JP4231509B2 - 戸当り - Google Patents

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Description

本発明は、戸当りに関する。さらに詳しくは、ドア側の磁石と床面に揺動自在に設置された磁性体からなるプレートとを吸着させることにより、ドアを全開位置に固定することができ、さらに磁石に吸着されたプレートを仮止め、および所望により強固なロックを行うことができる戸当りであって、磁石がドアの表面に突出しないでドア内部に収納することができ、しかもドアと床との間隙のバラツキに柔軟に対応することができる戸当りに関する。
一般的に用いられる床に立設される戸当りは、歩行者がつまづいたり、ドア周囲の家具が衝突するなどの不具合がある。そのため、従来より、床から出没自在の戸当りが種々検討されており、たとえば、磁石を用いた出没自在の戸当りなどがある。このような磁石を用いた戸当りは、たとえば特許文献1および2に記載されているように、床面に揺動自在に設置された磁性体プレートを、ドア側の磁石に吸着させることによりドアを全開位置に固定している。
また、本出願人は、さきに出願した特願2002−183038号の明細書に記載されているように、ドア側の磁石に吸着されたプレートをさらに仮止めおよび強固なロックを両方行うことができる戸当りを提案している。
特許第2990601号公報 特開平10−115139号公報
しかし、従来の磁石を用いた戸当りは、磁石がドアの表面に突出するため、美観上好ましくないという問題がある。とくに、磁石に仮止め機構およびロック機構を設けた場合、磁石全体がさらに大きくなるため、磁石が一層目立ってしまい美観上好ましくない。また、磁石をドア内部に形成された座ぐり穴などに埋め込んで固着する場合、ドアの取付誤差などによって生じる、ドアと床との間隙のバラツキに柔軟に対応することができないという問題がある。
本発明は、かかる問題を解消するためになされたものであり、ドア側の磁石に仮止め機構および所望によりロック機構が設けられた戸当りであって、磁石などがドアの表面に突出しないでドア内部に収納することができ、取り付け後であっても、ドアと床との間隙のバラツキに柔軟に対応することができる戸当りを提供することを目的としている。
本発明における戸当りは、(a)床面に固定された台座と、(b)磁性体からなり、前記台座に上下に揺動自在に取り付けられたプレートと、(c)ドアに固定された磁石と、(d)前記フックを前記プレートと係合する方向へ付勢する付勢手段と、(e)前記フックを前記プレートと係合した位置でロックするための水平方向へスライド可能な水平スライド部材と、(f)前記磁石、前記フックおよび前記付勢手段を収容するケーシングと、(g)前記ケーシングにその一端が収容され、前記ケーシングを所望の高さに調整する高さ調整機構と、(h)前記スライド部材および前記高さ調整機構を外部から操作するための操作手段とから構成され、当該ケーシングが前記ドア内部に収納され得るように、前記ケーシングの厚さが、前記ドアの厚さよりも薄くなるように設定されてなり、前記高さ調整機構が、外部からの回転操作を受ける調節手段と、該調節手段と連動した回転を水平な回転に伝達する回転力伝達手段1と、該回転力伝達手段1の回転と連動して水平に回転する回転力伝達手段2と、ネジ頭が前記ケーシングに収容され、かつ、該回転力伝達手段2に螺設されたネジとを有し、該回転力伝達手段2が回転することによる、該回転力伝達手段2に螺設されたネジの上下移動に伴い、前記ケーシングが上下に移動することにより上記目的を達成する。
また、前記回転力伝達手段1は、2つの歯車と、該2つの歯車の間隔を所定の間隔に維持する固定軸とから構成されていることが好ましい。
また、前記回転力伝達手段1が、前記回転力伝達手段2の水平な回転に対して、垂直に回転していることを特徴とすることが好ましい。
本発明によれば、ドア側の磁石に仮止め機構および所望によりロック機構が設けられ、さらに、磁石の垂直位置を外部から操作するための操作手段を設けていることにより、磁石などがドアの表面に突出しないでドア内部に収納することができ、取り付け後であっても、ドアと床との間隙のバラツキに柔軟に対応することができる。
本発明の戸当りは、(a)床面に固定された台座と、(b)磁性体からなり、前記台座に上下に揺動自在に取り付けられたプレートと、(c)ドアに固定された磁石と、(d)前記フックを前記プレートと係合する方向へ付勢する付勢手段と、(e)前記フックを前記プレートと係合した位置でロックするための水平方向へスライド可能な水平スライド部材と、(f)前記磁石、前記フックおよび前記付勢手段を収容するケーシングと、(g)前記ケーシングにその一端が収容され、前記ケーシングを所望の高さに調整する高さ調整機構と、(h)前記スライド部材および前記高さ調整機構を外部から操作するための操作手段とから構成され、当該ケーシングが前記ドア内部に収納され得るように、前記ケーシングの厚さが、前記ドアの厚さよりも薄くなるように設定されている。
以下で、図面を参照しながら、本発明の戸当りを詳細に説明する。
図1は、本発明の戸当りの一実施の形態を示す斜視説明図、図2は、図1に示されている戸当り本体の斜視説明図、図3は、図1に示されている操作手段の斜視説明図、図4は、図1に示されている取り付け手段の斜視説明図、図5は、取り付け手段に挿入される磁石および回転力伝達手段の斜視説明図、図6は、図5に示されている磁石において、フックが閉じた状態の側面図、図7は、図5に示されている磁石において、フックを押し下げた状態の側面図、図8は、図5に示されている磁石の縦断面説明図、図9は、図5に示されている磁石において、フックを押し下げた状態の縦断面説明図、図10は、磁石に設けられた高さ調節機構の縦断面説明図、図11は、ロック機構のロックが解除された状態の縦断面説明図、図12は、ロック機構のロックが解除された状態の縦断面説明図であり、フックを押し下げた場合を示す図、図13は、ロック機構がロック状態の縦断面説明図である。
図1に示される戸当りは、大きく分けて床面に設置された本体部分5と、ドアDに固着される取り付け手段2と、操作手段3と、磁石1とから構成されている。
本体部分5は、図1および図2に示されるように、床面にネジなどで固定されたナイロン、ポリアセタールなどのエンジニアリング樹脂や亜鉛合金などからなる台座42に、鉄やスチールなどの磁性体からなるプレート41が回転軸を回転中心として、揺動自在に取り付けられている。プレート41の先端には、下方に突出する下方突起が設けられている。本体部分4の設置方法は、本発明においてとくに限定されるものではなく、図1に示されるように床面に設置してもよいし、または床に形成される埋設穴に埋設してもよい。
取り付け手段2、操作手段3および磁石1は、ドアDに収納され得るように、ドアDの厚さよりも薄くなるように設定されている。
取り付け手段2は、図2に示されるように、円筒状の磁石1の挿入部21と、前記挿入部21の一方の端に設けられた板状の固着部22とから構成されている。また、挿入部21の他方の端から円筒の軸方向に平行方向に、U字状の溝21aが2箇所対向して形成されている。この溝21aは、操作手段3を取り付け手段2に固定し、また、磁石の高さ調整を行う際に取り付け手段2の内部に納められた高さ調整機構14の調節手段14dにアクセスするための溝である。さらに、挿入部21には、高さ調整機構14の位置を固定するための高さ調整機構固定用ネジ穴21bが形成されている。
操作手段3は、図3に示されるように、ロック機構のロックおよび解除を行うためのスイッチ部31と、操作手段3をドアDに固着するための操作手段固定部32とから構成され、操作手段固定部には、磁石本体13が収容されたケーシング17の高さ方向の位置を調整する際に使用するケーシング位置調節穴32aが形成されている。
操作手段3の内部には、図11に示されるように、スイッチ部31つまみの向きに対してほぼ垂直に設けられた押出し部31aと、スイッチ部31のつまみ方向と同軸上に設けられたスイッチ回転係止部31bと、スイッチ部31の回転軸となるスイッチ回転軸34と、円柱状の突出部33と、スイッチ部31の自由な回転を止めるストッパー32bとから構成されている。スイッチ部31のつまみが押し下げられているか否か、すなわちドアがロックされているか否かを視認しやすくするために、スイッチ部31の押出し部31a外面の部分を赤色などで着色してもよい。
磁石1は、図8および図9に示されるように、ケーシング17に磁石本体13、プレート51と係合するフック12、当該フック12をプレート41と係合する方向へ付勢する圧縮コイルバネ15、フック12をプレート41と係合した位置でロックするための水平スライド部材11、およびケーシング17の垂直位置を調節するための高さ調整機構14の一端が収容されている。また、図6および図7に示されるように、ケーシング17には、磁石1の上下移動に対応するための、高さ調整孔1aが形成されている。
ケーシング17の厚さは、図1に示されるように、ケーシング17がドアD内部に収納され得るように、ドアDの厚さよりも薄くなるように設定されている。
磁石本体13は永久磁石からなり、ケーシング17内部に収容されており、当該ケーシング17の壁を介してプレート41に磁力をおよぼすように構成されている。
フック12は、図6および図7に示されるように、プレート41の先端の下方突起と係合し得る上向きに突出したかぎ部12cを有している。フック12のほぼ中央部には、圧縮コイルバネ15の上端に係合する係合突起12dが突設されている。また、フック12の上部には、図8に示されるように、ロック機構係止部12aが凸状に設けられている。
フック12を用いてプレート41を仮止めすることにより、磁石1の吸着力の強弱にかかわらず容易かつ確実にドアDの仮止めが可能になる。このフック12によりプレート41が磁石に吸着した状態では、フック12は圧縮コイルバネ15の付勢力に抗して上下に移動し得るので、プレート41は引き抜き可能な程度の弱い係止力で一時的に磁石に係止される。
水平スライド部材11は、磁石1のケーシング17に形成された孔に圧縮コイルバネ16を介して取り付けられている。水平スライド部材11には、少なくとも1個の凸部11aが設けられ、また該凸部11aの背面には、圧縮コイルバネ16を収納するための収納空間11bが形成されている。凸部11aは、フック12のロック機構係止部12aの間に移動することにより、フック12をプレート41に係合した状態から下降できないようにロックすることができる。また、ロック状態を解除する場合には、水平スライド部材11に形成された収納空間11bに収められた圧縮コイルバネ16の付勢力により、元の位置に戻ることが可能である。
高さ調整機構14は、図10に示されるように、ドライバーなどにより外部からの回転操作を受ける調節手段14dと、高さ調整機構14を取り付け手段2の磁石挿入部21に固定する高さ調整機構固定部(1)14eおよび高さ調整機構固定部(2)14bと、該高さ調整機構固定部(1)14eおよび(2)14bを連通する高さ調整機構固定用ネジ穴14fと、該高さ調整機構固定用ネジ穴14fに螺嵌して高さ調整機構14の位置を固定する高さ調整機構固定ネジ14iと、調節手段14dと連動した垂直な回転を水平な回転に伝達する回転力伝達手段(1)と、歯車状で中心にネジを螺設するための孔が形成され、回転力伝達手段(1)の垂直な回転と連動して水平に回転する回転力伝達手段(2)14aと、ネジ頭がケーシングに収容され、かつ、回転力伝達手段(2)14aに螺設された高さ調整ネジ14cとから構成されている。さらに、回転力伝達手段(1)は、対向するように設けられた2つの歯車14gと、2つの歯車14gの間隔を所定の間隔に維持する固定軸14hとから構成されている。回転力伝達手段(1)を構成する2つの歯車は、固定軸14hを介して対向する位置に固定されているので、調節する際の操作方向が変わったとしても、柔軟に対応することができる。
以下で、磁石1の垂直位置を調節する際の動作について説明する。
利用者が、ドライバーで操作手段3に形成されたケーシング位置調節孔32aを介して調節手段14dを回転操作すると、調節手段14dの垂直な回転に連動し、回転力伝達手段(1)を構成する一方の歯車が回転し、この一方の歯車に係合するように設けられた回転力伝達手段(2)14aが水平に回転する。さらに、回転力伝達手段(2)14aに係合するように設けられた回転力伝達手段(1)を構成している他方の歯車が連動して回転する。回転力伝達手段(2)14aの水平な回転により、回転力伝達手段(2)14aに螺設された高さ調整ネジ14cが上下いずれかの方向に移動する。この時、高さ調整ネジ14cのネジ頭はケーシング17内に収容されているので、高さ調整ネジ14cの垂直方向の移動と共にケーシング17は垂直方向に移動する。ここで、高さ調整機構14は取り付け手段2に固着されているので上下に移動せず、高さ調整ネジ14cのみが上下方向に移動する。高さ調整ネジ14の上下移動に伴い、ケーシング17およびケーシング17内に収容された部材(すなわち磁石1)が上下方向に移動する。このような、磁石1の垂直位置の調整を行うことで、ドアDと床との間隙のバラツキに柔軟に対応することが可能である。たとえば、通常2.5mm程度に設定されているドアと床との間隙が、ドアの取り付け位置が上方へずれたことによって間隔が3.5mmになった場合でも、ケーシング17を高さ調整孔1aに沿って1mm程度下降させればドアの上昇分を相殺し、磁石1を所定の高さへ調整することができる。
本実施の形態では、図1に示されるような右開きのドアDのように磁石1の左側に操作手段3が配置された例をあげて説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、磁石1の操作手段3を右側に配置することにより、図示されない左開きのドアに対しても前述の右開きのドアDと同様に用いることができる。また、本実施の形態の戸当りでは、ドアDが左右いずれに開く場合にも対応できるように、図4に示されるように、操作手段3を取り付け手段2に固定するための取り付け手段2に形成された溝21aと、高さ調整機構14の調節手段14dが1対対向する位置に設けられているので、左右いずれの方向からでも、フック12のロック操作および磁石1の高さ調整を行うことが可能である。したがって、図1に示されるような右開きのドアDのように磁石2の左側に操作手段3が配置される場合だけでなく、図示されない左開きのドアのように磁石1の右側に操作手段が配置される場合でも、操作手段3を外部から操作することにより、フックのロック操作および磁石1の高さ調整を行うことができる。
つぎに、フック12の上下移動を制限するロック機構について説明する。
ロック機構は操作手段3のスイッチ部31と、突出部33と、磁石1のケーシング17の内部に収容されたフック12に設けられたロック機構係止部12aと、水平スライド部材11と、圧縮コイルバネ16とから構成されている。
以下で、ロック機構の動作について説明する。
図11は、プレート41の下方突起が、フック12のかぎ部12cと係合していない状態であって、ロック機構のロックが解除されているときのロック機構の縦断面図であり、操作手段3のスイッチ部31のつまみは上方を向いており、突出部33が操作手段3内に収まった状態である。それゆえ、磁石1の水平スライド部材11は、突出部33により水平方向に押出されることなく、フック12に設けられたロック機構係止部12aは、水平スライド部材11の突部11aに係止されることなく、フック12が上下方向に可動である(図12参照)。
プレート41の下方突起がフック12のかぎ部12cに係合すると、フック12は若干下方へ下がり、水平スライド部材11に設けられた凸部11aが、ちょうどロック機構係止部12aの間に入りこめる状態になる。
ロック機構がロック状態の場合には図13に示されるように、スイッチ部31のつまみを利用者が下方へ押し下げることにより、スイッチ部31の動きに連動して、スイッチ部31の後ろ側に設けられた突出部33が後方(すなわち水平スライド部材11を押出す方向)へ突出する。突出部33の先端は、水平スライド部材11を水平方向にずらす。そして、水平スライド部材11に設けられた凸部11aが、フック12に設けられた2つのロック機構係止部12a間に入り込む。このことにより、ロック機構係止部12aが上下に移動することを水平スライド部材11の凸部12aは係止し、フック12は上下方向に移動することができず、ロックされた状態になる。
さらに、利用者がスイッチ部31のつまみを上方へ向け、ロック状態を解除した場合には、突出部33に取り付けられた圧縮コイルバネの付勢力で突出部33が操作手段3内部に収容された状態に戻り、水平スライド部材11に設けられた圧縮コイルバネ16による付勢力により水平スライド部材11は元の位置に戻る。これにより、フック12は上下に移動可能な状態になる。
以下で、本実施の形態の戸当りの使用方法の一例を説明する。
ドアDと台座42を介して床に取り付けられた本体部分4が離れている場合には、本体部分4のプレート41は床に伏せた状態になっている。
ついで、図1に示されるように、ドアDを本体部分1付近までドアを開けると、床に伏していたプレート41が、ドアDに取り付けられた磁石1内の磁石本体13の磁力によって立ち上がり、磁石1の下面に吸着する。さらに、ドアDを仮止めする場合には、ドアDをさらに開放させれば、プレート41の先端に設けられた下方突起がフック12のかぎ部12cに係合することにより、容易かつ確実にドアDの仮止めを行うことができる。したがって、荷物の搬入を行なう場合など、一時的にドアDを全開位置に保持したいときに便利である。
また、プレート41の先端に設けられた下方突起がフック12のかぎ部12cに係合した状態の場合には、フック12が若干下方に移動するため、フック12に設けられたロック機構係止部12aの間を水平スライド部材11がスライド可能な状態になる。
ドアDの仮止めを解除するときは、プレート41の先端に設けられた下方突起がフック12のかぎ部12cに係合した状態からドアDをそのまま閉じるだけで、プレート41はフック12との係合が解除されるとともに磁石1の下面から容易に抜け出し、ドアDの仮止めは解除される。
なお、ドアDがフック12によって仮止めされていなくても、ドアDを全開位置まで開ければ、プレート41がドアDに取り付けられた磁石1に吸着するので、ドアDは弱い力で全開位置に保持され、フック8よりもさらに弱い保持力でドアDを仮止めすることができる。
一方、強風が吹いているときなどドアDを強固に開放状態に維持したい場合には、利用者が、図13に示されるように、操作手段3のスイッチ部31のつまみを下方へ押し下げると、スイッチ部31がスイッチ回転軸34を中心に回動し、スイッチ回転係止部31bがストッパー32bを操作手段の外側へ向けて、一時的に変形させながら、ストッパー32bを超えて回転する。この回転に伴って、スイッチ部31に設けられた押出し部31aは突出部33をケーシング17の内側へ向けて付勢する。
スイッチ部31が所定のロック位置に押し下げられると、図13に示されるように、スイッチ回転係止部31bがストッパー32bにより係止され、スイッチ部31および突出部33は所定のロック位置で停止する。
このように、突出部33が突出することによって、図13に示されるように、突出部33が水平スライド部材11を水平方向に押圧し、水平スライド部材11の凸部11aをフック12のロック機構係止部12aの間に移動させ、フック12をプレート41と係合した位置で強固にロックすることができる。その結果、ドアDは、全開位置に容易かつ確実にロックされ、ドアDに風が当っても不意に閉まることがなくなる。
一方、ドアDのロックを解除したい場合には、図13に示される状態から、スイッチ部31を上方へ押し上げれば、図11に示されるように、突出部33は、押出し部31aからの付勢力を受けなくなり、突出部33に取り付けられた圧縮コイルバネの付勢力によって操作手段3の内部に収容され、さらに、水平スライド部材11は、水平スライド部材11に取り付けられた圧縮コイルバネ16の付勢力により初期位置まで戻され、フック12のロックは解除される。
フック12のロック解除後は、仮止め状態に戻るため、若干の力を加えることで、容易にドアDを閉めることができる。そして、ドアDを閉めたとき、プレート41はフック12から引き抜かれるため、フック12は若干上方へ移動して図11の状態に戻るため、水平スライド部材11の水平移動ならびにスイッチ部31の操作ができなくなる。
上記実施形態によれば、ドア側の磁石に仮止め機構および所望によりロック機構が設けられ、さらに、磁石の垂直位置を外部から操作するための操作手段を設けていることにより、磁石などがドアの表面に突出しないでドア内部に収納することができ、取り付け後であっても、ドアと床との間隙のバラツキに柔軟に対応することができる。
また、上記実施の形態の中では、回転力伝達手段1の歯車14gの回転軸と回転力伝達手段2の回転軸とが垂直な場合について説明したが、本発明はこれに限らず、回転力伝達手段1の歯車14gの回転軸と回転力伝達手段2の回転軸とが垂直以外の角度を成していても構わない。たとえば、回転力伝達手段1の歯車14g回転軸と回転力伝達手段2の回転軸とが45℃の角度を成していたとしても、歯車14gの回転力が回転力伝達手段2に伝達されていればよい。
本発明の戸当りの一実施の形態を示す斜視説明図である。 図1に示されている戸当り本体の斜視説明図である。 図1に示されている操作手段の斜視説明図である。 図1に示されている取り付け手段の斜視説明図である。 取り付け手段に挿入される磁石および回転力伝達手段の斜視説明図である。 図5に示されている磁石において、フックが閉じた状態の側面図である。 図5に示されている磁石において、フックを押し下げた状態の側面図である。 図5に示されている磁石の縦断面説明図である。 図5に示されている磁石において、フックを押し下げた状態の縦断面説明図である。 磁石に設けられた高さ調節機構の縦断面説明図である。 ロック機構のロックが解除された状態の縦断面説明図である。 ロック機構のロックが解除された状態の縦断面説明図であり、フックを押し下げた場合を示す図である。 ロック機構がロック状態の縦断面説明図である。
符号の説明
1 磁石
3 操作手段
11 水平スライド部材
13 磁石本体(磁石)
14 高さ調整機構
14a 回転力伝達手段2
14c 高さ調整ネジ(ネジ)
14d 調節手段
14g 歯車
14h 固定軸
15 圧縮コイルバネ(付勢手段)
17 ケーシング
41 プレート
42 台座

Claims (3)

  1. (a)床面に固定された台座と、
    (b)磁性体からなり、前記台座に上下に揺動自在に取り付けられたプレートと、
    (c)ドアに固定された磁石と、
    (d)フックを前記プレートと係合する方向へ付勢する付勢手段と、
    (e)前記フックを前記プレートと係合した位置でロックするための水平方向へスライド可能な水平スライド部材と、
    (f)前記磁石、前記フックおよび前記付勢手段を収容するケーシングと、
    (g)前記ケーシングにその一端が収容され、前記ケーシングを所望の高さに調整する高さ調整機構と、
    (h)前記スライド部材および前記高さ調整機構を外部から操作するための操作手段とから構成され、
    当該ケーシングが前記ドア内部に収納され得るように、前記ケーシングの厚さが、前記ドアの厚さよりも薄くなるように設定されてなり、
    前記高さ調整機構が、
    外部からの回転操作を受ける調節手段と、
    該調節手段と連動した回転を水平な回転に伝達する回転力伝達手段1と、
    該回転力伝達手段1の回転と連動して水平に回転する回転力伝達手段2と、
    ネジ頭が前記ケーシングに収容され、かつ、該回転力伝達手段2に螺設されたネジとを有し、
    該回転力伝達手段2が回転することによる、該回転力伝達手段2に螺設されたネジの上下移動に伴い、前記ケーシングが上下に移動する戸当り。
  2. 前記回転力伝達手段1は、
    2つの歯車と、
    該2つの歯車の間隔を所定の間隔に維持する固定軸とから構成されている請求項1記載の戸当り。
  3. 前記回転力伝達手段1が、前記回転力伝達手段2の水平な回転に対して、垂直に回転していることを特徴とする請求項1または記載の戸当り。
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