JP4240341B2 - 投票券発売機及び払戻機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、競馬等の投票に対して同一の目を複数のレースで購入するときに1枚のカードによって投票する方式(レース流し投票方式)の投票券発売機及び払戻機に関する。
【0002】
例えば、競輪、競馬等においては、投票カードから投票券を発売し、当たり投票券を入力してかけ金額を払戻する投票券発売及び払戻を行う装置は、インターフェースを介して上位集計装置と通信が行われている。
【0003】
このような投票券発売及び払戻を行う方式において、上位集計装置及びインターフェースに何ら変更を加えることなく、新しいレース流し投票が実現できることが望まれている。
【0004】
【従来の技術】
従来、競馬等の投票において、マークカードによる投票(通常の投票)が行われてきた。この投票に対して同一の目を複数のレースで購入するときに1枚のカードによって投票する、レース流し投票方式は既に提案されている(特願平8−283879号参照)。以下、図6〜図7に従って従来例の説明をする。
【0005】
(1):レース流し投票カードの説明
図6は従来のレース流し投票カードの説明図である。図6において、レース流し投票カードには、3つのベット21、式別指定領域24、場名指定領域25、カード識別部26、レース番号指定領域30が設けてある。各ベット21には、枠番指定領域22、金額指定領域23が設けてある。
【0006】
ベット21には、3つのベットが示されているが、これに限るものではない。枠番指定領域22は、1から8までの8個の枠番が設けられている。この枠番には2〜3個の馬番(図示せず)が割り付けられる。この枠番も8個に限るものではない。金額指定領域23には、金額欄と単位欄が設けてあり、金額欄は「10」、「5」、「2」、「1」よりなり、単位欄は「万」、「千」、「百」よりなる。
【0007】
式別指定領域24には、単勝、複勝、連勝の塗りつぶす(マークする)枠が設けてあり、単勝とは1着になる馬番を当てるものであり、複勝とは指定された1頭の馬が3着までに入れば当たりとするものである。連勝とは指定された2個の枠番号が1着、2着で当たりとするものである。
【0008】
場名指定領域25には、レース場として札幌、中京、新潟の塗りつぶす枠が設けてある。カード識別部26は、カードの種類を識別するもので、通常の投票カードとながし投票カードとを識別するものである。レース番号指定領域30には、各レース番号と、全レースを示す塗りつぶす枠(記入欄)が設けてある。
【0009】
この例では、連勝式が指定され、レース場としては新潟が指定されている。そして、ながしレース番号として4、5、6、7レースが指定されている。第1ベット目は1−2枠が指定され、かけ金は5千円である。第2ベット目は1−3枠が指定され、かけ金は2千円である。第3ベット目は空き(指定なし)である。
【0010】
つまり、この投票カードの場合、お客はレースを観戦していて、1枠に勝馬が多いことに着目して、第4レース目から1枠を軸として1−2枠と1−3枠を指定し、第7レースまで同じ条件で投票したものである。即ち、第4レースから第7レースまで、1−2枠で5千円、1−3枠2千円を投票している。
【0011】
(2):投票券発売の説明
図7は従来の投票券発売の説明図であり、図7(a)は投票券発売機の説明、図7(b)は投票券の説明である。
【0012】
図7(a)において、上位集計装置(ホストコンピュータ)と接続された投票券発売機(端末機)20には、演算処理部40、投票カード8を読み取る投票カード読取部42、データ入力部44、投票券9を発売する発券部60が設けてある。
【0013】
演算処理部40は、投票カード読取部42の読み取り結果又はデータ入力部44の入力結果に基づき、ながしレース番号と枠番と掛け金を基に投票金額を演算するものである。投票カード読取部42は、投票カード8の内容を読み取るものである。データ入力部44は、投票カードに記録される内容と同じ情報を入力できるものである。発券部60は、演算処理部40の出力を受けて馬券等の投票券9を発売するものである。
【0014】
この投票券発売機20の動作は、投票カード読取部42で入力された投票カード8の情報を読み取り、読み取った投票カード8がレース流し投票カードであった場合、投票カード読取部42は、レース場名、レース番号、式別、投票ベットの情報を読み取る。例えば、ベットのマークが第2ベットまでで、その枠番とかけ金額が図6に示すものと同じであった場合、1レース毎のかけ金額は5千円+2千円の7千円である。レース数は第4レース〜第7レースまでの4レースであるから、合計金額は7千円×4=2万8千円となる。
【0015】
ここで、お客が2万8千円を入金すると、演算処理部40は上位集計装置に当該投票カードの通番と、レース毎に枠番と、かけ金額と、合計金額を通知し、上位集計装置はこれらの情報を記憶する。
【0016】
同時に演算処理部40は発券部60に読み込んだ投票カードの情報を通知し、投票券(馬券)9の表面に馬券の種類と、枠番とかけ金を印刷し、また、投票券9の裏面に表面と同じ情報を磁気記憶形式で書き込み、投票券9を発売する。
【0017】
このようにして発売された投票券の一例を図7(b)に示してある。図7(b)において、レース場が「新潟」、かけたレース番号が4R〜7Rまでの4レース、式別が「連勝複式」、1−2枠に5000円、1−3枠に2000円かけた例を示している。この場合に、お客が支払うかけ金額は、7000円×4の2万8千円となる。
【0018】
なお、お客は、当たり馬券となった場合には、その投票券9を投票券払戻機(例えば図7(a)の投票券発売機20に兼ねさせることもできる)に当該投票券9を挿入し、内部の読取部は、投票券9の通番と、レース番号と、枠番と、かけ金を読み出し、上位集計装置に通知する。上位集計装置は入力されたデータから当該馬券が当たり馬券であることを確認すると、お客が申し込んだ金額にオッズを乗算した金額を計算し、その合計額を投票券払戻機からお客に払い戻す。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来のものは、端末機(投票券発売機、投票券払戻機等)の読み取ったレースながし投票情報は、従来(各レース毎の投票情報)の上位集計装置間のインターフェース規約には、そのまま当てはまる電文形式が無く、この投票方式を採用する為には、インターフェース及び上位集計装置を修正する必要が有り、多大な時間と費用がかかる問題があった。
【0020】
本発明は、このような従来の課題を解決し、従来の上位集計装置及びインターフェースに何ら変更を加えることなく新しいレース流し投票を実現して、実現のために多大な時間と費用がかからないようにすることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理説明図である。図1中、2aは主制御部、3aは記憶手段、4aは通信手段、5は入力手段、6aは発券手段、7aは上位装置、10aは払戻金放出手段である。
【0022】
本発明は前記従来の課題を解決するため次のように構成した。
(1):複数レースにまたがって一括で投票情報が入力される入力手段5と、投票情報を記憶する記憶手段3aと、上位装置7aと通信を行う通信手段4aと、投票券を発券する発券手段6aと、前記入力手段5により入力された投票情報を各レース毎の投票情報に変換し、1つのレースについて前記通信手段4aで前記上位装置7aに伝送し、前記上位装置7aが正常に受信したことを示す信号に基づいて前記入力手段5により入力され各レース毎の投票情報に変換された次の投票情報を前記上位装置7aに伝送し、前記入力手段5により入力された各レース毎の投票情報が全て正常に前記上位装置7aに受信された後、前記発券手段6aにより複数レースにまたがって一括で入力された投票情報を発券する主制御部2aと、を有する。
【0023】
(2):複数レースにまたがった投票情報が記録された投票券の情報が入力される入力手段5と、情報を記憶する記憶手段3aと、上位装置7aと通信を行う通信手段4aと、払戻金を放出する払戻金放出手段10aと、前記入力手段5に入力された投票券情報を各レース毎の投票情報に変換して前記通信手段4aで前記上位装置7aに伝送し、前記上位装置7aから返された当たりの払戻金額を前記記憶手段3aに記憶しておき、前記上位装置7aに全ての前記変換した投票情報を送信し、送信した各レースに関する全ての投票情報に対する払戻金額の情報受信後、前記記憶手段3aに記憶していた払戻金額を合計して前記払戻金放出手段10aで払戻する主制御部2aと、を有する。
【0024】
(作用)
前記構成に基づく作用を説明する。
入力手段5により入力された投票情報を各レース毎の投票情報に変換し、1つのレースについて通信手段4aで上位装置7aに伝送し、前記上位装置7aが正常に受信したことを示す信号に基づいて前記入力手段5により入力され各レース毎の投票情報に変換された次の投票情報を前記上位装置7aに伝送し、前記入力手段5により入力された各レース毎の投票情報が全て正常に前記上位装置7aに受信された後、発券手段6aにより複数レースにまたがって一括で入力された投票情報を発券する主制御部2aを有する。このため、従来の上位装置及びインターフェースに何ら変更を加えることなく新しいレース流し投票券を発売することができ、この投票券発売のための多大な時間と費用を省略することができる。
【0025】
また、入力手段5に入力された投票券情報を各レース毎の投票情報に変換して通信手段4aで上位装置7aに伝送し、前記上位装置7aから返された当たりの払戻金額を記憶手段3aに記憶しておき、前記上位装置7aに全ての前記変換した投票情報を送信し、送信した各レースに関する全ての投票情報に対する払戻金額の情報受信後、前記記憶手段3aに記憶していた払戻金額を合計して払戻金放出手段10aで払戻する主制御部2aを有する。このため、従来の上位装置及びインターフェースに何ら変更を加えることなく新しいレース流し投票券の払戻をすることができ、この払戻のための多大な時間と費用を省略することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図2〜図5は本発明の実施の形態を示した図である。以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
(1):投票券発売/払戻装置の説明
図2は投票券発売/払戻装置の説明図である。図2において、投票券発売/払戻装置1は、上位集計装置7と回線等で接続されている。投票券発売/払戻装置1にレース流し投票情報8aが入力されると、投票券発売/払戻装置1の内部で従来から存在する通常の投票情報の電文形式に分解・変換して上位集計装置7に送信し、上位集計装置7が一連の電文を全て受信した時に初めて「レース流し」投票情報の送信が完了したと、装置1内部で認識し、装置1が投票券発売機として動作するのであれば当該レース流し投票情報に対応した投票券を発券する。また、装置1が投票券払戻機として動作するのであれば、送信した全ての投票情報に対して当たり・外れ・払戻金額の情報が送られてきて初めて払戻金額を表示し、硬貨、紙幣等で払戻可能とすることで、従来の(通常の投票情報の)上位集計装置及びインターフェースに何ら変更を加えることなく、新しいレース流し投票券の発券・払戻が可能となる。
【0027】
例として、レース流し投票情報8aとして、「??競馬場」、「1〜3レース」、「4−5 600円」が投票券発売/払戻装置1に入力される。投票券発売/払戻装置1は、▲1▼「??競馬場、1レース、4−5 600円」、▲2▼「??競馬場、2レース、4−5 600円」、▲3▼「??競馬場、3レース、4−5 600円」のように通常の投票情報の電文形式に分解・変換して上位集計装置7に送信する。上位集計装置7が一連の電文を全て受信した時に初めてレース流し投票情報8aの送信が完了したと、装置1内部で認識し、装置1が投票券発売機として動作するのであれば当該レース流し投票情報に対応したレース流し投票券9を発券する。また、装置1が投票券払戻機として動作するのであれば、送信した全ての投票情報に対して当たり・外れ・払戻金額の情報が送られてきて初めて払戻金額を表示し、硬貨、紙幣等で払戻をする。
【0028】
(2):投票券発売機の説明
図3は投票券発売機の説明図である。投票券発売機1aには、CPU(中央処理装置)2、メモリ3、通信部4、入力部5a、発券部6が設けてある。
【0029】
CPU2は、各種の演算制御処理を行うものである。メモリ3は、投票データ等の情報を記憶するものである。通信部4は、上位集計装置7と回線等で接続され、上位集計装置7と通信を行うものである。入力部5aは、投票カードの情報を入力するものである。発券部6は、投票券を発券するものである。
【0030】
なお、8はレース流し投票用OMR(光学読取装置)カードを示し、8−1はレース流し投票用OMRカード8に記入された投票情報を示している。8−1a、8−1b、8−1cはメモリ3上の各レース毎の従来型の投票情報を示している。9はレース流し投票用OMRカード8の投票情報8−1に対応するレース流し投票券を示している。
【0031】
(投票券発売機1aの動作説明)
レース流し投票用OMRカード8が入力部5aにかけられると、入力部5aで読み取られたデータは、CPU2によってレース流し投票と判断される。CPU2は、メモリ3上に各レース毎の従来型の投票情報8−1a、8−1b、8−1cに分解して記憶する。
【0032】
次に、CPU2は、メモリ3上の投票情報8−1a、8−1b、8−1cの内まず1つを通信部4を使って上位集計装置7に送信する。その後、上位集計装置7から正常受信の信号が通信部4に帰ってきた後、次の投票情報を上位集計装置7に送る。これを投票情報が無くなるまで繰り返す。
【0033】
そして、全ての投票情報が正常に受信された後、CPU2は、発券部6に入力されたレース流し投票用OMRカード8の投票情報8−1に対応したレース流し投票券9を発券するように指示を出す。
【0034】
(3):投票券払戻機の説明
図4は投票券払戻機の説明図である。投票券払戻機1bには、CPU(中央処理装置)2、メモリ3、通信部4、読取部5b、表示部10、払戻金放出部11が設けてある。
【0035】
CPU2は、各種の演算制御処理を行うものである。メモリ3は、投票データ等の情報を記憶するものである。通信部4は、上位集計装置7と回線等で接続され、上位集計装置7と通信を行うものである。読取部5bは、レース流し投票券9の投票情報を読み取るものである。表示部10は、払戻金額等を表示するものである。払戻金放出部11は、紙幣及び硬貨で払戻金を放出するものである。
【0036】
なお、9はレース流し投票券を示している。8−2a、8−2b、8−2cはメモリ3上の各レース毎の従来型の投票情報を示している。
(投票券払戻機1bの動作説明)
レース流し投票券9が読取部5bにかけられると、読取部5bで読み取られたデータは、CPU2によってレース流し投票と判断される。CPU2は、メモリ3上に各レース毎の従来型の投票情報8−2a、8−2b、8−2cに分解して記憶する。
【0037】
次に、CPU2は、メモリ3上の投票情報8−2a、8−2b、8−2cの内まず1つを通信部4を使って上位集計装置7に送信する。その後、上位集計装置7から正常受信の信号及び当たり・はずれ・払戻金額の情報が通信部4に入ると、CPU2は、メモリ3上の新たな場所にこれを記憶する。これを投票情報が無くなるまで繰り返す。
【0038】
そして、全ての当たり・はずれ・払戻金額の情報を受信後、メモリ3上に保存した払戻金額をCPU2が合計し、表示部10に払戻金額として表示する。或いは、払戻金放出部11を使って払戻金を放出する。
【0039】
(4):フローチャートによる説明
図5は投票券発売処理フローチャートである。以下、投票券発売機1aの処理を図5の処理S1〜処理S9に従って説明する。
【0040】
S1:投票用のOMRカードが入力部5aにかけられると、処理S2に移る。S2:CPU2は、入力部5aにかけられたOMRカードが、通常の投票カードかレース流し投票用OMRカード8かを判断する。この判断でレース流し投票用OMRカード8の場合は処理S3に移り、もしレース流し投票用OMRカード8で無い場合は処理S7に移る。
【0041】
S3:CPU2は、レース流し投票用OMRカード8からレース場名、レース番号、式別、投票ベット等の投票情報を読み込み処理S4に移る。
S4:CPU2は、メモリ3上に各レース毎の従来型の投票情報に分解して記憶し、処理S5に移る。
【0042】
S5:CPU2は、メモリ3上の投票情報の内まず1つを通信部4を使って上位集計装置7に送信し、その後、上位集計装置7から正常受信の信号が通信部4に帰ってきた後、次の投票情報を上位集計装置7に送る。これを投票情報が無くなるまで繰り返し、処理S6に移る。
【0043】
S6:全ての投票情報が正常に受信された後、CPU2は、発券部6にレース流し投票券9を発券するように指示を出す。
S7:前記S2の判断でレース流し投票用OMRカード8でない(通常の投票カード)場合、CPU2は、通常の投票カードから投票情報を読み込み処理S8に移る。
【0044】
S8:CPU2は、通信部4を使って上位集計装置7に投票情報を送信し、処理S9に移る。
S9:CPU2は、発券部6に通常の投票券を発券するように指示を出す。
【0045】
以上実施の形態で説明したように、投票券発売機1aと投票券払戻機1bは別に設けることもできるが、投票券発売機1aと投票券払戻機1bを一つの装置とすることもできる。
【0046】
このように、主制御部(CPU2)と記憶部(メモリ3)と通信部4と情報の入力部5aと投票券の発券部6を持つ投票券発売機であって、入力されたレース流し投票情報を従来型の各レース毎の投票情報に変換して上位装置(上位集計装置7)に情報を伝達することによって、上位装置及びインターフェースに何ら変更を加えることなくレース流し投票を実現することができる。
【0047】
また、主制御部(CPU2)と記憶部(メモリ3)と通信部4と投票券の読取部5bと表示部10を持つ投票券払戻機であって、入力されたレース流し投票券情報を従来型の各レース毎の投票情報に変換して上位装置(上位集計装置7)に情報を伝達し、上位装置から返された当たりの払戻金額を記憶部に記憶しておき、全ての投票券情報を送信後に記憶していた払戻金額を合計して払戻を実施することで、上位装置及びインターフェースに何ら変更を加えることなくレース流し投票を実現することができる。
【0048】
このため、新しいレース流し投票を実現の為に多大な時間と費用をかける必要がなくなる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば次のような効果がある。
(1):レース流し投票情報が入力手段に入力された場合、該入力されたレース流し投票情報を各レース毎の投票情報に変換して通信手段で上位装置に伝送するため、従来の上位装置及びインターフェースに何ら変更を加えることなく新しいレース流し投票券を発売することができ、多大な時間と費用を省略することができる。
【0050】
(2):レース流し投票券情報が入力手段に入力された場合、該入力されたレース流し投票券情報を各レース毎の投票情報に変換して通信手段で上位装置に伝送し、前記上位装置から返された当たりの払戻金額を記憶手段に記憶しておき、前記上位装置に全ての前記変換した投票情報を送信後、前記記憶していた払戻金額を合計して払戻金放出手段で払戻するため、従来の上位装置及びインターフェースに何ら変更を加えることなく新しいレース流し投票券の払戻をすることができ、多大な時間と費用を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施の形態における投票券発売/払戻装置の説明図である。
【図3】実施の形態における投票券発売機の説明図である。
【図4】実施の形態における投票券払戻機の説明図である。
【図5】実施の形態における投票券発売処理フローチャートである。
【図6】従来のレース流し投票カードの説明図である。
【図7】従来の投票券発売の説明図である。
【符号の説明】
2a 主制御部
3a 記憶手段
4a 通信手段
5 入力手段
6a 発券手段
7a 上位装置
10a 払戻金放出手段

Claims (2)

  1. 複数レースにまたがって一括で投票情報が入力される入力手段と、
    投票情報を記憶する記憶手段と、
    上位装置と通信を行う通信手段と、
    投票券を発券する発券手段と、
    前記入力手段により入力された投票情報を各レース毎の投票情報に変換し、1つのレースについて前記通信手段で前記上位装置に伝送し、前記上位装置が正常に受信したことを示す信号に基づいて前記入力手段により入力され各レース毎の投票情報に変換された次の投票情報を前記上位装置に伝送し、前記入力手段により入力された各レース毎の投票情報が全て正常に前記上位装置に受信された後、前記発券手段により複数レースにまたがって一括で入力された投票情報を発券する主制御部と、
    を有することを特徴とした投票券発売機。
  2. 複数レースにまたがった投票情報が記録された投票券の情報が入力される入力手段と、 情報を記憶する記憶手段と、
    上位装置と通信を行う通信手段と、
    払戻金を放出する払戻金放出手段と、
    前記入力手段に入力された投票券情報を各レース毎の投票情報に変換して前記通信手段で前記上位装置に伝送し、前記上位装置から返された当たりの払戻金額を前記記憶手段に記憶しておき、前記上位装置に全ての前記変換した投票情報を送信し、送信した各レースに関する全ての投票情報に対する払戻金額の情報受信後、前記記憶手段に記憶していた払戻金額を合計して前記払戻金放出手段で払戻する主制御部と、
    を有することを特徴とした投票券払戻機。
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