JP4257263B2 - 連結拡幅シールドトンネルの構築方法 - Google Patents

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Description

この発明は、連結拡幅シールドトンネルの構築方法に関し、特に、平行に構築されるシールドトンネル間に連結部を設けて、拡幅部を形成するシールドトンネルの構築方法に関するものである。
従来、シールド工法で地下鉄トンネルを構築する際に、ホームなどの駅舎部とそれに続く路線部分とを一連の工事により構築する方法としては、(1)駅舎部を親子シールド機などにより掘削外径を変化させて構築する方法、(2)3連シールド機などにより駅舎部を掘削後、その一部を分岐させて路線部を構築する方法、(3)単線シールドトンネルを2本掘削し、2本のシールドトンネル間にかんざし工法により連結部を形成して駅舎部とする方法がある。
しかし、(1),(2)の構築方法では、駅舎部に立坑を設けて、シールドマシンを発進させなければならないが、立坑が設けられない地点では、適用することができない。また、(3)の方法では、立坑が設けられない地点での施工が可能であるが、単線シールドトンネルを連結する作業は、地山崩落の危険性が高く、安定性を確保するために、地上側などから十分に地盤改良を実施しなければならないので、工期や工費の面で不利になる。
そこで、特許文献1には、このような問題を解決するシールド工法が提案されている。この特許文献1に開示されているシールド工法は、分離,連結可能に並列させた2連シールドマシンと、この2連シールドマシンの中間部に収納し、2連シールドマシンの連結,分離方向と直交する方向に拡縮可能な拡縮シールドマシンとを備え、駅舎部を構築する際には、拡縮シールドマシンを拡張させて,3連形状とし、路線部を構築する際には、拡縮シールドマシンを縮小して、2連形状とするようにしている。
しかしながら、このような特許文献1に開示されているシールド工法には、以下に説明する技術的な課題があった。
特開平10−77778号公報
すなわち、特許文献1に開示されているシールド工法では、分離,連結可能に並列させた2連シールドマシンと、この2連シールドマシンの中間部に収納し、2連シールドマシンの連結,分離方向と直交する方向に拡縮可能な拡縮シールドマシンとを備えているので、上述した従来工法の問題点は、解消することができるものの、駅舎部を構築する際には、拡縮シールドマシンを横方向に拡張させて,3連形状とするが、この際に用いられる拡縮シールドマシンは、2連シールドマシンの一方に収納されていることから、その大きさに制限があって、2連シールドトンネル間の連結部分の幅を十分に確保することが難しくなるという問題があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、シールドトンネル間の連結部分の幅を十分に確保することができる連結拡幅シールドトンネルの構築方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、親シールド掘進機の掘進により構築される一対のシールドトンネル間に拡幅連結部を形成する連結拡幅シールドトンネルの構築方法において、前記シールドトンネルを構築する前記親シールド掘進機には、側面の対向する位置に切削可能な覆工部がそれぞれ設けられ、前記拡幅連結部の形成予定個所に、前記覆工部が当該拡幅連結部の始端となるように前記親シールド掘進機を停止して、前記親シールド掘進機の一方の内部から横推進機を発進させて、当該親シールド掘進機の前記覆工部を切削除去した後に、他方の親シールド掘進機の前記覆工部を切削除去して、当該他方の親シールド掘進機内に到達させて、前記シールドトンネル間に連結発進部を形成し、前記連結発進部の前記親シールド掘進機の掘進方向と同じ方向の面に、カッタフェイスを有する拡幅掘進部を設け、前記拡幅掘進部と前記親シールド掘進機とを同時に掘進させて、その後方に前記シールドトンネルと前記拡幅連結部とを連結した形状の拡幅セグメントを設置して、前記シールドトンネル間に連結拡幅シールドトンネルを構築し、前記拡幅掘進部が前記拡幅連結部の形成予定個所の終端に到達すると、前記拡幅掘進部を残置させて、前記拡幅連結部の形成を終了し、以後は、前記親シールド掘進機の個別掘進により前記シールドトンネルを構築するようにした。
このように構成した連結拡幅シールドトンネルの構築方法によれば、親シールド掘進機の一方の内部から横推進機を発進させて、当該親シールド掘進機の覆工部を切削除去した後に、他方の親シールド掘進機の覆工部を切削除去して、当該他方の親シールド掘進機内に到達させて、シールドトンネル間に連結発進部を形成し、連結発進部の親シールド掘進機の掘進方向と同じ面に、カッタフェイスを有する拡幅掘進部を設け、拡幅掘進部と親シールド掘進機とを同時に掘進させて、その後方にシールドトンネルと拡幅連結部とを連結した形状の拡幅セグメントを設置して、シールドトンネル間に連結拡幅シールドトンネルを構築する。
この際に、拡幅連結部の幅は、連結発進部の長さによって決定するが、連結発進部は、横推進機の推進により形成し、その部分の長さに制限がないので、シールドトンネル間の連結部分の幅を十分に確保することができる。
前記覆工部は、前記親シールド掘進機の外周に、内部側から撤去可能な補強材により支持された曲板状に形成され、前記親シールド掘進機が前記拡幅連結部の形成予定個所に到達した後に、前記補強材を撤去することができる。
前記親シールド掘進機は、分離可能に結合される中空円筒状の前胴,中胴,後胴を備え、前記中胴は、分離可能に結合される第1および第2拡幅掘進部と残置部とを有し、前記拡幅掘進部と前記親シールド掘進機とを同時に掘進させる際に、前記後胴と前記残置部と分離して、前記残置部を前記シールドトンネル側に残置させることができる。
前記中胴の第1拡幅掘進部は、前記拡幅連結部の形成を終了した後に、前記親シールド掘進機を個別掘進させる際に、前記第2拡幅掘進部から分離して残置させることができる。
前記横掘進機は、角筒状の本体と、前記本体の前面に設けられたカッターフェイスと、カッターフェイスに揺動自在に支持されたカッタービットとで構成することができる。
本発明にかかる連結拡幅シールドトンネルの構築方法によれば、連結部分の幅を十分に確保することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1から図22は、本発明にかかる連結拡幅シールドトンネルの構築方法一実施例を示している。
これらの図に示した連結拡幅シールドトンネルの構築方法は、一対の左および右親シールド掘進機10,10aで、一般部を構築する工程(I)と、駅舎部などに用いられる拡幅連結部12を構築する工程(II)と、拡幅連結部12を切り離して、再び一般部を構築する工程(III)に大別される。
一般部の構築工程(I)の詳細を図1〜図4に示している。一般部の構築工程(I)は、通常のシールド工法と同様に、各親親シールド掘進機10,10aで地盤を掘削し、掘進機10,10aの後方に、順次セグメント14,14aが、環状に組立てられて、それぞれ円形断面のシールドトンネル16,16aが構築される。
この際に、本実施例の場合には、一対の左,右親シールド掘進機10,10aは、ほぼ並行に配置され、ほぼ同時に同じような進捗状態で掘進される。図5,6に、掘削に用いる親シールド掘進機10,10aの詳細を示している。
なお、親シールド掘進機10,10aは、実質的に同じ構造になっているので、同一部分には、同じ符号を付すとともに、以下の説明では、一方を代表して説明する。
図5,6に示した親シールド掘進機10は、それぞれが分離可能に連結される中空円筒状の前胴100,101中胴,後胴102を有している。前胴100の前端には、地盤土砂を掘削するカッタフェイス103が回転自在に支持されている。
前胴100と中胴101との間には、第1中折れ機構104が介装され、中胴101と後胴102との間には、第2中折れ機構105が介装されている。中胴101は、前胴100側の第1および第2拡幅掘進部106,107と、後胴102側の残置部108に分かれていて、各拡幅掘進部106,107および残置部107とは、それぞれ分離可能な構造になっている。
後胴102の後端内周面には、環状の第1テールブラシ109が固設され、第1および第2拡幅掘進部106,107の後端内周面には、環状の第2,3テールブラシ110,111が固設されている。
また、後胴102内には、セグメント14の組み付け用のエレクタ112が設置されるとともに、掘進機10を前進させる複数のシールドジャッキ113が設置されている。
なお、図5,6に示した親シールド掘進機10,10aは、詳細を図示していないが、カッタフェイス103の回転駆動用モータや、掘削土砂の排土機構など、シールドトンネル16,16aを構築する際に、必要とされる公知の機構をそれぞれ備えている。
さらに、本実施例の場合には、各親シールド掘進機10,10aは、図1〜図4に示すように、覆工部18,18aを備えている。この覆工部18,18aは、シールド掘進機10,10aの後部側に位置する中胴101,101aに設けられていて、後述する横推進機により切削可能な部材、例えば、鉄筋に替えて、炭素繊維などを補強材として用いたコンクリートなどから構成されている。
覆工部18,18aは、中胴101,101aのスキンプレートを、所定の幅で、周方向に120°程度削除して、その部分に曲板状の切削可能な部材を嵌合固定したものであって、図2に示すように、一対の左,右親シールド掘進機10,10aの対向する側面部分に配置されている。
各覆工部18,18aは、図4に断面を示すように、内部側から撤去可能な分割式補強材20,20aにより支持されている。並行に配置された一対の左,右親シールド掘進機10,10aで、それぞれ円形断面のシールトンネル16,16aを構築しながら、拡幅連結部12の形成予定個所にこれらが到達すると、左,右親シールド掘進機10,10aの掘進が停止される。
このとき、各親シールド掘進機10,10aの覆工部18,18aが当該拡幅連結部12の形成予定個所の始端となるように、シールド掘進機10,10aの相対位置計測を行い、所定の位置で停止させて、その後、駅舎部などに用いられる拡幅連結部12を構築する工程(II)が実施される。
この拡幅連結部12の構築工程(II)は、図7〜図9に示す横推進機22の発進準備工程(II−1)と、図11〜図14に示す連結発進部24の形成工程(II−2)と、図15〜図17に示す拡幅掘進準備工程(II−3)と、図18〜図19に示す拡幅連結部12の形成工程(II−4)とからなっている。
横推進機22の発進準備工程(II−1)では、まず、図8に示すように、各親シールド掘進機10,10aの後胴102,102aの後端側をセグメント14,14aに固定して、シールド掘進機10,10aの移動を規制する。
次に、各親シールド掘進機10,10aの内部において、横推進機22の発進の障害となる内蔵機器(エレクタ112,112aやシールドジャッキ113,113aなど)を撤去する。
そして、各親シールド掘進機10,10aの覆工部18,18aの背面側に設けられている補強材20,20aを撤去し、発進側の親シールド掘進機10内に、図7に示すように、反力鋼材26を設置し、反力鋼材26の前面に推進ジャッキ28を設けて、その前方に横推進機22を配置する。
横推進機22は、覆工部18,18aの投影形状と相似形である長方形状の角筒状本体22aを備え、本体22aの前面には、図10に示すように、長方形平面のカッタフェイス22bが設けられていて、カッタフェイス22bには、クランクシャフトの回転駆動により平面内で揺動運動を行うことで、地盤を掘削する多数のカッタビット22cが、モザイク状に配置され、かつ、各ビット22cは、揺動自在に支持されている。
一方、到達側の親シールド掘進機10a側では、補強材20aを撤去した覆工部18aの背面側には、図9に示すように、到達した横推進機22を内部に受け入れるための凹状の隔壁32が設置され、この隔壁32内には、掘削可能な充填材30が充填されている。
以上のような横推進機22の発進準備工程(II−1)が終了すると、次に、横推進機22を推進させて、連結発進部24の形成工程(II−2)が実施される。連結発進部24を形成する際には、まず、図11(a)に示すように、横推進機22の前端のカッタビット22cが、覆工部18に対向するように初期セットされ、推進ジャッキ28を伸長させて、横推進機22を所定のストロークだけ前方に押出す。
次に、同図(b)に示すように、推進ジャッキ28を収縮させて、ジャッキ28と横推進機22の後端との間に、押角鋼材34を挿入し(図11(c)参照)、再びジャッキ28を伸長させて、横推進機22を押出し、このような押角鋼材34の挿入と、推進ジャッキ28の伸縮操作を、図11(d)から同図(f)に示すように、複数回繰り返えす。
このような操作により、図11(g)に示すように、押角鋼材34と横推進機22との間に、横推進機22と同じ形状の中空函体36の挿入空間が形成されるので、横推進機22の後端に、中空函体36を挿入して、再び推進ジャッキ28を伸長させる。そして、引き続いて、図11(a)〜(g)に示した操作を繰り返しながら、中空函体36の挿入設置を継続する。
この際に、横推進機22は、カッタフェイス22bを作動させて、覆工部18を切削して、地山側に突出し、カッタフェイス22bの作動により、推進ジャッキ28の推力を受けながら、地山土砂を掘削して、掘削土砂を内部に取り込みながら前進する。このときの横推進機22の前進形態を図12に斜視図で示している。
そして、複数個の中空函体36を後端側に順次連結して、横推進機22が到達側の親シールド掘進機10aに到達すると、図13,14に示すように、掘進機10a側の覆工部18aを切削除去して、さらに、隔壁32内の充填材30内まで貫入させる。
隔壁32内に貫入させた横推進機22は、その外周を覆工部18aに内面側に密着固定し、その後に、隔壁32を残余の充填材30と共に撤去する。以上の工程を経ることにより、一対の親シールド掘進機10,10a間には、図14に示す連結発進部24が形成される。このようにして、連結発進部24が形成されると、次に、拡幅掘進準備工程(II−3)が実施される。
この場合、複数の中空函体36を相互に連結することで形成された連結発進部24は、図13および図15,17にその詳細を示すように、残置部36aと、掘進部36b、カッターカバー部36cとから構成されている。
残置部36aは、連結発進部24の掘進方向の後端側にあって、掘進部36bと分離可能に構成され、両端が各親シールド掘進機10,10aの中胴101,101aの残置部108,108aに固定一体化される。
また、掘進部36bは、連結発進部24の中間にあって、両端が各親シールド掘進機10,10aの中胴101,101aの第1拡幅推進部106,106aに固定一体化される。
カッターカバー部36cは、連結発進部24の前端側にあって、掘進部36bと分離可能に構成され、内部にカッターフェイス36dが設置されると、各親シールド掘進機10,10a側に引き込み撤去される。
カッターフェイス36dは、上述した横推進機22のカッターフェイス22bと同様に揺動駆動により地盤掘削が可能なものであって、連結発進部24の前面側を覆うように設けられる。
カッターカバー部36cを撤去すると、カッターフェイス36dが、親シールド掘進機10,10aの掘進方向と同じ方向に露出し、内周面にカッターフェイス36dが固設された掘進部36bは、カッターフェイス36とともに拡幅掘進部37を構成する。
一方、親シールド掘進機10,10aにおいては、図16に示すように、自走式エレクタ38をそれぞれ設置するとともに、後胴102,102aと中胴101,101aの残置部108,108aは、コンクリートを打設してセグメント14,14aに固定し、自走式エレクタ38の走行路盤に兼用する。
中胴101,101aの残置部108,108aと第1拡幅掘進部106,106aとの間は分離し、残置部108,108aがシールドトンネル16,16a側に残置するようにする。さらに、シールドシャッキ113,113aは、中胴101,101aの第1および第2拡幅掘進部106,106a,107,107a間に配置する。
以上のようにして、拡幅掘進準備工程(II−3)が終了すると、図18〜図20に示すように、拡幅連結部12の形成工程(II−4)が実施される。この拡幅連結部12の形成工程では、一対の親シールド掘進機10,10aと、拡幅掘進部37が、後部側にそれぞれ反力をとって、掘削しながら前進移動し、所定距離前進すると、これらの後部側に、図18に示すように、拡幅部セグメント40が設置される。
この拡幅部セグメント40は、一対の円形を角形の拡幅連結部12で結合した形状であって、このようなセグメント40は、自走式エレクタ38により組み付けられる。そして、拡幅連結部12の形成が、その形成予定個所の終端に到達すると、次に、拡幅連結部12を切り離して、再び一般部を構築する工程(III)が実施される。
この工程では、まず、図21に示すように、各親シールド掘進機10,10aの中胴101,101aの第1拡幅掘進部106,106aを、第2拡幅掘進部107,107aから分離して、拡幅部セグメント40に固定するとともに、シールドジャッキ113,113aを、前胴100,100aと第2拡幅掘進部107,107aとの間に移設する。
そして、エレクタ112,112aを第2拡幅掘進部107,107a内に設置し、自走式エレクタ38を撤去する。このような準備が終了すると、親シールド掘進機10,10aを掘削前進させると、拡幅掘削部37は、掘削部36bが第1拡幅掘進部106,106aに固定一体化されているので、その位置に残置され、親シールド掘進機10,10aだけが掘削前進する。
親シールド掘進機10,10aが掘削前進すると、その後端側に一般用のセグメント14,14aが環状に組み立てられて、引き続いて一般部の構築が行われる。
さて、以上のように構成した連結拡幅トンネルの構築方法によれば、親シールド掘進機10の内部から横推進機22を発進させて、当該親シールド掘進機10の覆工部18を切削除去した後に、他方の親シールド掘進機10aの覆工部18aを切削除去して、当該他方の親シールド掘進機10a内に到達させて、シールドトンネル間に連結発進部24を形成し、連結発進部24の親シールド掘進機10,10aの掘進方向と同じ方向に、カッタフェイス36dを有する拡幅掘進部37を設け、拡幅掘進部37と親シールド掘進機10,10aとを同時に掘進させて、その後方にシールドトンネルと拡幅連結部12とを連結した形状の拡幅セグメント40を設置して、シールドトンネル間に連結拡幅シールドトンネルを構築する。
この際に、拡幅連結部12の幅は、連結発進部24の長さによって決定するが、連結発進部24は、横推進機22の推進により形成し、その部分の長さに制限がないので、シールドトンネル間の連結部分の幅を十分に確保することができる。
本発明にかかる連結拡幅シールドトンネルの構築方法によれば、連結部分の幅を大きくとることができ、例えば、地下鉄トンネルの駅舎部を線路部と一連の工事により構築する場合に有効に活用することができる。
本発明にかかる連結拡幅シールドトンネルの構築方法において、一般部を構築する工程の説明図である。 図1の上面図である。 図1のA−A線断面図である。 図3のB−B線断面図である。 図1に示した親シールド掘進機の外観図である。 図5の断面図である。 本発明にかかる連結拡幅シールドトンネルの構築方法における横推進機の発進準備工程の説明図である。 図7のC−C線断面説明図である。 本発明にかかる連結拡幅シールドトンネルの構築方法における横推進機の発進準備工程の説明図である。 図7に示した横推進機の正面に設けられたカッタービットが揺動駆動される際の説明図である。 本発明にかかる連結拡幅シールドトンネルの構築方法における連結発進部の形成工程を示す断面説明図である。 図11に示した連結発進部の形成工程で、横推進機の推進状態を示す斜視図である。 本発明にかかる連結拡幅シールドトンネルの構築方法における連結発進部の形成完了状態の斜視図である。 図13の要部断面図である。 本発明にかかる連結拡幅シールドトンネルの構築方法における拡幅掘進の準備工程を示す斜視図である。 図15の要部断面図である。 図15の要部断面図である。 本発明にかかる連結拡幅シールドトンネルの構築方法における拡幅連結部の形成工程を示す斜視図である。 図18の正面図である。 図18の要部断面図である。 本発明にかかる連結拡幅シールドトンネルの構築方法における拡幅連結部を切離して、再び一般部の構築する際の工程を示す斜視図である。 図21の要部断面図である。
符号の説明
10,10a 親シールド掘進機
12 拡幅連結部
14,14a セグメント
18,18a 覆工部
20,20a 補強材
22 横推進機
24 連結発進部
28 推進ジャッキ
36 中空函体
37 拡幅掘進部14

Claims (5)

  1. 親シールド掘進機の掘進により構築される一対のシールドトンネル間に拡幅連結部を形成する連結拡幅シールドトンネルの構築方法において、
    前記シールドトンネルを構築する前記親シールド掘進機には、側面の対向する位置に切削可能な覆工部がそれぞれ設けられ、
    前記拡幅連結部の形成予定個所に、前記覆工部が当該拡幅連結部の始端となるように前記親シールド掘進機を停止して、
    前記親シールド掘進機の一方の内部から横推進機を発進させて、当該親シールド掘進機の前記覆工部を切削除去した後に、他方の親シールド掘進機の前記覆工部を切削除去して、当該他方の親シールド掘進機内に到達させて、前記シールドトンネル間に連結発進部を形成し、
    前記連結発進部の前記親シールド掘進機の掘進方向と同方向の面に、カッタフェイスを有する拡幅掘進部を設け、前記拡幅掘進部と前記親シールド掘進機とを同時に掘進させて、
    その後方に前記シールドトンネルと前記拡幅連結部とを連結した形状の拡幅セグメントを設置して、前記シールドトンネル間に連結拡幅シールドトンネルを構築し、
    前記拡幅掘進部が前記拡幅連結部の形成予定個所の終端に到達すると、前記拡幅掘進部を残置させて、前記拡幅連結部の形成を終了し、
    以後は、前記親シールド掘進機の個別掘進により前記シールドトンネルを構築することを特徴とする連結拡幅シールドトンネルの構築方法。
  2. 前記覆工部は、前記親シールド掘進機の外周に、内部側から撤去可能な補強材により支持された曲板状に形成され、前記親シールド掘進機が前記拡幅連結部の形成予定個所に到達した後に、前記補強材を撤去することを特徴とする請求項1記載の連結拡幅シールドトンネルの構築方法。
  3. 前記親シールド掘進機は、分離可能に結合される中空円筒状の前胴,中胴,後胴を備え、
    前記中胴は、分離可能に結合される第1および第2拡幅掘進部と残置部とを有し、
    前記拡幅掘進部と前記親シールド掘進機とを同時に掘進させる際に、前記後胴と前記残置部と分離して、前記残置部を前記シールドトンネル側に残置させることを特徴とする請求項1または2記載の連結拡幅シールドトンネルの構築方法。
  4. 前記中胴の第1拡幅掘進部は、前記拡幅連結部の形成を終了した後に、前記親シールド掘進機の個別掘進させる際に、前記第2拡幅掘進部から分離して残置させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の連結拡幅トンネルの構築方法。
  5. 前記横掘進機は、角筒状の本体と、前記本体の前面に設けられたカッターフェイスと、カッターフェイスに揺動自在に支持されたカッタービットとを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の連結拡幅トンネルの構築方法。
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