JP4240623B2 - 注出口組合体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
食品、工業薬品、インキ等の液体または粘体物を充填してなるバッグインボックスの新規な注出口組合体に関する。
【0002】
【従来の技術】
バッグインボックスは、図2(c)に示すように、比較的大きな柔軟性のあるフィルムからなるバッグBに、主として業務用の液体、粘体物を充填し、例えば段ボール製の箱Hに収納してなる包装形式である。
前記バッグBには、図2(b)に示すように前記内容物を注出入させる目的の注出入口T(以下、注出口と記載する)を所定の位置に接着する場合が多い。このバッグインボックスPの特徴は、内容物の取り出しに従い、バッグが密封状態で前記バッグが変形し得るために、硬質容器のように内容物の取り出しに従って容器内への空気置換の必要がない。従って、内容物の使用はじめから使用終わりまでの期間、大気(酸素)による内容物の変質が防止される。このような内容物の品質保全上の特性の他に、使用後の包材の折り畳みが可能であり、また、外箱(ボックス)と内袋(バッグ)とが分離できるので、使用後の廃棄が容易であり、また、単位内容物あたりの包材としては低価格である。
【0003】
従来、バッグインボックスに収納された内容物を取り出すための注出口として、種々の構造の注出口が提案され実用化されている。
前記注出口は、図7(a)に示すように、一般的にバッグに接着するためのフランジ部81と内容物を注出入させる導管の機能を有する筒部82とからなる注出口本体80(以下、グロメットと記載する)と注出口本体の開口部を密栓する機能を果たす蓋材40との組み合わせであり、必要によって中栓を用いることがある。
内容物の全量または大量に取り出す場合、そして、仮にバッグ内に内容物が残っても、再度の取り出しまでの保存期間に酸素などにより変質するおそれのない場合には密封栓として、前記蓋材40を用いる。図示はしないが、単なる打栓式の蓋材を用いることもある。
【0004】
また、内容物を小出しする必要のある場合や、バッグインボックス内に内容物が残って再度の取り出しまでの保存期間、酸素等による変質を防ぐ必要のある場合には、小出し用の注出具を用いる。該小出し用注出具は、内容物を充填後、前記密封栓を装着せず、前記グロメットに直ちに装着してもよいし、内容物の充填後には、前記密封栓を装着して流通または保管をし、内容物取り出しの際に前記密封栓を外して前記小出し用取り出し具を装着してもよい。
【0005】
前記小出し注出具として代表的なものとして次の2タイプが挙げられる。第一の例は、図5(b)に示すようなウエルタップ式取り出し具50(以下、ウエルタップと記載する)である。該ウエルタップ50は、エラスティック材料からなり、その構造は天面51に設けた摘まみ部56を片方に押すことによって、グロメット60の上縁部と密着嵌合していたウエルタップ50の一部が開口状態となり、開口部53から内容物が流出する構造である。
該ウエルタップのグロメットへの装着は、図5(d)に示すように、グロメットの外壁に設けたフランジにウエルタップの外壁の内側に設けたアンダーカット部を係合すると共に、グロメットの筒部の内面とウエルタップの内壁の外面との嵌合によって固定および密封嵌合としていた。
【0006】
前記小出し注出具として代表的なものとして第二の例はコックタイプである。該コックタイプは、開閉可能な構造を有するコックを把持した取り出し具であり、その構造は、3部材から構成されている。すなわち、一部に開口部を設けた筒部と筒部上部を覆いかつ横方向に延設した摘まみ部とからなるひねりコック、天部の形成とともに前記ひねりコックの筒部を巻回して把持し、かつ、グロメットの筒部開口部内面に密着可能な側壁部を有する把持部および前記把持部をグロメットに固定する押さえ部とからなる。該押さえ部は、前記把持部をグロメットと液密嵌合に固定するための部材であり、その内面にねじを設けグロメットの外周面に設けたねじとにより螺合する筒状体である。
コックタイプによる注出は、前記ひねりコック部のひねり部を回すことによって、該ひねりコックの筒部に設けた切欠部と把持部の筒部に設けた開口部とが合致することによって、注出のための液導路が形成される。所定量の注出ができたら前記コックのひねり部をもとの位置に戻すことによって、液の注出は停止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
小出し用取り出し具としてコックタイプを用いる場合には、グロメットの筒部の外周面にねじを設けたスクリュウ方式のグロメットを用いていた。ところが、前記ウエルタップを用いる場合には、専用のグロメットであって、グロメットの筒部の外周面にはねじは存在しなかった。すなわち、従来スクリューグロメット用ウェルタップは存在しなかった。前記両タイプの取り出し具は、グロメットへの装着の方法が異なるためにバッグに熱接着するグロメットもそれぞれの取り出し具に対応するタイプを製造するという煩雑さがあった。
本発明の課題は、バッグインボックスの注出口であって、取り出し具のタイプにより使い分ける必要のないグロメットと取り出し具とを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、バッグインボックスのバッグに熱接着して内容物の注出入口となるグロメットと、前記グロメットに装着して内容物を小出しする取り出し具とからなる注出口組合体であって、前記グロメットの外周面にはねじと、該ねじの最下部と水平な位置に係合突起部を設け、前記取り出し具の外壁の下部内側に前記ねじの最下部及び前記係合突起部に係合可能なアンダーカット部を設けた注出口組合体であり、前記グロメット筒部内壁に環状突起を設け、前記取り出し具の内壁外面に前記環状突起に嵌合する環状凹部を形成してもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の注出口組合体は、バッグインボックスの注出口組合体であって、バッグに接着するグロメットの構造と前記ウエルタップ式取り出し具の形状に特徴を有するものである。
図1は、本発明の注出口の実施例を示す、(a)グロメットの斜視図、(b)ウエルタップの斜視図、(c)ウエルタップの場合の固定状態を示す断面概念図、(d)コックタイプの斜視図、(e)コックタイプの場合の固定状態を示す断面概念図である。図2は、バッグインボックスを説明する図であり、(a)グロメットを熱接着したバッグの斜視図、(b)バッグインボックスの外観を示す斜視図である。(b)X1 −X1 部断面概念図である。図3は、本発明のグロメットの構造を説明する図で、(a)図1におけるグロメットの筒部のh−hより上部をK−K線から展開した概念図、(b)図3(a)のX2 −X2 部断面図である。図4は、ウエルタップの注出の説明図で、(a)密封状態、(b)開口状態を示す。図5は、従来のウエルタップを示す説明図で、(a)グロメット、(b)ウエルタップ、(c)固定の状態を示す斜視図、(d)固定の状態を示す断面概念図である。図6は、従来のコックタイプを示す説明図で、(a)グロメット、(b)ひねりコック部、(c)セットされたコックタイプ、(d)押さえ部の斜視図、(e)固定の状態を示す断面概念図である。図7は、密封栓を示す説明図で、(a)蓋材、(b)螺合式の蓋の嵌合状態を示す断面概念図である。
本発明の注出口組合体は、基本的には柔軟な単層または複層からなる柔軟なバッグの所定の部位に熱接着するフランジ部と内容物の注出入の際の液導路となる筒部とからなるグロメットと、内容物を小出しするために前記グロメットに装着して用いられる複数の取り出し具からなるものである。
【0010】
バッグインボックスにおけるグロメットは、バッグへの熱接着のためのフランジ部と筒部とからなり、バッグへの熱接着はバッグに設けられた孔部からグロメットの前記筒部をバッグの外側に突出させ、バッグの前記孔部の周縁内面と前記フランジ上面とを熱、超音波、高周波等の技法により接着する。
【0011】
内容物の小出しのために、従来の取り出し具としてウエルタップを用いる場合には、グロメットとの固定はグロメットの上部に設けた嵌合用フランジとウエルタップの外壁部の内側に設けたアンダーカット部とにより行われていた。また、ウエルタップの内側壁部とグロメットの筒部内壁に設けたコンタクトリング突起等とにより密封及び補助的な固定としていた。
また、従来の取り出し具としてコックタイプを用いる場合には、グロメットとの固定はグロメットの筒部外周面に設けたねじとコックタイプの固定部(以下、押さえ部)の内面に設けられたねじとの螺合により固定される。
以上に説明したように、それぞれの取り出し具は、使用目的や1回の取り出し量によって使い分けていた。そして、前記ウエルタップとコックタイプとでは、それぞれが装着されるグロメットの形状が異なっていた。
【0012】
本発明者は、前記代表的な小出し取り出し具であるウエルタップとコックタイプ及び前記両タイプが装着できるグロメットとの注出口組合体について鋭意研究の結果、前記コックタイプを装着するためのグロメットを基本とし、該グロメットおよびウエルタップの形状を変更することによって、課題を解決し得ることを見いだし本発明を完成するに到った。
【0013】
本発明における注出口組合体のグロメットは、図1(a)に示すように、バッグへの装着のための熱接着フランジ部2と内容物の取り出し時の流路となる筒部3とからなり、前記筒部3の外周面には、スクリュウキャップまたは本発明の注出口組合体のコックタイプのとの螺合のためのねじ4を設ける。
さらに、ウエルタップ10を固定するために、グロメットの前記ねじ部4の最下端と水平な位置であって、前記筒部の円周方向に係合突起5を設ける。
図3(a)は、本発明の注出口組合体において、グロメットの筒部外周面に係合突起を設ける位置を説明するために、図1(a)のh−hより上部の筒部を仮にK−K線から展開した図であり、ねじ部最下端と水平な位置に設ける係合突起5の位置を示し、また、図3(b)は、X2 −X2 部の断面図であり、ねじ4と係合突起5の形状等を例示している。
一方、後述するが図4(a)に示すようにウエルタップ10の外壁の下部内側にアンダーカット17を設ける。
前記係合突起5は、例えば、図3(a)に示すように、2ケ所に設けてもよく、さらに、3ケ所以上に設けてもよい。
【0014】
該係合突起5と前記ねじ4の最下端との少なくとも3ケ所と本発明の注出口組合体Tのウエルタップ10の外壁の下方内側に設けたアンダーカット部17を嵌合することによって、グロメット1にウエルタップ10を固定することができる

【0015】
また、図4(a)に示すようにグロメットの筒部内壁には、環状突起7を形成し、ウエルタップ10の内壁の外側に前記環状突起と嵌合する環状凹部18を形成する。
【0016】
本発明におけるウエルタップの内容物の注出について、説明する。図4(a)に示すように、ウエルタップ10の天板部11に設けた摘まみ部14を開口部15と反対の方法に指で押すことによって、グロメット1の筒部内部の環状突起7と嵌合しているウエルタップの側壁部の環状凹部18が部分的に外れ、該側壁部が部分的に変形することによって液導路16が形成される。そして、摘まみ部14から指を離すと、ウエルタップの変形した部分の側壁部は変形前の嵌合状態に復帰し液密嵌合となり注出がストップする。このようにウエルタップ方式は、少量ずつの取り出しに便利であり、内容物を取り出す時にのみ前記摘まみ部14を押すだけで、取り出しの終了は、摘まみ部から指を離せば、前記液導路16が、ウエルタップ内壁の弾性復元力によって閉口する。
【0017】
また、本発明によるグロメット1とウエルタップ10との係合は、図1(c)に示すように、ウエルタップ10のスカート部の下部内面に設けたアンダーカット部17により、グロメット1の外周面に設けたねじ4の最下部および該ねじ山の最下部と水平な位置に、少なくとも2ケ所の係合突起部5と係合し、ねじ山の下部において、前記3ケ所以上においてグロメット1にウエルタップ10が固定される。
【0018】
本発明の注出口組合体におけるグロメット20にはねじ4が設けられており、螺合式のコックタイプ20を装着することもできる。
この際に、ウエルタップ10の固定のために設けた係合突起5は、ねじ部4の最下部と水平な位置に部分的に設けたために、前記螺合の際にも支障にならない。このように、本発明のグロメット1をバッグBに熱接着することにより、小出し用取り出し方式として、ウエルタップ10を装着しても、また、コックタイプ20を装着してもいずれもが装着できる。
本発明の注出口組合体におけるグロメット1には液体が漏れない状態に嵌合させるために、筒部内壁に環状の突起7を設ける。コックタイプ20の把持部22が押さえ部23の螺合に従い、そのスカート部がグロメット筒部内にすり合わせ状態に挿入される。前記環状の突起7に前記把持部のスカート部が当接し、液密嵌合が形成される。
【0019】
次に、本発明におけるバッグBに用いるフィルムとしては、内容物の種類、充填量等を考慮し、柔軟性、屈曲強度、バリア性などにより、最も適切な材質と厚さ等を選定する。
特に内容物が液体であって、長時間にわたって、振動による屈曲を受ける条件においては、フィルムがその屈曲疲労により、ピンホール(微細孔)を発生し易い。従ってこのような条件下において用いられるフィルムは強靱な特性を有する材質からなるものが選択される。バッグインボックスに用いられるフィルムを構成する樹脂としては、低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、直鎖状低密度ポリエチレン、アイオノマー、シングルサイト系触媒を用いて重合したエチレンーα・オレフィン共重合体などを挙げることができる。また、これらの樹脂の単独層でもよく、また、共押出し法製膜による多層フィルムであってもよい。多層フィルムとする場合には、エチレン・酢酸ビニル共重合体のけん化物やポリビニルアルコール樹脂等のハイバリア性樹脂を用いることができる。
【0020】
また、バッグBを構成するフィルムには、通常のラミネート法によって積層された積層フィルムを用いてもよく、その場合には、アルミニウムのような金属箔をはじめ、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリプロピレン等からなる未延伸または延伸フィルムまたこれらのフィルムにアルミニウム等の金属、または金属酸化物、酸化珪素などを蒸着したフィルムを用いることもできる。
前記バッグインボックスPのバッグBを形成するフィルムは、一般的な製膜法、例えば、Tダイによるキャスティング法、円形ダイスによるインフレーション法などにより得ることができる。また、そのフィルムは、共押出し法により製膜される多層構成のフィルムとしてもよい。
【0021】
グロメットは、合成樹脂をインジェクション成形することにより成形される。グロメットに用いる樹脂としては、内容物と接触して、内容物の品質に影響を与えることなく、また、内容物と接触することにより劣化することのない材質で、かつ、バッグインボックス内面に接着することが可能であり、成形性の良好な樹脂を選択する。グロメットの成形に用いる樹脂としては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、直鎖状低密度ポリエチレン、シングルサイト系触媒を用いて重合したエチレンーα・オレフィン共重合体、アイオノマー等が挙げられる。
【0022】
本発明の注出口組合体は、前記の樹脂の中から選択した合成樹脂を原料として、射出成形法を用いて成形して得られる。
特に、グロメット1は、前述のように、袋と熱接着するため、少なくとも袋Bの内面に熱接着可能な材質とする。グロメット1の成形樹脂として具体的には、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・アクリル酸共重合体、線状低密度ポリエチレン、シングルサイト系触媒を用いて重合したエチレンーα・オレフィン共重合体、アイオノマー等を挙げることができる。
【0023】
また、ウエルタップ10は、前述の説明の通り、その液導路16の形成のために弾性を示す材料が用いられる。エチレンプロピレン樹脂、合成ゴム、ポリエステルエラストマーなどを用いる事ができる。
スチレン−ブタジエンゴム、カルボキシル化スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、アクリルニトリル−ブタジエンゴム、その他合成ゴム、天然ゴムなどの単体またはブレンドを用いることができる。
【0024】
コックタイプ20における3パーツに用いる樹脂としては、外側の押さえ部23は、剛性のある材質が望ましい。例えば中低圧ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート等を用いることができる。
【0025】
また、把持部22は、前記ひねりコック部21の筒部を把持し、また、グロメット1の内壁及び前記ひねりコック部21の筒部とを液密嵌合可能な形状とする必要がある。そのため、弾性を有する材料がよい。具体的には、エチレンプロピレン樹脂、ポリエステルエラストマー、スチレン−ブタジエンゴム、カルボキシル化スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、アクリルニトリル−ブタジエンゴム、その他合成ゴム、天然ゴムなどの単体またはブレンドを用いることができる。
【0026】
また、ひねりコック部21は剛性のある樹脂で成形性の良好な樹脂であればよい。前記コック部の成形に用いる樹脂としては具体的には、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリメチルペンテン等を挙げることができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明のグロメットをバッグに装着することによって、従来の輸送保管の際に用いるスクリュウ式キャップ、小出し用コック式キャップおよびウェルタップの各キャップがいずれも、嵌合可能となった。ウエルタップ、コックの両方式の取り出し具が用途別に区別する必要がなく、同一のグロメットに共に使用できることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の注出口の実施例を示す、(a)グロメットの斜視図、(b)ウエルタップの斜視図、(c)ウエルタップの場合の固定状態を示す断面概念図、(d)コックタイプの斜視図、(e)コックタイプの場合の固定状態を示す断面概念図である。
【図2】バッグインボックスを説明する図であり、(a)グロメットを熱接着したバッグの斜視図、(b)バッグインボックスの外観を示す斜視図である。(b)X1 −X1 部断面概念図である。
【図3】本発明のグロメットの構造を説明する図で、(a)図1におけるグロメットの筒部のh−hより上部をK−K線から展開した概念図、(b)図3(a)のX2 −X2 部断面図である。
【図4】ウエルタップの注出の説明図で、(a)密封状態、(b)開口状態を示す。
【図5】従来のウエルタップを示す説明図で、(a)グロメット、(b)ウエルタップ、(c)固定の状態を示す斜視図、(d)固定の状態を示す断面概念図である。
【図6】従来のコックタイプを示す説明図で、(a)グロメット、(b)ひねりコック部、(c)セットされたコックタイプ、(d)押さえ部の斜視図、(e)固定の状態を示す断面概念図である。
【図7】密封栓を示す説明図で、(a)蓋材、(b)螺合式の蓋の嵌合状態を示す断面概念図である。
【符号の説明】
P バッグインボックス
B バッグ
H ボックス
T 注出口組合体
1 本発明の注出口組合体におけるグロメット
2 熱接着フランジ部
3 筒部
4 ねじ部
5 係合突起部
6 ガイドフランジ部
7 環状突起
10 本発明の注出口組合体におけるウエルタップ式の取り出し具
11 天板部
12 外壁
13 内壁
14 摘まみ部
15 注出開口部
16 注出路
17 環状アンダーカット部
18 環状凹部
20 本発明の注出口組合体におけるコックタイプ(取り出し具)
21 ひねりコック部
22 把持部
23 押さえ部
24 ねじ部
30 バッグに設けた孔部
31 シール部
40 蓋材
41 天面
42 スカート部
43 ねじ部
44 環状内壁
50 従来のウエルタップ式取り出し具
51 天部
52 外壁部
53 注出開口部
54 注出路
55 環状アンダーカット部
56 摘まみ部
60 従来のウエルタップ用グロメット
61 熱接着フランジ部
62 筒部
63 嵌合フランジ部
64 カイドフランジ部
70 コックタイプ(取り出し具)
71 ひねりコック部
72 把持部
73 押さえ部
74 ねじ
80 コックタイプのグロメット
81 熱接着フランジ部
82 筒部
83 第3のフランジ部
84 第4のフランジ
85 ねじ

Claims (2)

  1. バッグインボックスのバッグに熱接着して内容物の注出入口となるグロメットと、該グロメットに装着して内容物を小出しする取り出し具とからなる注出口組合体であって、前記グロメットの外周面にはねじと、該ねじの最下部と水平な位置に係合突起部を設け、かつ、前記取り出し具の外壁の下部内側に前記ねじの最下部及び前記係合突起部に係合可能なアンダーカット部を設けたことを特徴とする注出口組合体。
  2. 前記グロメット筒部内壁に環状突起を設け、前記取り出し具の内壁外面に前記環状突起に嵌合する環状凹部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の注出口組合体。
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