JP4254604B2 - 電子カメラおよびプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、書画情報を撮影して記録保存する電子カメラおよびプログラムに関する。
従来、文字、図形、画像などの書画情報を撮影して記録保存する電子カメラとしては、例えば、被写体を載せる台にアームを介して取り付けられているカメラ本体を有し、被写体とカメラ本体を動かすことなく、被写体の撮影位置を移動するようにした書画カメラが知られている(特許文献1参照)。また、名刺、葉書き、カタログ、看板、掲示板などに書かれた文字情報をデジタルカメラで撮影して取得した画像の歪みを補正するために、歪み補正の対象となる四角形の画像を抽出し、これを歪みのない長方形に補正するようにした歪み補正方法・装置が知られている(特許文献2参照)。
特開平10−229515号公報 特開2003−58877号公報
しかしながら、特許文献1の書画カメラにあっては、被写体の撮影位置を移動するスライド部材なども必要となり、装置全体が大掛かりなものとなる。また、特許文献2の歪み補正方法・装置にあっては、カメラ撮影後に撮影画像内から抽出した四角形の画像を歪みのない長方形に補正するものであるが、撮影後の画像補正を前提としているため、例えば、元の四角形の画像が最適な状態で撮影されていない場合、つまり、小さ過ぎる画像の場合や一部が欠けている画像の場合などでは、歪み補正を施したとしても、好ましい文字情報を得ることができない。例えば、名刺をカメラ撮影した場合に、名刺の撮影状態が悪いと、名刺内の文字が不鮮明になったり、名刺の枠全体を四角形として輪郭抽出することができなくなるため、名刺の撮影時には、レンズを向ける方向を微調整しながらズーム操作を行うなど、慎重な撮影を余儀なくされ、撮影者に大きな負担をかけるという問題があった。
第1の発明の課題は、実際の撮影を行う前に仮撮影した撮影画像内に所定形状が含まれていれば、書画情報の撮影であると判別してその撮影条件を自動調整できるようにすることである。
第2の発明の課題は、実際の撮影を行う前に仮撮影した撮影画像内に文字列が含まれていれば、書画情報の撮影であると判別してその撮影条件を自動調整できるようにすることである。
請求項1記載の発明(第1の発明)は、書画情報を撮影して記録保存する電子カメラであって、実際の撮影を行う前に仮撮影した撮影画像を取得した際、この撮影画像を解析することによって撮影画像内に所定形状が含まれているか否か、更には当該所定形状の画像部分に文字情報が含まれているか否か、に基づいて書画情報の撮影か否かを判別する判別手段と、この判別手段によって書画情報の撮影であることが判別された際に、前記所定形状の画像部分を書画領域として特定する特定手段と、この特定手段によって特定された書画領域が当該仮撮影した画像領域に対して所定の状態となるように、光学系を駆動制御して書画情報の撮影条件を変更する制御手段とを具備したことを特徴とする。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項16記載の発明)。
前記制御手段は、前記特定された書画領域が当該仮撮影の画像領域内の中心部分に位置するように、光学系を駆動制御して撮影方向を変更する(請求項6記載の発明)。
ここで、前記特定された書画領域が当該仮撮影の画像領域内において偏った位置に存在している場合に、前記制御手段は、光学系を駆動制御して撮影方向を変更するようにしてもよい(請求項7記載の発明)。
前記制御手段は、前記特定された書画領域内の明度が所定レベルとなるように、光学系を駆動制御して絞りを変更する(請求項10記載の発明)。
ここで、前記特定された書画領域内の明度が予め決められている上限レベルと下限レベルの範囲から外れている場合に、前記制御手段は、光学系を駆動制御して絞りを変更するようにしてもよい(請求項11記載の発明)。
書画情報を撮影する書画撮影モードと任意の被写体を撮影する通常撮影モードとを適宜切り換えるモード切換手段を設け、前記書画撮影モードに切り換えられている状態において、書画情報の撮影であると判別された場合には、光学系を駆動制御して書画情報の撮影条件を変更し、書画情報の撮影でないと判別された場合には、通常撮影の状態に設定する(請求項12記載の発明)。
前記制御手段によって変更された撮影条件下で実撮影された際に、この撮影画像を解析することによって特定された書画領域を加工する補正処理手段を設け、この補正処理手段によって加工された書画領域内の画像を記録保存する(請求項13記載の発明)。
ここで、前記補正処理手段は、前記特定された書画領域の全体が方形となるように、その形状を補正するフォルム最適化処理を実行した後、このフォルム最適化処理によって補正された方形の書画領域内から所定の画像情報を抽出するフィルタリング処理を実行するようにしてもよい(請求項14記載の発明)。
また、書画領域を加工保存する前に、書画領域内の画像を記録保存するか否かを問い合わせる確認情報を案内出力し、この確認案内に応答して画像記録が指示された際に、前記補正処理手段は、書画領域を加工する補正処理を実行するようにしてもよい(請求項15記載の発明)。この場合、撮影者は、自動調整された画像内容を確認しながら画像の加工保存を指示することができる。
請求項2記載の発明は(第2の発明)は、書画情報を撮影して記録保存する電子カメラであって、実際の撮影を行う前に仮撮影した撮影画像を取得した際、この撮影画像を解析することによって撮影画像内に文字列が含まれているか否かに基づいて書画情報の撮影か否かを判別する判別手段と、この判別手段によって書画情報の撮影であることが判別された際に、前記文字列の画像部分を書画領域として特定する特定手段と、この特定手段によって特定された書画領域が当該仮撮影した画像領域に対して所定の状態となるように、光学系を駆動制御して書画情報の撮影条件を変更する制御手段とを具備したことを特徴とする。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項2記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項17記載の発明)。
なお、請求項2記載の発明は次のようなものであってもよい。
前記判別手段は、書画情報の撮影か否かを判別する際に、所定色の無地画像を背景とした画像部分が存在するか否かに基づいて判別する(請求項3記載の発明)。
前記判別手段は、仮撮影した撮影画像内に文字列が含まれていることを判別した際に、更に、当該文字列を囲む所定形状の画像部分が存在するか否かを判別し、所定形状の画像部分が存在していれば、書画情報の撮影であると判別する(請求項4記載の発明)。
ここで、前記判別手段は、文字列を囲む所定形状の画像部分が存在するか否かを判別する際に、所定形状の画像部分が当初の仮撮影画像内に存在していなくても、光学ズームのアウト駆動によって所定形状の画像部分が仮撮影画像内に出現した場合には、書画情報の撮影であると判別するようにしてもよい(請求項5記載の発明)。
その他、この第2の発明は、上述した請求項6〜15記載の発明であってもよい。
請求項1記載の発明(第1の発明)によれば、実際の撮影を行う前に仮撮影した撮影画像を取得した際、この撮影画像を解析することによって撮影画像内に所定形状が含まれているか否か、更には当該所定形状の画像部分に文字情報が含まれているか否か、に基づいて書画情報の撮影か否かを判別し、書画情報の撮影の場合には、所定形状の画像部分を書画領域として特定すると共に、この書画領域が当該仮撮影した画像領域に対して所定の状態となるように、光学系を駆動制御して書画情報の撮影条件を変更するようにしたから、実際の撮影を行う前に仮撮影した撮影画像内に所定形状が含まれていれば、書画情報の撮影であると判別してその撮影条件を自動調整することができる。従って、書画情報の撮影状態を慎重にマニュアル調整しなくても、書画情報を常に最適な状態で撮影することができ、撮影者の負担を大幅に軽減できる他、最適な状態で実撮影された画像に各種の補正を施す際に、その補正を正確に行うことが可能となる。特に、文字情報が未記入の葉書き、ホワイトボード、掲示板などが偶然にあるいは誤って写っていたとしても、それを書画領域の対象外として処理することができ、書画領域の特定がより確実なものとなる。
請求項6記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、特定された書画領域が当該仮撮影の画像領域内の中心部分に位置するように、光学系を駆動制御して撮影方向を変更するようにしたから、書画領域を常に適正な位置で撮影することが可能となる。
なお、特定された書画領域が当該仮撮影の画像領域内において偏った位置に存在している場合に、光学系を駆動制御して撮影方向を変更するようにしてもよい(請求項7記載の発明)。
請求項8記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、特定された書画領域が当該仮撮影の画像領域内に収まり、かつ、その領域サイズと同等となるように、光学系を駆動制御して撮影倍率を変更するようにしたから、常に最大倍率での撮影が可能となる。
なお、特定された書画領域が当該仮撮影した画像領域の最大サイズに比べて小さい場合に、光学系を駆動制御して撮影倍率を変更するようにしてもよい(請求項9記載の発明)。
請求項10記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、特定された書画領域内の明度が所定レベルとなるように、光学系を駆動制御して絞りを変更するようにしたから、最適な明るさで書画情報を撮影することが可能となる。
なお、特定された書画領域内の明度が予め決められている上限レベルと下限レベルの範囲から外れている場合に、光学系を駆動制御して絞りを変更するようにしてもよい(請求項11記載の発明)。
請求項12記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、書画情報を撮影する書画撮影モードと任意の被写体を撮影する通常撮影モードとを適宜切り換え可能とし、書画撮影モードに切り換えられている状態において、書画情報の撮影であると判別された場合には、光学系を駆動制御して書画情報の撮影条件を変更し、書画情報の撮影でないと判別された場合には、通常撮影の状態に設定するようにしたから、必要に応じて通常撮影/書画撮影を任意に切り換えることが可能となり、書画カメラとしての専用カメラに限らず、一般の通常カメラとしても使用可能となる他、書画撮影モードに切り換えられている状態であっても、書画情報の撮影でなければ、通常撮影が可能となる。
請求項13記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、自動調整された撮影条件下で書画情報が実撮影された際に、この撮影画像を解析することによって特定された書画領域を加工する補正処理を実行すると共に、この補正処理によって加工された書画領域内の画像を記録保存するようにしたから、歪みなどがない良質の画像を記録保存することができる。
なお、特定された書画領域の全体が方形となるように、その形状を補正するフォルム最適化処理を実行した後、このフォルム最適化処理によって補正された方形の書画領域内から所定の画像情報を抽出するフィルタリング処理を実行するようにしてもよい(請求項14記載の発明)。また、書画領域を加工する前に、書画領域内の画像を記録保存するか否かを問い合わせる確認情報を案内出力し、この確認案内に応答して画像記録が指示された際に、書画領域を加工する補正処理を実行するようにしてもよい(請求項15記載の発明)。
請求項2記載の発明(第2の発明)によれば、実際の撮影を行う前に仮撮影した撮影画像を取得した際、この撮影画像を解析することによって撮影画像内に文字列が含まれているか否かに基づいて書画情報の撮影か否かを判別し、書画情報の撮影であることが判別された際に、前記文字列の画像部分を書画領域として特定すると共に、この書画領域が当該仮撮影した画像領域に対して所定の状態となるように、光学系を駆動制御して書画情報の撮影条件を変更するようにしたから、実際の撮影を行う前に仮撮影した撮影画像内に文字列が含まれていれば、書画情報の撮影であると判別してその撮影条件を自動調整することができる。従って、書画情報の撮影状態を慎重にマニュアル調整しなくても、書画情報を常に最適な状態で撮影することができ、撮影者の負担を大幅に軽減できる他、最適な状態で実撮影された画像に各種の補正を施す際に、その補正を正確に行うことが可能となる。
請求項3記載の発明によれば、上述した請求項2記載の発明と同様の効果を有する他、書画情報の撮影か否かを判別する際に、所定色の無地画像を背景とした画像部分が存在するか否かに基づいて判別するようにしたから、名刺、葉書き、ホワイトボード、掲示板などのように、背景色が無地の場合には、その撮影部分を書画領域として容易に特定することができる。
請求項4記載の発明によれば、上述した請求項2記載の発明と同様の効果を有する他、仮撮影した撮影画像内に文字列が含まれていることを判別した際に、更に、当該文字列を囲む所定形状の画像部分が存在するか否かを判別し、所定形状の画像部分が存在していれば、書画情報の撮影であると判別するようにしたから、名刺、葉書きなどの定型用紙、ホワイトボード、掲示板などの定型物を仮撮影した画像内から所定形状(例えば、四角形)の撮影部分を書画領域として容易に特定することができる。
この場合、文字列を囲む所定形状の画像部分が存在するか否かを判別する際に、所定形状の画像部分が当初の仮撮影画像内に存在していなくても、光学ズームのアウト駆動によって所定形状の画像部分が仮撮影画像内に出現した場合には、書画情報の撮影であると判別するようにしてもよい(請求項5記載の発明)。つまり、仮撮影時の光学ズームの倍率が大きく、名刺、ホワイトボードなどの一部が仮画像内からはみ出していても、光学ズームを自動的にアウトすることによって名刺、ホワイトボードなどの全てが含まれるようになれば、書画情報の撮影であると判別することができる。
その他、この第2の発明にあっても、上述した請求項6〜15記載の発明と同様の効果を有する。
以下、図1〜図12を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、この実施例における電子カメラの全体構成の概要を示したブロック図である。
この電子カメラは、持ち運び自由な携帯型のデジタルスチルカメラであり、例えば、会社等における商談会、報告会、審議会などのビジネスミーティング用のカメラとして使用可能なもので、各種の資料、名刺、葉書き、カタログ、ホワイトボードなどを撮影対象として、それらに記載されている文字、図形、画像などの書画情報を撮影する書画カメラであるが、書画情報を撮影する以外にも、人物、風景などの一般的な被写体を撮影する通常のカメラとしても使用可能となっている。
このデジタルスチルカメラは、書画情報を撮影対象とする際に、その時の撮影状態を慎重にマニュアル調整しなくても、書画情報を常に最適な状態で撮影できるようにしたことを特徴とするものである。つまり、被写体である書画情報に対してレンズを向ける方向、ズーム倍率、焦点、露出を厳密にマニュアル調整しなくても、書画情報を最適な状態で撮影できるようにしたものである。
なお、この実施例の特徴部分を詳述する前に、この実施例のハードウェア上の構成について以下、説明しておく。
CPU1は、記憶部2内のオペレーティングシステムや各種アプリケーションソフトに従ってこのデジタルスチルカメラの全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶部2は、ハードディスク等の固定的なメモリであり、プログラム記憶領域とデータ記憶領域とを有している。この記憶部2内のプログラム記憶領域には、後述する図7〜図11に示す動作手順に従って本実施例を実現する為のアプリケーションプログラムが格納されている。このプログラムやデータは、必要に応じてワークメモリ3にロードされたり、このワークメモリ3内のデータが記憶部2にセーブされる。なお、記録メディア4は、DVD等の着脱自在なメモリであり、記憶部2やワークメモリ3との間においてプログラムや画像データ等の受け渡しを行う。
一方、CPU1には、その入出力周辺デバイスである操作部5、表示部6、カメラ撮影部7がバスラインを介して接続されており、入出力プログラムに従ってCPU1は、これらの入出力デバイスの動作制御を行う。
操作部5は、シャッターボタンST、ズームボタンWDの他、後述するノーマルモード/書画モードに切り換えるモードボタンMD等、各種のファンクションボタンを有し、その操作信号はCPU1に与えられる。表示部6は、例えば、タッチパネル付きの液晶表示部であり、モニタ画面/ファインダ画面/画像再生画面として使用される。
カメラ撮影部7は、撮影レンズ、ミラー等のレンズ・ミラーブロック、CCDイメージセンサ等の撮像素子、その駆動系等を備えたもので、CPU1は、光学ズーム機能を調整制御したり、レンズの向き(撮影方向)を調整制御したり、オートフォーカス時の駆動制御、シャッター駆動制御、露出、ホワイトバランス等を制御する。すなわち、図2は、カメラ撮影部7の詳細な構成を示した図で、カメラ撮影部7には、撮影レンズ71、撮影制御部72、撮像処理部73を有し、CPU1は、撮影制御部72に対してズーム駆動制御、フォーカス駆動制御、露出駆動制御、シャッター駆動制御を行うと共に、撮影レンズ71の向きを駆動制御して撮影方向の調整を行うが、その際、撮影レンズ71の向きを左右/上下方向に駆動して撮影方向を調整するようにしている。なお、CPU1は、撮像処理部73内のCCDイメージセンサから画像メモリ8を介して撮影画像を取り込んで記録メディア4に記録保存するようにしている。
ここで、上述したモードボタンMDは、ノーマルモード/書画モードに切り換えるもので、「ノーマルモード」は、人物、風景などの一般的な被写体を通常撮影する動作モードである。また、「書画モード」は、撮影対象である書画情報を撮影する際に、その撮影状態(光学ズーム、撮影方向、絞り具合)をマニュアル調整しなくても、書画情報を常に最適な状態で撮影可能とするために、光学系の駆動制御を行う動作モードである。この場合、書画情報の撮影条件を自動調整することによって最適な状態で実撮影された画像に対して予め決められている各種の補正処理を施した後に、その画像を記録保存するようにしている。
すなわち、「書画モード」は、実際の撮影を行う前に撮影対象を仮撮影したモニタ画像を取得した際、CPU1は、このモニタ画像を解析することによって白地の所定形状(例えば、四角形)が含まれ、かつ、この所定形状の領域内に文字列が含まれているか否かに基づいて書画情報の撮影か否かを判別し、書画情報の撮影であれば、この所定形状の画像部分を書画領域として特定すると共に、この書画領域が当該モニタ画像領域に対して所定の状態となるように、光学系を駆動制御して書画情報の撮影条件を変更した後に、この撮影条件下で実撮影された画像に対して、各種の補正処理を施して記録保存するようにした自動撮影モードである。
ここで、CPU1は、書画領域がモニタ画像枠に対して最適な撮影状態となるように、撮影方向を自動調整する場合、書画領域がモニタ画像枠内の中心部分に位置するように、レンズの向き(撮影方向)を自動調整したり、書画領域がモニタ画像枠内に収まり、かつ、その枠サイズと略同等となるように、光学ズームを自動調整し、更には、最適な露出状態となるように絞りを自動調整するようにしている。そして、実撮影された画像に対して各種の補正処理を施して記録保存する場合、CPU1は、実撮影された画像から書画領域を抽出すると共に、この書画領域の全体が方形(例えば、長方形)となるように、その形状全体を補正するフォルム最適化処理(角度補正処理および台形補正処理) を実行した後、このフォルム最適化処理によって補正された方形の書画領域内から所定の画像情報を抽出するフィルタリング処理を実行し、更には、抽出した画像情報を鮮明に読み取れるようにその色合いを補正する色調補正処理を実行して記録保存するようにしている。
図3および図4は、モニタ画像枠に対して書画領域が最適な状態となるように、撮影レンズの向き(撮影方向)をどのように自動調整するかを説明するための図である。
ここで、モニタ画像の中心点をXY座標系の原点とした場合に、CPU1は、書画情報が含まれている書画領域の中心点を求めると共に、この書画領域の中心点と原点とを比較することによって、書画領域の偏り方向およびその偏り割合を求め、この偏り割合が許容範囲内、つまり、書画領域がモニタ画像枠の中心部分にあるか否かをチェックすることによってモニタ画像に対して書画領域が最適な状態にあるか否かを判別し、書画領域がモニタ画像の枠領域内の中心部分に位置するように、撮影方向を自動調整するようにしている。
図中、「偏り割合」は、書画領域の中心点が原点に対して偏っている割合を横・縦方向に対応付けて示したもので、図3(A)の例では、横+40%、縦0%、図3(B)の例では、横0%、縦0%、図3(C)の例では、横−60%、縦−40%の場合を示している。この場合、許容範囲を±20%以内とすると、図3(A)および(C)の場合には、許容範囲外となり、その偏り方向および偏り割合に応じて撮影方向の自動調整が行われる。なお、図4は、書画領域がX軸の+/−方向に偏っている場合、その偏り方向および偏り割合に応じてレンズの向き(撮影方向)が左/右方向に自動調整されることを示している。
図5(A)〜(E)は、モニタ画像枠に対して書画領域が最適な状態となるように、撮影方向を自動調整しながら光学ズームを自動調整する過程を例示した図である。
図5(A)は、最初に取得したモニタ画像を示し、(B)は、光学ズームを1段階毎にズームインした状態を示している。ここで、CPU1は、モニタ画像枠に対して書画領域が最適な状態となるように、光学ズームを1段階毎にズームインしながらモニタ画像枠から書画領域がはみ出したか否かをチェックするが、図5(B)の例では、はみ出している場合であるから書画領域の偏り方向およびその偏り割合を求め、この偏り割合が許容範囲を超えたかをチェックする。
この場合、図5(B)の例では、偏り割合が許容範囲を超えているので、その偏り方向および偏り割合に応じて撮影方向の調整を行った後、再度、書画領域がはみ出したか否かをチェックする。図5(C)は、撮影方向を調整した後の画像を示し、この場合、書画領域はモニタ画像枠内に収まっているので、更に1段階のズームインが行われる。図5(D)は、ズームイン後の画像を示し、この場合も書画領域がモニタ画像枠内に収まっているので、更に1段階のズームインが行われると、図5(E)に示すように、偏り割合は許容範囲内であるが、書画領域がはみ出した状態となる。この場合、1段階のズームアウトを行うことで、図5(D)の状態に戻って書画領域がモニタ画像枠に対して最大サイズとなるように自動調整される。
図6は、書画領域を特定する際、最初に取得したモニタ画像からでは、書画領域を特定することができなかった場合に、光学ズームを段階的にズームアウトしながら書画領域を特定することを示した図である。すなわち、書画領域を特定する際、最初に取得したモニタ画像内には白地の領域に文字列が含まれていても、その領域が大き過ぎてその全体形状(四角形)を認識することができない場合において(図6(A)参照)、この書画領域を特定することは不可能となるが、このような場合、光学ズームを段階的にズームアウトしながら特定形状の輪郭部分を発見してその全体形状の四角形を認識するようにしている(図6(B)参照)。この場合においても、書画領域がモニタ画像枠に対して最大サイズとなるように自動調整するようにしている。
次に、この実施例におけるデジタルスチルカメラの動作概念を図7〜図11に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体の他に、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施例特有の動作を実行することもできる。
図7〜図12は、撮影スイッチがオン操作された際に実行開始されるデジタルスチルカメラの全体動作を示したフローチャートである。
先ず、CPU1は、撮影スイッチがオン操作されると、ノーマルモードに初期設定した後(ステップS1)、カメラ撮影部7からモニタ画像を取得して画像メモリ8にセットすると共に(ステップS2)、モニタ画面に表示出力させる(ステップS3)。ここで、ボタン操作の有無をチェックし(ステップS4)、何らかのボタンが操作されるまでステップS2に戻って待機状態となるが、ボタン操作を検出した際には、操作ボタンの種類を判別し、モードボタンMDが操作されたか(ステップS5)、ズームボタンWDが操作されたか(ステップS6)、シャッターボタンかその他のボタンが操作されたかを調べる(ステップS7)。
いま、初期設定時のノーマルモードにおいて、ズームボタンWDが操作された際には(ステップS6でYES)、そのズームイン/ズームアウト操作に応じて光学ズームの駆動を制御する(ステップS8)。また、ノーマルモードにおいて、シャッターボタンが操作された際には(ステップS7でYES)、シャッター操作時の撮影画像を画像メモリ8から取得して直交変換方式(離散コサイン変換方式)に従ってデータ圧縮を行った後(ステップS9)、この圧縮画像を記録メディア4に記録保存させる通常の動作を行う(ステップS10)。なお、ノーマルモードにおいて、その他のボタンが操作された際には(ステップS7でNO)、操作ボタンに応じた他の処理を実行した後(ステップS11)、モニタ画像の取得処理に戻る(ステップS2)。
また、ノーマルモードにおいて、モードボタンMDが操作された場合には(ステップS5でYES)、ノーマルモードから書画モードに切り換えられる(ステップS12)。すると、図8のステップS21以降の処理に進み、書画情報を撮影した場合か否かの判別を行う。すなわち、書画モードに切り換えた時のモニタ画像を画像メモリ8から取得し、このモニタ画像を解析することによってモニタ画像領域内に特定形状(四角形)の領域が含まれているかを検索し、特定形状の領域の有無をチェックする(ステップS22)。この場合、予め設定されている書画領域の特徴情報、つまり、名刺、葉書き、カタログ、ホワイトボードなどの形状特性(例えば、四角形)を参照し、この特徴情報に一致する形状の画像部分が存在しているかをチェックする。
ここで、モニタ画像内に特定形状の領域が含まれている場合には、この特定形状の画像部分における背景色を調べ、白色系の無地(白地)を背景とする領域か否かをチェックし(ステップS23)、白地の領域であれば、当該白地領域内に文字情報が含まれているか否かをチェックする(ステップS24)。ここで、当該特定形状の白地領域内に文字情報が含まれている場合には(ステップS25でYES)、書画情報を撮影したモニタ画像であると認識して、当該特定形状の白地領域を書画領域として特定する(ステップS26)。
このようにして書画領域の特定が行われると、図9のステップS41に移り、モニタ画像枠に対して書画領域が最適な状態となるように光学ズーム、撮影方向を自動調整する処理が行われる。すなわち、光学ズームの現在のセット状態をチェックし、ズームイン倍率がその最大値(例えば、光学4倍)未満であることを条件に(ステップS41)、光学ズームを1段階(例えば、0.5倍)だけズームイン駆動すると共に、フォーカス制御を行う(ステップS42)。これによって書画領域が拡大撮影されると、CPU1は、ズームイン直後のモニタ画像をカメラ撮影部7から取得して画像メモリ8にセットすると共に(ステップS43)、この画像メモリ8内のモニタ画像を解析し、書画領域がモニタ画像枠から溢れたか(はみ出したか)否かをチェックし(ステップS44)、書画領域がモニタ画像枠内であれば(ステップS45でNO)、上述のステップS41に戻る。
以下、ズームイン倍率がその最大値に達するか(ステップS41)、書画領域がモニタ画像枠から溢れるまで(ステップS45)、光学ズームを1段階毎にズームイン駆動しながら画像メモリ8の書き込み画像を順次更新してゆく。ここで、書画領域がモニタ画像枠から溢れる前にズームイン倍率がその最大値に達した場合には(ステップS41でYES)、図10のステップS51に移るが、ズームイン倍率がその最大値に達する前に書画領域がモニタ画像枠から溢れた場合には(ステップS45でYES)、図3に示したように、書画領域の中心点を求めると共に、この書画領域の中心点とモニタ画像枠の原点とを比較することによって書画領域の偏り方向およびその偏り割合を求め(ステップS46)、この偏り割合が許容範囲内、つまり、書画領域がモニタ画像枠の中心部分にあるか否かをチェックすることによってモニタ画像に対して書画領域が最適な状態にあるか否かの判別を行う(ステップS47)。
この場合、例えば、図5(A)の画像を1段階ズームインすることによって図5(B)に示すように偏り割合が許容範囲を超えた際には(ステップS47でYES)、その偏り方向および偏り割合に応じて撮影方向の自動調整が行われる(ステップS48)。そして、ステップS43に戻り、撮影方向を自動調整した後のモニタ画像を取得して解析し、書画領域が溢れたかをチェックする。この場合、図5(C)に示すように、撮影方向を調整した後の書画領域がモニタ画像枠内に収まっている場合には、ズームイン最大値でないことを条件に更に1段階のズームインを行う(ステップS42)。以下、書画領域がモニタ画像枠内に収まり、ズームイン最大値でないことを条件に1段階毎にズームインを行った結果、例えば、図5(E)に示すように、書画領域が溢れた場合には(ステップS45)、その偏り割合が許容範囲内であることを条件に(ステップS47)、1段階のズームアウトを行う(ステップS49)。これによって図5(E)の状態から図5(D)の状態に戻される。
このようにして光学ズーム、撮影方向を自動調整することで書画領域を最適な状態にセットした後は、図10のステップS51に移ってその画像の明度に応じて絞りを自動調整する処理を行う。すなわち、カメラ撮影部7からモニタ画像を取得して画像メモリ8にセットした後、このモニタ画像内の書画領域の明度を求め(ステップS52)、この書画領域内の明度が予め決められている上限レベルと下限レベルで示される許容範囲内にあるかをチェックする(ステップS53)。ここで、許容範囲外であれば、その明度に応じて絞りを自動調整する。すなわち、上限レベルを超えている場合(明る過ぎる場合)には、絞りを小さくする制御を行うが(ステップS55)、下限レベルを下回る場合(暗過ぎる場合)には、絞りを大きくする制御を行う(ステップS56)。その後、ステップS51に戻って上述の動作を繰り返す。
この結果、明度が許容範囲内となれば(ステップS53でYES)、カメラ撮影部7からモニタ画像を取得して画像メモリ8にセットすると共に(ステップS57)、このモニタ画像を固定表示させる(ステップS58)。ここで、光学ズーム、撮影方向、絞りを自動調整した状態で撮影を行うかを問い合わせるための撮影確認メッセージを表示出力させる(ステップS59)。ここで、シャッターボタンSTが操作された際には(ステップS60)、画像メモリ8からモニタ画像を取得した画像データをワークメモリ(加工メモリ)3にセットした後(ステップS61)、この加工メモリ内において、その撮影画像全体を解析しながら書画領域を特定して書画領域の抽出を行う(ステップS62)。
そして、CPU1は、抽出した書画領域に対して角度補正を施す(ステップS63)。例えば、長方形の名刺を撮影した際にその真上から撮影せず、斜め方向から撮影したものとすると、名刺の全体形状は、カメラ位置からの遠近差によって台形の状態で撮影されるが、このように書画領域が傾いて撮影された場合には、その傾きに応じて書画領域を回転させる角度補正を行う。図12(A)は、抽出した書画領域を示し、図12(B)は、角度補正後の画像を示している。次に、角度補正後の書画領域(台形)を元の方形(長方形)に補正する台形補正を施す(ステップS64)。図12(C)は、台形補正後の画像を示している。
この場合、台形の短辺(上辺に相当する部分)をその長辺(下辺に相当する部分)に合わせ込むために、書画領域を伸張して書画領域を元の方形(長方形)に補正する。このようにして書画領域のフォルム最適化処理が実行されると、補正後の方形の書画領域内からノイズ除去と共に、所定の画像情報(例えば、文字などの画像情報)を抽出するフィルタリング処理を実行し(ステップS65)、更には、抽出した画像情報を鮮明に読み取れるようにその色合いを補正する色調補正処理を実行する(ステップS66)。このようにして得られた画像情報を直交変換方式に従ってデータ圧縮を行い、この圧縮画像を記録メディア4に記録保存させる(ステップS67)。
その後、モニタ固定表示を解除した後(ステップS68)、光学ズームをその標準値に戻し(ステップS69)、更には、カメラ撮影部7からモニタ画像を取得して画像メモリ8にセットすると共に(ステップS70)、モニタ表示させる(ステップS71)。以下、図8のステップS21に戻って上述の動作が行われる。
なお、上述の撮影確認メッセージを表示させた後において(図10のステップS59)、シャッターボタンSTが操作されなかった場合には(ステップS68でNO)、上述と同様に、モニタ固定表示を解除した後(ステップS68)、光学ズームをその標準値に戻し(ステップS69)、更には、カメラ撮影部7からモニタ画像を取得して画像メモリ8にセットすると共に(ステップS70)、モニタ表示させる(ステップS71)。
一方、図8のステップS22〜S25において書画領域を特定することができなかった場合、つまり、モニタ画像内に特定形状(四角形)が含まれていない場合(ステップS22でNO)、または特定形状が含まれていてもそれが白地領域でない場合(ステップS23でNO)、あるいは特定形状の白地領域であっても文字情報が含まれていない場合には(ステップS25でNO)、再度、画像メモリ8から取得したモニタ画像を解析し、このモニタ画像内に白地領域が有るかをチェックし(ステップS27)、白地の領域が有れば、この領域内に文字情報が含まれているかをチェックする(ステップS28)。ここで、特定形状を認識することはできなかったが、白地領域内に文字情報が含まれている場合には、当該領域は書画領域の可能性がある。つまり、モニタ画像内の白地領域に文字列が含まれていても、その領域が大き過ぎてその全体形状を認識することができなければ、書画領域を特定することは不可能となるが、光学ズームを段階的にズームアウトすれば、特定形状を認識することができる場合がある。
従って、特定形状を認識することができなかったが、文字情報を含む白地領域が存在する場合には(ステップS28でYES)、図11のステップS81に移り、画像メモリ8から取得したモニタ画像を解析し、白地領域内の文字列部分を特定する。そして、現在の光学ズームの状態をチェックし、ズームアウト最大値(最少倍率)にセットされているかを調べ(ステップS82)、ズームアウト最大値であれば、書画領域の特定不可として図8のステップS21に戻るが、ズームアウト最大値でなければ、1段階のズームアウトを行う(ステップS83)。
そして、カメラ撮影部7からモニタ画像を取得して画像メモリ8にセットした後(ステップS84)、当該モニタ画像内において、上述のようにして特定した文字列部分に着目し、この領域部分の外側に存在している輪郭線が特定形状(四角形)を成しているかをチェックする(ステップS85)。ここで、特定形状の輪郭線が無ければ(ステップS86でNO)、ステップS82に戻り、以下、ズームアウト最大値に達するまで1段階毎のズームアウトを行いながら特定形状の輪郭線の有無をチェックする。いま、ズームアウト最大値に達した場合には(ステップS82でYES)、図8のステップS21に戻るが、ズームアウトによって特定形状の輪郭線が出現した場合には(ステップS86でYES)、図10のステップS51に移り、画像明度に応じて絞りを自動調整する処理が行われる。
他方、書画モードにおいて、特定形状を認識できず、しかも、白地領域が存在しない場合(図8のステップS27でNO)あるいは白地の領域は有るが、この白地領域内に文字情報が含まれていない場合には(ステップS28でNO)、書画領域の特定不可として認識される。このように書画モードにセットされていても、書画領域を特定することができなかった場合には、ノーマルモードと同様の通常撮影が可能となる。すなわち、モードボタンMDが操作された際には(ステップS29)、書画モードからノーマルモードに切り換えを行った後(ステップS30)、図7のステップS2に移る。
一方、書画モードにおいてズームボタンWDが操作された際には(ステップS31)、そのズームイン/ズームアウト操作に応じて光学ズームの駆動を制御し(ステップS32)、また、シャッターボタンSTが操作された際には(ステップS33)、シャッター操作時の画像を画像メモリ8から取得して直交変換方式に従ってデータ圧縮を行った後(ステップS34)、この圧縮画像を記録メディア4に記録保存させる通常の動作を行う(ステップS35)。そして、カメラ撮影部7からモニタ画像を取得して画像メモリ8にセットすると共に(ステップS36)、モニタ画面に表示出力させた後(ステップS37)、図8のステップS21に移る。
以上のように、この実施例のデジタルスチルカメラにおいてCPU1は、実際の撮影を行う前にモニタ撮影したモニタ画像を解析することによってモニタ画像内に所定形状が含まれているか否かに基づいて書画情報の撮影か否かを判別し、書画情報の撮影の場合には、所定形状の画像部分を書画領域として特定すると共に、この書画領域が当該モニタ画像の枠領域に対して所定の状態となるように、カメラ撮影部7の撮影制御部72を駆動制御して書画情報の撮影条件を変更するようにしたから、モニタ画像内に所定形状が含まれていれば、書画情報の撮影であると判別してその撮影条件を自動調整することができる。従って、書画情報の撮影状態を慎重にマニュアル調整しなくても、書画情報を常に最適な状態で撮影することができ、撮影者の負担を大幅に軽減できる他、最適な状態で実撮影された画像に各種の補正を施す際に、その補正を正確に行うことが可能となる。
ここで、CPU1は、書画情報の撮影か否かを判別する際に、白地領域でその全体が所定形状を成している画像部分が存在するか否かに基づいて判別するようにしたから、名刺、葉書き、ホワイトボードの撮影部分を書画領域として容易に特定することができる。また、モニタ画像内に所定形状の白地領域が含まれている場合には、更に、当該領域内に文字情報が含まれているか否かを判別し、所定形状の白地領域内に文字情報が含まれていれば、書画情報の撮影であると判別するようにしたから、文字情報が未記入の葉書き、ホワイトボード、掲示板などが偶然にあるいは誤って写っていたとしても、それを書画領域の対象外として処理することができ、書画領域の特定がより確実なものとなる。この場合、モニタ画像内の白地領域に文字列が含まれていても、その領域が大き過ぎてその全体形状を認識することができなければ、光学ズームを段階的にズームアウトしながら特定形状を認識するようにしたから、所定形状の画像部分が当初のモニタ画像内に存在していなくても、書画領域を特定することが可能となる。
また、CPU1は、特定した書画領域がモニタ画像枠内において偏った位置に存在している場合、このモニタ画像枠の中心部分に位置するように、光学系を駆動制御して撮影方向を変更するようにしたから、書画領域を常に適正な位置で撮影することが可能となる。また、書画領域がモニタ画像枠内に収まり、かつ、その領域サイズと同等となるように、光学系を駆動制御して撮影倍率を変更するようにしたから、常に最大倍率での撮影が可能となる。更に、書画領域内の明度が予め決められている上限レベルと下限レベルの範囲から外れている場合に、光学系を駆動制御して絞りを変更するようにしたから、最適な明るさで書画情報を撮影することが可能となる。
書画モードとノーマルモードとを適宜切り換え可能としたから、必要に応じて通常撮影/書画撮影を任意に切り換えることが可能となり、書画カメラとしての専用カメラに限らず、一般の通常カメラとしても使用可能となる。また、書画モードにセットされている状態であっても、書画領域を特定することができなかった場合には、ノーマルモードと同様の通常撮影が可能となる。
また、自動調整された撮影条件下で書画情報が実撮影された際に、この撮影画像を解析することによって書画領域の全体が方形となるように、その形状を補正するフォルム最適化処理を実行するようにしたから、良質の画像を記録保存することができ、また、フォルム最適化処理によって補正された方形の書画領域内から所定の画像情報を抽出するフィルタリング処理を実行するようにしたから、所定の画像情報だけを記録保存することができる。また、書画領域を加工保存する前に、書画領域内の画像を記録保存するか否かを問い合わせる撮影確認メッセージを案内表示するようにしたから、撮影者は、自動調整された画像内容を確認しながら画像の加工保存を指示することができる。
なお、上述した実施例においては、モニタ画像内の書画領域を特定する際に、予め設定されている名刺、葉書き、カタログ、ホワイトボードなどの形状特性(例えば、四角形)、背景色を参照し、この形状特性、背景色に合致する画像部分を書画領域として特定するようにしたが、領域の形状、その背景色に限らず、例えば、領域の構成特性などを書画領域の特徴情報として設定するようにしてもよい。また、書画領域を特定する際に、形状特性と共に、その形状領域内に文字情報が含まれているか否かを判別するようにしたが、書画情報は、文字情報に限らず、記号、図形、写真等の画像等であってもよい。
上述した実施例においては、自動調整後の撮影条件下で実撮影された画像を記録保存する際に、書画領域内から抽出した画像のみを記録保存するようにしたが、自動調整後の撮影条件下で実撮影された撮影画像の全体を記録保存したり、この撮影画像から抽出した書画領域のみを記録保存するようにしてもよい。
上述した実施例においては、フォルム最適化処理を実行した後、このフォルム最適化処理によって補正された方形の書画領域内から所定の画像情報を抽出するフィルタリング処理を実行すると共に、抽出した画像情報を鮮明に読み取れるようにその色合いを補正する色調補正処理を実行するようにしたが、フィルタリング処理、色調補正処理をパーソナルコンピュータなどの他の電子機器で行うようにしてもよい。
更に、上述した実施例においては、商談会、報告会、審議会などでの各種の資料、名刺、葉書き、カタログ、ホワイトボードなどを撮影対象とするビジネスミーティング用の携帯型書画カメラに適用した場合を示したが、プロジェクターのオプションとして、その書画台にアームを介して取り付けた書画カメラであってもよい。この場合、プロジェクターから書画カメラを取り外し可能として、ホワイトボードなどを撮影可能としてもよく、更には、ビジネスミーティング用に限らず、一般用など、任意の用途にも適用可能であることは勿論である。
一方、コンピュータに対して、上述した各手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記録した記録媒体(例えば、CD−ROM、フレキシブルディスク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する記録媒体であって、実際の撮影を行う前に仮撮影した撮影画像を取得した際、この撮影画像を解析することによって撮影画像内に所定形状が含まれているか否かに基づいて書画情報の撮影か否かを判別する機能と、書画情報の撮影であることが判別された際に、前記所定形状の画像部分を書画領域として特定する機能と、特定された書画領域が当該仮撮影した画像領域に対して所定の状態となるように、光学系を駆動制御して書画情報の撮影条件を変更する機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
また、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する記録媒体であって、実際の撮影を行う前に仮撮影した撮影画像を取得した際、この撮影画像を解析することによって撮影画像内に文字列が含まれているか否かに基づいて書画情報の撮影か否かを判別する機能と、書画情報の撮影であることが判別された際に、前記文字列の画像部分を書画領域として特定する機能と、特定された書画領域が当該仮撮影した画像領域に対して所定の状態となるように、光学系を駆動制御して書画情報の撮影条件を変更する機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
電子カメラの全体構成の概要を示したブロック図。 カメラ撮影部7の詳細な構成を示した図。 (A)〜(C)は、モニタ画像の枠領域に対して書画領域が最適な状態となるように、撮影レンズの向き(撮影方向)をどのように自動調整するかを説明するための図。 書画領域がX軸の+/−方向に偏っている場合、その偏り方向および偏り割合に応じてレンズの向き(撮影方向)が左/右方向に自動調整されることを示した図。 (A)〜(E)は、モニタ画像枠に対して書画領域が最適な状態となるように、撮影方向を自動調整しながら光学ズームを自動調整する過程を例示した図。 書画領域を特定する際、最初に取得したモニタ画像からでは、書画領域を特定することができなかった場合に、光学ズームを段階的にズームアウトしながら書画領域を特定することを示した図。 撮影スイッチがオン操作された際に実行開始されるデジタルスチルカメラの全体動作を示したフローチャート。 図6に続く、デジタルスチルカメラの全体動作を示したフローチャート。 図7に続く、デジタルスチルカメラの全体動作を示したフローチャート。 図7に続く、デジタルスチルカメラの全体動作を示したフローチャート。 図7に続く、デジタルスチルカメラの全体動作を示したフローチャート。 (A)は、抽出した書画領域を示した図、(B)は、角度補正後の画像を示した図、 (C)は、台形補正後の画像を示した図。
符号の説明
1 CPU
2 記憶部
4 記録メディア
5 操作部
6 表示部
7 カメラ撮影部
8 画像メモリ
72 撮影制御部
73 撮像処理部
ST シャッターボタン
MD モードボタン

Claims (17)

  1. 書画情報を撮影して記録保存する電子カメラであって、
    実際の撮影を行う前に仮撮影した撮影画像を取得した際、この撮影画像を解析することによって撮影画像内に所定形状が含まれているか否か、更には当該所定形状の画像部分に文字情報が含まれているか否か、に基づいて書画情報の撮影か否かを判別する判別手段と、
    この判別手段によって書画情報の撮影であることが判別された際に、前記所定形状の画像部分を書画領域として特定する特定手段と、
    この特定手段によって特定された書画領域が当該仮撮影した画像領域に対して所定の状態となるように、光学系を駆動制御して書画情報の撮影条件を変更する制御手段と、
    を具備したことを特徴とする電子カメラ。
  2. 書画情報を撮影して記録保存する電子カメラであって、
    実際の撮影を行う前に仮撮影した撮影画像を取得した際、この撮影画像を解析することによって撮影画像内に文字列が含まれているか否かに基づいて書画情報の撮影か否かを判別する判別手段と、
    この判別手段によって書画情報の撮影であることが判別された際に、前記文字列の画像部分を書画領域として特定する特定手段と、
    この特定手段によって特定された書画領域が当該仮撮影した画像領域に対して所定の状態となるように、光学系を駆動制御して書画情報の撮影条件を変更する制御手段と、
    を具備したことを特徴とする電子カメラ。
  3. 前記判別手段は、書画情報の撮影か否かを判別する際に、所定色の無地画像を背景とした画像部分が存在するか否かに基づいて判別する、
    ようにしたことを特徴とする請求項2記載の電子カメラ。
  4. 前記判別手段は、仮撮影した撮影画像内に文字列が含まれていることを判別した際に、更に、当該文字列を囲む所定形状の画像部分が存在するか否かを判別し、所定形状の画像部分が存在していれば、書画情報の撮影であると判別する、
    ようにしたことを特徴とする請求項2記載の電子カメラ。
  5. 前記判別手段は、文字列を囲む所定形状の画像部分が存在するか否かを判別する際に、所定形状の画像部分が当初の仮撮影画像内に存在していなくても、光学ズームのアウト駆動によって所定形状の画像部分が仮撮影画像内に出現した場合には、書画情報の撮影であると判別する、
    ようにしたことを特徴とする請求項4記載の電子カメラ。
  6. 前記制御手段は、前記特定された書画領域が当該仮撮影の画像領域内の中心部分に位置するように、光学系を駆動制御して撮影方向を変更する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の電子カメラ。
  7. 前記特定された書画領域が当該仮撮影の画像領域内において偏った位置に存在している場合に、前記制御手段は、光学系を駆動制御して撮影方向を変更する、
    ようにしたことを特徴とする請求項6記載の電子カメラ。
  8. 前記制御手段は、前記特定された書画領域が当該仮撮影の画像領域内に収まり、かつ、その領域サイズと同等となるように、光学系を駆動制御して撮影倍率を変更する、
    ようにしたことを特徴とする請求項2記載の電子カメラ。
  9. 前記特定された書画領域が当該仮撮影した画像領域の最大サイズに比べて小さい場合に、前記制御手段は、光学系を駆動制御して撮影倍率を変更する、
    ようにしたことを特徴とする請求項8記載の電子カメラ。
  10. 前記制御手段は、前記特定された書画領域内の明度が所定レベルとなるように、光学系を駆動制御して絞りを変更する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の電子カメラ。
  11. 前記特定された書画領域内の明度が予め決められている上限レベルと下限レベルの範囲から外れている場合に、前記制御手段は、光学系を駆動制御して絞りを変更する、
    ようにしたことを特徴とする請求項10記載の電子カメラ。
  12. 書画情報を撮影する書画撮影モードと任意の被写体を撮影する通常撮影モードとを適宜切り換えるモード切換手段を設け、
    前記書画撮影モードに切り換えられている状態において、書画情報の撮影であると判別された場合には、光学系を駆動制御して書画情報の撮影条件を変更し、書画情報の撮影でないと判別された場合には、通常撮影の状態に設定する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の電子カメラ。
  13. 前記制御手段によって変更された撮影条件下で実撮影された際に、この撮影画像を解析することによって特定された書画領域を加工する補正処理手段を設け、
    この補正処理手段によって加工された書画領域内の画像を記録保存する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の電子カメラ。
  14. 前記補正処理手段は、前記特定された書画領域の全体が方形となるように、その形状を補正するフォルム最適化処理を実行した後、このフォルム最適化処理によって補正された方形の書画領域内から所定の画像情報を抽出するフィルタリング処理を実行する、
    ようにしたことを特徴とする請求項13記載の電子カメラ。
  15. 書画領域を加工保存する前に、書画領域内の画像を記録保存するか否かを問い合わせる確認情報を案内出力し、この確認案内に応答して画像記録が指示された際に、前記補正処理手段は、書画領域を加工する補正処理を実行する、
    ようにしたことを特徴とする請求項13記載の電子カメラ。
  16. コンピュータに対して、
    実際の撮影を行う前に仮撮影した撮影画像を取得した際、この撮影画像を解析することによって撮影画像内に所定形状が含まれているか否か、更には当該所定形状の画像部分に文字情報が含まれているか否か、に基づいて書画情報の撮影か否かを判別する機能と、
    書画情報の撮影であることが判別された際に、前記所定形状の画像部分を書画領域として特定する機能と、
    特定された書画領域が当該仮撮影した画像領域に対して所定の状態となるように、光学系を駆動制御して書画情報の撮影条件を変更する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  17. コンピュータに対して、
    実際の撮影を行う前に仮撮影した撮影画像を取得した際、この撮影画像を解析することによって撮影画像内に文字列が含まれているか否かに基づいて書画情報の撮影か否かを判別する機能と、
    書画情報の撮影であることが判別された際に、前記文字列の画像部分を書画領域として特定する機能と、
    特定された書画領域が当該仮撮影した画像領域に対して所定の状態となるように、光学系を駆動制御して書画情報の撮影条件を変更する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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