JP4238603B2 - 転炉炉口圧力制御方法及び制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、転炉内に装入された溶銑等を酸素を用いて精錬する際に、転炉から発生するガスを排ガス回収設備によって回収するに当たり、転炉炉口圧力を精度良く制御する方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
酸素吹錬による溶銑の脱炭処理時に転炉から発生するガスは、COガス濃度が約90%で温度が約1500℃であり、その流量は、300トンクラスの大型転炉では220000Nm3 /hrにも達している。この排ガスの処理方式は、排ガス中のCOガスを空気で完全燃焼させた後に冷却して除塵する完全燃焼方式と、未燃焼のまま冷却して除塵・回収する非燃焼回収方式との2つに大別され、完全燃焼方式と比較して排ガス処理設備が小型で済むことや保守が容易であること更には集塵効率が安定していること等の理由から、最近では主に非燃焼回収方式が採用されている。
【0003】
非燃焼回収方式の排ガス処理設備のほとんどは、所謂「OG式排ガス回収設備」であり、このOG式排ガス回収設備(以下、単に「排ガス回収設備」と記す)においては、転炉炉口部に設けた炉口圧力検出器によって炉口部での排ガス圧力を実測し、この検出した圧力実測値を炉口圧力制御演算機に入力して予め入力された目標圧力(圧力設定値)と対比させ、これらの偏差に応じた操作量が、炉口圧力制御演算機から、二次集塵機に設置されたダンパーの開度を調整するためのダンパー開度調整器に出力されるようになっている。即ち、二次集塵機の下流側に設置した誘引送風機の回転数を一定とし、この誘引送風機による吸引量と転炉からの発生ガス量とがほぼ等しくなるようにダンパーの開度をPID制御或いはPID制御に最適制御や適応制御を組み合わせて調整し、転炉炉口圧力を所定の範囲内に制御している。
【0004】
ところで、このような圧力制御手段を用いて転炉炉口圧力を精度良く制御するためには、炉口圧力制御演算機のゲイン(制御ゲイン)を、制御系が安定な範囲内で可能な限り大きくすることが要求される。しかしながら、操業状況の変化に起因してプロセスゲインが変化するため、制御ゲインを十分に大きく設定することは困難である。
【0005】
これに対処するため、プロセスゲインの変化量に対応するように制御ゲインを変更させながら圧力制御を行う転炉炉口圧力制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この制御装置においては、制御ゲインがプロセスゲインに応じて変更されるため、単純なPID制御に比較して、プロセスが安定な範囲内において、より制御ゲインを大きくすることが可能となる。
【0006】
【特許文献1】
特開昭61−174310号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1を含めて従来の転炉炉口圧力制御装置では、プロセスモデルを設定する際に、通常使用される範囲を基準とした局所的な線形近似を採用することが多く、操業条件因子によっては、局所的な線形近似に基づき設定されたプロセスモデルと実際のプロセスモデルとの間には大きな差が発生し、制御系の安定性が損なわれるという問題が発生する。
【0008】
特に、合金鉄代替として転炉内に投入したMn鉱石の歩留まりを向上させるために、吹錬末期に酸素供給量(「送酸速度」とも呼ぶ)を大幅に低減して行う溶銑の脱炭精錬や、脱炭吹錬に比較して送酸速度が大幅に少ない、転炉を用いた溶銑の予備脱燐精錬の場合には、操業条件の変化量が大きいため、制御系の安定性が損なわれるという問題が著しくなる。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、転炉内に装入された溶銑等を酸素吹錬することによって発生する排ガスを、転炉炉口圧力を制御しながら回収する際に、転炉炉口圧力を安定して精度良く制御することができる転炉炉口圧力制御方法及び制御装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の発明に係る転炉炉口圧力制御方法は、転炉炉口での圧力実測値と予め入力された圧力設定値との偏差に基づき、この偏差が小さくなるように排ガス回収流路に設けたダンパーの開度を演算して求め、ダンパー開度を演算して求めた開度に調整することによって精錬中の転炉炉口位置での圧力を制御する転炉炉口圧力制御方法であって、ダンパー開度を演算するに際し、転炉内への酸素供給量に基づいて制御パラメーターを変更し、変更した制御パラメーターを用いてダンパー開度を演算することを特徴とするものである。
【0011】
第2の発明に係る転炉炉口圧力制御方法は、第1の発明において、前記制御パラメーターを、転炉精錬の開始前に予め変更しておくことを特徴とするものである。
【0013】
の発明に係る転炉炉口圧力制御装置は、転炉炉口における排ガスの圧力を検出する炉口圧力検出器と、排ガス回収流路内を通過する排ガスの流量を調整するダンパーと、前記炉口圧力検出器による圧力実測値を入力し、この圧力実測値と予め入力された圧力設定値との偏差に基づき、この偏差が小さくなるように前記ダンパーの開度を演算して求める炉口圧力制御演算機と、該炉口圧力制御演算機からのダンパー開度の出力を入力し、この入力した開度と前記ダンパーの開度とが一致するように当該ダンパーの開度を調整するダンパー開度調整器と、を備えた転炉炉口圧力制御装置であって、前記炉口圧力制御演算機は、入力された、転炉内への酸素供給量に基づいて炉口圧力演算用制御パラメーターを演算する手段を有しており、演算して求めた炉口圧力演算用制御パラメーターを用いてダンパー開度を演算することを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1及び図2は、本発明の実施の形態を示す図であって、図1は、本発明に係る転炉炉口圧力制御装置を備えた排ガス回収設備の概略構成図、図2は、本発明に係る転炉炉口圧力制御装置における制御ブロック図である。
【0015】
図1に示すように、溶銑2を収容した転炉1の内部には上方から上吹きランス3が挿入され、この上吹きランス3から酸素が溶銑2に吹き付けられて溶銑2の脱炭吹錬や溶銑2の脱燐処理が行われる。溶銑2の脱炭吹錬及び脱燐処理により炉内からCOガスを主体とする排ガスが発生する。
【0016】
転炉1の上方には煙道4が設置され、煙道4の後段には、一次集塵機6、エルボーセパレーター7、二次集塵機8、エルボーセパレーター10、排ガス流量計11、吸引ファンダンパー12、No.1誘引送風機13、No.2誘引送風機14、サイレンサー15、三方弁16の順に設置されており、排ガスの回収流路を構成している。三方弁16以降の排ガス流路は2つに分岐しており、1つは煙突18から大気に放散される流路であり、他の1つは回収弁17を経てガスホルダー19に至り、ガスホルダー19内で回収される流路である。No.1誘引送風機13及びNo.2誘引送風機14は、それぞれ電動機(図示せず)によって駆動され、これによって転炉1内の発生ガスが吸引され、煙突18から放散されるか若しくはガスホルダー19内に回収される。図1は、2基の誘引送風機13,14を直列に設置した例であるが、誘引送風機の設置数は2基に限るものではなく、3基以上としても又1基であってもよい。
【0017】
煙道4の転炉炉口との接続側はスカート5と呼ばれており、上下移動が可能な構造となっており、排ガスを回収する場合には、スカート5と転炉1の炉口とは原則的には密着した状態となる。但し、必ずしも密着させなくても、炉口圧力を大気圧の近傍に調整することで、大気を過剰に吸収せずに排ガスを回収することができる。スカート5の部位には、転炉炉口における排ガス圧力を測定するための炉口圧力検出器20が設置され、炉口圧力検出器20の測定結果は炉口圧力制御演算機21へ入力されている。
【0018】
二次集塵機8にはダンパー9が設置されており、ダンパー9はダンパー開度調整器22によってその開度が調整されるようになっている。このダンパー開度調整器22には炉口圧力制御演算機21の信号が入力されており、ダンパー開度調整器22は炉口圧力制御演算機21の信号によってダンパー9の開度を調整するようになっている。
【0019】
即ち、本発明に係る転炉炉口圧力制御装置は、ダンパー9、炉口圧力検出器20、炉口圧力制御演算機21及びダンパー開度調整器22から構成されており、炉口圧力制御演算機21は、炉口圧力検出器20の測定結果に基づき、炉口圧力が所定値、例えば−5mmH2 O〜+5mmH2 Oの範囲となるように、ダンパー9の開度を調整している。炉口圧力制御演算機21による炉口圧力の制御方法は、その制御性が高い方法であるならば、いかなる制御方法であってもよく、例えば、PID制御或いはPID制御に最適制御や適応制御を組合わせた制御等が行われている。炉口圧力制御演算機21には、転炉精錬制御演算機23から、上吹きランス3からの酸素供給パターンや酸素流量及び終点目標成分やランス高さ等々の精錬条件情報が入力されるようになっている。
【0020】
炉口圧力制御演算機21の詳細を図2に基づき説明する。図2に示すように、転炉炉口圧力を制御するための制御系は、パラメーター演算ブロック24と、PID制御、最適制御、適応制御或いはこれらを組合わせた制御を行う炉口圧力制御演算ブロック25と、ダンパー特性ブロック26と、プロセス特性ブロック27と、第1の加算点28と、第2の加算点29とからなり、転炉1の炉口圧力を炉口圧力設定値rに応じて制御するものである。尚、図2中の各符号の意味を下記の表1に示す。
【0021】
【表1】
Figure 0004238603
【0022】
転炉精錬制御演算機23から入力された精錬条件情報Zに基づき、パラメーター演算ブロック24では、炉口圧力演算における制御パラメーターを以下のようにして決定する。尚、本実施の形態では、一例として転炉1内に吹き込まれる酸素供給パターンを変更した場合について説明する。
【0023】
転炉1内の溶銑2の精錬時、転炉1から発生する排ガスは、吹き込まれる酸素と溶銑2中の炭素とが反応して発生する一酸化炭素が主成分であり、転炉発生ガス流量と酸素流量との間には、図3に示すように比例関係がある。図3中、酸素流量A〜酸素流量Cの範囲を操業で使用する酸素流量範囲とする。尚、図3は、酸素を用いた精錬における転炉内への吹込み酸素流量と転炉から発生する発生ガス流量との関係を示す図である。
【0024】
又、炉口圧力ゲインKP と転炉発生ガス流量との間には図4に示すような関係がある。図4中、転炉発生ガス流量A’〜転炉発生ガス流量C’の範囲が図3における酸素流量A〜酸素流量Cの範囲に対応する範囲であり、従って、炉口圧力ゲインKPA〜炉口圧力ゲインKPCが図3中の酸素流量A〜酸素流量Cに対応する炉口圧力ゲイン範囲となる。尚、図4は、転炉から発生する発生ガス流量と炉口圧力ゲインとの関係を示す図である。
【0025】
従来は図4中の発生ガス流量A’〜発生ガス流量C’の範囲に対して、中間点である発生ガス流量B’近傍において線形近似を行っていたため、炉口圧力ゲインの高い発生ガス流量A’の近傍においては、安定な範囲内で炉口圧力ゲインを大きく設定することが可能であるものの、炉口圧力ゲインの低い発生ガス流量C’の近傍では、設定した炉口圧力ゲインは十分に大きいとはいえない。これに対して本発明では、各々の酸素流量に対する炉口圧力ゲインを予め求めておき、精錬条件情報Zで設定される酸素供給パターンに基づいて発生ガス流量域を求め、これに合わせて炉口圧力ゲインを変更する。
【0026】
この場合、炉口圧力ゲインを変更する時期は、精錬中に得られる精錬条件情報Z、即ち酸素流量に基づいてリアルタイムで変更してもよく、又、精錬の開始前に当該精錬における酸素流量を酸素供給パターンから平均化し、この平均化した酸素供給量に基づいて変更してもよい。1回の精錬で使用する酸素流量の変動量が少ない場合には、平均化した酸素流量に基づいて精錬開始前に炉口圧力ゲインを変更する方法を採用しても、十分に転炉炉口圧力を安定して精度良く制御することができる。
【0027】
このように、精錬条件情報Zに基づいて炉口圧力演算における制御パラメーターを決定し、決定した制御パラメーターをパラメーター演算ブロック24に設定して制御系を構成する。
【0028】
そして、基準となる炉口圧力設定値rを炉口圧力制御演算機21へ入力する。第1の加算点28には、第2の加算点29において、炉口圧力P0 に、炉口圧力検出器20の圧力実測値に基づく外乱dを和した値がフィードバックされ、前記炉口圧力設定値rから減じられる。この第1の加算点28の演算結果に対して炉口圧力制御演算ブロック25の演算が行われ、二次集塵機ダンパー出力Uが算出される。算出された二次集塵機ダンパー出力Uは、ダンパー特性ブロック26において下記の(1)式に示すダンパー特性が乗ぜられ、更に、プロセス特性ブロック27において下記の(2)式に示すプロセス特性が乗ぜられ、炉口圧力P0 を出力する。
【0029】
【数1】
Figure 0004238603
【0030】
【数2】
Figure 0004238603
【0031】
以上説明したように、本発明に係る転炉炉口圧力制御装置では、精錬条件の変更に起因する炉口圧力制御系の不安定性に対し、精錬条件情報に基づいてPID制御或いはPID制御に最適制御や適応制御等を組合わせた制御系の制御パラメーターを、精錬条件に合った制御パラメーターに変更するため、転炉炉口圧力を安定して精度良く制御することが可能となり、転炉発生ガスの噴出、及び噴出によるガス回収量の減少、更には転炉排ガス中への大気の混入による回収ガスのカロリー低下を未然に防止することが達成される。
【0032】
【実施例】
以下、具体的な一例として、図2に示す炉口圧力制御演算ブロック25がPID制御である実施例について説明する。
【0033】
PID制御における伝達関数は、下記の(3)式で表される。尚、(3)式におけるKC は比例ゲイン、TI は積分時定数、TD は微分時定数である。
【0034】
【数3】
Figure 0004238603
【0035】
前述の図3中の酸素流量A,B,Cの各点、即ち図4中の発生ガス流量A’,B’,C’の各点における比例ゲインをKCA、KCB、KCCとし、精錬を開始する前に、精錬条件情報の酸素供給パターンから、精錬中の酸素流量の平均値FO2を算出し、算出した酸素流量平均値FO2を用いて、これから行う精錬において用いる比例ゲインKC を、下記の(4)式及び(5)式の按分計算により算出した。この場合、酸素流量平均値FO2は単純平均によって求めた。
【0036】
【数4】
Figure 0004238603
【0037】
図5に、本発明方法を用いて転炉炉口圧力を制御した際の酸素流量及び転炉炉口圧力の変動を、高酸素流量の精錬と低酸素流量の精錬とで比較して示す。又、図6に、比例ゲインを変更せずに比例ゲインKCBのみを用いて制御した従来方法により転炉炉口圧力を制御した際の酸素流量及び転炉炉口圧力の変動を、高酸素流量の精錬と低酸素流量の精錬とで比較して示す。
【0038】
これらの図に示すように、従来方法を用いた場合には、低酸素流量の精錬で炉口圧力の変動が極めて大きく、安定して未燃焼の排ガスを回収することができなかったが、本発明方法を用いた場合には、高酸素流量の精錬も又低酸素流量の精錬も共に安定して炉口圧力が制御されており、未燃焼の排ガスを安定して回収することができた。
【0039】
尚、本実施例では、PID制御を用いているが、PID制御に最適制御や適応制御等を組合せた制御装置であっても同様に本発明を適用することができる。又、酸素流量域をB点において2区間に分割しているが、分割区間を増やすことは容易であり、分割区間を増加させてもよい。更に、精錬中の酸素流量の平均値FO2を単純平均によって求めているが、時間平均や加重平均を用いてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、精錬条件情報に基づいて制御系の制御パラメーターを変更するため、転炉炉口圧力を安定して精度良く制御することが可能となり、転炉発生ガスの噴出、及び噴出によるガス回収量の減少、更には転炉排ガス中への大気の混入による回収ガスのカロリー低下を未然に防止することが達成され、工業上有益な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す図であって、本発明に係る転炉炉口圧力制御装置を備えた排ガス回収設備の概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す図であって、本発明に係る転炉炉口圧力制御装置における制御ブロック図である。
【図3】転炉内への吹込み酸素流量と転炉から発生する発生ガス流量との関係を示す図である。
【図4】転炉から発生する発生ガス流量と炉口圧力ゲインとの関係を示す図である。
【図5】本発明方法を用いて転炉炉口圧力を制御した際の酸素流量及び転炉炉口圧力の変動を示す図である。
【図6】従来方法により転炉炉口圧力を制御した際の酸素流量及び転炉炉口圧力の変動を示す図である。
【符号の説明】
1 転炉
2 溶銑
3 上吹きランス
4 煙道
5 スカート
6 一次集塵機
8 二次集塵機
9 ダンパー
11 排ガス流量計
13 No.1誘引送風機
14 No.2誘引送風機
16 三方弁
18 煙突
19 ガスホルダー
20 炉口圧力検出器
21 炉口圧力制御演算機
22 ダンパー開度調整器
23 転炉精錬制御演算機
24 パラメーター演算ブロック
25 炉口圧力制御演算ブロック
26 ダンパー特性ブロック
27 プロセス特性ブロック
28 第1の加算点
29 第2の加算点

Claims (3)

  1. 転炉炉口での圧力実測値と予め入力された圧力設定値との偏差に基づき、この偏差が小さくなるように排ガス回収流路に設けたダンパーの開度を演算して求め、ダンパー開度を演算して求めた開度に調整することによって精錬中の転炉炉口位置での圧力を制御する転炉炉口圧力制御方法であって、ダンパー開度を演算するに際し、転炉内への酸素供給量に基づいて制御パラメーターを変更し、変更した制御パラメーターを用いてダンパー開度を演算することを特徴とする転炉炉口圧力制御方法。
  2. 前記制御パラメーターを、転炉精錬の開始前に予め変更しておくことを特徴とする請求項1に記載の転炉炉口圧力制御方法。
  3. 転炉炉口における排ガスの圧力を検出する炉口圧力検出器と、排ガス回収流路内を通過する排ガスの流量を調整するダンパーと、前記炉口圧力検出器による圧力実測値を入力し、この圧力実測値と予め入力された圧力設定値との偏差に基づき、この偏差が小さくなるように前記ダンパーの開度を演算して求める炉口圧力制御演算機と、該炉口圧力制御演算機からのダンパー開度の出力を入力し、この入力した開度と前記ダンパーの開度とが一致するように当該ダンパーの開度を調整するダンパー開度調整器と、を備えた転炉炉口圧力制御装置であって、前記炉口圧力制御演算機は、入力された、転炉内への酸素供給量に基づいて炉口圧力演算用制御パラメーターを演算する手段を有しており、演算して求めた炉口圧力演算用制御パラメーターを用いてダンパー開度を演算することを特徴とする転炉炉口圧力制御装置。
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