JP4254496B2 - 車両用旋回走行制御装置 - Google Patents

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本発明は、安定した旋回走行を図る車両用旋回走行制御装置に関するものである。
従来、車両の旋回速度および旋回半径が、安定して旋回できる旋回性能の限界に接近したときに自動減速を行って、安定した旋回走行を図るものがあった(特許文献1参照)。
特許公報 第2600876号
ところで、運転者の速度感覚は、前方視界の視認性に大きく依存しており、例えば悪天候のときや夜間で前方視界の視認性が低下しているときには、安定した旋回走行が可能であると運転者が感じる旋回速度は、快晴のときや昼間よりも低くなる。したがって、上記特許文献1に記載された従来例のように、前方視界の視認性に係らず車両の減速制御を行うと、悪天候のときや夜間に作動する自動減速のタイミングが遅い、と運転者に感じさせてしまい、違和感を与える可能性がある。
そこで、本発明は上記問題に着目してなされたものであり、前方視界の視認性に応じて変化する運転者の速度感覚に合わせて、より適切な減速制御を行うことができる車両用旋回走行制御装置を提供することを課題にしている。
上記課題を解決するために、本発明に係る車両用旋回走行制御装置は、自車両の旋回状態が旋回性能の限界に接近し、限界に対し余裕を持たせた旋回状態となる減速開始閾値を超えたときに自車両を減速させるものであって、前方視界の視認性が低下するほど、減速開始閾値を旋回性能の限界に対する余裕が大きくなる方向へ補正することを特徴としている。また、車両の旋回状態が、旋回性能の限界に対する余裕が大きくなる方向へ補正した後の減速開始閾値と、補正する前の減速開始閾値との間にあるときには、補正する前の減速量よりも小さな値で自車両を減速させる。
本発明に係る車両用旋回走行制御装置は、前方視界の視認性が低下するほど、減速開始閾値を旋回性能の限界に対する余裕が大きくなる方向へ補正するように構成されているので、車両の旋回状態が旋回性能の限界に徐々に接近しているとすると、前方視界の視認性が低下しているときには、視認性が良好であるときよりも、早いタイミングで減速が開始されることになり、運転者の速度感覚に合った適切な減速制御を行うことができる。また、車両の旋回状態が、旋回性能の限界に対する余裕が大きくなる方向へ補正した後の減速開始閾値と、補正する前の減速開始閾値との間にあるときには、補正する前の減速量よりも小さな値で自車両を減速させることで、運転者に不安感を与えることのない適切な減速制御を行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示すブロック図である。各車輪の車輪速度Vwi(i=FL〜RR)を検出する電磁誘導式の車輪速センサ1と、例えば水銀スイッチを用いて車体の前後加速度Xg及び横加速度Ygを検出する加速度センサ2と、ステアリングホイール3の操舵角θを検出する光学式・非接触型の操舵角センサ4とは、コントローラ5に接続される。
さらに、フロントウィンドウシールドガラス上の水滴を感知して、降雨量rを推定する光学式或いは静電容量式の雨滴感知センサ21と、インストルメントパネルの上部に設けられ、車外照度Eを検出する受光センサ22もコントローラ5に接続されている。
コントローラ5は、例えばマイクロコンピュータで構成されており、各センサからの検出信号に基づいて後述する旋回走行制御処理を実行し、制動力制御装置6とエンジン出力制御装置7とを駆動制御して車両の旋回状態に応じた自動減速を行う。
ここで、制動力制御装置6は、アンチスキッド制御(ABS)、トラクション制御(TCS)、スタビリティ制御(VDC)等に用いられる制動流体圧制御回路を利用したものであり、図2に示すように、マスターシリンダ8と各ホイールシリンダ9iとの間に介装されて、運転者のブレーキ操作に係らず各ホイールシリンダ9iの制動液圧を増圧、保持、減圧できるように構成されている。
マスターシリンダ8は、先ず、ノーマルオープン型の切換バルブ10Aと、ノーマルオープン型のインレットソレノイドバルブ11FL・11RRとを介して、フロント左・リヤ右のホイールシリンダ9FL・9RRに連結されると共に、ノーマルオープン型の切換バルブ10Bと、ノーマルオープン型のインレットソレノイドバルブ11FR・11RLとを介して、フロント右・リヤ左のホイールシリンダ9FR・9RLに連結されている。
インレットソレノイドバルブ11iの夫々には、ブレーキ解除時にオリフィスをバイパスして、各ホイールシリンダ9iの制動液圧をマスターシリンダ8へ戻すリターンチェックバルブ12iが配設されている。
さらに、マスターシリンダ8は、ノーマルクローズ型の切換バルブ13Aを介して、切換バルブ10Aの下流側(ホイールシリンダ側)に連結されると共に、ノーマルクローズ型の切換バルブ13Bを介して、切換バルブ10Bの下流側(ホイールシリンダ側)に連結されており、これら切換制御弁10Aと13Aとの間、及び切換制御弁10Bと13Bとの間には、電動モータ14で駆動され、切換バルブ13A、13B側を吸入側とする共通のポンプ15が介装されている。
ポンプ15の吸入側には、吸入する流体の逆流を阻止するインレットバルブ16が設けられており、ポンプ15の吐出側には、吐出する流体の逆流を阻止するアウトレットバルブ17と、ポンプ15から吐出した液圧の脈動を抑制するダンパ室18とが配設されている。
また、フロント左・リヤ右のホイールシリンダ9FL・9RRは、ノーマルクローズ型のアウトレットソレノイドバルブ19FL・19RRを介して、切換バルブ13Aの下流側(ポンプ側)に連結され、フロント右・リヤ左のホイールシリンダ9FR・9RLは、ノーマルクローズ型のアウトレットソレノイドバルブ19FR・19RLを介して、切換バルブ13Bの下流側(ポンプ側)に連結されている。
アウトレットソレノイドバルブ19FL・19RRの上流側(切換バルブ13A側)と、アウトレットソレノイドバルブ19FR・19RLの上流側(切換バルブ13B側)とには、各ホイールシリンダ9iの減圧時に、この減圧を効率良く行うために、ホイールシリンダ9iからの制動液圧を一時的に貯えるリザーバ20が配設されている。
以上より、制動力制御装置6は、切換バルブ10A・10Bと、切換バルブ13A・13Bと、インレットソレノイドバルブ11iと、アウトレットソレノイドバルブ19iとが非通電状態にあるときに、運転者のブレーキ操作に応じた通常の制動液圧が、切換バルブ10A・10Bと、インレットソレノイドバルブ11iとを通じて各ホイールシリンダ9iに供給される。
また、切換バルブ10A・10Bと、切換バルブ13A・13Bとを通電状態にし、且つポンプ15を作動させるときに、運転者のブレーキ操作に係らず、切換バルブ13A・13Bを介してマスターシリンダ8から吸い出された制動液圧が、インレットソレノイドバルブ11iを通じて各ホイールシリンダ9iに供給され、増圧される。
また、切換バルブ10A・10Bと、インレットソレノイドバルブ11iとを通電状態にするときに、各ホイールシリンダ9i、ポンプ15、及びリザーバ20が遮断され、各ホイールシリンダ9iの制動液圧が保持される。
さらに、切換バルブ10A・10Bと、インレットソレノイドバルブ11iと、アウトレットソレノイドバルブ19iとを通電状態にし、且つポンプ15を作動させるときに、各ホイールシリンダ9iの制動液圧がリザーバ20側に吸い出され、減圧される。
したがって、コントローラ5は、上記の切換バルブ10A・10Bと、切換バルブ13A・13Bと、インレットソレノイドバルブ11iと、アウトレットソレノイドバルブ19iとへの通電を夫々制御すると共に、ポンプ15を駆動制御することで、各ホイールシリンダ9iの制動液圧を増圧、保持、減圧することができる。
そして、図1のエンジン出力制御装置7は、例えばスロットルバルブの開度を調整することにより、エンジン出力を制御するように構成されている。
次に、コントローラ5で実行する旋回走行制御処理を、図3のフローチャートに基づいて説明する。
この旋回走行制御処理は、所定時間(例えば10msec)毎のタイマ割込み処理として実行され、図3に示すように、先ずステップS1で、各車輪速Vwiと、前後加速度Xg及び横加速度Ygと、操舵角θと、降雨量rと、車外照度Eとを読込む。
続くステップS2では、各車輪速度Vwiと前後加速度Xgとに基づいて車体速度Vを算出する。
続くステップS3では、車体速度(以下、旋回速度と称す)Vと横加速度Ygとから、現在の車両旋回半径Rを下記(1)式に従って算出する。なお、本実施形態では、単に旋回速度Vと横加速度Ygとを用いて旋回半径Rを算出しているが、これに限定されるものではなく、精度向上を図って操舵角θやヨー角加速度等も用いて旋回半径Rを算出してもよい。
R=V2/Yg ………(1)
続くステップS4では、現在の旋回半径Rに応じて自動減速を開始する減速開始閾値Rsを設定する。先ず、現在の旋回速度Vに対して安定して旋回できる限界旋回半径RL(旋回性能の限界)を、下記(2)式に従って算出する。ここで、YgLは安定して旋回できる実際の限界横加速度であり、車両の諸元によって定まるが、各車輪速度Vwiと旋回速度Vとから求まる各車輪のスリップ率Siに応じて変化させてもよい。
L=V2/YgL ………(2)
そして、下記(3)式に示すように、上記の限界旋回半径RLに、1よりも大きな所定値h(例えば、h=1.1)を乗じて減速開始閾Rsを設定する。ここで、減速開始閾値Rsを限界旋回速度RLよりも大きくなるように設定し余裕を持たせているのは、旋回半径Rが限界旋回半径RLに達する前に、すなわちタイヤのグリップ力が飽和する前に、自動減速を開始するためである。
Rs=h・RL ………(3)
続くステップS5では、現在の旋回速度Vに応じて自動減速を開始する減速開始閾値Vsを設定する。先ず、現在の旋回半径Rに対して安定して旋回できる限界旋回速度VL(旋回性能の限界)を、下記(4)式に従って算出する。
L=√(R・YgL) ………(4)
そして、下記(5)式に示すように、上記の限界旋回速度VLに、1よりも小さな所定値k(例えば、k=0.9)を乗じて減速開始閾Vsを設定する。ここで、減速開始閾値Vsを限界旋回速度VLよりも小さくなるように設定し余裕を持たせているのは、旋回速度Vが限界旋回速度VLに達する前に、すなわちタイヤのグリップ力が飽和する前に、自動減速を開始するためである。
Vs=k・RL ………(5)
続くステップS6では、現在の旋回半径Rが減速開始閾値Rsより小さいか否か、また現在の旋回速度Vが減速開始閾値Vsより大きいか否かを判定する。この判定結果が、R≧Rsで且つV≦Vsであるときには、車両の旋回状態が旋回性能の限界には接近していないと判断して後述するステップS11に移行する。一方、判定結果がR<Rs又はV>Vsであるときには、車両の旋回状態が旋回性能の限界に接近しており自動減速が必要であると判断してステップS7に移行する。
ステップS7では、旋回半径Rと減速開始閾値Rsとの偏差、及び旋回速度Vと減速開始閾値Vsとの偏差に応じて、安定した旋回走行を確保するのに必要な目標減速度Xg*を算出する。なお、目標減速度Xg*には所定値を用いてもよい。
続くステップS8では、目標減速度Xg*を達成するのに必要な各ホイールシリンダ13iの目標制動液圧Pi*を算出する。
続くステップS9では、各ホイールシリンダ9iの制動液圧が目標制動液圧Pi*と一致するように、制動力制御装置6を駆動制御する。
続くステップS10では、制動力制御装置6で目標減速度Xg*を達成するのに、最適なエンジン出力となるようにエンジン出力制御装置7を駆動制御してから所定のメインプログラムに復帰する。
一方、上記のステップS6から移行するステップS11では、減速開始閾値Rsの補正に用いる補正係数αRWと、減速開始閾値Vsの補正に用いる補正係数αVWとを算出する。これら補正係数αRW及びαVWは、周囲の気象状態に応じて変動する補正係数であり、図4に示すような制御マップを参照して降雨量rに応じて算出される。
この制御マップは、横軸を降雨量r、縦軸を補正係数αRW及びαVWとし、降雨量rが増加して前方視界の視認性が低下するほど、補正係数αRWが例えば0.5から1.0まで増加し、一方の補正係数αVWが例えば0.5から0.3まで減少するように設定されている。
続くステップS12では、減速開始閾値Rsの補正に用いる補正係数αRBと、減速開始閾値Vsの補正に用いる補正係数αVBとを算出する。これら補正係数αRB及びαVBは、周囲の明るさに応じて変動する補正係数であり、図5に示すような制御マップを参照して車外照度Eに応じて算出される。
この制御マップは、横軸を車外照度E、縦軸を補正係数αRB及びαVBとし、車外照度Eが低下して前方視界の視認性が低下するほど、補正係数αRBが例えば0.4から0.7まで増加し、一方の補正係数αVBが例えば0.4から0.3まで減少するように設定されている。
続くステップS13では、減速開始閾値Rsの補正に用いる補正係数αRDと、減速開始閾値Vsの補正に用いる補正係数αVDとを算出する。これら補正係数αRD及びαVDは、運転者のステアリング操作に応じて変動する補正係数であり、図6に示すような制御マップを参照して操舵角θに応じて算出される。
ところで、日本のように左側通行では、左旋回は右旋回よりも前方視界が見にくい所謂ブラインドコーナとなり、視認性が低下する。したがって、左側通行が定められている場合、この制御マップは、横軸を操舵角θ、縦軸を補正係数αRD及びαVDとし、操舵角θが右方向にあるときには、補正係数αRD及びαVDの双方が例えば0.1を維持し、操舵角θが左方向に増加して前方視界の視認性が低下するほど、補正係数αRDが例えば0.1から0.3まで増加し、一方の補正係数αVDが例えば0.1から0.0まで減少するように設定されている。なお、右側通行が定められている場合には、制御マップの左右を逆にすればよい。
続くステップS14では、減速開始閾値Rsに乗ずる補正係数αRと、減速開始閾値Vsに乗ずる補正係数αVとを算出する。これらαR及びαVは、前方視界の視認性に応じて変動する補正係数であり、下記(6)式に従って算出する。
αR=αRW+αRB+αRD
αV=αVW+αVB+αVD ………(6)
ここで、上記(6)式と、図4〜図6の各制御マップとによれば、降雨量rが略0で、車外照度Eも十分で、左側通行で大きく左旋回していないとき、つまり前方視界の視認性が良好であるときには、補正係数αR(=αRW+αRB+αRD)及びαV(=αRW+αRB+αRD)の双方が1.0(=0.5+0.4+0.1)を維持する。そして、降雨量rが増加したり、車外照度Eが低下したり、左側通行で大きく左旋回したりして、前方視界の視認性が低下したときには、補正係数αRが最大で2.0(=1.0+0.7+0.3)まで増加し、一方の補正係数αVが最小で0.6(=0.3+0.3+0.0)まで減少するように構成されている。
また、補正係数αRの算出に用いるαRWの変動幅が0.5(0.5〜1.0)、αVBの変動幅が0.3(0.4〜0.7)、αRDの変動幅が0.2(0.1〜0.3)に設定されており、補正係数αVの算出に用いるαVWの変動幅が0.2(0.3〜0.5)、αRBの変動幅が0.1(0.3〜0.4)、αVDの変動幅が0.1(0.0〜0.1)に設定されている。したがって、補正係数αR及びαVは、周囲の気象状態、周囲の明るさ、及び運転者のステアリング操作のうち、周囲の気象状態(補正係数αRW及びαVW)の変動によって最も大きな影響を受けるように設定されている。
なお、周囲の気象状態、周囲の明るさ、及び運転者のステアリング操作が、補正係数αR及びαVに与える影響の絶対的な大きさや相対的な大きさは、上記の限りではなく、適宜設定すればよい。
続くステップS15では、下記(7)式に示すように、減速開始閾値Rsに補正係数αRを乗じて補正減速開始閾値Rs′を算出すると共に、減速開始閾値Vsに補正係数αVを乗じて補正減速開始閾値Vs′を算出する。
Rs′=Rs・αR
Vs′=Vs・αV ………(7)
続くステップS16では、現在の旋回半径Rが補正減速開始閾値Rs′より小さいか否か、また現在の旋回速度Vが補正減速開始閾値Vs′より大きいか否かを判定する。この判定結果がR≧Rs′で且つV≦Vs′であるときは、自動減速の必要はないと判断して所定のメインプログラムに復帰する。一方、判定結果がR<Rs′又はV>Vs′であるときは、自動減速が必要であると判断してステップS17に移行する。
ステップS17では、旋回半径Rと補正減速開始閾値Rs′との偏差、及び旋回速度Vと補正減速開始閾値Vs′との偏差に応じて、目標減速度Xg*を算出する。なお、目標減速度Xg*には所定値を用いてもよい。
続くステップS18では、目標減速度Xg*の補正に用いる補正係数βWを算出する。この補正係数βWは、周囲の気象状態に応じて変動する補正係数であり、図7に示すような制御マップを参照して降雨量rに応じて算出される。
この制御マップは、横軸を降雨量r、縦軸を補正係数βWとし、降雨量rが増加して前方視界の視認性が低下するほど、補正係数βWが例えば0.6から0.3まで減少するように設定されている。
続くステップS19では、目標減速度Xg*の補正に用いる補正係数βBを算出する。この補正係数βBは、周囲の明るさに応じて変動する補正係数であり、図8に示すような制御マップを参照して車外照度Eに応じて算出される。
この制御マップは、横軸を車外照度E、縦軸を補正係数βBとし、車外照度Eが低下して前方視界の視認性が低下するほど、補正係数βBが、例えば0.3から0.2まで減少するように設定されている。
続くステップS20では、目標減速度Xg*の補正に用いる補正係数βDを算出する。この補正係数βDは、運転者のステアリング操作に応じて変動する補正係数であり、図9に示すような制御マップを参照して操舵角θに応じて算出される。
前述したように、左側通行では右旋回に比べて左旋回時に前方視界の視認性が低下する。したがって、左側通行が定められている場合、この制御マップは、横軸を操舵角θ、縦軸を補正係数βDとし、操舵角θが右方向にあるときには、補正係数βDが例えば0.1を維持し、操舵角θが左方向に増加して前方視界の視認性が低下するほど、補正係数βDが、例えば0.1から0.0まで減少するように設定されている。やはり、右側通行が定められている場合には、制御マップの左右を逆にすればよい。
続くステップS21では、目標減速度Xg*に乗ずる補正係数βを算出する。このβは、前方視界の視認性に応じて変動する補正係数であり、下記(8)式に従って算出する。
β=βW+βB+βD ………(8)
ここで、上記(8)式と、図7〜図9の各制御マップとによれば、降雨量rが略0で、車外照度Eも十分あり、且つ左側通行で大きく左旋回していないとき、つまり前方視界の視認性が良好であるときには、補正係数β(=βW+βB+βD)が1.0(=0.6+0.3+0.1)を維持する。そして、降雨量rが増加したり、車外照度Eが低下したり、左側通行で大きく左旋回したりして、前方視界の視認性が低下したときには、補正係数βが最小で0.5(=0.3+0.2+0.0)まで減少するように構成されている。
また、補正係数βの算出に用いるβWの変動幅が0.3(0.3〜0.5)、βBの変動幅が0.1(0.2〜0.3)、βDの変動幅が0.1(0.0〜0.1)に設定されている。したがって、補正係数βは、周囲の気象状態、周囲の明るさ、及び運転者のステアリング操作のうち、周囲の気象状態(補正係数βW)の変動によって最も大きな影響を受けるように設定されている。
なお、周囲の気象状態、周囲の明るさ、及び運転者のステアリング操作が、補正係数βに与える影響の絶対的な大きさや相対的な大きさは、上記の限りではなく、適宜設定すればよい。
続くステップS22では、下記(9)式に示すように、前記ステップS17で算出された目標減速度Xg*に補正係数βを乗ずることで、この目標減速度Xg*を補正してから前記ステップS8に移行する。
Xg* ← Xg*・β ………(9)
以上、ステップS2、S3の処理が旋回状態検出手段に対応し、操舵角センサ4、雨滴感知センサ21、受光センサ22、並びにステップS11〜S14、S18〜S21の処理が視認性判断手段に対応し、ステップS4〜S10、S15〜S17、S22の処理、並びに制動力制御装置6、エンジン出力制御装置7が走行制御手段に対応している。
次に、上記一実施形態の動作や作用効果について説明する。
今、気象状態が良好で、周囲の明るさも十分な条件下で、車両が略直進走行しているとする。このとき、車両の旋回半径Rは減速開始閾値Rs以上で、且つ旋回速度Vは減速開始閾値Vs以下である(ステップS6の判定が“No”)。また、降雨量rや車外照度Eや操舵角θに基づいて、前方視界の視認性が良好であると判断されるので、補正係数αR及びαVの双方が1.0となり、補正減速開始閾値Rs′及びVs′が当初算出された通常の減速開始閾値Rs及びVsと同じ値になる。したがって、車両の旋回半径Rは補正減速開始閾値Rs′以上で、且つ旋回速度Vは補正減速開始閾値Vs′以下である(ステップS16の判定が“No”)。
そのため、車両の旋回状態が安定しており自動減速の必要はないと判断して、運転者のブレーキ操作に応じた通常の制動液圧が各ホイールシリンダ9iに供給されるように制動力制御装置6を制御する。
この状態から、運転者のステアリング操作量、又はアクセル操作量が増加して、旋回半径Rが減速開始閾値Rsを下回ったり、旋回速度Vが減速開始閾値Vsを上回ったりすると(ステップS6の判定が“Yes”)、車両の旋回状態が旋回性能の限界に接近しており自動減速を要すると判断して、旋回半径Rと減速開始閾値Rsとの偏差、及び旋回速度Vと減速開始閾値Vsとの偏差に応じて、安定した旋回走行を確保する目標減速度Xg*を算出する(ステップS7)。
そして、この目標減速度Xg*を達成すべく、各ホイールシリンダ13iに供給する制動液圧を増圧させ且つエンジン出力を抑制することにより、自動減速を行う(ステップS9、S10)。
こうして、上記の自動減速によって安定した旋回走行が可能な状態、すなわち旋回半径Rが減速開始閾値Rs(=Rs′)以上で、且つ旋回速度Vが減速開始閾値Vs(=Vs′)以下の状態に復帰したら自動減速を終了する。
一方、上記のように前方視界の視認性が良好な状態から、気象状態が雨天に変ったり、日没に伴って周囲が暗くなったり、或いはブラインドコーナに進入したりして、前方視界の視認性が低下したとする。このように前方視界の視認性が低下すると、運転者の速度感覚は、前方視界の視認性が良好なときよりも鈍る傾向にあり、安定した旋回走行が可能であると運転者が感じる走行速度が低くなる。
そこで、降雨量rや車外照度Eや操舵角θに基づいて判断される前方視界の視認性が低下するほど、補正係数αRを1.0から最大2.0まで増加させ、一方の補正係数αVを1.0から最小0.6まで減少させる(ステップS11〜S14)。
ここで、降雨量rが増加するほど、つまり周囲の気象状態が悪化するほど、前方視界の視認性が低下すると判断するので、視認性の低下を容易且つ確実に判断することができる。また、車外照度Eが低下するほど、つまり周囲の明るさが低下するほど、前方視界の視認性が低下すると判断するので、視認性の低下を容易且つ確実に判断することができる。また、左側通行で操舵角θが左方向に増加するほど、又は右側通行で運転者の操舵角θが右方向に増加するほど、前方視界の視認性が低下すると判断するので、視認性の低下を容易に判断することができる。
そして、前方視界の視認性が低下するほど、補正係数αR及びαVによって、補正係数補正減速開始閾値Rs′は、当初算出された通常の減速開始閾値Rsよりも大きくなり、一方の補正減速開始閾値Vs′は、当初算出された通常の減速開始閾値Vsよりも小さくなる。すなわち、前方視界の視認性が低下するほど、当初の減速開始閾値Rs及びVsは、旋回性能の限界に対する余裕が大きくなる方向へ補正されて、自動減速が開始され易くなる(ステップS15)。
これにより、前方視界の視認性が低下している状態で、車両の旋回状態が旋回性能の限界に徐々に接近していくときに、前方視界の視認性が良好であるときよりも、早いタイミングで自動減速が開始されるので、自動減速の介入が遅い等と運転者に感じさせることはなく、運転者の速度感覚に合った適切な減速制御を行うことができる。
一方、前方視界の視認性が低下して自動減速のタイミングを早めたときに、車両が大きく減速すると、かえって運転者に不安感を与えかねない。
そこで、降雨量rや車外照度Eや操舵角θに応じて、前方視界の視認性が低下していると判断され、自動減速のタイミングを早めているときには、その自動減速のタイミングが早いほど、つまり前方視界の視認性が低下するほど補正係数βを1.0から最小0.5まで減少させて(ステップS18〜S21)、目標減速度Xg*を、当初算出された通常の目標減速度Xg*よりも小さくする(ステップS22)。
これにより、前方視界の視認性が低下している状態で、自動減速が早いタイミングで開始されても、車両を大きく減速させることがないので、運転者に不安感を与えることのない適切な減速制御を行うことができる。
仮に、旋回半径Rが補正減速開始閾値Rs′を下回っている状態から更に当初の減速開始閾値Rsを下回ったり、旋回速度Vが補正減速開始閾値Vs′を上回っている状態から更に当初の減速開始閾値Vsを上回ったりしたら(ステップS6の判定が“Yes”)、車両の旋回状態が旋回性能の限界に接近しているときなので、目標減速度Xg*を小さくすることなく通常の減速制御を行うことにより、車両を十分に減速させて安定した旋回走行を確保することができる。
しかも、このときの目標減速度Xg*は、旋回半径Rと当初の減速開始閾値Rsとの偏差、及び旋回速度Vと当初の減速開始閾値Vsとの偏差に応じて算出されるので、旋回半径Rが当初の減速開始閾値Rsを下回った直後、又は旋回速度Vが当初の減速開始閾値Vsを上回った直後に、急激に車両が減速することはなく、運転者に違和感をあたえることがない。
なお、上記の一実施形態では、雨滴感知センサ21で検出する降雨量rに応じて周囲の気象状態を判断しているが、これに限定されるものではない。その他にも、フロントウィンドウ、リヤウィンドウ、ヘッドランプ等の水滴を払拭するワイパの作動状態、またヘッドランプよりも幅広く光が届き対向車や歩行者からの視認性に優れていることから、霧などで視界が悪くなった時に使用されるフォグランプの作動状態、更にエアコンからの乾いた温風を窓ガラスに吹き付けて、内面の曇りや露を蒸発させたり、ガラス内に配線した抵抗線に電気を通し、ガラスを温めて外側に付着した霜や氷を溶かしたりするデフォッガ(デフロスタ)の作動状態等に応じて、周囲の気象状態を判断してもよい。
したがって、例えば図4の制御マップを、ワイパ、フォグランプ、デフォッガ等が作動状態となるときに、補正係数αRW及びαVWが一段階又は複数の段階で切換わるように設定したり、ワイパ、フォグランプ、デフォッガ等の作動状態と降雨量rとに応じて補正係数αRW及びαVWが変化するように設定したりしてもよい。勿論、補正係数βWの算出に用いる図7の制御マップついても同様である。
また、上記の一実施形態では、受光センサ22で検出する車外照度Eに応じて周囲の明るさを判断しているが、これに限定されるものではない。その他にも、ヘッドランプやスモールランプ等の点灯状態に応じて、周囲の明るさを判断してもよい。
したがって、例えば図5の制御マップを、ヘッドランプやスモールランプが点灯状態となるときに、補正係数補正係数αRB及びαVBが切換わるように設定したり、ヘッドランプやスモールランプ等の作動状態と車外照度Eとに応じて補正係数αRB及びαVBが変化するように設定したりしてもよい。勿論、補正係数βBの算出に用いる図8の制御マップついても同様である。
また、上記の第一実施形態では、運転者のステアリング操作のみに応じて前方視界の視認性を判断したが、これに限定されるものではない。運転席が右(又は左)に設定された車両が、左側通行(又は右側通行)を定められた環境を走行するとは限らず、例えば左側通行で左旋回する場合、運転席が左に設定された車両は、運転席が右に設定された車両よりも更に前方視界が見にくいので、運転者のステアリング操作のみならず運転席の位置を加味して、前方視界の視認性を判断してもよい。さらには、操舵角θに換えて旋回半径Rに応じて前方視界の視認性を判断したり、CCDカメラ等で撮像した車両前方の画像データに基づいて前方視界の視認性を判断したりしてもよい。
したがって、例えば図6の制御マップを、運転席の位置や車両前方の画像データと、操舵角θ(又は旋回半径R)とに応じて補正係数αRD及びαVDが変化するように設定してもよく、勿論、補正係数βDの算出に用いる図9の制御マップついても同様である。
さらに、上記の一実施形態では、補正係数αRWとαRBとαRDとの加算によって補正係数αRを算出しているが、これに限定されるものではない。例えば補正係数αRWとαRBとαRDとを乗算したり、最大値を選択したり、或いはこれらの方法を所定の条件に基づいて適宜切換えたりして、補正係数αRを算出してもよい。勿論、補正係数αVや補正係数βの算出についても同様である。
さらに、上記の一実施形態では、周囲の気象状態、周囲の明るさ、及び運転者のステアリング操作に応じて、前方視界の視認性を判断しているが、これに限定されるものではなく、気象状態、明るさ、及びステアリング操作の少なくとも1つに基づいて前方視界の視認性を判断すればよい。
また、上記の一実施形態では、補正係数αRの乗算によって減速開始閾値Rsを大きくし、補正係数αVの乗算によって減速開始閾値Vsを小さくしているが、これに限定されるものではなく、補正係数αRの加算によって減速開始閾値Rsを大きくし、補正係数αVの減算よって減速開始閾値Vsを小さくしてもよい。
また、上記の一実施形態では、補正係数αR及びαVを用いて減速開始閾値Rs及びVsを補正しているが、これに限定されるものではない。要は、前方視界の視認性が低下するほど、減速開始閾値Rs及びVsを旋回性能の限界から遠ざけるように補正して、自動減速を開始し易くできればよいので、減速開始閾値Rs及びVsの算出に用いた定数(限界横加速度YgLや所定値h及びk)を変更することで、減速開始閾値Rs及びVsを補正してもよい。
また、上記の一実施形態では、補正係数βの乗算によって目標減速度Xg*を減少させているが、これに限定されるものではなく、補正係数βの減算によって目標減速度Xg*を減少させてもよい。
本発明の概略構成を示すブロック図である。 制動力制御装置の油圧回路図である。 旋回走行制御処理を示すフローチャートである。 補正係数αRW及びαVWの算出に用いる制御マップである。 補正係数αRB及びαVBの算出に用いる制御マップである。 補正係数αRD及びαVDの算出に用いる制御マップである。 補正係数βWの算出に用いる制御マップである。 補正係数βBの算出に用いる制御マップである。 補正係数βDの算出に用いる制御マップである。
符号の説明
1 車輪速センサ
2 加速度センサ
4 操舵角センサ
5 コントローラ
6 制動力制御装置
7 エンジン出力制御装置
9FL〜9RR ホイールシリンダ
10A・10B 切換バルブ
11FL〜11RR インレットソレノイドバルブ
13A・13B 切換バルブ
14 電動モータ
15 ポンプ
19FL〜19RR アウトレットソレノイドバルブ
20 リザーバ
21 雨滴感知センサ
22 受光センサ
R 旋回半径
V 旋回速度
Rs、Vs 減速開始閾値
Rs′、Vs′ 補正減速開始閾値

Claims (4)

  1. 自車両の旋回状態を検出する旋回状態検出手段と、該旋回状態検出手段で検出した旋回状態が旋回性能の限界に接近し、限界に対し余裕を持たせた旋回状態となる減速開始閾値を超えたときに、安定した旋回走行を確保するのに必要な減速量で自車両を減速させる走行制御手段と、を備えた車両用旋回走行制御装置において、
    前方視界の視認性を判断する視認性判断手段を備え、
    前記走行制御手段は、前記視認性判断手段で判断される前方視界の視認性が低下するほど、前記減速開始閾値を前記旋回性能の限界に対する余裕が大きくなる方向へ補正すると共に、車両の旋回状態が、旋回性能の限界に対する余裕が大きくなる方向へ補正した後の減速開始閾値と、補正する前の減速開始閾値との間にあるときには、前記減速量よりも小さな値で自車両を減速させることを特徴とする車両用旋回走行制御装置。
  2. 前記視認性判断手段は、車両周囲の気象状態が悪化するほど、前方視界の視認性が低下すると判断することを特徴とする請求項1に記載の車両用旋回走行制御装置。
  3. 前記視認性判断手段は、車両周囲の明るさが低下するほど、前方視界の視認性が低下すると判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用旋回走行制御装置。
  4. 前記視認性判断手段は、左側通行で運転者の操舵量が左方向に増加するほど、又は右側通行で運転者の操舵量が右方向に増加するほど、前方視界の視認性が低下すると判断することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用旋回走行制御装置。
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