JP4247113B2 - 長方形の画像センサによりパノラマ画像を撮像する方法 - Google Patents

長方形の画像センサによりパノラマ画像を撮像する方法 Download PDF

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Description

本発明は、デジタルパノラマ画像の取得およびパノラマ画像のコンピュータ画面上への表示に関する。
本発明は、特に、その光軸に対して一定の視界角を有する魚眼対物レンズによりパノラマを、長方形の形状の画像センサ上に投影するステップを有するデジタルパノラマ画像の撮像方法に関する。
本発明は、さらに、上述の方法に従って画面上に撮像された初期パノラマ画像を表示する方法に関する。
図1には、デジタルパノラマ画像をコンピュータ画面上に生成して表示することができる従来の装置が示されている。この装置は、その光軸に対して一定の視界角を有し、好ましくは、少なくとも2πステラジアンの立体画像撮像角(すなわち少なくとも180°の視界角)を提供する魚眼対物レンズ2を備えたデジタルカメラ1を備えている。カメラ1は、画面6を備えた、例えば、マイクロコンピュータなどのコンピュータ5に接続されている。マイクロコンピュータ5との接続は、例えば、カメラ1がデジタルビデオカメラの場合は常時接続であってもよいし、例えばカメラ1が画像メモリを備えた静止デジタルカメラの場合は、一時的な接続であってもよい。
図2は、魚眼対物レンズ2によりデジタル画像センサ3に投影されたパノラマ画像4の表示を示している。最も広く知られている民生品デジタルカメラの産業上の基準によると、画像センサ3は長方形の形状であり、4/3フォーマット(ビデオフォーマット)の長方形の写真を生成する。画像センサに投影されたパノラマの像は、円板の形状で、それぞれの光軸に対して一定の視界角を有する軸対称な複数の魚眼対物レンズを特徴としている。したがって、長方形の画像センサの全体像の端部は暗くなるため、後のデジタル処理で削除される。円板形画像4を有するこの長方形のデジタル画像は、カメラ1により、像点の赤ピクセルである「R」、緑ピクセルである「G」、青ピクセルである「B」、アルファパラメータすなわち透明である「A」、からなる2次元テーブルに配置されたRGBAにコード化された物点を含むコンピュータファイルの形式で送り出される。パラメータR、G、B、Aは通常は8ビットのコードである。
次に、画像ファイルはマイクロコンピュータ5に伝達され、初期の円板形画像4は3次元デジタル画像に変換され、画面6の全体または一部を占めるディスプレイウィンドウDW上でユーザに3次元画像のセクタを表示する。
図3は、2次元パノラマ画像をパノラマ画像に変換して、現実的な遠近感を提供する従来のステップを示している。画像の黒い端部を削除した後、マイクロコンピュータは、中心O’を中心とし、軸OU’およびOV’を有する円板形画像10を形成する像点群を得る。円板形画像10の像点は、直交する座標系軸OXYZにより定義される3次元空間に変換される。軸OZは円板形画像の面に対して垂直である。この変換は、マイクロコンピュータが実行するアルゴリズムが実現する数学的関数により行われ、この変換により座標系OXYZで表される像点群が得られる。これらの像点は、例えば、球座標RGBA(φ、θ)にコード化される。φは像点の経度でθは像点の緯度を表し、角度φ、θは4から8バイトに符号化される(IEEE標準)。これらの像点は、系の中心Oに対して少なくとも2πステラジアンの立体角を網羅する球形部HSを形成する。画像セクタ11の中心点O’’を定義するOXYZ系の中心点Oに観察者がいるとした場合、方向OO’’は「視野方向」と呼ばれ、マイクロコンピュータは、上述のディスプレイウィンドウDWに対応する画面上に表示される3次元の仮想画像のセクタ11を有する(図1)。
デジタルパノラマ画像セクタをコンピュータ画面上に表示する技術には様々な利点があり、その1つの利点として画面上で画像セクタ11を上下左右にパノラマ画像の限度まで移動させる、パノラマ画像の「探索」を実行できる点があげられる。この技術は、2つの補完的な関係にあるデジタル画像が撮像されてマイクロコンピュータに提供された場合に、画像を回転させることにより、2つの半球を組み合わせて完全なパノラマの球を再構成することを可能にする。パノラマ画像を画面で表示することのもう1つの利点は、観察者が画像の一部を拡大またはズームできるという点にある。ズームは画面に表示される画像セクタを縮小したり、画面のピクセルの像点の分布を拡大するデジタル処理により実行される。
このような利点があるにもかかわらず、デジタルズームには、画像センサの解像度が、一般的に従来の写真の解像度と比較して大幅に低いため、解像度に限界があるという欠点もある。このため、拡大を繰り返し、画像センサの解像度が限界に達すると、画像の粒子があれてしまう。
この欠点を克服するために、センサの解像度の限界を示す色ブロックの出現を遅延させるようにピクセル補間を行う処理が知られている。しかしながら、この方法は画像セクタを拡大して表示する場合を改善するだけであり、精細度を改善することはできない。もう1つの解決方法として、ズームの際の精細度に余裕を持たせるように、拡大せずに画像セクタを表示する場合に必要な解像度を上回る高解像度の画像センサを提供することがある。しかしながら、この解決方法は画像センサの価格がエリア当たりのピクセル数が増えるごとに大幅にあがるため、費用がかかる。もう1つの解決方法は、円板形画像の直径を画像センサの長さと等しくした面に画像センサを配置する方法である。これにより画像センサの表面全体が網羅されるが、投影された画像では画像センサの上部および底部の幅が削除されてしまう。この場合、視界角が減少するという欠点がある。
したがって、本発明の一般的な目的は、画像センサのエリア当たりのピクセル数を増やす必要なく、また、視界角を減少することなく、デジタルパノラマ画像の特定の部位についてデジタル拡大した場合の精細度を向上することにある。
本発明は以下の2つの前提に基づいて上述の目的を達成している。
1)民生品デジタルカメラに使用される長方形画像センサ、特に4/3センサは、魚眼画像撮像には最適でない。図2に示されるように、円板形画像4の側方にある黒い端部はそれぞれ、表面エリアを広く占有しており、相当のピクセル数を浪費して、デジタルズームの精細度と品質を損なっている。
2)ビデオ監視、ビデオ会議、テレビ会議など多くの用途で、デジタルパノラマ画像で最も関心がもたれる部分は、円板形画像の中心部を通り円板形画像を左右に横断する水平線に沿った画像の中心方向の部分にある。余暇の分野でも、ほとんどのパノラマ画像には、例えば空や天井、地面など他の部分と比較して関心の薄い部分があり、一般的に最も役立つ部分は、上述の水平線に沿った画像の中心近辺にある。
これらの前提に基づき、本発明の主題は、アナモルフォーズにより画像を歪ませ、視野を狭めることなく側方に拡大させる本発明に係る魚眼対物レンズを使用することにより長方形の画像センサに投影される魚眼画像を拡大することにある。この拡大は、画像センサの長さ方向に実行され、画像がセンサの受光表面領域を超えることのないように画像センサの幅方向に画像が拡大されることはない。上述の水平線に沿った画像の中央ゾーンは、拡大しなかった場合よりも多くの画像センサのピクセル数を網羅し、精細度が高くなっているため、デジタルズームの品質を実質的に向上する。
本発明の他の態様によると、画像は続いて処理され、精細度が高いという利点を保ちながら、対物レンズの光学的歪みが補正され、歪みのない画像セクタがディスプレイウィンドウに表示される。
より詳細には、本発明は、外部パノラマを撮像する方法において、光軸に対して一定の視界角を有し、視野を狭めることなく従来の円板形画像より広い面積を網羅する、前記外部パノラマに対応し従来の円板形状ではない歪んだパノラマ画像を表面に投影する魚眼対物レンズを準備するステップと、長方形形状の画像センサを準備するステップと、従来の円板形画像により網羅されるピクセル数より多くのピクセル数を前記画像センサ上で網羅する歪んだパノラマ画像を前記画像センサに投影するよう前記魚眼対物レンズを用いるステップと、を備えることを特徴とする。
一実施の形態によると、魚眼対物レンズは前記魚眼対物レンズの光軸に垂直な軸に応じて変化する像点分布関数を有し、前記光軸に垂直な第1軸に沿って画像の最小広がり率を有し、光軸に垂直な少なくとも1つの第2軸に沿って画像の最大広がり率を有し、前記画像センサに投影される画像が前記第2軸に沿って拡大する。
一実施の形態によると、前記魚眼対物レンズの前記第1軸と前記第2軸は垂直であり、前記魚眼対物レンズにより前記画像センサに投影された画像は楕円形形状である。
一実施の形態によると、前記楕円形形状の画像の長軸が前記画像センサの有効長と一致するように、前記画像センサは、前記魚眼対物レンズの前記第1軸および前記第2軸に対して配置される。
一実施の形態によると、前記楕円形形状の画像の長軸が前記画像センサの対角線と一致するように、前記画センサは、前記魚眼対物レンズの前記第1軸および前記第2軸に対して配置される。
一実施の形態によると、投影された画像が少なくとも1つの実質的に拡大されたゾーンと、少なくとも1つの実質的に圧縮されたゾーンを有するように、前記魚眼対物レンズは、線形分布関数と比較して少なくとも±10%の最大発散度を有する非線形の分布関数を有する。
一実施の形態によると、前記魚眼対物レンズは、所定の視界角に応じてパノラマ画像を撮像するレンズ群と、魚眼対物レンズの光軸に垂直な回転軸を有する少なくとも1つの円柱形レンズとの組み合わせを備える。
また、本発明は、外部パノラマを画面に表示する方法であって、前記歪んだパノラマ画像が前記画像センサ上に得られるよう、本発明の方法に従って外部パノラマを撮像するステップと、前記歪んだパノラマ画像を補正して歪みのないデジタル画像に変換するステップと、を備えたことを特徴とする。
一実施の形態によると、前記歪んだパノラマ画像を円板形の形状の補正されたデジタル画像に変換するステップを有し、前記歪んだパノラマ画像により網羅される前記画像センサのピクセル数より多い像点の数を前記補正された画像が有するように、前記補正された画像の直径が選択される。
一実施の形態によると、前記歪んだパノラマ画像は楕円形形状で、前記補正された画像は、前記楕円形形状のパノラマ画像の長軸のピクセル数と少なくとも同じサイズであるピクセル数のサイズの直径を有する。
一実施の形態によると、前記画面に表示される画像セクタの像点の色を決定する、画面上に表示される前記画像セクタの像点を前記歪んだパノラマ画像に投影するステップを備え、前記歪んだパノラマ画像を補正して歪みのないデジタル画像に変換するステップが前記投影ステップに含意されるように、前記画像セクタの像点を前記歪んだパノラマ画像に投影する前記ステップは、前記魚眼対物レンズの光学的特性を表す分布関数により実行される。
一実施の形態によると、前記投影ステップは、前記画像セクタの像点を球形部に投影する第1ステップと、前記球形部に投影された像点を前記歪んだパノラマ画像に投影する第2ステップと、を有する。
また、本発明は、本発明に係る表示方法のステップを実行するように、コンピュータにより実行可能なプログラムコードを有する、デジタルコンピュータのメモリにロード可能な媒体に記録されたコンピュータプログラムに関する。
また、本発明は、その光軸に対して一定の視界角を有し、パノラマ画像を画像センサに投影する光学手段を備えた魚眼対物レンズにおいて、視野を狭めることなく、従来の円板形画像により網羅されるピクセル数より多いピクセル数を網羅する、従来の円板形画像ではない歪んだ画像を画像センサに投影する魚眼対物レンズに関する。
一実施の形態によると、前記魚眼対物レンズは、前記魚眼対物レンズの光軸に垂直な軸に応じて変化する像点分布関数を有し、前記光軸に垂直な第1軸に沿って画像の最小広がり率を有し、前記光軸に垂直な少なくとも1つの第2軸に沿って画像の最大広がり率を有し、前記魚眼対物レンズにより与えられる画像は前記第2軸に沿って拡大する。
一実施の形態によると、前記魚眼対物レンズにより与えられた画像が少なくとも1つの実質的に拡大されたゾーンと、少なくとも1つの実質的に圧縮されたゾーンを有するように、前記魚眼対物レンズは、線形分布関数と比較して少なくとも±10%の最大発散度を有する非線形の分布関数を有する。
一実施の形態によると、前記対物レンズは、所定の視界角に応じてパノラマ画像を撮像するレンズ群と、前記対物レンズの光軸に垂直な回転軸を有する少なくとも1つの円柱形レンズとの組み合わせを備える。
一実施の形態によると、前記対物レンズは、アポダイザを形成する光学手段を備える。
一実施の形態によると、アポダイザを形成する前記光学手段は少なくとも1つの非球面レンズを有する。
一実施の形態によると、前記対物レンズは少なくとも1つの歪み鏡を備える。
一実施の形態によると、前記対物レンズは、パノラマアダプタ形で、静止カメラの非パノラマ対物レンズの前部に配置される。
本発明に係るパノラマ画像撮像方法の説明。
I.初期画像の歪み
図4は、その光軸OZに対して一定の視界角を有する本発明に係る魚眼対物レンズ15と、対物レンズ15の画像面に配置された長方形の画像センサ16とから構成されるパノラマ画像撮像システムの断面図である。
図4に示された断面図から理解できるように、魚眼対物レンズ15の特性は、従来の対物レンズの特性と同様であり、所定の角度分布関数Fdに特徴がある。1つの例として、a、bという2つの物点がパノラマPMに含まれ、それぞれが視界角α1、α2を有するものとする。従来、物点の視界角は、上述の物点と点「P」で示されているパノラマPMの中心点を通過する入射光線と光軸OZがなす角度である。センサ16上の物点a、bに対応する像点a’、b’は、画像の中心から距離をd(a’)、d(b’)とすると、角α1、α2と以下の関係式により表される、
(1)d(a’)=Fd(α1)
(2)d(b’)=Fd(α2)
Fdは物点の視界角に対する像点の分布関数である。
本発明に係る対物レンズ15は、従来の対物レンズとは、分布関数Fdが光軸OZに垂直な面の物点の位置に応じて変化する点が異なる。図5A、5Bおよび5Cを参照してこの対物レンズの特性についてわかりやすく説明する。
図5Aは、円形の形状をしたパノラマPMを示しており、光軸OZはこの図の面に対して垂直になっている。対物レンズは、光軸OZに対して垂直な面PL上(すなわち、本紙の面と平行または同一)に位置する2つの軸X1、X2を有し、2つの軸X1、X2はそれぞれ、光軸OZを通っている。2つの軸X1、X2の間の角偏差はψ1で、90°が好ましい。本発明では、対物レンズは軸X1に沿って分布関数Fd[X1]、軸X2に沿って分布関数Fd[X2]を有している。関数Fd[X1] と関数Fd[X2]は異なり、関数Fd[X1]は、画像が低い広がり率を有する関数であり、関数Fd[X2]は、画像が高い広がり率を有する関数である。
理解を容易にするため、a1、b1およびa2、b2と、2組の物点がそれぞれ軸X1、軸X2に沿って配置されており、物点a1、a2は光軸OZに対して同一の視界角α1を有し、物点b1、b2は光軸OZに対して同一の視界角α2を有するものとする(図4を参照)。図5Bはこれらの物点の長方形の画像センサ16への投影を示している。対物レンズは画像センサ16に対して広がりの小さいX1の軸がセンサの幅に対応し、広がりの大きいX2の軸がセンサの長さに対応するように配置されている。好ましくは、撮影された映像の軸X2は横軸に対応し、軸X1は縦軸に対応する。図5Bに示されるように、投影された画像上で、軸X1に沿った像点a1’、b1’、軸X2に沿った像点a2’、b2’は区別することができる。点a1’は画像の中心からd(a1’)=F[X1](α1)の距離離れており、点b1’は画像の中心からd(b1’)=F[X1](α2)の距離離れており、点a2’は画像の中心からd(a2’)=F[X2](α1)の距離離れており、点b2’は画像の中心からd(b2’)=F[X2](α2)の距離離れている。従来の魚眼対物レンズでは、物点a1、a2が同じ視界角α1を有するため、距離d(a1’)は距離d(a2’)と等しくなる。同様に、物点b1、b2が同じ視界角α2を有するため、距離d(b1’)は距離d(b2’)と等しくなる。本発明に係る魚眼対物レンズでは、距離d(b2’)は距離d(b1’)より大きく、本発明に係る魚眼対物レンズでは、距離d(a2’)は距離d(a1’)より大きい。
好ましくは、軸X1に沿う像点がセンサの有効幅lC全体を占めるように関数F[X1]を選択する。同様に、軸X2に沿う像点がセンサの有効長LC全体を占めるように関数F[X2]を選択する。このため、図4および5Aに示されるように物点b1、b2の視界角が90°で、対物レンズの開口角が180°の場合、像点b1’、b2’の画像の中心に対する距離d(b1’)、d(b2’)はそれぞれlC/2、LC/2となる(図5B)。
軸X1、X2に加えて、本発明に係る対物レンズは無限の数の中間軸Xiを有し、対物レンズはこの中間軸Xiに沿って、最小広がり率を上回る広がり率を有する分布関数F[Xi]を有する。例えば、軸Xiが軸X1に対して角ψiの関係で、角ψiはψ1を下回る場合、軸Xiに沿って位置し、視界角α1、α2を有する2つの物点ai、bi(図5A)について考察する。センサ16上の対応する像点ai’、bi’(図5B)は、画像の中心に対してそれぞれ距離d(ai’)=F[Xi](α1)、d(bi’)=F[Xi](α2)離れている。距離d(ai’)と距離d(bi’)はそれぞれ、距離d(a1’)と距離d(b1’)より大きい。
したがって、本発明に係る魚眼対物レンズの分布関数Fdは、光軸OZに垂直な面上の、物点が配置された軸に従って変化し、軸X1に沿って最小の広がり率を有し、少なくとも第2軸、すなわち、上述の例においては軸X2に沿って最大の広がり率を有する。
次に、図11および図12を参照して、光軸に対して垂直な回転軸を有する円柱形レンズと等価の、光軸に対して平行な回転軸を有する円環形(toroidal)レンズを使用して、楕円形の画像を提供する、本発明に係る対物レンズの1つの実施の形態について説明する。図5Bで、像点ai’は点a1’とa2’を通る楕円上に、像点bi’は点b1’とb2’を通る楕円上に位置する。
さらに、図11および図12を参照して説明する本実施の形態では、関数Fdは、対物レンズの各軸Xiに沿って線形であり、像点ai’の画像の中心に対する距離d(ai’)は以下の関係式により表される。
(3)d(ai’)=Kiαi
ここでαiは対応する物点aiの視界角であり、Kiは、物点が位置する軸Xiに応じて変化する分布定数である。
理解を容易にするため、本発明に係る対物レンズの分布関数Fd[Xi]の例を、図5CにY軸を相対距離dr、X軸を視界角αとした曲線のグラフで表す。像点の相対距離drは、軸X1に位置する像点の画像の中心に対して最も離れた距離で割った像点の画像の中心に対する距離である。楕円形画像の場合、軸X1に沿って最も離れた距離は楕円の短軸の半分の長さD1/2である。
図5Cで、3本の曲線はそれぞれ異なり、分布関数Fd[X1]、Fd[X2]、Fd[Xi]に対応している。この場合、3つの分布関数は線形であるため、それぞれ傾きがK1、K2、Kiの直線になっている。傾きK1は180°の開口角を有する対物レンズの場合1/90°で、傾きK2はK1より大きく、傾きKiはK1とK2の間である。図示されているように、傾きK2は、画像が画像センサの有効長Lc全体を網羅するようにK1*Lc/lcと等しいことが好ましい。
以下、本発明の他の態様について楕円形の画像が画像センサに投影された場合を想定して説明する。本書では従来の円板形状の画像を「円板形画像」と呼び、楕円形状の画像は「楕円形画像」と呼ぶ。
本発明に係る方法の利点は、視界を減少することなく、投影された画像により網羅される面を円板形画像により網羅される面よりも広くして、画像により網羅されるピクセル数を高くする点にある。楕円形画像の場合、本発明を使用して得られる精細度のゲインは簡単にピクセル比で算出することができる。画像センサの表面エリアで、楕円形画像は以下に算出されるピクセル数NPを網羅する。
(4)NP=π(D1/2)*(D2/2)*Np
Npはエリア当たりのセンサのピクセル数で、D2は楕円形画像の長軸、D1は楕円形画像の短軸である(D1はセンサの有効幅lcにより決定され、D2は最大でもセンサの有効長Lcと等しいことに注意する)。
これに対し、円板形画像により網羅されるピクセル数NP’は以下の通りである。
(5)NP’=π(D1/4)*Np
D1は画像の直径で、センサの幅により決定される。
関係式(4)と(5)から、楕円形画像と円板形画像の間で得られるピクセルの百分率G%は以下の通りである。
(6)G%=(D1/D2―1)*100
民生品デジタルカメラの画像センサは同時に有するピクセル数は200万ピクセルのオーダー、すなわち1600×1200ピクセルであり、民生品デジタル写真市場の標準に対して4/3の比率である。楕円形の投影を実行する本発明に係る対物レンズは、網羅するピクセル数で33%のゲインを提供し、これは、軸X2に沿って、X2軸の近隣に位置する画像の部分で精細度において大幅なゲインを意味する。
このゲインは、幅に対する長さの比が3/2のフィルム(24*36フォーマットの民生品フィルム)を使用した従来のカメラに本発明に係る方法を実施した場合、さらに高くなる。撮影された映像を一定の精細度のスキャナでデジタル処理する。デジタル処理された後、網羅されるピクセル数のゲインは(デジタル処理の間の精細度は一定として)50%となる。
ここで、本発明に係る方法は、デジタル画像センサを使用したデジタル写真技術、および従来の写真を撮影するステップと、写真をスキャナでデジタル処理するステップとを有したデジタル写真技術の両方に適用可能である点に注意したい。したがって、本願の「デジタル画像センサ」という用語はデジタル画像センサと、スキャナなどのデジタル処理装置を組み合わせた従来の写真フィルムの両方を意味する。
II.初期画像の歪み補正
画像センサに投影された画像を拡大する際に、拡大されたゾーンに網羅される画像センサのピクセル数を増加することにより、拡大されたゾーンの画像の精細度を向上する本発明の第1の態様についてすでに説明した。本発明に係る魚眼対物レンズの一実施の形態を説明する前に、初期画像の歪みを補正して光学的歪みのない画像を観察者に提供する本発明の第2の態様を説明する。先に述べたように、本発明のこの態様は楕円形画像を参照して説明する。
本発明の第2の態様は、画面上に双方向パノラマ画像を提供するために、初期画像をコンピュータにより処理する段階で実施する。本発明の方法を実施する手段は図6に示すように、その装置は一般的である点においては従来と同様である。デジタルカメラ20は、画面23を有したマイクロコンピュータ22に接続した、本発明に係る対物レンズである魚眼対物レンズ21を備えた点において従来のものと異なるといえる。カメラ20により撮影されたデジタル画像IMiはマイクロコンピュータに転送されて、処理され、画面23上のディプレイウィンドウDWに表示される。画像を変換して表示するアルゴリズムを有する本発明に係る処理プログラムは、最初に、CD−ROM25により、あるいは、例えばインターネットを介してダウンロードすることにより画像をコンピュータに取り込む。カメラ20は静止デジタルカメラまたはデジタルビデオカメラでもよく、マイクロコンピュータとの接続は常時接続でもよいし、そうでなくてもよい。ビデオカメラの場合、マイクロコンピュータは画像のフローを受け取ると、リアルタイムに処理して画面に表示する。
ここで、本発明が提供する2つの初期画像の歪み補正方法について説明する。第1の実施の形態では、楕円形画像は補正されて従来の円板形画像を得る。補正された円板形画像は従来の魚眼対物レンズにより生成される円板形画像と等価であり、後に、従来の市販のディスプレイソフトウェアプログラムで処理して、円板形画像の像点を3次元空間に変換し、3次元画像のセクタを画面上に双方向で表示することが可能である。第2の実施の形態では、対物レンズの角度分布関数Fdを使用してディスプレイウィンドウDWに表示される画像セクタを形成する像点は随時決定され、画像はリアルタイムに補正される。
第1の実施の形態の補正方法
図7Aおよび7Bは、本発明に係る方法の第1の実施の形態を示している。ここで、初期画像Img1は、短軸D1、長軸D2の楕円形画像ID1を有するものとする(図7A)。初期画像Img1は、半径D3の円板形画像ID2を有する補正後画像Img2に変換される(図7B)。円板形画像ID2の半径D3は、円板形画像ID2の回転が楕円形画像ID1の最も拡大されたゾーンの回転と同等またはほぼ同等となるように、楕円形画像ID1の長軸D2と等しいことが好ましく、ここで情報の密度が最も高くなる。すなわち、こことは長軸D2の近隣に位置する画像の中央部である。
本方法は画像を(D2/D1)*100パーセントの比率で垂直に拡大する。例えば以下に記載するアルゴリズム1により実行する。
―Img1は楕円形画像ID1を有する初期画像である。
―Img2は、従来の円板形画像ID2を有するアルゴリズム1により生成された画像である。
―aは楕円形画像ID1の短軸の半分で、ピクセル数で以下のように表される。a=D1/2*Np1、Np1は使用する画像センサの長さ当たりのピクセル数である。
―bは楕円形画像ID1の長軸の半分で、ピクセル数で以下のように表される。a=D2/2*Np1
―「O」は初期画像Img1の中心であり同時に生成される画像Img2の中心を意味する。
―iとjは、画像Img2の像点Img2[i、j]の座標で、iは列、jは行で、座標点(0,0)は画像の中心である。
―rは画像Img2の像点の画像の中心に対する距離である。
―「u」と「v」は初期画像Img1の像点Img1[i、j]の座標で、uは列、vは行で、座標点(0,0)は画像の中心である。
―[OU)は原点がOで、方向Uの基本軸である。
―[OP]は原点がOで、終点がPの線分で、Pは座標(u、v)の像点である。
―θは軸[OU)と線分[OP]の角度である。
―√は平方根関数である。
―arc cosはコサイン関数の逆関数である。
ALGORITHM 1
1/ For i = -b to +b
2/ For j = -b to +b
3/ r = √(i*i + j*j)
4/ if (r <b) then
5/ if j < 0 then
6/ θ= arc cos (i / r)
7/ if not
8/ θ= - arc cos (i / r)
9/ End if
10/ u = r * cos (θ)
11/ v = (a/b) * r * sin (θ)
12/ Img 2 [i, j] = Img1 [u, v]
13/ End if
14/ End for
15/ End for
実際、当業者には周知のことであるが、アルゴリズム1は画像Img2に双線形(Bilinear)補完を実質的に実行して最終画像を平滑化することにより改善することができる。
図8は、パノラマ画像を撮像し、画面に双方向に表示する方法のステップの概要を示すフローチャートである。このフローチャートは、本書の一部である付録の表1に記載されている。ステップS1とステップS2はそれぞれ、画像の取得と画像のコンピュータへの転送で、それ自体は従来のものであるが、撮像した画像が楕円形の形状であるという点において従来の手法とは異なる。楕円形画像ID1を補正するステップS3は、本発明の方法に従って上述のアルゴリズムにより実行される。「デジタル処理」と呼ばれるステップS4は従来のものと同じである。このステップは円板形画像ID2の像点を軸OXYZの3次元空間に変換するステップで、像点は、例えば、球座標で表される。ステップS5もまた従来のものと同じで、ディスプレイウィンドウDWに画像のセクタを表示する。ディスプレイウィンドウはユーザの行動によっては上方または下方に移動し、あるいはユーザの要求に従って拡大される。拡大された場合、初期画像の拡大された部分に対応するゾーンは従来のものよりも精細度が向上されている。
第2の実施の形態の補正方法
図9は本発明に係る補正方法の第2の実施の形態を示している。概要を述べれば、本方法は、ディスプレイウィンドウDW(図6)に表示される画像セクタISの像点の初期画像Img1の楕円形画像ID1への投影である。本方法は補正後の円板形画像を算出する必要はない。
ウィンドウディスプレイDWに表示される画像セクタISの像点は、行座標iと列座標jとする画像セクタISの座標系でE(i、j)と表される。点E(i、j)は最初に原点Oで軸OX、OY、OZの座標系で中心Oで半径Rの球形部HSに投影され、球形部に属する像点P(px、py、pz)を得る。
単純にするため、ここで使用する魚眼対物レンズの開口角は180°とする。この場合、球形部HSは半球となる。画像セクタISはこの半球へ接線方向に移動する。
半球HS上に決定される像点P(px、py、pz)は、魚眼対物レンズの分布関数Hdにより楕円形画像ID1へ投影される。最初に半球の中心Oに対する点Pの視界角αが算出される。ここで中心Oは画像が撮像された時のパノラマの中心「p」と仮想的に等価である。像点P(px、py、pz)を半球HSに投影すると、楕円形画像の中心に対応する中心O’と、軸OU’、OV’を有する座標系の楕円形画像上に像点P’(pu、pv)が取得される。半球の系の軸OZは楕円形画像ID1の面に垂直で、中心O’を通り、軸O’Zと軸OZは重なる。
当業者には明らかなように、画像セクタISの像点E(i、j)に対応する像点P’(pu、pv)が楕円形画像ID1から分布関数Fdにより「導き出す」ことができるため、ここで画像の歪み補正は含意されている。
本発明に係る方法は以下に記載するアルゴリズム2により実行する。
―iとjは、画像セクタISの像点E(i、j)の座標である。
―ImaxとJmaxは、画像セクタISの列の数と行の数である。
―Ex、Ey、Ezは、座標系OXYZの画像セクタISの点E(i、j)のデカルト座標である。
―px、py、pzは、半球HSの点P(px、py、pz)のデカルト座標である。
―pu、pvは、座標系O’UVの楕円形画像の像点P’(pu、pv)のデカルト座標である。
―L1は楕円形画像の短軸半分のサイズで、ピクセル数で表される(L1=D1/2*Np1)。
―L2は楕円形画像の長軸半分のサイズで、ピクセル数で表される(L1=D2/2*Np1)。
―Mは画像セクタISの中心である。
―「視野方向」とは画像セクタISの中心Mと点Oとにより決定される方向で、
画像セクタはピラミッド形の観察者の視野の底部を形成し、その頂部が点O(観察者の位置)となる。
―θ0とφ0は視野方向の経度と緯度である。
―Screen_Pixel[i, j]は画像セクタISの点E(i、j)の色(RGBA)である。
―Image_Pixel[pu, pv]は楕円形画像ID1の点P’(pu、pv)の色である。
―Rは、画像セクタISの画像選択ISの接線方向の移動の基準として使用される半球の半径で、Rは、例えば10,000など、計算の制度を高めるために選択される任意の値を有する。
―αは、像点P(px、py、pz)の中心Oに対する角度である(対応する物点が撮影された時の視界角を表す)。
―aux1、aux2は、中間媒介変数である。
―“Zoom”は、拡大を定義する変数で、デフォルト値はRである。
―√は平方根関数である。
ALGORITHM 2
1/ For i = - Imax/2 to i=Imax/2 do [by increments of 1]
2/ For j = - Jmax/2 to j = Jmax/2 do [by increments of 1]
[calculation of the Cartesian coordinates Ex, Ey, Ez of the point E of the image sector in the coordinate system (OXYZ)]
3/ Ey = j * cos (φ0) - Zoom * sin (φ0)
4/ Ez = Zoom * cos (φ0) + j * sin (φ0)
5/ aux1 = Ez
6/ Ez = Ez * cos (θ0) - i * sin (θ0)
7/ Ex = i * cos (θ0) + aux1 * sin (θ0)
[calculation of the coordinates of a point P corresponding to the point E]
8/ aux2 = R /√(Ex * Ex + Ey * Ey + Ez * Ez)
9/ px = Ex * aux2
10/ py = Ey * aux2
11/ pz = Ez * aux2
[calculation of the coordinates of a point P’ (pu, pv) corresponding to the point P(px, py, pz)]
12/ X = px / R
13/ Y = py / R
14/ r = √(X * X + Y * Y)
15/ α= arc sine (r) [angle in relation to the cntere]
16/ u = X / r
17/ v = Y / r
18/ pu = L1 * U * Fd (α)
19/ pv = L2 * V * Fd (α)
[allocation of the colour of the point P’ (pu, pv) to the point E(i, j) of the image sector]
20/ Screen_Pixel [i, j] = Image_Pixel [pu, pv]
21/ end for
22/ end for
ステップS18とステップS19で使用する関数Fdは、該当する軸Xiに対応する関数Fd[Xi]ではなく、軸X1に対応する関数Fd[X1]であることに注意する。
ここでは、アルゴリズムを簡略化して画像ID1の楕円形の形状により生じる角ψを考慮しなくてすむようにこのよう選択がなされた。パラメータL1とL2によりステップS18とステップS19を楕円形の画像に対応させることができる。関数Fd[X1]が線形の場合、Fd(α)の各値はステップS18とステップS19で以下の関係式により算出される。
Fd(α)=Fd[X1] (α)=K1*α
ここで K1=2π/α
ユーザにより拡大(ズーム)が要求された場合、アルゴリズムは「Zoom」パラメータを修正する。「Zoom」パラメータが半球の半径Rと等しい場合、ズームは実行されない。「Zoom」パラメータがRを上回る場合、ウィンドウDWは半球HSから離れ(視野方向OMにより与えられる軸に沿って)、ピラミッド形の視野は縮小し、ウィンドウDWに表される画像セクタは拡大する。したがって、観察者が見える画像セクタの拡大率は、「Zoom」パラメータとRの比率に等しい。
アルゴリズムが、Rを上回る「Zoom」パラメータで実行された場合、画像セクタの隣接する2つのピクセルに対応する楕円形画像ID1上の2つの像点は静止したままであり、解像度の限界に達することなく、撮影された時の状態で、画像が拡大するゾーンにおいて精細度のゲインが得られる。画像の拡大されないゾーンにおいては、関係式L1*U*Fd(α)およびL2*V*Fd(α)に従って最も近いピクセルが検索される。この結果、アルゴリズムは楕円形画像ID1上の画像セクタのいくつかの隣接するピクセルについて同じ像点を検出することになる。しかしながら、これらの拡大されない画像のゾーンでは、楕円形画像の精細度が他と比較して低く、従来の魚眼対物レンズで得られる精細度と等価であるため、本発明が基礎とする前提に従って、用途として二次的であると考えられる。
一般的に、当業者にとっては、分布関数Fdを使用して算出するために中心Oに対する半球HS上の物点の視界角αを検出することが重要であり、投影方法としては他の方法も可能であることは明らかである。
一方がパノラマの前方部の写真で、他方がパノラマの後方部の写真に対応する2つの補完的な関係にある楕円形画像があり、他方の写真は本発明に係る魚眼対物レンズをパノラマの中心を通る軸の周りに180°回転させて撮影された写真である場合に、アルゴリズム2を適用することが可能であると解される。この場合、2つの補完的な関係にある半球と「Front_Image_Pizxel」、「Rear_Image_Pizxel」の2つの像点が定義される。アルゴリズムでステップS18以下が以下のように修正される。
18’/ pu = L1 * U * Fd (α)
19’/ pv = L2 * V * Fd (α)
20’/ If pz >= 0 then
21’/ Screen_Pixel [i, j] = Front_Image_Pixel [pu, pv]
22’/ If not
23’/ Screen_Pixel [i, j] = Rear_Image_Pixel [L1 - pu, pv]
24’/ End if
25’/ end for
26’/ end for
図10は、パノラマ画像を撮像し、画面に双方向に表示するステップの概要を示すフローチャートである。このフローチャートは、本書の一部である付録の表2に記載されている。前述の画像を取得するステップS1と画像を転送するステップS2は同様である。ステップS2には、対物レンズの分布関数Fdを使用して楕円形画像の画像セクタのピクセルに対応する点を検索する楕円形画像の歪み補正を含意した、既に説明した方法に従って実行する画像を双方向に表示するステップS3’が続く。
III.本発明に係る実施の形態の魚眼対物レンズの例
楕円形投影用魚眼対物レンズの設計は円柱形レンズの使用を基本としている。この種のレンズは、それ自体、既に知られており、映画ではシネマスコープ形式のレンズとして使用されている。また、この種のレンズは、コンパクトディスクプレイヤーではコンパクトディスクの表面上でレーザビームの位置を高精度に特定するために使用されている。
本発明の一部として、円柱形レンズ(曲率半径が無限大の場合は円環形レンズとも呼ばれる)は画像センサの縦方向の解像度を向上するために、魚眼式の画像撮像を実行するレンズと組み合わせて使用される。1個以上の円柱形レンズを魚眼対物レンズと等価のレンズ群の一端に配置することにより、円柱の軸に対して垂直な方向に沿って画像が拡大され、意図する技術的効果を得ることができる。
本発明に係る一実施の形態の対物レンズについて以下に例をあげて説明する。ただし、本発明はこれにより限定されるものではない。
図11は本発明に係る魚眼対物レンズ30の断面図である。ここで、対物レンズ30はパノラマアダプタ形(「パノラマコンバータ」)で、静止カメラの前部レンズに取り付けられるように設計されている。また、35ミリ固定対物レンズを有する非一眼レフ(non-SLR, non Reflex)型の民生品カメラにも関する。
対物レンズ30は、光線の入射側(図の左側)から光線の出射側の方向に、8個のレンズL1〜L8を備えている。レンズL1はアクリルの発散メニスカス型の非球面レンズで、前方は凸面で後方は凹面になっている。レンズL2はアクリルの収束メニスカス型の球面レンズで、前方は凹面で後方は凸面になっている。レンズL3はアクリルの両凸型の非球面レンズである。レンズL4は収束メニスカス型の非球面回折性(asphero-diffractive)レンズで、前方は凸面で後方は凹面になっており、後部には回折格子を有している。レンズL5はアクリルの収束メニスカス型の非球面レンズで、前方は凹面で後方は凸面になっている。レンズL6はBK7(光学システムで使用される標準ミネラルガラスまたはホウケイ酸塩)の平凸型球面レンズで、前方が凸面になっている。
本発明によると、レンズL7とL8は光軸に垂直な回転軸を有する円柱形レンズである。当業者にはこれらのレンズは光軸に平行な回転軸を有する半径が無限の円環部と等価である。レンズL7はBK7の平凹円柱形レンズで、後部が凹面になっている(わずかであるため、図11で凹面は示されていない)。レンズL8はBK7の平凸型円柱形レンズで、前部が凸面になっている(わずかであるため、図11で凹面は示されていない)。
概要を説明すると、レンズL1は、パノラマ画像を希望する視界角(ここでは視界角を185°とする)で撮像することができる。レンズL2の後部は瞳に対応し、本光学システムの主要な絞りを形成している。レンズL4は瞳撮像に貢献する視界レンズである。光屈折機能に加えて、このレンズが有する回折面は、開口半径の多項式の法則に従う光波の位相シフトを発生する。レンズL7とL8は、求める楕円形の歪みを実行する。これ以外のレンズには特別な役割はないが、最終的な結果である、本発明に係る対物レンズの全体的な性能を発揮することに貢献している。
パノラマアダプタ形レンズ30の詳細な実施の形態について、本書の一部である付録の表3に記載した。表3は、各表面の特性について、レンズ系の分解図である図12を参照して説明している。この図では、レンズL1の前部と後部はそれぞれS11とS12で表され、レンズL2の前部と後部はそれぞれS21とS22で表され、レンズL3の前部と後部はそれぞれS31とS32で表され、・・・・、レンズL8の前部と後部はそれぞれS81とS82で表されている。
非球面表面は以下の表面方程式により求められる。
z (r) = [(c*r2)/(1 + √(1 - (1 + k) * c2 * r2)] + A1r2 + A2r4 + A3r6 + A4r8 + A5r10
ここで、「k」は円錐率定数、「A1」、「A2」、「A3」、「A4」、「A5」は位置に応じて円錐率の係数を調整する定数、「z」は表面の形状、「r」は中心での半径、「c」は曲率半径を意味する。
厚さと直径はミリメータで表される。円錐率は無次元の量で、「0」の円錐率は、円の回転体を表し、「―1」の円錐率は、放物線の回転体を表し、「―1」から「+1」の間の円錐率は楕円形の回転体を表し、「―1」以下、または「+1」以上の円錐率は双曲線の回転体を表す。上述の表面方程式で、係数Aiは一般的な形状を調整する。
レンズL4の回折側は以下の公式により決定される
Φ(r) =β1(r / R0) 2 + β2(r / R0) 4
ここで、「r」は、レンズ表面にある、該当する点のレンズ中心に対する距離、β1とβ2は、波表面の位相シフトを定義する定数、「R0」はrを標準化する定数、「φ」は該当する点で回折表面により生じる位相シフトである。
当業者には、ここに記載されたレンズの組み合わせは、長方形に近い形状の画像センサを得るための一例にすぎないことは明かである。円環形レンズや双円環形レンズ、例えば、非球形表面の円環形などより複雑な形状のものを使用した対物レンズもまた可能である。1つの代替の実施の形態として、本発明に係る対物レンズは、鏡を使用した間接型光学システムにより生成することも可能である。特に、表面が円柱形または円環形の鏡を使用して、画像センサの表面の画像を歪ませたり、広げたりすることができる。
IV.本発明の範囲―代替の実施の形態
視野を狭めることなく、パノラマ画像を歪ませて、画像センサのピクセル数をより多く網羅するように設計されている魚眼対物レンズを備えた、パノラマ画像を魚眼対物レンズおよび長方形の形状をしたデジタル画像センサにより撮像する方法について説明した。また、歪みパノラマ画像を補正するステップを備えた、この方法により得られるパノラマ画像のセクタを画面に表示する方法についてもすでに説明した。この補正ステップは、従来の円板形画像を得るために画像を3次元空間に転送する前に、画像を補正するものであってもよい。また、対物レンズの分布関数または類似の数学関数により、画面に表示する画像セクタを非補正初期画像に投影する時に、補正を含意して実行することもできる。
使用する魚眼対物レンズの光学的特性または画像セクタに対するその配置、および取得したパノラマ画像を続いて処理するステップについて、当業者には本発明の様々な変形例が可能であることは明かである。また、本発明には様々な用途が可能である。写真およびビデオへの用途の他に、特に本発明は医療、一般的に長方形の画像センサが使用されている、例えば内視鏡にも応用可能である。これらの用途では、使用されるレンズの視界角は通常180°以下で、だいたい140°のオーダーである。
対物レンズの軸X1およびX2に対する画像センサの配置に関する代替例
図13は、軸X2(広がりが大きい方の軸)が、画像センサ16の対角線の1つに一致するように対物レンズと画像センサはお互いに配置されている本発明に係る方法の代替の実施の形態を示している。本実施の形態は、軸X2に沿って網羅される画像センサのピクセル数を多くしている。ここで、対物レンズは、軸X1に沿って(広がりが小さい方の軸)、従来の魚眼対物レンズと比較して、画像を圧縮する分布関数Fd[X1]を有している。本実施の形態は、実際には写真の水平な軸に対応することになる軸X2に沿った画像の精細度に、最大の優先度を与えることになる。
非線形魚眼対物レンズを提供する代替例
本発明に係る方法のもう1つの有利な代替例では、対物レンズがその軸Xiに沿って分布関数Fd’[X1]を有している。理解を容易にするため、図14Aと図14Bは、楕円形投影非線形魚眼対物レンズの特性を示している。図14Aは、像点の相対距離dr(画像の中心に対する相対距離)をY軸に、物点に対応する視界角αをX軸に有したグラフである。このグラフでは、2つの最も重要な対物レンズの分布関数、すなわち軸X1と軸X2に沿った分布関数Fd’[X1]とFd’[X2]と、軸Xiに沿った分布関数Fd’[Xi]が示されている。関連する図5Cに示された上述の線形関数Fd[X1]、Fd[X2]、Fd[Xi]は、比較のため点線で示されている。
角α1を下回る視界角で、関数Fd’[X1]、Fd’[X2]、Fd’[Xi]は、それぞれ、対応する線形係数Fd[X1]、Fd[X2]、Fd[Xi]の傾きK1、K2、Kiより大きな傾きを有する。これは0〜α1の視界角を有する物点に対応する像点は、画像センサに定数K1、K2、Kiより大きな広がり率で画像センサに投影されるため、お互いがさらに離れることを意味する。視界角がα1を超える場合、関数Fd’[X1]、Fd’[X2]、Fd’[Xi]は、それぞれ、対応する線形係数Fd[X1]、Fd[X2]、Fd[Xi]の傾きK1、K2、Kiより小さな傾きを有する。これはα1〜A/2の視界角を有する物点に対応する像点は(Aは対物レンズの開口角)、お互いがさらに近づくことを意味する。
この非線形対物レンズにより得られる楕円形画像ID3を図14Bに示す。楕円形画像は、画像が拡大する楕円形の中央ゾーンID3−1と、画像が圧縮される周辺ゾーンID3−2を有している。このため、2つの技術的効果を組み合わせることができる。第1の技術的効果は、軸X2に沿って画像が広がることによる精細度の向上である。第2の技術的効果は、あまり重要でないと考えられるゾーンID3−2が圧縮されて劣化することにより、画像の中央ゾーンID3−1の精細度が向上することである。圧縮されたゾーンの精細度は低くなるが、拡大されたゾーンにおいては画像センサでより多くのピクセル数が網羅されるため、精細度が高くなるという利点がある。
事実、デジタルズームを行う場合、実質的に有利な画像拡大を実行するためには、線形分布関数と比較して、少なくとも±10%の最大発散度が必要である。ここで「発散度」とは、像点の中心に対する距離と、分布関数が線形の場合に同じ像点に対して得られる中心に対する距離の差のパーセンテージを意味する。最大発散度とは、対応する線形関数から最も離れた非線形関数の点で測定した発散度である。例えば、図14Aの曲線Fd’[X2]を考察してみると、曲線Fd’[X2]が直線Fd[X2]から最も離れた像点pmaxがあることがわかる。点pmaxの相対距離をdrmax、分布関数が直線の場合、画像の中心に対するこの点の相対距離をdrinとすると、最大発散度は以下のようになる。
DIVmax%=[[drmax−drlin]/[drlin]]*100
事実、非線形分布関数Fd’[X1]、Fd’[X2]、Fd’[Xi]を有する対物レンズを生成するために、本発明に係る対物レンズにアポダイザ(apodizer)を形成するレンズ群を加えることは当業者には理解の範囲である。アポダイザとは、例えば、回折パターンの二次リングを解消するために光学装置の開口を網羅するフィルタとして使用される、当業者にはよく知られた光学システムである。ここで、本発明の主題は、別の目的のためにアポダイザを使用すること、すなわち、パノラマレンズの角度分布を制御し、目的とする非線形を得ることにある。
実際、アポダイザは、回折表面に組み合わせることのできる1個以上の非球面レンズにより、簡単に生成することができる。この光学群として、例えば、前部が凹面で非球面の平凹レンズ、前部に向かって平面部を有する平凸レンズ、前部が凹面で非球面で、後部が回折性を有する凸面のメニスカスレンズを備えたものがあげられる。
アポダイザにより定義される非線形関数Fdを使用していくつかの非線形関数Fd’[X1]、Fd’[X2]、Fd’[Xi]を得ることは、例えば円柱形レンズ群を備えた、上述の種類のレンズ群により実施される。
アポダイザを上述の種類の対物レンズに導入するもう1つの方法として、光ビームを凹面で非球面の歪み鏡に反射する平面鏡を備えた光学システムがある。歪み鏡により反射された光ビームは画像センサに送られる。この実施の形態では、鏡の凹部が有する球面度の不規則性が目的とする用途に必要な角度分布関数Fdを決定する(中心部、端部の歪みなど・・・)。
補正方法とアルゴリズム2の一般化
近代のコンピュータ支援レンズ設計ツールを使用すると、直接的または間接的な光学システム(鏡)を使用して、線形または非線型分布関数を有した、円板形画像より多くのピクセルを網羅する任意の形状の画像を投影する本発明に係る対物レンズの種類のものを設計することができる。
上述の条件で、作成可能な本発明に係る対物レンズの予想として、本発明に係る補正方法を一般化することは有用である。
図15Aは、本発明に係る魚眼対物レンズが、長方形のセンサに類似した傾向の形状の歪み画像ID4を画像センサに投影する場合を示している。複数のカーブJ(α1)、J(α2)、J(α3)、J(α=90°)は、それぞれが同じ視界角(α1、α2、α3、α=90°)を有した物点に対応する像点から構成されている点において区別することができる。曲線G(ψi)は、角度ψiの同じ軸Xiに沿って位置する物点群の投影を表している点で区別することができる。ここで、角度ψiは、対物レンズが有する広がりの大きい2つの軸X2、X2’(これらの軸は画像のセンサの2つの対角線とほぼ同一で、図示されていない)の1つに対する角度である。ここで、曲線G(ψi)、または画像センサへの軸Xiの投影は、レンズの物理的な欠陥により一直線にならないため、この歪みが生じていることがわかる。この歪みは、本発明に係る補正方法の実施を決して妨げるものではなく、複数の本発明に係る対物レンズの分布関数Fd[Xi](α)を対物レンズのコンピュータ支援設計時に数量化する必要があるだけである。分布関数Fd[Xi](α)の数量化は、角度ψ、αにより定義される物点ごとに歪み画像ID4上の対応する像点の位置を割り当てる表の形式をとることができる。画像ID4を(球形部の接線方向にスライドする双方向の画像セクタの形式で)表示するマイクロコンピュータのメモリ空間を節約するため、特定の数の物点を間引いて、表を標本化することもできる。間引かれた像点ごとの分布関数Fd[ψi](αi)は、隣接する像点の分布関数を補間することにより算出することができる。
図15Bを参照して、点P(px、py、pz)を画面(図に示されていない)に表示される画像セクタの像点E(i、j)の球形部HSに投影する例として考察する。点P(px、py、pz)は、角度ψとαを決定している。角度ψは、点P(px、py、pz)の平面OXYへの投影である点「m」が軸OXに対してなす角度である。角度αは、点P(px、py、pz)と球形部HSの中心Oを通る直線Lの線分が軸OZに対してなす角度である。すでに説明したように、点P(px、py、pz)は、撮影したパノラマの物点と等価であり、球形部HSの中心Oは撮影したパノラマの中心と等価であり、直線Lの線分は入射光線と等価であり、軸OXは対物レンズの光軸を表し、角αは物点P(px、py、pz)の視界角を表す。
角度αとψが以下の角度の間であり、対物レンズの分布関数は、例えば以下に一部を示す表T1の角度αi、αi+1、ψi、ψi+1について数量化されているとする。
ψi<ψ<ψi+1
αj<α<αj+1
点P(px、py、pz)の歪み画像ID4への投影である点P’(pu、pv)の座標(pu、pv)は、例えば、4つの値で補間するなどの補間により、簡単に算出することができる。
pu = [(pu) i, j + (pu) i + 1, j + (pu) i, j + 1 + (pu) i+ 1, j + 1]/ 4
pv = [(pv) i, j + (pv) i + 1, j + (pv) i, j + 1 + (pv) i+ 1, j + 1]/ 4
(表T1)
Figure 0004247113
これにより、上述のアルゴリズム2は行16から19を以下のステップで差し替えることにより一般化することができる。
[search for the angle ψ]
if px > 0 then
ψ = arc cos (px/ √(px2+ py2) )
if not if px < 0
ψ = - arc cos (px/ √(px2+ py2) )
if not if px = 0 and py > 0 then
ψ = π/2
if not if px = 0 and py < 0 then
ψ = - π/2
if not
ψ = 0
End if
pu = L2 * Fd (ψ)(α) (1)
pv = L2 * Fd (ψ)(α) (2)
これらのステップで、Fd[ψ](α)(1)は、球形HSに属する点P(px、py、pz)の画像ID4上への投影に対応する点P’(pu、pv)の座標「pu」を意味し、点Pはそれ自体、表示される画像セクタに属する点(i、j)の投影である(図15Bには示されていない)。同様に、Fd[ψ](α)(2)は、点P’(pu、pv)の座標「pv」を意味する。
したがって、アルゴリズム2は、本発明の意味の範囲で、あらゆる種類の対物レンズに一般化される。線形楕円形画像の場合、関数Fd[ψ](α)は以下の数式で表すことができ、数量化テーブルを作成する必要はない。

Fd [ψ](α)=[cos(ψ)*2(π/α)*(L1/L2); sin(ψ)*2*(π/α)]

以上の例で、本発明に係る対物レンズが複数の広がりの大きい軸(X2、X2’)を有することができることを示した。この例はまた、広がりの大きい1つ以上の軸は広がりの小さい軸X1に対して必ずしも垂直である必要はないことも示している。

付録(本書の一部を形成する)
Figure 0004247113
Figure 0004247113
Figure 0004247113
デジタルパノラマ画像を画面に表示する従来のシステムを示す図 長方形の画像センサに投影された魚眼形パノラマ画像を示す図 2次元パノラマ画像を3次元デジタルパノラマ画像に変換する従来の方法を示す図 本発明に係る魚眼対物レンズを備えたパノラマ画像撮像システムの概略断面図 本発明に係る画像撮像方法を実施するために使用する魚眼対物レンズの光学的特性を示す図。 本発明に係る画像撮像方法を実施するために使用する魚眼対物レンズの光学的特性を示す図 本発明に係る画像撮像方法を実施するために使用する魚眼対物レンズの光学的特性を示す図 デジタルパノラマ画像を表示するシステムを示す図 本発明に係るパノラマ画像を補正する第1の方法を示す図 本発明に係るパノラマ画像を補正する第1の方法を示す図 第1の補正方法を含むパノラマ画像を表示する方法を説明するフローチャート 本発明に係るパノラマ画像を補正する第2の方法を示す図。 第2の補正方法を含むパノラマ画像を表示する方法を説明するフローチャート 本発明に係る一実施の形態の魚眼対物レンズの断面図 図11に示された対物レンズを構成するレンズ系の分解断面図 本発明に係る一代替実施例のパノラマ画像撮像方法を示す図 本発明に係るもう一つの代替例のパノラマ画像撮像方法を示す図 本発明に係るもう一つの代替例のパノラマ画像撮像方法を示す図 本発明に係るさらに別の代替例のパノラマ画像撮像方法を示す図 本発明に係るさらに別の代替例のパノラマ画像撮像方法を示す図

Claims (18)

  1. 光軸に対して所定の視界角を有する魚眼対物レンズによって矩形状の画像センサ上にパノラマ画像を投影するステップを含み、
    前記魚眼対物レンズが、視界を低減することなく、円板状画像によってカバーされるピクセル数より多いピクセル数をカバーする円板状ではない歪んだパノラマ画像である初期画像を前記画像センサ上に投影するために、前記光軸に垂直な複数の軸に沿って変化する像点分布関数を有し、前記光軸に垂直な第1の軸(X1)に沿って画像の最小広がり率を有し、前記光軸に垂直な少なくとも第2の軸(X2)に沿って画像の最大広がり率を有し、前記画像センサに投影される画像が前記第2の軸に沿って拡大されることを特徴とする外部パノラマ画像を撮像する方法。
  2. 前記第1の軸は前記第2の軸に垂直であり、前記初期画像が楕円形状である請求項1に記載の外部パノラマ画像を撮像する方法。
  3. 前記画像センサが、前記楕円形状の初期画像の長軸が前記画像センサの1つの有効長と一致するように配置される請求項2に記載の外部パノラマ画像を撮像する方法。
  4. 前記画像センサが、前記楕円形状の初期画像の長軸が前記画像センサの対角線と一致するように配置される請求項2に記載の外部パノラマ画像を撮像する方法。
  5. 前記初期画像が少なくとも1つの実質的に拡大された領域と少なくとも1つの実質的に圧縮された領域とを有するように、魚眼対物レンズの前記像点分布関数が、物点の像点の相対距離が前記物点の視界角に比例する線形像点分布関数に対して少なくとも±10%の最大発散度を有する非線形像点分布関数である請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の外部パノラマ画像を撮像する方法。
  6. 前記魚眼対物レンズが、所定の視界角に応じたパノラマ画像を撮像するレンズ群と、前記魚眼対物レンズの光軸に垂直な回転軸を有する少なくとも1つの円柱形レンズとを含む請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の外部パノラマ画像を撮像する方法。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の方法に従って歪んだ初期パノラマ画像を画像センサ上に撮像する撮像ステップと、前記歪んだ初期パノラマ画像を歪みのない画像に変換する変換ステップ(S3 ' )とを備えた画像表示方法。
  8. 前記変換ステップは、前記歪んだ初期画像を歪みのない円板状画像に変換するステップであり、前記円板状画像が前記初期画像により網羅されるピクセル数より多い数の像点を有するように、前記補正画像の直径を選択するものである請求項7に記載の画像表示方法。
  9. 前記歪んだ初期画像が楕円形状であり、前記変換された円板状画像は、前記楕円形の初期画像の長軸方向のピクセル数と少なくとも同じピクセル数の直径を有する請求項8に記載のパノラマ画像表示方法。
  10. 画面に表示されるべき画像セクタの像点の色を決定するために、該像点を初期画像上に投影する投影ステップであって、該ステップは前記魚眼対物レンズの光学的特性を表わす分布関数手段によって実行され、初期画像の歪みの補正ステップ(S3 ' )が該投影ステップに含まれる請求項7に記載のパノラマ画像表示方法。
  11. 前記投影ステップは、前記画像セクタの像点を球形部に投影する第1ステップと、前記球形部に投影された像点を前記初期画像に投影する第2ステップを有する請求項10に記載のパノラマ画像表示方法。
  12. 光軸に対して所定の視界角を有し、円板状画像によってカバーされるピクセル数より多いピクセル数をカバーする円板状ではない歪んだパノラマ画像を前記画像センサ上に視界を低減することなく投影する光学手段を備える魚眼対物レンズであって、前記光軸に垂直な複数の軸に沿って変化する像点分布関数を有し、前記光軸に垂直な第1の軸(X1)に沿って画像の最小広がり率を有し、前記光軸に垂直な少なくとも第2の軸(X2)に沿って画像の最大広がり率を有し、画像が前記第2の軸に沿って拡大される魚眼対物レンズ。
  13. 前記光学手段が、画像が少なくとも1つの実質的に拡大された領域と少なくとも1つの実質的に圧縮された領域を持つように、物点の像点の相対距離が前記物点の視界角に比例する線系像点分布関数に対して少なくとも±10%の最大発散度を有する非線形像点分布関数を備える請求項12に記載の魚眼対物レンズ。
  14. 所定の視界角に応じてパノラマ画像を撮像するレンズ群と、前記魚眼対物レンズの光軸に垂直な回転軸を有する少なくとも1つの円柱形レンズとを含む請求項12または請求項13に記載の魚眼対物レンズ。
  15. 前記光学手段がアポダイザである請求項13または請求項14に記載の魚眼対物レンズ。
  16. 前記アポダイザは、少なくとも1枚の非球面レンズを含む請求項15に記載の魚眼対物レンズ。
  17. 前記アポダイザは、歪み鏡を含む請求項15に記載の魚眼対物レンズ。
  18. 静止カメラの非パノラマ対物レンズの前部に設置可能なパノラマアダプタ型である請求項12から請求項17のいずれか一項に記載の魚眼対物レンズ。
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