモード使用時のフォースパターンを示す説明図、図9は、図6に示す第2実施形態によってシフトレバーに力を与えるときの手順を示すフローチャート、図10は、図9の続きを示すフローチャートである。
【0048】
第2実施形態は、例えば図5に示す自動車のシフトレバー21に設けてある。このシフトレバー21は、ガイド部22内を移動可能に設けられており、ガイド部22の横には、ドライブ「D」やニュートラル「N」などの選択肢を示す識別表示23〜31を設けてある。
【0049】
第2実施形態は、図6に示すように、シフトレバー21に力を与える動力源であるアクチュエータ35、シフトレバー21の位置を検出する検出部33と、この検出部33によって検出されたシフトレバー21の位置に応じてアクチュエータ35を制御するための制御値を演算する演算手段36と、アクチュエータ35の動力をシフトレバー21に伝達する減速ギアなどの動力伝達部34とを備えている。
【0050】
この演算手段36は、検出部33によって検出されたシフトレバー21の位置データが入力される入力部37と、シフトレバー21の位置に応じてこのシフトレバー21に所定の力を与えるために予め設定された図7に示すフォースパターンB,Cの特定点B1〜B13、C1〜C13、および図8に示すフォースパターンD,Fの特定点D1〜D8,F1〜F8が記憶される記憶部42と、検出部33によって検出されたシフトレバー21の位置に応じてフォースパターンBまたはフォースパターンCまたはフォースパターンDまたはフォースパターンFに基づいてアクチュエータ35を制御する制御値を演算する演算部39と、この演算部39によって演算された制御値をアクチュエータ35に送る出力部40とを備えている。
【0051】
また、記憶部42には、記憶部42へのデータ入力が可能な外部入力部44を接続し、演算手段36の外部からフォースパターンB〜Fの調整や変更がおこなえるようにしてある。
【0052】
フォースパターンB,Cは、識別表示23〜28のうちの所望の位置にシフトレバー21を移動させて自動車を操作するオートマティックモードのときに使用するものである。なお、識別表示23の「P」はパーキングを示し、識別表示24の「R」はリバースを示し、識別表示25の「N」はニュートラルを示し、識別表示26の「D」はドライブを示し、識別表示27の「2」は2速を示し、識別表示28の「1」は1速を示している。
【0053】
フォースパターンBは、図7に示すように、シフトレバー21の移動範囲内に特定された複数の特定位置0,bx2,bx3,bx4,bx5,bx6,bx7,bx8,bx9,bx10,bx11,bx12,bx13のそれぞれで、シフトレバー21に与える力のそれぞれを0,by2,by3,0,by5,by6,0,by8,by9,0,by11,by12,0のそれぞれに設定してなる特定点B1〜B13のそれぞれと、特定点B1とB2、B2とB3、B3とB4、B4とB5、B5とB6、B6とB7、B7とB8、B8とB9、B9とB10、B10とB11、B11とB12、B12とB13のそれぞれを結ぶ例えば直線で表される関数のそれぞれとによって形成してある。このフォースパターンBでは、点B4,B7,B10を、シフトレバー21に与える力の方向が反転する反転点として設定してある。
【0054】
フォースパターンCは、図7に示すように、シフトレバー21の移動範囲内に特定された複数の特定位置0,cx2,cx3,cx4,cx5,cx6,cx7(=bx7),cx8,cx9,cx10,cx11,cx12,cx13(=bx13)のそれぞれで、シフトレバー21に与える力のそれぞれを0,cy2,cy3,0,cy5,cy6,0,cy8,cy9,0,cy11,cy12,0のそれぞれに設定してなる特定点C1〜C13のそれぞれと、特定点C1とC2、C2とC3、C3とC4、C4とC5、C5とC6、C6とC7、C7とC8、C8とC9、C9とC10、C10とC11、C11とC12、C12とC13のそれぞれを結ぶ例えば直線で表される関数のそれぞれとによって形成してある。このフォースパターンCでは、点C4,C7(=B7),C10を、シフトレバー21に与える力の方向を反転する反転点として設定してある。
【0055】
このようにフォースパターンB,Cを設定した位置0から位置bx13(=cx13)までの領域は、例えば識別表示25から識別表示27までの領域に対応させてある。
【0056】
また、フォースパターンD,Fは、識別表示29の位置から識別表示31の位置までの領域でシフトレバー21を操作するときに、すなわち、シフトアップとシフトダウン操作が可能なマニュアルモードのときに使用するものである。マニュアルモードでは、シフトレバー21を、識別表示30である「・」の位置から識別表示31である「+」の位置に移動させるとシフトアップされ、識別表示30である「・」から識別表示29である「−」の位置に移動させるとシフトダウンされるようになっている。
【0057】
フォースパターンDは、図8に示すように、シフトレバー21の移動範囲内に特定された複数の特定位置0,dx2,dx3,dx4,dx5,dx6,dx7,dx8のそれぞれで、シフトレバー21に与える力のそれぞれをdy1,dy2,0,dy4,dy5,dy6,dy7,dy8のそれぞれに設定してなる特定点D1〜D8のそれぞれと、特定点D1とD2、D2とD3、D3とD4、D4とD5、D5とD6、D6とD7、D7とD8のそれぞれを結ぶ例えば直線で表される関数のそれぞれとによって形成してある。このフォースパターンDでは、点D3を、シフレバー21に与える力の方向を反転する反転点として設定してある。
【0058】
フォースパターンFは、図8に示すように、シフトレバー21の移動範囲内に特定され複数の特定位置0,fx2,fx3,fx4,fx5,fx6(=dx3),fx7,fx8(=dx8)のそれぞれで、シフトレバー21に与える力のそれぞれをfy1,fy2,fy3,fy4,fy5,0,fy7,fy8のそれぞれに設定してなる特定点F1〜F8のそれぞれと、特定点F1とF2、F2とF3、F3とF4、F4とF5、F5とF6、F6とF7、F7とF8のそれぞれを結ぶ例えば直線で表される関数のそれぞれとによって形成してある。このフォースパターンFでは、点F6(=D3)を、シフトレバー21に与える力の方向が反転する反転点として設定してある。
【0059】
このようにフォースパターンD,Fを設定した位置0から位置dx8(=fx8)までの領域は、識別表示29の位置から識別表示31の位置までの領域に対応させてある。
【0060】
特に第2実施形態では、第1実施形態と異なり、演算手段36が、モード切換部41と、フォースパターン切換部38とを備えている。
【0061】
モード切換部43は、例えばステアリングホイールに設けられた切換スイッチ43がONになったときに、図7,8に示すシフトレバー21の移動範囲内の所定領域である切換領域W1内にシフトレバー21があれば、オートマティックモードからマニュアルモードに切換えられ、または、マニュアルモードからオートマティックモードに切換えられるように設定してある。
【0062】
フォースパターン切換部38は、オートマティックモード使用中に、切換領域W1,W2,W3内でシフトレバー21が移動しているときに、シフトレバー21の移動方向がf方向であれば、フォースパターンBが選択され、b方向ならばフォースパターンCが選択されるように設定してある。切換領域W1,W2,W3のそれぞれの領域内では、フォースパターンB上の点B1,B7,B13のそれぞれとフォースパターンC上の点C1,C7,C13のそれぞれとを一致させてあり、また、フォースパターンB,Cのそれぞれに含まれる力同士が同一方向なるように、さらに、それらの力の差が所定値以内の小さな差になるように、フォースパターンB,Cを設定してある。
【0063】
また、このフォースパターン切換部38は、マニュアルモード使用中に、図8に示す切換領域W1,W4,W5内でシフトレバー21が移動しているときに、シフトレバー21の移動方向がf方向ならばフォースパターンDが選択され、b方向ならばフォースパターンFが選択されるように設定してある。
【0064】
演算部39は、フォースパターンB使用中に、検出部33によってシフトレバー21の位置が検出されると、そのシフトレバー21の位置が、特定位置間の領域、すなわち位置0から位置bx2までの領域、位置bx2から位置bx3までの領域、位置bx3から位置bx4までの領域、位置bx4から位置bx5までの領域、位置bx5から位置bx6までの領域、位置bx6から位置bx7までの領域、位置bx7から位置bx8までの領域、位置bx8から位置bx9までの領域、位置bx9から位置bx10までの領域、位置bx10から位置bx11までの領域、位置bx11から位置bx12までの領域、および位置bx12から位置bx13までの領域のいずれの領域に含まれているかを判定し、判定した領域を形成する2つの特定位置のそれぞれにおける特定点同士を結ぶ関数に基づいて、アクチュエータ35に与える制御値を演算するように設定してある。
【0065】
また、この演算部39は、フォースパターンC使用中に、検出部33によってシフトレバー21の位置が検出されると、そのシフトレバー21の位置が、特定位置間の領域、すなわち位置0から位置cx2までの領域、位置cx2から位置cx3までの領域、位置cx3から位置cx4までの領域、位置cx4から位置cx5までの領域、位置cx5から位置cx6までの領域、位置cx6から位置cx7までの領域、位置cx7から位置cx8までの領域、位置cx8から位置cx9までの領域、位置cx9から位置cx10までの領域、位置cx10から位置cx11までの領域、位置cx11から位置cx12までの領域、および位置cx12から位置cx13までの領域のいずれの領域に含まれているかを判定し、判定した領域を形成する2つの特定位置のそれぞれにおける特定点同士を結ぶ関数に基づいて、アクチュエータ35に与える制御値を演算するように設定してある。
【0066】
また、この演算部39は、フォースパターンD使用中に、検出部33によってシフトレバー21の位置が検出されると、そのシフトレバー21の位置が、特定位置間の領域、すなわち位置0から位置dx2までの領域、位置dx2から位置dx3までの領域、位置dx3から位置dx4までの領域、位置dx4から位置dx5までの領域、位置dx5から位置dx6までの領域、位置dx6から位置dx7までの領域、および位置dx7から位置dx8までの領域のいずれの領域に含まれているかを判定し、判定した領域を形成する2つの特定位置のそれそれにおける特定点同士を結ぶ関数に基づいて、アクチュエータ35に与える制御値を演算するように設定してある。
【0067】
また、この演算部39は、フォースパターンF使用中に、検出部33によってシフトレバー21の位置が検出されると、そのシフトレバー21の位置が、特定位置間の領域、すなわち位置0から位置fx2までの領域、位置fx2から位置fx3までの領域、位置fx3から位置fx4までの領域、位置fx4から位置fx5までの領域、位置fx5から位置fx6までの領域、位置fx6から位置fx7までの領域、および位置fx7から位置fx8までの領域のいずれの領域に含まれているかを判定し、判定した領域を形成する2つの特定位置のそれぞれにおける特定点同士を結ぶ関数に基づいて、アクチュエータ35に与える制御値を演算するように設定してある。
【0068】
このように構成した第2実施形態は、次のように動作する。
【0069】
はじめに、オートマティックモードでの動作について説明する。
【0070】
例えば、シフトレバー21を識別表示25の位置から識別表示27の位置までの領域で移動させると、シフトレバー21の位置が検出部33によって検出され、そのシフトレバー21の位置データが入力部37に入力される(手順T1)。
【0071】
次に、モード切換部41によって切換スイッチ43がONかどうかが判定される(手順T2)。いまはオートマティックモードを使用しており、切換スイッチ43がOFFであるから(NO)、演算手段36のフォースパターン切換部38によって、シフトレバー21が図7に示す切換領域W1,W2,W3のいずれかの領域内にあるかどうかが判定される(手順T7)。切換領域W1,W2,W3内のいずれにもないときは(NO)、演算部39によって、現在使用しているフォースパターン、例えばフォースパターンBに基づいてシフトレバー21に与える力が算出され、その算出された力がシフトレバー21に与えられるようにアクチュエータ35が制御される(手順T11〜T13)。
【0072】
「手順T11〜13」がおこなわれる際、演算部39では、はじめに、シフトレバー21の位置が、特定位置間の領域、すなわち位置0から位置bx2までの領域、位置bx2から位置bx3までの領域、位置bx3から位置bx4までの領域、位置bx4から位置bx5までの領域、位置bx5から位置bx6までの領域、位置bx6から位置bx7までの領域、位置bx7から位置bx8までの領域、位置bx8から位置bx9までの領域、位置bx9から位置bx10までの領域、位置bx10から位置bx11までの領域、位置bx11から位置bx12までの領域、および位置bx12から位置bx13までの領域のいずれの領域に含まれているかが判定される(手順T11)。
【0073】
そして、シフトレバー21が、例えば位置bx2から位置bx3までの領域内にあると判定されたときは、位置bx2から位置bx3までの領域を形成する2つの特定位置bx2,bx3のそれぞれにおける特定点B2とB3とを結ぶ関数に基づいて、アクチュエータ35に与える制御値が演算され(手順T12)、出力部40からアクチュエータ35に出力される(手順T13)。
【0074】
なお、フォースパターンCに基づいてシフトレバー21に与える力を算出する場合も同様に、シフトレバー21の位置がいずれの特定位置間の領域に含まれるかが判定され(手順T11)、判定された領域を形成する2つの特定位置のそれぞれにおける特定点同士を結ぶ関数に基づいてアクチュエータ35に与える制御値が演算され(手順T12)、出力部40からアクチュエータ35に出力される(手順T13)。
【0075】
また、上述の「手順T7」がおこなわれたときに、シフトレバー21が図7に示す切換領域W1,W2,W3のいずれかの領域内にあると判定されたときは(YES)、シフトレバー21の移動方向がf方向かどうかの判定がおこなわれる(手順T8)。例えばシフトレバー21の移動方向がf方向と判定されたときは(YES)、フォースパターンBが選択され(手順T9)、シフトレバー21の移動方向がf方向でないと判定されたときは(NO)、すなわちb方向であったときは、フォースパターンCが選択される(手順T10)。
【0076】
これにより、例えば、シフトレバー21を識別表示26の位置(図7では位置ax7またはcx7)から識別表示25の位置(図7では位置bx13またはcx13)に移動させるに際しては、フォースパターンBに基づいてシフトレバー21に与えられる力が制御される。すなわち、シフトレバー21を識別表示26の位置から移動させ始めたときに、操作力(f方向の力)に抗する強い抵抗力(b方向の力)が操作者の手指に与えられ、シフトレバー21が識別表示26の位置よりも識別表示25の位置に近くなると、識別表示25の位置に向かう加速力(f方向の力)を得る。
【0077】
そして、シフトレバー21を識別表示25の位置から識別表示26の位置に移動させるに際しては、フォースパターンCに基づいてシフトレバー21に与えられる力が制御される。すなわち、シフトレバー21を識別表示25の位置から移動させ始めたときに、操作力(b方向の力)に抗する強い抵抗力(f方向の力)が操作者の手指に与えられ、シフトレバー21が識別表示25の位置よりも識別表示26の位置に近くなると、識別表示26に向かう加速力(b方向の力)を得る。
【0078】
したがって、操作者は、シフトレバー21をf方向およびb方向のいずれに移動させても同様の操作感触を得ることができる。
【0079】
なお、このフォースパターンの切換えに際しては、フォースパターンB上の点B1,B7,B13のそれぞれとフォースパターンC上の点C1,C7,C13のそれぞれが一致しており、フォースパターンB,Cのそれぞれに含まれる力同士が同一方向であり、さらに、それらの力の差が所定値以内の小さな差なので、フォースパターンの切換前後でシフトレーバー21に与えられる力が極端に変化することが防止される。
【0080】
次に、オートマティックモードからマニュアルモードに切換えられる際の動作について説明する。
【0081】
シフトレバー21が操作されると、シフトレバー21の位置が検出部33によって検出され、その位置データが入力部37に入力される(手順T1)。
【0082】
このとき、演算手段36のモード切換部41によって、切換スイッチ43がONかどうかの判定がおこなわれる(手順T2)。いまは切換スイッチ43がONの状態であるから(YES)、シフトレバー21の位置が識別表示26の位置付近、すなわち切換領域W1内にあるかどうかの判定がおこなわれる(手順T3)。そして、シフトレバー21が切換領域W1内にあると(YES)、オートマティックモードであるかどうかの判定がおこなわれる(手順T4)。いまはオートマティックモードであるから(YES)、図8に示すマニュアルモードに切換えられる(手順T5)。
【0083】
次に、演算手段36のフォースパターン切換部38によって、シフトレバー21の位置が切換領域W1,w4,w5のいずれかの領域内にあるかどうかの判定がおこなわれる(手順T7)。いまはシフトレバー21が切換領域W1内にあるから(YES)、シフトレバー21の移動方向がf方向かどうかの判定がおこなわれる(手順T8)。シフトレバー21の移動方向がf方向のときは(YES)、フォースパターンDが選択され(手順T9)、移動方向がb方向のときは(NO)、フォースパターンFが選択される(手順T10)。例えばフォースパターンDが選択されると、演算部39によって、フォースパターンDに基づいてシフトレバー21に与える力が算出され、その算出された力がシフトレバー21に与えられるようにアクチュエータ35が制御される(手順T11〜T13)。
【0084】
「手順T11〜13」がおこなわれる際、演算部39では、はじめに、シフトレバー21の位置が、特定位置間の領域、すなわち位置0から位置dx2までの領域、位置dx2から位置dx3までの領域、位置dx3から位置dx4までの領域、位置dx4から位置dx5までの領域、位置dx5から位置dx6までの領域、位置dx6から位置dx7までの領域、および位置dx7から位置dx8までの領域のいずれの領域に含まれているかが判定される(手順T11)。
【0085】
そして、シフトレバー21が例えば位置dx4から位置dx5までの領域にあると判定されたときは、位置dx4から位置dx5までの領域を形成する2つの特定位置dx4,dx5のそれぞれにおける特定点D4とD5とを結ぶ関数に基づいて、アクチュエータ35に与える制御値が演算され(手順T12)、その制御値が出力部40からアクチュエータ35に出力される(手順T13)。
【0086】
また、マニュアルモード使用中には、フォースパターン切換部38によって、シフトレバー21が切換領域W1,W4,W5のいずれかの領域内にあるかどうかの判定がおこなわれ(手順T7)、切換領域W1,W4,W5のいずれかの領域内にあると判定されたときは(YES)、シフトレバー21の移動方向がf方向かどうかの判定がおこなわれる(手順T8)。シフトレバー21の移動方向がf方向のときは(YES)、フォースパターンDが選択され(手順T9)、シフトレバー21の移動方向がb方向のときは(NO)、フォースパターンFが選択される(手順T10)。これにより、シフトレバー21に与えられる力が、常に操作力に抗する抵抗力として働き、シフトダウン操作およびシフトアップ操作の際に、操作者は同様の操作感触、すなわち抵抗力を受ける。
【0087】
また、識別表示30の位置(図8では位置dx3はたはfx6)から識別表示29の位置(図8では位置dx8またはfx8)までの途中でシフトレバー21から手指が離れると、シフトレバー21にはb方向の力が与えられているので、シフトレバー21は識別表示30の位置に戻る。同様に、識別表示30の位置から識別表示31の位置(図8ではdx1はまたfx1)までの途中でシフトレバー21から手指が離れると、シフトレバー21にはf方向の力が与えられているので、シフトレバー21は識別表示30の位置に戻る。
【0088】
このように第2実施形態では、第1実施形態と同様に、フォースパターンBの設定については特定点B1〜B13を記憶部42に記憶させ、フォースパターンCの設定については特定点C1〜C13を記憶部42に記憶させ、フォースパターンDの設定については特定点D1〜D8を記憶部42に記憶させ、フォースパターンFの設定については特定点F1〜F8を記憶部42に記憶させ、演算部39によって、各フォースパターンについて隣接する特定点同士を結ぶ関数に基づいてアクチュエータ35の制御値を演算するので、フォースパターンB〜Fのそれぞれを少ないデータ量で設定でき、外部入力部44を使用してフォースパターンB〜Fの調整作業や変更作業を容易におこなうことができる。
【0089】
また、第2実施形態では、フォースパターンB,Cの切換前後でシフトレバー21に与えられる力が極端に変化することが防止されているので、フォースパターン切換時の力の変化に伴う違和感をほとんど感じさせないようにすることができる。
【0090】
また、第2実施形態では、シフトレバー21の識別表示23〜31に対する位置に応じてシフトレバー21の操作感触を変化させることができるので、操作性の良いシフトレバーを実現できる。
【0091】
また、第2実施形態では、シフトレバー21の操作を任意の位置でやめても、シフトレバー21を、識別表示23〜28のうちの最寄の識別表示の位置に自動的に位置決めすることができ、この点においても操作性の良いシフトレバーを実現できる。
【0092】
なお、第1,第2実施形態では、ツマミ1の位置もシフトレバー21の位置も1つの直線の座標で表すことができるので、フォースパターンを平面上の関数にしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、操作部材が前後左右に揺動操作される操作レバーなどのように操作部材が多方向に操作させる場合には、フォースパターンを空間内の関数にしてもよい。
【0093】
また、第1,第2実施形態では、特定点同士を直線で表される関数で結んだが、本発明はこれに限るものではなく、特定点同士を結ぶ関数は、曲線で表される関数でもよい。
【0094】
【発明の効果】
以上のように本発明では、フォースパターンの設定を、特定点を記憶部に記憶させ、隣接する特定位置のそれぞれにおける特定点同士を結ぶ関数を演算部で判定するようにしたので、少ないデータ量でフォースパターンを設定でき、これにより、フォースパターンの調整作業や変更作業を容易におこなうことができる。
また、本発明では、複数のフォースパターンを設定し、操作部材の移動範囲内の所定領域内に操作部材があるときに、フォースパターンを切換えるフォースパターン切換部を備える。これにより、フォースパターンの切換えが位置でおこなわれるのではなく、所定領域内でおこなわれる。したがって、切換が必要どうかの判定が容易であり、フォースパターンの切換えの確実性を向上させることができる。この結果、操作部材に与える力の制御ミスを防止することができる。
また、本発明では、フォースパターン切換部は、切換えるフォースパターン同士の力の大きさの差が所定値以下のときに、フォースパターンを切換えるように設定した。これにより、フォースパターンの切換前後での操作部材に与えられる力の変化を小さくすることができる。この点においても、フォースパターン切換時の力の変化に伴う違和感を少なくすることができ、したがって、操作者は円滑に操作部材を操作することができる。
【0095】
また、本発明において、前記操作部材の移動範囲内の特定点のうちの少なくとも1つは、操作部材に与える力の方向を反転させる反転点にすれば、操作部材の操作を移動範囲内の任意の位置でやめても、操作部材には移動範囲を形成する2つの位置のいずれかに向かうように力が与えられるので、操作部材を移動範囲を形成する2つの位置のいずれかに位置決めすることができ、したがって、操作性の良い操作部材を実現できる。
【0097】
また、本発明において、フォースパターン切換部は、切換えるフォースパターンのそれぞれに含まれる力同士が同方向のときに、フォースパターンを切換えるように設定すれば、フォースパターンの切換前後で、操作部材に与えられる力の方向が変化しないので、フォースパターン切換時の力の変化に伴う違和感を少なくすることができ、操作者は円滑に操作部材を操作することができる。
【0099】
また、本発明において、前記操作部材の移動範囲内の所定領域に対応して、前記操作部材の周囲に識別表示を設ければ、識別表示の位置に対応して操作部材の操作感触を変化させることができ、したがって、操作性の良い操作部材を実現できる。
【0100】
また、本発明において、車載機器を操作する操作装置に設ければ、車載機器の操作装置に備えられる操作部材から操作感触を発生させることができるので、操作装置の操作性を向上させることができ、したがって、車載機器の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハプティックコントローラの第1実施形態によって操作感触を発生することが可能となったツマミを示す正面図である。
【図2】第1実施形態の構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示す第1実施形態によってツマミに与える力のパターン、すなわちフォースパターンを示す説明図である。
【図4】図2に示す第1実施形態によってツマミに力を与えるときの手順を示すフローチャートである。
【図5】第2実施形態によって操作感触を発生することが可能になったシフトレバーを示す斜視図である。
【図6】第2実施形態の構成を示すブロック図である。
【図7】オートマチックモード使用時のフォースパターンを示す説明図である。
【図8】マニュアルモード使用時のフォースパターンを示す説明図である。
【図9】図6に示す第2実施形態によってシフトレバーに力を与えるときの手順を示すフローチャートである。
【図10】図9の続きを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ツマミ(操作部材)
8 操作部
9 検出部
11 アクチュエータ
12 演算手段
13 入力部
14 演算部
15 出力部
16 記憶部
17 外部入力部
21 シフトレバー(操作部材)
33 検出部
35 アクチュエータ
36 演算手段
37 入力部
38 フォースパターン切換部
39 演算部
40 出力部
41 モード切換部
42 記憶部
43 切換スイッチ
44 外部入力部

Claims (5)

  1. 手動操作される操作部材に力を与える動力源であるアクチュエータと、前記操作部材の位置を検出する検出部と、この検出部によって検出された前記操作部材の位置から前記アクチュエータを制御するための制御値を演算する演算手段を備え、
    前記演算手段は、前記操作部材の位置に応じてこの操作部材に所定の力を与えるために予め設定されたフォースパターンが記憶される記憶部と、前記検出部によって検出された前記操作部材の位置から前記フォースパターンに基づいて前記制御値を演算する演算部とを具備するとともに、
    前記フォースパターンは、前記操作部材の移動範囲内に特定された複数の特定位置のそれぞれで操作部材に与える力のそれぞれを特定してなる特定点と、隣接する特定位置のそれぞれにおける特定点同士を結ぶ所定の関数のそれぞれとによって形成し、
    前記演算部は、前記検出部によって検出された前記操作部材の位置が、いずれの特定位置間の領域に含まれているかを判定し、判定した領域を形成する2つの特定位置のそれぞれにおける特定点同士を結ぶ所定の関数に基づいて、前記制御値を演算するように設定したハプティックコントローラであって、
    複数のフォースパターンを設定し、操作部材の移動範囲内の所定領域内に操作部材があるときに、フォースパターンを切換えるフォースパターン切換部を備え、
    前記フォースパターン切換部は、切換えるフォースパターン同士の力の大きさの差が所定値以下のときに、フォースパターンを切換えるように設定したことを特徴とするハプティックコントローラ。
  2. 請求項1記載の発明において、前記操作部材の移動範囲内の特定点のうちの少なくとも1つは、操作部材に与える力の方向を反転させる反転点であることを特徴とするハプティックコントローラ。
  3. 請求項記載の発明において、前記フォースパターン切換部は、切換えるフォースパターンのそれぞれに含まれる力同士が同方向のときに、フォースパターンを切換えるように設定したことを特徴とするハプティックコントローラ。
  4. 請求項2または3のいずれかに記載の発明において、前記操作部材の移動範囲内の所定領域に対応して、前記操作部材の周囲に識別表示を設けたことを特徴とするハプティックコントローラ。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の発明において、車載機器を操作する操作装置に設けたことを特徴するハプティックコントローラ。
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