JP4234934B2 - 無人搬送車システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、異なるサイズの半導体ウエハなどが混在した半導体製造工程などにおいて、ウエハの搬送・移載を行う無人搬送車システムの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体ウエハを収納するための棚を多数設けたカセットを移載するための移載装置を搭載した無人搬送車により、その搬送経路に沿って多数設けられた処理装置に当該カセットごと移載する無人搬送車システムが知られている。このシステムでは、各処理装置に、載置されたカセットから半導体ウエハを1枚ずつ取り出し、1枚毎処理部に移載する枚葉移載装置がそれぞれ設けてあった。このため、システムが大規模になるほど処理装置が多く設けられるので、この枚葉移載装置がその分多く必要になるという問題があった。その上、多品種少量生産を行う場合、品種により処理する処理装置が異なるため、各処理装置には、処理する半導体ウエハが1〜2枚であっても、例えば25枚を収納可能なカセットで供給する必要がある。このため、カセットも非常に多く必要になり、そのカセットを収納するストッカーが大きくならざるを得ないという問題があった。
そこで、半導体ウエハを収納するための棚を多数設けたバッファカセットと、枚葉移載装置を無人搬送車に搭載し、例えば、ストッカーのステーションに載置されたカセットから、半導体ウエハを枚葉移載装置でバッファカセットに順次収納し、目的の処理装置まで搬送して、処理装置に半導体ウエハを直接移載することが検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなシステムでは、半導体ウエハを収納するバッファカセットは、無人搬送車に固定されることになる。しかしながら、半導体ウエハは、そのサイズ(直径)が、従来から設けられている8インチに加えて、より多くの製品を作ることができる12インチのものができており、半導体ウエハを収納するカセットも8インチ専用のものと12インチ専用のものがSEMI規格に基づいて造られている。そして、一つの工場内に8インチ用の処理ライン、12インチ用の処理ライン、それに8インチと12インチの処理ラインとが混在することがある。さらに、その処理ラインは、レイアウト変更により、今まで8インチ専用の処理ラインであったものが、8インチと12インチの並設ラインや、12インチのみの処理ラインになる可能性がある。
このため、8インチ専用の無人搬送車、12インチ専用の無人搬送車では、8インチと12インチとが混在する処理ラインや、レイアウト変更などに伴うウエハのサイズの変化に対応できないという問題が発生した。
そこで、本発明は、以上のような状況に鑑み、処理ラインが複数のサイズのウエハを処理するラインであったり、レイアウト変更により処理しなければならないウエハが変化したりしても対応することができる無人搬送車システムを提供することが課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
即ち、請求項1においては、ウエハを収納するバッファカセットと枚葉移載装置とを搭載し、ウエハの処理装置へウエハを収納するバッファカセットを搬送し、前記枚葉移載装置によってバッファカセット内のウエハを処理装置に移載する無人搬送車と、バッファカセット保持機構を作動させる制御装置と、前記枚葉移載装置を作動させる移載動作制御装置と、を備えた無人搬送車システムにおいて、
前記無人搬送車は、収納するウエハのサイズによって異なる種類のバッファカセット毎に異なる取付面にそれぞれ対応するとともに、互いに干渉せず、所定のバッファカセット以外のものを取り付ける際に邪魔にならない複数のバッファカセット保持機構と、種類毎に異なる前記バッファカセットの取付面の形状を検出することにより前記バッファカセットの種類を検出する検出機構と、を前記バッファカセットを着脱自在に取り付ける台に設け、
前記バッファカセット保持機構を作動させる制御装置は、前記検出機構の検出したバッファカセットの種類に対応する前記バッファカセット保持機構を作動させ、
移載動作制御装置は、前記バッファカセットの種類に対応した移載動作を前記枚葉移載装置にさせるための複数の移載動作プログラムを格納し、前記検出機構の検出したバッファカセットの種類に対応する前記移載動作プログラムを選択し、前記選択された移載動作プログラムに基づいて前記枚葉移載装置を作動させるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の一形態を説明する。
図1は本発明の実施の一形態である無人搬送車システムが適用されるウエハ処理作業の一工程作業部を示す概略図、図2は無人搬送車の右側面図、図3は無人搬送車の平面図、図4はバッファカセットとバッファカセット台の側面一部断面図、図5はバッファカセットとバッファカセット台の前面一部断面図、図6はバッファカセット台の平面図、図7は8インチ専用バッファカセットの右側面一部断面図、図8は8インチ専用バッファカセットの取付面図、図9は8インチ専用バッファカセットの係止部を示す正面図、図10は第二保持機構の平面図、図11は第二保持機構の斜視図である。
【0011】
まず、図1から図3を用いて本発明の一実施例である無人搬送車システム1の全体構成を説明する。
図1に示すように、本実施例の無人搬送車システム1は、ウエハ処理作業の一工程作業部に適用されている。該作業部には、ウエハが収納される自動倉庫3や、ウエハの処理装置4・4・・・が配置される。
無人搬送車システム1には、処理装置4にウエハを搬送する無人搬送車2が備えられている。そして、自動倉庫3、処理装置4・4・・・に沿って、無人搬送車2の走行経路が形成されている。
本実施例では、無人搬送車2の走行経路に沿って走行レール7a・7bが敷設されており、無人搬送車2は走行レール7a・7b上を走行する。また、一方の走行レール7aには、無人搬送車2に走行や各種作動部の駆動のための電力を供給する給電ケーブル8が添設される。無人搬送車2はコアとコアに巻回する受電コイルとを備え、給電ケーブル8より電磁誘導を利用して、非接触にて電力が供給される。電力供給装置9は無人搬送車2の走行経路の側方に設置され、前記給電ケーブル8に電力を供給する。
本実施例では、無人搬送車2は走行レール7a・7b上を走行する有軌道台車とし、給電ケーブルより非接触で電力供給を受ける構成としている。本発明はその性質上、この構成に限定されるものではなく、バッテリにより電力供給を受け、走行レールを敷設せず、誘導線やレーザー誘導システムにより走行経路に誘導されるようにしてもよい。
【0012】
工程内には、工程内で作動する無人搬送車2の制御を行う搬送車コントローラ10が設けられている。加えて、各工程内に設けた搬送車コントローラ10を統括制御する統括制御装置6が設けられる。
統括制御装置6は、中央制御室など工程外に設置されるホストコンピュータであり、搬送車コントローラ10を介して、無人搬送車2に搬送指令を発信する。統括制御装置6と搬送車コントローラ10とは、通信線を介して接続されている。また、搬送車コントローラ10と無人搬送車2とは、搬送車コントローラ10と接続される通信手段11aと、無人搬送車2に搭載されている通信手段11bとで行う。例えば、通信手段11a・11bは、光通信手段で構成される。
【0013】
次に無人搬送車2の構成について図2および図3を用いて説明する。
無人搬送車2の搬送車本体5には、アライナー19、枚葉移載装置18、バッファカセットが搭載される。搬送車本体5には、走行輪13・13・・・が備えられており、駆動モータ14の駆動により、無人搬送車2が走行可能である。
なお、以下の記述では便宜上無人搬送車2の方向について、後述するアライナー19が搭載されている方を「前方」、バッファカセット(図2においては12インチ・8インチ併用のバッファカセット17a)が搭載されている方を「後方」と呼ぶことにする。
また、バッファカセットには、搬送車本体5への取付面(本実施例では底面)の形状の異なる三種類のカセット(12インチ・8インチ併用のバッファカセット17a、12インチ専用のバッファカセット17b、8インチ専用のバッファカセット17c)が存在するが、図2および図3では12インチ・8インチ併用のバッファカセット17aが固定された場合を示す。
【0014】
図2に示すように、無人搬送車2はクリーンルーム内に敷設された二本の走行レール7a・7b上を走行する有軌道台車であり、一方の走行レール7aに添設される給電ケーブル8(図1に図示)より電磁誘導を利用して非接触により、電力供給される。そして、無人搬送車2内に設けた駆動モータや制御機器等の電力負荷に、電力を供給する。
【0015】
搬送車本体5の上面後部にはバッファカセット台15が設けられ、バッファカセット台15には、第一保持機構36と第二保持機構40とが設けられる。また、バッファカセット17aには、ウエハを収納するための開口部26が形成されており、該開口部26を前方(枚葉移載装置18側)に向けて、バッファカセット台15上に載置される。
バッファカセットは、その種類により、第一保持機構36、第二保持機構40のいずれか一方により、バッファカセット台15に対して、固定・解除が可能である。つまり、バッファカセットは、搬送車本体5に着脱可能に設けられる。
種々のバッファカセットおよび保持機構36・40の構成については後で詳述する。
【0016】
バッファカセット台15の前方には枚葉移載装置18、さらに前方にはアライナー(姿勢合わせ装置)19が配設される。
アライナー19について説明する。
枚葉移載装置18によりバッファカセットに収納されたウエハ20・20・・・は一枚づつ取り出され、アライナー19にてウエハ7の結晶方位が所定方向となるように枚葉移載装置18の吸着位置を補正してから製造装置や検査装置などの処理装置4に移載されたり、あるいは処理装置4で処理後のウエハ20がバッファカセット内に回収される。このアライナー19には、載置されたウエハ20を吸引保持するとともに、旋回する載置台と、載置台に載置されたウエハ20の外縁の旋回軌跡を検出するための外周検出センサとが設けられており、外周検出センサにより検出された軌跡と、予め記憶されている軌跡との差から、載置されているウエハ20の、載置台の中心に対する載置位置のズレを検出するとともに、ウエハ20の外縁に1箇所設けられているノッチやオリエンテーションフラットなどの切欠の位置などを検出する。この外周検出センサは、8インチのウエハ20aの軌跡を検出可能な位置と、12インチのウエハ20bの軌跡を検出可能な位置との両方に並設されている。またアライナー19には各ウエハ20の表面に記されたバーコードなどの製造履歴情報を読み取るIDリーダー(図示せず)も併設される。
なお、本実施例では無人搬送車2にはアライナー19が配設されているが、本発明はアライナーが配設されない構成の無人搬送車であっても良い。
【0017】
枚葉移載装置18について説明する。
枚葉移載装置18の基部は昇降機構21であり、昇降機構21は昇降自在に無人搬送車2に設けられる。昇降機構21上端には旋回可能な旋回台22が設けられ、該旋回台22上面にアッパーアーム23とロアアーム24の二本の移載アームが設けられる。前記移載アームが二本設けられていることにより、ウエハ20・20・・・の移載作業の迅速化が可能である。
【0018】
アッパーアーム23およびロアアーム24は同様の構成であるので、以下、アッパーアーム23について説明する。
アッパーアーム23は水平多関節のいわゆるスカラ型移載装置で、その先端部はピンセット23aとなっている。ピンセット23aの先端付近上面には吸着口25・25が穿設されており、無人搬送車2に搭載されるエアータンクやエジェクターなどからなる負圧発生機構(図示せず)が該吸着口25・25にエアー配管を介して連結される。
このように構成することにより、ピンセット23a上にすくい取られたウエハ20の盤面が、吸着口25・25によるエアー吸引によりピンセット23aに吸着されて、移載時にウエハ20が脱落しない。またピンセット23aを薄板状に形成することにより、バッファカセットへの進入時に、バッファカセット内の上下に配置される他のウエハに接触しない構成となっている。
ロアアーム24のピンセット24aは、常にアッパーアーム23のピンセット23aよりも低い位置で作動し、結果としてアッパーアーム23とロアアーム24は互いに接触せずに移載作業を行うことが可能な構成となっている。
【0019】
無人搬送車2は、収納するウエハの種類や組み合わせの異なるバッファカセットを搭載可能である。
本実施例においては、無人搬送車2は、三種類の異なるバッファカセットを搭載可能に構成されており、具体的には、12インチ・8インチ併用のバッファカセット17aと、12インチ専用のバッファカセット17bと、8インチ専用のバッファカセット17cとの三種類である。
12インチ専用のバッファカセット17bは、12インチ用のウエハ20aを収納可能なバッファカセットである。8インチ専用のバッファカセット17cは、8インチ用のウエハ20bを収納可能なバッファカセットである。これに対し、12インチ・8インチ併用のバッファカセット17aは、サイズの異なる8インチのウエハ20aと12インチのウエハ20bを同時に収納可能としたバッファカセットである。
つまり、無人搬送車2には、複数のサイズの異なるウエハを同時に収納可能とするバッファカセットを、搭載可能である。12インチ・8インチ併用のバッファカセット17aは、詳しくは後述するが、8インチのウエハを上方に配置された棚に、12インチのウエハを下方に配置された棚に、それぞれサイズ毎に分けた状態で収納するバッファカセットである。なお、複数種のウエハを収納するバッファカセットは、収納可能なサイズを8インチと12インチに限るものではなく、例えば、6インチ用と8インチ用の共用のバッファカセットを製造して、該共用カセットを搭載することも可能である。
【0020】
図4および図5に示すように、12インチ・8インチ併用のバッファカセット17aは筐体27、8インチ収納部28、12インチ収納部29、位置決め脚30・30・30、係止体31などで構成され、直径8インチのウエハ20aと直径12インチウエハ20bとの双方を収納可能である。
そして、同一の処理ラインに、直径8インチのウエハ20aと直径12インチのウエハ20bとが混在した状態でも、取り扱うウエハサイズが異なる複数のバッファカセットを用意して無人搬送車2に載せ換えたり、異なる無人搬送車2を同時に走行させたりする必要が無い。
【0021】
12インチ収納部29の構成について説明する。
12インチ収納部29内に、ウエハ20bが上下に多数段配置して収納可能である。12インチ収納部29の内壁の左右には、左右一対でウエハ20bを載置する12インチ用棚29a・29aが、上下に多数段固設されている。左右一対の12インチ用棚29a・29aは、直径8インチのウエハ20aの端部を支持することにより、複数のウエハ20aを互いに接触させること無く、12インチ収納部内に収納することができる。
8インチ収納部28も、12インチ用収納部29と同様の構成である。8インチ収納部28の内壁の左右には、左右一対でウエハ20aを載置する8インチ用棚28a・28aが、上下に多数段固設されている。
8インチ用棚28a・28aの左右間隔は、ウエハのサイズに合わせて、12インチ用棚29a・29aの左右間隔より狭く配置されている。
【0022】
なお本実施例では、12インチ・8インチ併用のバッファカセット17a内部の構成について、8インチのウエハ20aを上半分に、12インチのウエハ20bを下半分に収納する構成としたが、例えば12インチのウエハ20bを上半分に収納してもよく、8インチのウエハ20aおよび12インチのウエハ20bの収納可能な比率(8インチ用棚28および12インチ用棚29の設置棚数の比率)を変更してもよい。あるいはウエハのサイズが6インチのものが取り扱える棚を新たに形成し、直径の異なる三種類以上のウエハを同時に収納可能な構成としてもよく、限定されない。
【0023】
まず、バッファカセット台15と、12インチ・8インチ併用のバッファカセット17aとにおける、相互の位置決め手段について説明する。
バッファカセット台15上には、正三角形の頂点位置となる三点に、位置決めピン32・32・32が立設されている。
一方、12インチ・8インチ併用のバッファカセット17aの底面には、位置決め脚30・30・30が設けられており、位置決め脚30の下面には、位置決め孔30aが、前記位置決めピン32と係合するように形成される。このため、バッファカセット17aがバッファカセット台15上に載置されると、前記位置決めピン32がそれぞれ対応する位置決め孔31aに係合し、位置決めがなされ、水平方向の移動が規制される。
しかしながら、位置決めピン32による係合だけでは、上下方向の大きな振動でずれる恐れがある。なお、本実施の一形態では、バッファカセット17aの位置決め手段として位置決め孔30aが形成されているが、SEMI規格にあるような位置決め用の溝でも良い。
【0024】
このため、本実施例のバッファカセット台15には、バッファカセット台15に対するバッファカセット17aの上下動を制止する手段として、第一保持機構36が設けられている。
第一保持機構36は、位置決めピン32、固定フック33、エアーシリンダ34、および開口部35からなる。
【0025】
バッファカセット17aの筐体27のバッファカセット台15への取付面には、側面視略L字型の係止体31が突設される。L字型となる係止体31は、基部31aと係止部31bとからなる。基部31aの一端が前記取付面に固設され、係止部31bの面部は、取付面と平行となる。
一方、バッファカセット台15側には該バッファカセット台15に回動可能に固定フック33が設けられ、固定フック33の駆動手段として、エアーシリンダ34が設けられる。固定フック33は、側面視鉤状に形成されるフック部33aと、内部に長溝を形成したスライド部33bとを備えている。フック部33aとスライド部33bとの中央部で、固定フック33はバッファカセット台15に取り付けられた枢軸57に回動自在に枢設される。
エアーシリンダ34の伸縮ロッド34aの先端には、固定フック33の枢軸57と平行となる係止軸34bが固設されている。前記スライド部33b内に形成される長溝33cは、係止軸34bが溝の方向に沿って移動可能な幅に形成されている。
そして、伸縮ロッド34aの伸縮により、係止軸34bが前後(伸縮ロッド34aの伸縮方向に)に移動し、それに伴って、スライド部33bが枢軸57回りに回転し、フック部33aが回動する。従って、伸縮ロッド34aを伸張させると、フック部33aが図4上において左回転し、フック部33aの先端が係止体31に当圧し、係止体31を固定する。その結果バッファカセット17aが固定される。
【0026】
バッファカセット台15の上面には開口部35が形成されており、固定フック33が回動しても、固定フック33とバッファカセット台15の上面とが接触しない。
また、固定フック33は不使用時にはバッファカセット台15内部に収納される。
【0027】
12インチ専用のバッファカセット17b(図示せず)は、12インチのウエハ20bのみを取り扱う場合に使用され、前記12インチ・8インチ併用のバッファカセット17aの内部が12インチ収納部29のみで構成される場合と略同じ構成である。
前記12インチ・8インチ併用のバッファカセット17aと取付面である底面の形状も、位置決めおよび取り付け構成に関して略同じである(ただし、後で詳述する検出手段56a・56b・56cで検出される部位の形状はバッファカセット17aと異なる)。
つまり、前記第一保持機構36により、12インチ専用カセット17bはバッファカセット台15に対して固定・解除可能である。
【0028】
次に、直径8インチのウエハ20aのみを収納する8インチ専用のバッファカセット17cを使用する場合について説明する。
図7および図8に示すように、8インチ専用のバッファカセット17cの内部構成は、前記8インチ収納部28と同様の構成である。8インチ専用のバッファカセット17cの内部の左右側壁には、左右一対でウエハ20aを載置する8インチ用棚37・37が、上下に多数段固設されている。そして、左右一対の8インチ用棚37・37によりウエハ20aの左右両端部を支持し、複数のウエハ20aを互いに接触させること無く収納することができる。
【0029】
8インチ専用のバッファカセット17cとバッファカセット台15との前後位置の位置決め構造について説明する。
8インチ専用のバッファカセット17cの底面60中央には、側断面視略半円形状の位置決めバー39が固設されている。位置決めバー39は、8インチ専用のバッファカセット17cの左右方向に延出している。
一方、バッファカセット台15上面には、一対の位置決めブロック54・54が前後離間して固設されている。この一対の位置決めブロック54・55間の距離は、前記位置決めバー39の外径と同じである。そして、前記位置決めバー39を前記一対の位置決めブロック54・55間に位置させて、8インチ専用のバッファカセット17cをバッファカセット台15上に載置すると、8インチ専用のバッファカセット17cがバッファカセット台15上に対して、前後位置が位置決めされる。この状態で、8インチ専用のバッファカセット17cのウエハを収納する開口部は前方を向いている。
【0030】
次に、8インチ専用のバッファカセット17cとバッファカセット台15との左右位置の位置決め構造について説明する。
8インチ専用のバッファカセット17cの底面60(バッファカセット台15への取付面)には、左右両端部に、それぞれ左右で一対となる係止部38・38が形成されている。
係止部38には、図9に示すように、8インチ専用のバッファカセット17cの左右側壁の下端部より下方(載置時)に延出する垂直部38aと、垂直部38aの先端より、底面60と平行に(載置時)両側方に延出する水平部38bとが形成されている。水平部38b・38bは、垂直部38a・38aより、それぞれ対向する向き(内側)に延出している。そして、底面60と、水平部38b、垂直部38aとで、コ字形状となる係止部38が構成される。
一方、バッファカセット台15の内部には図10に示す第二保持機構40が設けられている。ここで、バッファカセット台15について説明する。バッファカセット台15は、図5に示すように大きさの異なる筐体からなるもので、それぞれ天板15a・15bを有している。上部筐体の天板(以下「上部天板」という)15aには、後述する軸42a・42bを上下方向に通過するとともに、左右方向に移動可能にする長孔53・53・53・53が形成されている。
【0031】
次に、第二保持機構40について、以下説明する。図5、図10、図11に示されるように、バッファカセット台15の下部筐体の天板(以下「下部天板」という)15bに支持される基部部材52上に、左右方向に配置されるガイド53をスライドする一対のスライダー57・58が設けられている。それぞれのスライダー57・58上には、側面視で水平部材を下方とした凹字形状のチャック基部41a・41bが取り付けられている。このため、それぞれのチャック基部41a・41bは、スライダー57・58を介してガイド53上をスライド可能に構成されている。そして、チャック41a・41bの上部の各先端には、前記上部天板15aに形成された長孔53・53・53・53内をこれら長孔53に沿って移動自在の軸42a・42a・42b・42bが設けられ、これら軸42a・42a・42b・42bには、係止体42・42・42・42が取り付けられている。さらに第二保持機構40は、チャック基部41a・41bを移動させるための駆動機構を備えている。
【0032】
駆動機構には、図10に示すように、無端状のワイヤ44と、ワイヤ44が掛け渡されるプーリ45・46・47・48・49が設けられ、また前記スライダー57・58のそれぞれには、ワイヤ44を係止するためのワイヤホルダ41cが設けられ、さらに前記スライダー57を駆動させるエアシリンダ51が設けられ、それぞれ前記基部部材52上に配設される。
プーリ45・46・47・48・49は、ワイヤ44が平面視で凹形を形成するように配置され、ワイヤ44の内側のコ字形の中央に前記ガイド43が配置される。そして、スライダー57・58にはワイヤ44が通過可能な一対の貫通孔57a・57bおよび貫通孔58a・58bがそれぞれガイド43に略平行となるように形成され、内側のコの字を形成している一対のワイヤ44の部分(より具体的にはプーリ47・48間およびプーリ48・49間に掛け渡されている部分)がそれぞれ貫通するようになっている。この一対の貫通孔の一方を貫通しているワイヤ44に前記ワイヤホルダ41cを係止することで、スライダー57・58をワイヤ44に固定するようになっている。このときのスライダー57・58とワイヤ44との係止固定位置は、ワイヤ44のコ字形の対向する一対の一方を、スライダー57に固定し、他方をスライダー58に固定する。より具体的には、プーリ48・49間においてワイヤ44とスライダー57とを係止し、プーリ47・48間においてワイヤ44とスライダー58とを係止するのである。また、エアシリンダ51のシリンダロッド51aの先端には、スライダー固定部材51bが取り付けられ、スライダー固定部材51bはスライダー57に固定されるようになっている。このような構成になっているため、エアシリンダ51を作動させることで、スライダー57が移動し、その移動に伴いワイヤ44のコ字形の対向する辺のワイヤが逆方向に移動する。つまり、エアシリンダ51の伸縮に合わせて、スライダー57(チャック基部41a)とスライダー58(チャック基部41b)とが接近・離間するようになっている。
【0033】
また、チャック基部41a・41bの上方に配置されている前記係止体42は、前記係止部38に進入可能な高さ位置に配置されている。そして、係止体42が中央から外側に移動する(チャック基部41aと、チャック基部41bとが離間する方向に移動する)ことで、係止体42は係止部38と係合し、バッファカセット17cがバッファカセット台15に固定されるようになっている。また、係止体42が係止部38と係合している状態から、係止体42が中央方向に移動する(チャック基部41aと、チャック基部41bとが接近する方向に移動する)ことで、係止体42と係止部38との係合が解け、バッファカセット17cがバッファカセット台15から着脱可能になる。
【0034】
図7および図8に示すように、8インチ専用のバッファカセット17cをバッファカセット台15に固定するときは、バッファカセット台15上面に突設された二組の一対の位置決めブロック54・55間に位置決めバー39がはまり込むように載置する。これで、前後位置が位置決めされる。
続いて前記第二保持機構40を作動させて二組の一対の係止体42・42・42・42を無人搬送車2の左右側面外方向に移動させ、8インチ専用カセット17cに設けた係止部38と、前記係止体42とを係合させる。
【0035】
このようにすることにより、8インチ専用のバッファカセット17cはバッファカセット台15に位置決めされて固定される。なお、本実施例ではバッファカセット17cの係止部38の水平部38bがバッファカセット17cの内側に対向するように設けられ、これに応じて係止体42が内側(中心軸)から外側に移動することによりバッファカセット17cをバッファカセット台15に係合するようにしているが、バッファカセット17cの水平部38bが外側に向くように形成されていれば、係止体42を外側から内側に移動させることで係合させるようにすればよい。
また、前記12インチ・8インチ併用のバッファカセット17aまたは12インチ専用のバッファカセット17bをバッファカセット台15に固定する第一保持機構36と、8インチ専用のバッファカセット17cをバッファカセット台15に固定する第二保持機構40とは、互いに干渉せず、所定のバッファカセット以外のものを載置する際に邪魔にならないように構成されている。
【0036】
以上で説明したように、無人搬送車2に搭載するバッファカセットは、搬送車本体5に対して脱着可能である。
【0037】
このため、収納するウエハのサイズの異なるバッファカセットを、無人搬送車2に搭載することができる。したがって、一台の無人搬送車2を、バッファカセットの種類を交換するだけで、ウエハのサイズの異なる製造ラインで共用することができ、部品共用化に繋がる。
【0038】
また、搬送車本体5には、枚葉移載装置18の制御装置12が設けられている。枚葉移載装置18は、制御装置12に記憶される移載動作プログラムにより制御される。枚葉移載装置18により移載するウエハの種類に応じて、異なる移載動作プログラムが必要となるが、これらの各種の移載動作プログラムが、制御装置12に記憶されている。
異なる移載動作プログラムが必要とされるのは、枚葉移載装置18が移載するウエハのサイズに応じて、例えば、無人搬送車2に搭載されるバッファカセットやアライナー4、走行経路に沿って設けた処理装置までの移載距離が変化するため、枚葉移載装置18のピンセット23a・23bの伸縮量を変化させる必要があることによる。
【0039】
そこで、枚葉移載装置18の制御装置12に、ウエハのサイズに応じて異なる移載動作プログラムを記憶させることで、枚葉移載装置18が移載するウエハのサイズに応じて、枚葉移載装置18の移載動作を変更することができる。したがって、無人搬送車2に種類の異なるバッファカセットを搭載して、種類の異なるウエハを移載する場合に、枚葉移載装置18の移載動作を変更することができ、直ちに、ウエハサイズの異なる製造ラインでの無人搬送車2の使用が可能となる。
【0040】
前述した各種のバッファカセットの一つである12インチ・8インチ併用のバッファカセット17aには、8インチ用収納部28と12インチ用収納部29とが設けられる。8インチ用収納部28には、8インチのウエハ20bを収納する8インチ用棚28a・28aが設けられ、12インチ用収納部29には、12インチ用のウエハ20aを収納する12インチ用棚29a・29aが設けられる。また、本実施例の無人搬送車2では、12インチのウエハ20a用の処理装置と、12インチのウエハ20b用の処理装置が混在していても対応できるように、12インチ・8インチ併用のバッファカセット17aでは、12インチ用の移載プログラムと8インチ用の移載プログラムとが両方作動し、枚葉移載装置18を制御するようになっている。つまり、8インチ用の棚28a・28aに8インチ用ウエハ20aを移載する場合には、前記制御装置12に記憶されている移載動作プログラムの中から8インチ用の移載動作プログラムが選択され、12インチ用の棚29a・29aに12インチのウエハ20bを移載する場合には12インチ用の移載動作プログラムが選択される。そして、この移載動作プログラムは、そのウエハ20a(もしくはウエハ20b)をそれぞれ収納されている一対の棚28a・28a(もしくは棚29a・29a)から、前記アライナー19に供給する際にも適用されるとともに、検査装置や製造装置などの処理装置4にウエハ20a(もしくはウエハ20b)を移載する際にも適用される。なお、この際の移載動作プログラムの選択方法であるが、8インチ用の移載動作プログラムと12インチ用の移載動作プログラムとの2種類を制御装置12に格納させておき、それを棚の位置のウエハ移載指令に応じて適用プログラムを選択する方法や、8インチ用の棚28a・28aと12インチ用の棚29a・29aの高さ位置に枚葉移載装置18が昇降するときの昇降指令と連動するように8インチ用の移載動作プログラムと12インチ用の移載動作プログラムが併記されている12インチ・8インチ併用のバッファカセット17a用の移載動作プログラムを制御手段12に更に格納させ、それによって選択する方法等がある。
【0041】
また8インチ専用のバッファカセット17cや、12インチ専用のバッファカセット17bが搭載された場合には、それぞれ8インチ専用または12インチ専用の移載動作プログラムが選択されるようになっている。このように、本実施例の無人搬送車2は、異なる種類のバッファカセットを搭載できるのみならず、搭載されたバッファカセットの種類に応じて、前記制御手段12に格納されている前記枚葉移載装置18の移載動作プログラムの中から、最適な移載動作プログラムが選択されるようになっている。さらに、搭載しているアライナー19も、載置される8インチのウエハ20aおよび12インチのウエハ20bの両方が検出可能に外周検出センサをそれぞれ配置しており、搭載されるバッファカセットの種類に応じて適切なセンサが選択されるようにする。このため、レイアウト変更等により従来8インチのウエハ20aのみの処理ラインであったものが、8インチのウエハ20a用の処理装置と、12インチのウエハ20b用の処理装置とが混在する処理ラインに変更されても、また、12インチのウエハ20b用の処理装置専用ラインに変更されても、搭載するバッファカセットの種類を変えるだけで枚葉移載装置18の設定変更などをすることなく、同じ無人搬送車2で対応することができるようになっている。
【0042】
続いて、種類の異なるバッファカセットを、無人搬送車2側で検出する方法について説明する。
バッファカセットのバッファカセット台15への取付面の形状は、バッファカセットの種類毎に異なる部分を有するように形成されている。具体的には、バッファカセットの底面(取付面)に、例えば、前期位置決め脚30のように外側に突出する部分が形成されており、この突出する部分の形状がバッファカセットにより異なるようになっている。そこで、本実施例の無人搬送車2では、突出部の有無を検出機構により検出することで、バッファカセット台15に載置されたバッファカセットの種類を認識するようになっている。
【0043】
この検出機構は、図6に示されるような前記上部天板15aに、その検出部のみが上方に突出するように配置された検出手段56a・56b・56cと、これらの検出手段56a・56b・56cの検出信号が送信される制御装置12とを備えている。なお、制御装置12は、枚葉移載装置18の制御装置をも兼ねている。
このそれぞれの検出手段56a・56b・56cは、検出部が押し下げられることにより物品を検出するようになっており、バッファカセット台15の上面の三箇所に配設される。該検出手段56a・56b・56cはバッファカセット台15上面より上方に突出した押しボタンであり、例えば8インチ専用のバッファカセット17cをバッファカセット台15に載置したとき、8インチ専用のバッファカセット17cの底面に突設された位置決めバー39により、検出手段56cは押し下げられる。このとき、残りの二箇所の検出手段56a・56bは8インチ専用のバッファカセット17cにより押し下げられないように構成されている。
【0044】
取付面形状の違いを検出する検出機構は、検出手段56a・56b・56cのいずれから検出信号が発せられたかを、制御装置12に設けた判定回路で判定して、バッファカセットの取付面(底面)形状の違いを認識する。この認識結果により、検出機構は、バッファカセットの種類の違いを検出する。
例えば、検出手段56cのみが押し下げられて検出信号が発せられながら、検出手段56a・56bからは検出信号が発せられない場合、搬送車本体5に載置されたバッファカセットが、8インチ専用のバッファカセット17cであることが検出機構により検出される。
【0045】
以上において、8インチ専用のバッファカセット17cにおいては、位置決めバー39が、底面(取付面)からの突出部であり、他のカセットとの違いが搬送車本体5側に検出される被検出部である。
【0046】
12インチ・8インチ併用のバッファカセット17aおよび12インチ専用のバッファカセット17bについても略同様であり、12インチ・8インチ併用のバッファカセット17aのときは三箇所の検出機構のうち、検出手段56aのみが、12インチ・8インチ併用のバッファカセット17aの底面(取付面)に設けた突出部(不図示)により押し下げられる。この突出部が、他のバッファカセットとの違いが搬送車本体5側に検出される被検出部である。
また、12インチ専用のバッファカセット17bのときは三箇所の検出手段のうち、検出手段56bのみが、12インチ専用のバッファカセット17bの底面(取付面)に設けた突出部(不図示)により、押し下げられる。この場合も、この突出部が、他のバッファカセットとの違いが搬送車本体5側に検出される被検出部である。
【0047】
このように構成することにより、無人搬送車2のバッファカセット台15に載置されたバッファカセットの種類が、検出手段56a・56b・56cのいずれか一つが押し下げられることにより、前記検出機構により検出される。
なお、本実施例では、検出手段56a・56b・56cのいずれか1つだけ押し下げられ、その検出結果を制御手段12で検出するようになっているが、複数の、検出手段56a・56b・56cが同時に押し下げられたり、検出手段56a・56b・56cを適宜組み合わせたものが押し下げられたりするようにして、その組み合わせを検出して、バッファカセットの種類を制御手段12で判断するような構成にしても良い。また本実施例では、バッファカセットの種類を底面の形状により検出したが、CCDカメラなどの撮像手段による画像認識によりバッファカセットの種類を検出しても良い。また、バッファカセットの種類を検出することにより、該バッファカセットに収納されているウエハのサイズを認識するようにしているが、ウエハのサイズをCCDカメラやレーザーセンサなどにより直接認識するようにしても良い。
従って、検出手段56a・56b・56cの配設位置を本実施例の構成に代えて、例えば、12インチ・8インチ併用のバッファカセット17aでは、検出手段56a・56bの双方が、12インチ・8インチ併用のバッファカセット17aの底面の突出部により押し下げられる、などという構成でもよい。
【0048】
また、無人搬送車2には、前記検出機構の検出結果に基づいて、搬送車本体5に載置されるバッファカセットに応じた保持機構を作動させる制御装置が備えられている。
該制御装置は、前記検出機構によって、載置されるバッファカセットが、12インチ・8インチ併用のバッファカセット17aと12インチ専用のバッファカセット17bのいずれかであることが検出されると、前記第一保持機構36を作動させる。また、該制御装置は、前記検出機構によって、載置されるバッファカセットが、8インチ専用のバッファカセット17cであることが検出されると、前記第二保持機構40を作動させる。
保持機構を作動させる制御装置は、本実施例では、枚葉移載装置18の制御装置12で兼用している。
【0049】
このため、搬送車本体5に載置されるバッファカセットの取付面(底面)の形状の違いにより、載置されるバッファカセットに対応した保持機構を作動させることができる。特に、載置されるバッファカセットに関するデータを、統括制御装置6や搬送車コントローラ10等の外部の制御装置より、無人搬送車2に予め送信しておく必要が無いので、無人搬送車2への外部装置からのデータ送信量を低減することができる。
加えて、複数種類のバッファカセットを無人搬送車2で使用する場合でも、バッファカセットの交換のたびにバッファカセットに関するデータを、外部装置で作成する必要が無い。
【0050】
バッファカセット台15上に載置されたバッファカセットの取付面形状の違いを検出する検出機構により、バッファカセットの種類が検出されると、そのバッファカセットに応じた保持機構が作動する。
【0051】
枚葉移載装置18の制御装置12は、前記検出機構の検出結果に基づいて、つまり、バッファカセットの種類の検出に基づいて、枚葉移載装置18の移載動作モードを検出されたバッファカセットの種類に対応したものに変更する。
前述したように、制御装置12には、ウエハサイズに応じた移載動作プログラムが記憶されている。
このとき、制御装置12は、前記検出機構の検出結果に基づいて、載置されたバッファカセットに対応した移載動作プログラムで、枚葉移載装置18が作動するように、移載動作モードを変更する。つまり、アクティブにする移載動作プログラムの切替制御が、制御装置12内で行われる。
【0052】
このため、載置されるバッファカセットに関するデータを、無人搬送車2に予め送信することなく、載置されたバッファカセットに応じた適切な移載動作モードで、無人搬送車2を待機させることができる。このため、無人搬送車2に、統括制御装置6や搬送車コントローラ10等の外部の制御装置より、搬送の指令を送信する際にも、載置されるバッファカセットに関するデータを含む必要が無いので、搬送指令の容量を小さなものとすることができる。外部制御装置の負担や、無人搬送車2と外部制御装置との間を通信可能とする通信機器の負担が、軽減される。
【0053】
本実施例では、バッファカセットの交換時には、無人搬送車2と、外部の制御装置である統括制御装置6および搬送車コントローラ10との間で、次のような手順に従って、移載動作が開始される。
【0054】
第一段階では、無人搬送車2において、バッファカセットの交換が行われる。バッファカセットの交換作業は、手動であっても、他の移載装置による自動作業であってもよい。例えば、自動倉庫3上にバッファカセットの移載装置を設け、該移載装置によりバッファカセットの交換を行うものである。
【0055】
第二段階では、第一段階で載置されたセットの種類を、無人搬送車2が備える前記検出機構が検出する。検出機構に設けた制御装置12は、バッファカセットの取付面(底面)形状より、バッファカセットの種類を検出する。
【0056】
第三段階では、制御装置12は、検出機構の検出結果に基づいて、バッファカセットの種類に応じた保持機構を作動させて、バッファカセットを搬送車本体5に保持する。
【0057】
第四段階では、制御装置12は、検出機構の検出結果に基づいて、自らに記憶されている移載動作プログラムの中から、載置されたバッファカセットに収納されるウエハに対応した移載動作プログラムを選択し、該移載動作プログラムに基づいて枚葉移載装置18が作動するように、移載動作モードを変更する。
本実施例では、無人搬送車2は、この状態で、外部制御装置である統括制御装置6および搬送車コントローラ10等の搬送指令の待機状態となる。
【0058】
第五段階では、制御装置12は、搬送車コントローラ10へ向けて、前記検出結果に基づいて、自らの無人搬送車2に搭載されたバッファカセットの種類に関するデータを送信する。
【0059】
第六段階では、搬送車コントローラ10に、統括制御装置6より無人搬送車2への搬送指令が送られてくると、そのデータの中に含まれるウエハのサイズに関するデータと、無人搬送車2の制御装置12より送信されたバッファカセットの種類に関するデータとが、比較される。
そして、搬送車コントローラ10での比較により、搬送指令に関わるウエハのサイズが、無人搬送車2に搭載されたバッファカセットに収納可能なウエハであれば、問題無しと判定する。搬送指令に関わるウエハのサイズが、無人搬送車2に搭載されたバッファカセットに収納不能なウエハであれば、エラーと判定する。
【0060】
第七段階では、搬送車コントローラ10での比較結果が問題ない場合、搬送指令が無人搬送車2に伝達される。このとき、ウエハのサイズに関する確認作業は終了しているので、搬送車コントローラ10内において、統括制御装置6から下された搬送指令の再編集が行われ、ウエハのサイズ等、不用なデータを除いたデータ量の少ない搬送指令が作成される。この再編集された搬送指令が、搬送車コントローラ10より、統括制御装置6へ向けて伝達される。
一方、搬送車コントローラ10での比較結果がエラーであった場合は、エラーであることに関するデータが、搬送車コントローラ10より統括制御装置6へ向けて送信される。無人搬送車2への搬送指令の伝達は一時中断される。そして、ウエハのサイズの誤認による、移載作業によるウエハの破損等の不具合の発生を防止する。
【0061】
なお、前記第三段階から第五段階の処理は同時処理に構成しても良く、また本実施例では統括制御装置6の送信データと無人搬送車2の送信データとを搬送車コントローラ10にて比較していたが、該搬送車コントローラ10を省略して統括制御装置6と無人搬送車2との間で直接データを送受信し、統括制御装置6または制御装置12でデータを比較する構成としてもよい。
さらに、前記検出手段56a・56b・56cは押しボタンに限定する必要はなく、例えばバッファカセット台15上に三組の透過型光センサを設け、三種類のバッファカセットの取付面(底面)にそれぞれ特定の透過型光センサの光のみを遮断する部材を設けても同様の効果を奏する。またバッファカセットの種類は本実施例の三種類に限らず、四種類以上でも構わない。
また、本実施例ではアライナー19に設けられる外周検出センサを、8インチ用と12インチ用の2つが並設されるようにしたが、並設可能にしておき、処理ラインの構成に応じて、その数を変えるようにしても良い。
【0062】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0063】
即ち、請求項1に示す如く、ウエハを収納するバッファカセットと枚葉移載装置とを搭載し、ウエハの処理装置へウエハを収納するバッファカセットを搬送し、前記枚葉移載装置によってバッファカセット内のウエハを処理装置に移載する無人搬送車と、バッファカセット保持機構を作動させる制御装置と、前記枚葉移載装置を作動させる移載動作制御装置と、を備えた無人搬送車システムにおいて、
前記無人搬送車は、収納するウエハのサイズによって異なる種類のバッファカセット毎に異なる取付面にそれぞれ対応するとともに、互いに干渉せず、所定のバッファカセット以外のものを取り付ける際に邪魔にならない複数のバッファカセット保持機構と、種類毎に異なる前記バッファカセットの取付面の形状を検出することにより前記バッファカセットの種類を検出する検出機構と、を前記バッファカセットを着脱自在に取り付ける台に設け、
前記バッファカセット保持機構を作動させる制御装置は、前記検出機構の検出したバッファカセットの種類に対応する前記バッファカセット保持機構を作動させ、
移載動作制御装置は、前記バッファカセットの種類に対応した移載動作を前記枚葉移載装置にさせるための複数の移載動作プログラムを格納し、前記検出機構の検出したバッファカセットの種類に対応する前記移載動作プログラムを選択し、前記選択された移載動作プログラムに基づいて前記枚葉移載装置を作動させるので、種類の異なるバッファカセットでも枚葉移載装置により移載することができる。この結果、例えば、ウエハを処理する処理ラインに、8インチ用の処理装置と、12インチ用の処理装置とが並設されていても、1台の無人搬送車で対応することができる。また、処理ラインが8インチ用の処理装置のみから、レイアウト変更により、8インチ用の処理装置と12インチ用の処理装置とが並設されるようになっても、また、12インチ用の処理装置のみが配置されるようになっても、対応することができる。
また、バッファカセットを容易に交換することができるため、レイアウト変更などにより処理しなければならないウエハの種類が変わった場合に、最適なバッファカセットに容易に交換することができる。また、バッファカセットを交換する際に、検出機構によりそのバッファカセットの種類の違いを認識し、最適な保持機構を作動させることができる。
また、検出機構により認識した結果に基づき、格納されている移載動作プログラムからウエハを移載するのに最適な移載プログラムを選択し、最適な移載モードとすることができる。このため、ウエハのサイズに関するデータを外部の制御装置から、例えば、搬送指令に含めて無人搬送車に送信することなく、ウエハを移載することができ、外部の制御装置から無人搬送車に送信するデータを減らすことができるとともに、外部の制御装置および無人搬送車の制御装置にかかる負担を減らすことができる。
また、検出機構により、バッファカセットの種類を検出することでバッファカセットに収納されているウエハの種類を容易に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である無人搬送車システムが適用されるウエハ処理作業の一工程作業部を示す概略図。
【図2】無人搬送車の右側面図。
【図3】無人搬送車の平面図。
【図4】バッファカセットとバッファカセット台の側面一部断面図。
【図5】バッファカセットとバッファカセット台の前面一部断面図。
【図6】バッファカセット台の平面図。
【図7】8インチ専用バッファカセットの右側面一部断面図。
【図8】8インチ専用バッファカセットの底面図。
【図9】8インチ専用バッファカセットの係止部を示す正面図。
【図10】第二保持機構の平面図。
【図11】第二保持機構の斜視図。
【符号の説明】
1 無人搬送車システム
2 無人搬送車
3 自動倉庫
4 半導体製造装置
5 搬送車本体
6 統括制御装置
12 制御装置
17 バッファカセット
17a 12インチ・8インチ併用バッファカセット
17b 12インチ専用バッファカセット
17c 8インチ専用バッファカセット
18 枚葉移載装置
20 ウエハ
20a 8インチウエハ
20b 12インチウエハ
28 8インチ用収納部
29 12インチ用収納部
36 第一保持機構
40 第二保持機構
56a・56b・56c 検出手段

Claims (1)

  1. ウエハを収納するバッファカセットと枚葉移載装置とを搭載し、ウエハの処理装置へウエハを収納するバッファカセットを搬送し、前記枚葉移載装置によってバッファカセット内のウエハを処理装置に移載する無人搬送車と、バッファカセット保持機構を作動させる制御装置と、前記枚葉移載装置を作動させる移載動作制御装置と、を備えた無人搬送車システムにおいて、
    前記無人搬送車は、収納するウエハのサイズによって異なる種類のバッファカセット毎に異なる取付面にそれぞれ対応するとともに、互いに干渉せず、所定のバッファカセット以外のものを取り付ける際に邪魔にならない複数のバッファカセット保持機構と、種類毎に異なる前記バッファカセットの取付面の形状を検出することにより前記バッファカセットの種類を検出する検出機構と、を前記バッファカセットを着脱自在に取り付ける台に設け、
    前記バッファカセット保持機構を作動させる制御装置は、前記検出機構の検出したバッファカセットの種類に対応する前記バッファカセット保持機構を作動させ、
    移載動作制御装置は、前記バッファカセットの種類に対応した移載動作を前記枚葉移載装置にさせるための複数の移載動作プログラムを格納し、前記検出機構の検出したバッファカセットの種類に対応する前記移載動作プログラムを選択し、前記選択された移載動作プログラムに基づいて前記枚葉移載装置を作動させる、
    ことを特徴とする無人搬送車システム。
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