JP4238965B2 - 包装用密閉容器のための蓋体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器本体と蓋体とからなる包装用密閉容器の蓋体に関し、特に、容器本体のフランジ部に、嵌合、接着、または熱溶着されるフランジ部を有した蓋体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
容器本体と、これに嵌合される蓋体とからなり、食品等を密閉するようにした包装用密閉容器としては、種々なものが提案されてきており、そのための蓋体についても、用途に応じた種々な工夫が凝らされてきている。例えば、特開2001−097436号公報には、電子レンジで加熱した際に容器内に発生する水蒸気を容器外に良好に放出でき、加熱終了後に容器内に減圧が生じたときには、外気を容器内に良好に導入できるようにすることを目的とした「包装用容器」が提案されている。
【0003】
このような包装用容器が、野菜や果物のような水蒸気があっても液汁のないものを対象とするのであれば、水蒸気を容器外に放出したり、外気を容器内に導入したりすることはそれなりに十分な機能を発揮することになるものであるが、水に漬けた豆腐や漬物のように、水や液汁が多く必要あるいは含むものでは、外気や水蒸気が出入りできるようにしておくことには不都合がある。つまり、例えば漬物や豆腐用の包装用容器では、開封前では当然のことながら「液漏れ」がないように十分な密閉を行っておかなければならないのであり、逆に開封後には水切りや一部の取り出し等を行うために、蓋体を半開き状態にする必要もあるものである。
【0004】
ところで、近年の生活は多様化してきていて、一人暮らしの人も増加してきており、また家族が揃った食事でも種々な食品を食卓に並べることもあって、この種の包装用密閉容器に収納された液汁を多く含む豆腐や漬物が、開封後に完全に消費されることはむしろ少なく、次回の食卓に再び載せることがなされる。このような場合に、最初の開封時に蓋体を半開き状態にしておいて中身を取り出し、その後再び蓋体を閉じた状態にする必要がある。
【0005】
従来の包装用密閉容器における蓋体では、接着等の手段によってこれを容器本体に対して確実に密閉しておかなければならず、しかもこれに半開きのための基準が何ら形成してないことから、蓋体を半開き状態にして中身を取り出そうとすると、開封した蓋体が戻ってしまって開け口を塞ぐことになり、逆に再封止しようとすると、捲れ上がってしまって、非常に扱いにくいものとなっていたのである。
【0006】
そこで、本発明者は、上記のような包装用密閉容器について、蓋体の半開き状態が簡単に維持でき、しかも再封止をも容易に行えるようにするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この種の包装用密閉容器における以上の実状に鑑みてされたもので、その解決しようとする課題は、確実に折曲できるようにしておくことにより、半開き状態を確実に形成或いは維持でき、しかも再封止のために再び容器本体側に折り戻すことのできる蓋体を、簡単な構成によって提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する実施の形態の説明中において使用する符号を付して説明すると、
「容器本体20の開口周縁に形成したフランジ部21にて密閉されるフランジ部13を有して、容器本体20とともに包装用密閉容器を構成する蓋体10であって、
当該蓋体10を構成している平面部10aの、フランジ部13の異なる部分を結ぶ位置に、当該蓋体10の折曲を容易にする折曲突条11を形成するとともに、折曲突条11の両端に、先端部がフランジ部13上またはその近傍に位置する傾斜突起12を形成し、
これら各傾斜突起12を、その頂点12bがフランジ部13の内側直近になるような三角形状のものに形成したことを特徴とする蓋体10」
である。
【0009】
すなわち、この請求項1に係る包装用容器は、容器本体20と、その開口周縁に形成したフランジ部21にて密閉されるフランジ部13を有した蓋体10とからなるものであり、図1及び図2に示すように、この蓋体10を構成している平面部10aの、フランジ部13の異なる部分を結ぶ位置に、当該蓋体10の折曲を容易にする折曲突条11を形成するとともに、折曲突条11の両端に、先端部がフランジ部13上またはその近傍に位置する傾斜突起12を形成し、これら各傾斜突起12を、その頂点12bがフランジ部13の内側直近になるような三角形状のものに形成したものである。
【0010】
この蓋体10は、合成樹脂シートに真空または圧空成形を施すことにより形成されるものであり、折曲突条11及びフランジ部13は当該蓋体10の成形と同時に成形されることになるものである。なお、以下に示す実施形態の蓋体10では、その平面部10aがフランジ部13の上面から一段下がった位置に形成したものを例示しているが、この平面部10aは、フランジ部13の上面と同一位置になるものであっても、また図7に示す蓋体10のように、この平面部10a内でさらに一段下がったりあるいは上がったりする部分を有するものであっても、本発明の対象となるものである。
【0011】
折曲突条11は、本実施形態の場合には、図1に示すように、蓋体10の平面部10aが略四角形状である場合に、その対角線に略沿った位置に形成したものであり、その断面形状は、図4に示すように、下方(容器本体20の内側)に向けて膨出する略円弧状にして、その内部に上方に突出する小さな突条11aを形成したものである。この折曲突条11の形成位置は、上述したように対角線(丸型の容器であれば弦に相当)に略沿うものであると、図2に示すように、開放部分10Aを蓋体10全体の略半分とすることができて有利であるが、これに限るものではなく、隅部から少し中央にずれた位置や、各辺と平行となる位置であってもよい。
【0012】
また、この折曲突条11の断面形状は、図4に示したものに限らず、図5に示すような種々な形状が考えられる。図5の(イ)に示した折曲突条11は、下方に膨出する略完全な円弧状のものであり、図5の(ロ)に示した折曲突条11は、下方に膨出する三角形状のものである。また、図5の(ハ)に示した折曲突条11は、下方に向けて膨出する略円弧状にして、その内部にさらに下方に突出する小さな突条11aを形成したものであり、図5の(ニ)に示した折曲突条11は、上方に膨出する略円弧状のものとしたものである。
【0013】
折曲突条11の内部に形成されて上方に突出する図4に示した小さな突条11aは、これと折曲突条11と間にある2本の境界線部をそれぞれ折曲支点とするものであり、これら2本の折曲支点は、折曲突条11にて折曲した場合に広げられるのであり、折曲操作を当該蓋体10を構成している合成樹脂シートの剛性に抗してより容易に行うことができる。また、図5の(ハ)に示した例では、小さな突条11aと折曲突条11と間にある2本の境界線部は勿論、小さな突条11aの中心、つまり外側に突出した頂点部分も折曲中心とすることになるものであり、折曲突条11を中心に蓋体10を折曲した場合の折曲操作をより容易に行うことができる。
【0014】
さらに、本発明に係る蓋体10においては、その平面部10aとフランジ部13との境界部分に、先端部がフランジ部13上またはその近傍に位置する傾斜突起12が形成してあった。この傾斜突起12は、上述した折曲突条11と同様に、図2に示したような折曲を行う際の目印となるものであり、当該蓋体10の平面部10aが両傾斜突起12間で折曲されるものであること、蓋体10のフランジ部13における開封をこれらの傾斜突起12まで行えばよいこと、そしてこれらの傾斜突起12を中心に折り戻せることを、それぞれ消費者の目に訴えるものとなっているのである。
【0015】
各傾斜突起12は、図1及び図3に示すように、頂点12bがフランジ部13の内側直近になるような三角形状のものに形成してあるから、折曲作業を最も効果的に行えるものとなる。何故なら、この頂点12bに折曲による応力を集中させることができて、両傾斜突起12間での折曲を確実に行えるようにすることができるからである。
【0016】
各傾斜突起12は、蓋体10の平面部10aからフランジ部13上面にかけて文字通り傾斜するものであるから、フランジ部13の折曲されるべき部分の剛性が弱くなるように作用する。このため、各傾斜突起12にての折曲をより行い易くし、結果として、蓋体10の折曲を行い易くしているのである。
【0017】
また、この傾斜突起12は、図1に示すように、蓋体10に、折曲突条11とその両端に位置する傾斜突起12とを形成することにより、これら折曲突条11及び傾斜突起12の両方の機能を発揮させることができ、特に、折曲突条11を中心に折曲しようとする場合の応力を各傾斜突起12に集中させることができるのであり、蓋体10の開封を蓋体10や容器本体20に破損等の悪影響を与えることなく行えるのである。
【0018】
一方、フランジ部13は、図1及び図3に示すように、容器本体20側のフランジ部21に嵌合されるタイプのもので、その際、密封性を高めるために、フランジ部21上に強制嵌合するか、フランジ部21上に塗布した接着剤を利用した接着を行うか、あるいは、蓋体10と容器本体20とが同一種類の合成樹脂(例えばポリエチレンテレフタレートやポリプロピレン)であれば熱溶着して密封されるものである。
【0019】
なお、このフランジ部13の外側部分であって折曲突条11の先端に対応する部分には、蓋体10を開封したときに破れ易くなるように、小さな切り込みが入れられることもある。また、この蓋体10の開放部分10Aとなる側のコーナー部には、図1及び図7に示すように、開封操作を行い易くするための摘み部14が形成してあり、この摘み部14に対応する摘み部22も容器本体20側に形成してある。
【0020】
以上のように構成したこの請求項1の蓋体10では、図1に示すように、折曲突条11が平面部10aの略対角線上に位置しているから、非常に目立つものとなっているだけでなく、この折曲突条11を利用すれば、図2に示すような当該蓋体10を略半分に折曲した状態を直ちにイメージできるものとなっている。そこで、消費者が、この折曲突条11を折曲の中心とする開封を行おうとしたとき、目を折曲突条11の両端ではなく、当該蓋体10のコーナー部に自然に遣ることになる。
【0021】
このコーナー部は、当然手で摘み易い形状になっており、実施形態では摘み部14も形成してあるから、この摘み部14あるいはコーナー部を摘んで、当該蓋体10のフランジ部13を容器本体20側のフランジ部21から引き離すことになるのである。どの程度の引き剥がしを行うかは、その引き剥がされた部分が、さっきから見えていた折曲突条11の両端部近傍までであることは、論を待たず簡単に理解できる。
【0022】
そこで、消費者は、フランジ部13及びフランジ部21の引き剥がしを、図2に示した程度まで自然に行うのであるが、これによってできた開放部分10Aは、まだ開封されていない平面部10aに対して折曲突条11によって、図2に示したような状態に簡単に折曲されることになるのである。このとき、折曲突条11は、図4または図5に示したような状態に形成してあったから、その折曲は、当該折曲突条11が起点となって曲がり易くなっているため、無理なく自然に行われるのである。勿論、開放部分10Aを容器本体20側に折り戻すことも、この折曲突条11の存在によって簡単に行えることはいうまでもない。
【0023】
従って、請求項1の蓋体10は、その平面部10aに形成した折曲突条11によって、蓋体10の半開き状態を確実に形成或いは維持でき、しかも、折曲突条11を中心に折曲しようとする場合の応力を各傾斜突起12に集中させることができて、再封止のために再び容器本体20側への折り戻しを容易に行えるものとなっているのである。
【0024】
この折曲突条11の折曲を更に自然に行えるようためには、図3及び図4に示すようになされる。これが、請求項2に係る蓋体10である。すなわち、請求項2の蓋体10は、上記請求項1のそれについて、
「折曲突条11内に、さらに別の小さな突条11aを形成した」
ものである。この小さな突条11aは、図4あるいは図5の(ハ)に示すように、折曲突条11よりさらに折曲状態に成形したものであるから、折曲突条11自体の折曲をより行い易くするものである。勿論、開放部分10Aを容器本体20側に折り戻すことも、この折曲突条11中に小さな突条11aが存在することによって簡単に行えることは上述した折曲突条11と同様である。なお、この小さな突条11aは、折曲突条11と同時に成形されるものであることはいうまでもない。
【0025】
従って、この請求項2の蓋体10は、上記請求項1のそれと同様な機能を発揮する他、その平面部10aに形成した折曲突条11によって、蓋体10の半開き状態を確実に形成或いは維持でき、しかも再封止のために再び容器本体20側への折り戻しを容易に行えるものとなっているのである。
【0026】
そして、請求項3に係る蓋体10のように、各傾斜突起12内に補助傾斜突起12aを形成すると、上記作用をさらに効果的に発揮させることができるのである。何故なら、各傾斜突起12内に形成した補助傾斜突起12aは、上述した折曲突条11における小さな突条11aと同様に、その折曲をより効果的に行えるようにしているからである。
【0027】
なお、実施形態にて例示するように、蓋体10の摘み部14の近傍に係止部15を形成しておいて、この係止部15が係合する被係止部23を容器本体20の対応個所に形成しておけば、蓋体10の開放部分10Aを再封止した場合の開放部分10Aの開放を防止できることになる。
【0028】
従って、請求項3の蓋体10も、蓋体10の半開き状態を確実に形成或いは維持でき、しかも再封止のために再び容器本体20側への折り戻しを容易に行えるものとなっているのである。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、上記のように構成した各発明を、図面に示した実施の形態である蓋体10について説明するが、この実施形態の蓋体10は、上記各請求項に係る発明の全てを含むものである。
【0030】
図1には、本発明に係る蓋体10を採用した包装用容器の平面図が示してあり、この包装用容器は、図3に概略図示した容器本体20に、本発明に係る蓋体10を、その両フランジ部13及び21を利用して密封したものである。この密封は、両フランジ部13及び21の嵌合、接着剤等を利用した接着、あるいは両者が同種材料の場合は熱溶着によってなされるものであり、その接着強度は、手で開封が行える程度のものとしてある。なお、本実施形態の蓋体10及び容器本体20は、ポリエチレンテレフタレートを材料とした合成樹脂シートを材料として、真空または圧空成形したものである。
【0031】
蓋体10は、図1に示したように、容器本体20の形状に合う略四角形状のもにしたものであり、その外周に、容器本体20側のフランジ部21に密封されるべきフランジ部13を形成したものである。このフランジ部13の内側には一段下がる平面部10aが形成してあり、この平面部10aの対角線にほぼ沿うことになる位置に、折曲突条11が形成してある。
【0032】
この実施形態の折曲突条11は、蓋体10を略半分に折曲する場所を形成し、その場合の目安となるものであると同時に、蓋体10そのものの剛性を高めるものでもあるが、その断面は、図4に示すようになっている。すなわち、実施形態の折曲突条11は、蓋体10の平面部10aから容器本体20内に向けて膨出する円弧状のものであり、その底部には、今度は容器本体20の外方に突出する小さな突条11aを形成したものである。この小さな突条11aは、折曲突条11を中心に折り曲げたときに広がることになるものであり、折曲突条11にての折曲をより行い易くするものである。なお、この折曲突条11は、その一部に平面部を有したものであってもよい。
【0033】
この折曲突条11は、図4に示したようなものに限らず、図5に示したような種々な態様のものた採用できる。図5の(イ)に示した折曲突条11は、下方に膨出する略完全な円弧状のものであり、図5の(ロ)に示した折曲突条11は、下方に膨出する三角形状のものであって、いずれも成形型を簡単にできるものである。また、図5の(ハ)に示した折曲突条11は、下方に向けて膨出する略円弧状にして、その内部にさらに下方に突出する小さな突条11aを形成したものであり、上記図5の(イ)及び(ロ)に示した折曲突条11と同様に、蓋体10によって密封した容器本体20内に、雑菌を含んでいる可能性のある空気溜まりを形成することがないものである。勿論、この折曲突条11は、図5の(ニ)に示したように、上方に膨出する略円弧状のものとして実施してもよいものである。
【0034】
以上のように構成した折曲突条11の両端側には、各傾斜突起12が形成してある。各傾斜突起12は、これ自身が折曲の案内をするものでもあるが、この実施形態のように、折曲突条11の両端に形成しておくことによって、折曲突条11が受けた応力を各傾斜突起12で消失させることができるものである。また、この傾斜突起12は、図3及び図6に示したように、その底部にさらに補助傾斜突起12aを形成して実施すると、この補助傾斜突起12aが開放部分10A側の小さな突条11aと同様な機能を発揮して、蓋体10の折曲をさらに容易にすることができるものである。また、図3及び図6に示したように、傾斜突起12の頂点12bをフランジ部13の内側直近に形成しておくと、折曲突条11が受けた応力の消失をさらに効果的に行うことができる。
【0035】
勿論、この包装用容器における蓋体10及び容器本体20には、図1及び図2に示したように、開放部分10Aの引き剥がしを行う際に使用する摘み部14及び22がそれぞれ形成してある。また、本実施形態では、図1及び図7に示したように、蓋体10及び容器本体20の摘み部14及び22の各内側に、所謂アンダーカット部であって互いに係止し合うことのできる係止部15及び被係止部23をそれぞれ形成しておくことにより、容器本体20に対する蓋体10の開放部分10Aの再封止を確実にすることができる。
【0036】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明においては、上記実施形態にて例示した如く、容器本体20の開口周縁に形成したフランジ部21にて密閉されるフランジ部13を有して、容器本体20とともに包装用密閉容器を構成する蓋体10について、
「当該蓋体10を構成している平面部10aの、フランジ部13の異なる部分を結ぶ位置に、当該蓋体10の折曲を容易にする折曲突条11を形成するとともに、折曲突条11の両端に、先端部がフランジ部13上またはその近傍に位置する傾斜突起12を形成し、
これら各傾斜突起12を、その頂点12bがフランジ部13の内側直近になるような三角形状のものに形成したこと」
にその主たる特徴があり、これにより、蓋体10の半開き状態を確実に形成或いは維持でき、しかも、折曲突条11を中心に折曲しようとする場合の応力を各傾斜突起12に集中させることができて、再封止のために再び容器本体20側への折り戻しを容易に行える蓋体10を、簡単な構成によって提供することができるのである。
【0037】
また、この蓋体10における折曲突条11は、これが存在することによって、当該蓋体10の剛性を高めることもできるものであり、しかもこれを蓋体10に簡単に形成できるものでもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蓋体を採用した包装用容器の平面図である。
【図2】同蓋体の開放部分を開いた状態の包装用容器の概略斜視図である。
【図3】同蓋体の部分拡大平面図である。
【図4】図3中の1−1線に沿って見た折曲突条の部分拡大断面図である。
【図5】折曲突条の他の実施例を、(イ)〜(ニ)の4種類例示した部分拡大断面図である。
【図6】折曲突条の先端、及び此に連続する傾斜突起を示す部分拡大平面図である。
【図7】蓋体の他の実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
10 蓋体
10A 開放部分
10a 平面部
11 折曲突条
11a 小さな突条
12 傾斜突起
12a 補助傾斜突起
12b 頂点
13 フランジ部
14 摘み部
15 係止部
20 容器本体
21 フランジ部
22 摘み部
23 被係止部
Claims (3)
- 容器本体の開口周縁に形成したフランジ部にて密閉されるフランジ部を有して、前記容器本体とともに包装用密閉容器を構成する蓋体であって、
当該蓋体を構成している平面部の、前記フランジ部の異なる部分を結ぶ位置に、当該蓋体の折曲を容易にする折曲突条を形成するとともに、この折曲突条の両端に、先端部が前記フランジ部上またはその近傍に位置する傾斜突起を形成し、
これら各傾斜突起を、その頂点が前記フランジ部の内側直近になるような三角形状のものに形成したことを特徴とする蓋体。 - 前記折曲突条内に、さらに別の小さな突条を形成したことを特徴とする請求項1に記載の蓋体。
- 前記傾斜突起内に補助傾斜突起を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の蓋体。
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