JP2023034523A - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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誠 中澤
Makoto Nakazawa
憲介 巌
Kensuke Iwao
正敏 米山
Masatoshi Yoneyama
純平 林
Junpei Hayashi
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Abstract

【課題】適切な配管洗浄動作を行うことで、配管内壁に付着したヨゴレを洗浄すると共に、風呂熱交換器内に溜まった高温の滞留水が不意に浴槽に供給されることで不快な思いを与えないようにする。【解決手段】配管洗浄動作制御手段48は、水位センサ33で所定の水位の低下を検出すると、在室判定手段47で人が浴室にいないと判定している場合は、風呂三方弁35を風呂熱交換器27と風呂循環回路30を連通状態に切り替えて、配管洗浄動作を開始し、在室判定手段47で人が浴室にいると判定している場合は、バイパス管34と風呂循環回路30を連通状態に切り替えて、配管洗浄動作を開始することで、風呂循環回路30の配管内壁に皮脂等に起因するヨゴレを溜めないようにすることができる。【選択図】図2

Description

この発明は、浴槽の湯を風呂熱交換器を介して追い焚きを行うことが可能な貯湯式給湯装置に関するものである。
従来よりこの種の貯湯式給湯装置においては、追い焚きスイッチの操作に基づいて浴槽水を風呂熱交換器に循環させて浴槽水を加熱する追い焚き運転と、浴槽の水位が予め定めた基準水位を下回った継続時間に基づいて、風呂熱交換器と風呂循環回路の配管内を湯張り管からの湯水で洗い流す配管洗浄動作を行うようにしたものがあった(特許文献1)。
特開2015-059668号公報
ところが、この従来のものでは、風呂熱交換器内に高温の滞留水があった場合、水位の低下を検知すると、高温の滞留水が浴槽内に供給される恐れがあり、まだ浴槽内に人がいる場合は予想外の高温の滞留水の供給により不快な思いをさせる恐れがあった。
この発明は上記課題を解決するために、温水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンク内に配置された風呂熱交換器と、浴槽から前記風呂熱交換器に向かう風呂往き管及び前記風呂熱交換器から前記浴槽に向かう風呂戻り管とで構成され、前記風呂熱交換器と前記浴槽とを循環可能に接続する風呂循環回路と、前記風呂循環回路に設けられた風呂の水位を検出する水位センサと、前記風呂循環回路に前記風呂熱交換器をバイパスするバイパス管と、前記バイパス管側を閉鎖して前記風呂熱交換器と前記風呂循環回路を連通するか、前記風呂熱交換器側を閉鎖して前記バイパス管と前記風呂循環回路を連通するかを切り替え可能な風呂三方弁と、浴室内における人の動きを検出する人感センサと、前記人感センサの検出結果に基づいて、人が浴室にいるか否かを判定する在室判定手段と、前記水位センサで所定の水位の低下を検出すると、配管洗浄動作を行う配管洗浄動作制御手段とを備えた貯湯式給湯装置において、前記配管洗浄動作制御手段は、前記水位センサで所定の水位の低下を検出すると、前記在室判定手段で人が浴室にいないと判定している場合は、前記風呂三方弁を前記風呂熱交換器と前記風呂循環回路を連通状態に切り替えて、前記配管洗浄動作を開始し、前記在室判定手段で人が浴室にいると判定している場合は、前記バイパス管と前記風呂循環回路を連通状態に切り替えて、前記配管洗浄動作を開始する。
また、前記配管洗浄動作制御手段は、前記水位センサで所定の水位の低下を検出すると、前記在室判定手段で人が浴室にいると判定している場合、前記バイパス管と前記風呂循環回路を連通状態に切り替えて、前記配管洗浄動作を開始し、その後、前記在室判定手段で人が浴室から出たと判定すると、前記風呂三方弁を前記風呂熱交換器と前記風呂循環回路を連通状態に切り替えて、前記配管洗浄動作を行う。
また、前記風呂三方弁を前記風呂熱交換器と前記風呂循環回路を連通状態に切り替えて良いか否かの確認の報知を行う報知手段と、前記風呂三方弁の切り替えが許可の場合に操作する操作手段とを設けたリモコンを備え、前記配管洗浄動作制御手段は、前記水位センサで所定の水位の低下を検出すると、前記在室判定手段で人が浴室にいると判定している場合は、前記バイパス管と前記風呂循環回路を連通状態に切り替えて、前記配管洗浄動作を開始すると共に、前記報知手段から前記風呂三方弁を前記風呂熱交換器と前記風呂循環回路を連通状態に切り替えるか否かの報知を行い、前記リモコンで前記風呂三方弁の切り替え許可の操作が行われると、前記風呂三方弁を前記風呂熱交換器と前記風呂循環回路を連通状態に切り替えて、前記配管洗浄動作を行う。
また、前記配管洗浄動作を行うか否かを指示することが可能なリモコンを備え、前記リモコンには、特定のリモコン操作を行えないようにする制限スイッチを設け、前記配管洗浄動作制御手段は、前記制限スイッチがONの場合は、前記在室判定手段の判定に関わらず、前記風呂三方弁を前記風呂熱交換器と前記風呂循環回路を連通状態にはしない。
この発明によれば、適切な風呂三方弁の弁開度で配管洗浄動作を行うことができ、突然の風呂熱交換器内に溜まった高温の滞留水が浴槽に供給されることによる不快感の抑制と共に、風呂熱交換器を含む風呂循環回路の洗浄をおこなうことができる。
この発明の実施形態の貯湯式給湯装置の概略構成図。 配管洗浄動作時の風呂三方弁の切り替えを説明するフローチャート。 配管洗浄動作を説明するフローチャート。 配管洗浄動作の一例を説明するタイムチャート 配管洗浄動作の一例を説明するタイムチャート
次に、この発明の実施形態の貯湯式給湯装置を図1に基づき説明する。
1は湯水を貯湯する貯湯タンク2を備えた貯湯タンクユニット、3は貯湯タンク2内の湯水を加熱する加熱手段としてのヒートポンプユニット、4は浴槽、5はこの貯湯式給湯装置を遠隔操作する浴室内外に設けられたリモコンである。
6は貯湯タンク2とヒートポンプユニット3とを循環可能に接続するヒートポンプ循環回路で、貯湯タンク2下部に接続されたヒートポンプ往き管7及び貯湯タンク2上部に接続されたヒートポンプ戻り管8により構成され、ヒートポンプ往き管7から取り出した貯湯タンク2内の湯水をヒートポンプユニット3によって沸き上げてヒートポンプ戻り管8から貯湯タンク2内に戻して高温の温水を貯湯するものである。なお、貯湯タンク2側面には上下方向に複数個の貯湯温度検出手段としての貯湯温度センサ9を有しており、この貯湯温度センサ9が検出する温度情報によって、貯湯タンク2にどれだけの熱量が残っているかを検知するものである。
10は貯湯タンク2上端に接続され貯湯タンク2内の温水を出湯する出湯管、11は貯湯タンク2下端に接続され貯湯タンク2内に給水する給水管、12は出湯管10からの温水と給水管11からの水とを所定の設定温度になるように混合する混合弁、13は混合弁12で混合された設定温度の温水を給湯する給湯管、14は給湯管13の端部に接続され台所や洗面所等に設けられた蛇口である。15は混合弁12の下流に設けた給湯温度センサ、16は給湯量をカウントする給湯流量センサである。なお、17は水道圧を所定の圧力に減圧する減圧弁、18は給水の温度を検出する給水温度センサ、19は貯湯タンク2の過圧を逃す過圧逃し弁である。
ヒートポンプユニット3は、冷媒を圧縮する回転数可変の圧縮機20と、凝縮器としての水冷媒熱交換器21と、減圧手段としての膨張弁22と、強制空冷式の蒸発器としての空気熱交換器23とで構成されたヒートポンプ回路である加熱手段24と、前記ヒートポンプ往き管7に設けられ貯湯タンク2内の湯水を水冷媒熱交換器21に循環させる加熱循環ポンプ25と、それらの駆動を制御するヒートポンプ制御部26とを備えているものである。
27は前記浴槽4内の浴槽水を加熱するための蛇管よりなる風呂熱交換器であり、貯湯タンク2内の上部に配置されるもので、この風呂熱交換器27と浴槽4とを、浴槽水を浴槽4内に流入させる風呂往き管28及び浴槽水を浴槽4外に流出させる風呂戻り管29で接続して風呂循環回路30を形成し、浴槽4内の浴槽水が貯湯タンク2内の高温の水により加熱されて追い焚きが行われるものである。
この風呂熱交換器27内に滞留する水は、貯湯タンク2の上部に貯湯された高温水と熱交換がされるため、風呂熱交換器27内に溜まった滞留水は高温の水となる。
31は風呂循環回路30に設けられ浴槽4内の浴槽水を循環させる風呂循環ポンプ、32は風呂戻り管29に設けられ浴槽4から風呂熱交換器27に向かう浴槽水の温度を検出する風呂往き戻り温度検出手段としての戻り側温度センサ、33は浴槽4の水位を検出する水位センサである。
34は風呂往き管28と風呂戻り管29を連通し風呂熱交換器27をバイパスするバイパス管、35はこのバイパス管34と風呂戻り管29との接続部分に設けられた風呂三方弁である。
前記風呂熱交換器27内には高温の湯水が滞留しているため、後述する配管洗浄動作時、浴槽内に高温の滞留水を浴槽4に供給して良いか否かを判断し、バイパス管34側を閉鎖して風呂熱交換器27と風呂循環回路30を連通するか、風呂熱交換器27側を閉鎖してバイパス管34と風呂循環回路30を連通するかを適切に切り替えて、風呂三方弁35の弁開度を制御している。
36は浴槽4の排水栓に設けられた排水流量センサであり、排水流量センサ36で流量検知がされている場合は、排水栓が開かれていると判定し、水位センサ33で水位検知がされず、排水流量センサ36でも流量の検知がされない場合は、浴槽に水がない、もしくは、少量であると判定する。
37は給湯管13途中から分岐されて風呂戻り管29に接続され浴槽4への注湯を行う湯張り管、38はこの湯張り管37に設けられ浴槽4への注湯の開始、停止を行う湯張り弁、39は浴槽4への注湯量をカウントする風呂流量センサである。
前記リモコン5には、給湯及び風呂の設定温度を設定する温度設定スイッチ40と、浴槽4へ設定温度の湯をリモコン5の湯張り量設定スイッチ(図示せず)で設定された湯張り量だけ湯張りし、温度設定スイッチ40で設定した設定温度又は設定温度に対して1~2℃程度高い温度で所定時間保温運転させる風呂自動スイッチ41と、浴槽4内の浴槽水を風呂熱交換器27に循環させて、浴槽4内の浴槽水が追い焚き目標温度になるように加熱させる追い焚き運転を実行する追い焚きスイッチ42と、後述する風呂循環回路30内のヨゴレを押し流す配管洗浄動作を開始する配管洗浄スイッチ43と、湯張り運転の完了報告や各種運転及び動作の開始等の情報をユーザに向けて報知する報知手段としてのスピーカー44とが設けられているものである。
また、浴室内に設けられたリモコン5には、浴室内における人の有無を検出する人感センサ45が設けられている。
また、リモコン5には、子供が誤ってリモコン5の操作をしてしまうのを防止するために特定の操作を制限するチャイルドロック機能を有しており、チャイルドロックОNの設定は、制限スイッチとして新規に設けても、既存のスイッチの長押しでも、リモコン5の設定でも良いものである。
46はリモコン5、ヒートポンプ制御部26と無線又は有線により接続され相互に通信すると共に、貯湯タンクユニット1内の各センサの入力を受け各アクチュエータの駆動を制御するマイコンを有し、給湯及び風呂の制御を行う制御装置である。
人感センサ45は、検出エリア内の熱源の温度変化量を検出する焦電センサであり、浴室に人がいることを検出する。具体的には、人感センサ45は、人が移動したときや手足などを動かすことによる検出エリアの温度変化を検出することにより、浴室内に人が在室しているか否かを検出するものであり、人感センサ45の検出結果に基づいて、在室判定手段47は浴室内への入室と浴室外への退室との判定を行う。
48は配管洗浄動作を制御する配管洗浄動作制御手段であり、制御装置46に設けられている。
次に、本発明の貯湯式給湯装置の作動について説明する。
<沸き上げ運転>
電力料金単価の安価な所定時間帯(深夜時間帯)の開始時刻になると、制御装置46はそれまでの給湯負荷量に見合う湯量を沸き上げ開始するべく、ヒートポンプユニット3に対し、給湯負荷量に見合う沸き上げ目標温度と沸き上げ開始の指示を送信し、加熱手段24は圧縮機20と膨張弁22と送風機と加熱循環ポンプ25を駆動開始して、貯湯タンク2下部から取り出した湯水を水冷媒熱交換器21で沸き上げ目標温度まで加熱して貯湯タンク2上部へ戻し、貯湯タンク2上部から沸き上げ設定温度の湯を積層状に貯湯し、制御装置46は貯湯タンク2の最下部まで沸き上げるか、所定時間帯の終了時刻に到達すると、加熱手段24に沸き上げの停止を指示し、加熱手段24は圧縮機20と膨張弁22と送風機と加熱循環ポンプ25を駆動停止して沸き上げ運転を終了する。
<給湯>
給湯栓14が開かれると、貯湯タンク2の底部に給水管11から市水が流入すると共に貯湯タンク2の頂部から出湯管10を介して高温の湯が出湯し、給水管11から分岐したで給水バイパス管からの水と前記高温の湯とが混合弁12で混合されて給湯管13を通過する。そして、給湯流量センサ16が最低作動水量以上を検出すると、制御装置46は、給湯温度センサ15が検出する温度が給湯設定温度と一致するように混合弁12の弁開度をフィードバック制御して、給湯設定温度の給湯を行う。そして、給湯栓14が閉じられる等によって、給湯流量センサ16が最低作動水量未満を検出すると、制御装置46は、混合弁12の弁開度のフィードバック制御を停止して給湯停止するようにしている。
<追い焚き運転>
制御装置46が追い焚き運転を指示すると、制御装置46は、風呂循環ポンプ31を駆動して、風呂循環回路30と風呂熱交換器27に浴槽水を循環させ、浴槽水を風呂熱交換器27で加熱する。そして、戻り側温度センサ32で浴槽水の温度が風呂設定温度まで上昇したことを確認すると、風呂循環ポンプ31の駆動を停止する。
<湯張り運転>
次に、図1に湯張り運転の動作について図2に示したフローチャートに基づき説明する。
制御装置46に接続されたリモコン5の風呂自動スイッチ41が操作され湯張り運転が指示されると、湯張り弁38を開弁し、制御装置46は風呂三方弁35をバイパス管34側に切り替え、制御装置46は、湯張り温度センサ(図示しない)が検出する温度がリモコン5の温度設定スイッチ40で設定された湯張り設定温度になるように混合弁12の弁開度をフィードバック制御して、浴槽4に湯張りを開始する。その後、制御装置46は、湯張り運転開始から湯張りした積算値である総湯張り量が予め設定された湯張り設定量に到達した場合、湯張り運転を完了する。
<配管洗浄動作>
次に、配管洗浄動作について説明する。
この配管洗浄動作は、浴槽水が排水されているとき、混合弁12を水側全開にし、湯張り弁38を開にすることで、風呂熱交換器27を含む風呂循環回路30内に滞留する浴槽水を洗い流すことで、風呂循環回路30の配管内壁に皮脂等に起因するヨゴレを溜めないようにする。
また、混合弁12の開度は湯側を開き、比較的高温の湯を配管洗浄動作に利用することで、前記ヨゴレを融かして効率よく洗い流すことができる。
次に配管洗浄動作時の風呂三方弁35の弁開度フローを図2のフローチャートに基づいて説明する。
まず、子供が誤ってリモコン5の操作をしてしまうのを防止するために特定の操作を制限するチャイルドロックがされていないかを確認し(S1)、チャイルドロックが設定されている場合(S1がNo)、配管洗浄動作制御手段48は、風呂三方弁35を風呂熱交換器27側を閉鎖してバイパス管34と風呂循環回路30を連通する(S2)。
次に在室判定手段47で浴室内に人がいるか否かを確認し(S3)、浴室に人がいないと判定した場合(S3がYes)、配管洗浄動作制御手段48は、風呂三方弁35をバイパス管34側を閉鎖して風呂熱交換器27と風呂循環回路30を連通する(S4)。
また、次に在室判定手段47で浴室内に人がいるか否かを確認し(S3)、浴室に人がいると判定した場合(S3がNo)、配管洗浄動作制御手段48は、風呂三方弁35を風呂熱交換器27側を閉鎖してバイパス管34と風呂循環回路30を連通する(S5)。
その後、配管洗浄動作制御手段48は、リモコン5から配管洗浄動作を開始する旨の報知と、風呂三方弁35をバイパス管34側を閉鎖して風呂熱交換器27と風呂循環回路30を連通することで、高温の滞留水が浴槽4に供給さえることを許可を促す報知を行い(S6)、所定の許可操作(配管洗浄スイッチ43のスイッチ操作や、その他のスイッチ操作)が行われた場合(S7がNo)、配管洗浄動作制御手段48は、風呂三方弁35をバイパス管34側を閉鎖して風呂熱交換器27と風呂循環回路30を連通する(S4)。
また、所定の許可操作(配管洗浄スイッチ43のスイッチ操作や、その他のスイッチ操作)が行われなかった場合(S7がYes)、そのまま配管洗浄動作制御手段48は、風呂三方弁35を風呂熱交換器27側を閉鎖してバイパス管34と風呂循環回路30を連通いた状態で配管洗浄動作を継続する(S8)。
次に、配管洗浄動作を図3に基づいて詳しく説明する。
まず、風呂自動運転や追い焚き運転が終了すると、制御装置46は、水位センサ33を介して浴槽4の排水栓が開かれ、浴槽4の循環口以下まで浴槽水が排水されたことによる水位変動が生じたか否かを監視し、排水がされたことを検知すると(S9でYes)、浴槽水が排水されていると判定する(S10)。そして、配管洗浄動作制御手段48は図2の弁開度フローに基づいて風呂三方弁35を切り替える(S11)。
次に、混合弁12の開度を水側全開にし(S12)、湯張り弁38を開いて(S13)、清浄な水を湯張り管37、風呂循環回路30の風呂戻り管29、風呂往き管28を介して浴槽4に供給開始し、風呂循環回路30の全容積以上で設定されている所定量を風呂流量センサ39でカウントすると(S14)、湯張り弁38を閉じる(S15)。
その後、S2の排水栓が開かれていることを検知してからの所定時間経過、もしくは、排水栓に設けた流量センサで流量の検知が無くなったら、浴槽4の湯水が排水されたと判定し(S16)、配管洗浄動作を終了する(S17)。
このように、風呂熱交換器27、バイパス管34を含む風呂循環回路30内の滞留水を浴槽4に排出し、清浄な湯又は水に入れ替えることで、風呂循環回路30内のヨゴレを洗い流すようにしており、次回湯張り運転を行うときに風呂循環回路30内に溜まったヨゴレごと湯張りしてしまう恐れがなく、清潔な湯張り運転を行うことができる。
また、チャイルドロックの設定の有無、在室判定手段47の人の検知の有無、ユーザの許可の有無に応じて、配管洗浄動作制御手段48は、風呂三方弁35をバイパス管34側を閉鎖して風呂熱交換器27と風呂循環回路30を連通した状態か、風呂熱交換器27側を閉鎖してバイパス管34と風呂循環回路30を連通した状態に切り替えているため、風呂三方弁35を適切な位置で配管洗浄動作を行うことができる。
例えば、チャイルドロックが設定されている場合は、子供が入浴している場合があり、子供が誤って浴槽4の排水栓を抜いてしまって配管洗浄動作が開始したとしても風呂熱交換器27内に滞留していた高温水が浴槽4に供給されることがなく、安全に入浴を行うことができる。
また、在室判定手段47で浴室に人がいないかいるかで、風呂三方弁35を切り替えており、在室判定手段47で浴室に人がいないと判定した場合は、風呂熱交換器27内に滞留していた高温水で風呂熱交換器27に溜まった前記ヨゴレを確実に洗い流すことができる。
また、在室判定手段47で浴室に人がいると判定した場合は、高温水の供給によりユーザに不快な思いをさせないために、風呂熱交換器27側を閉鎖してバイパス管34と風呂循環回路30を連通した状態で配管洗浄動作を行うが、スピーカー44を介して報知を行い、ユーザに風呂熱交換器27側の連通の許可を取ってから風呂熱交換器27側の配管洗浄動作を行うので、突然の高温水の供給により、ユーザが不快な思いをさせるのを抑制することができる。
また、風呂三方弁35の切り替えは、図3のフローチャートのS11で説明しているが、このタイミングに限られるものでは無く、配管洗浄動作制御手段48は、チャイルドロックの設定の有無、在室判定手段47の人の検知の有無、ユーザの許可の有無を監視しており、変化に応じて風呂三方弁35を切り替え、適切な弁開度で配管洗浄動作を行うことができる。
例えば、図4のタイムチャートのように、配管洗浄動作開始時には、在室判定手段47で人が浴室にいると判定しているので、配管洗浄動作制御手段48は、風呂三方弁35は、風呂熱交換器27側を閉鎖してバイパス管34と風呂循環回路30を連通した状態にしている。配管洗浄動作中に、人が浴室から退室したことを在室判定手段47で判定すると、配管洗浄動作制御手段48は、バイパス管34側を閉鎖して風呂熱交換器27と風呂循環回路30を連通した状態に切り替えて、配管洗浄動作を継続する。
また、図5のタイムチャートのように、配管洗浄動作開始時には、在室判定手段47で人が浴室にいると判定しているので、配管洗浄動作制御手段48は、風呂三方弁35は、風呂熱交換器27側を閉鎖してバイパス管34と風呂循環回路30を連通した状態にしている。このとき、配管洗浄動作制御手段48は、リモコン5からスピーカー44を介して風呂三方弁35の切り替え確認の報知を行う。
そして、ユーザーが所定の操作で風呂熱交換器27側の連通の許可をすれば、在室判定手段47による人の在否に関わらず、風呂三方弁35のバイパス管34側を閉鎖して風呂熱交換器27と風呂循環回路30を連通した状態に切り替えて、配管洗浄動作を継続する。
このように、風呂三方弁35の切り替えは、図3のフローチャートのS11のタイミングに限られず、適宜風呂三方弁35を切り替えて、適切な配管洗浄動作を行っている。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で改変可能なものであり、例えば、ヒートポンプ式の加熱手段24で湯水を加熱する貯湯式の貯湯式給湯装置を例に説明したが、電気ヒーターで湯を温めて貯湯する電気温水器であってもよい。
また、本実施形態の配管洗浄動作では風呂熱交換器27内に溜まった滞留水を押し出すために混合弁12の開度を水側全開としているが、ヨゴレを融かしやすいように混合弁12の開度を湯側に開き、中温水でヨゴレを融かし、押し流しても良いものである。
また、本実施形態では、配管洗浄動作開始時にチャイルドロックの設定がされている場合、チャイルドロックの設定が解除されても風呂熱交換器27側を閉鎖した状態にしているが、ユーザから許可の操作がされれば、バイパス管34側を閉鎖した配管洗浄動作を行ってもよい。
2 貯湯タンク
4 浴槽
5 リモコン
12 混合弁
27 風呂熱交換器
30 風呂循環回路
33 水位センサ
34 バイパス管
35 風呂三方弁
36 排水流量センサ
37 湯張り管
38 湯張り弁
43 配管洗浄スイッチ
44 スピーカー(報知手段)
45 人感センサ
46 制御装置
47 在室判定手段
48 配管洗浄動作制御手段

Claims (4)

  1. 温水を貯湯する貯湯タンクと、
    前記貯湯タンク内に配置された風呂熱交換器と、
    浴槽から前記風呂熱交換器に向かう風呂往き管及び前記風呂熱交換器から前記浴槽に向かう風呂戻り管とで構成され、前記風呂熱交換器と前記浴槽とを循環可能に接続する風呂循環回路と、
    前記風呂循環回路に設けられた風呂の水位を検出する水位センサと、
    前記風呂循環回路に前記風呂熱交換器をバイパスするバイパス管と、
    前記バイパス管側を閉鎖して前記風呂熱交換器と前記風呂循環回路を連通するか、前記風呂熱交換器側を閉鎖して前記バイパス管と前記風呂循環回路を連通するかを切り替え可能な風呂三方弁と、
    浴室内における人の動きを検出する人感センサと、
    前記人感センサの検出結果に基づいて、人が浴室にいるか否かを判定する在室判定手段と、
    前記水位センサで所定の水位の低下を検出すると、配管洗浄動作を行う配管洗浄動作制御手段とを備えた貯湯式給湯装置において、
    前記配管洗浄動作制御手段は、前記水位センサで所定の水位の低下を検出すると、
    前記在室判定手段で人が浴室にいないと判定している場合は、前記風呂三方弁を前記風呂熱交換器と前記風呂循環回路を連通状態に切り替えて、前記配管洗浄動作を開始し、
    前記在室判定手段で人が浴室にいると判定している場合は、前記バイパス管と前記風呂循環回路を連通状態に切り替えて、前記配管洗浄動作を開始することを特徴とする貯湯式給湯装置。
  2. 前記配管洗浄動作制御手段は、前記水位センサで所定の水位の低下を検出すると、
    前記在室判定手段で人が浴室にいると判定している場合、前記バイパス管と前記風呂循環回路を連通状態に切り替えて、前記配管洗浄動作を開始し、
    その後、前記在室判定手段で人が浴室から出たと判定すると、前記風呂三方弁を前記風呂熱交換器と前記風呂循環回路を連通状態に切り替えて、前記配管洗浄動作を行うことを特徴とする請求項1記載の貯湯式給湯装置。
  3. 前記風呂三方弁を前記風呂熱交換器と前記風呂循環回路を連通状態に切り替えて良いか否かの確認の報知を行う報知手段と、前記風呂三方弁の切り替えが許可の場合に操作する操作手段とを設けたリモコンを備え、
    前記配管洗浄動作制御手段は、前記水位センサで所定の水位の低下を検出すると、
    前記在室判定手段で人が浴室にいると判定している場合は、前記バイパス管と前記風呂循環回路を連通状態に切り替えて、前記配管洗浄動作を開始すると共に、前記報知手段から前記風呂三方弁を前記風呂熱交換器と前記風呂循環回路を連通状態に切り替えるか否かの報知を行い、前記リモコンで前記風呂三方弁の切り替え許可の操作が行われると、前記風呂三方弁を前記風呂熱交換器と前記風呂循環回路を連通状態に切り替えて、前記配管洗浄動作を行うことを特徴とする請求項1または2記載の貯湯式給湯装置。
  4. 前記配管洗浄動作を行うか否かを指示することが可能なリモコンを備え、
    前記リモコンには、特定のリモコン操作を行えないようにする制限スイッチを設け、
    前記配管洗浄動作制御手段は、前記制限スイッチがONの場合は、前記在室判定手段の判定に関わらず、前記風呂三方弁を前記風呂熱交換器と前記風呂循環回路を連通状態にはしないことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の貯湯式給湯装置。
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