JP4023675B2 - 吊支棚装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テーブルの天板やキャビネット内の上面板の下面等に取付けられる吊支棚装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
テーブルの天板の下面に取付けられる従来の吊支棚としては、例えば、金属又は木製の板材よりなる棚本体の両側端部に、天板の下面に固定可能な左右1対の支持部材を取付けたものや、天板の下面に固定可能な左右1対の棚受材の対向面に突設した複数の筒状受け部に、前後方向に並ぶ複数本の棚パイプの両端部を嵌合した構造(特許文献1参照)のものなどがある。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−211024号公報(図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した前者の吊支棚では、板材よりなる棚本体の周囲の端縁が剥き出しのままとなっているので、見栄えが悪い。
【0005】
一方、後者の吊支棚は、複数の棚パイプの両端部を棚受材の対向面の受け部に嵌合して支持しているため、棚受材の形状が複雑となり、その製造コストが嵩み、高価な棚となってしまう。
【0006】
また、複数本の棚パイプの両端部を、1対の棚受材の筒状受け部に個々に嵌合しなければならないので、棚の組立てが面倒である。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、棚本体の周囲の端縁を隠蔽して見栄えを向上させるとともに、棚の構成部品の形状を簡素化してコスト低減を図り、かつ棚の組立ても容易に行いうるようにした、吊支棚装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 左右両端に上向きの1対の側板を有する棚板の前後の端縁に、該棚板の前後の端部を前記側板の前後の端縁よりも外方において、下方かつ内方に向かって筒状に丸めることにより、両側板間の寸法よりも短寸の1対の筒状嵌合部が形成された棚本体と、前記筒状嵌合部の両側端部に嵌合可能な水平杆を有する正面視内向きL字状の前後1対の支持杆の上端に、テーブルの天板等の下面に取付け可能な取付板が固着された左右1対の棚板支持部材とからなり、前記前後の筒状嵌合部に、前記前後の支持杆における水平杆を、前記側板の前後の端縁と上端縁とが前後の支持杆の対向面と取付板の下面に当接または近接するように外側方より嵌合することにより、前記棚本体の両側端に棚板支持部材を取付ける。
【0009】
(2) 上記(1)項において、筒状嵌合部における丸められた遊端縁を、棚板の下面と当接または近接させる。
【0010】
(3) 上記(1)または(2)項において、棚本体を、金属製パンチングプレートにより一体的に形成する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用したテーブルの側面図を示すもので、テーブル(1)は、前向き(以下、図1の右方を前として説明する)コ字状をなす左右1対の脚体(2)間の上面に、天板(3)を載設して構成されている。(4)は、左右の脚体(2)間の後端面上部に取付けられた後面板である。
【0012】
左右の脚体(2)間において天板(3)の下面には、図2〜図4に詳細を示すような吊支棚(5)が取付けられている。
吊支棚(5)は、多数の小孔を有する金属製パンチングプレートよりなる棚本体(6)と、これを天板(3)の下面に取付ける左右1対の棚板支持部材(7)(7)とからなっている。
【0013】
棚本体(6)は、横長長方形をなす水平の棚板(6a)の左右両端に、側板(6b)を上向きに連設して構成され、前面と後面は開放されている。
【0014】
棚板(6a)の前後の端縁には、棚板(6a)の前後の端部を、側板(6b)の前後の端縁よりも外方において、下方かつ内向きに筒状に丸め、遊端縁を棚板(6a)下面に当接又は近接させることにより、両側板(6b)間の寸法よりも若干短寸の筒状嵌合部(6c)が、側板(6b)の前後の端縁よりも僅かに外方に位置するようにして一体的に形成されている。
【0015】
上記棚板支持部材(7)は、正面視内向きL字形をなす前後1対のパイプ状の支持杆(8)(8)と、それらの両垂直杆(8a)の上端に溶接により結合された取付板(9)とからなり、各支持杆(8)の両水平杆(8b)は、棚本体(6)における前後の筒状嵌合部(6c)の側端部内に着脱可能に嵌合されている。
【0016】
支持杆(8)の両水平杆(8b)を棚板(6a)の筒状嵌合部(6c)に嵌合した際、棚板(6a)の四隅部における筒状嵌合部(6c)の側端と連続する前後の端縁(10)と、それに連なる側板(6b)の前後の端縁(11)(11)及び上端縁(12)とが、両支持杆(8)の対向面と取付板(9)の下面に当接又は近接して隠蔽されるようになっている。
【0017】
吊支棚(5)をテーブル(1)の天板(3)の下端に取付けるには、左右の棚板支持部材(7)の取付板(9)を、それに穿設した前後2個の通孔(13)に下方より挿入したねじ(図示略)をもって、天板(3)の下面に固定すればよい。
【0018】
以上説明したように、上記実施形態の吊支棚(5)においては、棚本体(6)と棚板支持部材(7)とが分離可能となっているため、吊支棚(5)を部品として保管したり、運搬したりする際などに、広いスペースを確保する必要がない。
【0019】
また、棚本体(6)は折り曲げのみで形成され、かつ棚板支持部材(7)の形状も簡単であるため、安価に製作しうるとともに、吊支棚(5)の組立ても極めて容易である。
【0020】
さらに、棚本体(6)における棚板(6a)の前後の端部は、下方に筒状に丸められており、かつ棚板(6a)の四隅部の前後の端縁(10)と側板(6b)の前後の端縁(11)及び上端縁(12)は、前後の支持杆(8)と取付板(9)により囲まれて隠蔽されているため、棚本体(6)の周囲のほぼ全ての端縁が外部に露出するのが防止され、見栄えが向上する。
【0021】
上記実施形態では、棚本体(6)の軽量化と外観的な見栄えに配慮して、それ全体をパンチングプレートにより形成したが、通常の金属板により形成することもある。
本発明吊支棚装置は、上記テーブルの外、キャビネット内の上面板の下面やキッチン等の天井の下面などにも取付けることもできる。
【0022】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、棚板の前後の筒状嵌合部は、側板の前後の端縁よりも外方において筒状に丸められ、かつ左右の側板間の寸法よりも若干短寸をなしているので、両筒状嵌合部に棚板支持部材の水平杆を外側方より嵌合した際に、両側板の前後の端縁及び上端縁が、棚板支持部材における前後の支持杆と上面板とにより隠蔽されることとなり、棚本体の周端縁のほぼ全てが外部に露出しなくなるので、見栄えが向上する。
また、棚本体及び棚板支持部材の形状が簡単であるため、安価に製作しうるとともに、棚の組立ても容易である。
【0023】
請求項2記載の発明によれば、筒状嵌合部の遊端縁に、衣類や物品等を引っ掛ける恐れがなくなる。
【0024】
請求項3記載の発明によれば、棚本体を軽量化することができるとともに、外観的な見栄えがよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したテーブルの側面図である。
【図2】 吊支棚の分解斜視図である。
【図3】 吊支棚の平面図である。
【図4】 図3のIV−IV線の拡大縦断側面図である。
【符号の説明】
(1)テーブル
(2)脚体
(3)天板
(4)後面板
(5)吊支棚
(6)棚本体
(6a)棚板
(6b)側板
(6c)筒状嵌合部
(7)棚板支持部材
(8)支持杆
(8a)垂直杆
(8b)水平杆
(9)取付板
(10)(11)端縁
(12)上端縁
(13)通孔
Claims (3)
- 左右両端に上向きの1対の側板を有する棚板の前後の端縁に、該棚板の前後の端部を前記側板の前後の端縁よりも外方において、下方かつ内方に向かって筒状に丸めることにより、両側板間の寸法よりも若干短寸の1対の筒状嵌合部が形成された棚本体と、前記筒状嵌合部の両側端部に嵌合可能な水平杆を有する正面視内向きL字状の前後1対の支持杆の上端に、テーブルの天板等の下面に取付け可能な取付板が固着された左右1対の棚板支持部材とからなり、前記前後の筒状嵌合部に、前記前後の支持杆における水平杆を、前記側板の前後の端縁と上端縁とが前後の支持杆の対向面と取付板の下面に当接または近接するように外側方より嵌合することにより、前記棚本体の両側端に棚板支持部材を取付けたことを特徴とする吊支棚装置。
- 筒状嵌合部における丸められた遊端縁を、棚板の下面と当接または近接させてなる請求項1記載の吊支棚装置。
- 棚本体を、金属製パンチングプレートにより一体的に形成した請求項1または2記載の吊支棚装置。
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