JP4242356B2 - 部品実装順序決定方法、装置、プログラム、部品実装方法及び部品実装機 - Google Patents

部品実装順序決定方法、装置、プログラム、部品実装方法及び部品実装機 Download PDF

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Description

本発明は、部品実装順序決定方法に関し、特に、基板上に部品を実装する部品実装機における部品実装順序決定方法に関する。
従来、短い実装時間で部品を実装するための部品実装順序を決定する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)
また、近年、実装基板の小規模化等に伴い、小サイズの基板を2枚同時に部品実装機内に搬入し、一方の基板に部品を実装した後に、他方の基板に部品を実装するような部品実装機も提案されている。
特開2003−37396号公報
しかし、従来の部品実装機では、基板が部品実装機内に搬入され、停止してから部品実装を開始していた。図12は、従来の基板搬送および部品実装の時間的経過を模式的に示した図である。従来の部品実装機では、基板搬入に要する時間(以下、「基板搬入時間」という。)Tが経過した後に、装着ヘッドが、各タスクにおける部品の吸着および装着動作を順次行なっている。このため、基板の搬入が完了しなければ部品実装を開始できず、生産効率が落ちるという問題もあった。ここで、タスクとは、装着ヘッドによる部品の吸着および装着という一連の動作の繰り返しにおける1回分の一連動作によって実装される部品群またはその1回分の一連動作をいう。
また、特許文献1に記載の発明では、搬入される基板の枚数は1枚であるとの前提のもと、部品実装順序を決定している。このため、基板が2枚同時に搬入されるタイプの部品実装機に、特許文献1に記載の発明を適用した場合には、必ずしも最適な部品供給部における部品の並びを得られるとは限らず、基板への部品実装のタクトタイムが大きくなってしまうという問題がある。
図13は、上述の問題点を説明するための図である。図13は、部品実装機の内部上面を模式的に現している。部品実装機100には、2枚の基板120aおよび120bが搬送され、1つの装着ヘッド110が部品供給部115より部品を吸着し、基板120aおよび120bに部品を実装していく。ここで、基板120aおよび120bには同じ部品が実装される。このため、例えば、部品供給部115の一部分(以下、「部品供給位置」という。)118に基板120aおよび120に実装される部品が並べられる。しかし、装着ヘッド110は、基板120aに全ての部品を装着し終わった後に、基板120bにすべての部品を装着するように動作する。
このため、仮に、基板120aへの部品実装時における装着ヘッド110による部品の吸着および装着という一連の動作の繰り返しにおいて、装着ヘッド110の移動距離が小さくなるように部品供給位置118を決定した場合には、基板120aへの部品実装時の装着ヘッド110の移動距離は小さくて済む。このため、基板120aへの部品実装時におけるタクトタイムは小さくなる。しかし、基板120bと部品供給位置118との間の距離が大きいため、基板120bへ部品を装着する際の移動距離が大きくなる。よって、基板120bへの部品実装時におけるタクトタイムは大きくなり、トータルとして2枚の基板120aおよび120bへの部品実装時におけるタクトタイムは大きくなり、生産効率が落ちるという問題がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、生産効率を向上させることができる部品実装順序決定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る部品実装順序決定方法は、装着ヘッドを備える部品実装機によって基板に部品を実装する際の実装順序を決定する部品実装順序決定方法であって、基板に部品を実装してから次の基板が部品実装機内の基板停止位置に搬入されるまでの時間である基板搬入時間を算出する基板搬入時間算出ステップと、装着ヘッドによる部品の吸着および装着という一連の動作の繰り返しにおける1回分の一連動作をタスクとした場合に、搬入される基板に対する1番目のタスクにおける部品の吸着を前記基板搬入時間内に開始させるように、前記1番目のタスクにおける部品の吸着開始のタイミングを決定する吸着開始タイミング決定ステップと、基板に実装を行う全ての前記タスクの部品吸着時間を算出し、前記部品吸着時間が最大となる前記タスクを前記1番目のタスクとするように、タスクの順序を決定するタスク順決定ステップと、決定されたタスクの順序に基づいて、部品の実装順序を最適化する部品実装順序最適化ステップとを含むことを特徴とする。
この構成によると、部品実装機への基板の搬入前に1番目のタスクの部品吸着を開始させるようにタスクの順序を決定している。このため、基板搬入と並行して装着ヘッドを稼動させることができる。よって、部品の実装に必要なタクトタイムが小さくなり、基板の生産効率を向上させることができる。
また、第1タスクでの部品吸着が終了してから部品装着が開始するまでの装着待ち時間を最小または0にすることができる。よって、基板の生産効率をさらに向上させることができる。
なお、本発明は、このような特徴的なステップを備える部品実装順序決定方法として実現することができるだけでなく、部品実装順序決定方法に含まれる特徴的なステップを手段とする部品実装順序決定装置として実現したり、部品実装順序決定方法に含まれる特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)等の記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは言うまでもない。
本発明によると、生産効率を向上させることができる部品実装順序決定方法を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る部品実装システムの構成を示す外観図である。
部品実装システム10は、基板上に部品を実装するシステムであり、部品実装機100と、部品実装順序決定装置300とを備えている。
部品実装順序決定装置300については、後に詳述し、まず、部品実装機100について詳細に説明する。
同図において、部品実装機100は一部を切り欠いて内部が示されている。部品実装機100は、実装ラインに組み込むことができ、上流から受け取った基板に電子部品を装着し、下流に電子部品装着済みの実装基板である回路基板を送り出す装置であり、電子部品を吸着、搬送し基板に電子部品を装着する装着ヘッド110と、装着ヘッド110を水平面方向に移動させるXYロボット113と、装着ヘッド110に部品を供給する部品供給部115とを備えている。なお、同図において部品供給部115は、カバーがかぶせられた状態で示されている。
この部品実装機100は、具体的には、微少部品からコネクタまでの多様な電子部品を基板に装着することができる実装機であり、□10mm以上の大型電子部品やスイッチ・コネクタ等の異形部品、QFP(Quad Flat Package)・BGA(Ball Grid Array)等のIC部品を装着することができる実装機である。
図2は、部品実装機100の主要な内部構成を示す平面図である。
部品実装機100は、さらに、各種形状の部品種に対応するために装着ヘッド110に交換自在に取り付けられる交換用ノズルが置かれるノズルステーション119と、2枚の基板120aおよび120bを搬送するための軌道を構成するレール121と、搬送された基板120aおよび120bが載置され電子部品が装着される装着テーブル(図示せず)と、吸着保持した電子部品が不良の場合、当該部品を回収する部品回収装置123とを備えている。
また、部品供給部115は、部品実装機100の前後に設けられており、テープ状に収納された電子部品を供給する部品供給部115aおよび115bと、部品の大きさに合わせて間仕切りをつけたプレートに収納される電子部品を供給する部品供給部115cとを有している。
図3は、装着ヘッド110と部品供給部115aとの位置関係を示す模式図である。
この装着ヘッド110は、複数個の吸着ノズル110a〜110bを搭載されている。装着ヘッド110が部品供給部115aの上方にまで移動し、各吸着ノズルが加工して電子部品を吸着した後、装着ヘッド110ごと移動して電子部品を基板120aまたは120b上方の装着位置まで移動させ、装着ヘッド110の吸着ノズルを下降させて基板120aまたは120b上に電子部品を装着する。
一方、同図に示す部品供給部115aは、同一部品種の複数の電子部品をキャリアテープ上に並べて収納する部品テープ116と、この部品テープ116を巻き付けて保持する供給リール117と、供給リール117から部品テープ116を必要に応じて送り出すと共に、部品テープ116から電子部品を取り出すテープフィーダ114とをZ軸方向に複数並べて備えている。
装着ヘッド110と部品供給部115bとの関係も上述した装着ヘッド110と部品供給部115aとの関係と同様である。このため、その詳細な説明はここでは繰り返さない。
図4は、図1に示した部品実装順序決定装置300の構成を示すブロック図である。部品実装順序決定装置300は、生産ラインを構成する各設備の仕様等に基づく各種制約の下で、対象となる基板の部品実装におけるタクトタイムを最小化するように、部品実装用CAD装置(図示せず)等から与えられた全ての部品を対象として、部品実装機100で実装すべき部品の実装順序を決定し、最適なNCデータを生成するコンピュータ装置であり、演算制御部301、表示部302、入力部303、メモリ部304、最適化プログラム格納部305、通信I/F(インターフェース)部306およびデータベース部307等から構成される。
この部品実装順序決定装置300は、本発明に係る部品実装順序決定プログラムをパーソナルコンピュータ等の汎用のコンピュータシステムが実行することによって実現され、部品実装機100と接続されていない状態で、スタンドアローンのシミュレータ(部品実装順序の最適化ツール)としても機能する。
演算制御部301は、CPU(Central Processing Unit)や数値プロセッサ等であり、オペレータからの指示等に従って、最適化プログラム格納部305からメモリ部304に必要なプログラムをロードして実行し、その実行結果に従って、各構成要素302〜307を制御する。
表示部302は、CRT(Cathode-Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等であり、入力部303はキーボードやマウス等であり、これらは、演算制御部301による制御の下で、本部品実装順序決定装置300とオペレータとが対話する等のために用いられる。
通信I/F部306は、LAN(Local Area Network)アダプタ等であり、部品実装順序決定装置300と部品実装機100との通信等に用いられる。メモリ部304は、演算制御部301による作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)等である。
データベース部307は、この部品実装順序決定装置300による部品実装順序決定処理に用いられる入力データ(実装点データ307a、部品ライブラリ307b、実装装置情報307c、タスクタイム情報307d等)や最適化によって生成された実装点データ等を記憶するハードディスク等である。
図5は、タスクタイム情報307dの一例を示す図である。
タスクタイム情報307dは、部品の吸着時間および装着時間をタスクごとに示した情報であり、タスク番号iと吸着時間tiと装着時間miとからなる。タスク番号iは、タスクを識別するためにタスクごとに付された一意な番号を示しており、吸着時間tiはタスク番号iのタスクに含まれる部品を吸着するのに要する時間を示しており、装着時間miは、タスク番号iのタスクに含まれる部品を基板に装着するのに要する時間を示している。
再度図4を参照して、最適化プログラム格納部305は、部品実装順序決定装置300の機能を実現する各種最適化プログラムを記憶しているハードディスク等である。最適化プログラムは、機能的に(演算制御部301によって実行された場合に機能する処理部として)、タスク順序決定部305a、部品供給位置決定部305bおよび実装順序最適化部305c等から構成される。各部が実行する処理については後述する。
図6は、部品実装順序決定装置300による部品実装順序を決定する処理のフローチャートである。
部品供給位置決定部305bは、基板120aおよび基板120bに実装される部品の部品供給部115における部品供給位置を決定する(S1)。部品供給位置決定処理(S1)の詳細については後述する。
次に、タスク順序決定部305aは、基板120aおよび120bに部品を実装する際のタスク順序を決定する(S2)。タスク順序決定処理(S2)の詳細についても後述する。
最後に、実装順序最適化部305cが、求められたタスク順および部品供給位置に基づいて、タクトタイムが最小となるように部品の実装順序を最適化し、当該実装順序を決定する(S3)。部品実装順序最適化処理(S3)については、これまでに様々な手法が提案されており、本願の主眼ではないため、その詳細な説明はここでは繰り返さない。
図7は、部品供給位置決定部305bによる部品供給位置決定処理(図6のS1)の詳細なフローチャートである。
部品供給位置決定部305bは、部品実装機100内における2枚の基板120aおよび120bの停止位置を取得する(S11)。
次に、部品供給位置決定部305bは、基板120aおよび120bのうち、着目基板に対して、その基板に実装される部品の部品供給部115における部品供給位置を決定する(S12)。部品供給位置の決定方法については、例えば、着目基板に部品を実装する際に、部品の吸着に必要な移動距離が最小となるように決定する。部品供給位置決定部305bは、部品供給位置を基板120aおよび120bの全てについて決定する(ループA)。
図8は、図7に示したフローチャートに従い決定された部品供給位置を模式的に示した図である。図8は、部品実装機100の内部上面を模式的に現している。
図8に示されるように、基板120aおよび基板120bにそれぞれ対応する部品供給部115の部品供給位置116aおよび部品供給位置116bに部品が並べられる。すなわち、同じ部品のセットが2つ設けられ、部品供給位置116aおよび部品供給位置116bに配置されていることになる。
図9は、図4に示したタスク順序決定部305aが実行するタスク順序決定処理(図6のS2)の詳細なフローチャートである。
タスク順序決定部305aは、部品実装機100での基板への部品実装が終了してから、次に実装対象とされる2枚の基板120aおよび120bが部品実装機100へ搬入され、停止するまでに要する時間、すなわち基板搬入時間Tを算出する(S21)。なお、タスク順序決定部305aによるこの算出処理(S21)が、請求項9における基板搬入時間算出手段に対応する。
次に、タスク順序決定部305aは、n個のタスク全てについて、部品の吸着時間ti(i=1〜n)を算出する(S22)。部品の吸着時間tiは、部品供給位置116aおよび部品供給位置116bに配置された部品の並びに基づいて、シミュレーションをすることにより求められる。求められた部品の吸着時間tiは、タスクタイム情報307dに格納される。
タスク順序決定部305aは、全タスクの部品吸着時間tiの最大値と、基板搬入時間Tとを比較する(S23)。基板搬入時間Tのほうが部品吸着時間tiの最大値よりも大きい場合には(S23でYES)、部品吸着時間tiが最大となるタスクを1番目のタスクとし、基板搬入時間T内に1番目のタスクの部品吸着を開始させるようにする(S24)。
基板搬入時間Tが部品吸着時間tiの最大値以下の場合には(S23でNO)、タスク順序決定部305aは、基板搬入時間T以上の部品吸着時間tiを満たすタスクのうち、任意のタスクを1番目のタスクとし、基板搬入時間T内に1番目のタスクの部品吸着を開始させるようにする(S25)。
1番目のタスクが決定した(S24、S25)後に、タスク順序決定部305aは、2番目以降のタスクの順序を決定する(S26)。
図10は、基板搬入時間Tのほうが部品吸着時間tiの最大値よりも大きい場合(図9のS23でYES)に決定されたタスク順序に従った、基板搬送および部品実装の時間的経過を模式的に示した図である。
同図に示されるように、基板の搬入と同時に第1タスクの部品吸着が開始され、基板搬入時間Tが経過した時点では、第1タスクの部品吸着が終了している。このため、基板搬入が終了すると同時に、第1タスクの装着を開始することができる。また、この例では基板搬送時間Tを越える部品吸着時間tiを有するタスクが存在しないが、第1タスクとして、最大の部品吸着時間を有するタスクを選んでいる。このため、第1タスクでの部品吸着が終了してから部品装着が開始するまでの装着待ち時間(T−t1)を最小とすることができる。よって、基板搬入と同時に、部品装着を開始できるため、基板の部品実装におけるタクトタイムを最小にすることができる。それにより、基板の生産効率を向上させることができる。
図11は、基板搬入時間Tが部品吸着時間tiの最大値以下の場合(図9のS23でNO)に決定されたタスク順序に従った、基板搬送および部品実装の時間的経過を模式的に示した図である。
図10と同様に、基板の搬入と同時に第1タスクの部品吸着が開始される。しかし、ここで示されるタスク順序では、基板搬入時間Tが経過した直後に、タスクの吸着を開始させるようにするのではなく、図10に示した装着待ち時間を0にするように、第1タスクを選んでいる。このように、基板の搬入と同時に第1タスクの部品を吸着しており、しかも、装着待ち時間が生じないため、基板の部品実装におけるタクトタイムを最小にすることができる。それにより、基板の生産効率を向上させることができる。
以上説明したように、本実施の形態によると、実装対象の基板ごとに装着される部品を用意し、部品供給部の部品供給位置に配置している。このため、一方の基板用に用意された部品がなくなった場合には、他方の基板用に用意された部品を使用して部品実装を続行することができる。また、その間にオペレータは部品の補充を行うことができる。よって、実装途中で部品がなくなった場合であっても、部品実装機を停止させる必要がなくなり、基板の生産効率を向上させることができる。
また、それぞれの基板用に用意された部品の部品供給位置は、部品の吸着に必要な移動距離が最小となるように決定している。このため、各基板での部品実装動作における装着ヘッドの吸着および装着という一連の動作における装着ヘッドの移動距離を小さくすることができ、基板の生産効率を向上させることができる。
さらに、部品実装機への基板の搬入前に1番目のタスクの部品吸着を開始させるようにしている。このため、基板搬入と並行して装着ヘッドを稼動させることができ、基板の生産効率を向上させることができる。
特に、基板搬入時間のほうが部品吸着時間の最大値よりも大きい場合には、最大の部品吸着時間を有するタスクを第1タスクとしている。このようにすることにより、第1タスクでの部品吸着が終了してから部品装着が開始するまでの装着待ち時間を最小にすることができる。また、基板搬入時間が部品吸着時間の最大値以下の場合には、基板搬入時間以上の部品吸着時間を有するタスクを第1タスクとしている。このようにすることにより、上述の装着待ち時間を0にすることができる。よって、基板の生産効率をさらに向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態に係る部品実装システムについて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、部品供給位置の決定処理(図7のS12)では、部品の吸着に必要な移動距離が最小となるように部品供給位置を決定したが、それに限定されるものではなく、例えば、部品の吸着に必要な時間が最小となるように部品供給位置を決定するようにしてもよい。
また、基板の搬入開始と第1タスクの部品吸着開始とが同時でなくてもよい。これは、第1タスクの部品吸着前に吸着ノズルの交換作業が発生する場合もあり得るからである。
なお、本実施の形態では、基板の搬入動作を2枚同時に行うものとして説明したが、これに限定されるものではない。本発明が、基板を1枚単位で搬入するものにも適用できるのは言うまでもない。
本発明は、基板に部品を実装する部品実装機に適用でき、特に、複数の基板に部品を実装する部品実装機等に適用できる。
本発明の実施の形態に係る部品実装システムの構成を示す外観図である。 部品実装機の主要な内部構成を示す平面図である。 装着ヘッドと部品供給部との位置関係を示す模式図である。 図1に示した部品実装順序決定装置の構成を示すブロック図である。 タスクタイム情報の一例を示す図である。 部品実装順序決定装置による部品実装順序を決定する処理のフローチャートである。 部品供給位置決定部による部品供給位置決定処理の詳細なフローチャートである。 図7に示したフローチャートに従い決定された部品供給位置を模式的に示した図である。 図4に示したタスク順序決定部が実行するタスク順序決定処理(図6のS2)の詳細なフローチャートである。 基板搬入時間Tのほうが部品吸着時間tiの最大値よりも大きい場合(図9のS23でYES)に決定されたタスク順序に従った、基板搬送および部品実装の時間的経過を模式的に示した図である。 基板搬入時間Tが部品吸着時間tiの最大値以下の場合(図9のS23でNO)に決定されたタスク順序に従った、基板搬送および部品実装の時間的経過を模式的に示した図である。 従来の基板搬送および部品実装の時間的経過を模式的に示した図である。 従来の部品実装順序の決定方法における問題点を説明するための図である。
符号の説明
10 部品実装システム
100 部品実装機
110 装着ヘッド
113 XYロボット
114 テープフィーダ
115 部品供給部
115a〜115c 部品供給部
116 部品テープ
116a,116b 部品供給位置
117 供給リール
118 部品供給位置
119 ノズルステーション
120a,120b 基板
121 レール
123 部品回収装置
300 部品実装順序決定装置
301 演算制御部
302 表示部
303 入力部
304 メモリ部
305 最適化プログラム格納部
305a タスク順序決定部
305b 部品供給位置決定部
305c 実装順序最適化部
306 通信I/F部
307 データベース部
307a 実装点データ
307b 部品ライブラリ
307c 実装装置情報
307d タスクタイム情報

Claims (9)

  1. 装着ヘッドを備える部品実装機によって基板に部品を実装する際の実装順序を決定する部品実装順序決定方法であって、
    基板に部品を実装してから次の基板が部品実装機内の基板停止位置に搬入されるまでの時間である基板搬入時間を算出する基板搬入時間算出ステップと、
    装着ヘッドによる部品の吸着および装着という一連の動作の繰り返しにおける1回分の一連動作をタスクとした場合に、搬入される基板に対する1番目のタスクにおける部品の吸着を前記基板搬入時間内に開始させるように、前記1番目のタスクにおける部品の吸着開始のタイミングを決定する吸着開始タイミング決定ステップと、
    基板に実装を行う全ての前記タスクの部品吸着時間を算出し、前記部品吸着時間が最大となる前記タスクを前記1番目のタスクとするように、タスクの順序を決定するタスク順決定ステップと、
    決定されたタスクの順序に基づいて、部品の実装順序を最適化する部品実装順序最適化ステップとを含む
    ことを特徴とする部品実装順序決定方法。
  2. 装着ヘッドを備える部品実装機によって基板に部品を実装する際の実装順序を決定する部品実装順序決定方法であって、
    基板に部品を実装してから次の基板が部品実装機内の基板停止位置に搬入されるまでの時間である基板搬入時間を算出する基板搬入時間算出ステップと、
    装着ヘッドによる部品の吸着および装着という一連の動作の繰り返しにおける1回分の一連動作をタスクとした場合に、搬入される基板に対する1番目のタスクにおける部品の吸着を前記基板搬入時間内に開始させるように、前記1番目のタスクにおける部品の吸着開始のタイミングを決定する吸着開始タイミング決定ステップと、
    基板に実装を行う全ての前記タスクの部品吸着時間を算出し、全てのタスクのうちの最大の部品吸着時間と前記基板搬入時間とを比較する比較ステップと、
    前記最大の部品吸着時間が前記基板搬入時間未満の場合には、前記最大の部品吸着時間を有するタスクを前記1番目のタスクとするように、タスクの順序を決定するタスク順決定ステップと
    決定されたタスクの順序に基づいて、部品の実装順序を最適化する部品実装順序最適化ステップとを含む
    ことを特徴とする部品実装順序決定方法。
  3. 前記タスク順決定ステップは、さらに、前記最大の部品吸着時間が前記基板搬入時間以上の場合には、前記基板搬入時間以上の部品吸着時間を有する任意のタスクを前記1番目のタスクとする
    ことを特徴とする請求項に記載の部品実装順序決定方法。
  4. 装着ヘッドを備える部品実装機によって基板に部品を実装する際の実装順序を決定する部品実装順序決定装置であって、
    基板に部品を実装してから次の基板が部品実装機内の基板停止位置に搬入されるまでの時間である基板搬入時間を算出する基板搬入時間算出手段と、
    装着ヘッドによる部品の吸着および装着という一連の動作の繰り返しにおける1回分の一連動作をタスクとした場合に、搬入される基板に対する1番目のタスクにおける部品の吸着を前記基板搬入時間内に開始させるように、前記1番目のタスクにおける部品の吸着開始のタイミングを決定する吸着開始タイミング決定手段と、
    基板に実装を行う全ての前記タスクの部品吸着時間を算出し、前記部品吸着時間が最大となる前記タスクを前記1番目のタスクとするように、タスクの順序を決定するタスク順決定手段と、
    決定されたタスクの順序に基づいて、部品の実装順序を最適化する部品実装順序最適化手段とを備える
    ことを特徴とする部品実装順序決定装置。
  5. 装着ヘッドを備える部品実装機によって基板に部品を実装する際の実装順序を決定する部品実装順序決定装置であって、
    基板に部品を実装してから次の基板が部品実装機内の基板停止位置に搬入されるまでの時間である基板搬入時間を算出する基板搬入時間算出手段と、
    装着ヘッドによる部品の吸着および装着という一連の動作の繰り返しにおける1回分の一連動作をタスクとした場合に、搬入される基板に対する1番目のタスクにおける部品の吸着を前記基板搬入時間内に開始させるように、前記1番目のタスクにおける部品の吸着開始のタイミングを決定する吸着開始タイミング決定手段と、
    基板に実装を行う全ての前記タスクの部品吸着時間を算出し、全てのタスクのうちの最大の部品吸着時間と前記基板搬入時間とを比較する比較手段と、
    前記最大の部品吸着時間が前記基板搬入時間未満の場合には、前記最大の部品吸着時間を有するタスクを前記1番目のタスクとするように、タスクの順序を決定するタスク順決定手段と、
    決定されたタスクの順序に基づいて、部品の実装順序を最適化する部品実装順序最適化手段とを備える
    ことを特徴とする部品実装順序決定装置。
  6. 装着ヘッドを備える部品実装機によって基板に部品を実装する際の実装順序を決定する部品実装順序決定方法のプログラムであって、
    基板に部品を実装してから次の基板が部品実装機内の基板停止位置に搬入されるまでの時間である基板搬入時間を算出する基板搬入時間算出ステップと、
    装着ヘッドによる部品の吸着および装着という一連の動作の繰り返しにおける1回分の一連動作をタスクとした場合に、搬入される基板に対する1番目のタスクにおける部品の吸着を前記基板搬入時間内に開始させるように、前記1番目のタスクにおける部品の吸着開始のタイミングを決定する吸着開始タイミング決定ステップと、
    基板に実装を行う全ての前記タスクの部品吸着時間を算出し、前記部品吸着時間が最大となる前記タスクを前記1番目のタスクとするように、タスクの順序を決定するタスク順決定ステップと、
    決定されたタスクの順序に基づいて、部品の実装順序を最適化する部品実装順序最適化ステップとをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
  7. 装着ヘッドを備える部品実装機によって基板に部品を実装する際の実装順序を決定する部品実装順序決定方法のプログラムであって、
    基板に部品を実装してから次の基板が部品実装機内の基板停止位置に搬入されるまでの時間である基板搬入時間を算出する基板搬入時間算出ステップと、
    装着ヘッドによる部品の吸着および装着という一連の動作の繰り返しにおける1回分の一連動作をタスクとした場合に、搬入される基板に対する1番目のタスクにおける部品の吸着を前記基板搬入時間内に開始させるように、前記1番目のタスクにおける部品の吸着開始のタイミングを決定する吸着開始タイミング決定ステップと、
    基板に実装を行う全ての前記タスクの部品吸着時間を算出し、全てのタスクのうちの最大の部品吸着時間と前記基板搬入時間とを比較する比較ステップと、
    前記最大の部品吸着時間が前記基板搬入時間未満の場合には、前記最大の部品吸着時間を有するタスクを前記1番目のタスクとするように、タスクの順序を決定するタスク順決定ステップと、
    決定されたタスクの順序に基づいて、部品の実装順序を最適化する部品実装順序最適化ステップとをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
  8. 基板に部品を実装するための装着ヘッドを備える部品実装機による部品実装方法であって、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の部品実装順序決定方法に従い決定された部品実装順序に従い、部品を実装する
    ことを特徴とする部品実装方法。
  9. 基板に部品を実装するための装着ヘッドを備える部品実装機であって、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の部品実装順序決定方法に従い決定された部品実装順序に従い、部品を実装する
    ことを特徴とする部品実装機。
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