JP4246241B2 - 整体器具用の患部突部材 - Google Patents

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Description

本発明は、軸方向にスライド可能な突部材と、該突部材の先端部に着脱自在に取り付けられるようになっている患部突部材とからなり、前記患部突部材を施術ポイントに押し当て、前記突部材の後端部に衝撃的な軸方向の力を加えると、前記患部突部材が施術ポイントを突き、骨格のずれが矯正されるようになっている整体器具用の患部突部材に関するものである。
関節によって接続されている複数の骨、すなわち骨格は、色々な要因でずれる。事故等で外部から衝撃を受けて突然ずれが生じる場合もあるし、生活習慣や職業上の必要から慢性的に同じ姿勢を取り続けて、徐々にずれが生じる場合もある。このような骨格のずれによって、色々な疾病が引き起こされる。特に頸椎のずれは、肩こり、めまい、頭痛等の原因となることが広く知られており、内臓の不調や免疫力の低下、視力の低下、アレルギー疾患等も引き起こすという報告もある。
このような骨格のずれを矯正する方法として、従来周知のように、整体師等の施術者が実施する、手による方法がある。例えば、頸椎のずれを矯正する場合は、患者を診察台の上にうつぶせに寝かせる。そして、ずれが生じている頸椎の骨の特定の部分、すなわち施術ポイントに、施術者の手の小指の付け根部分にある、わずかに突起した骨を当接させておいて、所定の方向に一気に力を加えて押し込む。そうすると、頸椎のずれは矯正される。この方法によると、小指の付け根部部の骨は小さいので、施術ポイントをピンポイントで正確に押すことができる。また、他の手による方法として、施術者の親指の腹を、離間した位置から施術ポイントを目がけて素早く突き当てる方法もある。
しかしながら、このような従来周知の手による方法は、かなりの熟練度を要するという問題がある。例えば、前者の方法については、小指の付け根部分の突起した骨は、比較的感覚が鈍いので、熟練度の低い施術者にとっては、施術ポイントに正確に当接させること自体が困難である。さらに、力の調整が難しいので、矯正対象の骨を必要以上に強く押してしまう危険もある。一方、後者の方法についても、力の調整が難しいという、前者の方法と同様な欠点があるだけでなく、熟練度が低いと、方向がずれて施術ポイント以外の部分を突いてしまう危険もある。
米国特許第4116235号明細書
特許文献1により、施術者の熟練度の高低に拘わらず、調整された力で正確に施術ポイントを突くことができる、整体器具が提案されている。図5には、特許文献1に記載の整体器具50が示されている。整体器具50は、図5の(ア)、(ウ)に示されているように、概略的には管状体55、管状体55の前方に軸方向に摺動自在に挿入されている棒状の突部材52、管状体55より大径で管状体55に軸方向に摺動自在に被せられている本体53、管状体55の後端部に固定的に取り付けられているキャップ体54、キャップ体54の後端部に取り付けられている押さえバー61、本体53に固着されている指グリップ62、等から構成されている。棒状の突部材52は、その一部が管状体55の先端部近傍に挿入され、他の部分は露出し、露出した部分に、施術ポイントへの突き当て力を調整するアジャスタ56が取り付けられている。そして、その前方の先端部には、拡径されたヘッド52aが設けられ、このヘッド52aに患部突部材51が取り付けられている。患部突部材51は、ゴムのような弾性材からなり、図5の(イ)に示されているように、施術ポイントに直接突き当てられる、円形の施術面51aと、それよりもさらに大径の底面51bと、施術面51aから底面51bに向かって拡径されている周面51cとから構成されている。底面51bには、図5の(ウ)に示されているように、所定深さの窪み51dが明けられている。患部突部材51は、この窪み51dを利用してヘッド52aに被せるようにして取り付けられている。管状体55の内部には、衝撃棒57が挿入されている。この衝撃棒57は、管状体55の後部に挿入されているスプリング58によって、前方、すなわち突部材52の方向に付勢されている。こよにより、衝撃棒57の先端部57aは、突部材52の後端部52bに当接している。
このような整体器具50を、図5の(ア)に示されているように、押さえバー61を手のひらの親指の付け根70に当てて、指グリップ62に人差し指71と中指72を引っかけて持つ。そして、患部突部材51の施術面51aを施術ポイントに押し当てておく。次いで、手のひらを握るようにして指グリップ52を、押さえバー61の方向に駆動する。そうすると、本体53は管状体55に対して矢印A方向にスライドする。このとき、図に示されていない係止機構により、衝撃棒57も本体53と一体となって、スプリング58に抗して、矢印A方向にスライドする。このスライドにより、衝撃棒57の先端部57aは、突部材52の後端部52bから離間する。さらに、指グリップ52を駆動して、押さえバー61と指グリップ62が所定の間隔Bになると、係止機構は解放される。そうすると、衝撃棒57はスプリング58によって付勢されて前方に押し出され、衝撃棒57の先端部57aが、突部材52の後端部52bに衝撃的に突き当たる。突部材52は瞬間的にわずかに前方に押し出されて、患部突部材51の施術面51aが施術ポイントを突き、骨格のずれが矯正される。
上記特許文献1に記載の整体器具50によると、患部突部材51を事前に施術ポイントに押し当てるので、突き当てられる箇所が施術ポイントからずれる恐れは少ない。また、アジャスタ56によって突き当てる力を調節することができるので、調整された突き当て力で安全に施術することはできる。従って、熟練度の低い施術者であっても、容易に施術することが可能である。しかしながら、改良すべき問題点あるいは欠点もある。特に、患部突部材51に改良すべき点が認められる。すなわち、特許文献1に記載の整体器具50の患部突部材51は、格別に形状について考慮が払われていないので、特に頸椎等のように複数の骨が密に並んでいる部位に対しては施術ポイントのみを突き当てることが困難であったり、比較的厚い筋肉や脂肪等の組織に覆われた部分が施術ポイントとなっているとき、突き当てる力が骨自体に作用され難い、という問題がある。以下、その理由を図4によって説明する。
人の頸椎は、頭蓋骨に近い方から順に第1頸椎、第2頸椎、・・・第7頸椎のうように、7個の頸椎から構成され、各頸椎は比較的薄く扁平であり、軟骨等を挟んで密に重ねられている。図4は、このような頸椎のうち、第2頸椎の部分における首の断面を模式的に示す図である。この図に示されているように、第2頸椎Kは、背中SN側に位置する突起T1と左右の突起T2、T3をそれぞれ頂点とする、略逆三角形を呈し、第2頸椎Kの周囲は筋肉や脂肪等の組織Nで覆われている。このような第2頸椎Kに生じているずれには、例えば第1頸椎、第3頸椎などの隣り合う他の頸椎に対して、直線方向のずれZ1や、回転方向のずれZ2などがある。特許文献1に記載の整体器具50を使用して、このような頸椎のずれを矯正する場合、例えば直線方向のずれZ1を矯正するには、突起T1の近傍の筋肉や脂肪等の組織Nを押しのけるようにして、突起T1の近傍まで患部突部材51を押し込んで、矢印S1で示される方向に突く。そうすると、突起T1が矢印Z1と逆方向に押されてずれが矯正される。ところで、第2頸椎の突起T1は、第1頸椎の突起、第3頸椎の突起と隣接しており、さらに第2頸椎の突起T1は第3頸椎の突起よりも低く、皮膚から深い位置にある。このような突起T1を突き当てるとき、特許文献1に記載されている施術面51aが円形の患部突部材51では、隣り合う他の頸椎、特に第3頸椎の突起も同時に突いてしまう恐れがある。さらに、施術面51aは幅広で組織Nを押しのける効果がないので、比較的厚い組織Nで覆われたままの突起T1を突かざるを得ず、突起T1をグリップする力が弱いという問題もある。また、皮膚、脂肪等で覆われている突起T1を突くときに、施術面51aが突起T1に対して横滑りしてしまい、結果的に施術ポイントがずれてしまう恐れもある。
一方、回転方向のずれZ2を矯正するには、突起T2を施術ポイントとするように、左下後方から突起T2をかすめるようにして、あるいは引っかかるようにして、矢印S2で示される方向に突き当てる。そうすると、回転方向のずれZ2が矯正される。ところで、突起T2は比較的厚い筋肉等の組織Nに覆われているので、左の突起T2の左下後方から組織Nを押しのけるように、特許文献1に記載の整体器具50の患部突部材51を押し込んでも、施術面51aの形状は幅広で円形になっているので、組織Nを十分に押しのけることが困難であり、患部突部材51を突起T2に引っかけることができない。また、このような状態で、患部突部材51を突き当てたとしても、厚い組織Nの抵抗を受けてしまい、突き当て力を突起T2に十分に作用させることは困難である。
本発明は、上記したような問題点あるいは課題を解決した、整体器具用の患部突部材を提供することを目的とし、具体的には骨が密に並んでいる部位であっても、正確に施術ポイントのみを突くことができ、かつ施術ポイントをしっかりグリップすることができ、また、施術ポイントが比較的分厚い筋肉や脂肪等に覆われていても、突き当て力を矯正対象の骨に十分に作用させることのできる、整体器具用の患部突部材を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、突部材に着脱自在に、あるいは選択的に取り付けられるようになっている患部突部材はゴム、合成樹脂等の弾性材料から構成されている。そして、この患部突部材には施術ポイントを突く施術面と、筋肉、皮膚等の組織を逃がす逃し面とが形成されている。これらの施術面と逃し面は、略円柱状を呈する本体の先端部分を所定角度でテーパ状に切り落とすことにより形成されている。テーパ状に切り落とした結果、施術面と逃し面が形成されているので、施術面は絞られた形の小面積に、そして逃し面は施術面の側部に形成されている。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、軸方向にスライド可能な突部材と、該突部材の先端部に着脱自在に取り付けられるようになっている患部突部材とからなり、前記患部突部材を矯正対象の骨の施術ポイントに押し当て、前記突部材の後端部に衝撃的な軸方向の力を加えると、前記患部突部材が施術ポイントを突き、骨格のずれが矯正されるようになっている整体器具において、前記患部突部材は、ゴム、合成樹脂等の弾性材から略円柱状に形成され、その先端部分が軸方向に対して30〜70度の範囲の所定の角度でテーパ状に切り落とされ、それによって先端部に施術ポイントを突く、絞られた形の小面積の施術面が形成されていると共に、前記施術面の側部に筋肉、皮膚等の組織を押しのけて逃がすテーパ状の逃し面が形成されている。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の整体器具において、前記患部突部材が両側から軸方向に対して30〜70度の範囲の所定の角度でテーパ状に切り落とされ、それによって先端部に略長方形を呈する施術面が形成されていると共に、前記施術面の両側にテーパ状の逃し面が形成され、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の整体器具において、前記患部突部材が両側から軸方向に対して30〜70度の範囲の所定の角度でテーパ状に切り落とされていると共に、その先端部の中央部が円弧状に切り抜かれ、それによって先端部に2個の施術面が形成され、前記2個の施術面の側部にテーパ状の逃し面が形成され、そして請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の整体器具において、前記患部突部材が周囲から軸方向に対して30〜70度の範囲の所定の角度でテーパ状に切り落とされ、それによってその先端部に略円形を呈する施術面が形成されていると共に、前記施術面の周囲にテーパ状の逃し面が形成されている。
以上のように、本発明によると、施術面は周囲から絞られた形の小面積から構成されているので、正確に施術ポイントのみを突くことができ、このとき施術面の側部には逃し面が形成されているので、施術ポイントをしっかりグリップして突くことができる。すなわち、本発明によると、患部突部材は、施術面と逃し面とを備えているので、施術ポイントが比較的分厚い筋肉、脂肪等で覆われていても、施術ポイントをしっかりグリップして、施術ポイントのみに正確に、十分に突力を作用させることのできるという、本発明に特有の効果が得られる。また、本発明によると、患部突部材は突部材に着脱自在に取り付けられるようになっているので、所望の形状および大きさの患部突部材を選択的に取り付け、目的にかなった所望の治療ができる効果も得られる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜3により説明する。図1は、本実施の形態に係る整体器具を示す図であり、図1の(ア)は、本実施の形態に係る整体器具の全体とその使用状態を模式的に示す図、その(イ)は突部材の先端部近傍を拡大して示す断面図、その(ウ)は、突部材の先端部と、患部突部材の各部品を分解して模式的に示す斜視図である。
図1に示されているように、本実施の形態に係る整体器具20も、患部突部材以外は特許文献1に記載の整体器具50と略同様に構成されている。すなわち、本実施の形態に係る整体器具20も、管状体25と、この管状体25の内部の前方位置に、軸方向に摺動自在に挿入されている棒状の突部材22と、前記管状体25に軸方向に摺動自在に被せられている本体23と、前記管状体25の後端部に固定的に取り付けられているキャップ体24と、このキャップ体24の後端部に取り付けられている押さえバー31と、前記本体23に固着されている指グリップ32と、から構成されている。そして、図1には示されていないが、管状体25の内部には、特許文献1に記載の整体器具50と同様に、スプリングと衝撃棒が挿入され、衝撃棒はスプリングによって、前方すなわち突部材22の方向に付勢されている。そして、棒状の突部材22の露出している部分には、施術ポイントへの突き当て力を調整するアジャスタ26が取り付けられている。しかしながら、棒状の突部材22の先端部は、特許文献1に記載の整体器具50の突部材52とは構成が異なる。すなわち、突部材22の先端部には、患部突部材1が、交換用金具11を介して着脱自在に取り付けられるようになっている。
本実施の形態に係る整体器具20の突部材22の先端部には、図1の(ウ)に示されているように、金具取付部材22Aが設けられている。この金具取付部材22Aは、先端に位置する第1の鍔部22bと、この第1の鍔部22bと所定の間隔D1をおいて設けられている第2の鍔部22cとから構成されている。第1の鍔部22bの径R1は、棒状の突部材22の径よりもわずかに大きく、第2の鍔部22cの径R2は第1の鍔22bの径R1よりも大きい。このように構成されている第1の鍔部22bの外周面には、軸中心に向かう小径の浅い穴、すなわちピン受22dが明けられている。
患部突部材1の交換用金具11は、図1の(ウ)に示されているように、軸方向に所定長さの円柱状の基環部11aと、この基環部11aの前方に設けられ、前記基環部11aよりも小径の首部11bと、この首部11bの前方に設けられ、前記首部11bよりわずかに大径の所定幅のヘッド部11cと、このヘッド部11cの先端に設けられている短軸部11dとから構成されている。基環部11aの外径は、突部材22の第2の鍔部22cの径R2とほぼ等しい。このような基環部11aの底面11eには、その軸心に嵌合穴11fが明けられている。この嵌合穴11fの内径は、第1の鍔部22bの径R1よりもわずかに大きく、深さは第1、2の鍔部22b、22cの間隔D1とほぼ等しくなっている。また、基環部11aの外周面には、軸中心に向かって嵌合穴11fに達する、所定径のピン穴11gが明けられている。このピン穴11gの内周面には雌ネジが形成されている。このように構成されている交換用金具11を、金具取付部材22Aに、その嵌合穴11fを先にして挿入すると、図1の(ア)に示されているように、突部材22の第1の鍔部22bの外周面は、嵌合穴11fの内周面に密着し、第1の鍔部22bの先端の端面は嵌合穴11fの底面に当接すると共に、交換用金具11の基環部11aの底面11eは、第2の鍔部22cの一部に当接する。そして、雄ネジが形成されている固定ピン12をピン穴11gに螺合すると、固定ピン12の先端部は、突部材22の第2の鍔部22bに設けられているピン受22dに当接して、交換用金具11は突部材22の先端部に取り付けられることになる。
図2の(ア)は、本発明の第1の実施の形態に係る患部突部材1を模式的に示す斜視図であり、図3は、本発明の第1の実施の形態に係る患部突部材1を詳細に示す図で、その(ア)は平面図、その(イ)は正面図、その(ウ)は側面図である。患部突部材1は、ゴム、合成樹脂等の弾性材料から構成され、円形の底面1aから先端に向かってわずかに縮径された略円柱状を呈するように形成されている。そして、円柱の軸に対して対称をなすように両側から2カ所、円柱の軸に対して略45度の角度で先端の所定部分が切り落とされている。このように切り落とされ、先端面に絞られた形の小面積の略長方形を呈する上面すなわち施術面1cが形成されている状態が、図2の(ア)および図3の(ア)、(ウ)にそれぞれ示されている。切り落とされることにより、施術面1cの側部にテーパ状の逃し面1d、1dも形成されている。また、底面1aには、図3の(イ)、(ウ)に示されているように、所定径の浅い挿入穴1eが軸方向に明けられている。この挿入穴1eの奥には、やや大径の円形の嵌合穴1fが形成されている。そして、嵌合穴1fの底面には、同心的に小径の小穴1gが設けられている。これらの挿入穴1e、嵌合穴1fおよび小穴1gは、交換用金具11の短軸部11d、ヘッド部11cおよび首部11bとにそれぞれ対応した大きさに選定されている。従って、患部突部材1の挿入穴1eを弾性変形させて広げながら、交換用金具11の先端部に被せると、図1の(ア)に示されているように、患部突部材1の小穴1gと嵌合穴1fと挿入穴1eは、それぞれ交換用金具11の短軸部11dとヘッド部11cと首部11bとにそれぞれ密着する。これにより、患部突部材1が交換用金具11に取り付けられる。
なお、通常、患部突部材1を本実施の形態に係る整体器具20から取り外す場合、交換用金具11から患部突部材1を取り外すことなく、固定ピン12を抜いて患部突部材1と一体化された交換用金具11を、突部材22から取り外すことになる。従って、第1の実施の形態に係る患部突部材1を、後で説明する第2、3の実施の形態に係る患部突部材2、3と交換する場合は、固定ピン12を抜いて患部突部材1と一体化された交換用金具11を突部材22の金具取付部材22Aから取り外した後、第2、3の実施の形態に係る患部突部材2、3とそれぞれ一体化された材交換用金具11を金具取付部材22Aに取り付けることになる。
次に、上記実施の形態の作用について説明する。本実施の形態に係る患部突部材1が、上記のようにして取り付けられた整体器具20を、図1に示されているように、押さえバー31を手のひらの親指の付け根40に当てて、指グリップ32に人差し指41と中指42を引っかけて持つ。そして、患部突部材1の逃し面1d、1dで筋肉や皮膚等の組織を逃がしながら、患部突部材1の細長い長方形の施術面1cを施術ポイントに押し当て、施術ポイントを施術面1cでしっかりとグリップする。このとき、矯正対象の骨以外の他の骨に施術面1cが触れないように留意して、施術面1cの向きを調節する。次いで、手のひらを握るようにして指グリップ32を、押さえバー31の方向に駆動する。そうすると、本体23も押さえバー31の方向に駆動される。整体器具20の内部に設けられている、図に示されていない係止機構により、内部に設けられている衝撃棒もスプリングに抗して、患部突部材1と反対の方向に、本体23と一体となってスライドする。さらに、指グリップ32を駆動して、押さえバー31と指グリップ32が所定の間隔になると、係止機構は解放される。そうすると、衝撃棒はスプリングの復元力によって前方に押し出され、衝撃棒の先端部が突部材22の後端部に衝撃的に突き当たる。突部材22は瞬間的にわずかに前方に押し出されて、患部突部材1の施術面1cが施術ポイントを突き、骨格のずれが矯正される。
本発明の第2の実施の形態に係る患部突部材2が図2の(イ)に示されている。第2の実施の形態に係る患部突部材2も、ゴム、合成樹脂等の弾性材料から構成され、図に示されているように、第1の実施の形態に係る患部突部材1と形状が類似している。すなわち、第2の実施の形態に係る患部突部材2も底面2aが円形で周面2bは先端に向かってわずかに縮径された略円柱状を呈している。そして、円柱の軸に対して対称をなすように両側から2カ所、円柱の軸に対して略45度の角度で先端の所定部分が切り落とされている。これにより、テーパ状の逃し面2d、2dが形成されている。前述した第1の実施の形態によると、施術面1cは略長方形を呈しているが、第2の実施の形態によると、長方形の施術面は円弧状のくり抜き2eにより比較的面積の小さい2個の施術面2c、2cに分断されている。第1の実施の形態の挿入穴1e、嵌合穴1f、小穴1g等も同様に形成されているが、図には示されていない。
第2の実施の形態に係る患部突部材2を整体器具20に取り付けて施術する場合、頸椎の突起等の施術ポイントをくり抜き2eで挟むようにグリップさせることができるので、骨を覆っている皮膚等の組織が滑ってずれる恐れがない。また、2個の施術面2c、2cは比較的面積が小さいので、いずれか一方の施術面2cを施術ポイントに当てて、施術ポイントを引っかけるように突き当てれば、図4に示されている頸椎の回転方向のずれZ2も容易に矯正することができる。
図2の(ウ)に示される、本発明の第3の実施の形態に係る患部突部材3も、ゴム材や合成樹脂のような弾性材料で構成されている。患部突部材3は、底面3aは円形で周面3bは先端に向かってわずかに縮径された略円柱状を呈している点と、底面3aに挿入穴1e、嵌合穴1f、小穴1g等が設けられている点は、前述した第1、2の実施の形態に係る患部突部材1、2と同様に構成されている。しかし、施術面と逃し面は異なっている。すなわち、第3の実施の形態に係る患部突部材3は、周面3bの所定の位置からテーパ状に切り落とされ、その先端部が絞られた形の小円形の施術面3cとなっている。周面3bがテーパ状に切り落とされ、テーパ状の逃し面3dが形成されている。逃し面3dが円錐状で、施術面3cが比較的小さな円形を呈しているので、患部突部材3を整体器具20に取り付けて施術する場合、筋肉や皮膚等の組織を容易に押しのけることができ、施術ポイントが比較的分厚い筋肉や脂肪等に覆われていても、施術ポイントの骨に施術面3cを直接的に当てることができ、突き当て力を矯正対象の骨に十分に作用させることができる。
本発明に係る整体器具の患部突部材は、上記実施の形態に限定されることなく色々な形で実施できる。例えば、患部突部材の先端部を球面で実施することもできるし、逃し面を患部突部材の軸方向に対して30〜45度等に、あるいは45〜70度等に構成することもできる。
本発明に係る整体器具の患部突部材は、手動で突き部材を駆動する手動式の整体器具だけでなく、電動で突き部材を駆動する電動式整体器具にも適用可能である。
本実施の形態に係る整体器具を示す図で、その(ア)は本実施の形態に係る整体器具の全体とその使用状態を模式的に示す図、その(イ)は突部材の先端部近傍を拡大して示す断面図、その(ウ)は突部材の先端部と患部突部材の各部品を分解して模式的に示す斜視図である。 本実施の形態に係る整体器具の患部突部材を模式的に示す斜視図で、その(ア)は第1の実施の形態に係る患部突部材を、その(イ)は第2の実施の実施の形態に係る患部突部材を、その(ウ)は第3の実施の形態に係る患部突部材をそれぞれ模式的に示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る整体器具の患部突部材を示す図で、その(ア)は上面図、その(イ)は正面図、その(ウ)は側面図である。 第2頸椎の部分における首の断面を模式的に示す断面図である。 特許文献1に記載の整体器具を示す図で、その(ア)は整体器具の使用状態を模式的に示す図、その(イ)は患部突部材を模式的に示す斜視図、その(ウ)は整体器具の断面図である。
符号の説明
1、2、3 患部突部材(第1、2、3の実施の形態)
1c、2c、3c 施術面(第1、2、3の実施の形態)
1d、2d、3d 逃し面(第1、2、3の実施の形態)
11 交換用金具 20 整体器具
22 突部材 22A 金具取付部材

Claims (4)

  1. 軸方向にスライド可能な突部材(22)と、該突部材(22)の先端部に着脱自在に取り付けられるようになっている患部突部材(1、2、3)とからなり、
    前記患部突部材(1、2、3)矯正対象の骨の施術ポイントに押し当て、前記突部材(22)の後端部に衝撃的な軸方向の力を加えると、前記患部突部材(1、2、3)が施術ポイントを突き、骨格のずれが矯正されるようになっている整体器具(20)において、
    前記患部突部材(1、2、3)は、ゴム、合成樹脂等の弾性材から略円柱状に形成され、その先端部分が軸方向に対して30〜70度の範囲の所定の角度でテーパ状に切り落とされ、それによって先端部に施術ポイントを突く、絞られた形の小面積の施術面(1c、2c、3c)が形成されていると共に、前記施術面(1c、2c、3c)の側部に筋肉、皮膚等の組織を押しのけて逃がすテーパ状の逃し面(1d、1d、2d、3d、3d)が形成されていることを特徴とする整体器具用の患部突部材。
  2. 請求項1に記載の整体器具(20)において、前記患部突部材(1)が両側から軸方向に対して30〜70度の範囲の所定の角度でテーパ状に切り落とされ、それによって先端部に略長方形を呈する施術面(1c)が形成されていると共に、前記施術面(1c)の両側にテーパ状の逃し面(1d、1d)が形成されていることを特徴とする整体器具用の患部突部材。
  3. 請求項1に記載の整体器具(20)において、前記患部突部材(2)が両側から軸方向に対して30〜70度の範囲の所定の角度でテーパ状に切り落とされていると共に、その先端部の中央部が円弧状に切り抜かれ(2e)、それによって先端部に2個の施術面(2c、2c)が形成され、前記2個の施術面(2c、2c)の側部にテーパ状の逃し面(2d、2d)が形成されていることを特徴とする整体器具用の患部突部材。
  4. 請求項1に記載の整体器具(20)において、前記患部突部材(3)が周囲から軸方向に対して30〜70度の範囲の所定の角度でテーパ状に切り落とされ、それによってその先端部に略円形を呈する施術面(3c)が形成されていると共に、前記施術面(3c)の周囲にテーパ状の逃し面(3d)が形成されていることを特徴とする整体器具用の患部突部材。
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