JP3166021U - 小径研削砥石工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却媒体(クーラント液他)の供給効率の改善による研削砥石の冷却効果と研削屑排出性を向上させ研削精度・研削効率を飛躍的に改善させた小径研削砥石工具を提供する。【解決手段】軸筒6の先端部6Cに多数の小孔を設け、上記先端部に浸透性のある研削砥石HDを嵌着させ、上記軸筒の基端側に主軸との連結部6Aを設け、上記連結部から軸筒内の通路と小孔を介して研削砥石の内周面に高圧の冷却媒体(クーラント液他)HKを供給させる構成とした小径研削砥石工具100である。【選択図】図1

Description

本考案は、各種機器に使用されているユニット部材の小径深穴や長身シリンダの小径加工後の研削を合理的に実施する為の小径研削砥石工具に係わり、特に、冷却媒体(クーラント液他)の供給と研削屑排出性を向上させることで、研削精度・研削効率を飛躍的に改善させた小径研削砥石工具に関するものである。
従来、ユニット部材の深穴や長身シリンダの内径加工及び研削を行う深穴加工手段として、ガンドリル、ガンリーマ、BTA(Boring and Trepaning Association)方式による深穴加工が提供されている。その詳細は、図7に示すように、加工物Wの深穴Hに対して、ボーリングバーBの外周根元から高圧切削液HKを深穴内刃具Cの先端に供給冷却し、切削された切粉1とともにボーリングバー内孔B1を通って高圧切削液HK´となって、外部へ排出するものである。しかしながら、切削された切粉1が連続したカール形状や破片が大きいとボーリングバー内孔を軽快に通過出来ず切粉詰まりを引き起こすことが確認されている.
別の深穴切削法や深穴研削法には、図8(a)(b)に示すものが提供されている。深穴切削法は、図8(a)のように、加工物Wの深穴HをアーバーAの先端のチップCにより切削加工すると、切粉1の排出性やチップの冷却性が悪い為、深穴HとアーバーAとの隙間Gからクーラント液HKを圧入する方法が取られている。または、アーバーAの中心孔A1からクーラント液HKを圧入してチップCを冷却し、切粉とともにボーリングバー外周を通って外部へ排出するものである。他方、深穴研削法は、図8(b)に示すように、加工物Wの深穴HをアーバーAの先端の研削砥石Kにより研削加工すると、研削粉の排出性や砥石の冷却性が悪い為、深穴HとアーバーAとの隙間Gからクーラント液HKを圧入する方法が取られている。または、アーバーAの中心孔A1からクーラント液HKを圧入して研削砥石Kを冷却し、研削屑1´とともにアーバー外周を通って外部へ排出するものである。しかしながら、切削された切粉1が連続したカール形状や破片が大きいとボーリングバーの外周面と穴の隙間を軽快に通過出来ず切粉詰まりを引き起こす事が確認されている。これは、研削加工においても、同様の問題として残存する。
上記研削技術は、特許文献にも見られる。例えば、軸付砥石は、取付軸の剛性および固有振動数が高くて高速研削が可能とする。その構成は、取付軸が、窒化珪素、MMC合金、シリコンを15%以上含有するハイシリコンアルミニウム合金の何れかの材質から構成されたものであることから、研削精度を維持する程度に高剛性が得られるとともに、かつ比重が低いために共振周波数が高く研削加工中に共振が発生しない取付軸が得られるので、たとえば小径穴の内周面に対して高精度且つ高速研削が可能となる。また、たとえ研削加工中の過負荷或いは高回転により回転破壊が発生しても、取付軸が折損するので、その取付軸が固定された研削盤の回転軸を曲げることがない。さらに、取付軸の比重が小さく、折損しても取付軸の運動エネルギが小さいので、研削盤を傷つけることが抑制できるものである(例えば、特許文献1参照。)。
更に、研削砥石は、加工部分及び砥石に確実に切削液を供給でき、製作が容易で、しかも既存の研削砥石にも適用が可能なものである。その構成は、回転駆動される砥石台金の底部周囲に、砥石の研削部が周方向に隙間を有して複数形成され、砥石台金の底部中央に凹部を形成すると共に、凹部に底側から底蓋部材を被せて、砥石台金の下部に、隙間に内側から切削液を送る切削液通路を、凹部と底蓋部材とによって形成れたものである(例えば、特許文献2参照。)。
特開2001−121428号公報 特開平11−10547号公報
上記特開2001−121428号公報の軸付砥石は、取付軸の剛性および固有振動数が高くて高速研削が可能であるももの、小穴研削加工において、砥石や研削面へのクーラント液の供給が満足に出来ず、研削精度や研削効率を低下させるという問題が残存している。
上記特開平11−10547号公報の研削砥石は、加工部分及び砥石に確実に切削液を供給できるものの、砥石は、リング状突片でしかも大径であるから、小径砥石に適用できない上に、研削能率も悪いという問題が残存している。
本考案は、上記研削装置に見られる各種問題点に鑑みてなされたもので、特に、小径深穴研削において、冷却媒体(クーラント液他)の供給効率と研削屑排出性を向上させるべく、特別な新規技術を盛り込むことにより、冷却媒体(クーラント液他)の供給効率の改善による研削砥石の冷却効果と研削屑排出性を向上させ研削精度・研削効率を飛躍的に改善させた小径研削砥石工具を提供する。
上記目的を達成するべく本考案の請求項1に小径研削砥石工具は、加工機の主軸端に連結される小径研削砥石工具であって、上記小径研削砥石工具は、軸筒の先端部に多数の小孔を設け、上記先端部に浸透性のある研削砥石を嵌着させ、上記軸筒の基端側に主軸との連結部を設け、上記連結部から軸筒内の通路と小孔を介して研削砥石の内周面に高圧の冷却媒体(クーラント液他)を供給する構成とした、ことを特徴とする。
本考案の請求項2による小径研削砥石工具は、請求項1記載の小径研削砥石工具において、上記小径研削砥石工具の軸筒の連結部とアーバーの先端部とを連結一体化し、上記アーバーの軸芯部に軸芯方向に貫通する通路と、アーバーの外周面には主軸との連結部側へ通路から傾斜開口する多数の排出孔と、を構成したことを特徴とする。
本考案の請求項3による小径研削砥石工具は、請求項2記載の小径研削砥石工具において、上記アーバーの外周面に設けた多数の排出孔に閉塞筒を嵌合して閉塞する構成としたことを特徴とする。
本考案の請求項4による小径研削砥石工具は、請求項1乃至3記載の小径研削砥石工具において、上記小径研削砥石工具の通路は冷却媒体(クーラント液他)を供給する高圧供給部と繋がれ、排出孔からワーク穴に排出される研削屑混じりの冷却媒体を吸引排出する吸引手段をアーバーの外周空間の排出路に繋いだことを特徴とする。
本考案の請求項5による小径研削砥石工具は、請求項4記載の小径研削砥石工具において、上記高圧供給部に冷却媒体(クーラント液他)の圧力調整手段と流量調節手段とを備えたことを特徴とする。
本考案の請求項6による小径研削砥石工具は、請求項5記載の小径研削砥石工具において、上記高圧供給部から通路に供給される冷却媒体の供給圧力は、1MPから20MPa前後の高圧に調節されることを特徴とする。
本考案の請求項1乃至6の小径研削砥石工具によると、以下の効果が得られる。
(1)加工機の主軸端に連結される小径研削砥石工具は、多数の小孔を設たけ軸筒の先端部に浸透性のある研削砥石を嵌着させ、上記軸筒の基端側が主軸の連結部に装着され、上記連結部から軸筒内の通路と小孔を介して研削砥石の内周面から外周面に高圧の冷却媒体(クーラント液他)が供給できるから、小径の研削砥石の外周面及びワークの研削面に対して冷却媒体(クーラント液他)が確実に行き届き、小径で深穴内の研削砥石の冷却効果と深穴内での研削屑排出効果とが発揮できる。
(2)砥石を保持する軸筒の連結部とアーバーの先端部とを連結一体化し、上記アーバーの軸芯部に軸芯方向に貫通する通路と、アーバーの外周面には主軸との連結部側へ通路から傾斜開口する多数の排出孔とを構成したから、小径で深穴内の研削砥石に冷却媒体(クーラント液他)が効率良く供給でき、深穴内の研削砥石の冷却効果が発揮でき、且つ、深穴内においてアーバー内の通路から外周面に傾斜開口する多数の排出孔から穴内に一部噴出する冷却媒体(クーラント液他)により研削屑混じり冷却媒体(クーラント液他)を積極的に吸引排出する作用効果が発揮できる。
(3)小径研削砥石工具において、アーバーの外周面に設けた多数の排出孔に閉塞筒を嵌合して閉塞できるから、研削砥石の外周面となるワーク研削面への冷却媒体(クーラント液他)が多量に且つ、調節可能に供給でき、適正な冷却作用が発揮できる。
(4)小径研削砥石工具のクーラント通路に冷却媒体(クーラント液他)の高圧供給部が繋がれ、排出孔からワーク内穴に排出される研削屑混じりの冷却媒体(クーラント液他)を吸引排出する吸引手段がアーバーの外周空間の排出路に配置したから、深穴の研削面への冷却媒体(クーラント液他)の供給能率と研削屑の排出性が向上できて研削精度・研削効率を飛躍的に改善できる小径研削砥石工具が提供できる。
更に、冷却媒体(クーラント液他)の供給圧力は、高圧供給部に備える圧力調整手段と流量調節手段により、適正値に調節できる。
更に、冷却媒体(クーラント液他)の供給圧力は、1MPから20MPa前後の高圧に調節されるから、研削屑が微細に粉砕されて冷却媒体(クーラント液他)と混じり合い飛躍的に能率良く排出できる。
本考案の実施の形態を示し、加工機と小径研削砥石工具の正面図である。 本考案の第1及び2の実施の形態を示し、小径研削砥石工具の側断面図である。 本考案の実施の形態を示し、高圧供給部からの高圧冷却媒体による研削屑粉砕の写真図である。 本考案の第1の実施の形態を示し、高圧供給部に備える流量調節手段の断面図である。 本考案の第3の実施の形態を示し、小径研削砥石工具の側断面図である。 本考案の第4の実施の形態を示し、小径研削砥石工具の製造工程図である。 従来例の実施の形態を示し、BTA方式による深穴加工の断面図である。 従来例の実施の形態を示し、深穴切削と深穴研削の断面図である。
以下、図1乃至図6を参照して本考案の各実施の形態を順次に説明する。
本考案の第1の実施の形態となる小径研削砥石工具100は、図1にその外観及び全体構成を示す。小径研削砥石工具100は、汎用機となる安価な工作機械(ボール盤、フライス盤、マシニングセンター等)の加工機Mに、一般的な継手形状となるBTテーパー、HSK等により着脱可能に装着して使用される。その構成は、加工機Mにおいて、主軸頭2内に支持された主軸3の先端テーパー穴3Aには、小径研削砥石工具100のアーバー(短身の場合は、軸筒と云う)6の連結部(軸端テーパー)6Aを着脱可能に装着している。上記加工機Mの反主軸側には、チャック4を備え、長身なワーク(ユニット部材の深穴や長身シリンダ)Wを把持し、内径加工及び研削を合理的に実施する為の小径研削砥石工具を成している。
上記小径研削砥石工具100のアーバー6の軸端テーパー6Aには、高圧供給部20Hから1MPから20MPa前後の高圧冷却媒体(クーラント液、圧力空気、低温圧力気体、窒素ガス他がその対象として使用される)HKが供給されている。この冷却媒体(クーラント液他)の供給圧力HPは、圧力調整手段20Pと流量調節手段(図4の微調整オリフィス機構で、本体20の吐出口20Aに設けた調節ネジ筒20Bにより微調節される)20Lにより適正値に調節される。上記小径研削砥石工具100は、図2(a)に示す第1の実施の形態のようにその基本的な要素により構成されている。即ち、小径研削砥石工具100は、軸筒6の開口先端に止栓体6Gで閉塞し、先端部6Cに多数の小孔Iを設け、上記先端部に冷却媒体(クーラント液他)HKの浸透性のある研削砥石HDを嵌着させ、上記軸筒6の基端側に主軸3との連結部6Aを設け、上記連結部から軸筒内の通路6Bと小孔Iを介して研削砥石HDの内周面に高圧の冷却媒体(クーラント液他)HKを供給させる構成としたものである。上記研削砥石HDは、砥片(砥粉)を焼結して砥石内部に僅かな空間を形成して冷却媒体(クーラント液他)が通過・浸透する特性を持たせたものである。
図2(b)に示す第2の実施の形態となる小径研削砥石工具200は、図2(a)に示す第1の実施の形態の小径研削砥石工具100において、軸筒6を長身としたもので、軸筒6の連結部6Aとアーバー6´の先端部6C´とを連結一体化し、上記アーバー6´の軸芯部に軸芯方向Oに貫通するクーラント通路6Bと、アーバーの外周面6D´には主軸3との連結部6A側へ通路6Bから傾斜開口する多数の排出孔hとを構成したものである。また、上記アーバー6´の先端部6C´の開口部には、閉塞板6Fで密閉されている。上記小径研削砥石工具200の研削砥石HDで深穴研削されたワークWの深穴W1の開口隙間Gには、上記小径研削砥石工具200の排出孔hから排出された研削屑混じりの冷却媒体(クーラント液他)HKが流動していて、積極的に吸引排出する吸引手段20Kが上記連結部側の排出路に配置している。
上記高圧供給部20Hから1MPから20MPa前後の高圧冷却媒体(クーラント液他)HKを、研削砥石とこの研削された研削片C1に噴射すると、図3に示すように、7MPa前後の高圧では粉が比較的大きな粒状を呈するが、1MPから20MPaの高圧とすると、粉は、微細な粉状を呈することを確認した。これにより、ワークの内径研削した深穴(内周面)W1からの研削屑片C1が微細に粉砕処理され、研削砥石の耐摩耗性と研削屑排出性を向上させて研削精度・研削効率を飛躍的に改善できる小径研削砥石上具100,200としたものである。
上記小径研削砥石工具100,200は、上記の様に構成されており、以下のように作用する。図1と図2に示すように、小径研削砥石工具100,200によると、アーバーの先端に備える研削砥石により、ワークWの内径研削をするに際して、アーバー6の軸芯部に軸芯方向Oに貫通する通路6Bに、高圧供給部20Hからの冷却媒体(クーラント液他)HKの供給圧力HPが供給され、研削砥石HDでの砥石外周Nと研削面の冷却後は、上記通路から連結部6A側へ傾斜させたアーバー6の外周面6D´に貫通開口する多数の排出孔hから噴出する冷却媒体(クーラント液他)が研削屑混合の冷却媒体(クーラント液他)HK´を誘導すると共に吸引手段20Kにより積極的に吸引排出される。
これにより、研削砥石HDの研削外周Nに高圧冷却媒体(クーラント液他)HKが通路6Bから供給されると、研削砥石の研削外周NとワークWの研削点の冷却効果と研削屑粉砕作用とが行われる。更に、研削砥石での冷却後の高圧冷却媒体(クーラント液他)HKは、上記通路6Bから連結部側へ傾斜させたアーバー6´の外周面6D´に貫通開口する多数の排出孔hからワークWの内周面W1との隙間Gを通過して研削屑混合の冷却媒体(クーラント液他)HK´が吸引手段20Kにより効率良く吸引排出される。この結果、深穴の研削面への冷却媒体(クーラント液他)の供給能率と研削屑排出性を向上させて研削精度・研削効率を飛躍的に改善される。更に、冷却媒体(クーラント液他)の供給圧力HPは、高圧供給部20Hに備える圧力調整手段20Pと流量調節手段20Lにより、適正値に調節される。
しかして、本考案の第1及び2実施の形態の小径研削砥石工具100,200によると、下記の効果が得られる。
(1)加工機の主軸端に連結される小径研削砥石工具は、多数の小孔を設たけ軸筒の先端部に浸透性のある研削砥石を嵌着させ、上記軸筒の基端側が主軸の連結部に装着され、上記連結部から軸筒内の通路と小孔を介して研削砥石の内周面から外周面に高圧の冷却媒体(クーラント液他)が供給できるから、小径の研削砥石の外周面及びワークの研削面に対して冷却媒体(クーラント液他)が行き届き、小径で深穴内の研削砥石の冷却効果と深穴内での研削屑排出効果とが発揮できる。
(2)砥石を保持する軸筒の連結部とアーバーの先端部とを連結一体化し、上記アーバーの軸芯部に軸芯方向に貫通する通路と、アーバーの外周面には主軸との連結部側へ通路から傾斜開口する多数の排出孔とを構成したから、小径で深穴内の研削砥石に冷却媒体(クーラント液他)が効率良く供給でき、深穴内の研削砥石の冷却効果が発揮でき、且つ、深穴内においてアーバー内の通路から外周面に傾斜開口する多数の排出孔から穴内に一部噴出する冷却媒体(クーラント液他)により研削屑混じりの冷却媒体(クーラント液他)HK´を積極的に排出する作用効果が発揮できる。
(3)小径研削砥石工具の通路に冷却媒体(クーラント液他)の高圧供給部が繋がれ、排出孔からワーク内穴に排出される研削屑混じりの冷却媒体(クーラント液他)HK´を吸引排出する吸引手段がアーバーの外周空間の排出路に配置したから、深穴の研削面への冷却媒体(クーラント液他)HKの供給能率と研削屑の排出性が向上できて研削精度・研削効率を飛躍的に改善できる小径研削砥石工具が提供できる。
更に、冷却媒体(クーラント液他)HKの供給圧力HPは、高圧供給部に備える圧力調整手段と流量調節手段により、適正値に調節できる。
更に、冷却媒体(クーラント液他)HKの供給圧力HPは、1MPから20MPa前後の高圧に調節されるから、研削屑が微細に粉砕されて冷却媒体(クーラント液他)HK´と混じり合い飛躍的に能率良く排出できる。
本考案の第3の実施の形態となる小径研削砥石工具300は、図5に示すように、上記小径研削砥石工具200において、上記アーバー6´の外周面6D´に設けた多数の排出孔hに閉塞筒7を嵌合させて閉塞する構成としたものである。その他の構成は、第2の実施の形態となる小径研削砥石工具200と同一に付き、同一符号を附して説明を省略する。
本考案の第3の実施の形態となる小径研削砥石工具300は、上記のように構成されており、以下のように作用する。図5に示すように、小径研削砥石工具300によると、アーバーの外周面に設けた多数の排出孔に閉塞筒を嵌合して閉塞される。これにより、研削砥石の外周面となるワーク研削面への冷却媒体(クーラント液他)HKが多量に且つ、調節可能に供給され、適正な冷却作用が得られる。その他の作用は、上記小径研削砥石工具200と同一の効果が得られるので、説明を省略する。
しかして、本考案の第3実施の形態の小径研削砥石工具300によると、下記の効果が得られる。小径研削砥石工具において、アーバーの外周面に設けた多数の排出孔に閉塞筒を嵌合して閉塞できるから、研削砥石の外周面となるワーク研削面への冷却媒体(クーラント液他)HKが多量に且つ、調節可能に供給でき、適正な冷却作用が発揮できる。その他の効果は、上記小径研削砥石工具200と同一の効果が得られるので、説明を省略する。
上記小径研削砥石工具100,200,300の製造工程を図に説明する。その工程は、(1)先ず、パイプ(軸筒)材料Pを所定長さに切断する。(2)続いて、パイプ(軸筒)6の先端に小孔Iを開ける。(3)パイプ(軸筒)6の先端部に浸透性のある研削砥石HDの内径を挿入して焼き嵌めする。(4)パイプ(軸筒)6の先端に止栓ネジ6Gを嵌め込み密閉する。以上の製造工程により、安価・簡潔に小径研削砥石工具100,200,30が生産される。
本考案は、そのワークの対象物を長身な深穴の内径加工の実施例で説明したものであるが、様々なワークを対象とした小径研削砥石工具としての適用が可能である。
2 主軸頭
3 主軸
3A テーパー穴
4 チャック
6 軸筒
6´ アーバー
6A 連結部(軸端テーパー)
6C,6C´ 先端部
6B 通路
6D´ 外周面止
6G 止栓体
6F 閉塞板
7 閉塞筒
20 本体
20A 吐出口
20B 調節ネジ筒
20H 高圧供給部
20P 圧力調整手段
20K 吸引手段
20L 流量調節手段
100 小径研削砥石工具
200 小径研削砥石工具
300 小径研削砥石工具
C1 研削屑片
HD 研削砥石
G 隙間
h 排出孔
HK 高圧冷却媒体(クーラント液他)
O 軸芯方向
M 加工機
HP 冷却媒体(クーラント液他)の供給圧力
W ワーク
W1 深穴の内周面

Claims (6)

  1. 加工機の主軸端に連結される小径研削砥石工具であって、上記小径研削砥石工具は、軸筒の先端部に多数の小孔を設け、上記先端部に浸透性のある研削砥石を嵌着させ、上記軸筒の基端側に主軸との連結部を設け、上記連結部から軸筒内の通路と小孔を介して研削砥石の外周外縁面に高圧の冷却媒体(クーラント液他)を供給する構成とした、ことを特徴とする小径研削砥石工具。
  2. 上記小径研削砥石工具の軸筒の連結部とアーバーの先端部とを連結一体化し、上記アーバーの軸芯部に軸芯方向に貫通する通路と、アーバーの外周面には主軸との連結部側へ通路から傾斜開口する多数の排出孔と、を構成したことを特徴とする請求項1記載の小径研削砥石工具。
  3. 上記アーバーの外周面に設けた多数の排出孔に閉塞筒を嵌合して閉塞する構成としたことを特徴とする請求項2記載の小径研削砥石工具。
  4. 上記小径研削砥石工具の通路は冷却媒体(クーラント液他)を供給する高圧供給部と繋がれ、排出孔からワーク穴に排出される研削屑混じりの冷却媒体(クーラント液他)を吸引排出する吸引手段をアーバーの外周空間の排出路に繋いだことを特徴とする請求項1乃至3記載の小径研削砥石工具。
  5. 上記高圧供給部に冷却媒体(クーラント液他)の圧力調整手段と流量調節手段とを備えたことを特徴とする請求項4記載の小径研削砥石工具。
  6. 上記高圧供給部から通路に供給される冷却媒体(クーラント液他)の供給圧力は、1MPaから20MPa前後の高圧に調節されることを特徴とする請求項5記載の小径研削砥石工具。
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