JP4248296B2 - 部材の連結構造、部材の取付構造 - Google Patents

部材の連結構造、部材の取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、横架材に、他の部材を連結部材を介して連結する部材の連結構造、及び、横架材に、オプション部材を取り付ける部材の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば天板付き家具等の家具において、天板を支持する一対の支持部材と、支持部材間に架け渡され天板を支持する横架材は、その両端部を、支持部材の内側面に設けた突出部に挿入し、ねじ止めすることにより取付けられている。(例えば特許文献1参照)。また、したがって、このような横架材の両端部に、他の部材を連結したり、あるいはオプション部材を取り付ける態様は採用されていない。なお、一の天板付き家具(例えばデスク)と、他の天板付き家具(例えばサイドテーブル)とを連結する構成としては、各天板の一側端部同士を突き合わせた状態で、各天板の下面を跨ぐように一の連結部材を配置し、この連結部材を天板の下面にねじ止めすることにより、天板付き家具同士を連結するようにしたものが知られている(例えば特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−333738号公報(第6〜8頁、第4図)
【特許文献2】
特開平5−329025号公報(第3〜4頁、第1図、第10図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記特許文献2記載の連結構造は、各天板付き家具の天板同士を連結部材を介して連結したものであるため、連結した部位に荷重が掛かった場合には、連結部材にのみ荷重がかかり、有効な支持強度を得られ難いものである。また、天板の下面側に連結部材を取り付ける作業は、天板下方の下肢空間での作業となるためスペースが限定され作業性を損なうものである。また、前記特許文献1記載のものは、横架材の両端部に、他の部材を連結したり、オプション部材を取り付けることは困難であり、使用態様に柔軟に態様することができないという不具合が生じる。
【0005】
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、横架材の側端部と他の部材に設けたビームの側端部とを当接または近接させて、横架材にビームを連結することができる部材の連結構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の前提となる部材の取付構造は、一対の脚構造体間に架け渡される長尺の横架材に、他の部材に略水平姿勢で設けられたビームを、連結部材を介して前記横架材の長手方向に連結する際に適用される部材の連結構造であって、前記横架材が、横架材の両側端部と各脚構造体の外側端部とを略一致させるようにして脚構造体間に架け渡されたものであり、前記横架材の側端部とビームの側端部とを当接または近接させた状態で、前記連結部材を介して横架材とビームとを連結することを特徴とする。
【0007】
このようなものであれば、横架材の側端部が脚構造体の外側端部に位置するように設定されているため、横架材の側端部とビームの側端部とを当接または近接させた状態で連結することができ、連結作業を比較的容易に行うことが可能となり、良好な連結状態を実現することができる。
【0008】
また、前記横架材たる第1横架材と、他の一対の脚構造体間に架け渡される長尺の前記ビームたる第2横架材とを長手方向に連結する際に適用される部材の連結構造であって、前記各横架材が、横架材の両側端部と各脚構造体の外側端部とを略一致させるようにして脚構造体間に架け渡されたものであり、第1横架材の側端部と第2横架材の側端部とを当接または近接させた状態で、前記連結部材を介して第1横架材と第2横架材とを連結することを前提とすれば、各横架材の側端部が脚構造体の外側端部に位置するように設定されているため、第1横架材の側端部と第2横架材の側端部とを当接または近接させた状態で横架材同士を連結することができ、連結作業を比較的容易に行うことが可能となり、良好な連結状態を実現することができる。加えて、各横架材が脚構造体間に架け渡されたものであるため、連結した領域に受けた荷重を横架材及び脚構造体が協働して受けることができ、連結した部位の支持強度をも有効に高めることができる。
【0009】
下肢空間を使用態様に合わせて有効活用できるようにするためには、前記第1横架材と前記第2横架材とを連結した状態において、当接または近接する前記脚構造体の取付位置を横架材の長手方向に沿った所望の取付位置に変更可能又は前記脚構造体を取外し可能に構成すればよい。
【0010】
具体的な実施態様の前提としては、前記各横架材の側端部に、それぞれ前記連結部材を収容し得る収容空間を設けるとともに、前記第1横架材の側端部と前記第2横架材の側端部との間を跨ぐようにして前記収容空間に前記連結部材を配置し、この連結部材を各横架材に抜脱不能に固定する固定手段を利用して第1横架材と第2横架材とを連結するものが挙げられる。
【0011】
特に、本発明に係る部材の連結構造は、前記各横架材が、一対の起立壁を有し、起立壁間に前記収容空間を形成したものであり、前記固定手段が、前記起立壁間に架け渡した小架材と前記連結部材とを係合させることにより前記連結部材を各横架材に抜脱不能に固定していることを特徴とする。
【0012】
より具体的には、前記各起立壁に、前記架材が係合可能な係合部を設けるとともに、前記連結部材に、前記係合部に対応する係合部を形成し、前記固定手段が、各係合部に前記小架材を係合させることにより前記連結部材を各横架材に抜脱不能に固定するものが挙げられる。
【0013】
また、本発明に係る部材の連結構造は、前記各横架材が、一対の起立壁の間に起立壁と同一方向に起立する中間壁を設け、この中間壁と起立壁との間にそれぞれ前記収容空間を形成したものであり、前記固定手段が、当該中間壁を貫通して起立壁間に架け渡した前記小架材と前記連結部材とを係合させることにより前記連結部材を各横架材に抜脱不能に固定していることを特徴とする。この場合、中間壁に、前記各係合部に対応する係合部を形成していることが望ましい。
【0014】
加えて、前記横架材及び前記ビームが、一枚の鋼板を塑性変形加工したものであれば加工コストを抑えることができる。
【0015】
また、前記横架材及び前記ビームが、デスクやサイドテーブル等の天板付き家具の一部を構成するものであることが好ましい。
【0016】
また、本発明に係る部材の取付構造は、一対の脚構造体間に架け渡される長尺の横架材の長手方向に、オプション部材を取り付ける際に適用される部材の連結構造であって、前記横架材が、横架材の両側端部と各脚構造体の外側端部とを略一致させるようにして脚構造体間に架け渡されたものであり、前記横架材の側端部に開口を形成し、この開口を利用して前記オプション部材を取り付けることを特徴とする。
【0017】
このようなものであれば、横架材の開口を利用して簡単にオプション部材を取り付けることができる。ここで。「開口を利用して前記オプション部材を取り付ける」とは、横架材の開口にオプション部材の一部を挿入するようにしてオプション部材を取り付ける態様や、開口の端面とオプション部材の端面とをあてがうようにし適宜の固定手段を用いてオプション部材を取り付ける態様等が種々の態様が含まれる概念である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0019】
本発明に係る横架材の連結構造は、例えば図1等に示す天板付き家具であるデスクTの一部を構成する横架材4と、図7等に示す天板付き家具であるサイドテーブルSTの一部を構成する横架材X4とを連結する際に適用されるものである。
【0020】
デスクTは、図1に示すように、主として、天板1と、天板1を支持する脚構造体たる脚フレーム2及び袖3と、脚フレーム2と袖3との間に架け渡され前記天板1を支持する本発明の第1横架材たる横架材4とを具備するものであり、使用態様に応じて種々のオプション部材を取付可能に構成したものである。なお、以下の説明において、「正面視」とは同図におけるX方向の視点であり、「平面視」とは同図におけるY方向の視点であり、「側面視」とは同図におけるZ方向の視点である。
【0021】
天板1は、図1又は図2に示すように、木材やスチール等の一般的な天板に適用される素材によって形成された所定の厚みを有する平面視略矩形状の天板本体11と、天板本体11の下面部11aにおいて長手方向に沿う方向に設けた一対のブラケット12とを備えたものである。ブラケット12は、例えば一枚の板金素材を側面視略下向きL字形状に折り曲げ成形したものであり、天板本体11の下面部11aに対して略平行をなす水平片と、水平片に対して略直角に垂下する垂下片とを一体に有する。この垂下片には、後述する横架材4の起立壁41及び中間壁43と同様に、複数の係合孔12aを長手方向に沿って形成してある(図2参照)。このような構成を有するブラケット12を適宜の固定手段を用いて天板本体11の下面部11aに固定している。また、天板本体11の下面部11aであって、かつブラケット12の取付位置近傍箇所に、後述するねじ部材Bがねじ合わせ可能なねじ孔(図示省略)を下方に開口するように複数設けている。
【0022】
脚フレーム2は、図1〜図4等に示すように、一対の脚支柱21と、脚支柱21の上端部間に架け渡す連結材22と、脚支柱21と連結材22とをコーナー連結する一対のコーナー部材23とを備えた側面視略H字形状をなすものである。脚支柱21及び連結材22は、例えばアルミ素材の押し出し成形等により製造される中空部材であり、長手方向の任意の部位で同一の断面形状を有するものである。コーナー部材23は、例えば中実をなす側面視略横向きT字状のものであり、下端部に脚支柱21を適宜の固定手段により取り付けるとともに、水平方向に突出する突出部231に連結材22を適宜の固定手段により取り付けている。突出部231の上面部231aには、後述するねじ部材Bとねじ合わせ可能なねじ孔231bを上方に開口するように設けている。また、連結材22を挟んで対峙し後述する横架材4の一の起立壁41が当接または近接し得る各コーナー部材23の対向面232には、一部を窪ませてなる凹部232aを形成している。各脚支柱21の下端部には高さ調節可能なアジャスタ21aを設けている。
【0023】
袖3は、図1〜図3に示すように、所定の収納空間を有し前面に前記収納空間を外部へ開放し得る開口部を形成した概略箱体状の袖本体31と、袖本体31の収納空間内に収納され引出し操作可能な引出し部32とを具備するものである。袖本体31の上面部31aの四隅近傍箇所に後述するねじ部材Bとねじ合わせ可能なねじ孔(図示省略)を上方に開口するように設けている。なお、上面部31aの肉厚が薄い場合には、ねじ孔を有する周知のナット(図示省略)を上面部31aに一体的に固設しても構わない。引出し部32は、上方及び脚フレーム2側の一側方を略全開放したものであり、使用者が引出し部32の上方のみならず、側方からも引出し部32に収納され得る書類やボックスファイル等の被収納物の出し入れができるように構成している。
【0024】
横架材4は、図1〜図6に示すように、例えば一枚の鋼板を塑性変形加工したものであり、天板本体11の長手寸法と略同一または若干小さい長手寸法を有する長尺のものである。具体的には、一対の起立壁41の間が接続壁たる底壁42を介して接続され、さらに、一対の起立壁41の間において底壁42より起立壁41と同一方向に起立する一対の中間壁43を設け、一対の中間壁43の間が上壁44を介して接続された側面視略上向きM字形状をなすものであり、起立壁41と中間壁43の高さ寸法を略同一に設定している。これら起立壁41及び中間壁43は、平行するものであり、横架材4を前記脚フレーム2又は袖3に取り付けた状態において、起立壁41及び中間壁43が前記上面部231a又は上面部31aに対して垂直をなすように設定されている。起立壁41及び中間壁43には、一部を板厚方向に切り開けてなる係合孔4aを長手方向に沿って間欠的に複数形成している。本実施形態においては、係合孔4aとして、主として後述する本発明の小架材たる挿入架材8が挿入し得る半円弧状の第1係合孔4a1と、オプション部材に設けた係合片が係合し得る略矩形状の第2係合孔4a2の2種類を適用している。第1係合孔4a1のうち、起立壁41及び中間壁43の両端部近傍に設けた第1係合孔4a1が、本発明の起立壁41及び中間壁43に設けた係合部に相当する。各第2係合孔4a2は、長手方向略中央部に開口高さ寸法を大きくなるように設定した部分円弧状の開口部を一体に有している。各係合孔4a1、4a2は、横架材4の短寸方向(奥行き方向)に連通するように各壁41、43の対応する位置にそれぞれ形成されている。また、中間壁43間を接続する上壁44の所定箇所には、後述するねじ部材Bが通過可能なねじ挿入孔44aが形成されている。このねじ挿入孔44aの形成位置は、前記第1係合孔4a1を形成した位置に略対応している。横架材4の側端部4dには、図4に示すように、キャップCが取付可能に構成されている。
【0025】
また、本実施形態においては、図2又は図3に示すように、オプション部材として、デスクトップパネル5、幕板6及び整理棚7を適用している。
【0026】
デスクトップパネル5は、天板1の後縁部側に沿って上方に起立する姿勢で取り付けられるものであり、パネル本体51と、このパネル本体51の下端部に設けられ横架材4の第2係合孔4a2に係合し得る一対の係合片52とを有するものである。パネル本体51は、例えば正面視略矩形状の木製板材の表面にクロスを帖着してなり、押しピン等を挿し込み得るいわゆるピンナップボードと呼ばれるものであり、長手寸法を天板本体11の長手寸法と略同一に設定している。係合片52は側面視略L字形状をなし、係合片52間の離間距離を所定の第2係合孔4a2間の離間距離に略対応させている。また、各係合片52の先端部を正面視略上向き略コ字形状をなすように設定している。
【0027】
幕板6は、天板1の後縁部側に沿って下方に垂下する姿勢で取付けられるものであり、幕板本体61と、この幕板本体61の上端部に設けられ横架材4の第2係合孔4a2に係合し得る一対の係合片62とを有するものである。各係合片52の先端部は正面視略下向き略コ字形状をなし、係合片62間の離間距離を所定の第2係合孔4a2間の離間距離に略対応させている。
【0028】
整理棚7は、天板1の後縁部側の下肢空間に配置されるものであり、棚本体71と、棚本体71の上端部に設けられ横架材4の第2係合孔4a2に係合し得る一対の係合片72とを備えたものである。棚本体71は、例えば略鉛直方向に起立する板状の壁体711と、壁体711の高さ方向所定位置から略水平方向に突出するように取り付けられる複数の棚712とを有するものであり、この棚712に書類やボックスファイル等を載置できるように設定している。各係合片72の先端部は正面視略下向き略コ字形状をなし、係合片72間の離間距離を所定の第2係合孔4a2間の離間距離に略対応させている。
【0029】
しかして、本実施形態においては、図4〜図5(図5は、図3におけるP−P線断面図である)等に示すように、横架材4と、天板1並びに脚フレーム2及び袖3とを一体的に取り付けて、デスクTを組み立てるようにしている。
【0030】
この取付構造は、前記起立壁41及び中間壁43に形成した第1係合孔4a1に挿入して架け渡した挿入架材8を用いてなり、この挿入架材8と、脚フレーム2若しくは袖3の上面部231a、31a、又は天板1の下面部11aとを互いに相寄る方向に引き寄せる引寄手段9の引寄力により、横架材4と、脚フレーム2若しくは袖3又は天板1とを起立壁41及び中間壁43の起立方向への圧縮強度を利用して押圧結合するものである。なお、ここで、「脚フレーム2の上面部231a」とは、前記コーナー部材23の突出部231の上面部231aを意味し、「袖3の上面部31a」とは、袖本体31の上面部31aを意味し、「天板1の下面部11a」とは、天板本体11の下面部11aを意味する。以後の説明においても、同義で用いる。
【0031】
挿入架材8は、図4又は図5等に示すように、例えば円柱の一部を縦に平面で切断した正面視略半円弧状をなし、その外周面に円柱面部81と平面部82とが形成されるように構成した中実ブロック状のものである。そしてその軸に直交するようにねじ部材Bのねじ部B1が挿通し得るねじ挿通孔8aを平面部82の略中央部に開口するように貫通させている。
【0032】
ねじ部材Bは、図4又は図5に示すように、雄ねじであるねじ部B1と、ねじ部B1よりも径の大きいねじ頭B2とを有する周知のものであるため、詳細な説明は省略する。なお、横架材4の上壁44に形成したねじ挿通孔44aの径を、ねじ部B1及びねじ頭B2が通過できるように設定するとともに、挿入架材8に形成したねじ挿通孔8aの径を、ねじ部B1のみが通過できるように設定している。
【0033】
引寄手段9は、挿入架材8に形成したねじ挿通孔8aにねじ部材Bを挿通し、脚フレーム2若しくは袖3の上面部231a、31a、又は天板1の下面部11aにそれぞれ設けたねじ孔にねじ部材Bのねじ部B1をねじ合わせることにより、挿入架材8と、脚フレーム2若しくは袖3の上面部231a、31a、又は天板1の下面部11aを前記起立壁41及び中間壁43の起立方向に引寄可能に構成したものである。
【0034】
次に、引寄手段9を用いて横架材4と脚フレーム2とを取り付ける手順を図4及び図5を参照して説明する。
【0035】
先ず、横架材4の一方の起立壁41と、前記コーナー部材23の対向面232とを当接または近接させるようにして、コーナー部材32の突出部231の上面部231aに横架材4の一側端部を載置する。その際、横架材4の上壁44に形成したねじ挿通孔44aと、前記上面部231aに設けたねじ孔231bとを略一致させる。次に、前記挿入架材8を、起立壁41及び中間壁43の一側端部近傍に形成した各第1係合孔4a1に挿入し、前記対向面232の凹部232aに当接または近接させて、ねじ挿通孔8aを上壁44のねじ挿通孔44aと略一致させる。この場合、前記凹部232aは挿入架材8の位置決めを行う位置決め部として機能する。そして、ねじ部材Bを前記上壁44のねじ挿通孔44a及び挿入架材8のねじ挿通孔8aの順に上方から挿通して、適宜の工具を用いてねじ部B1を前記上面部231aのねじ孔231bに螺合すると、引寄手段9の引寄力により、挿入架材8の下縁部8bと第1係合孔4a1の下縁部4a11とが当接して、起立壁41及び中間壁43の起立方向に締付力が働き、起立壁41及び中間壁43の下端部41a、43aと突出部231の上面部231aとが押圧結合されるとともに、底壁42が上面部231aに圧接される(図5参照)。このように取り付けた状態において、ねじ部材Bのねじ頭B2は横架材4内に完全に収容され表出しないように設定されている。なお、本実施形態においては、ねじ頭B2と挿入架材8との間に座金Wを介在させている。
【0036】
横架材4と袖3との取り付け作業も、引寄手段9を用いて上記とほぼ同様の手順により行う。簡単に説明すると、起立壁41及び中間壁43の他側端部近傍に形成した各第1係合孔4a1に挿入架材8を挿入し、挿入架材8のねじ挿通孔8aと、袖3の上面部31aに設けたねじ孔及び前記上壁44のねじ挿通孔44aとを略一致させる。そして、ねじ部材Bをねじ挿通孔44a、8aの順に上方から挿通して、ねじ部B1を上面部31aのねじ孔に螺合することにより、挿入架材8の下縁部8bと第1係合孔4a1の下縁部4a11とが当接して、起立壁41及び中間壁43の起立方向に締付力が働き、起立壁41及び中間壁43の下端部41a、43aと上面部31aとが押圧結合されるとともに、底壁42が上面部231aに圧接される。このような手順を経て横架材4を、脚フレーム2及び袖3に一体的に取り付ける。
【0037】
また、横架材4と、天板1との取り付けも、横架材4と脚フレーム2又は袖3との取り付け作業に準じて行うことができる。簡単に説明すると、先ず、天板1を横架材4の上端部に載置する。その際、天板1のブラケット12を、各横架材4の内方側に位置する起立壁41に当接または近接させるとともに、ブラケット12に形成した各係合孔12aと起立壁41及び中間壁43に形成した各係合孔4a1、4a2とを略一致させる。そして前記挿入架材8を各係合孔12a、4a1、4a2に挿入し、挿入架材8のねじ挿通孔8aと、天板1の下面部11aに設けたねじ孔及び前記上壁44のねじ挿通孔44aとを略一致させる。そして第2係合孔4a2の挿入可能な略直方体状の図示しない挿入架材を各係合孔12a、4a2に挿入し、挿入架材に設けたねじ挿通孔(図示省略)と、天板1の下面部11aに設けたねじ孔及び前記上壁44のねじ挿通孔44aとを略一致させる。そして、ねじ部材Bを下方から挿入架材のねじ挿通孔、上壁のねじ挿通孔44aの順に挿通して、適宜の工具を用いてねじ部B1を前記下面部11aのねじ孔に螺合すると、引寄手段9の引寄力により、挿入架材の上縁部と第2係合孔4a2の上縁部4a22とが当接して、起立壁41及び中間壁43の起立方向に締付力が働き、起立壁41及び中間壁43の上端部41b、43bと天板1の下面部11aとが押圧結合されるとともに、上壁44が下面部11aに圧接される。このようにして天板1を横架材4に取り付けた状態においては、図6(図6は、図3のQ−Q線断面を一部省略して示す図であり、天板1を一点鎖線で示している)に示すように、天板1の下面部11aと、起立壁41及び中間壁43の上端部41b、43bとが略当接し、起立壁41及び中間壁43の各上端部41b、43bが各壁41、43の起立方向に天板1の荷重を分担して受けるように構成している。
【0038】
以上の手順を経ることにより、横架材4を利用して、脚フレーム2、袖3及び天板1を一体的に組み付けることができる。
【0039】
また、必要に応じて、前記デスクトップパネル5、幕板6、整理棚7を横架材4に取り付けることができる。例えばデスクトップパネル5を横架材4に取り付ける場合には、デスクトップパネル5を天板1の後縁部側に位置させ、デスクトップパネル5の一対の係合片52を、横架材4の第2係合孔4a2にそれぞれ略同時に挿入して係わり合わせる。この場合、図6に示すように、係合片52の下端部52aが起立壁41及び中間壁43の各係合孔4a2の下縁部4a21と当接し、各係合孔4a2の下縁部4a21が各壁41、43の起立方向にデスクトップパネル5の荷重を分担して受けるように構成している。同様に、前記幕板6や前記整理棚7も各係合片62又は72を所定の係合孔4a2又は4a1に挿入して係わり合わせることにより横架材4に取り付けることができ、各係合孔4a2、4a1の下縁部4a21、4a11が起立方向に幕板6または整理棚7の荷重を受けるように構成している。なお、各オプション部材5、6、7を横架材4に取り付けた状態において、各オプション部材5、6、7の係合片52、62、72が相互に干渉したり、または同一の係合孔4a1又は4a2を共用しないように、それぞれの係合片51間、係合片62間、係合片72間の離間距離を適宜設定している。
【0040】
また、上記取付状態において、図1等に図示するように、横架材4が、横架材4の両側端部4dと、脚フレーム2、袖3の外側端部2d、3dとを略一致させるようにして脚フレーム2と袖3との間に架け渡されている。
【0041】
しかして、本実施形態においては、図7等に示すように、横架材4を利用して、デスクTと前記サイドテーブルSTとを連結可能に構成している。
【0042】
サイドテーブルSTは、図7及び図8等に示すように、天板X1と、天板X1の両側端部を支持する一対の脚構造体たる脚フレームX2と、脚フレームX2間に架け渡される本発明の第2横架材たる横架材X4とを備えたものである。天板X1、脚フレームX2及び横架材X4は、天板X1の形状及び横架材X4の長手寸法が異なる以外は、前記デスクTの天板1、脚フレーム2及び横架材4とほぼ同様の形状及び構成を有するものである。なお、起立壁41と中間壁43との間には、横架材4の長手方向及び上方に開放したスペースが形成され、このスペースの一部が後述する連結部材Rを収容し得る収納空間4sとして機能する。同様に、起立壁X41と中間壁X43との間にも、横架材X4の長手方向及び上方に開放したスペースが形成され、このスペースの一部を、連結部材Rを収容し得る収容空間X4sとして機能させている。そして、前記デスクTと同様に、図示しない引寄手段を用いて、横架材X4と、天板X1及び各脚フレームX2とを一体的に取り付けて、サイドテーブルSTを組み立てるようにしている。この組立状態において、図7等に図示するように、横架材X4の両側端部X4dが、各脚フレームX2の外側端部X2dと略一致するように各脚フレームX2間に架け渡されている。
【0043】
このような構成を有するサイドテーブルSTと前記デスクTとを連結部材Rを用いて連結する。
【0044】
この連結構造は、横架材4の側端部4dと横架材X4の側端部X4dとの間を跨ぐようにして収容空間4s、X4sに配置した連結部材Rを用いてなり、連結部材Rを各横架材4、X4に抜脱不能に固定する固定手段Kを利用して横架材4と横架材X4とを一体的に連結するものである。
【0045】
連結部材Rは、図8及〜図11(図11は、図10におけるv−v線断面を一部省略して示す図である)に示すように、起立壁41と中間壁43との間に形成された前記収容空間4、4sに収容可能な厚みを有する概略厚板状のブロック体である。この連結部材Rの両側端部近傍には肉厚方向に貫通する取付孔R1が設けられている。この取付孔R1は、本発明の連結部材Rに形成した係合部に相当するものであり、前記第1係合孔4a1と略同形状をなすものである。また、連結部材Rは、前記収納空間4s、X4sに配置した状態で、起立壁41、X41及び中間壁43、X43の上端部と連結部材Rの上端部とが略一致するようにその高さ寸法が設定されている(図11参照)。
【0046】
固定手段Kは、起立壁41、X41及び中間壁43、X43に形成した第1係合孔4a1、X4a1と、連結部材Rに形成した取付孔R1に、挿入部材8を挿通し、脚フレーム2(X2)の上面部231aに設けたねじ孔231bにねじ部材Bのねじ部B1をねじ合わせることにより、連結部材Rを横架材4に抜脱不能に固定するように構成したものである。
【0047】
次に、デスクTの横架材4とサイドテーブルSTの横架材X4とを連結する手順を図8〜図11を参照して説明する。先ず、天板1、X1を取り付けていない状態のデスクTとサイドテーブルSTとを隣接し、横架材4の側端部4dと横架材X4の側端部X4dとを当接または近接させる。次いで横架材4の側端部4dと、横架材X4の側端部X4dとの間を跨ぐようにして各収容空間4s、X4sに連結部材Rを配置する。なお、図9等からも明らかなように、本実施形態においては2つの連結部材Rを用いており、中間壁43、X43を挟むようして各収容空間4s、X4sに各連結部材Rを配置している。そして、各連結部材Rの一方の取付孔R1と前記第1係合孔4a1とを略一致させ、前記挿入部材8を第1係合孔4a1及び取付孔R1に挿入し、ねじ部材Bを挿入架材8のねじ挿通孔8aに挿通して、ねじ部材Bを脚フレーム2の上面部231aのねじ孔231bに螺合する。この操作に伴い、起立壁41及び中間壁43の下端部41a、43aが前記上面部231aに押圧結合される。その際、連結部材Rの下端部Raが底壁42に圧接され、結果として、底壁42も前記上面部231aに押圧結合される。同様に、各連結部材Rの他方の取付孔R1と前記第1係合孔X4a1とを略一致させ、前記挿入部材8を第1係合孔X4a1及び取付孔R1に挿入し、ねじ部材Bを挿入架材8のねじ挿通孔8aに挿通して、ねじ部材Bを脚フレームX2の上面部のねじ孔に螺合する。この操作に伴い、起立壁X41及び中間壁X43の下端部が脚フレームX2の上面部に押圧結合される。その際、連結部材Rの下端部Raが横架材X4の底壁に圧接され、結果として、底壁も前記上面部に押圧結合される。上記手順により、各連結部材Rが横架材4、X4に抜脱不能に取り付けられ、連結部材Rを介して横架材4と横架材X4とを連結することができる。
【0048】
また、このように横架材4と横架材X4とを連結した状態で、当接または近接する脚フレーム2又は脚フレームX2の取付位置を、横架材4又は横架材X4の長手方向に沿った所望の取付位置に変更可能に構成している。脚フレーム2又は脚フレームX2の何れか一方の取付位置を変更するには、先ず、一方のねじ部材8とねじ孔との螺合状態を解除することにより、脚フレーム2又は脚フレームX2を、横架材4又は横架材X4に固定されないフリーな状態とする。なお、この状態において、第1係合孔4a1又は第1係合孔X4a1、及び連結部材Rの取付孔R1に挿入架材8を挿入したままであり、挿入架材8の下面側に図示しない板ナットを配置し、ねじ部材8のねじ部81を前記板ネットのねじ孔に螺合することにより、連結部材Rを、各横架材4、X4に固定する。そして、フリーな状態となった脚フレーム2又は脚フレームX2を、所望の取付位置に位置する第1係合孔4a1又は第1係合孔X4a1に略対応するように位置決めし、第1係合孔4a1又は第1係合孔X4a1に前記挿入架材8とは別体の挿入架材を挿入して、前述の取付手順と同様の手順を経ることより、脚フレーム2又は脚フレームX2を所望の取付位置に取り付けることができる。上記同様の手順により、他方の脚フレーム2又は脚フレームX2を所望の取付位置に取り付けることができ、また、脚フレーム2又は脚フレームX2を横架材4、X4から完全に取り外すことも可能である。なお、連結部材Rを配置していない横架材4、X4の側端部4d、X4dには前記キャップCを取り付けておけば外観を損なうことがない。
【0049】
このように、本実施形態に係る横架材の連結構造は、横架材4が、横架材4の両側端部4dと、脚フレーム2、袖3の外側端部2d、3dとを略一致させるようにして脚フレーム2と袖3との間に架け渡され、横架材X4が、横架材X4の両側端部X4dと、各脚フレームX2の外側端部X2dとを略一致させるようにして脚フレームX2間に架け渡されたものであるため、横架材4の側端部4dと横架材X4の側端部X4dとを当接または近接させた状態で、連結部材Rを介して横架材4と横架材X4とを連結することができ、連結作業を比較的容易に行うことが可能となり、良好な連結状態を実現することができる。加えて、各横架材4、X4が、脚フレーム2と袖3との間、又は一対の脚フレームX2間に架け渡されたものであるため、連結した領域に受けた荷重を横架材4、X4と、脚フレーム2、袖3、脚フレームX2とが協働して受けることができ、連結した部位の支持強度をも有効に高めることができる。
【0050】
また、横架材4と横架材X4とを連結した状態において、当接または近接する脚フレーム2(袖3)又は脚フレームX2の何れか一方又は両方の取付位置を各横架材4、X4の長手方向に沿った所望の取付位置に変更可能、又は前記脚構造体を取外し可能に構成しているため、下肢空間の広さを適宜設定することができ、下肢空間を使用態様に合わせて有効活用することが可能になる。
【0051】
また、収容空間4s、X4sに架け渡すように配置した連結部材Rと、起立壁41間、起立壁X41間に架け渡した挿入架材8とを係合させることにより連結部材Rを各横架材4、X4に抜脱不能に固定する固定手段Kを用いているため、挿入架材8を介して連結部材Rを各横架材4、X4に確実に固定することができるとともに、横架材4と横架材X4との連結状態を良好なものとすることがきる。加えて、各横架材4、X4d横架材4の側端部4dと横架材X4の側端部X4dとの間を跨ぐようにして各収容空間4s、X4sに連結部材Rを配置しているため、連結状態において、連結部材8を横架材4、X4内に略隠蔽することができ、外観を損なうことがない。
【0052】
さらに、前記収容空間4s、X4sが、それぞれ起立壁43間、起立壁間X43間に形成されたスペースを利用したものであるため、別途収容空間を設けるために別途特別な構成を採用する必要がなく、構造の簡素化を有効に図ることができ、コストの削減にも資する。
【0053】
また、各起立壁41、X41に、挿入架材8が係合可能な係合孔4a1、X4a1を設けるとともに、連結部材Rに、係合孔4a1、X4a1に対応する取付孔R1を形成し、固定手段Kが、係合孔4a1又はX4a1と、取付孔R1に挿入架材8を係合させることにより連結部材8を各横架材4、X4に抜脱不能に固定するものであるため、簡素な構造を採用して連結部材Rを確実に横架材4、X4に固定することができ、強固な連結状態を実現することができる。
【0054】
さらに、各横架材4、X4が、中間壁43、X43を設け、中間壁43と起立壁41との間、中間壁X43と起立壁X41との間にそれぞれ収容空間4s、X4sを形成したものであり、固定手段Kが、中間壁43、X43を貫通して起立壁41間、起立壁間X41間に架け渡した挿入架材8と連結部材Rとを係合させることにより連結部材Rを各横架材4、X4に抜脱不能に固定するものであるので、中間壁43、X43を挟んで複数の連結部材Rを用いることができ、より強固な連結状態を実現することができる。
【0055】
また、各横架材4、X4が、一枚の鋼板を塑性変形加工したものであるため、押し出し成形したものと比較して加工コストを抑えることができる。
【0056】
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
【0057】
例えば、一対の脚構造体間に架け渡される長尺の横架材に、他の部材に略水平姿勢で設けられたビームを、連結部材を介して前記横架材の長手方向に連結するようにしてもよい。この場合も、前記横架材を、横架材の両側端部と各脚構造体の外側端部とを略一致させるようにして脚構造体間に架け渡しておけば、横架材の側端部と他の部材の側端部とを当接または近接させた状態で、前記連結部材を介して横架材とビームとを連結することができる。「ビーム」とは、他の部材に設けた長尺のものであり、その寸法等は特に限定されない。
【0058】
例えば、各横架材は、例えば、中間壁を有しないものや、丸パイプ状、角パイプ状のもの等種々の形状をなすものを適用することができる。
【0059】
また、起立壁及び中間壁の係合孔及び連結部材の取付孔の形状は適宜変更してもよく、係合孔及び取付孔の形状に対応して、挿入架材の形状等を変更すれば使用に際して何ら支障をきたすことはない。
【0060】
また、天板付き家具として、デスクやサイドテーブル以外のものを適用して勿論構わない。
【0061】
また、横架材の両側端部と各脚構造体の外側端部とを略一致させるようにして前記横架材の側端部に形成された収容空間等の開口を利用してサイドパネルや幕板等のオプション部材を取り付けるようにしてもよい。このようなものであれば、横架材の開口を有効利用して使用態様に対応させて適宜のオプション部材を取り付けることができ、実用性に富むものとなる。なお、取付態様としては、例えば横架材の開口にオプション部材の一部を挿入するようにしてオプション部材を取り付ける態様や、開口の端面とオプション部材の端面とをあてがうようにし適宜の固定手段を用いてオプション部材を取り付ける態様が挙げられる。
【0062】
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、横架材の側端部が脚構造体の外側端部に位置するように設定されているため、横架材の側端部とオプション部材の側端部とを当接または近接させた状態で連結することができ、連結作業を比較的容易に行うことが可能となり、良好な連結状態を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるデスクを一部省略して示す全体斜視図。
【図2】同実施形態におけるデスクの分解斜視図。
【図3】同実施形態における天板を取り付けていない状態のデスクを示す全体斜視図。
【図4】同実施形態におけるデスクの要部を拡大して示す分解斜視図。
【図5】作用説明図。
【図6】作用説明図。
【図7】同実施形態における連結部材を用いてデスクとサイドテーブルとを連結した状態を示す全体斜視図。
【図8】同実施形態における連結部材を用いて連結する前のデスクとサイドテーブルとを示す全体斜視図。
【図9】同実施形態における連結部材を用いて連結するデスク及びサイドテーブルの分解斜視図。
【図10】同実施形態における連結部材を用いてデスクとサイドテーブルとを連結した状態を示す要部拡大斜視図。
【図11】作用説明図
【符号の説明】
2、3…脚構造体(脚フレーム、袖)
2d、3d…外側端部
4…第1横架材(横架材)
41…起立壁
43…中間壁
4a1…係合部(第1係合孔)
4d…側端部
4s…収容空間
8…小架材(挿入架材)
X2…脚構造体(脚フレーム)
X2d…外側端部
X4…第2横架材(横架材)
X41…起立壁
X43…中間壁
X4d…側端部
X4s…収容空間
K…固定手段
R…連結部材
R1…係合部(取付孔)
ST…天板付き家具(サイドテーブル)
T…天板付き家具(デスク)

Claims (16)

  1. 一対の脚構造体間に架け渡される長尺の横架材たる第1横架材に、他の一対の脚構造体間に略水平姿勢で架け渡される長尺のビームたる第2横架材を、連結部材を介して前記横架材の長手方向に連結する際に適用される部材の連結構造であって、
    前記横架材が、横架材の両側端部と各脚構造体の外側端部とを略一致させるようにして脚構造体間に架け渡されたものであり、
    前記各横架材の側端部に、それぞれ前記連結部材を収容し得る収容空間を設けるとともに、
    前記各横架材が、一対の起立壁を有し、起立壁間に前記収容空間を形成したものであり、
    前記第1横架材の側端部と前記第2横架材の側端部との間を跨ぐようにして前記収容空間に前記連結部材を配置し、当該連結部材を各横架材に抜脱不能に固定する固定手段を利用して第1横架材と第2横架材とを連結し、
    前記固定手段が、前記起立壁間に架け渡した小架材と前記連結部材とを係合させることにより前記連結部材を各横架材に抜脱不能に固定するものであり、
    第1横架材の側端部と第2横架材の側端部とを当接または近接させた状態で、前記連結部材を介して第1横架材と第2横架材とを連結することを特徴とする部材の連結構造。
  2. 一対の脚構造体間に架け渡される長尺の横架材たる第1横架材に、他の一対の脚構造体間に略水平姿勢で架け渡される長尺のビームたる第2横架材を、連結部材を介して前記横架材の長手方向に連結する際に適用される部材の連結構造であって、
    前記横架材が、横架材の両側端部と各脚構造体の外側端部とを略一致させるようにして脚構造体間に架け渡されたものであり、
    前記各横架材の側端部に、それぞれ前記連結部材を収容し得る収容空間を設けるとともに、
    前記各横架材が、一対の起立壁の間に起立壁と同一方向に起立する中間壁を設け、この中間壁と起立壁との間にそれぞれ前記収容空間を形成したものであり、
    前記第1横架材の側端部と前記第2横架材の側端部との間を跨ぐようにして前記収容空間に前記連結部材を配置し、当該連結部材を各横架材に抜脱不能に固定する固定手段を利用して第1横架材と第2横架材とを連結し、
    前記固定手段が、当該中間壁を貫通して起立壁間に架け渡した前記小架材と前記連結部材とを係合させることにより前記連結部材を各横架材に抜脱不能に固定するものであり、
    第1横架材の側端部と第2横架材の側端部とを当接または近接させた状態で、前記連結部材を介して第1横架材と第2横架材とを連結することを特徴とする部材の連結構造。
  3. 前記第1横架材と前記第2横架材とを連結した状態において、当接または近接する前記脚構造体の取付位置を横架材の長手方向に沿った所望の取付位置に変更可能又は前記脚構造体を取外し可能に構成している請求項1又は2記載の部材の連結構造。
  4. 前記各起立壁に、前記架材が係合可能な係合部を設けるとともに、前記連結部材に、前記係合部に対応する係合部を形成し、前記固定手段が、各係合部に前記小架材を係合させることにより前記連結部材を各横架材に抜脱不能に固定するものである請求項1又は3記載の部材の連結構造。
  5. 前記各横架材が、一対の起立壁の間に起立壁と同一方向に起立する中間壁を設け、この中間壁と起立壁との間にそれぞれ前記収容空間を形成したものであり、前記固定手段が、当該中間壁を貫通して起立壁間に架け渡した前記小架材と前記連結部材とを係合させることにより前記連結部材を各横架材に抜脱不能に固定するものである請求項1、3又は4記載の部材の連結構造。
  6. 前記中間壁に、前記各係合部に対応する係合部を形成している請求項2、3又は5記載の部材の連結構造。
  7. 前記横架材及び前記ビームが、一枚の鋼板を塑性変形加工したものである請求項1、2、3、4、5又は6記載の部材の連結構造。
  8. 前記横架材及び前記ビームが、デスクやサイドテーブル等の天板付き家具の一部を構成するものである請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の部材の連結構造。
  9. 一対の脚構造体間に架け渡される長尺の横架材たる第1横架材の長手方向に、第2横架材を有するオプション部材たるサイドパネルまたは幕板連結部材を介して前記横架材の長手方向に連結する際に適用される部材の取付構造であって、
    前記横架材が、横架材の両側端部と各脚構造体の外側端部とを略一致させるようにして脚構造体間に架け渡されたものであり、
    前記第1横架材の側端部に開口を形成し、この開口を利用して前記オプション部材を取り付ける部材の取付構造であって、
    前記各横架材の側端部に、それぞれ前記連結部材を収容し得る収容空間を設けるとともに、
    前記各横架材が、一対の起立壁を有し、起立壁間に前記収容空間を形成したものであり、
    前記第1横架材の側端部と前記第2横架材の側端部との間を跨ぐようにして前記収容空間に前記連結部材を配置し、当該連結部材を各横架材に抜脱不能に固定する固定手段を利用して第1横架材と第2横架材とを連結し、
    前記固定手段が、前記起立壁間に架け渡した小架材と前記連結部材とを係合させることにより前記連結部材を各横架材に抜脱不能に固定するものであり、
    第1横架材の側端部と第2横架材の側端部とを当接または近接させた状態で、前記連結部材を介して第1横架材と第2横架材とを連結することを特徴とする部材の取付構造。
  10. 一対の脚構造体間に架け渡される長尺の横架材たる第1横架材の長手方向に、第2横架材を有するオプション部材たるサイドパネルまたは幕板連結部材を介して前記横架材の長手方向に連結する際に適用される部材の取付構造であって、
    前記横架材が、横架材の両側端部と各脚構造体の外側端部とを略一致させるようにして脚構造体間に架け渡されたものであり、
    前記第1横架材の側端部に開口を形成し、この開口を利用して前記オプション部材を取り付ける部材の取付構造であって、
    前記各横架材の側端部に、それぞれ前記連結部材を収容し得る収容空間を設けるとともに、
    前記各横架材が、一対の起立壁の間に起立壁と同一方向に起立する中間壁を設け、この中間壁と起立壁との間にそれぞれ前記収容空間を形成したものであり、
    前記第1横架材の側端部と前記第2横架材の側端部との間を跨ぐようにして前記収容空間に前記連結部材を配置し、当該連結部材を各横架材に抜脱不能に固定する固定手段を利用して第1横架材と第2横架材とを連結し、
    前記固定手段が、当該中間壁を貫通して起立壁間に架け渡した前記小架材と前記連結部材とを係合させることにより前記連結部材を各横架材に抜脱不能に固定するものであり、
    第1横架材の側端部と第2横架材の側端部とを当接または近接させた状態で、前記連結部材を介して第1横架材と第2横架材とを連結することを特徴とする部材の取付構造。
  11. 前記第1横架材と前記第2横架材とを連結した状態において、当接または近接する前記オプション部材の取付位置を横架材の長手方向に沿った所望の取付位置に変更可能又は前 記オプション部材を取外し可能に構成している請求項9又は10記載の部材の取付構造。
  12. 前記各起立壁に、前記架材が係合可能な係合部を設けるとともに、前記連結部材に、前記係合部に対応する係合部を形成し、前記固定手段が、各係合部に前記小架材を係合させることにより前記連結部材を各横架材に抜脱不能に固定するものである請求項9又は11記載の部材の取付構造。
  13. 前記各横架材が、一対の起立壁の間に起立壁と同一方向に起立する中間壁を設け、この中間壁と起立壁との間にそれぞれ前記収容空間を形成したものであり、前記固定手段が、当該中間壁を貫通して起立壁間に架け渡した前記小架材と前記連結部材とを係合させることにより前記連結部材を各横架材に抜脱不能に固定するものである請求項9、11又は12記載の部材の取付構造。
  14. 前記中間壁に、前記各係合部に対応する係合部を形成している請求項10、11又は13記載の部材の取付構造。
  15. 前記第1横架材が、一枚の鋼板を塑性変形加工したものである請求項9、10、11、12、13又は14記載の部材の取付構造。
  16. 前記第1横架材が、デスクやサイドテーブル等の天板付き家具の一部を構成するものである請求項9、10、11、12、13、14又は15記載の部材の取付構造。
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