JP4247296B1 - 積層接合装置および積層接合方法 - Google Patents

積層接合装置および積層接合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】接合対象をより高精度に接合すること。
【解決手段】第1接合対象を保持する第1チャック11と、第1チャック11を支持するステージ6と、第1チャック11の傾きが変更するように、ステージ6に対して第1チャック11を駆動する第1駆動装置14−1〜14−3と、その第1接合対象に対向する第2接合対象を保持する第2チャック12に対してステージ6を駆動する第2駆動装置5,8とを備えている。このとき、装置1は、第1駆動装置14−1〜14−3と第1チャック11との距離を比較的に短く設計することができ、第1チャック11の傾きを変更するときに第1チャック11の変位を低減することができ、第1接合対象と第2接合対象とをより高精度に接合することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、積層接合装置および積層接合方法に関し、特に、被接合対象を接合するときに利用される積層接合装置および積層接合方法に関する。
2枚の基板を接合する積層接合方法が知られている。このような積層接合方法は、その2枚の基板をより高精度に接合することが望まれ、その2枚の基板の対向する2つの表面が平行であることを維持したまま、その2枚の基板を接合することが望まれている。加熱して2枚の基板を接合する積層接合方法が知られている。このような積層接合方法は、その基板を保持するチャックに熱ひずみが発生し、その2枚の基板の接合される2つの表面の平行を維持することができないことがある。2枚の基板の接合される2つの表面の平行を維持しつつ、より高精度に接合することが望まれている。さらに、その2枚の基板をそのチャックに配置することをより容易にする積層接合装置用治具が望まれている。
特開2001−118292号公報には、より簡単な手段で、面合わせ用に用いるプローブ電極のばらつきを検知し、面合わせの前又は最中にこのばらつきを補正することが行える情報処理装置における面合わせ方法が開示されている。その面合わせ方法は、記録媒体と、該記録媒体に対向して配置した複数のプローブ電極と、前記複数のプローブ電極のそれぞれに設けられたアクチュエータと、前記複数のプローブ電極を支持する支持体と、前記支持体の前記記録媒体に対する傾きを補正するチルト機構と、前記記録媒体表面に平行な面内方向に前記記録媒体と前記プローブ電極とを相対的に変位させる手段と、前記記録媒体の上の前記プローブ電極の存在において記録再生を行う手段を有する情報処理装置における、前記変位手段によって前記複数のプローブ電極の先端が描く走査面に対して前記記録媒体表面及び前記複数のプローブ電極の先端で構成される面との面合わせを行う面合わせ方法において、前記複数のプローブ電極のうちの特定のプローブ電極から信号を検出する段階と、前記検出信号を用いて前記特定のプローブ電極毎の前記検出信号の増加率を検知する段階と、前記特定のプローブ電極それぞれの前記増加率が同じになるように前記特定のプローブ電極に対応するアクチュエータを制御する、或は検出信号を補正する段階と、前記特定のプローブ電極それぞれから検出された信号が等しくなるように前記チルト機構を制御する段階とを備えることを特徴としている。
特開平05−160340号公報には、層間の素子の位置が精密に位置合わせできるとともに貼り合わせできるようにした三次元LSI用積層装置が開示されている。その三次元LSI積層装置は、X,Y,Zの3軸とこの各軸まわりの回転θX ,θY ,θZ のうち少なくとも1軸合計4軸以上の制御軸をもった大ストローク低分解能の粗動ステージと、X,Y,Zの3軸とこの各軸まわりの回転θX ,θY ,θZ の3軸合計6軸の制御軸をもった小ストローク高分解能の微動ステージと、前記粗動ステージ及び微動ステージによりXY方向位置合わせ及びZ方向の位置決め押し当てが可能な二枚のウェーハと、二枚のウェーハの垂直方向であるZ方向の間隔を検出するセンサと、ウェーハ貼り合わせ時の荷重を検出するロードセルと、二枚のウェーハの面内方向であるXY方向の位置偏差を検出する位置検出手段と、二枚のウェーハを接着剤により硬化接着する硬化接着手段と、両手段を移動位置決めする移動機構を有した装置において、前記位置検出手段により検出された二枚のウェーハのXY方向の位置偏差に基づいて、前記粗動ステージ及び微動ステージをクローズドループ制御することにより二枚のウェーハのXY方向位置合わせを行うと共に前記センサにより検出された間隔及び前記ロードセルにより検出された荷重に基づき、前記粗動ステージ及び微動ステージをクローズドループ制御することにより二枚のウェーハの平行度調整及び二枚のウェーハの押し当てを行う制御装置を設けたことを特徴としている。
特開平09−148207号公報には、2枚のウェーハを変形なく精度良く接着することで高精度な三次元LSIを製造可能な三次元LSI積層装置が開示されている。その三次元LSI積層装置は、上ウェーハを下面に保持した石英ガラスがハウジングを介して本体ステージの上部に固定される一方、前記上ウェーハに対向する下ウェーハを上面に保持された移動ステージが前記本体ステージに対して互いに直交する3方向に移動調整自在に支持され、前記上ウェーハと下ウェーハとの対向する少なくとも一方の面に接着剤を塗布し、前記移動ステージを移動して前記上ウェーハに対して前記下ウェーハが位置決め押圧された状態で、上方より前記石英ガラスを透過した熱エネルギ線を照射して前記接着剤を硬化させることで、前記上ウェーハと下ウェーハとを接着して積層三次元LSIを形成する三次元LSI積層装置において、前記上ウェーハに対する前記移動ステージ上の前記下ウェーハの押圧時における前記石英ガラスの変形を防止する透過性耐変形部材を該石英ガラスの上面に設けたことを特徴としている。
特開2001−118292号公報 特開平05−160340号公報 特開平09−148207号公報
本発明の課題は、接合対象をより高精度に接合する積層接合装置および積層接合方法を提供することにある。
本発明の他の課題は、接合対象を保持するチャックの傾きを変更するときにそのチャックの変位を低減する積層接合装置および積層接合方法を提供することにある。
以下に、発明を実施するための最良の形態・実施例で使用される符号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を記載する。この符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態・実施例の記載との対応を明らかにするために付加されたものであり、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明による積層接合装置(1)は、第1接合対象を保持する第1チャック(11)と、第1チャック(11)を支持するステージ(6)と、第1チャック(11)の傾きが変更するように、ステージ(6)に対して第1チャック(11)を駆動する第1駆動装置(14−1〜14−3)と、その第1接合対象に対向する第2接合対象を保持する第2チャック(12)に対してステージ(6)を駆動する第2駆動装置(5、8)とを備えている。積層接合装置(1)。このとき、積層接合装置(1)は、第1駆動装置(14−1〜14−3)と第1チャック(11)との距離を比較的に短く設計することができ、第1チャック(11)の傾きを変更するときに第1チャック(11)の変位を低減することができ、第1接合対象と第2接合対象とをより高精度に接合することができる。
第1チャック(11)は、その第1接合対象を加熱するヒータ(25)を備えている。すなわち、積層接合装置(1)は、第1接合対象と第2接合対象とを加熱して接合することに適用されることが好ましい。
第1チャック(11)は、その第1接合対象を冷却する冷却装置(24)を備えている。このとき、積層接合装置(1)は、第1接合対象の加熱と冷却とをより速く繰り返すことができ、複数対の接合対象をより速く接合することができる。
第1駆動装置(14−1〜14−3)は、第1チャック(11)とステージ(6)との間に配置される複数のアクチュエータ(14−1〜14−3)と、その複数のアクチュエータ(14−1〜14−3)にそれぞれ印加される複数の力を測定するセンサ(15−1〜15−3)とを備えている。このとき、積層接合装置(1)は、その測定される力に基づいて複数のアクチュエータ(14−1〜14−3)を伸縮させることができ、第1接合対象と第2接合対象とに荷重をより均一に印加することができ、第1接合対象と第2接合対象とをより高精度に接合することができる。
その複数のアクチュエータ(14−1〜14−3)は、電気信号に基づいて伸縮する複数の素子から形成されることが好ましい。
本発明による積層接合装置(1)は、その第1接合対象とその第2接合対象とに均一に荷重が印加されるように、その複数の力に基づいてその複数のアクチュエータ(14−1〜14−3)を制御する制御装置(16)をさらに備えている。
本発明による積層接合装置(1)は、レンズ(44)を透過する光に基づいて画像を撮像するカメラ(45)を備えている。第2チャック(12)は、レンズ(44)が配置される穴(36)が形成される。レンズ(44)は、一般的に、高倍率であるほどワーキングディスタンスが短い。このため、積層接合装置(1)は、より高倍率であるレンズ(44)を備えていることができ、第1接合対象と第2接合対象とをより高精度に接合することができる。
本発明による積層接合装置(1)は、レンズ(44)が穴(36)から出入りするようにレンズ(44)を駆動するレンズ駆動装置(42)をさらに備えている。積層接合装置(1)は、加熱時にレンズ(44)を第1チャック(11)から退避することができ、レンズ(44)を熱から保護することができる。
レンズ駆動装置(42)は、その画像を撮像するときに、レンズ(44)を焦点合わせする。すなわち、レンズ駆動装置(42)は、レンズ(44)の焦点合わせに兼用されることが好ましい。
その第1接合対象は、互いに別個である複数の接合対象(119)と、複数の接合対象(119)を保持する配置用プレート(111)とを備えている。このとき、積層接合装置(1)は、配置用プレート(111)を利用することにより複数の接合対象(119)を一度に接合することができる。積層接合装置(1)は、さらに、複数の接合対象(119)が不良である不良接合対象を含んでいるときに、その不良接合対象を取り除いて接合することができ、複数の接合対象(119)の全部を不良とする必要がなく、複数の接合対象(119)をより効率よく接合することができる。
配置用プレート(111)のうちの複数の接合対象(119)に接触する面は、複数の接合対象(119)が接触する親水性部分(113−1〜113−n)と、親水性部分(113−1〜113−n)より疎水性である疎水性部分(112)とを含んでいる。このとき、積層接合装置(1)は、複数の接合対象(119)が接触される領域を親水性に形成するときに、複数の接合対象(119)と親水性部分(113−1〜113−n)との間に適量の水を配置することにより、その水の表面張力を用いて親水性部分(113−1〜113−n)に複数の接合対象(119)をより高精度に配置することができ、複数の接合対象(119)をより容易に高精度に接合することができる。
本発明による積層接合方法は、第1接合対象を保持する第1チャック(11)と、第1チャック(11)を支持するステージ(6)と、第1チャック(11)とステージ(6)との間に挟まれる複数のアクチュエータ(14−1〜14−3)と、複数のアクチュエータ(14−1〜14−3)にそれぞれ印加される複数の圧力を測定する複数のセンサ(15−1〜15−3)と、その第1接合対象に対向する第2接合対象を保持する第2チャック(12)に対してステージ(6)を駆動する第2駆動装置(5、8)とを備えている積層接合装置(1)を用いてその第1接合対象とその第2接合対象とを接合する。このとき、積層接合装置(1)は、第1駆動装置(14−1〜14−3)と第1チャック(11)との距離を比較的に短く設計することができ、第1チャック(11)の傾きを変更するときに第1チャック(11)の変位を低減することができ、第1接合対象と第2接合対象とをより高精度に接合することができる。本発明による積層接合方法は、第2駆動装置(5、8)がステージ(6)を駆動している場合で、その複数の圧力のうちの第1圧力が所定の圧力より大きく、かつ、その複数の圧力のうちの第2圧力がその所定の圧力より小さいときに、その複数のアクチュエータのうちのその第1圧力が印加される第1アクチュエータが縮むようにその第1アクチュエータを制御する第1モードと、第2駆動装置(5、8)がステージ(6)を駆動している場合で、その複数の圧力の全部がその所定の圧力より大きいときに、その複数の圧力が互いに等しくなるようにその複数のアクチュエータを制御する第2モードとを備えている。
本発明による積層接合装置および積層接合方法は、接合対象を保持するチャックの傾きを変更するときにそのチャックの変位を低減することができ、その接合対象をより高精度に接合することができる。
図面を参照して、本発明による常温接合装置の実施の形態を記載する。その積層接合装置1は、図1に示されているように、架台2とベース3と圧接用駆動装置5とステージ6と板ばね7とアライメント用駆動装置8と下側チャック11と上側チャック12と圧電素子14−1〜14−3とロードセル15−1〜15−3と制御装置16とを備えている。制御装置16は、コンピュータであり、図示されていないCPUと記憶装置と入力装置と表示装置とインターフェースとを備えている。そのCPUは、制御装置16にインストールされるコンピュータプログラムを実行して、その記憶装置と入力装置と出力装置とインターフェースとを制御する。その記憶装置は、そのコンピュータプログラムを記録し、そのCPUに利用される情報を記録し、そのCPUにより生成される情報を記録する。その入力装置は、ユーザに操作されることにより生成される情報をそのCPUに出力する。その入力装置としては、キーボード、マウスが例示される。その表示装置は、そのCPUにより生成された画面を表示する。そのインターフェースは、制御装置16に接続される外部機器により生成される情報をそのCPUに出力し、そのCPUにより生成された情報をその外部機器に出力する。
ベース3は、鉛直方向に平行移動可能に底板10に支持されている。ベース3は、その上端に平坦な支持面を有している。その支持面は、鉛直方向に垂直である。圧接用駆動装置5は、制御装置16により制御されて、底板10に対して鉛直方向に平行にベース3を駆動する。ステージ6は、板状に形成され、ベース3の支持面に対向するようにベース3の上側に配置されている。板ばね7は、弾性体から形成され、ステージ6の一部に接合されている。アライメント用駆動装置8は、ベース3に支持され、ステージ6がベース3の支持面から100μm程度離れるように、板ばね7で支持している。アライメント用駆動装置8は、制御装置16により制御されて、ステージ6が水平方向に平行に平行移動するように、または、ステージ6が鉛直方向に平行な回転軸を中心に回転移動するように、板ばね7を駆動する。
下側チャック11は、概ね円盤状に形成されている。圧電素子14−1〜14−3は、それぞれ、下側チャック11の円盤の円周を3等分する3位置に配置されている。圧電素子14−1〜14−3は、それぞれ、一端がベース3に接合され、他端が下側チャック11に接合されている。圧電素子14−1〜14−3は、それぞれ、制御装置16により制御されて、伸び縮みする。ロードセル15−i(i=1,2,3)は、圧電素子14−iに印加される力を測定し、その力を制御装置16に出力する。
架台2は、ベース3と圧接用駆動装置5とステージ6と板ばね7とアライメント用駆動装置8と下側チャック11と上側チャック12とが内部に配置される構造体に形成され、底板10に接合されている。上側チャック12は、下側チャック11に対向するように配置され、架台2に接合されている。
このとき、板ばね7は、下側チャック11にセットされた基板と上側チャック12にセットされた基板とを圧接したときに、すなわち、圧接用駆動装置5によりステージ6が鉛直上方向に移動されたときに、ステージ6がベース3の支持面に接触するように弾性変形する。積層接合装置1は、このようにベース3がステージ6を支持することにより、下側チャック11にセットされた基板と上側チャック12にセットされた基板とに、アライメント用駆動装置8の耐荷重を越えるより大きな荷重を加えることができる。
図2は、下側チャック11を示している。下側チャック11は、支持側部分21と基板側部分22とから形成されている。支持側部分21は、圧電素子14−1〜14−3に接合されている部分であり、石英ガラスから形成されている。基板側部分22は、支持側部分21の圧電素子14−1〜14−3に接合されている側の反対側に接合されている部分であり、支持側部分21より熱伝達がよい窒化アルミから形成されている。
下側チャック11は、真空チャック用配管23と冷却用配管24とヒータ25とを備えている。真空チャック用配管23は、一端が下側チャック11の上側チャック12に対向する保持面に接続され、他端が外部の排気装置に接続されている。下側チャック11は、上側チャック12に対向する保持面に基板が配置されているときに、上側チャック12に対向する保持面から真空チャック用配管23を介して空気が排気されることにより、その基板を保持する。冷却用配管24は、支持側部分21に形成され、窒素ガスが流通されることにより、下側チャック11を冷却し、下側チャック11に保持される基板を冷却する。ヒータ25は、支持側部分21の内部に配置され、制御装置16により制御されて、下側チャック11に保持される基板を加熱する。下側チャック11は、さらに、穴26が形成されている。
上側チャック12は、支持側部分31と基板側部分32とを備えている。支持側部分31は、架台2に接合されている部分であり、石英ガラスから形成されている。基板側部分32は、支持側部分31の架台2に接合されている側の反対側に接合されている部分であり、支持側部分31より熱伝達がよい窒化アルミから形成されている。ヒータ35は、支持側部分31の内部に配置され、制御装置16により制御されて、上側チャック12に保持される基板を加熱する。
上側チャック12は、真空チャック用配管33と冷却用配管34とヒータ35と穴36とを備えている。真空チャック用配管33は、一端が上側チャック12の下側チャック11に対向する保持面に接続され、他端が外部の排気装置に接続されている。上側チャック12は、下側チャック11に対向する保持面に基板が配置されているときに、下側チャック11に対向する保持面から真空チャック用配管33を介して空気が排気されることにより、その基板を保持する。真空チャック用配管33は、互いに独立して排気することができる中央真空チャック用配管と周縁真空チャック用配管とを含んでいる。その中央真空チャック用配管は、上側チャック12に保持される基板の中央を保持するように、上側チャック12の保持面の中央に配置されている。その周縁真空チャック用配管(図示されていない)は、上側チャック12に保持される基板の周縁を保持するように、上側チャック12の保持面の周縁に配置されている。冷却用配管34は、支持側部分31に形成され、窒素ガスが流通されることにより、上側チャック12を冷却し、上側チャック12に保持される基板を冷却する。上側チャック12は、さらに、穴36が形成されている。
下側チャック11と上側チャック12とは、比較的熱歪みが小さい窒化アルミから形成されている。このため、積層接合装置1は、下側チャック11により保持される基板と上側チャック12により保持される基板とを加熱して接合するときに、下側チャック11により保持される基板と上側チャック12により保持される基板との平行度の変化が少なく、より均一に荷重が印加され、より高精度に接合することができる。
積層接合装置1は、さらに、アライメント装置19を備えている。アライメント装置19は、透過光照明41とレンズ駆動装置42と同軸落射用照明45とレンズ44とカメラ43とを備えている。透過光照明41は、穴26の内部に配置され、制御装置16により制御されて赤外線を生成する。レンズ駆動装置42は、同軸落射用照明45とレンズ44とカメラ43とを架台2に支持し、制御装置16に制御されて、同軸落射用照明45とレンズ44とカメラ43とを架台2に対して鉛直方向に駆動する。同軸落射用照明45は、制御装置16により制御されて赤外線を生成する。レンズ44は、下側チャック11の穴36より小さいサイズに形成され、穴36の内部に配置されている。レンズ44は、同軸落射用照明45により生成される赤外線を下側チャック11により保持される基板に照射し、または、上側チャック12により保持される基板にその赤外線を照射する。レンズ44は、さらに、下側チャック11により保持される基板を反射または透過する赤外線をカメラ43に透過し、上側チャック12により保持される基板を反射または透過する赤外線をカメラ43に透過する。カメラ43は、レンズ44を透過した赤外線に基づいて下側チャック11により保持される基板の画像を生成し、上側チャック12により保持される基板の画像を生成する。
レンズ44は、一般的に、高倍率であるほどワーキングディスタンスが短い。積層接合装置1は、レンズ44を下側チャック11の穴36の内部に配置することにより、下側チャック11または上側チャック12により保持される基板とレンズ44との距離を短縮することができ、より高倍率であるレンズをレンズ44に適用することができる。積層接合装置1は、より高倍率であるレンズをレンズ44に適用したときに、下側チャック11または上側チャック12により保持される基板をより高精度に撮像することができ、下側チャック11または上側チャック12により保持される基板をより高精度に位置合わせすることができ、下側チャック11により保持される基板と上側チャック12により保持される基板とをより高精度に接合することができる。
圧電素子14−1〜14−3は、鉛直方向に垂直である回転軸を中心に下側チャック11を回転移動させ、すなわち、下側チャック11の傾きを変更することができる。圧電素子14−1〜14−3は、さらに、アライメント用駆動装置8と圧接用駆動装置5とに比較して、下側チャック11により近い位置に配置されている。このため、積層接合装置1は、圧電素子14−1〜14−3を用いて下側チャック11の傾きを変更するときに、下側チャック11の水平方向の変位を低減することができ、下側チャック11に保持される基板と上側チャック12に保持される基板とをより高精度に接合することができる。
図3は、8インチ基板下側セット用治具を示している。その8インチ基板下側セット用治具51は、支持部分52と位置合わせ部分53と位置合わせ部分54とハンドル55とを備えている。位置合わせ部分53は、支持部分52に接合されている。位置合わせ部分54は、支持部分52に接合されている。ハンドル55は、支持部分52に接合されている。
下側チャック11は、図4に示されているように、保持面60と取り付け面61と取り付け面62と突起63とが形成されている。保持面60は、上側チャック12に対向するように平坦に形成されている。取り付け面61は、保持面60を底面とする円柱の側面に沿って形成され、すなわち、保持面60に隣接し、かつ、保持面60に垂直になるように形成されている。取り付け面62は、保持面60と取り付け面61より外側に上側チャック12に対向するように平坦に形成されている。突起63は、取り付け面62に形成されている。
8インチ基板下側セット用治具51の支持部分52は、図4に示されているように、取り付け面56と取り付け面57と穴58とが形成されている。取り付け面56は、下側チャック11の取り付け面61の一部に密着する曲面に形成されている。取り付け面57は、下側チャック11の取り付け面62の一部に密着するように平坦に形成されている。穴58は、下側チャック11の突起63が挿入されるように形成されている。8インチ基板下側セット用治具51は、穴58に突起63が挿入され、かつ、取り付け面56が取り付け面62に密着し、かつ、取り付け面57が取り付け面61に密着することにより、下側チャック11に取り付けられる。
位置合わせ部分53は、位置合わせ面59が形成されている。位置合わせ面59は、鉛直方向に平行になるように形成されている。位置合わせ面59は、8インチ基板下側セット用治具51が下側チャック11に取り付けられたときに、下側チャック11の保持面60の所定の位置に配置された基板50の縁に接触するように形成されている。位置合わせ部分54は、マーク合わせ面が形成されている。そのマーク合わせ面は、鉛直方向に平行になるように形成されている。そのマーク合わせ面は、8インチ基板下側セット用治具51が下側チャック11に取り付けられたときに、下側チャック11の保持面60の所定の位置に配置された基板50のノッチに接触するように形成されている。
図5は、8インチ基板上側セット用治具を示している。その8インチ基板上側セット用治具71は、支持部分72と2つの台座部分73と2つの位置合わせ部分74とマーク合わせ部分75とを備えている。支持部分72は、リング状に形成されている。2つの台座部分73は、支持部分72に接合されている。2つの位置合わせ部分74は、2つの台座部分73にそれぞれ接合されている。マーク合わせ部分75は、支持部分72に接合されている。
8インチ基板上側セット用治具71の支持部分72は、図6に示されているように、取り付け面76と取り付け面77と穴78とが形成されている。取り付け面76は、下側チャック11の取り付け面61に密着する曲面に形成されている。取り付け面77は、下側チャック11の取り付け面62に密着するように平坦に形成されている。穴78は、下側チャック11の突起63が挿入されるように形成されている。8インチ基板上側セット用治具71は、穴78に突起63が挿入され、かつ、取り付け面76が取り付け面62に密着し、かつ、取り付け面77が取り付け面61に密着することにより、下側チャック11に取り付けられる。
2つの台座部分73とマーク合わせ部分75とは、それぞれ、8インチ基板上側セット用治具71が下側チャック11に取り付けられたときに、下側チャック11の保持面60から基板50の厚さ以上に離れるように、支持部分72に支持されている。2つの台座部分73は、それぞれ、穴80と基板支持面81とが形成されている。マーク合わせ部分75は、台座部分73と同様にして基板支持面81が形成されている。2つの台座部分73とマーク合わせ部分75とにそれぞれ形成される3つの基板支持面81は、同一平面上に沿うように配置されている。
位置合わせ部分74は、位置合わせ本体部分83と弾性変形部分83と支持部分84とから形成されている。支持部分84は、台座部分73に接合され、位置合わせ部分74を台座部分73に支持している。弾性変形部分83は、弾性体から形成され、位置合わせ本体部分83と弾性変形部分83とが台座部分73の穴80に挿入されるように、弾性変形可能である。位置合わせ本体部分83は、位置合わせ面79が形成されている。マーク合わせ部分75は、図5に示されているように、マーク合わせ面86が形成されている。
8インチ基板上側セット用治具71は、図7に示されているように、基板支持面81が基板70に接触して、基板70を所定の位置に支持する。位置合わせ面79は、8インチ基板上側セット用治具71が下側チャック11に取り付けられ、基板70を所定の位置に支持したときに、基板70の縁が接触するように形成されている。マーク合わせ面86は、8インチ基板上側セット用治具71が下側チャック11に取り付けられ、基板70を所定の位置に支持したときに、基板70に形成されるノッチ85が沿う曲面に沿うように形成されている。
図8は、2インチ基板下側セット用治具を示している。その2インチ基板下側セット用治具91は、支持部分92と位置合わせ部分93とマーク合わせ部分94とハンドル95とを備えている。位置合わせ部分93は、支持部分92に接合されている。マーク合わせ部分94は、支持部分92に接合されている。ハンドル95は、支持部分92に接合されている。
2インチ基板下側セット用治具91の支持部分92は、8インチ基板下側セット用治具51と同様にして、2つの取り付け面と穴とが形成されている。その2つの取り付け面の一方は、下側チャック11の取り付け面61の一部に密着する曲面に形成されている。その2つの取り付け面の他方は、下側チャック11の取り付け面62の一部に密着するように平坦に形成されている。その穴は、下側チャック11の突起63が挿入されるように形成されている。2インチ基板下側セット用治具91は、その穴に突起63が挿入され、かつ、その2つの取り付け面が取り付け面62と取り付け面61とにそれぞれ密着することにより、下側チャック11に取り付けられる。
位置合わせ部分93は、位置合わせ面が形成されている。その位置合わせ面は、鉛直方向に平行になるように形成されている。その位置合わせ面は、2インチ基板下側セット用治具91が下側チャック11に取り付けられたときに、下側チャック11の保持面60の所定の位置に配置された基板90の縁に接触するように形成されている。マーク合わせ部分94は、マーク合わせ面が形成されている。そのマーク合わせ面は、鉛直方向に平行になるように形成されている。そのマーク合わせ面は、2インチ基板下側セット用治具91が下側チャック11に取り付けられたときに、下側チャック11の保持面60の所定の位置に配置された基板90のオリエンテーションフラットに接触するように形成されている。
図9は、2インチ基板上側セット用治具を示している。その2インチ基板上側セット用治具101は、8インチ基板上側セット用治具71と同様にして、支持部分102と2つの台座部分103と2つの位置合わせ部分104とマーク合わせ部分105とを備えている。支持部分102は、リング状に形成されている。2つの台座部分103は、支持部分102に接合されている。2つの位置合わせ部分104は、2つの台座部分103にそれぞれ接合されている。マーク合わせ部分105は、支持部分102に接合されている。
2インチ基板上側セット用治具101の支持部分102は、8インチ基板上側セット用治具71の支持部分72と同様にして、2つの取り付け面と穴とが形成されている。その2つの取り付け面の一方は、下側チャック11の取り付け面61に密着する曲面に形成されている。その2つの取り付け面の他方は、下側チャック11の取り付け面62に密着するように平坦に形成されている。その穴は、下側チャック11の突起63が挿入されるように形成されている。2インチ基板上側セット用治具101は、その穴に突起63が挿入され、かつ、2つの取り付け面が取り付け面62と取り付け面61とにそれぞれ密着することにより、下側チャック11に取り付けられる。
2つの台座部分103とマーク合わせ部分105とは、それぞれ、2インチ基板上側セット用治具101が下側チャック11に取り付けられたときに、下側チャック11の保持面60から基板の厚さ以上に離れるように、支持部分102に支持されている。2つの台座部分103は、それぞれ、穴と基板支持面とが形成されている。マーク合わせ部分105は、台座部分103と同様にして基板支持面が形成されている。2つの台座部分103とマーク合わせ部分105とにそれぞれ形成される3つの基板支持面は、同一平面上に沿うように配置されている。
位置合わせ部分104は、位置合わせ部分74と同様にして、位置合わせ面が形成されている。位置合わせ部分104は、位置合わせ面が形成されている部分が台座部分103の穴に挿入されるように、弾性変形可能である。マーク合わせ部分105は、マーク合わせ面108が形成されている。
2インチ基板上側セット用治具101は、図10に示されているように、基板支持面が基板100に接触して、基板100を所定の位置に支持する。位置合わせ部分104の位置合わせ面は、2インチ基板上側セット用治具101が下側チャック11に取り付けられ、基板100を所定の位置に支持したときに、基板100の縁が接触するように形成されている。マーク合わせ面108は、2インチ基板上側セット用治具101が下側チャック11に取り付けられ、基板100を所定の位置に支持したときに、基板100に形成されるオリエンテーションフラットが沿う平面に沿うように形成されている。
図11は、下側チャック11により保持される配置用プレートを示している。その配置用プレート111は、半導体ウェハから形成され、接合される基板に対向する面が疎水性部分112と親水性部分113−1〜113−n(n=2,3,4,…)とから形成されている。疎水性部分112は、親水性部分113−1〜113−nより疎水性に形成されている。親水性部分113−1〜113−nの各々は、積層接合装置1を用いて接合されるチップに一致する形状(たとえば、長方形状)に形成され、疎水性部分112に囲まれて配置されている。配置用プレート111は、さらに、周縁にノッチまたはオリエンテーションフラットが形成され、疎水性部分112に2つのアライメントマークが形成されている。
図12は、上側チャック12により保持されるアダプタプレートを示している。そのアダプタプレート114は、くぼみ115と複数の孔116とが形成されている。くぼみ115は、接合される基板に対向する面の反対側の面に形成されている。複数の孔116は、接合される基板に対向する面とくぼみ115とを貫通するように形成され、アダプタプレート114が配置用プレート111に対向するときに親水性部分113−1〜113−nに対向するように配置されている。アダプタプレート114は、真空チャック用配管33の周縁真空チャック用配管から排気されることにより、接合される基板に対向する面の反対側の面のうちのくぼみ115を除く外周部が上側チャック12に吸着されて、上側チャック12に保持される。アダプタプレート114は、上側チャック12により保持されているときに、真空チャック用配管33の中央真空チャック用配管によりくぼみ115と複数の孔116を介して空気が排気されることにより、複数の孔116に接して配置されているチップ119を保持する。アダプタプレート114は、さらに、周縁にノッチまたはオリエンテーションフラットが形成されている。チップ119は、接合される面に接着剤が配置されている。その接着剤としては、金属バンプ、紫外線硬化樹脂が例示される。
積層接合装置1を用いて実行される積層接合方法は、基板をチャックに保持させる動作と配置用プレートにチップを保持させる動作と基板を位置合わせする動作と基板を接合する動作とを備えている。
その基板をチャックに保持させる動作は、下側チャック11に8インチ基板を保持させる動作と上側チャック12に8インチ基板を保持させる動作と下側チャック11に2インチ基板を保持させる動作と上側チャック12に2インチ基板を保持させる動作とを備えている。
ユーザは、下側チャック11に8インチ基板を保持させるときに、まず、8インチ基板下側セット用治具51の穴58に下側チャック11の突起63を挿入し、取り付け面56を取り付け面62に密着させ、取り付け面57を取り付け面61に密着させることにより、8インチ基板下側セット用治具51を下側チャック11に取り付ける。ユーザは、次いで、8インチ基板を下側チャック11の保持面60に接触するように配置した後に、8インチ基板の縁が位置合わせ面59に接触し、8インチ基板のノッチが位置合わせ部分54のマーク合わせ面に接触するように、8インチ基板を摺動させる。ユーザは、次いで、下側チャック11に8インチ基板を保持させて、8インチ基板下側セット用治具51を下側チャック11から取り外す。
ユーザは、上側チャック12に8インチ基板を保持させるときに、まず、8インチ基板上側セット用治具71の穴78に上側チャック12の突起63を挿入し、取り付け面76を取り付け面62に密着させ、取り付け面77を取り付け面61に密着させることにより、8インチ基板上側セット用治具71を下側チャック11に取り付ける。ユーザは、次いで、8インチ基板を基板支持面81に接触するように配置した後に、8インチ基板の縁が位置合わせ面79に接触し、8インチ基板のノッチがマーク合わせ面86に揃うように、8インチ基板を摺動させる。ユーザは、次いで、圧接用駆動装置5を用いて、下側チャック11を上側チャック12に近づけ、8インチ基板が上側チャック12に接触したときに、上側チャック12に8インチ基板を保持させる。ユーザは、次いで、8インチ基板上側セット用治具71を上側チャック12から取り外す。
ユーザは、下側チャック11に2インチ基板を保持させるときに、まず、2インチ基板下側セット用治具91の穴に下側チャック11の突起63を挿入し、2つの取り付け面を取り付け面62と取り付け面61とに密着させることにより、2インチ基板下側セット用治具91を下側チャック11に取り付ける。ユーザは、次いで、2インチ基板を下側チャック11の保持面60に接触するように配置した後に、2インチ基板の縁が位置合わせ部分93の位置合わせ面に接触し、2インチ基板のオリエンテーションフラットがマーク合わせ部分94のマーク合わせ面に接触するように、2インチ基板を摺動させる。ユーザは、次いで、下側チャック11に8インチ基板を保持させて、2インチ基板下側セット用治具91を下側チャック11から取り外す。
ユーザは、上側チャック12に2インチ基板を保持させるときに、まず、2インチ基板上側セット用治具101の穴に上側チャック12の突起63を挿入し、2つの取り付け面を取り付け面62と取り付け面61とに密着させることにより、2インチ基板上側セット用治具101を下側チャック11に取り付ける。ユーザは、次いで、2インチ基板を基板支持面に接触するように配置した後に、2インチ基板の縁が位置合わせ部分104の位置合わせ面に接触し、2インチ基板のオリエンテーションフラットがマーク合わせ面108に揃うように、2インチ基板を摺動させる。ユーザは、次いで、圧接用駆動装置5を用いて、下側チャック11を上側チャック12に近づけ、2インチ基板が上側チャック12に接触したときに、上側チャック12に2インチ基板を保持させる。ユーザは、次いで、2インチ基板上側セット用治具101を上側チャック12から取り外す。
このような動作によれば、ユーザは、基板のアライメントマークがアライメント装置19により撮像されるように、下側チャック11の所定の位置に基板をより容易に保持させることができ、上側チャック12の所定の位置に基板をより容易に保持させることができる。下側チャック11に基板を保持させた後に上側チャック12に基板を保持させるときに、8インチ基板上側セット用治具71または2インチ基板上側セット用治具101は、下側チャック11の基板に接触することがなく、下側チャック11の基板が破損することを防止することができる。
配置用プレート111にチップ119を保持させる動作では、ユーザは、まず、その基板をチャックに保持させる動作と同様にして、アダプタプレート114を上側チャック12に保持させる。ユーザは、アダプタプレート114が上側チャック12により保持されているときに、真空チャック用配管33の中央真空チャック用配管を用いてくぼみ115と複数の孔116を介して空気を排気することにより、複数の孔116に接して配置されているチップ119をアダプタプレート114に保持させる。ユーザは、次いで、その基板をチャックに保持させる動作を用いて配置用プレート111を下側チャック11に保持させる。ユーザは、配置用プレート111の親水性部分113−1〜113−nに水滴を滴下した後に、上側チャック12の真空チャック用配管33の中央真空チャック用配管による排気を停止して、配置用プレート111上にチップ119を落下させる。このとき、チップ119は、その水滴の表面張力により親水性部分113−1〜113−nに一致するように移動し、その水滴が乾燥した後に親水性部分113−1〜113−nに高精度に保持される。ユーザは、チップ119が配置用プレート111に保持された後にアダプタプレート114を上側チャック12から取り外す。このような動作によれば、ユーザは、配置用プレート111にチップを直に高精度に配置する必要がなく、アダプタプレート114にチップを高精度に配置する必要がなく、配置用プレート111の所定の位置にチップ119をより容易に保持させることができる。
その基板を位置合わせする動作は、その基板をチャックに保持させる動作を実行した後に実行される。制御装置16は、まず、圧接用駆動装置5を用いて、下側チャック11を上側チャック12に所定の距離まで近づける。制御装置16は、レンズ44が上側チャック12の穴36の内部に配置されるように、レンズ駆動装置42を用いてレンズ44を駆動する。制御装置16は、透過光照明41を用いて、または、同軸落射用照明45を用いて、下側チャック11に保持される基板と上側チャック12に保持される基板とに赤外線を照射する。制御装置16は、カメラ43を用いて下側チャック11に保持される基板のアライメントマークと上側チャック12に保持される基板のアライメントマークとを画像に撮像する。このとき、制御装置16は、レンズ駆動装置42を用いてレンズ44を駆動することにより、ピントを合わせる。制御装置16は、下側チャック11に保持される基板のアライメントマークと上側チャック12に保持される基板のアライメントマークとがその画像に重なって映し出されるように、アライメント用駆動装置8を用いて下側チャック11を駆動する。
その基板を接合する動作は、その基板を位置合わせする動作の後に実行される。制御装置16は、まず、レンズ44が上側チャック12の穴36の外に配置されるように、レンズ駆動装置42を用いてレンズ44を駆動する。制御装置16は、ヒータ25を用いて下側チャック11に保持される基板を加熱し、ヒータ35を用いて上側チャック12に保持される基板を加熱する。制御装置16は、ロードセル15−1〜15−3を伸び切った状態にする。制御装置16は、次いで、第1モードの動作と第2モードの動作とを実行する。
このようにレンズ44が上側チャック12の穴36の外に配置された後に、下側チャック11または上側チャック12に保持される基板を加熱することによれば、レンズ44は、その熱により破損することが防止される。
第1モードの動作は、圧電素子14−1〜14−3ごとに独立して実行される。図13は、圧電素子14−iにおける第1モードの動作を示している。制御装置16は、ロードセル15−1〜15−3を用いて圧電素子14−1〜14−3に印加される力を測定する(ステップS1)。制御装置16は、下側チャック11に保持される基板のうちの圧電素子14−iに対応する部位が上側チャック12に保持される基板に接触しているかどうかを判別する(ステップS2)。すなわち、制御装置16は、圧電素子14−iに印加される力が所定の力より大きいかどうかを判別する。
制御装置16は、圧電素子14−iに印加される力が所定の力より大きく(ステップS2、YES)、圧電素子14−j(j=1,2,3;j≠i)に印加される力が所定の力より小さいときに(ステップS3、NO)、圧電素子14−iを所定の長さだけ短縮させる(ステップS4)。制御装置16は、圧電素子14−1〜14−3に印加される力の全部が所定の力より大きくなるまで、ステップS1〜S3の動作を繰り返して実行する。制御装置16は、圧電素子14−1〜14−3に印加される力の全部が所定の力より大きいときに(ステップS3、YES)、第2モードの動作を開始する。
図14は、第2モードの動作を示している。制御装置16は、ロードセル15−1〜15−3を用いて圧電素子14−1〜14−3に印加される力を測定する(ステップS11)。制御装置16は、その測定された3つの力の和が所定の値になるように、圧接用駆動装置5を用いて下側チャック11駆動する(ステップS12)。制御装置16は、圧電素子14−1に印加される力がその所定の力の1/3になるように、圧電素子14−1を伸縮させる(ステップS13)。制御装置16は、圧電素子14−2に印加される力がその所定の力の1/3になるように、圧電素子14−2を伸縮させる(ステップS14)。制御装置16は、圧電素子14−3に印加される力がその所定の力の1/3になるように、圧電素子14−3を伸縮させる(ステップS15)。制御装置16は、その測定された3つの力の和が所定の値になっている時間が所定の時間を越えるまで、ステップS11〜S15の動作を繰り返して実行する。制御装置16は、第2モードの動作が終了すると、所定の温度まで冷却するように冷却用配管24に窒素ガスを流通させ、下側チャック11を上側チャック12に所定の距離まで離す。
このような動作によれば、下側チャック11に保持される基板と上側チャック12に保持される基板とが接着剤により接合され、1枚の接合基板が生成される。このような冷却によれば、接合基板は、放冷による冷却に比較して、下側チャック11または上側チャック12からより早く取り出すことができ、複数対の接合対象基板をより速く接合することができる。
なお、下側チャック11または上側チャック12により保持される基板は、アダプタプレート111を備えない他の基板に置換されることができる。その基板としては、複数のMEMSにそれぞれ形成される複数のパターンが1枚の半導体ウェハに形成されているものが例示される。このとき、積層接合装置1は、アダプタプレート111を備える基板と同様にして、高精度に接合することができる。積層接合装置1は、半導体ウェハに形成されている複数のパターンのうちの一部のパターンが不良である場合で、その半導体ウェハを接合したときに、他の良品のパターンに悪影響を及ぼすことがある。積層接合装置1は、アダプタプレート111を用いた場合で、複数のチップ119が不良である不良チップを含んでいるときに、その不良チップを取り外して接合することができ、複数のチップ119の全部を不良とする必要がなく、複数のチップ119をより効率よく接合することができる。
図1は、本発明による積層接合装置の実施の形態を示す断面図である。 図2は、下側チャックと上側チャックとを示し、アライメント装置を示す断面図である。 図3は、8インチ基板下側セット用治具を示す斜視図である。 図4は、8インチ基板下側セット用治具を示す断面図である。 図5は、8インチ基板上側セット用治具を示す斜視図である。 図6は、8インチ基板上側セット用治具を示す断面図である。 図7は、基板がセットされた8インチ基板上側セット用治具を示す斜視図である。 図8は、2インチ基板下側セット用治具を示す斜視図である。 図9は、2インチ基板上側セット用治具を示す斜視図である。 図10は、基板がセットされた2インチ基板上側セット用治具を示す斜視図である。 図11は、配置用プレートを示す平面図である。 図12は、アダプタプレートを示す断面図である。 図13は、第1モードの動作を示すフローチャートである。 図14は、第2モードの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 :積層接合装置
2 :架台
3 :ベース
5 :圧接用駆動装置
6 :ステージ
7 :板ばね
8 :アライメント用駆動装置
10:底板
11:下側チャック
12:上側チャック
14−1〜14−3:圧電素子
15−1〜15−3:ロードセル
16:制御装置
19:アライメント装置
21:支持側部分
22:基板側部分
23:真空チャック用配管
24:冷却用配管
25:ヒータ
26:穴
31:支持側部分
32:基板側部分
33:真空チャック用配管
34:冷却用配管
35:ヒータ
36:穴
41:透過光照明
42:レンズ駆動装置
43:カメラ
44:レンズ
45:同軸落射用照明
50:基板
51:インチ基板下側セット用治具
52:支持部分
53:位置合わせ部分
54:位置合わせ部分
55:ハンドル
56:取り付け面
57:取り付け面
58:穴
59:位置合わせ面
60:保持面
61:取り付け面
62:取り付け面
63:突起
70:基板
71:インチ基板上側セット用治具
72:支持部分
73:台座部分
74:位置合わせ部分
75:マーク合わせ部分
76:取り付け面
77:取り付け面
78:穴
79:位置合わせ面
80:穴
81:基板支持面
83:部分
84:支持部分
85:ノッチ
86:マーク合わせ面
90:基板
91:インチ基板下側セット用治具
92:支持部分
93:位置合わせ部分
94:マーク合わせ部分
95:ハンドル
100:基板
101:インチ基板上側セット用治具
102:支持部分
103:台座部分
104:位置合わせ部分
105:マーク合わせ部分
108:マーク合わせ面
111:配置用プレート
112:疎水性部分
113−1〜113−n:親水性部分
114:アダプタプレート
115:くぼみ
116:複数の孔
119:チップ

Claims (2)

  1. 第1接合対象基板を保持する第1チャックと、
    前記第1チャックを支持するステージと、
    前記第1チャックの傾きが変更するように、前記ステージに対して前記第1チャックを駆動する第1駆動装置と、
    前記ステージに接合されるばねと、
    ベースと、
    前記ベースに対して前記ステージが水平方向に平行に平行移動するように、または、前記ベースに対して前記ステージが鉛直方向に平行な回転軸を中心に回転移動するように、前記ばねを駆動する第2駆動装置と、
    前記第1接合対象基板に対向する第2接合対象基板を保持する第2チャックに対して前記ベースを移動させて、前記第1接合対象基板と前記第2接合対象基板とを圧接する第3駆動装置とを具備し、
    前記ばねは、前記第1接合対象基板と前記第2接合対象基板とが圧接されるときに、前記ステージが前記ベースに接触するように、弾性変形し、
    前記第1チャックは、
    前記第1接合対象基板を加熱するヒータと、
    記第1接合対象基板を冷却する冷却装置を備え
    前記第1駆動装置は、
    前記第1チャックと前記ステージとの間に配置される複数のアクチュエータと、
    前記複数のアクチュエータにそれぞれ印加される複数の力を測定するセンサとを備え
    前記複数のアクチュエータは、電気信号に基づいて伸縮する複数の素子から形成され
    さらに、
    前記第1接合対象基板と前記第2接合対象基板とに均一に荷重が印加されるように、前記複数の力に基づいて前記複数のアクチュエータを制御する制御装置と、
    レンズを透過する光に基づいて画像を撮像するカメラと、前記第2チャックは、前記レンズが配置される穴が形成され
    前記レンズが前記穴から出入りするように前記レンズを駆動するレンズ駆動装置とを具備し、
    前記レンズ駆動装置は、前記画像を撮像するときに、前記レンズを焦点合わせし、
    前記第1接合対象基板は、
    互いに別個である複数の接合対象基板と、
    前記複数の接合対象基板を保持する配置用プレートとを備え
    前記配置用プレートのうちの前記複数の接合対象基板に接触する面は、
    前記複数の接合対象基板が接触する親水性部分と、
    前記親水性部分より疎水性である疎水性部分とを含み、
    さらに、
    積層接合装置用治具を具備し、
    前記積層接合装置用治具は、
    前記第1チャックに接触するチャック接触面が形成される支持部分と、
    前記第2接合対象基板の縁に接触する位置合わせ面が形成される位置合わせ部分と、
    前記第2接合対象基板のうちの前記第1チャックに対向する面の一部に接触して前記第2接合対象基板を支持する支持面が形成される台座部分とを具備し、
    前記第1チャックは、前記チャック接触面に接触する面に第1嵌合部分が形成され、
    前記支持部分は、前記第1嵌合部分に嵌合する第2嵌合部分が前記チャック接触面に形成され、
    前記支持部分は、前記台座部分を前記第1チャックに接触しないように支持し、
    前記第2接合対象基板は、前記チャック接触面が前記第1チャックに接触するように前記積層接合装置用治具が前記第1チャックに取り付けられ、前記支持面が前記第2接合対象基板に接触するように、かつ、前記位置合わせ面が前記第2接合対象基板の縁に接触するように前記第2接合対象基板が前記積層接合装置用治具に配置された後に、前記第3駆動装置により前記ベースが移動し、前記第2接合対象基板が前記第2チャックに接触することにより、前記第2チャックに保持される
    積層接合装置。
  2. 請求項に記載される積層接合装置を用いて前記第1接合対象基板と前記第2接合対象基板とを接合する積層接合方法であり、
    前記第3駆動装置が前記ベースを駆動している場合で、前記複数の圧力のうちの第1圧力が所定の圧力より大きく、かつ、前記複数の圧力のうちの第2圧力が前記所定の圧力より小さいときに、前記複数のアクチュエータのうちの前記第1圧力が印加される第1アクチュエータが縮むように前記第1アクチュエータを制御する第1モードと、
    前記第3駆動装置が前記ステージを駆動している場合で、前記複数の圧力の全部が前記所定の圧力より大きいときに、前記複数の圧力が互いに等しくなるように前記複数のアクチュエータを制御する第2モード
    とを具備する積層接合方法。
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