JP4241524B2 - 無線通信端末 - Google Patents

無線通信端末 Download PDF

Info

Publication number
JP4241524B2
JP4241524B2 JP2004188348A JP2004188348A JP4241524B2 JP 4241524 B2 JP4241524 B2 JP 4241524B2 JP 2004188348 A JP2004188348 A JP 2004188348A JP 2004188348 A JP2004188348 A JP 2004188348A JP 4241524 B2 JP4241524 B2 JP 4241524B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless communication
internal
housing
internal wireless
circuit board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004188348A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006013901A (ja
Inventor
三千夫 入江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2004188348A priority Critical patent/JP4241524B2/ja
Publication of JP2006013901A publication Critical patent/JP2006013901A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4241524B2 publication Critical patent/JP4241524B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明はアンテナ装置および無線通信端末に関し、特に、クラムシェル型携帯電話などに適用して好適なものである。
近年の携帯電話では、文字や図形などの静止画像の他、デジタルカメラで撮像された静止画像や動画像をより精細に表示させることができるようにするため、携帯電話に搭載される液晶表示装置を高解像度化することが行われている。これに伴って、デジタルカメラと液晶表示装置との間でやり取りされるデータ量も増大し、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)という高速転送方式を表示体や撮像素子の接続に用いることが提案されている。
また、近年の携帯電話では、携帯電話の携帯性を損なうことなく、表示体のサイズを大きくするとともに、携帯電話を持ち歩いているときに操作ボタンが誤って操作されることを防止するため、携帯電話の折り畳みが可能なクラムシェル構造を採用することが行われている。このクラムシェル構造では、携帯電話の外部無線通信機能を主として司る制御部が搭載された第1筐体部と、表示体が搭載された第2筐体部とがヒンジを介して連結され、第1筐体部と第2筐体部とはヒンジを介して互いに閉じたり開いたりすることができる。
また、例えば、特許文献1〜4には、アンテナをプリント基板上に表面実装することにより、アンテナに指向性を持たせつつ、高密度実装を実現する方法が開示されている。
特開平7−221537号公報 特開平9−83233号公報 特開2001−119230号公報 特開平2003−78327号公報
しかしながら、携帯電話に搭載される表示体の高解像度化が進行し、高ビットレートの画像データなどを有線で表示体に送信するためには、表示体に信号を送るためのフレキシブル配線基板を多ピン化する必要がある。このため、クラムシェル構造の携帯電話では、第1筐体部と第2筐体部との間のデータ伝送を有線で行うと、多ピン化されたフレキシブル配線基板をヒンジ内に通す必要があり、ヒンジ構造が複雑化したり、実装工程が煩雑化したりする。この結果、携帯電話の小型薄型化の障害となるだけでなく、コストアップを招くとともに、信頼性の劣化を引き起こすという問題があった。
一方、フレキシブル配線基板の代わりに、内部無線通信用アンテナを第1筐体部と第2筐体部にそれぞれ設け、第1筐体部と第2筐体部との間のデータ伝送を内部無線通信で行うと、携帯電話の外部無線通信との間で干渉が発生する。このため、携帯電話の外部無線通信の状況によって内部無線通信の環境が変化し、データを確実に伝送する上での信頼性が劣化するという問題があった。
特に、UWB(Ultra Wide Band)などの出力が低く制限された無線通信方式を内部無線通信に採用した場合、携帯電話の外部無線通信にて出力される電波との電力レベル差が大きくなり、これらの間の電力レベル差が90dBにも及ぶことがある。このため、目標とする帯域外の信号であっても内部無線通信に及ぶ影響を無視できなくなり、携帯電話の外部無線通信との干渉に起因して無線通信環境が悪化し、ビットエラーレートが劣化したり、パケットエラーレートの劣化による再送の増加を招いたりするという問題があった。
また、特許文献1〜4に開示された方法では、プリント基板の表面にアンテナが実装されるため、アンテナから送出される電波のシールドが十分でなく、外部無線通信と内部無線通信との間の干渉を低減させることができないという問題があった。
そこで、本発明の目的は、指向性を持たせることを可能としつつ、シールド効果を向上させることが可能なアンテナ装置および無線通信端末を提供することである。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、第1筐体部と、第2筐体部と、前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の位置関係を変えられるように前記第1筐体部と前記第2筐体部とを連結する連結部と、前記第1筐体部に搭載された外部無線通信用アンテナと、前記第1筐体部に搭載され、前記外部無線通信用アンテナを介して行われる外部無線通信を制御する外部無線通信制御部と、前記第1筐体部に搭載された第1回路基板と、前記第1回路基板に埋め込まれた第1の内部無線通信用アンテナと、前記第1回路基板に形成され、前記第1の内部無線通信用アンテナの上下に配置された第1グランド層と、前記第2筐体部に搭載された第2回路基板と、前記第2回路基板に埋め込まれた第2の内部無線通信用アンテナと、前記第2回路基板に形成され、前記第2の内部無線通信用アンテナの上下に配置された第2グランド層と、前記第1筐体部に搭載され、前記第1の内部無線通信用アンテナを介して行われる内部無線通信を制御する第1の内部無線通信制御部と、前記第2筐体部に搭載され、前記第2の内部無線通信用アンテナを介して行われる内部無線通信を制御する第2の内部無線通信制御部とを備えることを特徴とする。
これにより、第1および第2の内部無線通信用アンテナから上下方向に放射される電波をシールドすることが可能となるとともに、第1および第2回路基板の側面から電波を放射させることが可能となる。このため、第1および第2の内部無線通信用アンテナアに指向性を持たせることを可能としつつ、シールド効果を向上させることが可能となり、第1および第2の内部無線通信用アンテナ間で効率よく電波を受け渡しさせることを可能としつつ、外部無線通信と内部無線通信との相互干渉を低減させることが可能となるとともに、第1および第2の内部無線通信用アンテナの実装面積の増大を抑制することができる。
この結果、外部無線通信による通信環境の変化を許容しつつ、第1筐体部と第2筐体部との間の内部無線通信の品質の劣化を抑制することが可能となるとともに、第1筐体部と第2筐体部との間でのデータ伝送量が増大した場合においても、連結部の構成を複雑化させることなく、第1筐体部と第2筐体部との間の位置関係を変化させることが可能となる。このため、コストアップを抑制しつつ、無線通信端末の小型薄型化および高信頼性化を図ることが可能となるとともに、無線通信端末の携帯性を損なうことなく、無線通信端末の大画面化および多機能化を図ることができる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、前記第1回路基板に形成され、前記第1の内部無線通信用アンテナの上下のいずれか少なくとも一方に配置された第1電波吸収体と、前記第2回路基板に形成され、前記第2の内部無線通信用アンテナの上下のいずれか少なくとも一方に配置された第2電波吸収体とをさらに備えることを特徴とする。
これにより、第1および第2の内部無線通信用アンテナから上下方向に放射される電波のシールド効果をより一層向上させることが可能となり、外部無線通信との相互干渉をより一層低減させることができる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、前記第1の内部無線通信用アンテナは、前記第1回路基板に設けられた配線パターンの一部から構成され、前記第2の内部無線通信用アンテナは、前記第2回路基板に設けられた配線パターンの一部から構成されることを特徴とする。
これにより、配線パターンを第1および第2回路基板にそれぞれ形成する時に、第1および第2の内部無線通信用アンテナを第1および第2回路基板にそれぞれ一括して形成することが可能となり、工程増を伴うことなく、第1および第2の内部無線通信用アンテナを第1および第2回路基板にそれぞれ埋め込むことが可能となる。このため、コストアップを抑制しつつ、第1および第2の内部無線通信用アンテナのシールド効果を向上させることが可能となるとともに、第1および第2の内部無線通信用アンテナの小型化を図ることが可能となる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、前記無線通信端末は携帯電話であることを特徴とする。
これにより、携帯電話にクラムシェル構造が採用された場合においても、携帯電話の筐体間のデータ伝送を無線で安定して行うことが可能となる。このため、携帯電話に搭載される表示部の高解像度化に対応して、筐体間でやり取りされるデータ量が増大した場合においても、連結部の構造の複雑化を抑制することが可能となるとともに、実装工程の煩雑化を防止することが可能となる。この結果、コストアップを抑制しつつ、携帯電話の小型薄型化および高信頼性化を図ることが可能となるとともに、携帯電話の携帯性を損なうことなく、携帯電話の大画面化および多機能化を図ることができる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、前記内部無線通信は、微弱無線またはUWB無線の近距離無線であることを特徴とする。
これにより、外部無線通信と内部無線通信との間の相互干渉を抑制しつつ、内部無線通信を安定して行うことが可能となる。このため、第1筐体部と第2筐体部との間でのデータ伝送量が増大した場合においても、法規制の制約内で、第1筐体部と第2筐体部との間でのデータ伝送を無線で行うことが可能となり、連結部の構成を複雑化させることなく、第1筐体部と第2筐体部との間の位置関係を変化させることが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係る無線通信端末について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の無線通信制御方法が適用されるクラムシェル型携帯電話を開いたときの状態を示す斜視図、図2は、本発明の無線通信制御方法が適用されるクラムシェル型携帯電話を閉じたときの状態を示す斜視図である。
図1および図2において、第1筐体部1の表面には、操作ボタン4が配置されるとともに、第1筐体部1の下端にはマイク5が設けられ、第1筐体部1の上端には外部無線通信用アンテナ6が取り付けられている。また、第2筐体部2の表面には、表示体8が設けられるとともに、第2筐体部2の上端にはスピーカ9が設けられている。また、第2筐体部2の裏面には、表示体11および撮像素子12が設けられている。なお、表示体8、11としては、例えば、液晶表示パネル、有機ELパネルまたはプラズマディスプレイパネルなどを用いることができる。また、撮像素子12としては、CCDまたはCMOSセンサなどを用いることができる。また、第1筐体部1および第2筐体部2には、第1筐体部1と第2筐体部2との間で内部無線通信を行う内部無線通信用アンテナ7、10がそれぞれ設けられている。
そして、第1筐体部1および第2筐体部2はヒンジ3を介して連結され、第2筐体部2をヒンジ3を支点として回転させることにより、第2筐体部2を第1筐体部1上に折り畳むことができる。そして、第2筐体部2を第1筐体部1上に閉じることにより、操作ボタン4を第2筐体部2にて保護することができ、携帯電話を持ち歩く時に操作ボタン4が誤って操作されることを防止することができる。また、第2筐体部2を第1筐体部1から開くことにより、表示体8を見ながら操作ボタン4を操作したり、スピーカ9およびマイク5を使いながら通話したり、操作ボタン4を操作しながら撮像を行ったりすることができる。
ここで、クラムシェル構造を用いることにより、第2筐体部2のほぼ一面全体に表示体8を配置することができ、携帯電話の携帯性を損なうことなく、表示体8のサイズを拡大させることを可能として、視認性を向上させることができる。
また、内部無線通信用アンテナ7、10を第1筐体部1および第2筐体部2にそれぞれ設けることにより、内部無線通信用アンテナ7、10を用いた内部無線通信にて第1筐体部1と第2筐体部2との間のデータ伝送を行うことができる。例えば、外部無線通信用アンテナ6を介して第1筐体部1に取り込まれた画像データや音声データを、内部無線通信用アンテナ7、10を用いた内部無線通信にて第2筐体部2に送り、表示体8に画像を表示させたり、スピーカ9から音声を出力させたりすることができる。また、撮像素子12にて撮像された撮像データを、内部無線通信用アンテナ7、10を用いた内部無線通信にて第2筐体部2から第1筐体部1に送り、外部無線通信用アンテナ6を介して外部に送出させることができる。
これにより、第1筐体部1と第2筐体部2との間のデータ伝送を有線で行う必要がなくなり、多ピン化されたフレキシブル配線基板をヒンジ3に通す必要がなくなる。このため、ヒンジ3の構造の複雑化を抑制することが可能となるとともに、実装工程の煩雑化を防止することが可能となり、コストアップを抑制しつつ、携帯電話の小型薄型化および高信頼性化を図ることが可能となるとともに、携帯電話の携帯性を損なうことなく、携帯電話の大画面化および多機能化を図ることができる。
図3は、本発明の無線通信制御方法が適用される回転式携帯電話の外観を示す斜視図である。
図3において、第1筐体部21の表面には、操作ボタン24が配置されるとともに、第1筐体部21の下端にはマイク25が設けられ、第1筐体部21の上端には外部無線通信用アンテナ26が取り付けられている。また、第2筐体部22の表面には、表示体28が設けられるとともに、第2筐体部22の上端にはスピーカ29が設けられている。また、第1筐体部21および第2筐体部22には、第1筐体部21と第2筐体部22との間で内部無線通信を行う内部無線通信用アンテナ27、30がそれぞれ設けられている。
そして、第1筐体部21および第2筐体部22はヒンジ23を介して連結され、第2筐体部22をヒンジ23を支点として水平に回転させることにより、第2筐体部22を第1筐体部21上に重ねて配置したり、第2筐体部22を第1筐体部21からずらしたりすることができる。そして、第2筐体部22を第1筐体部21上に重ねて配置することにより、操作ボタン24を第2筐体部22にて保護することができ、携帯電話を持ち歩く時に操作ボタン24が誤って操作させることを防止することができる。また、第2筐体部22を水平に回転させて、第2筐体部22を第1筐体部21からずらすことにより、表示体28を見ながら操作ボタン24を操作したり、スピーカ29およびマイク25を使いながら通話したりすることができる。
ここで、内部無線通信用アンテナ27、30を第1筐体部21および第2筐体部22にそれぞれ設けることにより、内部無線通信用アンテナ27、30を用いた内部無線通信にて第1筐体部21と第2筐体部22との間のデータ伝送を行うことができる。例えば、外部無線通信用アンテナ26を介して第1筐体部21に取り込まれた画像データや音声データを、内部無線通信用アンテナ27、30を用いた内部無線通信にて第2筐体部22に送り、表示体28に画像を表示させたり、スピーカ29から音声を出力させたりすることができる。
これにより、多ピン化されたフレキシブル配線基板をヒンジ23に通す必要がなくなり、ヒンジ23の構造の複雑化を抑制することが可能となるとともに、実装工程の煩雑化を防止することが可能となる。このため、コストアップを抑制しつつ、携帯電話の小型薄型化および高信頼性化を図ることが可能となるとともに、携帯電話の携帯性を損なうことなく、携帯電話の大画面化および多機能化を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、携帯電話を例にとって説明したが、ビデオカメラ、PDA(Personal Digital Assistance)、ノート型パーソナルコンピュータなどに適用することもできる。
図4は、本発明の第1実施形態に係る無線通信端末の内部構成を示す斜視図である。
図4において、第1筐体部101内には回路基板104が搭載され、第2筐体部102内には回路基板108が搭載されている。なお、回路基板104、108としては、多層プリント基板、ビルドアップ配線基板または多層フレキシブル基板などを用いることができる。そして、回路基板104、108には、電子部品105、109がそれぞれ実装されている。なお、電子部品105、109としては、例えば、ICチップ、コンデンサ、コイル、抵抗、水晶振動子またはコネクタなどを挙げることができる。また、回路基板104には、外部無線通信用アンテナ106が取り付けられるとともに、回路基板104、108には、内部無線通信用アンテナ107、110がそれぞれ埋め込まれている。また、回路基板104、108には、各内部無線通信用アンテナ107、110の上下のいずれか少なくとも一方にそれぞれ配置されるようにして、グランド層111、112がそれぞれ形成されている。なお、ここでは、内部無線通信用アンテナと言うときは、内部無線通信用アンテナの放射器の部分を意味するものとする。
そして、第1筐体部101および第2筐体部102は、第1筐体部101と第2筐体部102との間の位置関係を変えられるように連結されている。なお、第1筐体部101と第2筐体部102との間の位置関係を変える方法としては、第2筐体部102を第1筐体部101上に折り畳めるようにする方法の他、第2筐体部102を第1筐体部101上で水平に回転できるようにする方法あるいは第2筐体部102を第1筐体部101上で左右または前後にスライドできるようにする方法などを挙げることができる。
ここで、内部無線通信用アンテナ107、110は、第1筐体部101と第2筐体部102とを互いに開いたときに、内部無線通信用アンテナ107、110が互いに対向するように、内部無線通信用アンテナ107、110を回路基板104、108内にそれぞれ配置することが好ましい。
そして、第1筐体部101と第2筐体部102との間でデータ伝送を行う場合、回路基板104、108内にそれぞれ埋め込まれた内部無線通信用アンテナ107、110を介して内部無線通信を行うことができる。
図5は、図1の無線通信端末の概略構成を示すブロック図である。
図5において、第1筐体部101には、外部無線通信用電波の送受信を行う外部無線通信用アンテナ106、外部無線通信用アンテナ106を介して送受信される信号の変復調処理を行う無線部202、ベースバンド信号処理を行うベースバンド信号処理部203、無線通信端末全体の制御を司る制御部204、制御部204が処理を実行する際のワークエリアを提供したり、その処理結果を記憶したりするRAM205、無線通信端末を動作させるための各種制御プログラムを格納するROM206、内部無線通信用アンテナ107を介して行われる内部無線通信の制御を司る送受信部207および内部無線通信用電波の送受信を第1筐体部101側で行う内部無線通信用アンテナ107が設けられている。
また、第2筐体部102には、内部無線通信用アンテナ110を介して行われる内部無線通信の制御を司る送受信部221、内部無線通信用電波の送受信を第2筐体部102側で行う内部無線通信用アンテナ110、撮像を行うカメラ223、表示データの表示を行う液晶表示部224および付加装置225が設けられている。なお、外部無線通信における送受信データとしては、例えば、通話時の音声データ、メール時の文字データや画像データなどを挙げることができる。また、内部無線通信における送受信データとしては、例えば、カメラ223で撮像された撮像データ、液晶表示部224に表示される表示データまたは第2筐体部102を制御する制御信号などを挙げることができる。また、制御部204としてはCPUを用いることができる。また、付加装置225としては、例えば、LED、マイクまたはスピーカなどを挙げることができる。
そして、外部無線通信用アンテナ106を介してデータを送信する場合、ベースバンド信号処理部203に送られた送信データがベースバンド信号処理される。そして、ベースバンド信号処理部203から出力された送信データの変調処理が無線部202にて行われ、外部無線通信用アンテナ106を介して外部に送出される。一方、外部無線通信用アンテナ106を介してデータを受信する場合、外部無線通信用アンテナ106を介して受信された受信データが無線部202に送られ、無線部202にて復調処理が行われる。そして、無線部202から出力された受信データがベースバンド信号処理部203に送られ、ベースバンド信号処理部203にてベースバンド信号処理が行われた後、制御部204に出力される。
そして、送受信部207は、制御部204から送られた画像データや音声データなどを、内部無線通信用アンテ107を介して送信することができる。そして、内部無線通信用アンテナ107を介して画像データや音声データなどが送信されると、これらの画像データや音声データなどが内部無線通信用アンテナ110を介して受信される。そして、送受信部221は、内部無線通信用アンテナ110を介して受信された画像データを液晶表示部224に表示させたり、内部無線通信用アンテナ110を介して受信された音声データをスピーカから送出させたりすることができる。
また、送受信部221は、カメラ223で撮像された撮像データを、内部無線通信用アンテナ110を介して送信することができる。そして、内部無線通信用アンテナ110を介して撮像データが送信されると、その撮像データが内部無線通信用アンテナ107を介して受信される。そして、送受信部207は、内部無線通信用アンテナ107を介して受信された撮像データを制御部204に送ることができる。そして、制御部204は、第2筐体部102から送られた撮像データの処理を行ったり、RAM205に記憶させたりすることができる。
ここで、内部無線通信用アンテナ107、110を回路基板104、108内にそれぞれ埋め込むとともに、内部無線通信用アンテナ107、110の上下のいずれか少なくとも一方にそれぞれ配置されるようにして、回路基板104、108にグランド層111、112をそれぞれ形成することにより、内部無線通信用アンテナ107、110から上下方向に放射される電波をシールドすることが可能となるとともに、回路基板104、108の側面から電波を放射させることが可能となる。このため、内部無線通信用アンテナア107、110に指向性を持たせることを可能としつつ、シールド効果を向上させることが可能となり、内部無線通信用アンテナ107、110間で効率よく電波を受け渡しさせることを可能としつつ、外部無線通信と内部無線通信との相互干渉を低減させることが可能となるとともに、内部無線通信用アンテナ107、110の実装面積の増大を抑制することができる。
この結果、外部無線通信による通信環境の変化を許容しつつ、第1筐体部101と第2筐体部102との間の内部無線通信の品質の劣化を抑制することが可能となるとともに、第1筐体部101と第2筐体部102との間でのデータ伝送量が増大した場合においても、連結部の構成を複雑化させることなく、第1筐体部101と第2筐体部102との間の位置関係を変化させることが可能となる。このため、コストアップを抑制しつつ、無線通信端末の小型薄型化および高信頼性化を図ることが可能となるとともに、無線通信端末の携帯性を損なうことなく、無線通信端末の大画面化および多機能化を図ることができる。
なお、内部無線通信用アンテナ107、110は、回路基板104、108に設けられた配線パターンの一部から構成することができる。
これにより、配線パターンを回路基板104、108にそれぞれ形成する時に、内部無線通信用アンテナ107、110を回路基板104、108にそれぞれ一括して形成することが可能となり、工程増を伴うことなく、内部無線通信用アンテナ107、110を回路基板104、108にそれぞれ埋め込むことが可能となる。このため、コストアップを抑制しつつ、内部無線通信用アンテナ107、110のシールド効果を向上させることが可能となるとともに、内部無線通信用アンテナ107、110の小型化を図ることが可能となる。
図6(a)は、本発明の第2実施形態に係る無線通信端末の内部無線通信用アンテナ部の概略構成を示す平面図、図6(b)は図6(a)の断面図である。
図6において、回路基板301、304には、内部無線通信用アンテナ302、305がそれぞれ埋め込まれている。また、回路基板301には、内部無線通信用アンテナ302の上下に配置されるようにして、グランド層303a、303bがそれぞれ形成されている。また、回路基板304には、内部無線通信用アンテナ305の上下に配置されるようにして、グランド層306a、306bがそれぞれ形成されている。
ここで、内部無線通信用アンテナ302、305間で内部無線通信を行う場合、回路基板301、304の端面が互いに対向するように配置することができる。
これにより、内部無線通信用アンテナ302、305から上下方向に放射される電波をシールドすることが可能となるとともに、回路基板301、304の側面から電波を放射させることが可能となる。このため、内部無線通信用アンテナ302、305に指向性を持たせることを可能としつつ、シールド効果を向上させることが可能となり、実装面積の増大を抑制しつつ、他の通信との相互干渉を低減させることができる。
なお、図6の実施形態では、回路基板301、304の上下面にグランド層を設ける方法について説明したが、回路基板301、304の対向面を除いて、回路基板301、304の側面にもグランド層を設けるようにしてもよい。
図7は、本発明の第3実施形態に係る無線通信端末の内部無線通信用アンテナ部の概略構成を示す平面図、図7(b)は図7(a)の断面図である。
図7において、回路基板401、404には、内部無線通信用アンテナ402、405がそれぞれ埋め込まれている。また、回路基板401には、内部無線通信用アンテナ402の上下に配置されるようにして、グランド層403a、403bがそれぞれ形成されている。また、回路基板404には、内部無線通信用アンテナ405の上下に配置されるようにして、グランド層406a、406bがそれぞれ形成されている。また、グランド層403a、403b上には、電波吸収体407a、407bがそれぞれ貼り付けられるとともに、グランド層403a、403b上には、電波吸収体408a、408bがそれぞれ貼り付けられている。
ここで、内部無線通信用アンテナ302、305間で内部無線通信を行う場合、回路基板301、304の端面が互いに対向するように配置することができる。
これにより、回路基板401、404の側面から電波を放射させることを可能としつつ、内部無線通信用アンテナ402、405から上下方向に放射される電波のシールド効果をより一層向上させることが可能となり、他の通信との相互干渉をより一層低減させることができる。
本発明の無線通信制御方法が適用されるクラムシェル型携帯電話を開いたときの状態を示す斜視図。 本発明の無線通信制御方法が適用されるクラムシェル型携帯電話を閉じたときの状態を示す斜視図。 本発明の無線通信制御方法が適用される回転式携帯電話の外観を示す斜視図。 本発明の第1実施形態に係る無線通信端末の内部構成を示す斜視図。 図1の無線通信端末の概略構成を示すブロック図。 本発明の第2実施形態に係る無線通信端末のアンテナ部の構成を示す図。 本発明の第3実施形態に係る無線通信端末のアンテナ部の構成を示す図。
符号の説明
1、21、101 第1筐体部、2、22、102 第2筐体部、3、23、103 ヒンジ、4、24 操作ボタン、5、25 マイク、6、26、106 外部無線通信用アンテナ、7、10、27、107、110、302、305、402、405 内部無線通信用アンテナ、8、11、28 表示体、9、29 スピーカ、12 撮像素子、104、108、301、304、401、404 回路基板、105、109 電子部品、111、112、303a、303b、306a、306b、403a、403b、406a、406b グランド層、202 無線部、203 ベースバンド信号処理部、204 制御部、205 RAM、206 ROM、207、221 送受信部、223 カメラ、224 液晶表示部、407a、407b、408a、408b 電波吸収体

Claims (5)

  1. 第1筐体部と、
    第2筐体部と、
    前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の位置関係を変えられるように前記第1筐体部と前記第2筐体部とを連結する連結部と、
    前記第1筐体部に搭載された外部無線通信用アンテナと、
    前記第1筐体部に搭載され、前記外部無線通信用アンテナを介して行われる外部無線通信を制御する外部無線通信制御部と、
    前記第1筐体部に搭載された第1回路基板と、
    前記第1回路基板に埋め込まれた第1の内部無線通信用アンテナと、
    前記第1回路基板に形成され、前記第1の内部無線通信用アンテナの上下に配置された第1グランド層と、
    前記第2筐体部に搭載された第2回路基板と、
    前記第2回路基板に埋め込まれた第2の内部無線通信用アンテナと、
    前記第2回路基板に形成され、前記第2の内部無線通信用アンテナの上下に配置された第2グランド層と、
    前記第1筐体部に搭載され、前記第1の内部無線通信用アンテナを介して行われる内部無線通信を制御する第1の内部無線通信制御部と、
    前記第2筐体部に搭載され、前記第2の内部無線通信用アンテナを介して行われる内部無線通信を制御する第2の内部無線通信制御部とを備えることを特徴とする無線通信端末。
  2. 前記第1回路基板に形成され、前記第1の内部無線通信用アンテナの上下のいずれか少なくとも一方に配置された第1電波吸収体と、
    前記第2回路基板に形成され、前記第2の内部無線通信用アンテナの上下のいずれか少なくとも一方に配置された第2電波吸収体とをさらに備えることを特徴とする請求項記載の無線通信端末。
  3. 前記第1の内部無線通信用アンテナは、前記第1回路基板に設けられた配線パターンの一部から構成され、
    前記第2の内部無線通信用アンテナは、前記第2回路基板に設けられた配線パターンの一部から構成されることを特徴とする請求項1または2記載の無線通信端末。
  4. 前記無線通信端末は携帯電話であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の無線通信端末。
  5. 前記内部無線通信は、微弱無線またはUWB無線の近距離無線であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の無線通信端末。
JP2004188348A 2004-06-25 2004-06-25 無線通信端末 Expired - Fee Related JP4241524B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004188348A JP4241524B2 (ja) 2004-06-25 2004-06-25 無線通信端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004188348A JP4241524B2 (ja) 2004-06-25 2004-06-25 無線通信端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006013901A JP2006013901A (ja) 2006-01-12
JP4241524B2 true JP4241524B2 (ja) 2009-03-18

Family

ID=35780604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004188348A Expired - Fee Related JP4241524B2 (ja) 2004-06-25 2004-06-25 無線通信端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4241524B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4901525B2 (ja) * 2006-04-17 2012-03-21 富士フイルム株式会社 アンテナ内蔵基板
JP4996345B2 (ja) * 2007-05-30 2012-08-08 株式会社東芝 アンテナ装置及び情報端末装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006013901A (ja) 2006-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100797188B1 (ko) 휴대 무선기
CN109193123B (zh) 电子设备、天线辐射体控制方法及存储介质
CN109167153B (zh) 电子设备、天线辐射体控制方法及存储介质
JP4996345B2 (ja) アンテナ装置及び情報端末装置
JP4683072B2 (ja) フレキシブル基板、電子機器、及び電子機器の接続方法
WO2010073722A1 (ja) 携帯端末
JP4241524B2 (ja) 無線通信端末
JP5583030B2 (ja) 無線端末装置
JP4114649B2 (ja) 無線通信端末
JP3841100B2 (ja) 電子装置および無線通信端末
JP4826826B2 (ja) 無線通信端末
JP4826825B2 (ja) 無線通信端末
CN105514571B (zh) 天线装置和电子设备
KR100705015B1 (ko) 인테나 슬라이드형 휴대 단말기
JP2005183410A (ja) 無線回路モジュールおよび無線回路基板
JP3941800B2 (ja) 無線通信端末、携帯型無線通信端末および内部無線通信制御方法
KR100700575B1 (ko) 이동통신 단말기의 적층형 회로기판
WO2012157233A1 (ja) 携帯無線装置
JP4424251B2 (ja) 無線通信端末
JP2008182490A (ja) 電子機器における機能ユニットの接地構造、電子機器の組立方法及び電子機器
JP4611243B2 (ja) 携帯端末装置
KR200248638Y1 (ko) 폴더형 이동통신 단말기
KR101561912B1 (ko) 휴대 단말기 및 그의 마이크 노이즈 저감방법
JP2005184195A (ja) 携帯電話装置
JP4615451B2 (ja) 携帯無線機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060821

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070403

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080916

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140109

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees