JP4257016B2 - インターネット電話システムにおける通話品質保証方法 - Google Patents

インターネット電話システムにおける通話品質保証方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット等に用いられるIP(Internet Protocol )パケット網を介して双方向のリアルタイム音声通信を行うインターネット電話システムにおける通信品質保証方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネット等のIPパケット網上において、双方向で画像や音声をパケットデータとしてリアルタイムに送受信するインターネット電話が普及し始めている。
【0003】
インターネット電話用プロトコルとしては、音声画像通信方式を規定したITU−T勧告H.323方式などが知られており、特に、H.323方式におけるインターネット電話システムでは、図11に示すように、端末となるインターネット電話1001,1003と、ゲートキーパー(呼制御サーバ)1005とにコンポーネントとして大別できる。
【0004】
詳しくは、端末1001,1003は、インターネット電話としての通信機能を有するため、入力されたアナログ音声をA/D変換によりディジタル化し、これをG.729などの音声圧縮アルゴリズムにより圧縮した後に、IPパケット化してIPパケット網に送出する。また、IPパケット化された音声データを受信した後に、これをパケット組立して圧縮音声とし、これを伸張してディジタル音声とした後に、D/A変換してアナログ音声を再生する。
【0005】
一方、ゲートキーパー1005は、主として端末の管理や通信開始時のアドレス解決を行う。これは、インターネット電話においては、端末の識別はIPアドレスで行われるが、通常はIPアドレスを隠蔽し、各端末が予めゲートキーパー1005に登録したニックネームや電話番号的な数字であるエリアスアドレスを用いて通信を行うためである。
【0006】
次に、図12を参照して、H.323方式における通信時のシーケンス例を説明する。
【0007】
発呼側端末となるインターネット電話1001は、まず、ゲートキーパーに対し着呼側端末(インターネット電話1003)のエリアスアドレスを含む参加要求メッセージ(1)を送信する。なお、端末とゲートキーパー間のメッセージは、H.225.0においてRASメッセージとして規定されており、このRASメッセージ用ポート番号は、H.225.0においてはデフォルト値が規定されている。
【0008】
この参加要求メッセージを受信したゲートキーパー1005は、着呼側端末のエリアスアドレスに基づいて、予め登録されている着呼側端末のIPアドレスを検索し、通信を許可する場合には、着呼側端末のIPアドレスを含む参加確認メッセージ(2)を発呼側端末1001に返送する。
【0009】
次に、発呼側端末1001は、この参加確認メッセージの中のIPアドレスの着呼側端末1003に直接に呼設定メッセージ(3)を送信する。
【0010】
ここで、着呼側端末1003が呼を受け入れる場合は、やはりゲートキーパー1005に参加要求メッセージ(4)を送り、ゲートキーパー1005から参加確認メッセージ(5)を受信した後に、接続メッセージ(6)を発呼側端末1001に返送する。なお、この呼設定メッセージや接続メッセージ用ポート番号も、H.245.0においてはデフォルト値が規定されている。
【0011】
その後、双方の端末は、H.245手順を用いて双方の端末能力を交換し、マスター/スレーブの決定を行い、リアルタイムデータ受信用ポート番号の通知を行う。
【0012】
ここで、H.245に用いられるメッセージ交換用ポート番号は、自端末が受信用に使うポート番号を、前記呼設定メッセージ及び接続メッセージに入れて互いに交換する。その後、双方の端末は、交換されたリアルタイムデータ受信用ポート番号に対し、音声などリアルタイムデータパケットを送信し合うことで、インターネット電話の通話が成立する。
【0013】
しかしながら、インターネット電話用ネットワークであるIPパケット網はベストエフォート型ネットワークであり、大量のデータが同時にネットワークに流れた場合に、データの遅配・欠損などが生じ、インターネット電話の音声の通信品質が著しく低下してしまうといった問題があった。
【0014】
この解決手法として、ネットワークレベルで通信品質レベルを保証する手法が提案されている。例えば、RFC2205で規定されるRSVP方式においては、通信時に特定の通信データフローに対し、ネットワークリソースを予約することで、通信時の使用帯域を保証することができる。
【0015】
詳しくは、図13を参照して、RSVP方式によるリソース予約の状況を説明する。
【0016】
このRSVP方式では、予約する通信データフローをフィルタで指定することができる。この機能を使い、特定のIPアドレスをフィルタ指定することで特定端末間の通信を保証することや、特定のポート番号をフィルタ指定することで特定アプリケーション(例えば、インターネット電話)のみの通信を保証することなどができる。
【0017】
例えば、図13に示すように、ポート番号(1000)を予約帯域として設定しておき、インターネット電話となる端末ではそのポートを用いて保証された帯域での通信を行うが、他のアプリケーションでは、他のポート番号を用いるため、空いた帯域での通信を行うことが可能になる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなネットワークレベルの通信品質保証方法は、インターネットアプリケーションとは別に独立したシステムの構築が必要である。
【0019】
このため、インターネット電話の通信において、独立したシステムを構築しなくとも、特定ユーザのインターネット電話通信に対して通信品質レベルを保証しすることが望まれている。
【0020】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、予め登録された特定ユーザに対してインターネット電話の通信品質レベルを保証することができるインターネット電話システムにおける通信品質保証方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、呼制御サーバによりIPパケット網を介してインターネット電話端末同士を接続し、双方向の音声通信を行うインターネット電話システムであって、前記呼制御サーバは、特定ユーザのユーザ情報を登録し、登録ユーザに対して保証すべきインターネット電話の通信品質レベルを設定し、インターネット電話の通信品質レベルに対応したIPパケット網上のポート番号を設定し、通信開始時に、発呼側のインターネット電話端末から通知されたユーザ情報に基づいて、発呼側ユーザが登録ユーザかどうかを照合し、発呼側ユーザが登録ユーザである場合には予め設定されたインターネット電話の通信品質レベルに対応したポート番号を発呼側インターネット電話端末に通知し、発呼側ユーザが登録ユーザではない場合には他のポート番号を発呼側インターネット電話端末に通知することを要旨とする。
【0022】
請求項2記載の発明は、上記課題を解決するため、呼制御サーバによりIPパケット網を介してインターネット電話端末同士を接続し、双方向の音声通信を行うインターネット電話システムであって、前記呼制御サーバは、特定ユーザのユーザ情報を登録し、登録ユーザに対して保証すべきインターネット電話の通信品質レベルを設定し、インターネット電話の通信品質レベルに対応したIPパケット網上のポート番号を設定し、通信開始時に、発呼側のインターネット電話端末から通知されたユーザ情報に基づいて、発呼側ユーザが登録ユーザかどうかを照合し、発呼側ユーザが登録ユーザである場合には予め設定されたインターネット電話の通信品質レベルに対応したポート番号を発呼側インターネット電話端末に通知し、発呼側ユーザが登録ユーザではない場合には他のポート番号を発呼側インターネット電話端末に通知し、前記インターネット電話端末は、通信開始時に、ユーザ情報を前記呼制御サーバに通知し、前記呼制御サーバから通知されたポート番号を自端末の受信に用いるポート番号として相手端末に通知することを要旨とする。
【0023】
請求項3記載の発明は、上記課題を解決するため、前記インターネット電話端末は、通信開始時には、自端末に登録されたユーザ情報を呼制御サーバに通知することを要旨とする。
【0024】
請求項4記載の発明は、上記課題を解決するため、アナログ交換網と前記IPパケット網との間で相互接続を行うゲートウェイを備え、前記ゲートウェイは、前記インターネット電話端末の少なくとも一方がアナログ交換網に接続されている場合には、通信開始時に、呼制御サーバに登録しておいたユーザ情報の入力をこのインターネット電話端末に要求し、入力されたユーザ情報を呼制御サーバに通知することを要旨とする。
【0025】
請求項5記載の発明は、上記課題を解決するため、前記呼制御サーバは、発呼側のインターネット電話端末が予め登録されている登録ユーザであった場合には、発呼側の相手先インターネット電話端末のアドレス情報を一時的に記憶し、相手先インターネット電話端末から接続許可要求があった場合に、相手先インターネット電話端末のアドレス情報が一時的に記憶したアドレス情報と一致したときに、設定されたポート番号を相手先インターネット電話端末に送信することを要旨とする。
【0026】
請求項6記載の発明は、上記課題を解決するため、前記呼制御サーバは、相手先インターネット電話端末が非登録ユーザであったときにも、設定されたポート番号を相手先インターネット電話端末に送信することを要旨とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0028】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るインターネット電話システムにおける通信品質保証方法が適応可能なシステムの構成を示す図である。
【0029】
図1に示すように、IPパケット網11は、ルータA13とルータB19を有しており、一方のルータA13を介して発呼側端末となるインターネット電話端末A15と呼制御サーバ17が接続され、他方のルータB19を介して着呼側端末となるインターネット電話端末B21が接続されている。なお、図1に示すIPパケット網11は、本実施の形態の特徴を説明するための代表的な概念図の一つである。
【0030】
IPパケット網11を構成するルータA13とルータB19は、ポート番号1000のパケットデータフローに対しては帯域を保証し、それ以外のポート番号のパケットデータフローに対しては保証しないという設定がなされている。
【0031】
図2は、登録ユーザとなるインターネット電話端末A15に接続されているIPパケット網インターフェース装置23のブロック図を示す図である。
【0032】
IPパケット網インターフェース装置23は、インターネット電話プログラムがインストールされたパーソナルコンピュータや、それと同等の機能を有する専用端末などに接続可能であり、プロバイダなどにダイアルアップPPP接続する機能を含む例えばモデムである。
【0033】
ネットワークインターフェース部25は、IPパケット網11とネットワークインターフェース層において接続され、ビットパターンの交換を行う。
【0034】
通信制御部27は、ネットワークインターフェース層が提供するビット列に対して、音声データや通信を制御するためのメッセージなどをパケット化/パケット組立を行う。すなわち、通信制御部27は、音声処理部29からの圧縮音声をIPパケット化してネットワークインターフェース部25を介してIPパケット網11に送出する一方、ネットワークインターフェース部25からのIPパケット化された音声データをパケット組立して圧縮音声とし音声出力処理部39へ出力する。
【0035】
音声入力処理部29は、マイク31で収集したユーザのアナログ音声を入力する音声入力部33と、このアナログ音声をA/D変換してディジタルデータ化するA/D変換部35と、このディジタルデータをG.729などの音声圧縮アルゴリズムにより圧縮する音声符号化部37とから構成されている。
【0036】
音声出力処理部39は、通信制御部27で受信された圧縮音声を伸張してディジタル音声に復号化する音声復号化部41と、ディジタル音声をアナログ音声にD/A変換するD/A変換部43と、このアナログ音声を電力増幅してスピーカ47で再生する音声出力部45とから構成されている。
【0037】
IP電話機能制御部49は、ユーザ情報設定部51、ユーザ情報記録部53、受信用ポート番号設定部55から構成されている。ユーザ情報設定部51は、使用ユーザの情報としてユーザIDとパスワードを予め設定する。ユーザ情報記録部53は、ユーザ情報設定部51からのユーザ情報を記録する。受信用ポート番号設定部55は、呼制御サーバ17から通知された音声データ通信用ポート番号を認識し、自端末の音声データパケット受信用ポート番号として、呼制御サーバ17より通知されたこの音声データ通信用ポート番号を相手端末に通知する。なお、IP電話機能制御部49は、通信開始時に、ユーザIDやパスワードなどのユーザ情報を呼制御サーバに通知する機能を有する。
【0038】
装置制御部61は、IPパケット網インターフェース装置23を構成する各部の動作を制御する。
【0039】
図3は、呼制御サーバ17のブロック図を示す図である。
【0040】
ネットワークインターフェース部71は、IPパケット網11とネットワークインターフェース層において接続され、ビットパターンの交換を行う。通信制御部73は、ネットワークインターフェース層が提供するビット列に対して、呼を確立するための制御メッセージなどの通信を制御する。
【0041】
ユーザ登録部75は、特定のユーザのユーザIDやパスワードを登録ユーザとして設定情報記録部81に登録させる。保証通信レベル設定部77は、登録ユーザに対し保証するインターネット電話の通信品質レベルを設定する。
【0042】
通信用ポート番号設定部79は、保証するインターネット電話の通信品質レベルに対応した音声データ通信用ポート番号を設定する。すなわち、通信用ポート番号設定部79は、通信品質レベルを保証する受信側のユーザ用通信ポート番号を例えば1000と設定し、通信品質レベルを保証しない受信側のユーザ用通信ポート番号を例えば1500と設定して設定情報記録部81に記録する。設定情報記録部81は、上述した各種設定情報を記録する。
【0043】
また、呼制御サーバ17に設けられたコマンド制御部83は、通信開始時に、発呼側のインターネット電話端末15から通知されたユーザIDなどのユーザ情報を認識し、発呼側ユーザが予め設定情報記録部81に登録されたユーザかどうかの照合を行う機能と、照合したユーザ情報が登録ユーザである場合には設定されたインターネット電話通信の通信品質レベルに対応した受信側の音声データ通信用ポート番号を発呼側インターネット電話端末に通知し、登録ユーザではない場合にはそれ以外の音声データ通信用ポート番号を発呼側インターネット電話端末に通知する機能を有する。
【0044】
端末・GW検索部85は、後述する端末・GW管理テーブル87から予め登録されているIPアドレスやエリアスアドレスを検索する。端末・GW管理テーブル87は、インターネット電話端末を管理するため、インターネット電話端末をIPアドレスや、IPアドレスを隠蔽して各端末が予め登録したニックネームや電話番号的な数字であるエリアスアドレスを記録するテーブルである。装置制御部89は、呼制御サーバ17を構成する各部の動作を制御する。
【0045】
次に、図4に示す伝送制御手順を参照して、インターネット電話システムにおける通信品質保証方法を説明する。
【0046】
第1の実施の形態では、インターネット電話端末15としてインターネット電話機能を有するソフトウェアをインストールした汎用パーソナルコンピュータを用い、この端末に接続されているIPパケット網インターフェース装置23に予め設定された発呼側端末ユーザ情報に基づいて、IPパケット網11の通信品質レベル及びポート番号の決定を行う場合について説明することとする。
【0047】
まず、ステップS110では、インターネット電話端末A15が、相手先インターネット電話端末B21への発呼操作を行う。このインターネット電話端末A15は、発呼時に、ユーザ情報設定部51において設定されたユーザIDやパスワード等のユーザ情報を参加要求メッセージ中に付加して呼制御サーバ17へ送信する。
【0048】
そして、インターネット電話端末A15からの参加要求メッセージを受信した呼制御サーバ17は、この参加要求メッセージ中から発呼ユーザのユーザ情報を取得する。この取得した発呼ユーザのユーザ情報に基づいて設定情報記録部81から検索を行い、インターネット電話要求A15のユーザが登録ユーザであると認識した場合、予め設定されたこのユーザの通信品質レベルを設定情報記録部81から検索し、該当する通信品質レベルの受信側の通信用ポート番号(1000)を取得する。そして、ステップS120では、コマンド制御部83が取得した受信側の通信用ポート番号(1000)を参加確認メッセージに付加してインターネット電話端末A15に返送する。
【0049】
次に、ステップS130では、インターネット電話端末A15では、受信用ポート番号設定部55にて、呼制御サーバ17から受信した参加確認メッセージ中のポート番号(1000)を自端末の受信用ポート番号として設定し、インターネット電話端末B21への発呼メッセージを送信する。この結果、インターネット電話端末B21は、インターネット電話端末A15の受信用ポート番号(1000)を確認することができる。
【0050】
次に、ステップS140では、インターネット電話端末A15からの発呼メッセージを受信したインターネット端末B21は、自端末に設定されたユーザ情報を付加した参加要求メッセージを呼制御サーバ17に送信する。
【0051】
次に、呼制御サーバ17は、インターネット端末B21のユーザ情報を設定情報記録部81から検索するが、インターネット電話端末B21のユーザが登録されていないため、ステップS150では、通信品質を保証しないユーザ用通信ポート番号(1500)を参加確認メッセージに付加してインターネット電話端末B21に返送する。
【0052】
次に、ステップS160では、インターネット電話端末B21は、この参加確認メッセージ中に付加されたポート番号(1500)を自端末の受信用ポート番号として接続メッセージ内に設定し、発呼側であるインターネット電話端末A15に送信する。
【0053】
この結果、ステップS170では、登録ユーザであるインターネット電話端末A15の音声パケットは通信品質の保証されないポート番号(1500)で非登録ユーザであるインターネット電話端末B21に送信され、一方、非登録ユーザであるインターネット電話端末B21の音声パケットは通信品質の保証されたポート番号(1000)を用いて登録ユーザであるインターネット電話端末A15に送信される音声通信が可能となる。
【0054】
従って、登録ユーザの聞く音声は音質が保証されるが、非登録ユーザが聞く音声の通信品質は保証されないことになる。
【0055】
このように、通信開始時に、発呼側インターネット電話端末A15からユーザ情報の通知を呼制御サーバ17に対し行い、呼制御サーバ17が予め設定された通信品質レベルに応じた音声データ通信用ポート番号の通知を行い、発呼側インターネット電話端末A15が呼制御サーバ17に通知された音声データ通信用ポート番号を用いてリアルタイム音声データの受信を行うことで、予め登録された特定のユーザに対してのみ受信するインターネット電話の通信品質レベルを保証し、非登録ユーザに対しては保証しない、といったインターネット電話におけるユーザ別の通話品質保証サービスを提供することが実現可能になる。
【0056】
また、インターネット電話端末A15が、通信開始時に、自端末に登録されたユーザ情報を呼制御サーバ17に通知することで、このインターネット電話端末A15に対して、インターネット電話の通信品質レベルを保証させることができる。
【0057】
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るインターネット電話システムにおける通信品質保証方法が適応可能なシステムの構成を示す図である。なお、第2の実施の形態は、図1に示す第1の実施の形態に対応するシステムと同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略することとする。
【0058】
図5に示すように、IPパケット網11には、ルータA13を介して呼制御サーバ17とゲートウェイ91が接続されており、このゲートウェイ91を介してアナログ交換網93が接続されている。さらに、アナログ交換網93を介して登録ユーザの電話端末95が接続されている。
【0059】
次に、図6は、ゲートウェイ91の構成を示すブロック図である。なお、ゲートウェイ91は、図2に示すIPパケット網インターフェース装置23と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略することとする。
【0060】
ゲートウェイ91は、異なる通信プロトコルのシステムや通信網を相互接続するための装置であり、図6に示すように、アナログ交換網とIPパケット網の間で相互接続を行う。
【0061】
ネットワークインターフェース部101は、アナログ交換網93と物理層において接続され、アナログ音声信号の交換を行う。
【0062】
通信制御部103は、物理層が提供するアナログ音声信号を音声入力処理部29に出力するとともに、音声出力処理部39からのアナログ音声信号を物理層に出力する。また、通信制御部103は、アナログ交換網93の伝送制御手順に従って伝送制御信号を生成/判別して通信を制御するとともに、アナログ交換網93からのPB信号をIP電話機能制御部105に引き渡す。
【0063】
IP電話機能制御部105には、本実施の形態の特徴として、ユーザ情報確認部107、ユーザ情報設定部109、受信用ポート信号設定部111が設けられている。
【0064】
ユーザ情報確認部107は、発呼の着信に応じてユーザ情報であるユーザIDとパスワードの入力を電話端末95に要求する。ユーザ情報設定部109は、電話端末95から入力されたユーザ情報を参加要求メッセージに付加して呼制御サーバ17へ送信する。受信用ポート番号設定部111は、呼制御サーバ17から受信した参加確認メッセージ中のポート番号を電話端末95の受信用ポート番号として設定する。
【0065】
装置制御部113は、ゲートウェイ91を構成する各部の動作を制御する。
【0066】
次に、図7に示す伝送制御手順を参照して、インターネット電話システムにおける通信品質保証方法を説明する。
【0067】
第2の実施の形態では、発呼側クライアントとしてゲートウェイ91にアナログ交換網93を介して接続した電話端末95を用い、発呼側ユーザによりその時点で入力されたユーザ情報に基づいて、通信品質レベル及びポート番号の決定を行う場合について説明することとする。
【0068】
まず、ステップS210では、電話端末95が操作され、アナログ交換網93を介してゲートウェイ91に電話がかけられる。
【0069】
次に、ステップS220では、この発呼を着信したゲートウェイ91では、ユーザ情報確認部107がユーザ情報となるユーザIDとパスワードの入力を電話端末95に要求する。
【0070】
次に、ステップS230では、電話端末95に設けられたプッシュボタンが押され、PB信号によりユーザ情報が入力されゲートウェイ91に送信される。
【0071】
そして、ゲートウェイ91は、このPB信号を受信解析する。そして、ステップS240では、入力された電話端末95のユーザ情報をユーザ情報設定部109において参加要求メッセージに付加して呼制御サーバ17へ送信する。
【0072】
次に、ゲートウェイ91から参加要求メッセージを受信した呼制御サーバ17は、受信した参加要求メッセージ中から発呼ユーザのユーザ情報を取得する。この取得した発呼ユーザ情報に基づいて設定情報記録部81から検索を行い、電話端末95のユーザが登録ユーザであると認識した場合、予め設定されたユーザの通信品質レベルをさらに設定情報記録部81から検索し、通信品質レベルの通信ポート番号(1000)を取得する。そして、ステップS250では、取得した通信用ポート番号(1000)を参加確認メッセージに付加してゲートウェイ91に返送する。
【0073】
次に、ゲートウェイ91は、受信用ポート番号設定部111において呼制御サーバ17から受信した参加確認メッセージ中のポート番号(1000)を自端末の受信用ポート番号として設定する。そして、ステップS260では、インターネット電話端末21へ発呼メッセージを送信する。
【0074】
次に、ステップS270では、ゲートウェイ91からの発呼メッセージを受信したインターネット電話端末21は、自端末に設定されたユーザ情報を付加した参加要求メッセージを呼制御サーバ17に送信する。
【0075】
呼制御サーバ17は、インターネット電話端末21のユーザ情報を設定情報記録部81から検索する。しかし、呼制御サーバ17にはインターネット電話端末21のユーザが登録されていないため、ステップS280では、通信品質レベルを保証しないユーザ用通信ポート番号(1500)を参加確認メッセージに付加してインターネット電話端末21に返送する。
【0076】
次に、ステップS290では、インターネット電話端末21は、この参加確認メッセージ中に付加されたポート番号(1500)を自端末の受信用ポート番号として接続メッセージ内に設定し、発呼側であるゲートウェイ91に送信する。
【0077】
この結果、ステップS300では、登録ユーザである電話端末95の音声は、ゲートウェイで音声パケット化され、通信品質レベルの保証されないポート番号(1500)を介して非登録ユーザであるインターネット電話端末21に送信される。一方、非登録ユーザであるインターネット電話端末21の音声は、通信品質レベルが保証されたポート番号(1000)を介してゲートウェイ91へ送信され、アナログ信号に変換され、登録ユーザである電話端末95へ送信される。
【0078】
従って、登録ユーザである電話端末95の聞く音声は通信品質レベルが保証されるが、非登録ユーザであるインターネット電話端末21が聞く音声は通信品質レベルが保証されないこととなる。
【0079】
このように、アナログ交換網93とIPパケット網11との間で相互接続を行うゲートウェイ91を備え、ゲートウェイ91が、電話端末95の少なくとも一方がアナログ交換網93に接続されている場合には、通信開始時に、呼制御サーバ17に登録しておいたユーザ情報の入力をこの電話端末95に要求し、入力されたユーザ情報を呼制御サーバ17に通知することで、この電話端末95に対して、インターネット電話の通信品質レベルを保証させることができる。
【0080】
(第3の実施の形態)
図8は、本発明の第3の実施の形態に係るインターネット電話システムにおける通信品質保証方法が適応可能なシステムの構成を示す図である。なお、第3の実施の形態は、図1に示す第1の実施の形態に対応するシステムと同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略することとする。
【0081】
図8に示すように、IPパケット網11には、一方のルータA13を介して発呼側端末となるインターネット電話端末A15と呼制御サーバ121が接続されている。
【0082】
図9は、呼制御サーバ121の構成を示すブロック図である。なお、呼制御サーバ121は、図3に示す呼制御サーバ17と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略することとする。呼制御サーバ121の特徴は、相手先アドレスを一時的に記憶する相手先ユーザ記憶部123を設けたことにある。
【0083】
次に、図10に示す伝送制御手順を参照して、インターネット電話システムにおける通信品質保証方法を説明する。
【0084】
第3の実施の形態では、インターネット電話端末15としてインターネット電話機能を有するソフトウェアをインストールした汎用パーソナルコンピュータを用い、発呼側ユーザが登録ユーザだった場合に、送受信の双方向での音声の通信品質レベルを保証する場合について説明することとする。
【0085】
まず、ステップS410では、インターネット電話端末A15が相手先インターネット電話端末B21へ発呼操作を行なう。インターネット電話端末A15は、発呼時に、ユーザ情報設定部903において設定されたユーザIDとパスワードなどのユーザ情報を参加要求メッセージの中に付加して呼制御サーバ121へ送信する。また、この参加要求メッセージ中には、相手先であるインターネット電話端末B21のアドレス情報が付加されている。
【0086】
そして、インターネット電話端末A15からの参加要求メッセージを受信した呼制御サーバ121は、受信した参加要求メッセージ中に付加されたユーザ情報から発呼ユーザのユーザ情報を取得する。そして、取得した発呼ユーザ情報に基づいて設定情報記録部81から検索を行い、インターネット電話端末A15のユーザが登録ユーザであると認識した場合、予め設定された通信品質レベルをさらに設定情報記録部81から検索し、「送受信とも保証する」レベルであると認識する。
【0087】
そして、呼制御サーバ121は、登録ユーザがこの通信品質レベルの場合には、参加要求メッセージ中から相手先アドレスを取得し、相手先ユーザ記憶部123に一時的に記憶する。そして、ステップS420では、通信品質レベルを保証する場合の通信用ポート番号(1000)を参加確認メッセージに付加してインターネット電話端末A15に返送する。
【0088】
次に、発呼側インターネット電話端末A15は、呼制御サーバ121から受信した参加確認メッセージ中のポート番号(1000)を自端末の受信用ポート番号として設定し、ステップS430では、インターネット電話端末B21へ発呼メッセージを送信する。
【0089】
次に、ステップS440では、インターネット電話端末A15からの発呼メッセージを受信したインターネット電話端末B21は、自端末に設定されたユーザ情報と共にアドレス情報を参加要求メッセージに付加して呼制御サーバ121へ送信する。
【0090】
ここで、呼制御サーバ121は、インターネット電話端末B21のユーザ情報を設定情報記録部81から検索し、インターネット電話端末B21のユーザが登録ユーザではないことが分かる。そして、呼制御サーバ121は、インターネット電話端末B21のアドレス情報に基づいて相手先ユーザ記憶部908を検索し、インターネット電話端末B21のユーザが、登録ユーザであるインターネット電話端末A15のユーザが現在通信を希望している相手先であることを認識する。
【0091】
そこで、呼制御サーバ121は、ステップS450では、インターネット電話端末B21へ返送する参加確認メッセージ中に付加する通信用ポート番号として、通信品質レベルを保証する通信用ポート番号(1000)を入れてインターネット電話端末B21へ返送する。そして、呼制御サーバ121は、インターネット電話端末B21に参加確認メッセージを送信した時点で、相手先ユーザ記憶部123に一時的に記憶した相手先端末のアドレス情報を削除する。
【0092】
次に、ステップS460では、参加確認メッセージを受信したインターネット電話端末B21では、参加確認メッセージ中のポート番号(1000)を自端末の受信用ポート番号として接続メッセージに付加し、インターネット電話端末A15へ送信する。
【0093】
この結果、ステップS470では、登録ユーザであるインターネット電話端末A15の音声パケットは通信品質レベルの保証されたポート番号(1000)で送信され、非登録ユーザであるインターネット電話端末B21の音声パケットも通信品質レベルの保証されたポート番号(1000)で送信される音声通信が可能となる。
【0094】
従って、発呼側であるインターネット電話端末A15のユーザが登録ユーザであった場合には、相手側のユーザが非登録であった場合でも、送受信の双方向の音声の通信品質レベルが保証されることとなる。
【0095】
このように、呼制御サーバ121が、発呼側のインターネット電話端末15が予め登録されている登録ユーザであった場合には、発呼側の相手先インターネット電話端末21のアドレス情報を一時的に相手先ユーザ記憶部123に記憶し、相手先インターネット電話端末21から接続許可要求があった場合に、相手先インターネット電話端末21のアドレス情報が一時的に記憶したアドレス情報と一致したときに、設定されたポート番号を相手先インターネット電話端末21に送信することで、発呼側であるインターネット電話端末15のユーザが登録ユーザであった場合には、送受信の双方向の音声の通信品質レベルを保証することができる。
【0096】
また、呼制御サーバ121は、相手先インターネット電話端末21が非登録ユーザであったときにも、設定されたポート番号を相手先インターネット電話端末21に送信することで、相手側のユーザが非登録であった場合でも、送受信の双方向の音声の通信品質レベルを保証することができる。
【0097】
【発明の効果】
請求項1又は2記載の本発明によれば、呼制御サーバが、特定ユーザのユーザ情報を登録し、登録ユーザに対して保証すべきインターネット電話の通信品質レベルを設定し、インターネット電話の通信品質レベルに対応したIPパケット網上のポート番号を設定し、通信開始時に、発呼側のインターネット電話端末から通知されたユーザ情報に基づいて、発呼側ユーザが登録ユーザかどうかを照合し、発呼側ユーザが登録ユーザである場合には予め設定されたインターネット電話の通信品質レベルに対応したポート番号を発呼側インターネット電話端末に通知し、発呼側ユーザが登録ユーザではない場合には他のポート番号を発呼側インターネット電話端末に通知する一方、インターネット電話端末が、通信開始時に、ユーザ情報を呼制御サーバに通知し、呼制御サーバから通知されたポート番号を自端末の受信に用いるポート番号として相手端末に通知することで、予め登録された特定のユーザに対してのみ受信するインターネット電話の通信品質レベルを保証し、非登録ユーザに対しては保証しない、といったインターネット電話におけるユーザ別の通話品質保証サービスを提供することができる。
【0098】
また、請求項3記載の本発明によれば、インターネット電話端末が、通信開始時に、自端末に登録されたユーザ情報を呼制御サーバに通知することで、このインターネット電話端末に対して、インターネット電話の通信品質レベルを保証させることができる。
【0099】
また、請求項4記載の本発明によれば、アナログ交換網とIPパケット網との間で相互接続を行うゲートウェイを備え、ゲートウェイが、インターネット電話端末の少なくとも一方がアナログ交換網に接続されている場合には、通信開始時に、呼制御サーバに登録しておいたユーザ情報の入力をこのインターネット電話端末に要求し、入力されたユーザ情報を呼制御サーバに通知することで、このインターネット電話端末に対して、インターネット電話の通信品質レベルを保証させることができる。
【0100】
また、請求項5記載の本発明によれば、呼制御サーバが、発呼側のインターネット電話端末が予め登録されている登録ユーザであった場合には、発呼側の相手先インターネット電話端末のアドレス情報を一時的に記憶し、相手先インターネット電話端末から接続許可要求があった場合に、相手先インターネット電話端末のアドレス情報が一時的に記憶したアドレス情報と一致したときに、設定されたポート番号を相手先インターネット電話端末に送信することで、発呼側であるインターネット電話端末のユーザが登録ユーザであった場合には、送受信の双方向の音声の通信品質レベルを保証することができる。
【0101】
また、請求項6記載の本発明によれば、呼制御サーバは、相手先インターネット電話端末が非登録ユーザであったときにも、設定されたポート番号を相手先インターネット電話端末に送信することで、相手側のユーザが非登録であった場合でも、送受信の双方向の音声の通信品質レベルを保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るインターネット電話システムにおける通信品質保証方法が適応可能なシステムの構成を示す図である。
【図2】登録ユーザとなるインターネット電話端末A15に接続されているIPパケット網インターフェース装置23のブロック図を示す図である。
【図3】呼制御サーバ17のブロック図を示す図である。
【図4】第1の実施の形態に係わるインターネット電話システムにおける通信品質保証方法を説明するための伝送制御手順を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るインターネット電話システムにおける通信品質保証方法に適応可能なシステムの構成を示す図である。
【図6】ゲートウェイ91の構成を示すブロック図である。
【図7】第2の実施の形態に係わるインターネット電話システムにおける通信品質保証方法を説明するための伝送制御手順を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係るインターネット電話システムにおける通信品質保証方法が適応可能なシステムの構成を示す図である。
【図9】呼制御サーバ121の構成を示すブロック図である。
【図10】第3の実施の形態に係わるインターネット電話システムにおける通信品質保証方法を説明するための伝送制御手順を示す図である。
【図11】従来の技術として、2つのインターネット電話端末がIPパケット網を介して相互にインターネット電話通信を行うシステムを示す図である。
【図12】従来のH.323方式における通信時のシーケンス例を示す図である。
【図13】従来のRSVP方式によるリソース予約の状況を示す図である。
【符号の説明】
11 IPパケット網
13 ルータA
15 インターネット電話端末A
17121 呼制御サーバ
19 ルータB
21 インターネット電話端末B
23 IPパケット網インターフェース装置23
25 ネットワークインターフェース部
27,73,103 通信制御部
29 音声処理部
39 音声出力処理部
49,105 IP電話機能制御部
51 ユーザ情報設定部
53 ユーザ情報記録部
55 受信用ポート番号設定部
61,89,113 装置制御部
71 ネットワークインターフェース部
75 ユーザ登録部
79 通信用ポート番号設定部
81 設定情報記録部
83 コマンド制御部
85 端末・GW検索部
87 端末・GW管理テーブル
91 ゲートウェイ
93 アナログ交換網
101 ネットワークインターフェース部
107 ユーザ情報確認部
109 ユーザ情報設定部
111 受信用ポート信号設定部
123 相手先ユーザ記憶部

Claims (6)

  1. 呼制御サーバによりIPパケット網を介してインターネット電話端末同士を接続し、双方向の音声通信を行うインターネット電話システムであって、
    前記呼制御サーバは、
    特定ユーザのユーザ情報を登録し、
    登録ユーザに対して保証すべきインターネット電話の通信品質レベルを設定し、
    インターネット電話の通信品質レベルに対応したIPパケット網上のポート番号を設定し、
    通信開始時に、発呼側のインターネット電話端末から通知されたユーザ情報に基づいて、発呼側ユーザが登録ユーザかどうかを照合し、
    発呼側ユーザが登録ユーザである場合には予め設定されたインターネット電話の通信品質レベルに対応したポート番号を発呼側インターネット電話端末に通知し、
    発呼側ユーザが登録ユーザではない場合には他のポート番号を発呼側インターネット電話端末に通知することを特徴とするインターネット電話システムにおける通信品質保証方法。
  2. 呼制御サーバによりIPパケット網を介してインターネット電話端末同士を接続し、双方向の音声通信を行うインターネット電話システムであって、
    前記呼制御サーバは、
    特定ユーザのユーザ情報を登録し、
    登録ユーザに対して保証すべきインターネット電話の通信品質レベルを設定し、
    インターネット電話の通信品質レベルに対応したIPパケット網上のポート番号を設定し、
    通信開始時に、発呼側のインターネット電話端末から通知されたユーザ情報に基づいて、発呼側ユーザが登録ユーザかどうかを照合し、
    発呼側ユーザが登録ユーザである場合には予め設定されたインターネット電話の通信品質レベルに対応したポート番号を発呼側インターネット電話端末に通知し、
    発呼側ユーザが登録ユーザではない場合には他のポート番号を発呼側インターネット電話端末に通知し、
    前記インターネット電話端末は、
    通信開始時に、ユーザ情報を前記呼制御サーバに通知し、
    前記呼制御サーバから通知されたポート番号を自端末の受信に用いるポート番号として相手端末に通知することを特徴とするインターネット電話システムにおける通信品質保証方法。
  3. 前記インターネット電話端末は、
    通信開始時には、自端末に登録されたユーザ情報を呼制御サーバに通知することを特徴とする請求項1又は2記載のインターネット電話システムにおける通信品質保証方法。
  4. アナログ交換網と前記IPパケット網との間で相互接続を行うゲートウェイを備え、
    前記ゲートウェイは、
    前記インターネット電話端末の少なくとも一方がアナログ交換網に接続されている場合には、通信開始時に、呼制御サーバに登録しておいたユーザ情報の入力をこのインターネット電話端末に要求し、
    入力されたユーザ情報を呼制御サーバに通知することを特徴とする請求項1又は2記載のインターネット電話システムにおける通話品質保証方法。
  5. 前記呼制御サーバは、
    発呼側のインターネット電話端末が予め登録されている登録ユーザであった場合には、発呼側の相手先インターネット電話端末のアドレス情報を一時的に記憶し、
    相手先インターネット電話端末から接続許可要求があった場合に、相手先インターネット電話端末のアドレス情報が一時的に記憶したアドレス情報と一致したときに、設定されたポート番号を相手先インターネット電話端末に送信することを特徴とする請求項1又は2記載のインターネット電話システムにおける通話品質保証方法。
  6. 前記呼制御サーバは、
    相手先インターネット電話端末が非登録ユーザであったときにも、設定されたポート番号を相手先インターネット電話端末に送信することを特徴とする請求項5記載のインターネット電話システムにおける通話品質保証方法。
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