JP4233509B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、外部から取得したデータを記憶手段に蓄積しておき、記憶手段からデータを読み出し、読み出したデータに基づく画像の形成処理を行なう画像形成装置に関する。特に、前記データに基づく画像の形成処理の実行指示を受け付けた場合に、その時点で記憶手段に記憶してある各データに基づく画像の形成処理を行なう画像形成装置に関する。
画像処理装置として、用紙に記録された画像を走査して画像データとして取り込み、取り込んだ画像データに基づく画像を用紙に形成する複写機能、ファクシミリ通信によって取り込んだ画像データを外部のファクシミリ装置へ送信するファクシミリ送信機能、及び外部のファクシミリ装置から画像データを受信し、受信した画像データに基づく画像を用紙に形成するファクシミリ受信機能等を備えたファクシミリ装置が商品化されている。
このようなファクシミリ装置は、他のファクシミリ装置から画像データを受信した場合、受信した画像データをそのまま画像形成部へ転送して用紙に形成する直接受信機能と、他のファクシミリ装置から受信した画像データをメモリに一旦蓄積しておき、所定のタイミングでメモリから画像データを読み出し、読み出した画像データを画像形成部へ転送して用紙に形成するメモリ受信機能とを有している(例えば、特許文献1参照)。
このメモリ受信機能を有するファクシミリ装置は、例えばユーザがメモリ受信機能の実行開始を指示する所定の設定操作を行なった場合にメモリ受信機能に係る動作を開始し、これ以降に他のファクシミリ装置から受信した画像データをメモリに蓄積しておく。また、ファクシミリ装置は、ユーザがメモリ受信機能の実行終了を指示する所定の解除操作を行なった場合にメモリ受信機能に係る動作を終了し、これ以降に他のファクシミリ装置から画像データを受信した場合、受信した画像データをメモリには記憶せずに画像形成部へ転送する。
また、メモリ受信機能が動作中のファクシミリ装置は、外部から受信した画像データを記憶するメモリの残りの容量が少なくなった場合、及びユーザが所定の解除操作を行なってメモリ受信機能の実行終了を指示した場合に、メモリに記憶してある各画像データを読み出して順次画像形成部へ転送することにより、外部のファクシミリ装置から受信してメモリに記憶しておいた画像データに基づく画像を用紙に形成するように構成してある。
このようなメモリ受信機能を利用することにより、直接受信機能の動作中においては外部のファクシミリ装置から画像データを受信する都度行なっていた画像形成処理をまとめて行なうことができ、画像形成部を動作させる際の動作開始に必要な消費電力を削減することができ、節電効果を図ることができる。
また、上述のようなファクシミリ装置は、ユーザが所定の解除操作を行なってメモリ受信機能の実行終了を指示した場合、メモリに記憶してある各画像データを読み出して順次画像形成部へ転送して用紙への形成処理を行なうことにより、ファクシミリ装置のトレイ上に用紙が放置されることを防止すると共に、第三者による用紙の持ち去りを防止することができる。
特開平10−336410号公報
上述したように従来のメモリ受信機能を有するファクシミリ装置は、ユーザによってメモリ受信機能の実行終了が指示された場合に、メモリに記憶してある各画像データに基づく画像の用紙への形成処理を行なうが、メモリ受信機能の動作を続行させたい場合には、ユーザは、メモリに記憶してある各画像データの形成処理が終了した後に、再度メモリ受信機能の実行開始を指示する所定の設定操作を行なう必要がある。
しかし、画像の形成処理の終了後にメモリ受信機能を再度動作させるための設定操作を忘れた場合、メモリ受信機能が無効になるため、直接受信機能によりファクシミリ装置のトレイ上に用紙が放置される虞が生じ、また、第三者による用紙の持ち去りが生じる虞があり、セキュリティが低下するという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、外部から取得したデータを記憶手段に記憶するように設定しておけば、該記憶手段に記憶してあるデータに基づく画像の形成処理の実行指示を受け付けた場合に、その時点で取得中であるデータを対象として画像の形成処理を行なうと共に、これ以降に外部から取得するデータも前記記憶手段に記憶しておくことが可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、前記記憶手段に記憶してあるデータに基づく画像の形成処理の実行指示を受け付けた場合に、その時点で前記記憶手段に記憶してある各データ及びその時点で取得中であるデータを対象として画像の形成処理を行なうと共に、これ以降に外部から取得するデータも前記記憶手段に記憶しておくことが可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る画像形成装置は、外部からデータを取得する取得手段と、該取得手段が取得したデータを複数記憶する記憶手段と、該記憶手段が記憶しているデータに基づく画像の形成処理を行なう形成手段とを備える画像形成装置において、画像の形成処理の実行指示を受け付ける受付手段を備え、前記形成手段は、前記受付手段が実行指示を受け付けた時点で前記取得手段がデータを取得中である場合は、取得中のデータが前記記憶手段に記憶された後前記取得中のデータに基づく画像の形成処理のみを行なうように構成してあることを特徴とする。
本発明によれば、外部から取得したデータを記憶手段に記憶しておき、該記憶手段に記憶してあるデータに基づく画像の形成処理を行なう画像形成装置において、画像の形成処理の実行指示を受け付けた時点で取得中のデータがある場合、このデータを一旦記憶手段に記憶させた後に該データに基づく画像の形成処理のみを行なう。よって、データの取得中に前記実行指示を受け付けた場合、取得中のデータに基づく画像の形成処理のみを行なうことが可能となる。
本発明に係る画像形成装置は、外部からデータを取得する取得手段と、該取得手段が取得したデータを複数記憶する記憶手段と、該記憶手段が記憶しているデータに基づく画像の形成処理を行なう形成手段とを備える画像形成装置において、画像の形成処理の実行指示を受け付ける受付手段を備え、前記形成手段は、前記受付手段が実行指示を受け付けた場合、その時点で前記取得手段がデータを取得中であれば取得中のデータが前記記憶手段に記憶された後、前記取得中のデータを含め、前記記憶手段に記憶されている各データに基づく画像の形成処理を行なうように構成してあることを特徴とする。
本発明によれば、外部から取得したデータを記憶手段に記憶しておき、該記憶手段に記憶してあるデータに基づく画像の形成処理を行なう画像形成装置において、前記形成処理の実行指示を受け付けた時点で取得中のデータがある場合、このデータを一旦記憶手段に記憶させ、その、前記記憶手段に記憶してある各データに基づく画像の形成処理を行なう。よって、形成処理の実行指示を受け付けた場合、記憶手段に既に記憶されているデータ及び取得中のデータを対象として、画像の形成処理を実行させることが可能となる。また、前記実行指示を受け付けた場合であっても、それ以降に外部から取得するデータは記憶手段に記憶されるため、メモリ受信機能の設定操作を再度行なう必要がない。
本発明に係る画像形成装置は、操作スイッチを備え、前記受付手段は、前記操作スイッチが操作された場合に、前記実行指示を受け付けるように構成してあることを特徴とする。
本発明によれば、外部から取得して記憶手段に記憶してあるデータに基づく画像の形成処理の実行指示を行なう場合に操作する操作スイッチを設けてあり、ユーザが操作スイッチを操作することにより、記憶手段に既に記憶してあるデータ、及び/又は取得中のデータに基づく画像の形成処理を実行させることが可能となる。
本発明では、外部から取得したデータを記憶手段に記憶しておき、該記憶手段に記憶してあるデータに基づく画像の形成処理を行なう画像形成装置において、画像の形成処理の実行指示を受け付けた時点で取得中のデータがある場合、このデータを一旦記憶手段に記憶させた後に該データに基づく画像の形成処理のみを行なう。従って、画像形成装置がデータの取得中であることをユーザが認識している場合に、ユーザが画像の形成処理の実行指示を行なうことにより、取得中のデータに基づく画像の形成処理のみを行なうことができる。
本発明では、外部から取得したデータを記憶手段に記憶しておき、該記憶手段に記憶してあるデータに基づく画像の形成処理を行なう画像形成装置において、前記形成処理の実行指示を受け付けた時点で取得中のデータがある場合、このデータを一旦記憶手段に記憶させた後に、前記記憶手段に記憶してある各データに基づく画像の形成処理を行なう。従って、ユーザが形成処理の実行指示を行なうことにより、既に記憶手段に記憶されているデータだけでなく、画像の形成処理の実行指示を行なったユーザが認識している可能性の高い取得中のデータについても画像の形成処理を行なうことができる。
本発明では、外部から取得して記憶手段に記憶してあるデータに基づく画像の形成処理の実行指示を行なう場合に操作する操作スイッチを設けてある。従って、ユーザが操作スイッチを操作することにより、記憶手段に既に記憶してあるデータ、及び/又は取得中のデータに基づく画像の形成処理を実行させることができる。また、この操作スイッチは、画像の形成処理の実行指示を行なうためのものであるため、操作された場合であっても、これ以降に外部から取得するデータは記憶手段に記憶されるため、従来のメモリ受信機能のように、メモリ受信機能の設定操作を再度行なう必要がない。
以下に、本発明に係る画像形成装置をその実施形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の内部構成例を示すブロック図である。本実施形態の画像形成装置1は、CPU10、ROM11、RAM12、モデム13、通信制御部14、画像メモリ15、画像処理部16、画像読取部17、データ管理制御部18、受信データテーブル19、印字制御部20、画像形成部21、操作部22、表示部23等を備えており、それぞれはバス1aを介して相互に接続されている。
CPU10は、タイマ(図示せず)を有しており、バス1aを介して接続される上述したようなハードウェア各部を制御すると共に、ROM11に予め格納されている制御プログラムを適宜RAM12に読み出して実行する。なお、ROM11には、画像形成装置1を本発明に係る画像形成装置として動作させるために必要な種々の制御プログラムが予め格納されている。RAM12はSRAM又はフラッシュメモリ等で構成されており、CPU10による制御プログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。
モデム(取得手段)13は、ファクシミリ通信が可能なファックスモデムで構成されており、通信制御部14による制御に従って、公衆電話回線網100に接続された外部のファクシミリ装置2との間でデータ(以下、ファクシミリデータという)の送受信を行なう。また、通信制御部14からの制御に従ってモデム13が外部のファクシミリ装置2からファクシミリデータを受信した場合、受信したファクシミリデータは画像メモリ15又は画像処理部16へ転送される。
画像読取部17は、読み取り対象の原稿に光を照射する光源、CCD(Charge Coupled Device)等を利用したイメージセンサ、A/D変換器等を備えたスキャナ装置であり、所定の読取り位置にセットされた原稿の画像を当該イメージセンサに結像させてアナログ電気信号に変換し、得られたアナログ電気信号をA/D変換器によりA/D変換する。そして、画像読取部17は、A/D変換して得られたデジタル信号に対して、原稿読取時の光源の配光特性、イメージセンサの感度ムラ等の補正を施すことによりデジタル形式の画像データを生成し、画像処理部16又は画像形成部21へ転送する。
画像メモリ15は、例えばDRAM又はフラッシュメモリ等により構成されており、公衆電話回線網100を介して外部のファクシミリ装置2から受信したファクシミリデータ等を記憶する。画像処理部16は、データに符号化処理又は復号処理を行なうコーデックを有しており、画像読取部17で読み取った画像データに所定の符号化処理を行なってファクシミリデータを生成し、また、モデム13を介して他のファクシミリ装置2から受信したファクシミリデータ、及び他のファクシミリ装置2から受信して画像メモリ15に記憶しておいたファクシミリデータに復号処理を行なって画像データを生成する。
画像形成部21は、例えば、感光体ドラムを所定の電位に帯電させる帯電器、画像データに応じてレーザ光を発して感光体ドラム上に静電潜像を生成させるレーザ書込装置、感光体ドラム表面に形成された静電潜像にトナーを供給して顕像化する現像器、感光体ドラム表面に形成されたトナー像を用紙、OHPフィルム等のシート上に転写する転写器等(いずれも不図示)を備えており、印字制御部20による制御に従って、電子写真方式にてユーザが所望する画像を用紙上に形成する形成手段である。なお、画像形成部21はレーザ書込装置を用いた電子写真方式により画像形成を行なう構成に限られず、インクジェット方式、熱転写方式、昇華方式により画像形成を行なわせる構成であっても良いことは勿論である。
操作部22は、ユーザからの操作指示を受け付けるための各種の操作ボタンを備えており、プリント枚数、コピー濃度等の各機能における設定値、各機能の切り替え操作、各処理の実行指示等のユーザからの指示を受け付ける受付手段である。表示部23は、液晶ディスプレイを備えており、画像形成装置1の動作状況、操作部22を通じて入力された各種の設定値、ユーザに報知すべき情報等を表示する。
上述した構成により、画像形成装置1は、図示しない所定の原稿載置台にユーザが載置した原稿を画像読取部17が読み取りつつ、得られた画像データに基づく画像を画像形成部21で用紙に複写する複写機能を有する。また、画像形成装置1は、画像読取部17が原稿から読み取った画像データに画像処理部16によって所定の符号化処理を行なった上でモデム13を介して公衆電話回線網100に接続されているファクシミリ装置2へ送信するファクシミリ送信機能、外部のファクシミリ装置2がファクシミリ通信にて送信したデータを公衆電話回線網100を介して受信するファクシミリ受信機能を有する。
ここで、本実施形態の画像形成装置1は、外部のファクシミリ装置2から送信されたファクシミリデータを受信する場合のモードとして、直接受信モード及びメモリ受信モードがある。画像形成装置1は、直接受信モードに設定されている場合、モデム13を介して受信したファクシミリデータ(以下、受信データともいう)を画像処理部16へ転送し、画像処理部16によって所定の復号処理を行ない、得られた画像データを画像形成部21へ転送する。よって直接受信モードに設定されている場合、画像形成装置1は、ファクシミリデータを受信する都度、用紙への画像形成処理を行なう。
一方、画像形成装置1は、メモリ受信モードに設定されている場合、モデム13を介して受信した受信データを画像メモリ(記憶手段)15に一時的に記憶(ホールド)させる。ここで、受信データを画像メモリ15に記憶させる場合、通信制御部14からの制御に従って、データ管理制御部18は、図2に示すような受信データテーブル19に蓄積されるテーブルデータを作成する。
受信データテーブル19は、図2に示すように、画像メモリ15に記憶される各受信データに対応して、データID、ホールドフラグ、完了フラグ、画像メモリ15における記憶領域等からなるテーブルデータを記憶したものである。ホールドフラグは、メモリ受信モードに設定されている場合に受信したファクシミリデータであることを示すフラグであり、ホールドフラグが1に設定されている場合、この受信データに基づく画像の形成処理がまだ行なわれていないことを示している。
完了フラグは、対応する受信データの画像メモリ15への記憶処理が完了した場合に1に設定されるフラグであり、完了フラグが0である受信データは、画像メモリ15への記憶処理が完了していない、即ちモデム13から受信中であることを示している。記憶領域は、画像メモリ15における記憶開始アドレス及びデータ量によって対応する受信データの記憶領域を管理している。
なお、受信データテーブル19の内容は、新たに受信した受信データを画像メモリ15に記憶させる場合、受信データの画像メモリ15への記憶処理が完了した場合、及びユーザによる操作部22の操作により画像メモリ15に記憶されている受信データに基づく画像の形成処理が実行された場合等に、データ管理制御部18の処理によって更新される。
ここで、本実施形態の画像形成装置1は、例えばLED(Light Emitting Diode)により構成されたホールド中ランプ23aを表示部23に備えており、上述したように対応するテーブルデータが作成されて画像メモリ15に受信データが記憶(ホールド)されている場合、CPU10は、ホールド中ランプ23aを点灯させる。これにより、画像形成装置1のユーザは、受信データが画像メモリ15に記憶されていることを知ることができる。また、本実施形態の画像形成装置1は、操作部22にリリースボタン(操作スイッチ)22aを備えており、ユーザがリリースボタン22aを操作した場合、画像メモリ15に記憶された受信データに基づく画像の形成処理を行なうことができる。
具体的には、ユーザがリリースボタン22aを操作した場合、CPU10からの制御に従って、データ管理制御部18が、受信データテーブル19に蓄積された各テーブルデータにおいて1のホールドフラグを0にクリアする。次に、CPU10からの制御に従って、印字制御部20が、受信データテーブル19の各テーブルデータを参照してホールドフラグが0であり、完了フラグが1であるテーブルデータが有るか否かを判断する。
これは、ユーザがリリースボタン22aを操作した時点で既に画像メモリ15に記憶されている受信データが有るか否かを判断しており、合致するテーブルデータが有ると判断した場合、印字制御部20は、対応する受信データを順次画像メモリ15から読み出して画像処理部16へ転送し、画像処理部16によって所定の復号処理を行ない、得られた画像データを画像形成部21へ転送する。これにより、ユーザがリリースボタン22aを操作した時点で既に画像メモリ15に記憶されていた全受信データに基づく画像の形成処理を行なうことができる。
また同時に、印字制御部20は、受信データテーブル19の各テーブルデータを参照してホールドフラグが0であり、完了フラグが0であるテーブルデータが有るか否かを判断する。このことは、ユーザがリリースボタン22aを操作した時点でモデム13から受信中の受信データが有るか否かを判断することになり、合致するテーブルデータが有ると判断した場合、印字制御部20は、データ管理制御部18により対応するテーブルデータの完了フラグが1に設定されるまで待機する。
即ち、印字制御部20は、受信中の受信データの画像メモリ15への記憶処理が完了するまで待機し、完了フラグが1に設定された場合、対応する受信データを画像メモリ15から読み出して画像処理部16へ転送し、画像処理部16によって所定の復号処理を行ない、得られた画像データを画像形成部21へ転送する。これにより、ユーザがリリースボタン22aを操作した時点で受信中であった受信データに基づく画像の形成処理も行なうことができる。
なお、画像形成装置1は、ファクシミリデータを受信している場合、受信中である旨を示すメッセージを表示部23に表示しており、リリースボタン22aを操作するユーザは、画像形成装置1がファクシミリデータの受信中であることを認識することが可能である。そこで、画像形成装置1は、リリースボタン22aが操作された場合、画像メモリ15に既に記憶されている受信データだけでなく、リリースボタン22aが操作された時点で受信中の受信データに対しても画像形成処理を行なう。
上述したように、メモリ受信モードに設定されている場合、画像形成装置1は、ユーザによるリリースボタン22aの操作によって、画像メモリ15に記憶してある各受信データに基づく画像の形成処理を行なうことができるため、画像形成装置1の排出トレイ上に画像が形成された用紙が放置されることがなく、第三者による用紙の持ち去りを防止することができ、セキュリティの向上を図ることができる。
また、リリースボタン22aは、画像メモリ15に記憶してある受信データに基づく画像形成処理を行なう際に操作するためのボタンであり、リリースボタン22aを操作した場合であっても、メモリ受信モードの設定は解除されないため、リリースボタン22aの操作時点以降に受信を開始したファクシミリデータは画像メモリ15に記憶され、プリントアウトされない。従って、画像形成装置1の排出トレイ上に画像が形成された用紙が放置されることがないと共に、メモリ受信モードの再設定を行なう必要がないため操作性がよい。
更に、画像形成装置1は、メモリ受信モードに設定されている場合、ユーザがリリースボタン22aを操作した場合に、画像メモリ15に記憶してある各受信データに基づく画像形成処理をまとめて行なうため、直接受信モードの場合と比較して、画像形成部21による消費電力を削減することができ、省電力効果が得られる。
以下に、上述した構成の画像形成装置1によるファクシミリデータの受信処理について説明する。図3は本発明に係る画像形成装置1によるファクシミリ受信処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、ROM11に格納されているプログラムに従ってCPU10及び通信制御部14が実行する。
通常動作中の画像形成装置1において、モデム13が公衆電話回線網100を介して外部のファクシミリ装置2からファクシミリデータを受信した場合、通信制御部14は、予めユーザによってメモリ受信モードが設定されているか否かを判断する(S1)。通信制御部14は、メモリ受信モードに設定されていないと判断した場合(S1:NO)、即ち直接受信モードが設定されている場合、順次受信するファクシミリデータを画像処理部16へ転送し、画像処理部16によって復号した後(S2)、画像形成部21へ転送して画像形成処理を実行する(S3)。
一方、通信制御部14は、メモリ受信モードに設定されていると判断した場合(S1:YES)、データ管理制御部18によってホールドフラグを1に設定したテーブルデータを作成し(S4)、受信データテーブル19に登録すると共に、順次受信するファクシミリデータを画像メモリ15へ転送して記憶させる(S5)。通信制御部14は、受信するファクシミリデータの画像メモリ15への記憶処理が完了したか否かを判断しており(S6)、完了していないと判断した場合(S6:NO)、完了するまで画像メモリ15への記憶処理を続行する(S5)。
通信制御部14は、画像メモリ15への記憶処理が完了したと判断した場合(S6:YES)、受信データテーブル19の対応するテーブルデータの完了フラグを1に設定すると共に、記憶領域を示す記憶開始アドレス及びデータ量を登録することにより、対応するテーブルデータを更新する(S7)。受信したファクシミリデータの画像メモリ15への記憶処理が完了した場合、CPU10は、表示部23のホールド中ランプ23aが既に点灯しているか否かを判断し(S8)、点灯していると判断した場合(S8:YES)、上述した処理を終了する。また、CPU10は、ホールド中ランプ23aが点灯していないと判断した場合(S8:NO)、ホールド中ランプ23aを点灯させ(S9)、ユーザにファクシミリデータがホールドされたことを通知する。
これにより、画像形成装置1は、ユーザによって直接受信モードが設定されている場合には、ファクシミリデータを受信する都度、受信したファクシミリデータに基づく画像の形成処理を行なうことができる。また、画像形成装置1は、ユーザによってメモリ受信モードが設定されている場合には、受信したファクシミリデータを画像メモリ15に蓄積しておき、後述するように、ユーザがリリースボタン22aを操作することによって画像出力指示を行なった場合に画像メモリ15に蓄積されたファクシミリデータに基づく画像の形成処理を行なうことができる。
以下に、上述したように画像メモリ15に蓄積されたファクシミリデータに基づく画像の形成処理について説明する。図4は本発明に係る画像形成装置1による画像形成処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、ROM11に格納されているプログラムに従ってCPU10及び印字制御部20が実行する。
上述したように外部から送信されてくるファクシミリデータの受信処理等の通常動作中の画像形成装置1において、ユーザが操作部22のリリースボタン22aを操作した場合、CPU10からの制御に従って、データ管理制御部18が、受信データテーブル19に蓄積された各テーブルデータにおいてホールドフラグが1のテーブルデータが有るか否かを判断し(S11)、有ると判断した場合(S11:YES)、各テーブルデータの1のホールドフラグを0にクリアする(S12)。一方、ホールドフラグが1のテーブルデータが無いと判断した場合(S11:NO)、CPU10は、画像メモリ15に記憶(ホールド)されているデータが無い旨を示すメッセージを表示部23に表示させてユーザに通知し(S13)、処理を終了する。
次に、印字制御部20は、受信データテーブル19の各テーブルデータを参照してホールドフラグが0であり、完了フラグが1であるテーブルデータが有るか否かを判断し(S14)、有ると判断した場合(S14:YES)、対応する受信データ(ファクシミリデータ)を画像メモリ15から読み出して画像処理部16へ転送し、画像処理部16によって復号した後(S15)、画像形成部21へ転送して画像形成処理を実行する(S16)。
印字制御部20は、実行した画像形成処理が完了したか否かを判断しており(S17)、完了していないと判断した場合(S17:NO)、画像形成処理を続行し(S16)、画像形成処理が完了したと判断した場合(S17:YES)、データ管理制御部18によって対応するテーブルデータを受信データテーブル19から消去し(S18)、ステップS14の処理に戻る。
ステップS14において、印字制御部20は、ホールドフラグが0であり、完了フラグが1であるテーブルデータが無いと判断した場合(S14:NO)、ホールドフラグが0であり、完了フラグが0であるテーブルデータが有るか否かを判断し(S19)、有ると判断した場合(S19:YES)、このテーブルデータにおける完了フラグが1に設定されるまで待機する。具体的には、印字制御部20は、このテーブルデータの完了フラグが1であるか否かを判断しており(S20)、1でないと判断した場合(S20:NO)、完了フラグが1に設定されるまで待機する。
印字制御部20は、このテーブルデータの完了フラグが1であると判断した場合(S20:YES)、対応する受信データを画像メモリ15から読み出して画像処理部16へ転送し、画像処理部16によって復号した後(S15)、画像形成部21へ転送して画像形成処理を実行する(S16)。また、印字制御部20は、実行した画像形成処理が完了したか否かを判断しており(S17)、完了していないと判断した場合(S17:NO)、画像形成処理を続行し(S16)、画像形成処理が完了したと判断した場合(S17:YES)、データ管理制御部18によって対応するテーブルデータを受信データテーブル19から消去し(S18)、ステップS14の処理に戻る。
一方、ステップS19で、印字制御部20は、ホールドフラグが0であり、完了フラグが0であるテーブルデータが無いと判断した場合(S19:NO)、ユーザがリリースボタン22aを操作した時点で既に画像メモリ15に記憶されていた受信データ及びモデム13から受信中であった受信データに基づく画像形成処理が完了した旨を示すメッセージを表示部23に表示させてユーザに通知する(S21)。また、全ての受信データに基づく画像形成処理が完了した場合、CPU10は、表示部23のホールド中ランプ23aを消灯させ(S22)、上述した処理を終了する。
これにより、画像形成装置1は、メモリ受信モードに設定されている場合に順次画像メモリ15に蓄積されたファクシミリデータを、ユーザがリリースボタン22aを操作した場合に、画像メモリ15から読み出して画像形成処理を行なうことができる。従って、画像形成装置1の排出トレイ上に画像が形成された用紙が放置されることがなく、第三者による持ち去り及び紛失を防止することができる。また、画像メモリ15に蓄積されたファクシミリデータに基づく画像形成処理をまとめて行なうことにより、画像形成部21による消費電力を削減することができ、省電力効果が得られる。
上述した実施形態では、ユーザが操作部22のリリースボタン22aを操作した場合に、その時点で既に画像メモリ15に記憶されている受信データと、その時点でモデム13から受信中の受信データとを対象として画像の形成処理を行なう構成について説明したが、リリースボタン22aが操作された時点で画像メモリ15に記憶されている受信データのみ、また、リリースボタン22aが操作された時点でモデム13から受信中の受信データのみを対象として画像の形成処理を行なう構成とすることもできる。後者の構成によれば、例えば、ファクシミリ送信を行なう前に電話によってその旨を通知された場合に、通知されたファクシミリデータのみを早期にプリントアウトすることができる。
本発明に係る画像形成装置の内部構成例を示すブロック図である。 受信データテーブルの構成例を示す模式図である。 本発明に係る画像形成装置によるファクシミリ受信処理の手順を示すフローチャートである。 本発明に係る画像形成装置による画像形成処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
13 モデム(取得手段)
15 画像メモリ(記憶手段)
21 画像形成部(形成手段)
22 操作パネル(受付手段)
22a リリースボタン(操作スイッチ)

Claims (3)

  1. 外部からデータを取得する取得手段と、該取得手段が取得したデータを複数記憶する記憶手段と、該記憶手段が記憶しているデータに基づく画像の形成処理を行なう形成手段とを備える画像形成装置において
    像の形成処理の実行指示を受け付ける受付手段を備え、
    前記形成手段は、前記受付手段が実行指示を受け付けた時点で前記取得手段がデータを取得中である場合は、取得中のデータが前記記憶手段に記憶された後前記取得中のデータに基づく画像の形成処理のみを行なうように構成してあることを特徴とする画像形成装置。
  2. 外部からデータを取得する取得手段と、該取得手段が取得したデータを複数記憶する記憶手段と、該記憶手段が記憶しているデータに基づく画像の形成処理を行なう形成手段とを備える画像形成装置において
    像の形成処理の実行指示を受け付ける受付手段を備え、
    前記形成手段は、前記受付手段が実行指示を受け付けた場合、その時点で前記取得手段がデータを取得中であれば取得中のデータが前記記憶手段に記憶された後、前記取得中のデータを含め、前記記憶手段に記憶されている各データに基づく画像の形成処理を行なうように構成してあることを特徴とする画像形成装置。
  3. 操作スイッチを備え、
    前記受付手段は、前記操作スイッチが操作された場合に、前記実行指示を受け付けるように構成してあることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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