JP4240826B2 - 給湯装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、供給される湯水を加熱して給湯する給湯部と、
その給湯部の給湯運転を制御する給湯制御手段とが設けられた給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる給湯装置において、給湯部は、供給される湯水を加熱して給湯する熱交換器と、その熱交換器を加熱する加熱部とを備える熱交換式に構成したり、供給される湯水を加熱する加熱部と、その加熱部にて加熱された湯水を貯留すると共に貯留湯水を給湯する貯湯槽とを備える貯湯式に構成したりする。そして、給湯制御手段にて給湯部の給湯運転を制御するように構成する。
【0003】
かかる給湯装置において、一般には、運転情報指令用の遠隔操作部に、運転許可指令と運転停止指令とを指令する運転指令部を設け、給湯制御部を、運転許可指令が指令されると運転可能状態となって、給湯指令により給湯運転を実行し、運転停止指令が指令されると運転停止状態となって、給湯指令が指令されても給湯運転を実行しないように構成する。ちなみに、熱交換式の給湯部を設けた給湯装置においては、熱交換器が通水状態になるのを検出する通水量センサを設けて、その通水量センサにて熱交換器が通水状態になるのが検出されることに基づいて、給湯制御部に給湯指令が与えられるように構成する。
【0004】
そして、使用者は、給湯装置を運転するときは、運転許可指令を指令するように運転指令部を操作して、運転可能状態としておき、給湯装置に給湯指令を与えるための操作(以下、給湯指令操作と称する場合がある)をすると、その給湯指令により給湯制御部にて給湯運転が実行されて、給湯部から給湯されることになる。ちなみに、熱交換式の給湯部を設けた給湯装置においては、例えば、給湯栓を開栓したり、給湯指令用のスイッチを操作したりすると、給湯制御部に給湯指令が与えられることになる。つまり、給湯栓を開栓することにより、熱交換器が通水状態になり、あるいは、給湯指令用のスイッチを操作すると、給湯制御部にて給湯断続用の開閉弁が開弁されて、熱交換器が通水状態になり、もって、給湯指令が給湯制御部に与えられるのである。
又、使用者は、給湯装置の運転を終了するときは、給湯装置を運転停止状態にするための運転指令部の操作(以下、停止操作と称する場合がある)をする。すると、給湯装置は運転停止状態となるので、給湯指令を与えても給湯運転が実行されない状態となる。
【0005】
ところで、かかる給湯装置は、上述のように給湯栓に給湯する以外に、近年では、食器洗浄機に給湯するために用いられる場合がある。
給湯装置にて食器洗浄機に給湯する場合、一般には、給湯部を熱交換式に構成して、その熱交換式の給湯部の熱交換器を給湯路にて食器洗浄機に接続する。
そして、使用者が食器洗浄機を使用するときは、食器洗浄機側運転指令部から食器洗浄機に運転開始指令を指令する。すると、食器洗浄機では、給湯路を通じての給湯を断続する給湯断続用の開閉弁が開弁され、その開閉弁の開弁に基づいて、給湯装置において熱交換器が通水状態となって、そのように熱交換器が通水状態となることに基づいて、給湯指令が指令されることとなり、その給湯指令によって給湯制御部により給湯運転が実行されて、食器洗浄機に給湯される。ちなみに、食器洗浄機は、食器洗浄機側運転指令部から運転開始指令が指令されると、所定の処理が行われた後、自動的に運転が停止するように構成される場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、給湯対象箇所への給湯の終了後は給湯装置の運転を終了するときは、従来の給湯装置では、以下に説明するように、使い勝手が悪いという問題があった。
即ち、使用者は、給湯指令操作をして、給湯装置を給湯運転させて、給湯対象箇所に給湯されるようにし、その給湯対象箇所への給湯が終わってから、運転指令部にて改めて停止操作をする必要があって、操作が煩雑であり、又、給湯が終わってから改めて停止操作をする必要があるために、その停止操作を忘れ易いことから、使い勝手が悪いものであった。
又、給湯装置を、自動的に運転が停止するように構成された装置、例えば、食器洗浄機に給湯するために用いる場合、食器洗浄機の運転の終了後は給湯装置の運転を終了するときは、食器洗浄機の運転が自動的に停止してから、改めて給湯装置の停止操作をする必要があり、使い勝手が悪いものであった。ちなみに、食器洗浄機は自動的に運転が停止するので、例えば、就寝前や外出前等に運転を開始する場合があるが、そのような場合、食器洗浄機の運転が自動的に停止するにもかかわらず、食器洗浄機の運転が停止するのを待ってから、改めて給湯装置の停止操作をする必要があり、使い勝手が悪いものであった。
【0007】
又、給湯部を熱交換式に構成して、給湯装置を食器洗浄機に給湯するために用いる場合も、従来の給湯装置では、以下に説明するように、使い勝手が悪いという問題があった。
即ち、使用者が、食器洗浄機側運転指令部から食器洗浄機に運転開始指令を指令すると、食器洗浄機にて給湯断続用の開閉弁が開弁されるので、熱交換器が通水状態となって、給湯指令が指令されることとなり、給湯運転が実行されるのであるが、給湯断続用の開閉弁が開弁されると、食器洗浄機には、先ず、給湯運転が実行される前に熱交換器内に残っていて、冷却してしまっている湯水が供給されてから、給湯運転によって所定の温度に加熱された湯が供給されることとなる。従って、食器洗浄機には所定の温度の湯が速やかに供給されないことから、その分、食器洗浄機における洗浄の開始が遅くなり、延いては、食器洗浄機の運転時間が長くなるので、従来の給湯装置は、使い勝手が悪いものであった。
【0008】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、使い勝手の良い給湯装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1記載の発明〕
請求項1に記載の特徴構成は、運転情報指令用の遠隔操作部に、運転許可指令と運転停止指令とを指令する運転指令部、及び、自動運転停止指令を指令する運転自動停止指令部とが設けられ、
前記給湯制御手段が、
前記運転許可指令が指令されると運転可能状態となって、給湯指令により前記給湯運転を実行し、前記運転停止指令が指令されると運転停止状態となって、前記給湯指令が指令されても前記給湯運転を実行しないように構成され、且つ、
前記運転可能状態において前記自動運転停止指令が指令されると自動運転停止状態となって、予め設定された自動停止用条件が満たされることにより、自動的に前記運転停止状態に切り換わるように構成されていることにある。
請求項1に記載の特徴構成によれば、使用者は、給湯装置を運転するときは、運転許可指令を指令するように運転指令部を操作して、運転可能状態としておき、例えば、給湯栓を開栓したり、給湯指令用のスイッチを操作したりする等により、給湯指令操作をすると、給湯制御手段により給湯運転が実行されて、給湯部から給湯されることになる。
給湯装置を運転停止状態にして給湯装置の運転を終了するときは、運転指令部にて停止操作をする。
又、運転指令部にて運転許可指令を指令して、運転可能状態としている状態で、運転自動停止指令部から自動運転停止指令を指令するための操作(以下、自動運転停止操作と称する場合がある)をして、自動運転停止状態としておくと、予め設定された自動停止用条件が満たされることにより、自動的に運転停止状態に切り換わるので、給湯装置の運転を終了することができる。
そこで、給湯対象箇所への給湯の終了後は給湯装置の運転を終了するときは、給湯指令操作をするときに、その給湯指令操作と合わせて、自動運転停止操作をしておくと、予め設定された自動停止用条件が満たされることにより、給湯装置が自動的に運転停止状態に切り換わるので、給湯装置の運転を終了することができる。つまり、給湯対象箇所への給湯の終了後は給湯装置の運転を終了するときは、給湯指令操作をするのと合わせて自動運転停止操作をすれば良いので、操作が簡単であり、又、給湯指令操作をするのと合わせて自動運転停止操作をするので、自動運転停止操作を忘れ難いことから、使い勝手が良い。
又、自動的に運転が停止するように構成された装置、例えば、食器洗浄機に給湯するために給湯装置を用いる場合、食器洗浄機の運転の終了後は給湯装置の運転を終了するときは、食器洗浄機の運転を開始するのと合わせて自動運転停止操作をしておくと、食器洗浄機の運転が自動的に停止した後に、給湯装置が自動的に運転停止状態に切り換わって、給湯装置の運転を終了することができるようにすることができるので、給湯装置の運転を終了するために、食器洗浄機の運転の終了を待つ必要がなく、使い勝手が良い。
従って、給湯対象箇所への給湯の終了後は給湯装置の運転を終了する場合に、そのための操作を簡単に行え、且つ、忘れ難いようにすることができるようになり、もって、使い勝手の良い給湯装置を提供することができるようになった。
【0010】
〔請求項2記載の発明〕
請求項2に記載の特徴構成は、前記給湯運転の非実行が予め設定された設定自動停止判定時間の間継続すると、前記自動停止用条件が満たされたものとするように構成されていることにある。
請求項2に記載の特徴構成によれば、給湯制御手段は、給湯運転の非実行が予め設定された設定自動停止判定時間の間継続すると、自動停止用条件が満たされたものと判定して、自動的に運転停止状態に切り換わる。
つまり、給湯運転が断続的に繰り返し行われるような場合に、給湯運転の非実行時間が設定自動停止判定時間よりも短いときは、運転許可状態に維持されて、給湯指令に基づいて給湯運転が実行され、断続的な給湯運転が終了して、給湯運転の非実行時間が設定自動停止判定時間に達すると、自動的に運転停止状態に切り換わる。
従って、給湯を断続的に繰り返し行うことを可能にしながら、断続的な給湯が終了すると、自動的に給湯装置の運転を終了することができて、使い勝手の良い給湯装置を提供することができるようになった。
【0011】
〔請求項3記載の発明〕
請求項3に記載の特徴構成は、前記自動運転停止指令が指令されてからの経過時間が設定自動停止判定時間に達すると、前記自動停止用条件が満たされたものとするように構成されていることにある。
請求項3に記載の特徴構成によれば、給湯制御手段は、自動運転停止指令が指令されてからの経過時間が設定自動停止判定時間に達すると、自動停止用条件が満たされたものと判定して、自動的に運転停止状態に切り換わる。
つまり、自動運転停止操作をすると、その操作の後、設定自動停止判定時間が経過すると、自動的に運転停止状態に切り換わる。
従って、所定時間の経過するまでの間は給湯を可能にしながら、所定時間の経過後に自動的に給湯装置の運転を終了することができて、使い勝手の良い給湯装置を提供することができるようになった。
【0012】
〔請求項4記載の発明〕
請求項4に記載の特徴構成は、前記給湯部が、供給される湯水を加熱して給湯する熱交換器と、その熱交換器を加熱する加熱部とを備える熱交換式に構成され、
前記給湯制御手段が、前記自動運転停止指令により前記自動運転停止状態になると、前記給湯指令が指令されていない給湯運転停止状態において、前記加熱部を加熱作動させて前記熱交換器内に保有する湯水を加熱する保温加熱運転を実行するように構成されていることにある。
請求項4に記載の特徴構成によれば、給湯部が熱交換式に構成されていて、給湯運転では、熱交換器を湯水が通流している状態で、加熱部が加熱作動して、熱交換器を通流する湯水が加熱されて給湯される。運転自動停止指令部から自動運転停止指令が指令されると、給湯制御手段は、給湯指令が指令されていない給湯運転停止状態、即ち、熱交換器を湯水が通流しない状態で、加熱部を加熱作動させて熱交換器内に保有する湯水を加熱する保温加熱運転を実行する。
つまり、給湯対象箇所への給湯の終了後は給湯装置の運転を終了する場合に、自動運転停止操作をすると、保温加熱運動が実行されて、熱交換器内に残っていて冷却してしまっている湯水が加熱されるので、給湯対象箇所へ速やかに所定の温度の湯を供給することができながら、給湯対象箇所への給湯終了後に、自動的に給湯装置の運転を終了することができる。例えば、給湯装置を食器洗浄機に給湯するために用いる場合において、食器洗浄機の運転の終了後は給湯装置の運転を終了するときは、自動運転停止操作をすると、食器洗浄機へ速やかに所定の温度の湯を供給することができながら、食器洗浄機の運転の終了後は、自動的に給湯装置の運転を終了することができる。
従って、給湯対象箇所への給湯の終了後は給湯装置の運転を終了する場合に、そのための操作を簡単に行え、且つ、忘れ難いようにすることができるようにしながら、給湯対象箇所へ速やかに所定の温度の湯を供給することができるようになり、もって、一段と使い勝手の良い給湯装置を提供することができるようになった。
【0013】
〔請求項5記載の発明〕
請求項5に記載の特徴構成は、前記給湯部が、供給される湯水を加熱して給湯する熱交換器と、その熱交換器を加熱する加熱部とを備える熱交換式に構成されて、食器洗浄機に給湯するように構成され、
食器洗浄機側運転指令部から前記食器洗浄機に指令される運転開始指令が、前記給湯制御手段に通信されるように構成され、
前記給湯制御手段が、給湯指令により前記給湯運転を実行し、且つ、前記食器洗浄機側運転指令部からの前記運転開始指令を受信するのに伴って、前記給湯指令が指令されていない給湯運転停止状態において、前記加熱部を加熱作動させて前記熱交換器内に保有する湯水を加熱する保温加熱運転を実行するように構成されていることにある。
請求項5に記載の特徴構成によれば、給湯部が熱交換式に構成されていて、給湯指令に基づく、給湯運転では、熱交換器を湯水が通流している状態で、加熱部が加熱作動して、熱交換器を通流する湯水が加熱されて、食器洗浄機に給湯される。
そして、食器洗浄機側運転指令部から食器洗浄機に運転開始指令を指令すると、その運転開始指令が給湯制御手段に通信されて、給湯制御手段は、運転開始指令を受信するのに伴って、給湯指令が指令されていない給湯運転停止状態、即ち、熱交換器を湯水が通流しない状態で、加熱部を加熱作動させて熱交換器内に保有する湯水を加熱する保温加熱運転を実行する。
つまり、食器洗浄機では、食器洗浄機側運転指令部から運転開始指令が指令されると、即時に、給湯装置に給湯指令を与えるための制御を実行するのではなく、例えば、扉が閉じられているか否かの確認等の初期チェック処理や、食器洗浄機内に残っている洗浄水の排水を行う初期排水運転等を実行してから、給湯装置に給湯指令を与えるための制御を実行して、食器を洗浄するための洗浄運転を開始するように構成されている。
そこで、食器洗浄機で初期チェック処理や初期排水運転等が実行されている間に、給湯装置において、保温加熱運転が実行されるようにすることにより、洗浄運転の開始時に、速やかに所定の温度の湯を食器洗浄機に供給することができる。
従って、食器洗浄機に速やかに所定の温度の湯を供給することができて、使い勝手の良い給湯装置を提供することができるようになった。
【0014】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
以下、図面に基づいて、第1実施形態を説明する。
給湯装置WHは、図1に示すように、供給される湯水を加熱して給湯する給湯部Kと、その給湯部Kの給湯運転を制御する給湯制御手段としての給湯制御部Cと、その給湯制御部Cに運転情報を指令する遠隔操作部としてのリモコン操作部Rを備えて構成してある。
【0015】
給湯部Kは、燃焼室1内に設けられている水加熱用の熱交換器2、この熱交換器2を加熱する加熱部としてのガス燃焼式のバーナ3等を備えて構成し、このバーナ3の上流側から燃焼用空気を通風するとともに、その通風量を変更調整自在なファン4も設けてある。
そして、熱交換器2には、例えば家庭用の水道などから水が供給される入水路5、及び、加熱後の湯水を出湯する出湯路6を夫々接続し、熱交換器2を迂回する状態で入水路5と出湯路6とをバイパス路7にて接続し、出湯路6からの湯水とバイパス路7からの水を混合して出湯する給湯路8を、出湯路6とバイパス7に接続してある。給湯路8は、手動式の給湯栓9や、後述する食器洗浄機SSに接続して、それらに給湯するように構成してある。
また、出湯路6とバイパス路7と給湯路8との接続箇所には、出湯路6からの湯水とバイパス路7からの水を一定の混合比率で混合して、給湯路7に供給するミキシングバルブ10を設けてある。
【0016】
入水路5には、熱交換器2への通水量を検出する通水量センサ11、及び、入水路5を通して供給される水の温度を検出する入水温サーミスタ12を設けてある。
また、給湯路8には、通流する湯水の温度、即ち、給湯栓9や食器洗浄機SSに給湯する湯水の温度を検出する給湯温サーミスタ13を設け、又、熱交換器2内の湯水の温度を検出する出湯温サーミスタ14も設けてある。
【0017】
バーナ3に対する燃料供給路15には、燃料供給を断続する電磁操作式の断続弁16、燃料供給量(バーナ3の燃焼量)を変更調節自在な電磁操作式のガス量調節弁17を設け、バーナ3の近くには、バーナ3に対する点火動作を実行するイグナイタ18と、バーナ3が着火されているか否かを検出するフレームロッド19を設けてある。
【0018】
リモコン操作部Rには、運転許可指令と運転停止指令とを指令する運転指令部としての給湯装置側運転スイッチ21、及び、自動運転停止指令を指令する運転自動停止指令部としての運転自動停止スイッチ22、給湯用目標温度を変更設定自在な給湯温度設定スイッチ24、給湯温度や給湯用目標温度などを表示する表示部25、運転許可指令が指令されて運転可能状態であることを表示する運転ランプ26、バーナ3が燃焼状態であることを表示する燃焼ランプ27、自動運転停止指令が指令されて、自動運転停止状態である表示すること運転自動停止ランプ28等を備えて構成してある。
【0019】
給湯制御部Cは、マイクロコンピュータを備えて構成し、運転許可指令が指令されると運転可能状態となって、給湯指令により給湯運転を実行し、運転停止指令が指令されると運転停止状態となって、給湯指令が指令されても給湯運転を実行しないように構成し、且つ、運転可能状態において自動運転停止指令が指令されると自動運転停止状態となって、予め設定された自動停止用条件が満たされることにより、自動的に運転停止状態に切り換わるように構成してある。
又、給湯制御部Cは、自動運転停止指令により自動運転停止状態になると、予め設定された保温加熱運転開始用条件が満たされているか否かを判別し、満たされているときは、給湯指令が指令されていない給湯運転停止状態において、バーナ3を燃焼させて熱交換器2内に保有する湯水を加熱する保温加熱運転を実行するように構成してある。
又、給湯制御部Cは、給湯運転の非実行が予め設定された設定自動停止判定時間(例えば、30分間)の間継続すると、自動停止用条件が満たされたものと判定し、又、出湯温サーミスタ14の検出温度が給湯温度設定スイッチ24にて設定されている設定給湯用目標温度以下になると、保温加熱運転開始用条件が満たされたものと判定するように構成してある。
【0020】
以下、給湯制御部Cの制御動作について説明する。
先ず、図2に示すフローチャートを参照して、給湯装置側運転スイッチ21、運転自動停止スイッチ22からの指令に基づいて、運転状態を、運転可能状態、運転停止状態及び自動運転停止状態の夫々に設定するための運転状態設定制御について説明する。
先ず、ステップ#1において、運転可能状態に設定中か否かを判別し、設定中でないと判別したときは、ステップ#2において、給湯装置側運転スイッチ21から運転許可指令が指令されたか否かを判別し、運転許可指令が指令されたと判別したときは、運転可能状態に設定すると共に、運転ランプ26を点灯させてリターンし(ステップ#3,#4)、運転許可指令が指令されなかったと判別したときは、そのままリターンする。
【0021】
ステップ#1において運転可能状態に設定中であると判別したときは、ステップ#5において、給湯装置側運転スイッチ21から運転停止指令が指令されたか否かを判別し、運転停止指令が指令されたと判別したときは、運転停止状態に設定すると共に、運転ランプ26を消灯させてリターンする(ステップ#6,#7)。
【0022】
ステップ#5において給湯装置側運転スイッチ21から運転停止指令が指令されなかったと判別したときは、ステップ#8において、自動運転停止状態に設定中か否かを判別し、自動運転停止状態に設定中でないと判別したときは、ステップ#9において、運転自動停止スイッチ22から自動運転停止指令が指令されたか否かを判別し、自動運転停止指令が指令されたと判別したときは、自動運転停止状態に設定するとともに、運転自動停止ランプ28を点灯してリターンし(ステップ#10,#11)、自動運転停止指令が指令されなかったと判別したときは、そのままリターンする。
【0023】
ステップ#8において自動運転停止状態に設定中であると判別したときは、ステップ12において、自動停止用条件が満足されたか否かを判別し、自動停止用条件が満足されたと判別したときは、運転停止状態に設定すると共に、運転ランプ26及び運転自動停止ランプ28を消灯させてリターンし(ステップ#13,#14)、自動停止用条件が満足されていないと判別したときは、そのままリターンする。具体的には、自動停止用条件が満足されたか否かの判別は、内蔵のタイマーにて、給湯運転の非実行が前記設定自動停止判定時間の間継続したか否かを判別することにより行い、給湯運転の非実行が前記設定自動停止判定時間の間継続したと判別することにより、自動停止用条件が満足されたと判別する。
【0024】
次に、運転可能状態、運転停止状態及び自動運転停止状態夫々における給湯制御部Cの制御動作について説明する。
運転可能状態に設定中のときは、熱交換器2への通水が開始されるに伴って、給湯指令が指令されたとして、バーナ3の燃焼を開始し、熱交換器2への通水が停止されるに伴ってバーナ3の燃焼を停止させるように制御するとともに、熱交換器2への通水が検出されているときには、給湯温度が設定給湯用目標温度になるようにバーナ3の燃焼量を調整する給湯運転を実行する。
【0025】
給湯運転について具体的に説明すると、給湯栓9の開操作、又は、後述する食器洗浄機SSの給湯断続弁39の開弁操作に伴って通水量センサ11にて検出される通水量が設定水量を超えると熱交換器2への通水が開始されたとして、ファン4による通風作動を開始し、かつ、断続弁16を開弁させてガス量調節弁17を点火用ガス量になるように開弁調整するとともに、イグナイタ18によってバーナ3の点火動作を行い、フレームロッド19によってバーナ3の着火を確認する。
【0026】
その後、入水温サーミスタ12、給湯温サーミスタ13、通水量センサ11のそれぞれの検出情報、および、温度設定スイッチ24にて設定されている設定給湯用目標温度の情報に基づいて、給湯温度を設定給湯用目標温度にするために必要なガス量になるようにガス量調節弁17を調整するとともに、ファン4の通風量が調整ガス量に対して適正燃焼状態になるようにファン4の通風量を調整するフィードフォワード制御を実行し、さらに、給湯温サーミスタ13の検出温度が設定給湯用目標温度になるように、ガス量調節弁17の開度を微調整するフィードバック制御を実行する。
このようにして、入水路5からの水は、その一部が熱交換器2によって加熱されてバイパス路7からの水と混合され、給湯栓9や食器洗浄機SSへ設定給湯用目標温度の湯水が供給されることになる。
【0027】
給湯栓9の閉操作又は食器洗浄機SSの給湯断続弁39の閉弁操作に伴って、通水量センサ11にて検出される通水量が設定水量以下になって、熱交換器2が通水停止状態となるか、あるいは、給湯装置側運転スイッチ21から運転停止指令が指令されると、断続弁16とガス量調節弁17を閉弁させてバーナ3の燃焼を停止させ、その後ファン4の作動を停止させて、給湯運転を停止する。
【0028】
運転停止状態に設定中のときは、熱交換器2への通水が開始されることにより給湯指令が指令されても、給湯運転を実行しない。
【0029】
自動運転停止状態に設定中のときは、上述のように、自動停止用条件が満足されたか否かを判別して、自動停止用条件が満足されたと判別したときは運転停止状態に設定し、又、出湯温サーミスタ14の検出温度を監視して、その検出温度が設定給湯用目標温度になると保温加熱運転を実行する。
【0030】
保温加熱運転について具体的に説明する。給湯指令が指令されていない給湯運転停止状態、即ち、通水量センサ11にて検出される通水量が設定水量以下の状態において、出湯温サーミスタ14の検出温度が設定給湯用目標温度以下になると、ファン4による通風作動を開始し、かつ、断続弁16を開弁させてガス量調節弁17を緩点火用ガス量になるように開弁調整するとともに、イグナイタ18によってバーナ3の点火動作を行い、フレームロッド19によってバーナ3の着火を確認する。
バーナ3の着火を確認すると、予め設定した保温加熱用のガス量になるようにガス量調節弁17を調整するとともに、ファン4の通風量が調整ガス量に対して適正燃焼状態になるようにファン4の通風量を調整し、出湯温サーミスタ14の検出温度を読み込んで、その検出温度が設定給湯用目標温度に設定温度(例えば、8°C)を加えた温度にするための必要燃焼量を求めて、バーナ3の燃焼量が求めた必要燃焼量に達すると、断続弁16とガス量調節弁17を閉弁させてバーナ3の燃焼を停止させ、その後ファン4の作動を停止させて、保温加熱運転を停止する。
【0031】
この保温加熱運転の実行中に、通水量センサ11にて検出される通水量が設定水量を超えると、上述の給湯運転を実行し、給湯装置側運転スイッチ21から運転停止指令が指令されると、断続弁16とガス量調節弁17を閉弁させてバーナ3の燃焼を停止させ、その後ファン4の作動を停止させて、保温加熱運転を停止する。
【0032】
図1に基づいて、食器洗浄機SSについて説明する。
本体ケース31の内部に、食器カゴ32を収容する洗浄槽33を設けるとともに、本体ケース31の前面部に食器カゴ32の出し入れを行う扉34を設け、洗浄槽33における食器カゴ配置部の下方には、複数の噴水口35aを備える散水具35と電熱ヒータ36を装備してある。
【0033】
上述の給湯装置WHから給湯路8を通じて供給される湯水を洗浄槽33に導入する内部給湯路37を設け、この内部給湯路37にはストレーナ38及び洗浄槽33への湯水の受け入れを断続する給湯断続弁39を介装してある。
【0034】
残菜フィルタ41を介して洗浄槽33から排出した水を散水具35に送る循環路40、及び、同じく残菜フィルタ41を介して洗浄槽33から排出した水をケース31外へ廃棄する排水路42を設け、循環路40には循環ポンプ43を介装し、排水路43には排水ポンプ44を介装してある。
排水路43には、逆流防止用の配管立ち上げ部43aを設けるとともに、封水トラップ43b及び逆止弁43cを介装し、また、配管立ち上げ部43aに対して設けたサイホン現象防止用連通路45の途中の水槽部には、洗浄槽33における水位が洗浄用の所定水位になったときにONする水位スイッチ46、及び、洗浄槽33における水位がさらに上昇して洗浄槽33の水が扉部から溢れ出す状態になったときONする溢水スイッチ47を装備してある。
【0035】
ケース31外の空気を乾燥用空気としてファン49により洗浄槽33に導入する給気路48、洗浄槽3内の空気をケース外へ排出する排気路50を設け、又、洗浄槽33の湯水の温度を検出する温度センサ51、扉34の開閉を検出する扉スイッチ52を設けてある。
【0036】
又、食器洗浄機SSの制御を司る食器洗浄機制御部53、その食器洗浄機制御部53に、運転開始指令を指令する食器洗浄機側運転指令部としての食器洗浄機側運転スイッチ54を設けてある。
【0037】
食器洗浄機制御部53の制御動作について、説明を加えると、食器洗浄機制御部53は、食器洗浄機側運転スイッチ54から、運転開始指令が指令されると、扉スイッチ52の検出情報にて扉34の開閉を判別する初期チェック処理を実行し、その初期チェック処理にて、扉34が閉じ状態であることを確認すると、設定された運転プログラムに従って、初期排水運転と洗浄運転と所定回数のすすぎ運転と乾燥運転を順次に実行する。
【0038】
初期排水運転では、水位スイッチ46がオフするまで排水ポンプ44を運転して、洗浄槽33内の水を外部へ排水する。
洗浄運転では、先ず、給湯断続弁39を開弁して給湯装置SSからの湯水を洗浄槽33に受け入れ、温度センサ51の検出温度が設定温度(例えば、55°C程度)より低いときは、温度センサ51の検出温度が前記設定温度以上になるまで排水ポンプ44を作動させて、受け入れた湯水を外部に排水する低温水排水運転を実行し、温度センサ51の検出温度が前記設定温度以上になると排水ポンプ44を停止し、その後、洗浄槽33に湯が貯留され、洗浄槽33の水位が洗浄用の所定水位になると、水位スイッチ46のONに基づき給湯断続弁39を閉弁して湯水の受け入れを停止する。
又、各すすぎ運転では、先ず給湯断続弁39を開弁して給湯装置SSからの湯水を洗浄槽33に受け入れ、洗浄槽33における水位が洗浄用の所定水位になると、水位スイッチ46のONに基づき給湯断続弁39を閉弁して湯水の受け入れを停止する。
【0039】
つまり、給湯断続弁39を開弁することにより、給湯装置WHにおいては、熱交換器2が通水状態となって、通水量センサ11にて検出される通水量が設定水量を超えて、給湯指令が与えられて、給湯運転が開始され、給湯断続弁39を閉弁することにより、給湯装置WHにおいては、熱交換器2が通水停止状態となって、通水量センサ11にて検出される通水量が設定水量以下となり、給湯運転が停止される。
【0040】
そして、洗浄運転及び各すすぎ運転では、温度センサ51の検出情報に基づき電熱ヒータ36を制御して洗浄槽33内の水の温度を設定温度に保つようにしながら、循環ポンプ43の運転により洗浄槽33内の湯水を散水具35の噴水口35aから噴出させることで食器の洗浄やすすぎを行い、この循環ポンプ運転による散水を所定時間継続したのち、水位スイッチ46がオフするまで排水ポンプ44を運転して、洗浄槽33内の湯水を外部へ排水する通常排水運転を実行した後、次の運転に移る。
【0041】
洗浄運転及び所定回数のすすぎ運転にわたる一連の洗い工程が終了すると、食器洗浄機制御部53は、排水ポンプ44を運転して洗浄槽33内の水を外部へ排水した上で、電熱ヒータ36の運転により洗浄槽33内を加熱しながら、ファン49を運転して外部空気を洗浄槽33内に導入するとともに洗浄槽33から湿気を含んだ空気を排出する加熱乾燥運転を実施し、そして、この加熱乾燥運転を所定時間にわたり実施した後、食器洗い乾燥の終了を示す表示灯(図示せず)を点灯して一連の運転を終了する。
【0042】
なお、食器洗浄機制御部53は、溢水スイッチ47のONがあった場合、給湯断続弁39を自動閉弁するとともに、異常発生を示す表示灯(図示せず)を点灯して運転を中断する。
【0043】
次に、食器洗浄機SSに給湯する場合の給湯装置WHの運転方法について説明する。
使用者は、先ず、給湯装置WHにおいて、給湯装置側運転スイッチ21にて運転許可指令を指令し、給湯温度設定スイッチ24にて、給湯用目標温度を食器洗浄用の給湯用目標温度に設定している状態で、給湯装置WHの運転自動停止スイッチ22による自動運転停止指令の指令、及び、食器洗浄機側運転スイッチ54による食器洗浄機SSの運転開始指令を行う。尚、自動運転停止指令の指令、及び、食器洗浄機SSの運転開始指令はいずれが先になっても良いが、自動運転停止指令の指令を先にするのが好ましい。
【0044】
給湯装置WHの運転自動停止スイッチ22にて自動運転停止指令を指令すると、給湯指令が指令されていない給湯運転停止状態において、出湯温サーミスタ14の検出温度が設定給湯用目標温度以下のときは、保温加熱運転が実行される。又、食器洗浄機側運転スイッチ54にて運転開始指令を指令すると、食器洗浄機SSでは、初期チェック処理と初期排水運転と洗浄運転と所定回数のすすぎ運転と乾燥運転が順次に実行された後、停止する。
そして、食器洗浄機SSの停止後、給湯運転の非実行が前記設定自動停止判定時間の間継続すると、給湯装置WHは、自動的に運転停止状態に切り換わる。
【0045】
自動運転停止指令を指令した時点で行われる保温加熱運転は、食器洗浄機SSにて行われる初期チェック処理及び初期排水運転と並行して行われることになるので、食器洗浄機SSにおいて、給湯断続弁39が開弁されて、洗浄運転が開始されるときには、食器洗浄機SSには、給湯用目標温度又はそれに近い温度の湯が供給される。
従って、洗浄運転の開始時点で行われるようになっている低温水排水運転が省略されるか、又は、低温水排水運転の実行時間が短縮されるので、食器洗浄機SSの運転時間を短縮することができる。
【0046】
尚、洗浄運転の後に行われる通常排水運転、及び、各すすぎ運転の後に行われる通常排水運転の間は、給湯装置WHにおいては、給湯運転が中断される。しかしながら、設定自動停止判定時間は、食器洗浄機SSの通常排水運転に伴う給湯運転の中断時間よりも長くなるように設定してあるので、食器洗浄機SSの運転中は、給湯運転の非実行が前記設定自動停止判定時間の間継続することが無いので、自動停止用条件が満足されて運転停止状態に切り換わるといった不具合は、発生しない。
【0047】
〔第2実施形態〕
以下、図3に基づいて、本発明の第2実施形態を説明するが、第1実施形態と同じ構成要素や同じ作用を有する構成要素については、重複説明を避けるために、同じ符号を付すことにより説明を省略し、主として、第1実施形態と異なる構成を説明する。
給湯装置WHにおいては、リモコン操作部Rでは、運転自動停止スイッチ22及び運転自動停止ランプ28を省略し、給湯制御部Cでは、運転可能状態において自動運転停止指令が指令されると自動運転停止状態となって、予め設定された自動停止用条件が満たされることにより、自動的に運転停止状態に切り換わる機能を省略してある。
【0048】
又、食器洗浄機側運転指令部としての食器洗浄機側運転スイッチ54から食器洗浄機SSの食器洗浄機制御部53に指令される運転開始指令が、給湯装置WHの給湯制御部Cに通信されるように、食器洗浄機側運転スイッチ54と給湯制御部Cとを電線20にて接続してある。そして、給湯制御部Cは、食器洗浄機側運転スイッチ54からの運転開始指令を受信するのに伴って、予め設定された保温加熱運転開始用条件が満たされると、給湯指令が指令されていない給湯運転停止状態において、バーナ3を燃焼させて熱交換器2内に保有する湯水を加熱する保温加熱運転を実行するように構成してある。
第2実施形態においては、上記の各点において第1実施形態と異なる以外は、給湯装置WH及び食器洗浄機SSを第1実施形態と同様に構成してある。
【0049】
以下、給湯装置WHの給湯制御部C及び食器洗浄機SSの食器洗浄機制御部53夫々の制御動作について説明を加える。
食器洗浄機制御部53は、食器洗浄機側運転スイッチ54から、運転開始指令が指令されると、第1実施形態と同様に、初期チェック処理を実行し、その初期チェック処理にて、扉34が閉じ状態であることを確認すると、設定された運転プログラムに従って、初期排水運転と洗浄運転と所定回数のすすぎ運転と乾燥運転を順次に実行する。
食器洗浄機制御部53は、洗浄運転では、第1実施形態と同様に、先ず給湯断続弁39を開弁して給湯装置SSからの湯水を洗浄槽33に受け入れ、温度センサ51の検出温度が前記設定温度より低いときは低温水排水運転を実行し、温度センサ51の検出の温度が前記設定温度以上になると排水ポンプ44を停止し、その後、水位スイッチ46のONに基づき給湯断続弁39を閉弁して湯水の受け入れを停止する。
【0050】
給湯装置WHの給湯制御部Cは、第1実施形態と同様に、運転許可指令が指令されると運転可能状態となって、給湯指令により給湯運転を実行し、運転停止指令が指令されると運転停止状態となって、給湯指令が指令されても給湯運転を実行しない。
又、給湯制御部Cは、食器洗浄機側運転スイッチ54からの運転開始指令を受信すると、運転可能状態に設定中か、運転停止状態に設定中かに関係なく、出湯温サーミスタ14の検出温度を監視して、その検出温度が給湯用目標温度以下になると、給湯指令が指令されていない給湯運転停止状態において、保温加熱運転を実行する。
【0051】
従って、食器洗浄機側運転スイッチ54からの運転開始指令を受信した時点で行われる保温加熱運転は、食器洗浄機SSにて行われる初期チェック処理及び初期排水運転と並行して行われるので、食器洗浄機SSにおいて、給湯断続弁39が開弁されて、洗浄運転が開始されるときには、食器洗浄機SSには、給湯用目標温度又はそれに近い温度の湯が供給される。従って、洗浄運転の開始時点で行われるようになっている低温水排水運転が省略されるか、又は、低温水排水運転の実行時間が短縮されるので、食器洗浄機SSの運転時間を短縮することができる。
【0052】
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
(イ) 上記の第1実施形態において、リモコン操作部Rに、設定自動停止判定時間を変更設定自在な判定時間設定部を設けて、この判定時間設定部の操作により、設定自動停止判定時間を変更設定できるように構成しても良い。この場合は、給湯を断続的に繰り返し行うことを可能にしながら、断続的な給湯が終了すると、自動的に給湯装置の運転が終了するようにする場合に、給湯の中断中に誤って給湯装置の運転が終了するようなことがないようにするために、予想される給湯の中断時間に応じて設定自動停止判定時間を変更設定することができるので、一段と使い勝手が向上する。
【0053】
(ロ) 上記の第1実施形態においては、給湯運転の非実行が予め設定された設定自動停止判定時間の間継続すると、自動停止用条件が満たされたものと判定するように構成したが、自動運転停止指令が指令されてからの経過時間が設定自動停止判定時間に達すると、自動停止用条件が満たされたものとするように構成しても良い。この場合、設定自動停止判定時間としては、例えば、1〜2時間の範囲で固定的に設定しても良いが、リモコン操作部Rに、設定自動停止判定時間を変更設定自在な判定時間設定部を設けて、この判定時間設定部の操作により、設定自動停止判定時間を変更設定できるように構成しても良い。この場合は、所定時間が経過するまでの間は給湯を可能にしながら、所定時間の経過後に自動的に給湯装置の運転が終了するようにする場合に、実行しようとする給湯時間に応じて、設定自動停止判定時間を変更設定することができるので、一段と使い勝手が向上する。
【0054】
(ハ) 上記の第1実施形態において、給湯装置WHにて給湯する給湯先は、給湯栓9や食器洗浄機SSに限定されるものではなく、暖房装置や浴槽でも良い。浴槽に給湯する場合、給湯装置WHに、湯張り用の設定温度で且つ設定湯量の湯を自動的に浴槽に供給する自動湯張り機能を設けて、この自動湯張り機能の終了後に、自動的に運転停止状態に切り換わるように構成することができる。
【0055】
(ニ) 第1実施形態において、食器洗浄機側運転スイッチ54から食器洗浄機SSに指令される運転開始指令が、給湯装置WHの給湯制御部Cに通信されるように構成し、食器洗浄機SSの食器洗浄機側運転スイッチ54からの運転開始指令を受信するのに伴って、給湯指令が指令されていない給湯運転停止状態において、バーナ3を燃焼させて熱交換器2内に保有する湯水を加熱する保温加熱運転を実行する機能を、給湯制御部Cに追加しても良い。
【0056】
(ホ) 上記の第2実施形態においては、食器洗浄機側運転スイッチ54から食器洗浄機SSに指令される運転開始指令が、給湯装置WHの給湯制御部Cに有線にて通信されるように構成する場合について例示したが、無線にて通信されるように構成しても良い。
【0057】
(ヘ) 上記の各実施形態においては、給湯部Kを、供給される湯水を加熱して給湯する熱交換器2と、その熱交換器2を加熱する加熱部とを備える熱交換式に構成する場合について例示したが、給湯部Kは種々の形式に構成することができる。例えば、供給される湯水を加熱する加熱部と、その加熱部にて加熱された湯水を貯留すると共に貯留湯水を給湯する貯湯槽を備えた貯湯式に構成することができる。
【0058】
(ト) 給湯部Kにおいて、供給される湯水を加熱する加熱部としては、上記の各実施形態において例示したバーナ3に限定されるものではなく、電気ヒータでも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る給湯装置及び食器洗浄機のブロック図
【図2】第1実施形態に係る給湯装置の制御動作のフローチャートを示す図
【図3】第2実施形態に係る給湯装置及び食器洗浄機のブロック図
【符号の説明】
2 熱交換器
3 加熱部
21 運転指令部
22 運転自動停止指令部
54 食器洗浄機側運転指令部
C 給湯制御手段
K 給湯部
R 遠隔操作部
SS 食器洗浄機

Claims (5)

  1. 供給される湯水を加熱して給湯する給湯部と、
    その給湯部の給湯運転を制御する給湯制御手段とが設けられた給湯装置であって、
    運転情報指令用の遠隔操作部に、運転許可指令と運転停止指令とを指令する運転指令部、及び、自動運転停止指令を指令する運転自動停止指令部とが設けられ、
    前記給湯制御手段が、
    前記運転許可指令が指令されると運転可能状態となって、給湯指令により前記給湯運転を実行し、前記運転停止指令が指令されると運転停止状態となって、前記給湯指令が指令されても前記給湯運転を実行しないように構成され、且つ、
    前記運転可能状態において前記自動運転停止指令が指令されると自動運転停止状態となって、予め設定された自動停止用条件が満たされることにより、自動的に前記運転停止状態に切り換わるように構成されている給湯装置。
  2. 前記給湯運転の非実行が予め設定された設定自動停止判定時間の間継続すると、前記自動停止用条件が満たされたものとするように構成されている請求項1記載の給湯装置。
  3. 前記自動運転停止指令が指令されてからの経過時間が設定自動停止判定時間に達すると、前記自動停止用条件が満たされたものとするように構成されている請求項1又は2記載の給湯装置。
  4. 前記給湯部が、供給される湯水を加熱して給湯する熱交換器と、その熱交換器を加熱する加熱部とを備える熱交換式に構成され、
    前記給湯制御手段が、前記自動運転停止指令により前記自動運転停止状態になると、前記給湯指令が指令されていない給湯運転停止状態において、前記加熱部を加熱作動させて前記熱交換器内に保有する湯水を加熱する保温加熱運転を実行するように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の給湯装置。
  5. 供給される湯水を加熱して給湯する給湯部と、
    その給湯部の給湯運転を制御する給湯制御手段とが設けられた給湯装置であって、
    前記給湯部が、供給される湯水を加熱して給湯する熱交換器と、その熱交換器を加熱する加熱部とを備える熱交換式に構成されて、食器洗浄機に給湯するように構成され、
    食器洗浄機側運転指令部から前記食器洗浄機に指令される運転開始指令が、前記給湯制御手段に通信されるように構成され、
    前記給湯制御手段が、給湯指令により前記給湯運転を実行し、且つ、前記食器洗浄機側運転指令部からの前記運転開始指令を受信するのに伴って、前記給湯指令が指令されていない給湯運転停止状態において、前記加熱部を加熱作動させて前記熱交換器内に保有する湯水を加熱する保温加熱運転を実行するように構成されている給湯装置。
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