JP4247573B2 - 撹拌装置 - Google Patents

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本発明は、複数の容器内に設けられた撹拌子を、マグネット回転体の磁力伝達により同時に回転させて撹拌などを行なわしめる、所謂多連式の撹拌装置に関する。
一般に、この種の撹拌装置は、予め複数の試験管などの容器に小分けした血液などの検体(液体)に対して各々数種類の試薬を混入し、これらを撹拌して反応解析するなどの際に、各容器内の撹拌子を、複数のマグネット回転体を同期回転させ、その磁力伝達により一斉に従動回転させることが要求される。
ところで、従来、例えば特許文献1に開示された如く、2つの容器(4)内にセットされたマグネット付き撹拌子(5)を、1つのマグネット回転体(6)の磁力伝達により従動回転させようにし、プーリ(7、8,9)による駆動伝達手段を介して3組のものをモータ(13)により同期駆動するようにしたものが知られている。
しかしながら、このものは、容器(4)内にセットされたマグネット付き撹拌子(5)の半分の位置(NもしくはS極)の下にマグネット回転体(6)の片方の極がくるようにし、かつマグネット回転体(6)の他極の上にもう1つの撹拌子(5)を同じように配置して、各撹拌子(5)の下をマグネット回転体(6)のSとN極が交互に回転することにより両方の撹拌子(5)が1つのマグネット回転体(6)により回転するようにしたものであるため、その構造上、隣設するマグネット回転体(6、6)の間隔を、互いに磁力干渉しないよう離間させることができる利点があるものの、マグネット回転体(6)の低速回動によらなければ、撹拌子(5)に対して有効に磁力伝達させることがでず、高速回動により撹拌子(5)を高速回転させて、容器内液体を、撹拌棒(羽)を挿入して直接回転させて渦流を生成させるような撹拌制御には不向きであるという問題がある。
この様な、高速回転により渦流を生成させるような撹拌には、例えば、特許文献2に示すように、マグネット付き撹拌子とマグネット回転体(マグネットスターラー)とが一対一の関係となった単体式のものを複数配置して構成することが望ましいのであるが、この構成ものを単に近接配置させて特許文献1の駆動伝達手段の如くに連装させるだけでは、伝達ベルトを架設するためにプーリー(7、8,9)間を離間させる必要が生じるばかりか、棒状マグネットの磁極が水平方向に働く要因も加わって、互いに磁力干渉を生じるなどの要因から、撹拌子への磁力伝達がスムーズに行われず良好な撹拌ができないという問題があり、薬品吐出器具や分注装置等の幅狭に規格配列されたノズルピッチ等をもってセットされた容器配列をそのまま利用できず、撹拌専用に別途セットし直さなければならなず作業が煩雑となるいう問題がある。
なお上記カッコ付き符号は当該公報に所載の符号であることを示す。
特開平7−204485号公報 特開2003−107024号公報
本発明は、上記の如き問題点を一掃すべく創案されたものであって、マグネット回転体を、各容器に対して一対の関係で連装せしめて、容器内の撹拌子を回転するようにしたものでありながら、隣設するマグネット回転体同士を、近接配置しても、他のギヤやベルトプーリーによる駆動伝達手段の如くにギヤ同士の噛み合い騒音もなく、伝達ベルトを架設するためにプーリー間を離間させる必要が無くなり、各マグネット回転体を密接状に配設することができるばかりか、1つのステッピングモータの駆動軸に直結される弾性ローラを介して、順次逆方向へ回転が伝達されて同期回動を行うことができ、各撹拌子を低速から高速へ、一定速度へと任意に速度切換えする精度の良い同期回転制御を可能にし、変化性に富んだ渦流生成による撹拌を行うことができ、しかも、規格ピッチで配列された薬品吐出器具、分注装置等を利用した分注工程をそのまま撹拌工程として移行することができ、装置のコンパクト化と共に、作業工程の簡略化や作業性の向上を図ることができる撹拌装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明が採用した技術手段は、複数の容器の外部下側にモータ駆動に連動して同期回動すべく設けられたマグネット回転体によって、各容器内に液体と共に入れられた撹拌子を、その磁力伝達により従動せしめて一斉回転可能に構成することで、容器内液体の混合や撹拌などを行う撹拌装置であって、前記マグネット回転体駆動伝達する樹脂製またはゴム質製の弾性ローラを軸着し、各マグネット回転体を、隣接する弾性ローラ同士を弾圧連結せしめて同期回動すべく構成してあることを特徴とするものである。
本発明における撹拌装置は、上記のように構成したことにより、複数設けられた各容器に対してマグネット回転体を組として配設し、撹拌子と一対の関係で回転するよう連装したものでありながら、
隣設するマグネット回転体同士を、近接配置しても、他のギヤやベルトプーリーによる駆動伝達手段の如くにギヤ同士の噛み合い騒音もなく、伝達ベルトを架設するためにプーリー間を離間させる必要が無くなり、各マグネット回転体を密接状に配設することができるばかりか、1つのステッピングモータの駆動軸に直結される弾性ローラを介して、順次逆方向へ回転が伝達されて同期回動が行われる。その結果、ステッピングモータの駆動特性を利用できるようになり、各撹拌子を低速から高速へ、一定速度へと任意に速度切換えする精度の良い同期回転制御を可能にし、変化性に富んだ渦流生成による撹拌を行うことができ、しかも、規格ピッチで配列された薬品吐出器具、分注装置等のを利用した分注工程をそのまま撹拌工程として移行することができ、装置のコンパクト化と共に、作業工程の簡略化や作業性の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を、好適な実施の形態として例示する撹拌装置を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は撹拌装置の全体構成図、図2はマグネット回転体の上面図、図3は容器ホルダの上面図、図4は撹拌子への磁力伝達説明図である。図に示すように、1は撹拌装置であって、該撹拌装置1は、試験管等の容器2を一列状に都合4本セットすることのできる容器ホルダ11と、該容器ホルダ11にセットされた各容器2……の外部直下面域にそれぞれ一対一の関係で組として連設された4つのマグネット回転体3……と、各マグネット回転体3……をモータ(ステッピングモータ)12の駆動に連動連結して同期回動すべく設けられた駆動伝達手段13とを備え、前記マグネット回転体3によって、血液等の検体に対して所定の試液等を吐出するなどの分注作業を終えた液体の入った各容器2内にセットされた撹拌子4……を、マグネット回転体3の磁力伝達により従動せしめて一斉回転可能に構成されている。
前記容器ホルダ11は、アルミニウム製(非磁性の板体で有ればよい)の仕切板14上に設けられており、この容器ホルダ11には、外径9mmの容器2を略接触状にセットできるよう円形孔を連続して重合形成させた長形のセット孔111が設けられている。なお、容器ホルダ11は、一列状に容器2を4本セットできるようにしたがこれに限定されず、任意の本数をセットできるようにし、マグネット回転体3も該容器2に対して一対の関係で配設され、複数列に構成しても良く、また、撹拌装置1を、同一作業テーブルに複数設けて実施しても良い。
前記マグネット回転体3は、マグネットを磁着することのできる強磁性ステンレス材にて成形された円形の基盤31と、該基盤31上に対向配設された一対のマグネット32(32a、32b)とからなり、基盤31、およびマグネット32aと32bの間隔は、それぞれ容器2の外観寸法幅(筒径)と略同幅内の8mm(容器2を接触配置しても相互に接触しない幅)に設定されている。マグネット32は、略外径3mm×高さ5mmの円筒形のものを用い、マグネット32aの磁極は上側をS極、下側をN極とし、マグネット32bの磁極は上側をN極、下側をS極として対設させて、磁力線が上下方向に背反して働くようになっている。つまり、図4に示されるように、一方のマグネット32bのN極が上面に、他方のマグネット32aのN極が下面に形成され、各々のN極からの磁力線が、マグネット32bからは上方の撹拌子4に向けて出され、マグネット32aからは下方の基盤31に向けて出されて、矢視の如くマグネット32b−撹拌子4−マグネット32a−基盤31へと磁力伝達がなされることで磁界が形成されるようになっている。
また、近接配置された各マグネット回転体3……は、隣設するマグネット32の磁極同士が互いに回転位置で対向しないよう異なる磁軸向きをもって配置されている。つまり、マグネット32aと32bとで形成される磁軸が、図2に示すように、隣設する相互間でマグネット同士の磁力干渉を防ぐために90度づつ角度を変えて、左から水平−垂直−水平−垂直となるよう順次角度ズレさせて配置してある。なお、この配設角度は磁極同士を対面させない態様において任意であり、要は各マグネット回転体3……の回動時に互いに直線上に配列されてしまうことがないもので有ればよい。
前記基盤31には、所定間隔を存して上下に設けられたベースフレーム15、15に対してベアリングを介して回転軸33が軸支されており、該回転軸33により前記駆動伝達手段としての樹脂製またはゴム質製の弾性ローラ13が軸着されている。
各マグネット回転体3……は、それぞれ隣接する弾性ローラ13同士を弾圧係合することで回転が伝達されるよう連動連結され、任意の回転軸33の一つ(図1の右から2番目)をモータ12の駆動軸33aに直結させて、互いに異方向に同期回動すべく構成されている。
前記撹拌子4は、液体と共に容器2内に投入され、撹拌作業後に容器2に同伴して処理されることから、ワイヤ状の磁性棒体として太さ約1.5mmのステンレス製ワイヤを長さ約5mmにカッティングしたマグネット32の幅(S−N磁極両端幅)よりも短い寸法のものを用い、その端部がマグネット32の中心位置となるようマグネット32aと32bの間に配置される長さに設定されている。
なお、撹拌子4は、磁力を有しない強磁性体を用いたが、マグネットを用いても良く、また、その材質は検体等との反応を起こさないのものであれば任意のものを用いることができる。さらに、鉄など液体と反応するものであってもフッ素樹脂等の被膜材で被覆することで用いることができる。また、撹拌子4の両端部を切断時に潰すなどして扁平状に形成させ、あるいは、スパイラル溝形成されたねじり棒体などを用いても良い。
図5は、マグネット回転体3の他の実施形態を示すものであって、マグネット回転体3は、前記マグネット32に替えて基盤31上に設けられた棒状のマグネット32cと、該マグネット32cの磁極となる両端部に取着された磁着片34、34とで構成されている。磁着片34は、強磁性体としてのステンレス製等により板状に形成されており、マグネット32cよりも上方に突出した状態で設けられている。これにより水平方向への磁力線を上方の撹拌子4に向けて出すことができ、実施例1と同様な磁界を形成することができるようになっている。
図6は、前記駆動伝達手段の他の実施形態を示すものであって、前記マグネット回転体3を、実施例1に示す直線上に配置させたものに替えて、モータ12の駆動軸33aに連結された弾性ローラ13(硬性プーリーであっても良い)に対して、その円周廻りに配設させた他の弾性ローラ13を弾圧係合することで回転が伝達されるよう連動連結したものである。
この場合、マグネット32aと32bの配置態様は、その磁軸が中心に位置するものを水平方向にし、周廻りに配置されるものを垂直方向(左右のものを垂直、上下のものを45度)にして、隣設する相互間で回転時にマグネット同士が対面して磁力干渉が起こらないように角度ズレさせて配設したものとなっている。なお、本実施例では中心部にもマグネット回転体3を配設したが、配設の有無は任意であり、また、駆動軸33aに直結される弾性ローラ13の径を大きくしてマグネット回転体3の配設数を増やすなどしても良い。
叙述の如く構成された本発明の実施例の形態において、血液等の検体に対して所定の試液等を吐出するなどの分注作業を終えた液体の入った各容器2内にセットされたそれぞれの撹拌子4……を、モータ駆動に連動してそれぞれのマグネット回転体3を同期回動させ、その磁力伝達により従動させて一斉に回転させるのであるが、本発明における撹拌装置1は、それぞれのマグネット回転体3……が、各容器2……に組としてそれぞれの撹拌子4……に対し一対一の関係で磁力伝達が行われるように配設されてる。
そして、隣設するマグネット32の磁極同士が回転時に、互いにN極とS極、N極とN極、またはS極とS極といった具合に磁極対向しないよう異なる磁軸向きをもって配置されているため、隣設するマグネット回転体3同士を近接配置させた際に互いに磁力干渉を生じ、撹拌子4に対してスムーズな磁力伝達が図れず撹拌子4が所望の回転が成されないという危惧を回避することができるばかりか、撹拌子4も前記磁軸向きに追随して角度ズレし、相互間に磁力干渉を生じることを回避し、マグネット撹拌子によらなくとも各撹拌子4……に対する良好な磁力伝達が図られ、組として連装したものであっても各撹拌子4……を低速から高速へ、または一定速度へと任意に速度切り替えする同期回転制御を可能にし、液体の粘性に影響を受けることなく変化性に富んだ渦流生成による撹拌を行うことができるばかりか、S−N、S−N……の磁極順位に殊更捕らわれることなくランダムに隣設配置できる。
特に図4や図5の例示する実施例に如く、マグネット32の磁極を、その磁力線が上下方向に背反して働くよう構成するものにおいては、略密接した近接状態でマグネット回転体3同士を配設することができ、また、特許文献1のような水平方向に磁束が形成される棒状マグネットを用いた場合でも、このものに比し接近して配置することができる。しかも、作業用容器は、所定の規格寸法にて形成されたものが用いられ、例えば、マルチピペット(薬品吐出器具)や分注装置の分注ノズル、特開平8−122336公報所載のようなカートリッジ容器、容器ホルダ(カートリッジラック)などの多くは、外径9mm(以下のものも含む)の容器2を用いた場合を前提に9mmピッチで配列されてロット処理するよう製作されているのが一般的であり、したがって、かかるピッチ配列に対する分注工程をそのまま撹拌工程として移行することができ、分注作業と撹拌作業を容器2……の並べ替えや移動などを行うことなく同一のテーブル上で、かつ同一の容器ホルダ11を兼用(利用)して行うことができるようになり、装置全体のコンパクトなものに構成し得て、作業工程の簡略化や作業性の向上を図ることができる。
また、マグネット32の磁極は、そのN極に働く力の方向を連ねた磁力線(磁界の方向)が上下方向に背反して働くよう構成する一方、前記撹拌子4は、マグネット32のS−N磁極幅よりも短い寸法で、その端部がマグネット32の中心位置となるようマグネット32aと32bの(外寸と内寸間でマグネットが存在する)間に配置される長さに設定してあるので、同期駆動機構をもって連装したものでありながら、隣設するマグネット回転体3……同士を、相互の磁力干渉を軽減・回避して略密接した近接状態で配設することができると共に、隣設する撹拌子4、4相互の間隔を離間したものとでき、前記同様に相互間に生じる磁力干渉や、磁界が乱されることを回避し得た状態で、マグネット32b(N極)からの磁力線を撹拌子4の一端部で受けて、他端よりマグネット32a(S極)へ出すという、撹拌子4の両端を利用した理想的な磁界を形成し得て、殊更撹拌子が磁力を有していなくともスムーズな磁力伝達を図ることができる。
その結果、各撹拌子4……は、切断端部の扁平などの影響により、上下にブレながら液体の粘性に抗して回転揺動することができるばかりか、前記同様に各撹拌子4……を任意に速度切り替えする同期回転制御を可能にし、液体の粘性に影響を受けることなく変化性に富んだ渦流生成による撹拌を行うことができ、特に、ステッピングモータ12の駆動特性を利用し得て、各撹拌子を正逆回動を含め精度良く回転制御できるようになり、かつ、規格ピッチで配列された医療器具、装置を利用した作業工程の簡略化や作業性の向上を図ることができる。
また、実施例1のマグネット回転体3は、基盤31と、該基盤31上に対向配設された一対のマグネット32aと32bとからなり、該マグネット32aと32bは、その外寸間隔を容器外寸幅と略同幅内に設定してあるので、近接配置させてもマグネット回転体3、3…同士の磁力干渉を防止できると共に、前記した規格ピッチで配列された外径が9mmおよびそれ以下の複数の容器がもちいられたとしても、各容器2……内に投入される撹拌子4を、常に各マグネット32aと32bの外寸幅よりも短く設定することができ、撹拌子4の端部を両磁極の中心位置にセッティング可能な長さのものを用いることができ、かつ、一斉高速回転によっても各撹拌子4……の両端部が磁極から外れてしまうことがないく、全体を均一に撹拌できる。
また、実施例2のマグネット回転体3は、前記マグネット32aの両磁極端部に、磁着片34、34が設けられているので、棒状マグネットのような水平方向への磁力線を出すものであっても、磁力線方向を上方に変換して撹拌子4に向けることができ、実施例1と同様な磁界を形成することができ、隣設するマグネット回転体3……同士の磁力干渉を軽減・回避して、設けられていないものに比しより近接した状態で配設することができる。なお、磁着片34は、マグネット32に設けても良く、マグネットはU字状の馬蹄形のものであっても良い。
また、前記マグネット回転体3には、駆動伝達する樹脂製またはゴム質製の弾性ローラ13が軸着されており、各マグネット回転体3……を、隣接する弾性ローラ13……同士を弾圧連結せしめて、1つのステッピングモータ12の駆動軸33aに直結される弾性ローラ13を介して、順次逆方向へ回転が伝達されて同期回動が行われるよう構成してあるので、他のギヤやベルトプーリーによる駆動伝達手段の如くにギヤ同士の噛み合い騒音もなく、伝達ベルトを架設するためにプーリー間を離間させる必要が無くなり、各マグネット回転体3……を密接状に配設することができ、コンパクト化を容易ならしめ、前記一列に並べた規格ピッチに対応した容器配列をもって一斉撹拌による作業を行うことができる。
また、前記一列配置に替えて、各マグネット回転体3……を、モータの駆動軸33aに設けられたプーリー(弾性ローラ13)外周面に弾圧連結せしめ、円周配列させて同期回動すべく構成してあるので、各マグネット回転体3……の間隔をプーリー(弾性ローラ13)の外径を変更することで容易に離間調整することができる。
また、前記撹拌子4は、ワイヤ状の磁性棒体であるため、殊更マグネット撹拌子を用いなくても磁力伝達により比較的軽快に回転することができ、かつ、上下にブレながら液体の粘性に抗して揺動回転することができる。しかも、任意の長さに簡単にカッティングし得て安価に製作でき、少量の血液などの検体に投入しても液体容積に影響を与えることがなく、撹拌後の状態確認が行い易いと共に、容器2内に投入し、撹拌作業後に容器2に同伴して処理することが可能となり、取扱いが極めて容易である。
また、前記撹拌子4は、フッ素樹脂等の被膜材で被覆されているので、容器2内の液体と反応してしまう様な材質のものであっても用いることができるばかりか、ステンレス製磁性棒体のようなものであっても、長時間浸漬した状態での使用に際し、試液と反応してしまうことへの危惧をも回避することができる。
撹拌装置の全体構成図。 マグネット回転体の上面図。 容器ホルダの上面図。 撹拌子への磁力伝達説明図。 マグネット回転体の他の実施形態を示す撹拌子への磁力伝達説明図。 駆動伝達手段の他の実施形態を示すマグネット回転体の上面図。
符号の説明
1 撹拌装置
11 容器ホルダ
111 セット孔
12 モータ
13 弾性ローラ(駆動伝達手段)
14 仕切板
15 ベースフレーム
2 容器
3 マグネット回転体
31 基盤
32 マグネット
32a マグネット
32b マグネット
32c マグネット
33 回転軸
33a 駆動軸
34 磁着片
4 撹拌子

Claims (3)

  1. 複数の容器の外部下側にモータ駆動に連動して同期回動すべく設けられたマグネット回転体によって、各容器内にセットされた撹拌子を、その磁力伝達により従動せしめて一斉回転可能に構成することで、容器内液体の混合や撹拌などを行う撹拌装置であって、前記マグネット回転体駆動伝達する樹脂製またはゴム質製の弾性ローラを軸着し、各マグネット回転体を、隣接する弾性ローラ同士を弾圧連結せしめて同期回動すべく構成してあることを特徴とする撹拌装置。
  2. 請求項において、前記隣設するマグネット回転体は、互いに異方向に同期回動することを特徴とする撹拌装置。
  3. 請求項1またはにおいて、前記弾性ローラを、モータの駆動軸に設けられたプーリー外周面に弾圧連結せしめて同期回動すべく構成してあることを特徴とする撹拌装置。
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