JP4241414B2 - 照明装置 - Google Patents
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Description
このマップランプは、特許文献1に示されるように、ランプの部分が常に表に現れている。
そこでこの発明は、取り付けられる環境(車両室内等)に精緻感を与えられる照明装置を提案することを一つの目的とする。またこの発明の他の目的は、それが取り付けられる環境の設計自由度を向上させることができる照明装置を提供することにある。
発光部及び該発光部からの光の照射方向を変動する照射方向変動手段を備える照明装置本体と、を具備してなり、
前記回転体が第1の状態のとき前記照明本体は該回転体で覆い隠されており、前記回転体が第2の状態のとき前記照明装置本体は表出し、前記照射方向変動手段により前記発光部からの光照射方向が変動する、ことを特徴とする照明装置。
回転体は車両の内壁などに対して回転自在に取り付けられる。回転体には第1の窓が設けられ、この第1の窓から発光部が表出する。回転体へ第2の窓を設け、この第2の窓から照射方向変動手段の操作部(つまみ等)を表出させることが好ましい。
照明装置本体は固定であっても、また回転体と一体に回転してもよい。
照明装置本体が固定されている場合、回転体がシャッタの役目をする。即ち、その第1の状態においては回転体の壁部が照明装置本体を被覆し、第2の状態においては回転体の窓が照明装置本体に対向する位置にきて、発光部及び操作部を表出する。かかる構成を採用するとき、回転する部材の数が最小になるので、照明装置の構成が簡素化され、これを安価に提供することができる。
照明装置本体と回転体とが一体に回転するときは、照明装置本体は回転体の窓(若しくはスリット)から常に表出しており、回転体が第1の状態では照明装置本体が車両の内壁側に位置して外部からは見えなくなる。即ち、外部からは回転体の背部(窓以外の部分)が視認され、これにより発光部が被覆されることとなる。そして、回転体が第2の状態ではその窓(若しくはスリット)が乗員側に位置し、もって照明装置本体が表出することとなる。
発光部から放出された光の変動方向は任意に選択することができる。実施例では発光部が回転体の回転軸にそって変動するようにしたが、これは広い照射範囲を確保しつつ照射方向変動手段を構成する要素を出来る限り少なくし、もって照明装置自体を安価に提供するためである。
ボール軸受け等を介して発光部を支持することにより、任意の方向に発光部を変動可能となる。
図1は、この発明の実施例にあたる車両用照明装置1の正面図であり、図1Aは閉状態(第1の状態:非使用状態)、図1Bは開状態(第2の状態:使用状態)を示す。この照明装置1はマップランプとして使用される。
図2は照明装置1の切欠き斜視図であり、図3〜5に断面図を示す。
この照明装置1は回転体10、照明装置本体20及びスイッチ装置100から概略構成される。符号200はコ字状のアシストグリップであり、回転体10はこのアシストグリップに囲まれるように配置されている。
アシストグリップ200を使用するときは、把持部を摘んで回転軸201を軸に回動させて使用する。
回転体10は本体部11と操作部12とを直列に連接したものであり、その両端には側壁13、14が取り付けられている。側壁13には切欠き15と軸受け16が設けられている。側壁14には軸受け17が設けられている。
リミットスイッチ110、基板111及び側壁13によりスイッチ装置100が構成される。
この実施例ではランプ21としてLEDを用いた。LEDは小型であることから、その設置スペースが少なくてすみ、照明装置全体を小型に構成することが可能となる。また、LEDは低消費電力および小発熱量等、省エネルギー化の要請にも応えるものである。さらに、LEDは長寿命であることからメンテナンスの面でも有利である。加えて、LEDは振動、衝撃に強いことから信頼性の高い発光装置を構成することが可能である。LEDは応答速度が速いといった利点も有し、点灯・非点灯の切り換えや輝度の調節、発光色の変化(2色以上を発光可能なLEDを用いる場合)を容易かつ瞬時に行える。LEDの種類は特に限定されず、砲弾型(レンズ型)、チップ型等、種々のものを採用することができる。
つまみ部30は第2の窓19から表出して、回転体10の回転軸にそって移動可能である。クランク機構40はつまみ部30の変動をランプ保持部25の揺動に変換する。クランク機構40はランプ保持部25に連結する第1の揺動レバー41とつまみ部30に連結される第2の揺動レバー42とからなる。第1の揺動レバー41は、図2に示すように、その一端がランプ保持部25に懸架されるアームレバー27に連結され、その他端は第2の揺動レバー42の一端に連結される。第2の揺動レバー42の他端はつまみ部30のほぼ中央に連結されている。図中符号44は第2の揺動レバー42を軸着する支軸である。
つまみ部30を第2の窓19の中央に位置させると、図4に示すように(図3の状態から比べて)、クランク機構40及びランプ保持部25が全体的に反時計方向に回転し、もってランプ21の光軸も反時計方向に変動する。更に、つまみ部30を第2の窓19の右端に位置させると、図5に示すように(図4の状態から比べて)、クランク機構40及びランプ保持部25が全体的に反時計方向に回転し、もってランプ21の光軸が第1の窓18の右端まで反時計方向に変動する。
これにより、乗員はつまみ部30を操作することによりランプ21の光軸を任意方向へ調整することができる。
操作部12に指をかけて回転体10を回転すると、図1Bに示すように、第1の窓18と第2の窓19からそれぞれランプ21とつまみ部30が現れる。それとともに、側壁13の切欠き15の周縁がリミットスイッチ110へ干渉して、これをオンとし、ランプ21へ給電が行われ、これが点灯する。
図1Bの状態において、つまみ部30を回転体10の回転軸にそって移動させると、図3〜5に示すとおり、クランク機構40及びランプ保持部25を介して、ランプ21が揺動する。
10 回転体
18 第1の窓
19 第2の窓
20 照明装置本体
21 ランプ
23 揺動機構
30 つまみ部
100 リミットスイッチ
200 アシストグリップ
Claims (1)
- 車両のコ字状のアシストグリップに囲まれる位置に配置され、窓を有する筒状であり、車両に対して回転可能に取り付けられ、その回転軸がアシストグリップの回転軸と一致若しくは平行である回転体と、
発光部を前記回転体の回転軸に沿って変動させる照射方向変動手段を備え、車両に対して固定される照明装置本体と、
を具備してなり、
前記照射方向変動手段は、
前記発光部を保持し、支軸に回転自在に取り付けられているランプ保持部と、
前記回転体から表出し、前記回転体の回転軸に沿って移動可能なつまみ部と、
その一端が前記ランプ保持部に連通する第1の揺動レバーと、その一端が該第1の揺動レバーに連結され、他端が前記つまみ部に連結される第2の揺動レバーとからなるクランク機構と、
から構成され、
前記回転体が第1の状態のとき、前記照明装置本体は該回転体で覆い隠されており、
前記回転体が第2の状態のとき、前記照明装置本体は前記窓から表出し、
前記照明方向変動手段により前記発光部からの光照射方向が前記回転軸に沿って変動する、
ことを特徴とする照明装置。
Priority Applications (1)
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JP2004026886A JP4241414B2 (ja) | 2004-02-03 | 2004-02-03 | 照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004026886A JP4241414B2 (ja) | 2004-02-03 | 2004-02-03 | 照明装置 |
Publications (2)
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JP2005219525A JP2005219525A (ja) | 2005-08-18 |
JP4241414B2 true JP4241414B2 (ja) | 2009-03-18 |
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