JP4252717B2 - 押出式製麺装置及びそれに使用する押出麺揺動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、麺、パスタ等の製造に使用される押出機のダイプレートから押出された麺が互いに付着したり、縮れたりすることのないように、押出された麺線群を揺動させるための押出麺揺動装置、及び、該押出麺揺動装置を備えた押出式製麺装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
麺やパスタを製造する押出式製麺装置は、一般に、麺をダイプレートから押出す押出機を有する。押出機には、押出穴を有するダイプレートを水平下方に向け、下方に麺を押出す垂直型と、ダイプレートを鉛直方向に立てて、麺を水平方向に押出す水平型がある。垂直型の押出機は、押出しに要する圧力が高く、装置全体が大型になるので、特に小規模の押出機には水平型押出機が広く使用されている。しかしながら、水平型押出機は、押出された麺がダイプレートの下方で密集するために、麺どうしが付着することがある。また、ダイプレートに設けられた複数のピース穴の押出し抵抗は、各々微妙に異なるために、水平型押出機のダイプレートから押出される各麺の押出し速度は、一般に、均一ではない。押出し速度が異なる麺どうしが付着すると、押出速度の速い方の麺がたるみ、麺線が縮れる場合がある。
【0003】
特開平6−296468号公報は、押出された麺を網目状のコンベアの上に誘導し、該網目状のコンベヤを通して麺に冷風を吹き付け、麺の表面を乾燥させることによって麺どうしが付着するのを防止する冷麺の製造方法を開示している。しかしながら、この方法では、麺の縮れを防止することができず、麺の線径が不揃いになる。また、製麺装置が高価になり、大型化するという問題もある。
【0004】
特開平10−70973号公報は、押出機から押出された食品材料等を、圧延しながら押出速度よりも速い速度で引張ることにより延伸する、柔軟性のある発泡体の製造方法を開示している。この方法を使用した場合にも上記と同様の問題が発生する。
【0005】
特開平7−214548号公報は、ダイプレートに向けて冷媒を吹き付け、気化熱によって外表面を冷却して押出物が互いに付着するのを防止する、再生合成樹脂製ペレットの製造方法及びその装置を開示している。この方法を用いても麺の縮れを防止することはできず、又、冷媒を使用するためランニングコストが高くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術の押出式製麺装置では、押出機から押出された麺どうしが互いに付着し、麺の品質を悪くする。更に、麺どうしが付着することによってたるんだ麺には縮れが発生し、また、引張られた麺は引き伸ばされて麺の線径が細くなり、麺の線径が不揃いになるという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、押出機から押出された麺どうしが互いに付着し、麺が縮れるのを防止する、小型で、安価で、ランニングコストが低い押出式製麺装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、麺どうしが付着するのを防止する、押出式製麺装置に使用する押出麺揺動装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、麺線群を水平方向に押出すためのダイプレートを有する押出機と、前記ダイプレートの下方に設けられた、押出された麺線群を適当な長さに切断するための麺切断装置と、を有する押出式製麺装置において、
中央部の幅が最も広く両端に向かって幅が狭くなる平板部と、平板部に直交する方向に平板部の両端に設けられた円板部とを含む揺動用ローラーを、前記ダイプレートと前記麺切断装置との間に配置した押出麺揺動装置を有し、前記揺動用ローラーは麺線群が流れる方向に直交する方向の軸線を中心に回転駆動され、回転する前記揺動用ローラーの前記平板部が、ダイプレートから押出された麺線群を叩くことを特徴とする、押出式製麺装置である。
【0009】
この構成では、ダイプレートに設けられたピース穴から押出機によって麺線群が水平方向に押出される。水平方向に押出された麺線群は垂れ下がって下方に向かう。押出された麺線は温度が高く、互いに付着し易いので、押出麺揺動装置を設けることによって麺が互いに付着するのを防止する。押出麺揺動装置は揺動用ローラーを有し、回転駆動された揺動用ローラーの平板部が下方に流れる麺線群を叩いてほぐすことによって麺どうしの付着を防止する。揺動用ローラーの平板部は麺どうしの付着を防ぐと同時に、揺動用ローラーの中央付近に密集した麺線を揺動用ローラーの端部の方に移動させ、麺線を均一に分布した幅の広い薄い層にする。均一な分布になった麺線群は、麺切断装置に入り適当な長さに切断される。
【0010】
更には、押出式製麺装置は、ダイプレートから押出された麺線群に風を当てるための送風手段を有する。
前記平板部を概略菱形として、前記菱形の各辺の勾配を、揺動用ローラーの回転軸線に対して3%乃至50%にするのが良い。
【0011】
更には、前記揺動用ローラーの前記平板部中央の、前記平板部が水平方向に向いた際に前記ダイプレートから水平方向に最も遠位にある点と前記ダイプレートの中心とを結ぶ直線と、鉛直線とのなす角度を10゜乃至30゜にする。
また、前記揺動用ローラーを回転させる回転数は50rpm乃至500rpmにするのが良い。
【0012】
本発明は又、中央部の幅が最も広く両端に向かって幅が狭くなる平板部と、平板部の両端に、平板部に直交する方向に設けられた円板部とを含む揺動用ローラーと、
前記揺動用ローラーを、押出機のダイプレートから押出された麺線群の流れる方向に直交する方向の軸線を中心に回転駆動する駆動手段と、を有し、
回転する前記揺動用ローラーの前記平板部が、ダイプレートから押出された麺線群を叩くことを特徴とする、押出麺揺動装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態による押出式製麺装置100の側面概略図である。押出式製麺装置100は、ダイプレート210から麺Nを押出すための押出機200と、押出された麺Nを叩くことによって麺Nどうしが付着するのを防止する押出麺揺動装置300と、押出し中の麺Nに風を当てるための送風手段である送風ファン400と、押出された麺Nを適当な長さに切断するための麺切断装置500と、を有する。
【0014】
図2に示すように、押出機200はダイプレート210を有し、ダイプレート210には複数のピース212が取付けられ、各ピース212は複数のピース穴214を有する。押出機200によって押出される麺Nは、各ピース穴214から押出される。本実施形態のダイプレート210には36個のピース212が取付けられ、各ピース212には各々6個のピース穴214が設けられている。従って合計216本の麺が一度に押出される(図2は、図面を簡単にするためにピース212の数を少なくして描かれている。)。しかしながら、取付けるピース212の数、ピース212に設けられたピース穴214の数は、適用に合わせて任意適当な値にすることができる。
【0015】
各ピース穴214から水平方向に押出された麺Nは下方に垂れ下がる。ピース穴214は、ほぼ均一にダイプレート210上に分布するように設けられているため、押出される麺Nの本数は、ダイプレート210の水平方向中央付近で密であり、ダイプレートの両端付近では比較的疎になる。押出機200から押出された麺Nは温度が高く、しっとりしていて、互いに付着し易い状態にある。従って、押出された麺Nをこのまま下方に送ると、麺Nどうしが互いに付着してしまい、麺の品質が低下する。また、各ピース穴214は各々均一な大きさに開けられているが、ピース穴214の製作誤差等のために、麺を押出すときの押出し抵抗が各ピース穴214毎に微妙に異なる。このため、各ピース穴214から一度に押出される麺Nの各押出速度は夫々相違がある。押出し速度が異なる麺Nどうしが付着すると、押出速度が速い方の麺Nはたるむので縮れ、押出速度が遅い方の麺Nは引張られるために麺Nの線径が細くなる。これにより、押出された麺Nに縮れが発生したり、麺Nの線径が不揃いになったりする。
【0016】
本実施形態による押出式製麺装置100は、押出麺揺動装置300をダイプレート210の下方に備える。押出麺揺動装置300は、麺線群を叩くための揺動用ローラー330と、揺動用ローラー330を回転駆動するための駆動手段340とを有する。揺動用ローラー330は、中央部で最も幅が広く、両端に向かって幅が狭くなる概略菱形の平板部320と、平板部320の両端に、平板部320に直交する方向に設けられた円板部310と、を有する。駆動手段340は、揺動用ローラー330の麺線群と接触する部分の移動方向が麺線群の流れる方向と等しくなるような向きに、揺動用ローラー330を回転駆動する。
【0017】
図3に示すように、揺動用ローラー330は、好ましくは、ダイプレート210の中心と、揺動用ローラー330の回転軸線との間の鉛直距離Hが100mm乃至500mmになる位置に設置する。この距離Hが小さすぎると麺線に無理な引張り力がかかり、また、大きすぎると麺線が揺動用ローラー330に到達する前に麺に大きなたるみが発生してしまい、揺動の効果が薄れてしまう。更に、揺動ローラー330の前後位置は、揺動ローラー330の平板部320中央の、平板部320が水平方向を向いた際にダイプレート210から水平方向に最も遠位にある点Bとダイプレート210の中心点Aとを結ぶ直線と、鉛直線とのなす角度θを20゜前後にする。この角度θは10゜乃至30゜の範囲であるのが好ましく、角度が大きすぎると麺線に無理な引張り力がかかり、角度が小さすぎると麺線を揺動させる効果がなくなる。また、揺動ローラー330の左右位置は、平板部320の中央、即ち平板部320の最も幅が広い位置が、ダイプレート210の中心点Aの真下に位置するように位置決めする。
本実施形態では、ダイプレート210の中心と、揺動用ローラー330の回転軸線との間の鉛直距離Hを150mm、角度θを14.9゜とした。
【0018】
図4(a)は揺動用ローラー330の正面図であり、図4(b)は図4(a)のA−A断面図である。揺動用ローラー330の平板部320幅L1は、ダイプレート210の直径よりも大きく、後続の麺切断装置500が麺線群を切断することができる幅よりも小さくなるように設計する。円板部310の直径、及び平板部320の最も幅が広い位置における幅Dは30mm乃至200mm、好ましくは、50mm乃至100mmとする。幅Dは平板部320の中央から両端に向かう勾配が十分に確保できるような大きさにする。また、円板部310の直径と、平板部320の最も幅が広い位置における幅は異なる大きさであっても良い。平板部320の中央から揺動用ローラー330の両端に向かう辺の勾配は、揺動用ローラー330の回転軸線に対して3%乃至50%の勾配にし、好ましくは、10%乃至30%の勾配にする。この勾配により、中央付近で密集しているダイプレート210から押出された麺線群の分布を均等にする。勾配が小さすぎると、ダイプレート210から押出された麺線群を、揺動用ローラー330の各端の方に十分に移動させることができず、また、勾配が大きすぎると、麺線群が移動しすぎて、麺線が揺動用ローラー330の両端の方に集中して麺Nどうしが付着してしまう。
【0019】
円板部310の厚さL2は、揺動用ローラー330を製作する材料に合わせて必要な強度が確保できる程度の厚さとする。平板部320の厚さtは、揺動用ローラー330の材質、及び揺動に必要な振幅を考慮して定める。平板部320の厚さtは5mm乃至100mm、好ましくは、10mm乃至50mmにする。厚さtが厚すぎると、平板部320の回転によって発生させることができる揺動の振幅が小さくなり、揺動効果が薄れる。また、tが厚すぎる場合には麺Nどうしが付着し易く、麺Nと平板部320の接触する時間が長くなることにより麺を引張る力が加わり麺線が伸ばされる。厚さtが薄すぎると、麺線に局所的に力が加わり、麺線が伸ばされて麺Nの太さが不揃いになる。好ましくは、厚さtは、平板部320の最も幅が広い位置の幅Dの半分以下にする。揺動用ローラー330の材質は、好ましくは、高分子樹脂とする。高分子樹脂は安価で、加工性が良く、剥離性が良いので麺が付着しにくい。
【0020】
本実施形態では、ダイプレート210の直径を150mm、平板部320の幅L1を280mm、円板部310の厚さL2を15mm、平板部320の厚さtを20mm、円板部310の直径、及び平板部320の最も幅が広い位置における幅Dを50mm、平板部320の中央から両端へ向かう辺の勾配を10.7%とした。
【0021】
揺動用ローラー330を駆動手段340によって回転駆動する。駆動する回転数は、好ましくは50rpm乃至500rpm、更に好ましくは、100rpm乃至300rpmに設定する。回転数が500rpmを越えると、揺動用ローラー330の平板部320によって叩かれて跳ね上げられた麺線が、跳ね上げられる前の位置に戻る前に、再び平板部320によって跳ね上げられるため、麺Nが十分な振幅で揺動されない。回転数が50rpmに満たない場合には、平板部320の周縁部に麺線が常に乗った状態で移動するため、麺線が平板部320に付着し易く、また、十分な揺動効果を得ることもできない。本実施形態では回転数を150rpmに設定している。揺動用ローラー330を適正回転数で駆動すると、麺線群を十分にほぐして麺Nどうしが付着するのを防ぎ、揺動用ローラー330の中央付近に密集している麺線群を均等に幅広く分布させる。
【0022】
本実施形態による押出式製麺装置100は、送風ファン400を有し、押出麺揺動装置300の前後を通る麺線群に風を当てる。好ましくは、送風ファン400から送られる風を、押出機200と押出麺揺動装置300との間の麺線群には斜め下方から、押出麺揺動装置300と麺切断装置500との間の麺線群には横方向から風が当たるように導く。麺Nに風が当たることによって、麺Nの温度が下がり、麺Nの表面が乾燥して麺線どうしが互いに付着しにくくなる。本実施形態では、並置された送風手段である3台の送風ファン400(1台のみ図示する)から各々5m3/minの体積流量で風を送り、風速1m/s乃至2m/sで麺線に風が当たるように構成している。
【0023】
押出麺揺動装置300によってほぐされ、均等な分布にならされた麺線群は麺切断装置500に入る。麺切断装置500はカッター刃510を有する主ローラー520と、麺線群に対して主ローラー520の反対側に配置された当接ローラー530とを有する。カッター刃510は主ローラー520に半径方向に取付けられる。主ローラー520は回転駆動され、当接ローラー530は回転自在に支持され、カッター刃510と当接ローラー530が当接する際に麺線群を切断する。主ローラー520の回転速度は麺線群が流れる速度及び所望の麺Nの長さに応じて適当に設定する。麺線群は麺切断装置500に入る前に、押出麺揺動装置300によって薄い層にならされるので、麺Nを切断するときに麺Nどうしの付着が起りにくい。
【0024】
次に、本発明の実施形態による押出式製麺装置100で生パスタを製造する場合の押出式製麺装置100の作動について説明する。まず、デュラムセモリナ(粒度の粗い小麦粉)100部、水27部を、例えば、武蔵商会社製の横形ピンミキサーで混合し、混合物を、例えば、武蔵商会社製の連続真空製麺機に投入して脱気しながら、麺の生地を直径10mm乃至20mm、長さ10mm乃至30mmのチップ状にして押出す。押出されたチップを、例えば、武蔵商会社製の横形押出機200に投入し、216個の直径1.7mmのピース穴214から、7840kPa(80kg/cm2)の押出圧力で、80kg/hの速度で押出す。押出された216本の麺線は各々約1.9mmの直径を有し、麺線群は幅約128mmの範囲に分布した。前記押出機200は、5880kPa乃至10780kPa(60kg/cm2乃至110kg/cm2)、好ましくは、7840kPa乃至9800kPa(80kg/cm2乃至100kg/cm2)の押出圧力、80kg/h乃至100kg/hの速度で麺Nを押出すことができる。
【0025】
押出機200から押出された麺線群は、押出麺揺動装置300に入り、前記の寸法形状を有する揺動用ローラー330の平板部320によって叩かれ、揺動されることによってほぐされる。同時に、平板部320の勾配によって、揺動用ローラー330の中央付近を流れる麺線が揺動用ローラー330の端部の方に移動して、麺線群が流れる幅が広がり、麺線群が薄く幅の広い均一な層をなして流れるようになる。押出麺揺動装置300を出る際には、麺線群は幅約180mmの範囲に広がる。
【0026】
送風ファン400は、押出機200から出て押出麺揺動装置300に入るまでの区間の麺線群、及び押出麺揺動装置300から出て麺切断装置500に入るまでの区間の麺線群に、各々5m3/minの風を当てる。風を当てることによって麺Nどうしが付着しにくくなる。押出麺揺動装置300を出た麺線群は麺切断装置500に入り、約300mmの長さに切断される。かくして、麺どうしの付着がなく、縮れのない麺が製造される。
【0027】
以上、本発明の一実施形態を説明したが、各部の寸法、形状、材質、回転速度、麺線及び風の流量、麺の長さ等は、製造する麺の種類、押出式製麺装置の規模等に合わせて、請求の範囲のみによって限定される本発明の範囲内で適宜変更することができる。特に、揺動用ローラー330の平板部320の形態は、概略菱形ばかりでなく、ビア樽形、太鼓形、紡錘形、両端部を切断したラグビーボール状の形等にしても良い。
【0028】
【発明の効果】
本発明により、押出機から押出された麺どうしが互いに付着し、麺が縮れるのを防止する、小型で、安価で、ランニングコストが低い押出式製麺装置を得ることができる。また、本発明により、押出式製麺装置に使用する、麺どうしが付着するのを防止する押出麺揺動装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】押出式製麺装置の構成を示す概略側面図である。
【図2】ダイプレートと揺動用ローラーとの位置関係を示す概略正面図である。
【図3】ダイプレートと揺動用ローラーとの位置関係を示す概略側面図である。
【図4】揺動用ローラーの形状を詳細に示す図である。
【符号の説明】
100 押出式製麺装置
200 押出機
210 ダイプレート
212 ピース
214 ピース穴
300 押出麺揺動装置
310 円板部
320 平板部
330 揺動用ローラー
340 駆動手段
400 送風ファン
500 麺切断装置
510 カッター刃
520 主ローラー
530 当接ローラー

Claims (6)

  1. 麺線群を水平方向に押出すためのダイプレートを有する押出機と、前記ダイプレートの下方に設けられた、押出された麺線群を適当な長さに切断するための麺切断装置と、を有する押出式製麺装置において、
    中央部の幅が最も広く両端に向かって幅が狭くなり、厚さが最も幅の広い位置の幅の0.5倍以下0.4倍以上である平板部と、平板部に直交する方向に平板部の両端に設けられた円板部とを含む揺動用ローラーを、前記ダイプレートと前記麺切断装置との間に配置した押出麺揺動装置を有し、前記揺動用ローラーは麺線群が流れる方向に直交する方向の軸線を中心に回転駆動され、回転する前記揺動用ローラーの前記平板部が、ダイプレートから押出された麺線群を叩くことを特徴とする、押出式製麺装置。
  2. ダイプレートから押出された麺線群に風を当てるための送風手段を更に有することを特徴とする、請求項1に記載の押出式製麺装置。
  3. 前記平板部が概略菱形であり、前記菱形の各辺の勾配が、揺動用ローラーの回転軸線に対して3%乃至50%であることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の押出式製麺装置。
  4. 前記揺動用ローラーの前記平板部中央の、前記平板部が水平方向に向いた際に前記ダイプレートから水平方向に最も遠位にある点と前記ダイプレートの中心とを結ぶ直線と、鉛直線とのなす角度が10゜乃至30゜であることを特徴とする、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の押出式製麺装置。
  5. 前記揺動用ローラーを回転させる回転数が50rpm乃至500rpmであることを特徴とする、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の押出式製麺装置。
  6. 中央部の幅が最も広く両端に向かって幅が狭くなる平板部と、平板部の両端に、平板部に直交する方向に設けられた円板部とを含む揺動用ローラーと、
    前記揺動用ローラーを、押出機のダイプレートから押出された麺線群の流れる方向に直交する方向の軸線を中心に回転駆動する駆動手段と、を有し、
    回転する前記揺動用ローラーの前記平板部が、ダイプレートから押出された麺線群を叩くことを特徴とする、押出麺揺動装置。
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