JP4240315B2 - 積層電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の端子電極を備えた積層電子部品に関する。
デジタル電子機器に搭載されている中央処理装置(CPU)の供給用電源では、低電圧化が進む一方で負荷電流は増大している。従って、負荷電流の急激な変化に対し電源電圧の変動を許容値内に抑えることが非常に困難となったため、デカップリングコンデンサと呼ばれる積層コンデンサが電源に接続されるようになった。そして、負荷電流の過渡的な変動時、この積層コンデンサからCPUに電流を供給し、電源電圧の変動を抑えるようにしている。
近年、CPUの動作周波数の更なる高周波化に伴い、負荷電流は高速でより大きなものとなっている。従って、デカップリングコンデンサとして用いられる積層コンデンサには、等価直列抵抗(ESR)を大きくしたいという要求がある。
特許文献1に開示された多端子型積層コンデンサでは、セラミック素体各層の内部電極に、端子電極への接続のための引き出し電極が設けられており、これらの引き出し電極は、セラミック素体の側面に導出されている。端子電極は、メッキなどによりセラミック素体側面に形成され、当該の引き出し電極に接合されている。
この種の積層コンデンサにおいて、高いESRを得るには、層数を減少させるとともに、各層に設けられる引き出し電極の個数も減少させる必要がある。
また、積層コンデンサでは、熱衝撃による端子電極剥がれを防止する観点から、積層コンデンサ素体に対する端子電極の密着性を増大させることも必要である。その手法としては、特許文献1の記載技術のように、1つの内部電極に複数の引き出し電極を設けて引き出し電極の個数を増大させ、それぞれの端子電極に対する引き出し電極の接合本数を増大させた構造が考えられる。
しかし、この構造では、引き出し電極の個数が増大することになるから、高ESR化が妨げられる。
更に、特許文献1の積層コンデンサには、内部電極と、該内部電極に対して異極のダミー電極とを同一の層に設けた構造が含まれている。このため、内部電極と同層異極のダミー電極との間にショート不良を生じる恐れがある。
特開2004−40084号公報
本発明の課題は、高ESR化を図るべく引き出し電極数を少なく維持しながら、電子部品素体に対する端子電極の密着性を増大させ、尚且つ、内部電極とダミー電極との間のショート不良を防止し得る積層電子部品を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る積層電子部品は、電子部品素体と、電子部品素体の側面に設けられた端子電極とを含む。
前記電子部品素体は、セラミック層を挟んで積層された複数の電極層を備えており、前記電極層は、内部電極と、引き出し電極と、ダミー電極とを含んでいる。
前記引き出し電極は、一端が同層の内部電極に接続されており、他端が電子部品素体の側面に導出されて前記端子電極に接続されている。
前記ダミー電極は、同層の内部電極及び引き出し電極から間隔を隔てて配置され、一端が電子部品素体の側面に導出されて前記端子電極に接続されており、同層の内部電極との関係でみて同極となっている。
上述した本発明に係る積層電子部品は、電子部品素体と、電子部品素体の側面に設けられた端子電極とを含んでいる。電子部品素体は、セラミック層を挟んで積層された複数の電極層を備えている。従って、積層電子部品の基本的構造が得られる。
電極層は、内部電極と、引き出し電極とを含んでいる。引き出し電極は、一端が同層の内部電極に接続されており、他端が電子部品素体の側面に導出されて端子電極に接続されている。従って、電子部品素体側面の端子電極から引き出し電極を介して内部電極に至る基本的電気回路が得られる。
電極層は、更に、ダミー電極を含んでおり、ダミー電極は、一端が電子部品素体の側面に導出されて端子電極に接続されている。従って、端子電極には、引き出し電極との接続構造のほかに、ダミー電極との接続構造が与えられることになり、端子電極は、ダミー電極との接続構造を介して電子部品素体に密着される。よって、高ESR化を図るべく引き出し電極数を少なく維持しながら、電子部品素体に対する端子電極の密着性を増大させることができる。
しかも、ダミー電極は、同層の内部電極との関係でみて同極となっているから、内部電極とダミー電極との間のショート不良が防止される。ダミー電極の極性は、そのダミー電極に接続される端子電極の極性に応じて定まる。
好ましくは、前記電極層の少なくとも一層では、ダミー電極が複数備えられ、これらのダミー電極は、同層の内部電極及び引き出し電極から間隔を隔てて配置され、一端が電子部品素体の側面に導出されて前記端子電極に接続されており、同層の内部電極との関係でみて同極となっている。かかる構成によれば、電子部品素体に対する端子電極の密着性を更に増大させながら、内部電極とダミー電極との間のショート不良を防止することができる。
好ましくは、前記端子電極は、電子部品素体の側面に複数設けられ、電子部品素体の側面において隣り合う端子電極が互いに異極となっている。かかる構成によれば、ESL(等価直列インダクタンス)を低減することができる。
好ましくは、前記電子部品素体は、セラミック層を挟んで積層された前記電極層からみて外層に、ダミー電極層を備えている。前記ダミー電極層は、第2のダミー電極を含んでおり、前記第2のダミー電極は、一端が電子部品素体の側面に導出されて前記端子電極に接続されている。かかる構成によれば、端子電極には、ダミー電極との接続構造に加えて、第2のダミー電極との接続構造が与えられることになり、電子部品素体に対する端子電極の密着性を更に増大させることができる。
更に好ましくは、前記ダミー電極層の少なくとも一層では、第2のダミー電極が複数備えられ、これらの第2のダミー電極は、一端が電子部品素体の側面に導出されて前記端子電極に接続されており、互いに同極となっている。かかる構成によれば、電子部品素体に対する端子電極の密着性を更に増大させながら、第2のダミー電極間のショート不良を防止することができる。
以上述べたように、本発明によれば、高ESR化を図るべく引き出し電極数を少なく維持しながら、電子部品素体に対する端子電極の密着性を増大させ、尚且つ、内部電極とダミー電極との間のショート不良を防止し得る積層電子部品を提供することができる。
図1は、本発明に係る積層電子部品の一実施形態を示す外観斜視図である。図示のように、本発明に係る積層電子部品は、積層電子部品素体1と、端子電極21〜28とを含む。図示実施形態において、本発明は、積層セラミックコンデンサに適用されているが、他の積層電子部品、例えば積層インダクタなどに適用することもできる。
端子電極21〜28は、積層電子部品素体1の側面に設けられている。詳しく説明すると、積層電子部品素体1は、略直方体形状であり、端子電極21〜24が、積層電子部品素体1の一方の側面101に設けられている。これらの端子電極21〜24は、側面101において互いに長さ方向Xの間隔を隔てて配置されており、隣り合う端子電極が互いに異極となっている。具体的には、端子電極21、23が負極となっており、端子電極22、24が正極となっている。
同様に、端子電極25〜28は、積層電子部品素体1の他方の側面102に設けられている。これらの端子電極25〜28は、側面102において互いに長さ方向Xの間隔を隔てて配置されており、隣り合う端子電極が互いに異極となっている。具体的には、端子電極25、27が負極となっており、端子電極26、28が正極となっている。
端子電極21〜28は、積層電子部品素体1に導電性ペーストを塗布して焼き付けた下地膜の上に、単層または多層のメッキ膜で構成することができる。下地膜は、例えばCuもしくはAgを主成分として構成され、メッキ膜は、例えばNi/Snの多層メッキ膜などで構成される。
図2は、図1の2−2線に沿った断面を示す模式図である。図示のように、積層電子部品素体1は、セラミック層を挟んで積層された複数の電極層121〜128を備えている。詳しく説明すると、積層電子部品素体1は、内層部分12と、内層部分12の上層に位置する第1の外層部分11と、内層部分12の下層に位置する第2の外層部分13とからなり、電極層121〜128は、積層電子部品素体1の内層部分12に配置されている。セラミック層は、例えばチタン酸バリウムを主成分とする誘電体層などで構成され、電極層121〜128は、例えばNiなどで構成される。
図3は、電極層121〜128の構成を示す模式図である。図示のように、電極層121〜128は、内部電極A1〜A8と、引き出し電極B1〜B8と、ダミー電極D11〜D83とを含む。以下、電極層121〜128について順次に説明する。
まず、電極層121について説明すると、電極層121は、内部電極A1と、引き出し電極B1とを含む。内部電極A1は、セラミック層を挟んで電極層122の内部電極A2に対向するように設けられており、静電容量電極として機能する。引き出し電極B1は、一端が同層の内部電極A1に接続されており、他端が電子部品素体の一側面に導出されて端子電極21に接続されている。従って、内部電極A1は、引き出し電極B1を介して端子電極21に電気的に接続されることになり、端子電極21と同極に、即ち、負極になる。
電極層121は、更に、ダミー電極D11〜D13を含む。ダミー電極D11〜D13は、それぞれ、同層の内部電極A1及び引き出し電極B1から間隔を隔てて配置されている。更に、これらのダミー電極D11〜D13は、それぞれ、同層の内部電極A1との関係でみて同極となるよう、端子電極21〜28のうち選択された端子電極に接続されている。詳しく説明すると、内部電極A1は負極となっており、ダミー電極D11は、一端が電子部品素体の一側面に導出され、負極の端子電極23に接続されている。ダミー電極D12、D13は、一端が電子部品素体のもう一つの側面に導出され、それぞれ、負極の端子電極25、27に接続されている。
次に、電極層122について説明すると、電極層122は、内部電極A2と、引き出し電極B2とを含む。内部電極A2は、セラミック層を挟んで電極層121の内部電極A1及び電極層123の内部電極A3に対向するように設けられており、静電容量電極として機能する。引き出し電極B2は、一端が同層の内部電極A2に接続されており、他端が電子部品素体の一側面に導出されて端子電極22に接続されている。従って、内部電極A2は、引き出し電極B2を介して端子電極22に電気的に接続されることになり、端子電極22と同極に、即ち、正極になる。
電極層122は、更に、ダミー電極D21〜D23を含んでおり、ダミー電極D21〜D23は、それぞれ、同層の内部電極A2及び引き出し電極B2から間隔を隔てて配置されている。更に、これらのダミー電極D21〜D23は、それぞれ、同層の内部電極A2との関係でみて同極となるよう、端子電極21〜28のうち選択された端子電極に接続されている。詳しく説明すると、内部電極A2は正極となっており、ダミー電極D21は、一端が電子部品素体の一側面に導出され、正極の端子電極24に接続されている。ダミー電極D22、D23は、一端が電子部品素体のもう一つの側面に導出され、正極の端子電極26、28にそれぞれ接続されている。
以下、電極層123〜128についても同様であり、それらの説明にあたっては、できるだけ重複説明を省略する。
電極層123について説明すると、内部電極A3は、引き出し電極B3を介して端子電極23に電気的に接続されており、端子電極23と同極に、即ち、負極になる。ダミー電極D31〜D33は、同層の内部電極A3との関係でみて同極となるよう、負極の端子電極21、25、27にそれぞれ接続されている。
次に、電極層124について説明すると、内部電極A4は、引き出し電極B4を介して端子電極24に電気的に接続されており、端子電極24と同極に、即ち、正極になる。ダミー電極D41〜D43は、同層の内部電極A4との関係でみて同極となるよう、正極の端子電極22、26、28にそれぞれ接続されている。
次に、電極層125について説明すると、内部電極A5は、引き出し電極B5を介して端子電極25に電気的に接続されており、端子電極25と同極に、即ち、負極になる。ダミー電極D51〜D53は、同層の内部電極A5との関係でみて同極となるよう、負極の端子電極21、23、27にそれぞれ接続されている。
次に、電極層126について説明すると、内部電極A6は、引き出し電極B6を介して端子電極26に電気的に接続されており、端子電極26と同極に、即ち、正極になる。ダミー電極D61〜D63は、同層の内部電極A6との関係でみて同極となるよう、正極の端子電極22、24、28にそれぞれ接続されている。
次に、電極層127について説明すると、内部電極A7は、引き出し電極B7を介して端子電極27に電気的に接続されており、端子電極27と同極に、即ち、負極になる。ダミー電極D71〜D73は、同層の内部電極A7との関係でみて同極となるよう、負極の端子電極21、23、25にそれぞれ接続されている。
最後に、電極層128について説明すると、内部電極A8は、引き出し電極B8を介して端子電極28に電気的に接続されており、端子電極28と同極に、即ち、正極になる。ダミー電極D81〜D83は、同層の内部電極A8との関係でみて同極となるよう、正極の端子電極22、24、26にそれぞれ接続されている。
図1及び図2を参照して説明したように、本発明に係る積層電子部品は、積層電子部品素体1と、電子部品素体1の側面に設けられた端子電極21〜28とを含んでいる。電子部品素体1は、セラミック層を挟んで積層された複数の電極層121〜128を備えている。従って、積層電子部品の基本的構造が得られる。
更に図3を参照して説明したように、電極層121〜128は、内部電極A1〜A8と、引き出し電極B1〜B8とを含んでいる。これらの引き出し電極は、それぞれ、一端が同層の内部電極に接続されており、他端が電子部品素体1の側面に導出され、選択された端子電極に接続されている。例えば、引き出し電極B1は、一端が同層の内部電極A1に接続されており、他端が電子部品素体1の側面に導出されて端子電極21に接続されている。他の引き出し電極B2〜B8についても同様である。従って、電子部品素体側面の端子電極21〜28から、それぞれ、引き出し電極B1〜B8を介して内部電極A1〜A8に至る基本的電気回路が得られる。
電極層121〜128は、更に、ダミー電極D11〜D83を含んでおり、これらのダミー電極は、それぞれ、一端が電子部品素体1の側面に導出され、選択された端子電極に接続されている。例えば、ダミー電極D31、D51、D71は、それぞれ、一端が電子部品素体1の側面に導出されて端子電極21に接続されている。従って、端子電極21には、引き出し電極B1との接続構造のほかに、ダミー電極D31、D51、D71との接続構造が与えられることになり、端子電極21は、ダミー電極との接続構造を介して電子部品素体1に密着される。他の端子電極22〜28についても同様である。よって、高ESR化を図るべく引き出し電極数を少なく維持しながら、電子部品素体に対する端子電極の密着性を増大させることができる。
しかも、ダミー電極D11〜D83は、同層の内部電極との関係でみて同極となっている。例えば、ダミー電極D11〜D13は、同層の内部電極A1(負極)との関係でみて同極に、即ち、負極になっている。従って、内部電極A1とダミー電極D11〜D13との間のショート不良が防止される。他の内部電極A2〜A8についても同様である。
図示実施形態では、8つの端子電極21〜28及び8層の電極層121〜128を備えた構成となっているが、本発明は、そのような構成に限定されることはなく、端子電極の個数及び電極層の層数は、それぞれ、2以上の任意の数をとり得る。この点については、例えば、2つの端子電極及び2層の電極層しか備えていない構成でも、同様な作用効果が得られることから明らかであろう。
また、図示実施形態では、電極層121〜128が、それぞれ、内部電極、引き出し電極及びダミー電極を備えた構成となっているが、本発明は、そのような構成に限定されることはない。この点については、例えば、電極層121〜128のうち少なくとも1つの電極層がダミー電極を備えていない構成でも、同様な作用効果が得られることから明らかであろう。
更に図1を参照して説明したように、積層電子部品素体1の一側面101に備えられる端子電極21〜24は、隣り合う端子電極が互いに異極となっている。もう一つの側面102に備えられる端子電極25〜28についても同様である。かかる構成によれば、ESL(等価直列インダクタンス)を低減することができる。
再び、図1及び図2を参照し、説明を続ける。積層電子部品素体1は、セラミック層を挟んで積層された電極層121〜128からみて外層に、2組のダミー電極層111〜11n、131〜13nを備えている。詳しくは、1組のダミー電極層111〜11nが、内層部分12からみて上層に位置する第1の外層部分11に配置されており、もう1組のダミー電極層131〜13nが、内層部分12からみて下層に位置する第2の外層部分13に配置されている。ダミー電極層は、例えばNiなどで構成され、セラミック層を挟んで積層される。以下、第1の外層部分11に配置されるダミー電極層111〜11nについて代表的に説明する。
図4は、ダミー電極層111〜11nの構成を示す模式図である。図示のように、ダミー電極層111〜11nは、第2のダミー電極E11〜En4を含む。
まず、ダミー電極層111について説明する。ダミー電極層111は、第2のダミー電極E11〜E14を含んでおり、第2のダミー電極E11〜E14は、それぞれ、一端が電子部品素体1の側面に導出され、端子電極21〜28のうち選択された端子電極に接続されている。好ましくは、第2のダミー電極E11〜E14は、互いに同極となるように構成する。かかる構成の一例として、第2のダミー電極E11、E12は、電子部品素体1の一側面に導出され、正極の端子電極22、24にそれぞれ接続されており、第2のダミー電極E13、E14は、電子部品素体1のもう一つの側面に導出され、正極の端子電極26、28にそれぞれ接続されている。
次に、ダミー電極層112について説明する。ダミー電極層112は、第2のダミー電極E21〜E24を含んでおり、第2のダミー電極E21〜E24は、それぞれ、一端が電子部品素体1の側面に導出され、端子電極21〜28のうち選択された端子電極に接続されている。好ましくは、第2のダミー電極E21〜E24は、互いに同極となるように構成する。かかる構成の一例として、第2のダミー電極E21、E22は、電子部品素体1の一側面に導出され、負極の端子電極21、23にそれぞれ接続されており、第2のダミー電極E23、E24は、電子部品素体1のもう一つの側面に導出され、負極の端子電極25、27にそれぞれ接続されている。
以下、ダミー電極層113〜11nについても同様な構成とすることができる。例えば、ダミー電極層113〜11nのうち、奇数参照番号の層をダミー電極層111と同じ構成とし、偶数参照番号の層をダミー電極層112と同じ構成とすればよい。
また、第2の外層部分13のダミー電極層131〜13nについても、第1の外層部分11のダミー電極層111〜11nと同様な構成とすることができる。例えば、ダミー電極層131〜13nを、それぞれ、ダミー電極層11n〜111と同じ構成とし、内層部分12の電極層121〜128を挟んで対称な構成を確保することができる。
また、第1の外層部分11に配置されるダミー電極層の層数、及び、第2の外層部分13に配置されるダミー電極層の層数は、それぞれ、任意の数をとり得る。
図示の実施形態では、ダミー電極層の各層について、互いに同極の第2のダミー電極のみを設けた構成となっているが、本実施形態は、そのような構成に限定されることはない。例えば、ダミー電極層の一層が、正極の第2のダミー電極と、負極の第2のダミー電極との両者を備えていてもよい。すなわち、ダミー電極層の一層が、正極の端子電極に接続される第2のダミー電極と、負極の端子電極に接続される第2のダミー電極との両者を備えていてもよい。
以上、好ましい実施形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
本発明に係る積層電子部品の一実施形態を示す外観斜視図である。 図1の2−2線に沿った断面を示す模式図である。 電極層の構成を示す模式図である。 ダミー電極層の構成を示す模式図である。
符号の説明
1 積層電子部品素体
121〜128 電極層
21〜28 端子電極

Claims (5)

  1. 電子部品素体と、前記電子部品素体の側面に設けられた端子電極とを含む積層電子部品であって、
    前記電子部品素体は、セラミック層を挟んで積層された複数の電極層を備えており、
    前記電極層のそれぞれは、1つの内部電極と、1つの引き出し電極と、ダミー電極とを含んでおり、
    前記引き出し電極は、同層の内部電極の側辺よりも狭幅で、一端が前記側辺に接続され、他端が前記電子部品素体の側面に導出されて前記端子電極に接続されており、
    前記ダミー電極は、同層の内部電極及び引き出し電極から間隔を隔てて配置され、一端が電子部品素体の側面に導出されて、前記引き出し電極の接続された前記端子電極とは異なる端子電極に接続され、同層の内部電極との関係でみて、互いに同極となっている、
    積層電子部品。
  2. 請求項1に記載された積層電子部品であって、前記電極層の少なくとも一層では、ダミー電極が複数備えられている、積層電子部品。
  3. 請求項1または2の何れかに記載された積層電子部品であって、前記端子電極は、電子部品素体の側面に複数設けられ、電子部品素体の側面において隣り合う端子電極が互いに異極となっている、積層電子部品。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載された積層電子部品であって、
    前記電子部品素体は、セラミック層を挟んで積層された前記電極層からみて外層に、ダミー電極層を備えており、
    前記ダミー電極層は、第2のダミー電極を含んでおり、
    前記第2のダミー電極は、一端が電子部品素体の側面に導出されて前記端子電極に接続されている、
    積層電子部品。
  5. 請求項3に記載された積層電子部品であって、
    前記ダミー電極層の少なくとも一層では、第2のダミー電極が複数備えられ、これらの第2のダミー電極は、一端が電子部品素体の側面に導出されて前記端子電極に接続されており、互いに同極となっている、
    積層電子部品。
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