JP4243380B2 - 切削装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被加工物の切削時に供給する切削水や切削時に発生する切削屑(コンタミ)が装置内部に侵入するのを効果的に防止することができる切削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、図3に示す切削装置20において、ウェーハWの切削を行うときは、保持テープTを介してフレームFに保持されたウェーハWがチャックテーブル21に吸引保持される。そして、チャックテーブル21のX軸方向の移動によりアライメント手段22の直下に位置付けられて切削すべき領域が検出された後、更にチャックテーブル21が同方向に移動し、切削水、洗浄水の供給と共に切削手段23の作用を受けて切削が行われる。
【0003】
図4は、チャックテーブル21をX軸方向に移動させるために切削装置20の内部に設けられた機構を示したものであり、X軸方向にはパルスモータ24の回転に伴って回転するボールスクリュー25が配設されており、ボールスクリュー25の回転に伴い、ボールスクリュー25に螺合した移動テーブル26が一対のテーブルガイド27にガイドされてX軸方向に移動可能となっている。
【0004】
移動テーブル26の上部にはチャックテーブル21を回転させるための駆動源28が設けられ、更に駆動源28の上部にチャックテーブル21が固定されており、チャックテーブル21は駆動源28に駆動されて回転可能となっている。
【0005】
チャックテーブル21は、ウォーターカバー29によって周囲から回転可能に支持されている。このウォーターカバー29は、平面状に形成された上盤30の端部から2つの側板31が垂設されたもので、上盤30の端部及び2つの側板31は、排水手段32を構成する内側壁33に摺動可能に係合している。
【0006】
排水手段32は、チャックテーブル21をX軸方向に移動させるのを可能とするために、箱状の部材の底板34の中央部に矩形状の開口部35を設けており、底板34、内側壁33、外側壁36により構成されて切削水を受けとめる樋部37と、底板34に形成された排水孔38と、排水孔38から外部に延びるドレーン39とから構成され、切削水を受け止め、その切削水を外部に排出する機能を有する。
【0007】
ウォーターカバー29のX軸方向の両端には、蛇腹部40を構成する蛇腹41a、41bがその端部に設けられた取り付けプレート42a、42bを介して取り付けられている。また、蛇腹41a、41bの他方の端部は、固定プレート43a、43bを介して排水手段32の外側壁36の内側に固定されている。
【0008】
蛇腹41a、41bは、チャックテーブル21の移動方向の開口部35を覆う表面部44a、44bと、表面部44a、44bの端部から垂下する垂下部45a、45bとからなり、垂下部45a、45bは、樋部37を構成する内側壁33に係合しており、蛇腹41a、41bは、開口部35の全体を跨ぐようにして塞いでいる。
【0009】
蛇腹41a、41bの中間部には、下部にローラー46a、46bを備えたガイドプレート47a、47bがそれぞれ設けられ、蛇腹41a、41bの中央部が垂下しないように支持している。
【0010】
このように、チャックテーブル21が移動しても、蛇腹41a、41bが伸縮し、開口部35は蛇腹部40によって常に覆われている。こうして開口部35の全体を蛇腹部40によって覆うことにより装置内部に切削水やコンタミが侵入するのを防止している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、蛇腹部40を構成する蛇腹41a、41bは、垂下部45a、45bにおいても山と谷とが交互に現れる形状となっているため、その構造上、図5に示すように、垂下部45a、45bと樋部37の内側壁33との間に隙間48が生じる。従って、図5において矢印で示したように、切削水やコンタミ49がこの隙間48から装置内部に入り込んで、装置の動作に支障が生じることがある。例えばボールスクリュー25にコンタミ49が付着した場合には、チャックテーブル21の移動がスムーズに行われないことがある。
【0012】
このように、切削装置においては、切削水やコンタミの装置内部への侵入を防止することに解決すべき課題を有している。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための具体的手段として本発明は、被加工物を吸引保持して切削移動するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物に切削水を供給しながら切削を遂行する切削手段と、チャックテーブルの切削移動方向に配設され装置内部に切削水が侵入するのを防止する蛇腹部と、該蛇腹部から流出した切削水を受け止め排出する排水手段とから少なくとも構成される切削装置であって、排水手段は、切削水を受けとめる樋部と、該樋部に形成された排水孔と、該排水孔に連結され外部に延びるドレーンとを少なくとも含み、蛇腹部は、樋部に係合する垂下部と、チャックテーブルの移動方向を覆う表面部とを少なくとも含み、樋部には貯水部が排水孔を立ち上げて形成され、垂下部は貯水部に溜まった水に浸漬してウォーターシールを形成する切削装置を提供する。
【0014】
そして本発明は、樋部には、流水生成手段が配設されることを付加的要件とする。
【0015】
このように構成される切削装置においては、貯水部に貯水された水によってウォーターシールが形成され、蛇腹部と排水手段との間の隙間が塞がれるため、切削水や切削水に混じったコンタミがその隙間を通って装置内部に侵入することがなくなる。また、樋部に流水生成手段が配設されることにより、貯水された水が排水孔に向けて流れるため、樋部の底に沈殿したコンタミもその流れに従って排水孔へ向けて流れるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態として図1に示すチャックテーブル21、蛇腹部40、排水手段10を備えた切削装置について説明する。なお、外観は図3に示した従来の切削装置20と同様であり、また、内部についても排水手段の構成が異なるのみであり、その他の部位については同様であるため、共通する部位には同一の符号を付し、その説明は省略するものとする。
【0017】
図1に示すように、排水手段10には、切削水を受けとめる役割を果たす底板11と内側壁12と外側壁13とからなる樋部14と、底板11に形成された排水孔15と、排水孔15から外部に延びるドレーン16とを備えているが、排水孔15は、立ち上げ部18によって僅かに立ち上げて形成されている。
【0018】
また、排水孔15に向けて水流ができるように、水流生成手段17が配設されている。この水流生成手段17は、例えばエアーを吹き付けるノズルであり、1つでもよいし、複数設けてもよい。
【0019】
このように構成される排水手段10には、ウォーターカバー29や蛇腹41a、41bから切削水が落下するが、樋部14においてそれが受けとめられると共に、排水孔15からドレーン16へとその水が排出される。
【0020】
ここで、排水孔15は、立ち上げ部18によって所定の高さに立ち上げて形成されているため、図2に示すように、水がこの所定の高さに達するまではドレーン16へは排水されず、樋部14において貯水されて貯水部19aが形成される。例えば、立ち上げ部18の高さが2cmの場合は、切削水が2cm貯水されるまではドレーン16に排水されない。また、その高さを超えると、その後は常に2cm貯水された状態が維持されることになる。
【0021】
このように、樋部14においては、立ち上げ部18の高さに応じた一定量を超えない範囲で貯水された状態が維持されるため、図2に示したように、水面が垂下部45a、45bの下端より上に位置するように立ち上げ部18の高さを設定しておけば、垂下部45a、45bが、貯水部19aに溜まった水に浸漬してウォーターシール19が形成される。従って、このウォーターシール19によって、隙間48が塞がれ、コンタミ49が装置内部に侵入するのを防止することができる。
【0022】
また、水流生成手段17を配設しておき、ここからエアーを吹き出して排水孔15に向けた水流を生成するようにすれば、樋部14の底板11に沈殿したコンタミが排水孔15に向けて移動して積極的に排出されるようになる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る切削装置においては、樋部に貯水された水によってウォーターシールが形成され、蛇腹部と排水手段との間の隙間が塞がれるため、切削水や切削水に混じったコンタミがその隙間を通って装置内部に侵入することがなくなり、チャックテーブルの移動等の切削装置の動作に支障をきたすことがなくなる。
【0024】
また、樋部に流水生成手段が配設されることにより、貯水された切削水が排水孔に向けて流れるため、樋部の底に沈殿したコンタミもその流れに従って排水孔へ向けて流れ、排出されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る切削装置を構成するチャックテーブル、蛇腹部、排水手段を示す斜視図である。
【図2】蛇腹部と排水手段との間にウォーターシールが形成された状態を示す説明図である。
【図3】切削装置の外観を示す斜視図である。
【図4】従来の切削装置におけるチャックテーブル、蛇腹部、排水手段を示す斜視図である。
【図5】蛇腹部と排水手段との係合状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10…排水手段 11…底板 12…内側壁
13…外側壁 14…樋部 15…排水孔
16…ドレーン 17…水流生成手段
18…立ち上げ部 19…ウォーターシール
19a…貯水部 20…切削装置
21…チャックテーブル 22…アライメント手段
23…切削手段 24…パルスモータ
25…ボールスクリュー 26…移動テーブル
27…テーブルガイド 28…駆動源
29…ウォーターカバー 30…上盤
31…側板 32…排水手段 33…内側壁
34…底板 35…開口部 36…外側壁 37…樋部
38…排水孔 39…ドレーン 40…蛇腹部
41a、41b…蛇腹 42a、42b…取付プレート
43a、43b…固定プレート
44a、44b…表面部 45a、45b…垂下部
46a、46b…ローラー
47a、47b…ガイドプレート 48…隙間

Claims (2)

  1. 被加工物を吸引保持して切削移動するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物に切削水を供給しながら切削を遂行する切削手段と、該チャックテーブルの切削移動方向に配設され装置内部に切削水が侵入するのを防止する蛇腹部と、該蛇腹部から流出した切削水を受け止め排出する排水手段とから少なくとも構成される切削装置であって、
    該排水手段は、切削水を受けとめる樋部と、該樋部に形成された排水孔と、該排水孔に連結され外部に延びるドレーンとを少なくとも含み、
    該蛇腹部は、該樋部に係合する垂下部と、該チャックテーブルの移動方向を覆う表面部とを少なくとも含み、
    該樋部には貯水部が該排水孔を立ち上げて形成され、該垂下部は該貯水部に溜まった水に浸漬してウォーターシールを形成する切削装置。
  2. 樋部には、流水生成手段が配設される請求項1に記載の切削装置。
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