JP4237776B2 - ピッチャーおよびそれを用いる電解水生成装置 - Google Patents
ピッチャーおよびそれを用いる電解水生成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4237776B2 JP4237776B2 JP2006104705A JP2006104705A JP4237776B2 JP 4237776 B2 JP4237776 B2 JP 4237776B2 JP 2006104705 A JP2006104705 A JP 2006104705A JP 2006104705 A JP2006104705 A JP 2006104705A JP 4237776 B2 JP4237776 B2 JP 4237776B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- pitcher
- electrolyzed water
- closing
- state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Table Devices Or Equipment (AREA)
- Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Description
以下、本発明の水溶液を収容するピッチャーおよびこのピッチャーを用いる装置について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、本発明のピッチャーを用いる装置の一例として電解水生成装置を例に説明する。ピッチャー内に収容する水溶液としては、電解水生成装置で使用する原料水溶液(水に少量のNaClを溶かした被電解水)および電解水生成装置で生成して電解槽の陽極部から得られる有効塩素を含む強酸性電解水(陽極水)を例に取り説明する。
本発明のピッチャー(陽極水用)1は、図1に示すように、開口した上端部を有して水溶液を収容する容器本体6と、容器本体6の上端部の開口を密閉する上蓋4とから形成されている。容器本体6と上蓋4の水溶液が接する部分はポリプロピレンなどの耐蝕性材料によって作製されている。また、ピッチャー開閉部2のパッキン部2b−3は耐蝕性に加えて、弾力性、密閉性が必要であるため、フッ素樹脂材料などの耐蝕性材料、例えば、三元フッ素ゴムで形成されている。そのため、本ピッチャーを少量の食塩を含む水溶液を電気分解して得られる腐食性でありかつ気散成分である有効塩素(次亜塩素酸、次亜塩素酸イオンなど)を含む強酸性電解水の貯蔵するために使用することができる。また、上蓋4の内壁には容器本体6の上端部をはめ込む深い溝部が設けられている。そのため容器本体6を上蓋4の溝部にはめ込むことにより、容器本体6と上蓋4とはこの溝部を介して一体化され容器本体の内部は密閉にされる。そのため、ピッチャー1を傾けても容器本体6に収容された水溶液はこぼれる心配はない。なお、上蓋4の溝部に三元フッ素ゴムなどのフッ素樹脂材料で形成されたパッキンをはめ込む構造としても良い。この場合には、更に密閉性を高めることができる。さらに、容器本体6と上蓋4との密閉性を高めるためのバネ構造などの開閉機構を設けても良い。上蓋4には、開口部3、ピッチャー開閉部2、プッシュレバー5が取り付けられ、容器本体6には取っ手7が取り付けられている。開口部3は、容器本体6に収容された水溶液を別の容器に移すときの水溶液の注入口である。ピッチャー開閉部2は、開口部3を開閉するものであり、この開口部3は、通常、ピッチャー開閉部2によって閉じられ、開口部3を密閉するパッキンによって内部は密閉されている。そのため、ピッチャー1は、水溶液が気散成分を含む場合でも水溶液中に含まれる気散性成分を容器本体6内に保持することができるので、気散成分を外部に気散することなく貯水することができる。
次に、図2A〜3Cを用いてピッチャー開閉部2を用いた開口部3の開閉について説明する。ここで、ピッチャー開閉部2が開口部3を閉じた状態(第1状態)とは容器内部を密閉にする状態をいい、ピッチャー開閉部2が開口部3を開いた状態(第2状態)とは、容器内部と外部とを開口部を介して連通する状態をいう。
次に、上記説明した構成を有するピッチャー開閉部2が第1方向(X方向)または第2方向(Y方向)からの力を受けて開口部3を開閉する動作について、図2Cと図3Cを用いて説明する。
図4は、電解水生成装置10の全体構成を説明する図である。電解水生成装置10の上部には後述する電解槽15が配置されている。図4は、陽極水用ピッチャー1を電解槽15の下方方向に配置されるピッチャー収容部14(図5参照)に、ピッチャー開閉部2を電解槽15の方向に向けて配置した状態を示している。またピッチャー収容部14には陰極水用ピッチャー11も配置されている。図4の状態において、電解水を生成し、その後、生成した電解水をピッチャー1とピッチャー11に供給する。なお、陰極水用のピッチャー11は、容器本体の容積などが異なるが、基本的な構成は、上記説明した陽極水用ピッチャー1と同じである。従って、その説明は重複するので、ここでの説明は省略する。
次に、電解水生成装置10を用いる電解水の生成工程について詳細に説明する。図5は、電解槽15に原料水溶液を供給する最初の工程を説明する図である。
次に、図6を用いて、電解槽15の構成について説明する。電解槽15は隔膜固定板とその両側に陽極および陰極を有する仕切り18によって仕切られた陽極部16と陰極部17よりなる。また、陽極部16と陰極部17の底部にはそれぞれ電解水取出口20、21が配置されている。なお、電解槽15で原料水溶液を電気分解し、電解水を生成する際は、電解水取出口20、21は、電解水取出口の開閉弁22,23(図7参照)によって閉じられている。また、電解水の生成が終了すると、生成した電解は、電解水取出口の開閉弁22,23を開くことによりただちに陽極水用ピッチャー1と陰極水用ピッチャー11に供給される。この電解水生成後に即座に生成した2つの電解水を陽極水用ピッチャー1と陰極水用ピッチャー11に供給して保存する理由は、電解槽に生成した各電解水は長期間放置されると、陽極部16と陰極部17とを仕切る隔膜を通して混合し、各成分が混ざってしまうためである。従って、生成した2つの電解水は、生成したままの各成分濃度で維持するためにただちに陽極部16と陰極部17から陽極水用ピッチャー1と陰極水用ピッチャー11に移送される。この生成した電極水を陽極水用ピッチャー1と陰極水用ピッチャー11に移送する方法については後述する。
次に、図7と図8を用いて電解槽15で生成した電極水を陽極水用ピッチャー1と陰極水用ピッチャー11とに供給する工程で用いる駆動部の構成について説明する。
図8は、駆動部とピッチャーとの接続関係および電解槽で生成した電解水をピッチャーに供給する動作を説明する図である。図8の陽極部(右側)は、駆動部が開閉弁22を電解槽15の下方向に移動し電解水取出口20が閉じた状態を示している。この状態において、ピッチャー開閉部の開閉パイプ24はピッチャー1の上方に保持されているためピッチャー開閉部2は閉じた状態となっている。この電解水取出口20を閉じた状態において、原料水溶液を電解槽15に注入する。そして、注入された原料水溶液は電解槽15で電気分解されて、電解水が生成する。次に、図8の陰極部(左側)は、駆動部が開閉弁23を電解槽15の上方向に移動して電解水取出口20を開いた状態を示している。この状態において、ピッチャー11の上方に配置されるピッチャー開閉部の開閉パイプ25は、下方向に移動してピッチャー開閉部2を開いた状態にする。その結果、この状態において、電解槽15で生成した電解水は、開かれた電解水取出口20から開かれたピッチャー開閉部2を経由してピッチャー11に供給される。
次に、図9、図10を用いて、陽極部の電解水取出口20の開閉弁22とピッチャー開閉部2とを開閉して陽極部で生成した陽極水をピッチャー1に供給する動作について説明する。なお以下の動作は、陰極部で生成した陰極水をピッチャー11に供給するときの動作と同じである。
最後に、上記説明した電解水生成装置を用いて電解水を生成し、生成した酸性電解水をピッチャーに貯水して保存する場合のピッチャーの性能について説明する。
2 ピッチャー開閉部
2a 移動方向変更部
2a−1 第1受力部
2b 連結部
2b−1 開閉部分
2b−2 第2受力部
2b−3 パッキン部
2c バネ部
3 開口部
3a 接触部
4 上蓋
5 プッシュレバー
6 容器本体
7 取っ手
8 バネ固定部
9 リブ部
10 電解水生成装置
11 ピッチャー(陰極水用)
12 本体上蓋
13 目盛
14 ピッチャー収容部
15 電解槽
16 電解槽陽極部
17 電解槽陰極部
18 仕切り
20 電解水取出口
21 電解水取出口
22 電解水取出口の開閉弁
23 電解水取出口の開閉弁
24 ピッチャー開閉部の開閉パイプ
25 ピッチャー開閉部の開閉パイプ
26 駆動部
27 第1シャフト
28 第2シャフト
29 第3シャフト
30 第4シャフト
Claims (7)
- 開口した上端部を有して水溶液を収容する容器本体と、前記上端部を密閉する上蓋とを備えるピッチャーであって、
前記上蓋中に前記水溶液を注ぎ出すための開口部と、
前記開口部を開閉する開閉部分と、前記開閉部分の周囲を覆い前記容器本体を前記開閉部分で気密にするパッキン部とを有し、前記開口部で前記パッキン部を密着して前記開口部を密閉する第1状態と、前記容器本体の内部と外部とを前記開口部を介して連通する第2状態とにするピッチャー開閉手段と、を有し、
前記パッキン部は前記容器本体を気密に保持する材料で形成されており、
前記ピッチャー開閉手段は、
第1方向からの力を受ける第1受力部を有し、前記第1受力部が力を受けると前記開口部を前記第1状態から前記第2状態に変化するように前記開閉部分を回転移動する移動方向変更部と、
前記第1方向と異なる第2方向からの力を受ける第2受力部を有し、前記第2受力部が力を受けると前記開口部を前記第1状態から前記第2状態に変化するように前記開閉部分を回転移動する連結部と、
前記開閉部分と結合するバネ部であって、前記第2方向の反対方向から前記開閉部分に力を印加し前記パッキン部を前記開口部に押しつけて前記開口部を密閉するバネ部と、
を有することを特徴とするピッチャー。 - 前記材料は耐蝕性材料であることを特徴とする請求項1に記載のピッチャー。
- 前記耐蝕性材料は、三元フッ素ゴムを含むフッ素樹脂であることを特徴とする請求項2に記載のピッチャー。
- 前記水溶液は次亜塩素酸を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のピッチャー。
- 開口した上端部を有し、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のピッチャーを前記開口部が前記ピッチャーの下方向に位置する状態で保持する電解槽と、
前記電解槽の下方向に配置され、前記開口部が前記ピッチャーの上方向に位置する状態で前記ピッチャーを収容する収容部と、
を有することを特徴とする電解水生成装置。 - 前記電解槽は、陽極部および陰極部と、前記陽極部および陰極部の各底部に配置された電解水取出口と、を有し、
前記電解水取出口に配置された開閉弁と、
前記開閉弁に接続される第1端部と前記第1端部と反対側の第2端部とを有し、前記第1端部と第2端部間の長さが変更可能な多段中空パイプと、
前記第1端部に接続された第1シャフトと前記第2端部に接続された第2シャフトとを有し、前記第1シャフトと前記第2シャフトとの距離を変えることにより前記多段中空パイプの前記長さを変更する駆動制御手段と、
を更に有し、
前記電解水取出口の垂直下方に前記ピッチャー開閉手段が配置され、
前記駆動制御部により前記多段中空パイプの前記長さが伸ばされると、前記開閉弁が前記電解水取出口の上方向に移動して前記電解水取出口を開くとともに前記多段中空パイプの第2端部が垂直下方に移動して前記ピッチャー開閉手段を開くことを特徴とする請求項5に記載の電解水生成装置。 - 前記ピッチャーを前記電解槽の陽極部で生成した次亜塩素酸を含む強電解水の収容容器として使用することを特徴とする請求項6に記載の電解水生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006104705A JP4237776B2 (ja) | 2006-04-05 | 2006-04-05 | ピッチャーおよびそれを用いる電解水生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006104705A JP4237776B2 (ja) | 2006-04-05 | 2006-04-05 | ピッチャーおよびそれを用いる電解水生成装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007275262A JP2007275262A (ja) | 2007-10-25 |
JP2007275262A5 JP2007275262A5 (ja) | 2008-11-06 |
JP4237776B2 true JP4237776B2 (ja) | 2009-03-11 |
Family
ID=38677411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006104705A Expired - Fee Related JP4237776B2 (ja) | 2006-04-05 | 2006-04-05 | ピッチャーおよびそれを用いる電解水生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4237776B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5308708B2 (ja) * | 2008-04-30 | 2013-10-09 | 株式会社エコログ・リサイクリング・ジャパン | エタノールの製造方法 |
JP5238899B1 (ja) * | 2012-07-13 | 2013-07-17 | 稔 菅野 | 殺菌水生成装置および殺菌洗浄方法 |
-
2006
- 2006-04-05 JP JP2006104705A patent/JP4237776B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007275262A (ja) | 2007-10-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2015268102A1 (en) | Improved chemical management for swimming pools | |
US7740749B2 (en) | Gas drive electrolytic cell | |
EP1533041A1 (en) | Electrolyzed water spraying device | |
WO2007129727A1 (ja) | 電解水生成装置およびそれに用いられる隔膜付き電極セット | |
CN107867737A (zh) | 电解水制造装置、电解池单元以及电解水的制造方法 | |
JP4237776B2 (ja) | ピッチャーおよびそれを用いる電解水生成装置 | |
JP2013544630A (ja) | 殺菌電解水の製造装置、これを含む殺菌電解水の製造システム及び方法 | |
JP2006239674A (ja) | 電解水生成装置 | |
JP6143968B2 (ja) | 電解水生成装置および電極ユニット | |
CN108624904A (zh) | 电解水生成装置 | |
JP5877031B2 (ja) | 次亜塩素酸水の製造装置 | |
JP2018153781A (ja) | 電解水生成方法 | |
JP2016221451A (ja) | 電解水生成装置および電解ユニット | |
JP2000015259A (ja) | 次亜塩素酸生成装置 | |
JP2005058991A (ja) | 間歇式自動電解次亜塩素酸水生成装置 | |
TW200409734A (en) | Container inputting type electrolysis water generation device | |
JP3069296U (ja) | 飲料水の消毒装置 | |
CN215856363U (zh) | 消毒液制备装置 | |
JP6013644B1 (ja) | 電解水生成装置、電極ユニット、および電解水生成方法 | |
KR102399942B1 (ko) | 전해 살균 소독수 생성장치 | |
KR101091867B1 (ko) | 살균 전해수 제조 시스템 | |
CN101437428A (zh) | 水箱以及使用该水箱的电解水生成装置 | |
JP2009220093A (ja) | 電池式電解水生成装置 | |
KR101044802B1 (ko) | 차아염소산나트륨 발생장치용 염수 저장조 | |
JP2016179424A (ja) | 電解水生成装置および電極ユニット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080709 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080917 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20080917 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20081017 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081128 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081218 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121226 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |