JP4263666B2 - 微細穴の処理装置のワーク保持具 - Google Patents

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本発明はφ5.0mm 以下の丸穴、角穴、ストレート穴、テーパ穴、曲がり穴などで構成された穴を有する部品の内周処理(研磨、洗浄、バリ取り、コーナR成形、面取り、表面処理)を行う、溶媒のみ、又は溶媒に砥粒、プラスチック材及び/又はガラス材を含む表面処理添加物を入れたスラリーをを使用した微細穴の処理装置のワーク保持具に関する。
従来の微細穴の処理装置のワーク保持具としては、例えば特許文献1や特許文献2に開示されてたものがある。図2(a)は特許文献1の図8の微細穴の処理装置のワーク保持具を、凹円錐状V面12とV面12に連通するφ5.0mm 以下の軸方向貫通孔11を有するワーク22に適用した要部部分断面図、(b)は(a)のB矢視部の部分拡大図、(c)は(b)のC−C線に沿ったワーク保持具のワーク当たり面2の右側面図である。このワーク保持具は、軸方向貫通孔11を有するワーク22を充填できるワーク保持孔15及びワーク保持孔15の一端に開口部1を設けたスラリー流入路16を有する本体14(第1保持具)と、ワーク保持孔15の他端に連通するスラリー流出路17が形成された蓋13(第2保持具)と、を有する。本体14は蓋であってもよく、蓋13が本体であってもよい。
特開2004−1211号公報 特開2003−285268号公報
しかしながら特許文献1を使用した図2(a)に示すワーク保持具では、図2(b)に示す(a)のB矢視部の部分拡大図でみて判るように、例えば6〜 22MPaといった高圧に加圧されたスラリー4は、スラリー流入路16の開口部1からワーク保持孔15に保持されたワーク22の軸方向貫通孔11に流入して、軸方向貫通孔11内径部をスラリーに混合した表面処理添加物により研磨等の内周処理をした後、スラリー流出路17から流出する。このとき高圧に加圧されたスラリー4は、ワーク22着脱を容易に行うため予め設けられた、ワーク保持孔15内周とワーク22外周との間の隙間30を通りスラリー流出路17に流出するため、図2(c)に示すようにワーク保持具13のワーク当たり面2には放射状の溝5を含む摩耗部が形成され、シール機能を低下させる。かかるワーク保持具13のシール機能が低下すると、ワーク保持孔15内周とワーク22との間の隙間30にスラリー4がより流れ易くなり、ワーク22の軸方向貫通孔11に流入すべきスラリー流量が低下し、軸方向貫通孔11内径部の内周処理の加工能率が低下した。ワーク保持孔15に図示しない環状0リング溝を設け図示しない0リングを挿入する方法があるが、この場合はワーク着脱が困難であった。
本発明の課題は、上述した従来技術の課題を解決した、高圧スラリーがワーク保持孔内周とワーク外周との間の隙間を通りスラリー流出路に流出することを防止し、ワーク保持具のワーク当たり面に放射状の溝を含む摩耗部を形成を形成することによるシール機能低下を防止し、軸方向貫通孔の内径部の内周処理の加工能率を改良した微細穴の処理装置のワーク保持具を提供することにある。
このため本発明によると、軸方向貫通孔を有するワークを充填できるワーク保持孔及びワーク保持孔の一端に開口部を設けたスラリー流入路を有する第1保持具と、前記ワーク保持孔の他端に連通するスラリー流出路が形成された第2保持具と、を有する微細穴の処理装置のワーク保持具において、第2ワーク保持具のワーク当たり面に丸穴状又は環状のOリング溝を設け、前記Oリング溝のワーク外周に接する位置にOリングを挿入したことを特徴とする微細穴の処理装置のワーク保持具を提供することにより、上述した従来技術の課題を解決した。
本発明では、第2ワーク保持具のワーク当たり面に丸穴状又は環状のOリング溝を設け、Oリング溝のワーク外周に接する位置にOリングを挿入したので、高圧スラリーに押されたワークがOリングに押しつけられ密着することにより、ワーク保持孔内周とワーク外周との間の隙間が閉じられるので、高圧スラリーがワーク保持孔内周とワーク外周との間の隙間を通りスラリー流出路に流出することを防止し、ワーク保持具のワーク当たり面に放射状の溝を含む摩耗部を形成することによるシール機能低下を防止し、軸方向貫通孔の内径部の内周処理の加工能率を改良した微細穴の処理装置のワーク保持具を提供するものとなった。
好ましくは、前記スラリー流入路開口部に丸穴状又は環状のOリング溝を設け、軸方向貫通孔を有するワークに、逆方向に前記スラリーを前記スラリー流出路から流入させ、前記スラリー流入路から流出させ、ワークの軸方向貫通孔の内径部を両方向から加工できるようにしてもよい。
図1(a)は本発明を実施するための最良の形態である微細穴の処理装置のワーク保持具れ示す。本発明を実施するための最良の形態の微細穴の処理装置のワーク保持具は、凹円錐状V面12とV面12に連通するφ5.0mm 以下の軸方向貫通孔11を有するワーク2を充填できるワーク保持孔15及びワーク保持孔15の一端に開口部1を設けたスラリー流入路16を有する第1保持具14と、ワーク保持孔15の他端に連通するスラリー流出路17が形成された第2保持具13と、を有する微細穴の処理装置のワーク保持具において、第2ワーク保持具13のワーク当たり面3に丸穴状Oリング溝6を設け、Oリング溝6のワーク2外周に接する位置にOリングを挿入したものである。Oリング材質はスラリーの溶媒に合わせて選択される。図1(b)は、図1(a)と異なる本発明の実施例で、丸穴状Oリング溝6の代わりに環状のOリング溝8を設け、Oリング脱落防止を図ったものである。
図1(c)は、図1(a)、(b)とはさらに異なる本発明の実施例で、開口部1を設けたスラリー流入路16を有する第1保持具18と、軸方向貫通孔11を有するワーク22を充填できるワーク保持孔23及びワーク保持孔23に連通するスラリー流出路24が形成された第2保持具19とを有し、スラリー流出路24入口に環状のOリング溝9を設け、Oリング溝9のワーク22外周に接する位置にOリング7を挿入した。ワーク22は外径が小さく、尖った円錐部21を有するので、Oリング7のつぶし代即ち変形量を多くするため、スラリー流出路24外径を大きくした。
本発明では、第2ワーク保持具のワーク当たり面に丸穴状又は環状のOリング溝を設け、Oリング溝のワーク外周に接する位置にOリングを挿入したので、高圧スラリーに押されたワークがOリングに押しつけられ密着することにより、ワーク保持孔内周とワーク外周との間の隙間が閉じられるので、高圧スラリーがワーク保持孔内周とワーク外周との間の隙間を通りスラリー流出路に流出することを防止し、ワーク保持具のワーク当たり面に放射状の溝を含む摩耗部を形成することによるシール機能低下を防止し、軸方向貫通孔の内径部の内周処理の加工能率を改良した微細穴の処理装置のワーク保持具を提供するものとなった。
図1(d)は、さらに異なる本発明の実施例で、スラリー流入路24開口部に丸穴状のOリング溝25を設け、軸方向貫通孔11を有するワーク2に、逆方向にスラリー4をスラリー流出路24から流入させ、ワーク22の軸方向貫通孔11を通り、スラリー流入路16から流出させ、ワーク22の軸方向貫通孔11の内径部を両方向から加工できるようにしたものである。
(a)〜(d)はそれぞれ異なる本発明の実施例を示す要部部分断面図。 (a)は特許文献1の図8の微細穴の処理装置のワーク保持具を、凹円錐状V面とV面に連通する軸方向貫通孔11を有するワークに適用した要部部分断面図、(b)は(a)のB矢視部の部分拡大図、(c)は(b)のC−C線に沿ったワーク保持具のワーク当たり面の右側面図である。
符号の説明
1:スラリー流入路の開口部 2、22:ワーク
3:当たり面 4:スラリー
6、25:丸穴状Oリング溝 7:Oリング
8、9:環状のOリング溝 11:軸方向貫通孔
13、18:第2保持具 14、19:第1保持具
15:ワーク保持孔 16、24:スラリー流入路
17:スラリー流出路

Claims (3)

  1. 軸方向貫通孔を有するワークを充填できるワーク保持孔及びワーク保持孔の一端に開口部を設けたスラリー流入路を有する第1保持具と、前記ワーク保持孔の他端に連通するスラリー流出路が形成された第2保持具と、を有する微細穴の処理装置のワーク保持具において、前記第2ワーク保持具のワーク当たり面に丸穴状又は環状のOリング溝を設け、前記Oリング溝のワーク外周に接する位置にOリングを挿入したことを特徴とする微細穴の処理装置のワーク保持具。
  2. 開口部を設けたスラリー流入路を有する第1保持具と、軸方向貫通孔を有するワークを充填できるワーク保持孔及びワーク保持孔に連通するスラリー流出路が形成された第2保持具とを有する微細穴の処理装置のワーク保持具において、前記記スラリー流出路入口に丸穴状又は環状のOリング溝を設け、前記Oリング溝の前記ワーク外周に接する位置にOリングを挿入したことを特徴とする請求項1記載の微細穴の処理装置のワーク保持具。
  3. 前記スラリー流入路開口部に丸穴状又は環状のOリング溝を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の微細穴の処理装置のワーク保持具。
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