JP4262041B2 - アンカ埋設用固結剤及びそれを用いたアンカの埋設方法 - Google Patents

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本発明は、アンカ埋設用固結剤及びそれを用いたアンカの埋設方法に係り、特に、軟弱な地盤を改良してアンカを埋設するときに用いられるものに関する。
本出願人らの中の一人は、配電線や電話線等の電柱、あるいは信号機のポール等の柱状物(以下、電柱で説明する。)の支線を支持するのに好適なアンカ(地中アンカ)を提案している(特許文献1〜3参照。)。このアンカは、地中に埋設される鋳鉄製の軸棒(支持棒)の地中進入方向先端側に間欠的に螺旋状の掘削刃を一体的に設けて構成されている。
すなわち、この提案に係るアンカは、鋳鉄製の軸棒に所定の間隔を保って、かつ、先端側よりも上部(地中進入方向と反対側)ほど直径が大きくなる螺旋状の掘削刃を一体的に設けて構成されている。そして、このアンカは、電柱を立設するときの穴掘建柱車の回転部を用いて地中の任意の深さに簡単に埋設できる特長を有している。また、この提案に係るアンカは、螺旋状の掘削刃の大きさ(直径)を大きくすると、その分だけ支線の耐張力(引張力)が増加するという特長を有しているので、N値が5以下のような軟弱な地盤(地中あるいは地面というときもある。)であってもアンカを埋設できるという特長がある。
しかしながら、上記提案に係るアンカは、そのアンカの螺旋状の掘削刃の直径を大きくすると軟弱な地盤であっても適用できるという特長を有しているが、螺旋状の掘削刃が大きくなるとアンカ全体が大型化し、質量も大きくなって扱いにくくなるという問題点を有している。
そこで、本出願人らの中の一人は、上記問題点を解決するために、特願2002−355246号において、比較的小型のアンカ、例えば螺旋状の掘削刃の直径が140mmのアンカ(以下、140φのアンカのように表現する。)であっても軟弱な地盤用のアンカとして採用することができるようにしたアンカの埋設方法を提案している。
上記提案に係るアンカの埋設方法は、アンカを埋設する地面の箇所に所定の穴径を有する下穴を所定深さあけ、そのあけられた下穴に所定の粒径を有する骨材を投入し、その投入された骨材を下端に超硬チップを有する工具を回転しながら押圧することにより破砕するとともに、破砕された骨材の一部をその下穴の壁面に圧入させ、次いで、その下穴に軸棒に螺旋状の掘削刃を有するアンカを埋設することを特徴としている。
さらにまた、本出願人らの中の一人は、特願2003−73941号において、上述の骨材の他に、その骨材同士を固結させることのできるセメント又はセメントモルタル及び水を下穴に投入し、工具で押圧しながら回転させるアンカの埋設方法も提案している。この提案に係るアンカの埋設方法は、アンカの周囲に形成される骨材の塊強固大きな塊となるため、支線(アンカ)の耐張力をより高めることができるという特長がある。
特開2000−1850号公報 特開2001−59221号公報 特開2001−182058号公報
上述のように、上記提案に係るアンカの埋設方法は、骨材の他にセメントやセメントモルタルからなる固結剤を用いると、アンカの耐張力を高めることができるという特長を有しているが、普通、電柱に用いられる支線は、地面に対して垂直以外の所定の角度を有しているために、アンカを埋設するときの下穴軸方向が斜めにあけられ、したがって、セメントやセメントモルタルからなる粉状の固結剤の投入がしづらいという問題点があるとともに、下穴が斜めにあけられているので、骨材とセメント又はセメントモルタルを混練するための水も、その下穴の底部に到達しにくいという問題点があった。
そこで、本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、下穴が斜めに設けられていても、その下穴に容易に投入することができるアンカ埋設用固結剤を提供するとともに、そのアンカ埋設用固結剤を用いるアンカの埋設方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、アンカを埋設する箇に下穴をあけ、硬性物質を有効成分とする固結剤を封入した袋又は容器に水を浸透させて前記固結剤に水を含浸させ、その固結剤に水を含浸させた袋又は容器と骨材とを前記下穴に投入し、その投入された袋又は容器と骨材を、所定の工具を回転しながら押圧してその袋又は容器と骨材を破砕するとともにその下穴の壁面に圧入させ、次いで、その下穴に軸棒に螺旋状の掘削刃を有するアンカを埋設するときに用いられる、前記水硬性物質を有効成分とする固結剤を前記袋又は容器に封入してなるアンカ埋設用固結剤であって、前記袋又は容器を、透水性を有する材質で構成することにより下穴への投入前に水を浸透させて前記固結剤に水を含浸させることを可能にするとともに、前記工具で破砕される材質で構成したことを特徴としている。
また、本発明は、上記水硬性物質を有効成分とする固結剤が、急硬成分を含有するセメント又はセメントモルタルであることを特徴としている。
さらに、本発明は、上記又は容器が、不織布からなることを特徴としている。
そして、本発明によるアンカの埋設方法は、上記目的を達成するために、(イ)アンカを埋設する地面の所定の箇所に所定の穴径を有する下穴を所定深さまであける下穴あけ工程、(ロ)水硬性物質を有効成分とする固結剤を、透水性を有し、かつ、工具で破砕可能な袋又は容器に封入してなるアンカ埋設用固結剤に水を含浸させ、その水を前記固結剤に浸透させる含浸工程、その水を含浸させたアンカ埋設用固結剤と骨材とを、前記下穴あけ工程によりあけられた下穴に投入する投入工程、()前記下穴に投入された骨材及び固結剤を所定の工具を用いて混合撹拌してその骨材を破砕させてその下穴の壁面に圧入させる混合破砕工程、()前記投入工程及び前記混合破砕工程を複数回繰返す繰返工程、()前記繰返工程終了後に、軸棒に螺旋状の掘削刃を有するアンカを埋設するアンカ埋設工程、()前記アンカ埋設工程後に、前記固結剤が固化するまで養生する養生工程からなることを特徴としている。
上記水硬性物質を有効成分とする固結剤も、急硬成分を含有するセメント又はセメントモルタルであることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、水硬性物質を有効成分とする固結剤が、透水性を有し、かつ工具で破砕される材質からなる袋又は容器に封入されていて、下穴への投入前に袋又は容器に水を含浸させて前記固結剤に水を浸透させることができるので、傾斜している下穴であっても固結剤を容易に投入することができるとともに、その固結剤に水を容易に含浸させることができる。
請求項2の発明によれば、水硬性物質を有効成分とする固結剤が、急硬成分を含有するセメント又はセメントモルタルであるので、養生期間を短縮することができる。
請求項3の発明によれば、アンカ埋設用固結剤の袋又は容器が、不織布からなるので、水を容易に含浸させることができるとともに、所定の工具で袋を容易に破砕することができる。
請求項4の発明によれば、アンカの埋設方法は、下穴あけ工程、投入工程、混合破砕工程、繰返工程、アンカ埋設工程、及び養生工程からなるので、アンカ埋設用固結剤及び水の投入が容易で、アンカの埋設作業を容易に行うことができる。
請求項5の発明によれば、水硬性物質を有効成分とするアンカ埋設用固結剤は、急硬成分を含有するセメント又はセメントモルタルであるので、養生期間を短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図4は、本発明に係るアンカ埋設用固結剤を用いたアンカの埋設方法を実施する工程を示し、図5は、アンカを地中に埋設した状態を示している。図1〜図4の工程に従って説明するが、本発明に係るアンカ埋設用固結剤については、後に、図2を用いて説明する。
図1は、アンカA(図5参照)を埋設する地面Gの所定位置に工具1を用いて図2に示されるような所定の深さ、例えば100cmの深さで、所定の直径、例えば120φの下穴(前穴と呼ばれていることもある。)Hが地面Gに対して所定の傾きを有して、すなわち、図5に示される支線棒イの傾きに合わせてあけられる状態を示している。この下穴Hの掘削作業で用いられる工具1は、通常、超硬ビットと呼ばれているものであり、本出願人が特願2002−18420号で提案しているものであって、鋼製の棒状体1aの先端及び上部のつば部下部に超硬チップ1b,1cをそれぞれ有している。この工具1には、パイプ状の補助工具(この補助工具については、本出願に係る特開2001−271345号公報に詳述されている。)Mが工具1の頂部に設けられている角柱部1dに嵌められるように構成されている。そして、その工具1示しない穴掘建柱車の回転部が補助工具Mを介して押圧ながら回転すると、工具1が地中G内に圧入され、所定深さの下穴Hが簡単に形成される(図2参照)。
地面Gに下穴Hを形成する工具には、上述したような超硬チップを有する工具1に代えて、所定の深さと所定の直径の穴を掘ることができる他のものを採用することができる。例えば、電柱の穴掘建柱車に設けられる螺旋状掘削刃を小型化したようなものを用いることができる。しかし、後述する骨材の破砕と圧入を兼ねることができるので、上述の超硬チップ1b,1cを有する工具1の方が便利である。
下穴Hの深さは、通常、100〜200cm前後とされる。これは、N値が10以下の普通地盤や軟弱(軟質)地盤では、地表から100cmの深さまでが最も硬く、それよりも深くなると軟らかくなり、200cmよりも深く下穴Hを形成しても支線の耐張力を高める効果がそれほど期待できないからである。
また、工具1であけられる下穴Hの直径(穴径)D1 は、後述するアンカA(図5参照)の螺旋状の掘削刃(上部の最も大きな直径の掘削刃)の直径D2 によって決められる。すなわち、下穴Hの直径D1 とアンカAの直径D2 との関係は、D2 =D1 ×1.1〜1.5とされる。例えば、140φの規格品のアンカAの場合、上部の超硬チップ1cの設けられているつば部の直径が120mmの規格型の工具(超硬チップ)1が用いられる。
工具1を用いてあけられた下穴Hには、所定量の骨材C、及び本発明に係るアンカ埋設用固結剤である固結剤Bが投入され、その後、工具1で破砕圧入される(図3参照)。ここで用いられる骨材Cとしては、粒径50mm程度の礫や砕石、あるいは同程度に破砕されたコンクリート廃材でもよく、ある程度硬質のものであればその種類は問わない。また、アンカAがアース装置の電極と兼用されるようなときは、その骨材としてコークスを用いることもできる。なお、粒径が50mmを大きく越えるような骨材のときは、工具1による破砕に時間がかかって好ましくなく、また、砂のように小さすぎると、工具1により骨材Cを下穴Hの壁面に効果的に圧入することができない。
固結剤Bは、袋又は容器(以下、容器で説明する。)b1 に封入される。この容器としては、使用に際して外部から水を容易に内部に通過させることのできる材質であれば特に限定されず、例えば、和紙等の紙類やプラスチックの人工紙等の吸水性物質、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミド、ポリビニールピロリドン等の水溶性合成物質、セルロース、デキストリン等の水溶性多糖物質、ポリヒドロキシ酪酸系や合成ポリエステル系のプラスチック等の生分解性物質、多孔質物質等からなる不織布が使用できる。この容器b1 は、工具1によって破砕され、かつ、倉庫等に保管中は、内部の材質の品質を保持することができ、さらに、使用に際して外部から水を容易に内部に通過させることのできる不織布や和紙等からなる容器b1 内に、例えばセメント又はセメントモルタル(以下、セメントモルタルで説明する。)b2 が封入された構成となる。すなわち、この固結剤Bは、使用に際しては、所定の容量の水槽2に水Wと固結剤Bを入れ、固結剤Bを数分間、例えば3〜10分間水に浸させると、容器b1 を通して水がセメントモルタルb2 に含浸させられる。この水の含浸量は、骨剤C及びセメントモルタルb2 を混練するに十分なので、斜めにあけられている下穴Hに別途水を注入する必要はない。
容器b1 の大きさは、少なくとも工具1であけられた下穴Hに挿入できる大きさに決められている。標準的な大きさの工具1であけられる下穴Hの穴径が120φの場合、容器b1 は、セメントモルタルを0.5kg詰めの大きさとすることができる。固結剤Bの使用量が簡単に分るように、容器b1 は、0.5kg詰め、1kg詰め、1.5kg詰め、あるいは2kg詰めのように区切りのよいにすることが好ましい。
容器b1 内に挿入される固結剤としては、無機系の水硬性物質を有効成分とするものであれば特に限定されず、例えば各種ポルトランドセメント、混合セメント、アルミナセメント等をあげることができる。好ましくは、カルシウムアルミネートやカルシウムサルホアルミネート等の急硬成分を含むセメント又は急硬成分を配合してなるセメントモルタルが養生時間を短縮できるので好ましい。また、この固結剤には、減水剤、高性能減水剤、高性能AE減水剤、AE減水剤、流動化剤、凝結遅延剤、凝結促進剤、強度促進剤、増粘剤、防錆剤、収縮低減剤、スラグ等の潜在水硬性物質、フライアッシュやシリカフューム等のポゾラン物質、セッコウなどの無機硫酸塩、膨脹材、炭酸カルシウム、消石灰等のカルシウム化合物、各種繊維等、一般にセメント・モルタル・コンクリートで使用することができる混和剤・材を、本発明の目的を実質的に阻害しない範囲で適宜配合することができる。さらに、本方法では、砂のみを封入した容器b1 を使用することもでき、この砂を封入した容器b1 を使用する場合は、下穴Hにはセメント又はセメントモルタルの挿入された容器b1 も投入される。この砂の容器b1 必要に応じて水が含浸される。
下穴Hに投入される固結剤Bの投入量は、その下穴Hに投入される骨材Cの量によって決められる。なぜならば、この固結剤Bは、骨材C及び水Wと混練されてコンクリート塊を生成するために用いられるものだからである。したがって、投入される骨材C、固結剤B及びその固結剤に含まれる水Wの量も、周知のコンクリート形成のための混合比によって必然的に決まる性質を有している。
下穴Hに投入される1回分の骨材C及び固結剤B(水を含んだセメントモルタルb2 )の投入量は、下穴Hの穴径にもよるが、その下穴Hの穴径が120φのときは、スコップ1杯分の骨材量(骨材が礫や砕石の場合は、約5kg)に対し、1kgのセメントモルタルb2 (500ccの水Wを含む)で足りる。そして、これら骨材C及び固結剤Bの投入後に工具1で押圧しながら回転すると(図3参照)、骨材Cは破砕されるとともに、下穴Hの内壁面内に圧入される(図4のC′は、破砕された骨材Cの状態を示している。)。
工具1による骨材Cの破砕圧入処理後、下穴Hには、上述と同量の骨材C及び固結剤Bが投入され、工具1を用いて上述と同様に破砕圧入処理が行われる(図2及び図3参照)。
図4は、骨材C及び固結剤Bの投入と工具1を用いた破砕圧入を複数回繰返して得られた下穴Hの下部に形成された骨材Cの圧密化された状態を示している。下穴Hの下部における圧密化をする深さ、すなわち、下穴Hの底から圧密化する高さは、アンカAの長さ分あれば十分である(後述の図5参照)。
骨材C及び固結剤Bを分割して投入し、その投入の都度、工具1で破砕と圧入を繰返すようにすると、破砕されて細片化された骨材C′をまんべんなく下穴Hの壁面に圧入させて、下穴Hの下部に硬い大きな塊(コンクリート塊)を作ることができる。なお、上述の破砕と圧入は、通常、超硬ビットと呼ばれている工具1を用いるが、周知のエアハンマ等の破砕と圧入ができる他の工具を用いることもできる。
図5は、下穴Hの下部部が骨材Cで圧密化された後に、その下穴Hに骨材Cを投入後、アンカAを埋設した状態を示している。このアンカAは、鋳鉄製の軸棒a1 の先端側(図5において下部側)に間欠的に所定の間隔を保って螺旋状の掘削刃a2 ,a2 …を複数個(図示の例では4個)一体的に設けて構成されている。また、このアンカAの先端(図5において下端部)は、硬質のドリルで形成され、また、掘削刃a2 ,a2 …も硬質で、かつ、その外周は尖鋭に形成されているので、上述の工具1と同様の作用を有することができる。したがって、アンカAの埋設の際(アンカAのねじ込みの際)、骨材Cを破砕し、その破片を下穴Hの壁面に圧入させることができる。
上述のようにして下部が骨材Cの細片で圧密化された下穴Hには、アンカAが埋設される。このアンカAの埋設は、アンカAの角柱部a3 に設けられているアイ部に支線棒イを接続し、その支線棒イを補助工具M(図5では省略。図1及び図3参照。)の内部に収納しながらその補助工具Mを角柱部a3 に嵌め、その補助工具Mを図示しない穴掘建柱車の回転部で押圧ながら回転して行われる。そして、アンカAが所定深さに埋設された後、補助工具Mが外されると、地上には支線棒イの先端部が現れる。次いで、その支線棒イの先端に設けられているリング部に図示しないシンブルを介して支線(図示せず)が取付けられる。
下穴をあける工程図である。 下穴に骨材、固結剤及び水を投入する工程図である。 工具で骨材を破砕する工程図である。 工具で骨材を破砕して下穴に圧入させた状態を示す工程図である。 下穴にアンカを埋設したときの断面図である。
符号の説明
1 工具(超硬ビット)
2 水槽
H 下穴
G 地面
A アンカ
C 骨材
B 固結剤
b1 容器(袋)
b2 セメントモルタル(セメント)
W 水

Claims (5)

  1. アンカを埋設する箇に下穴をあけ、硬性物質を有効成分とする固結剤を封入した袋又は容器に水を浸透させて前記固結剤に水を含浸させ、その固結剤に水を含浸させた袋又は容器と骨材とを前記下穴に投入し、その投入された袋又は容器と骨材を、所定の工具を回転しながら押圧してその袋又は容器と骨材を破砕するとともにその下穴の壁面に圧入させ、次いで、その下穴に軸棒に螺旋状の掘削刃を有するアンカを埋設するときに用いられる、前記水硬性物質を有効成分とする固結剤を前記袋又は容器に封入してなるアンカ埋設用固結剤であって、
    前記袋又は容器を、透水性を有する材質で構成することにより下穴への投入前に水を浸透させて前記固結剤に水を含浸させることを可能にするとともに、前記工具で破砕される材質で構成したことを特徴とするアンカ埋設用固結剤。
  2. 請求項1に記載のアンカ埋設用固結剤において、水硬性物質を有効成分とする固結剤は、急硬成分を含有するセメント又はセメントモルタルであることを特徴とするアンカ埋設用固結剤。
  3. 請求項1又は2に記載のアンカ埋設用固結剤は、又は容器が、不織布からなることを特徴とするアンカ埋設用固結剤。
  4. 下記の(イ)〜()の工程からなることを特徴とするアンカの埋設方法。
    (イ)アンカを埋設する地面の所定の箇所に所定の穴径を有する下穴を所定深さまであける下穴あけ工程。
    (ロ)水硬性物質を有効成分とする固結剤を、透水性を有し、かつ、工具で破砕可能な袋又は容器に封入してなるアンカ埋設用固結剤に水を含浸させ、その水を前記固結剤に浸透させる含浸工程。
    その水を含浸させたアンカ埋設用固結剤と骨材とを、前記下穴あけ工程によりあけられた下穴に投入する投入工程。
    )前記下穴に投入された骨材及び固結剤を所定の工具を用いて混合撹拌してその骨材を破砕させてその下穴の壁面に圧入させる混合破砕工程。
    )前記投入工程及び前記混合破砕工程を複数回繰返す繰返工程。
    )前記繰返工程終了後に、軸棒に螺旋状の掘削刃を有するアンカを埋設するアンカ埋設工程。
    )前記アンカ埋設工程後に、前記固結剤が固化するまで養生する養生工程。
  5. 請求項4に記載のアンカの埋設方法において、水硬性物質を有効成分とする固結剤は、急硬成分を含有するセメント又はセメントモルタルであることを特徴とするアンカの埋設方法。
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