JP4241919B2 - 内燃機関用センサ - Google Patents

内燃機関用センサ Download PDF

Info

Publication number
JP4241919B2
JP4241919B2 JP2004038630A JP2004038630A JP4241919B2 JP 4241919 B2 JP4241919 B2 JP 4241919B2 JP 2004038630 A JP2004038630 A JP 2004038630A JP 2004038630 A JP2004038630 A JP 2004038630A JP 4241919 B2 JP4241919 B2 JP 4241919B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mica
heat insulating
rear end
internal combustion
insulating member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004038630A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005227227A (ja
Inventor
昌明 村瀬
義昭 黒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Spark Plug Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2004038630A priority Critical patent/JP4241919B2/ja
Publication of JP2005227227A publication Critical patent/JP2005227227A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4241919B2 publication Critical patent/JP4241919B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)

Description

本発明は、酸素センサ、全領域空燃比センサ、NOxセンサ等のガスセンサや、温度センサなど、高温環境下において使用される各種の内燃機関用センサに関する。
従来より、酸素センサ、全領域空燃比センサ、NOxセンサ等のガスセンサや、温度センサなど、高温環境下において使用される各種の内燃機関用センサについて、様々なものが提案されている。このような内燃機関用センサのうち酸素センサとしては、例えば、排気管に取付けられて、排気ガス中の酸素濃度を検出するものが挙げられる(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2001−147213号公報 特開平9−178694号公報
特許文献1の酸素センサは、検出素子と外部装置とを接続するためのリード線を有しており、このリード線は、ケーシング部材の内部から、ケーシング部材の後端に位置する後端開口部を通じて、ケーシング部材の外部に導出されている。さらに、このケーシング部材の後端開口部を通じて、センサ内部に水などが侵入しないように、自身の内部にリード線を挿通させつつ後端開口部を閉塞するゴム製のシール部材(弾性絶縁部材)が設けられている。しかしながら、この酸素センサは、その先端部が極めて高温(900℃以上)の排気ガスにさらされるため、この排気熱が、金属製のケーシング部材を通じてシール部材(弾性絶縁部材)に伝わり、シール部材(弾性絶縁部材)を耐熱性の高いフッ素ゴム等で形成したとしても、シール部材(弾性絶縁部材)が熱劣化してしまう虞があった。これにより、酸素センサの内部への浸水を防止できなくなる虞があった。
これに対し、特許文献2の酸素センサでは、ゴム製のシール部材(ゴムブッシュ)とケーシング部材の後端部との間に、ゴム製のシール部材(ゴムブッシュ)を取り囲むように、PTFE製のチューブを配置させている。このPTFE製のチューブは、フッ素ゴムよりも耐熱性に優れているため、金属製のケーシング部材を通じて伝わる排気熱によって早期に熱劣化してしまう虞がない。さらに、ゴム製のシール部材(ゴムブッシュ)は、PTFE製のチューブを介して金属製のケーシング部材と接触するため、排気熱による熱劣化が抑制され、長期間にわたってセンサ内部への浸水を防止することができる。
ところで、近年、内燃機関に用いられるセンサでは、取付けスペース等の関係で、小型化(短小化)の要請が高まっている。しかしながら、センサを短小とすれば、その分、ケーシング部材の後端開口部を閉塞するゴム製のシール部材(弾性シール部材)が熱源に接近するため、より一層、弾性シール部材が熱劣化してしまう虞がある。このように、近年、内燃機関用センサは、弾性シール部材がより一層高温となる条件で使用される傾向にある。
これに対し、特許文献2の酸素センサのように、PTFE製のチューブを設ける手法では、PTFE製のチューブの耐熱温度が300℃程度であるため、このPTFE製のチューブが熱劣化してしまい、センサ内への浸水を防止できなくなる虞があった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、弾性シール部材の熱劣化を抑制すると共に、ケーシング部材の後端開口部を通じたセンサ内部への浸水を長期間にわたって防止できる内燃機関用センサを提供することを目的とする。
その解決手段は、軸線方向に延び、自身の先端側が被測定ガスに晒される検出素子と、金属からなり、上記ガス検出素子を包囲する筒状のケーシング部材と、上記検出素子と電気的に接続するリード線を自身の内部に挿通させた状態で、上記ケーシング部材の後端に位置する後端開口部を閉塞する弾性シール部材と、を備える内燃機関用センサであって、上記弾性シール部材のうち少なくとも上記軸線方向の先端側に位置する先端側部、上記ケーシング部材に接触することなく、上記ケーシング部材と上記弾性シール部材のうち少なくとも上記先端側部との間には、断熱性部材が配置されてなる内燃機関用センサである。
従来より、先端側が高温の被測定ガス(熱源)に晒される内燃機関用センサでは、その熱が、特に金属製のケーシング部材を通じて、先端側から後端側に向かって伝わっていく。このため、弾性シール部材は、ケーシング部材と接触する部分のうち、特に、熱源に近く高温となりがちな軸線方向先端側に位置する先端側部が、熱劣化してしまう傾向にあった。
これに対し、本発明の内燃機関用センサでは、弾性シール部材のうち少なくとも軸線方向の先端側に位置する先端側部、金属製のケーシング部材に接触することなく、ケーシング部材と弾性シール部材のうち少なくとも先端側部との間には、断熱性部材が配置されている。これにより、弾性シール部材のうち熱源に近い先端側部に、熱源の熱が伝わるのを抑制できるので、結果として、弾性シール部材の熱劣化を抑制することができる。従って、ケーシング部材の後端開口部を通じたセンサ内部への浸水を長期間にわたって防止できる。
本発明の内燃機関用センサとしては、例えば、酸素センサ、全領域空燃比センサ、NOxセンサ等のガスセンサや、温度センサなどが挙げられる。
なお、弾性シール部材は、弾性を有し、ケーシング部材の後端開口部を閉塞してセンサ内への浸水を防止できる部材であればいずれのものでも良い。このような弾性シール部材としては、例えば、比較的耐熱性の高いフッ素系ゴムやシリコン系ゴムなどを好適に用いることができる。
また、断熱性部材は、弾性シール部材とケーシング部材との間に配置でき、ケーシング部材から弾性シール部材への熱伝導を妨げることができる部材であれば良い。このような断熱性部材としては、例えば、マイカ鱗片が積層されて層状組織をなすマイカ断熱部材や、アスベスト等の繊維状断熱部材を好適に用いることができる。
さらに、上記の内燃機関用センサであって、前記断熱性部材は、マイカ鱗片が積層されて層状組織をなすマイカ断熱部材であり、このマイカ断熱部材は、前記ケーシング部材のうち当該マイカ断熱部材と接触するケーシング側接触面と前記弾性シール部材のうち当該マイカ断熱部材と接触するシール側接触面とが向き合う方向と、当該マイカ断熱部材の積層方向とが一致するように配置されてなる内燃機関用センサとすると良い。
本発明の内燃機関用センサでは、断熱性部材として、マイカ鱗片が積層されて層状組織をなすマイカ断熱部材を用いており、このマイカ断熱部材を、ケーシング部材のケーシング側接触面と弾性シール部材のシール側接触面とが向き合う方向と、マイカ断熱部材の積層方向とが一致するように配置している。
マイカ断熱部材は、マイカ鱗片の積層方向について熱伝導率が低い性質を有するため、上記のようにマイカ断熱部材を配置することにより、金属製のケーシング部材から弾性シール部材に熱が伝わるのを抑制でき、弾性シール部材の熱劣化を抑制することができる。また、マイカ断熱部材は、マイカ鱗片の積層方向に対する熱拡散率が、マイカ鱗片の積層方向に直交する方向(即ち、結晶平行方向)に対する熱拡散率の1/10程度と小さい性質も有しているため、この観点からも、上記のようにマイカ断熱部材を配置することで、ケーシング部材から弾性シール部材に熱が伝わるのを有効に抑制できる。
なお、マイカ鱗片としては、例えば、層状組織をなしている原料マイカ(雲母)を粉砕して得られた、当該原料マイカの各層を構成していたマイカの破片などが挙げられる。
さらに、上記の内燃機関用センサであって、前記マイカ断熱部材は、軟質マイカからなる前記マイカ鱗片を主成分として含んでなる内燃機関用センサとすると良い。
上述のように、マイカ断熱部材は断熱性に優れているが、この優れた断熱性を発揮するためには、高温環境下での使用に耐えられる耐熱性も有していなければならない。このため、本発明の内燃機関用センサでは、軟質マイカからなるマイカ鱗片を主成分としたマイカ断熱部材を用いている。この軟質マイカ(金雲母)は、マイカの中でも耐熱温度が高く、その熱分解温度は900〜1000℃程度である。このような軟質マイカを主成分とするマイカ断熱部材は、断熱性と共に耐熱性及にも優れているため、高温環境下で用いられる各種内燃機関用センサについて好適に用いることができる。
さらに、上記いずれかの内燃機関用センサであって、前記マイカ断熱部材は、少なくとも、前記弾性シール部材の前記先端側部の側方に配置された側方マイカ断熱部材を含み、上記側方マイカ断熱部材は、上記弾性シール部材と前記ケーシング部材との間に配置された後、上記弾性シール部材を拡径することによって固定されてなる内燃機関用センサとすると良い。
従来の内燃機関用センサでは、ケーシング部材の後端部を径方向内側に加締めることにより、弾性シール部材を固定するようにしていた。しかしながら、このような固定手法では、弾性シール部材の側方にマイカ断熱部材を配置させる場合には、ケーシング部材を加締めたときにマイカ断熱部材が破損してしまう虞がある。
これに対し、本発明の内燃機関用センサでは、弾性シール部材の側方に配置する側方マイカ断熱部材を弾性シール部材とケーシング部材との間に配置した後、ケーシング部材を加締めることなく、弾性シール部材を拡径することによって固定している。このような固定手法によれば、側方マイカ断熱部材の側面全体を弾性的に押圧して固定できるので、側方マイカ断熱部材が破損してしまう虞がない。
なお、本発明の固定手法としては、例えば、軸孔を有する筒状の弾性シール部材を用い、まず、側方マイカ断熱部材を弾性シール部材とケーシング部材との間に配置した後、弾性シール部材の軸孔内に柱状部材を圧入することにより弾性シール部材を拡径し、側方マイカ断熱部材をケーシング部材の内周面に押圧して固定する手法が挙げられる。
次に、本発明の実施例について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施例1の内燃機関用センサ100の断面図である。この内燃機関用センサ100は、図示しない排気管に取付けられ、排気中の酸素濃度を検出する酸素センサである。内燃機関用センサ100は、ガス検出素子120、保持部材130、ケーシング部材160、セパレータ190、リード線170、グロメット185を有する。なお、本実施例では、内燃機関用センサ100の軸線Cに沿う方向(図中上下方向)のうち、ガス検出素子120の先端部120b側(図中下側)を軸線方向先端側、その反対側(図中上側)を軸線方向後端側とし、他の実施例においても同様とする。
ケーシング部材160は、主体金具161、プロテクタ162、及び後端側包囲部材163を有している。
主体金具161はSUS430からなり、略円筒状に形成されている。この主体金具161の内周の先端側には、内周段部161dが、後端側向き拡径状のテーパをなして周設されている。さらに、主体金具161の後端部には、加締め部161bが形成されている。また、この主体金具161の外周には、内燃機関用センサ100を図示しない排気管に取付けるためのネジ部161f、及びトルクレンチ等の取付工具を係合させる取付工具係合部161gが形成されている。
プロテクタ162は、SUS310Sからなり、略円筒状を有し、図示しない排気管内の排気を内燃機関用センサ100の内部に導入するための通気孔162bを複数有している。このプロテクタ162は、主体金具161の先端部に固着されている。
後端側包囲部材163は、SUS310Sからなり、略円筒状の筒体で、主体金具161の後端側に全周レーザ溶接により結合され、保持部材130やセパレータ190などを包囲している。なお、後端側包囲部材163の後端側には、径方向内側に向かって屈曲された後端部163cが形成されており、この後端部163cの内面がグロメット185の後端面に密着している。
ガス検出素子120は、積層型のガス検出素子であり、図示しないが、チタニア等の金属酸化物感応体からなる感ガス体及びこの感ガス体の周囲を取り囲むアルミナを主成分とする絶縁シートと、Ptからなり感ガス体の一表面と接する一対の検出電極と、アルミナを主成分とする第1基板と、Ptを主成分とする発熱抵抗体と、アルミナを主成分とする第2基板とが、順に積層されている。さらに、図1に示すように、このガス検出素子120の後端側には、Ptからなる端子121〜124が設けられている。このうち、端子122,123は、一対の検出電極から延設されており、端子121,124は、発熱抵抗体から延設されている。この端子121〜124には、それぞれ、金属製のリードフレーム171〜174が接続している。
保持部材130は、アルミナを主成分とする絶縁性セラミックからなり、筒形状で、その軸線方向略中央部に径方向外向きに突出した鍔部130cを有している。この保持部材130は、ガス検出素子120を、自身の内部を挿通させた状態で保持している。具体的には、保持部材130の内部を挿通するガス検出素子120が、滑石充填層133と、結晶化ガラス粉末を溶融し凝固させたガラスシール材135によって保持部材130に固着されている。この保持部材130は、先端部130bを主体金具161の内周段部161dに金属パッキン184を介して支持させた状態で、鍔部130cが、主体金具161の加締め部161bによって、金属製の環状パッキン181,182及び滑石充填層183を介して先端側に向けて押圧されている。これにより、ガス検出素子120を保持した保持部材130は、ケーシング部材160の内部に固定される。
リード線170は、一端が加締め端子170bに接続され、他端が図示しない外部装置(例えば、ECU)に接続されている。本実施例の内燃機関用センサ100では、このリード線170が4本設けられており、加締め端子170bを介してそれぞれリードフレーム171〜174に電気的に接続されている。これにより、ガス検出素子120の端子121〜124と外部装置(例えば、ECU)とが電気的に接続される。
セパレータ190は、アルミナを主成分とする絶縁性セラミックからなり、略円筒形状を有している。このセパレータ190の内部には、各リード線170、加締め端子170b、及びリードフレーム171〜174を挿入する4つの挿入孔191が軸線方向に貫通して形成されている。このため、各リード線170、加締め端子170b、及びリードフレーム171〜174を、セパレータ190の挿入孔191内に挿入することにより、各リード線170、加締め端子170b、及びリードフレーム171〜174は、互いの電気的導通、及び他部材との電気的導通を防止することができる。
グロメット185は、フッ素系ゴムからなり、略円柱状で、リード線170を挿通する4つの貫通孔185b、及び柱状部材187を圧入する軸孔185fを有している。このグロメット185は、各貫通孔185b内に各リード線170を挿通させた状態で、後端側包囲部材163の後端部163cに密着しつつ、後端側包囲部材163の後端開口部163bを閉塞している。このようにして、各リード線170を外部に導出させつつ、後端側包囲部材163の内部への浸水を防止している。
ところで、本実施例1の内燃機関用センサ100では、ガス検出素子120の先端側が、排気管内を流通する高温の排気ガス(熱源)に晒されるようにして使用に供される。このため、排気熱が、排気管、主体金具161のネジ部161f、後端側包囲部材163を通じて、あるいは、プロテクタ162、主体金具161、後端側包囲部材163を通じて、内燃機関用センサ100の先端側から後端側に向かって伝わっていく。
これに対し、本実施例1の内燃機関用センサ100では、図1に示すように、少なくともグロメット185の先端側部185hをケーシング部材160に接触させることなく、少なくともグロメット185の先端側部185hの側方に、詳細には、グロメット185の外周面185eと後端側包囲部材163の後端側内周面163eとの間に、円筒形状の側方マイカ断熱部材111を配置している。この側方マイカ断熱部材111は、原料マイカを粉砕して得られた軟質マイカ(金雲母)鱗片を抄造した集成マイカに接着剤を含浸させたものであり、軟質マイカ鱗片が積層されて層状組織をなしている。なお、側方マイカ断熱部材111は、後述するように、軟質マイカ鱗片の積層方向が側方マイカ断熱部材111の径方向に一致(すなわち、グロメット185の径方向に一致)するように形成されており、軟質マイカ鱗片の結晶垂直方向がグロメット185の径方向に略一致している。
マイカ部材においては、マイカ鱗片の積層方向について熱伝導率が低い性質を有するため、円筒形状の側方マイカ断熱部材111では、その軸方向に比して径方向に熱伝導率が低くなっている。そして、本実施例1の内燃機関用センサ100では、グロメット185の外周面185e(グロメット185のうち側方マイカ断熱部材111と接触する面)と後端側包囲部材163の後端側内周面163e(後端側包囲部材163のうち側方マイカ断熱部材111と接触する面)とが向き合う方向(本実施例1では、グロメット185の径方向に一致する)と、側方マイカ断熱部材111の軟質マイカ鱗片の積層方向とが一致するように配置している。これにより、金属製のケーシング部材160(後端側包囲部材163)からグロメット185に排気熱が伝わるのを、効果的に抑制できる。従って、フッ素系ゴムからなるグロメット185の熱劣化を抑制することができるので、後端側包囲部材163の後端開口部163bを通じたセンサ内部への浸水を長期間にわたって防止することができる。
特に、本実施例1の内燃機関用センサ100では、軟質マイカからなる軟質マイカ鱗片を主成分とした側方マイカ断熱部材111を用いている。軟質マイカは、マイカの中でも耐熱温度が高く、その熱分解温度は900〜1000℃程度である。このような軟質マイカからなる軟質マイカ鱗片を主成分とする側方マイカ断熱部材111は、断熱性と共に耐熱性にも優れているため、排気熱によって劣化する虞がなく、適切に、グロメット185への熱伝導を抑制することができる。
ところで、従来の内燃機関用センサでは、ケーシング部材(後端側包囲部材)の後端部を径方向内側に加締めることにより、弾性シール部材(グロメット)を固定するようにしていた。しかしながら、このような固定手法では、本実施例1のようにグロメットの側方にマイカ断熱部材を配置させる場合には、マイカは機械的強度が低いため、、後端側包囲部材を加締めたときにマイカ断熱部材が破損してしまう虞がある。
これに対し、本実施例1の内燃機関用センサ100では、側方マイカ断熱部材111を、グロメット185の外周面185eと後端側包囲部材163の後端側内周面163eとの間に配置した後、グロメット185の略中央部に設けた軸孔185f内に、耐熱性樹脂(例えば、PEEK)からなる柱状部材187を圧入することによりグロメット185を拡径し、後端側包囲部材163の後端側内周面163eに押圧して固定している。このような固定手法によれば、側方マイカ断熱部材111の側面全体を弾性的に押圧して固定できるので、側方マイカ断熱部材111が破損してしまう虞がない。
このような内燃機関用センサ100は、次のようにして製造する。
まず、主体金具161とプロテクタ162とを溶接により一体にする。一方、ガス検出素子120の端子121〜124に、リードフレーム171〜174を抵抗溶接によって接続する。次いで、リードフレーム171〜174を接続したガス検出素子120を、保持部材130の筒内に挿入して所定位置に配置させた状態で、保持部材130の筒内に、滑石粉末を押圧充填して滑石充填層133を形成し、さらに、結晶化ガラス粉末を溶融させたものを凝固させてガラスシール材135を形成することで、ガス検出素子120を保持部材130内に固定する。
次いで、主体金具161の内周段部161d上に金属パッキン184を載置させた状態で、ガス検出素子120を保持した保持部材130を、その軸線方向先端側から主体金具161の内部に挿入し、金属パッキン184を介して、保持部材130の先端部130bを主体金具161の内周段部161dに当接させる。次いで、金属パッキン181、滑石充填層183をなす滑石リング、金属パッキン182を、この順に主体金具161内に挿入し、保持部材130の鍔部130c上に載置した後、主体金具161の加締め部161bを加締めて、ガス検出素子120を保持した保持部材130を固定する。
次いで、リードフレーム171〜174を、各リード線170に接続させた加締め端子170bに接続する。次いで、各リード線170を各挿入孔191内に挿入させつつ、後端側からセパレータ190を保持部材130上に配置させる。さらに、各リード線170を各貫通孔185b内に挿入させつつ、後端側からグロメット185をセパレータ190上に配置させる。さらに、側方マイカ断熱部材111を、その筒内に各リード線170を挿入させつつ、グロメット185の側方周囲を包囲するように配置する。
次いで、後端側包囲部材163を、その筒内に各リード線170を挿入させつつ、その先端部163dが主体金具161の工具係合部161gの後端面に当接するまで軸線方向先端側に移動させ、後端側包囲部材163を主体金具161に嵌合させた後、後端側包囲部材163の先端部163dを、主体金具161に全周レーザ溶接する。なお、このとき、後端側包囲部材163の後端部163cが、グロメット185の後端面に密着することになる。その後、グロメット185の軸孔185f内に柱状部材187を圧入することにより、グロメット185を拡径させ、側方マイカ断熱部材111を後端側包囲部材163の後端側内周面163eに押圧して固定すると共に、グロメット185の貫通孔185b内にリード線170を密着させる。このようにして、図1に示す内燃機関用センサ100が完成する。
次に、本発明の実施例2にかかる内燃機関用センサ200について、図面を参照しつつ説明する。図2は、本実施例2の内燃機関用センサ200の後端側の拡大断面図である。本実施例2の内燃機関用センサ200は、実施例1の内燃機関用センサ100と比較して、マイカ断熱部材212を追加した点が異なり、その他については同様である。
マイカ断熱部材212は、図2の断面図を示すように、略円盤形状で、リード線170が挿通する4つの貫通孔212bが周方向に等間隔に形成されている。このマイカ断熱部材212は、側方マイカ断熱部材111と同様に、軟質マイカ鱗片が積層されて層状組織をなしており、上記形状に成形されたものである。なお、マイカ断熱部材212において、軟質マイカ鱗片の積層方向は、マイカ断熱部材212の厚み方向(図中上下方向)に一致している。
このようなマイカ断熱部材212は、セラミックからなるセパレータ190とグロメット185との間に配置されている。詳細には、セパレータ190の後端側面190b(セパレータ190のうちマイカ断熱部材212と接触する面)とグロメット185の先端側面185c(グロメット185のうちマイカ断熱部材212と接触する面)とが向き合う方向(本実施例2では、軸線Cの方向に一致する)と、マイカ断熱部材212の軟質マイカ鱗片の積層方向とが一致するように配置されている。
このような本実施例2の内燃機関用センサ200では、側方マイカ断熱部材111によって、排気熱がケーシング部材160(後端側包囲部材163)を通じてグロメット185に伝わるのを抑制することができるばかりでなく、マイカ断熱部材212によって、排気熱がセパレータ190を通じてグロメット185に伝わるのも抑制することができる。このため、本実施例2の内燃機関用センサ200は、実施例1の内燃機関用センサ100に比して、より一層、グロメット185の熱劣化を抑制することができ、ひいては、後端側包囲部材163の後端開口部163bを通じたセンサ内部への浸水を長期間にわたって防止できる。
次に、本発明の実施例3にかかる内燃機関用センサ300について、図面を参照しつつ説明する。図3は、本実施例3の内燃機関用センサ300の断面図である。本実施例3の内燃機関用センサ300は、実施例1の内燃機関用センサ100と比較して、後端側包囲部材、グロメット、及びマイカ断熱部材を変更した点が異なり、その他については同様である。このため、実施例1の内燃機関用センサ100と異なる点を中心に説明し、その他については説明を省略または簡略化する。
本実施例3の内燃機関用センサ300は、後端側包囲部材として、第1後端側包囲部材363と第2後端側包囲部材364とを有している。第1後端側包囲部材363は、SUS310Sからなり、略円筒状の筒体で、保持部材130上に配置されたセパレータ190を軸線方向先端側に押圧する形態で、主体金具161の後端側に全周レーザ溶接により結合され、保持部材130やセパレータ190などを包囲している。第2後端側包囲部材364は、SUS304Lからなり、略円筒状の筒体で、グロメット385を軸線方向先端側に押圧しつつ第1後端側包囲部材363の後端側を包囲する形態で、先端部364fが第1後端側包囲部材363と共に径方向内側に加締められて、第1後端側包囲部材363に固定されている。なお、第2後端側包囲部材364には、リード線170が挿通する後端開口部364bが形成されている。
グロメット385は、図4の拡大断面図に示すように、実施例1のグロメット185と比較して、先端側及び後端側の角部の位置に、段差部385c,385dが形成されている点のみが異なる。この段差部385c,385dは、後述するように、マイカ断熱部材311,312の位置を位置決めするために設けられている。このようなグロメット385は、マイカ断熱部材312を介して第2後端側包囲部材364の後端部364cに密着しつつ、第2後端側包囲部材364の後端開口部364bを閉塞している。なお、グロメット385に形成されている貫通孔385bには、リード線170が挿入されている。
マイカ断熱部材311,312は、共に、実施例1の側方マイカ断熱部材111と同様に、軟質マイカ鱗片が積層されて層状組織をなしており、円環板状に成形されている。
このうち、マイカ断熱部材311は、第1後端側包囲部材363とグロメット385との間に配置されている。具体的には、グロメット385の段差部385cに嵌合する形態で、第1後端側包囲部材363の後端部363c上に配置されている。このマイカ断熱部材311は、第1後端側包囲部材363の後端面363d(第1後端側包囲部材363の後端部363cのうちマイカ断熱部材311と接触する面)とグロメット385の段差面385f(グロメット385の段差部385cのうちマイカ断熱部材311と接触する面)とが向き合う方向(本実施例3では、軸線Cの方向に一致する)と、マイカ断熱部材311の軟質マイカ鱗片の積層方向とが一致するように配置されている。このため、排気熱が、第1後端側包囲部材363を通じてグロメット385に伝わるのを抑制することができる。
また、マイカ断熱部材312は、第2後端側包囲部材364とグロメット385との間に配置されている。具体的には、グロメット385の段差部385dに嵌合するようにグロメット385上に載置され、第2後端側包囲部材364の内側後端部364dと密接している。このマイカ断熱部材312は、第2後端側包囲部材364の内側後端面364d(第2後端側包囲部材364の後端部364cのうちマイカ断熱部材312と接触する面)とグロメット385の段差面385g(グロメット385の段差部385dのうちマイカ断熱部材312と接触する面)とが向き合う方向(本実施例3では、軸線Cの方向に一致する)と、マイカ断熱部材312の軟質マイカ鱗片の積層方向とが一致するように配置されている。このため、排気熱が、第2後端側包囲部材364を通じてグロメット385に伝わるのを抑制することができる。
なお、実施例1の内燃機関用センサ100では、グロメット185の外周面185eと後端側包囲部材363の後端側内周面363eとの間に、側方マイカ断熱部材111を配置することで断熱を図っていた。これに対し、本実施例3の内燃機関用センサ300では、グロメット385の外周面385eと第2後端側包囲部材364の後端側内周面364eとの間に、マイカ断熱部材を設ける代わりに、間隙を設けている。このように、間隙を設けることによっても、排気熱が、第2後端側包囲部材364を通じてグロメット385に伝わるのを抑制することができる。
以上説明したように、本実施例3の内燃機関用センサ300においても、排気熱が、ケーシング部材360(第1,第2後端側包囲部材363,364)を通じてグロメット385に伝わるのを抑制することができるので、グロメット385の熱劣化を抑制することができる。さらに、マイカ断熱部材311,312は、耐熱性に優れた軟質マイカからなる軟質マイカ鱗片を主成分としているため、排気熱によって熱劣化する虞がない。このため、マイカ断熱部材311,312及びグロメット385によって、第2後端側包囲部材364の後端開口部364bを通じたセンサ内部への浸水を長期間にわたって防止することができる。
以上において、本発明を実施例1,2,3に即して説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例1,2,3では、断熱性部材として、軟質マイカ(金雲母)からなる軟質マイカ鱗片を主成分とする側方マイカ断熱部材111,212,311,312を用いた。しかし、断熱性部材の材質は、軟質マイカに限定されるものではなく、硬質マイカ(白雲母)など、ケーシング部材(後端側包囲部材)からグロメット(弾性シール部材)への熱伝導を妨げることができる部材であればいずれのものでも良い。但し、熱源からの熱に耐えうる耐熱性を有していなければならず、耐熱性にも優れている点で、軟質マイカ(金雲母)を好適に用いることができる。
また、実施例1では、グロメット185の側方(グロメット185の外周面185eと後端側包囲部材163の後端側内周面163eとの間)に配置する側方マイカ断熱部材111の形状を、円筒形状とした。しかし、側方マイカ断熱部材の形状は、円筒形状に限らず、グロメットの外周面と後端側包囲部材(ケーシング部材)の後端側内周面とに沿う形状であればいずれの形状としても良く、例えば、円筒を軸線周りに分割した断面円弧状の形状としても良い。
また、実施例3では、グロメット385の外周面135eと第2後端側包囲部材364の後端側内周面364eとの間に、間隙を設けたが(図4参照)、実施例1と同様に、マイカ断熱部材を配置するようにしても良い。さらに、実施例3では、第2後端側包囲部材364の後端部364cとグロメット385との間にマイカ断熱部材312を配置したが、実施例1と同様に、マイカ断熱部材312を配置することなく、グロメット385を第2後端側包囲部材364の後端部364cに直接密着させるようにしても良い。第2後端側包囲部材364の後端部364cは、第2後端側包囲部材364のうちで最も低温となっているため、グロメット385との間にマイカ断熱部材312を配置しなくてもグロメット385が熱劣化する虞が小さいからである。
実施例1にかかる内燃機関用センサ100の断面図である。 実施例2にかかる内燃機関用センサ200の後端側の拡大断面図である。 実施例3にかかる内燃機関用センサ300の断面図である。 実施例3にかかる内燃機関用センサ300の後端側の拡大断面図である。
符号の説明
100,200,300 内燃機関用センサ
111 側方マイカ断熱部材(断熱性部材)
212,311,312 マイカ断熱部材(断熱性部材)
120 ガス検出素子(検出素子)
160,360 ケーシング部材
170 リード線
163 後端側包囲部材(ケーシング部材)
363 第1後端側包囲部材(ケーシング部材)
364 第2後端側包囲部材(ケーシング部材)
185,385 グロメット(弾性シール部材)
163e 後端側包囲部材163の後端側内周面(ケーシング側接触面)
185e グロメット185の外周面(シール側接触面)
363d 第1後端側包囲部材363の後端面(ケーシング側接触面)
364d 第2後端側包囲部材364の内側後端面(ケーシング側接触面)
385f,385g グロメット385の段差面(シール側接触面)

Claims (4)

  1. 軸線方向に延び、自身の先端側が被測定ガスに晒される検出素子と、
    金属からなり、上記ガス検出素子を包囲する筒状のケーシング部材と、
    上記検出素子と電気的に接続するリード線を自身の内部に挿通させた状態で、上記ケーシング部材の後端に位置する後端開口部を閉塞する弾性シール部材と、
    を備える内燃機関用センサであって、
    上記弾性シール部材のうち少なくとも上記軸線方向の先端側に位置する先端側部、上記ケーシング部材に接触することなく、上記ケーシング部材と上記弾性シール部材のうち少なくとも上記先端側部との間には、断熱性部材が配置されてなる
    内燃機関用センサ。
  2. 請求項1に記載の内燃機関用センサであって、
    前記断熱性部材は、マイカ鱗片が積層されて層状組織をなすマイカ断熱部材であり、
    このマイカ断熱部材は、前記ケーシング部材のうち当該マイカ断熱部材と接触するケーシング側接触面と前記弾性シール部材のうち当該マイカ断熱部材と接触するシール側接触面とが向き合う方向と、当該マイカ断熱部材の積層方向とが一致するように配置されてなる
    内燃機関用センサ。
  3. 請求項2に記載の内燃機関用センサであって、
    前記マイカ断熱部材は、軟質マイカからなる前記マイカ鱗片を主成分として含んでなる内燃機関用センサ。
  4. 請求項2または請求項3に記載の内燃機関用センサであって、
    前記マイカ断熱部材は、少なくとも、前記弾性シール部材の前記先端側部の側方に配置された側方マイカ断熱部材を含み、
    上記側方マイカ断熱部材は、上記弾性シール部材と前記ケーシング部材との間に配置された後、上記弾性シール部材を拡径することによって固定されてなる
    内燃機関用センサ。
JP2004038630A 2004-02-16 2004-02-16 内燃機関用センサ Expired - Fee Related JP4241919B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004038630A JP4241919B2 (ja) 2004-02-16 2004-02-16 内燃機関用センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004038630A JP4241919B2 (ja) 2004-02-16 2004-02-16 内燃機関用センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005227227A JP2005227227A (ja) 2005-08-25
JP4241919B2 true JP4241919B2 (ja) 2009-03-18

Family

ID=35002042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004038630A Expired - Fee Related JP4241919B2 (ja) 2004-02-16 2004-02-16 内燃機関用センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4241919B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009276339A (ja) * 2008-04-16 2009-11-26 Ngk Spark Plug Co Ltd センサ
JP2011145269A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサ
JP7186131B2 (ja) * 2019-05-16 2022-12-08 株式会社Soken ガスセンサ
JP2023148444A (ja) 2022-03-30 2023-10-13 日本碍子株式会社 ガスセンサおよびセンサ素子収容ケーシング

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005227227A (ja) 2005-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2708915B2 (ja) ガス検出センサ
US7581879B2 (en) Temperature sensor
US7399925B2 (en) Structure of gas sensor ensuring stability of electrical connection
JP2006308328A (ja) ガスセンサ
JP2003077620A (ja) スパークプラグおよびその製造方法
US7722750B2 (en) Gas sensor with improved heat resistance
JP2010223750A (ja) ガスセンサ及びその製造方法
JP4241919B2 (ja) 内燃機関用センサ
JP2007101411A (ja) センサ
JP5139373B2 (ja) ガスセンサの取り付け構造及び保護カバー付きガスセンサ
WO2013024775A1 (ja) ガスセンサ
JP6239899B2 (ja) ガスセンサ
US20150369485A1 (en) Pressure-sensor-integrated glow plug and manufacturing method thereof
JP7251527B2 (ja) ガスセンサ
JP2003194764A (ja) ガスセンサ
JP2007271516A (ja) ガスセンサ
JP2007155517A (ja) ガスセンサ
JP6175004B2 (ja) センサ
JP2005207907A (ja) 酸素センサ
JP2010236940A (ja) ガスセンサ
JP5934638B2 (ja) ガスセンサ
JP2019027917A (ja) ガスセンサ
JP6966512B2 (ja) ガスセンサ
JP4522847B2 (ja) ガスセンサ及びその製造方法
JP6563295B2 (ja) ガスセンサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080902

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081223

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140109

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees