JP5352349B2 - 引き違い窓機構 - Google Patents

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Description

本発明は、室内への虫の侵入を防止する引き違い窓機構に関する。
従来から、一般家屋等の建築物の窓や玄関等において、特許文献1で開示されるように、アルミニウム合金等によって形成されたサッシ枠にガラス戸障子がスライド可能に組み込まれたスライディングサッシが広く採用されている。
このスライディングサッシでは、ガラス戸障子を開放させた状態下で、虫等の室内への侵入を防止するため、ガラス戸障子のガラス板に弾性変形可能な防虫具を固着し、該防虫具を網戸障子の内面に対して摺動可能に当接させて、虫等の室内への侵入を防止するようになっている。
特開2002−180769号公報
しかしながら、上記先行技術による場合、ガラス戸障子が完全に開放されていない状態では、ガラス戸障子とガラス戸障子の隙間を通じて虫が侵入してしまう。
本発明は上記事実を考慮し、ガラス戸が完全に開放されていない状態であっても、虫の侵入を防止することができる引き違い窓機構を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、引き違い窓機構において、建物外壁に設けられた開口内をスライドして、前記開口を開閉する引き違い式の一組のガラス戸と、前記ガラス戸の室外側に配置され、前記開口内をスライドする網戸と、一方のガラス戸が完全に開放されていない状態で、ガラス戸間の隙間及びガラス戸と網戸の隙間を塞ぐ閉塞手段と、を備え、前記ガラス戸が、室内側に配置された内側ガラス戸と、室外側に配置された外側ガラス戸と、で構成され、前記閉塞手段が、前記内側ガラス戸及び前記網戸に設けられた当接手段であり、前記当接手段が、前記内側ガラス戸の召し合わせ部に設けられた移動部材と、前記内側ガラス戸の召し合わせ部に設けられ、前記移動部材と連動して、前記外側ガラス戸側へ突出し該外側ガラス戸に当接する第1磁性部材と、前記内側ガラス戸の召し合わせ部と対面可能な前記網戸の縦框に設けられ、前記外側ガラス戸が完全に開放されていない状態で、前記第1磁性部材が当該外側ガラス戸側へ突出すると、第1磁性部材の磁力によって前記外側ガラス戸側へ突出し該外側ガラス戸に当接する第2磁性部材と、を含んで構成されている。
請求項1に記載の発明では、一方のガラス戸が完全に開放されていない状態で、閉塞手段によって、ガラス戸とガラス戸の間の隙間及びガラス戸と網戸の隙間が塞がれる。
具体的には、室内側に配置された内側ガラス戸及び網戸に当接手段が設けられており、内側ガラス戸に設けられた当接手段が外側ガラス戸に当接して、外側ガラス戸と内側ガラス戸の隙間を塞ぎ、網戸に設けられた当接手段が外側ガラス戸に当接して、網戸と外側ガラス戸の隙間を塞ぐ。
当接手段について具体的に説明すると、内側ガラス戸の召し合わせ部に移動部材を設けており、この移動部材に第1磁性部材を連動させ、該第1磁性部材を外側ガラス戸側へ突出させて外側ガラス戸に当接させるようにしている。これにより、内側ガラス戸と外側ガラス戸の隙間が塞がれる。また、内側ガラス戸の召し合わせ部と対面可能な網戸の縦框には第2磁性部材を設けており、外側ガラス戸が完全に開放されていない状態で、第1磁性部材が外側ガラス戸側へ突出すると、第1磁性部材の磁力によって外側ガラス戸側へ突出し該外側ガラス戸に当接するようにしている。これにより、網戸と内側ガラス戸の隙間が塞がれる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の引き違い窓機構において、前記第2磁性部材を前記網戸の縦框側へ付勢し、前記第1磁性部材が前記外側ガラス戸側へ突出した状態で前記第2磁性部材に作用する磁力よりも小さく、前記第1磁性部材が前記外側ガラス戸側へ突出していない状態で第2磁性部材に作用する第1磁性部材の磁力よりも大きい付勢力を有する付勢手段が設けられている。
第1磁性部材は移動部材と連動するため、該移動部材の移動により、第1磁性部材を元の位置(内側ガラス戸の召し合わせ部側)に戻すことができる。このとき、第2磁性部材に作用する第1磁性部材の磁力は小さくなってしまう。
このため、請求項に記載の発明では、第2磁性部材を網戸の縦框側へ付勢する付勢手段を設け、該付勢手段の付勢力を、第1磁性部材が外側ガラス戸側へ突出した状態で第2磁性部材に作用する磁力よりも小さくすることで、第1磁性部材が外側ガラス戸側へ突出すると、付勢手段の付勢力に抗して、第2磁性部材を外側ガラス戸側へ突出させることができる。
また、付勢手段の付勢力を、第1磁性部材が外側ガラス戸側へ突出していない状態で第2磁性部材に作用する第1磁性部材の磁力よりも大きくすることで、第1磁性部材が元の状態に戻された状態では、付勢手段の付勢力によって、第2磁性部材を元の位置に戻すことができる。
請求項1記載の本発明に係る引き違い窓機構によれば、ガラス戸が完全に開放されていない状態であっても、室内への虫の侵入を防止することができる。
請求項記載の本発明に係る引き違い窓機構によれば、第1磁性部材が元の位置に戻されると、付勢手段の付勢力によって第2磁性部材が元の位置に戻される。
請求項9記載の本発明に係る引き違い窓機構によれば、磁力を利用して内側ガラス戸又は網戸に当接部材を当接させる場合と異なり、外側ガラス戸の設計の自由度が広がる。
本実施形態に係る引き違い窓機構を室内側から見た分解斜視図である。 実施形態に係る引き違い窓機構の要部を拡大した断面斜視図である。 (A)、(B)は、実施形態に係る引き違い窓機構の作用を説明する動作図である。 (C)、(D)は、実施形態に係る引き違い窓機構の作用を説明する動作図である。 (A)〜(C)は、実施形態に係る引き違い窓機構の変形例の作用を説明する動作図である。 き違い窓機構の作用を説明する説明図であり、(A)は外側ガラス戸が完全に開放された状態を示し、(B)は、外側ガラス戸が完全に開放されていない状態を示している。 (A)、(B)は、参考例に係る引き違い窓機構の作用を説明する動作図である。 参考例に係る引き違い窓機構を示す断面図である。 参考例に係る引き違い窓機構を示す断面図である。
以下、図1〜図を用いて、本発明に係る引き違い窓機構の実施形態について説明する。まず、図1〜図3を用いて、本発明の実施形態に係る引き違い窓機構について説明する。なお、図3〜図8は、引き違い窓機構を示す横断面図である。
本発明の実施形態>
図1には、本発明の実施形態に係る引き違い窓機構10を室内11側から見た分解斜視図が示されている。この図に示されるように、住宅12の外壁には開口14が形成されており、開口14の上縁及び下縁には、上レール(図示省略)及び下レール16が敷設されている。そして、これら上レール及び下レール16に引き違い式の引き違い窓機構10がスライド可能に挿嵌されている。
引き違い窓機構10は、二枚のガラス戸18、20(内側ガラス戸18、外側ガラス戸20)及び一枚の網戸22を備えており、室内11側から内側ガラス戸18、外側ガラス戸20、網戸22の順番で上レール及び下レール16に挿嵌されている。
内側ガラス戸18は、上框24、下框26、縦框28(召し合わせ部28)、縦框30及びガラス32で構成されており、外側ガラス戸20は、上框34、下框36、縦框38、縦框40(召し合わせ部40)及びガラス42で構成されている。そして、網戸22は、上框44、下框46及び縦框48、50と網部52で構成されている。
また、内側ガラス戸18の召し合わせ部28及び外側ガラス戸20の召し合わせ部40には、図示しない施錠部材が設けられており、内側ガラス戸18及び外側ガラス戸20が閉止状態とされたときにのみ施錠可能とされている。
図2に示されるように(図2は、引き違い窓機構10の断面斜視図)、内側ガラス戸18の召し合わせ部28には、室内11側から室外13側へ向かって水平方向に沿って操作ピン(移動部材)54が貫通しており、操作ピン54の頭部54Aが室内11側に配置されている。この操作ピン54の頭部54Aと召し合わせ部28の表面との間には隙間が設けられており、操作ピン54を室外13側へ押圧可能としている。
また、内側ガラス戸18の召し合わせ部28の室外13側には、外側ガラス戸20のガラス42の、高さ方向の長さと同じ長さを有する長板状の当接部材56が設けられている。当接部材56の幅方向の一端部には、軸部58が設けられている。この軸部58は召し合わせ部28の外側角部に軸支されており、当接部材56を揺動可能としている。
また、当接部材56の先端部の室外13側には、当接部材56の長さに合わせて長板状のマグネット60(ゴム磁石が好ましいが、金属でも良い)が設けられており、この当接部材56が操作ピン54の先端部に固定されている。操作ピン54の頭部54Aが室内11側へ突出した状態では、当接部材56は召し合わせ部28に面接触可能としており、操作ピン54の頭部54Aを押圧すると、当接部材56が軸部58を中心に室外13側へ突出する。
この状態で、マグネット60が外側ガラス戸20のガラス42の高さ方向の全域に亘って当接する(当接部材56の先端部がガラス42に当接するようにしても良い)。これにより、図3(B)に示されるように、外側ガラス戸20と内側ガラス戸18の隙間が塞がれる。
一方、外側ガラス戸20と網戸22を対面させた状態で、召し合わせ部28と対面可能な網戸22の縦框50には、外側ガラス戸20のガラス42の、高さ方向の長さと同じ長さを有する長板状の当接部材62が設けられている。図2に示されるように、この当接部材62の幅方向の一端部には、軸部64が設けられており、軸部64は縦框50の外側角部に軸支され、当接部材62を揺動可能としている。
また、当接部材62の先端部の室内11側には、当接部材62の長さに合わせて長板状のマグネット66(ゴム磁石が好ましいが、金属でも良い)が設けられている。そして、外側ガラス戸20が開放され、内側ガラス戸18の召し合わせ部28と網戸22の縦框50が対面し、当接部材56が軸部58を中心に室外13側へ突出すると、当接部材56のマグネット60の磁力によって、図3(C)に示されるように、当接部材62のマグネット66がマグネット60側へ引き付けられるようにしている。
マグネット66がマグネット60側へ引き付けられた状態では、マグネット60の先端面とマグネット66の先端面が対面し、外側ガラス戸20を間に置いて、マグネット60とマグネット66は磁着された状態となる。
つまり、当接部材56だけでなく、当接部材62のマグネット66が外側ガラス戸20のガラス42の高さ方向の全域に亘って当接する(なお、当接部材62の先端部がガラス42に当接するようにしても良い)。これにより、外側ガラス戸20と内側ガラス戸18の隙間が塞がれると共に、網戸22と外側ガラス戸20の隙間が塞がれ、室内11と室外13が非連通状態となる。
この状態で、図3(D)に示されるように、操作ピン54を室内11側へ引き戻すと、当接部材56が外側ガラス戸20のガラス42から離間して、室内11と室外13とは連通状態となり、当接部材56は召し合わせ部28に接触する。
そして、外側ガラス戸20を閉めるとき、外側ガラス戸20の召し合わせ部40が当接部材62を通過する。このとき、召し合わせ部40が当接部材62に接触し、該当接部材62が網戸22の縦框50側へ押され、当接部材62は元の位置に戻される。
ここで、図4(A)に示されるように、当接部材62に、外側ガラス戸20から離間する方向へ付勢する付勢部材(例えば、スプリング68)を用いても良い。そして、この付勢部材の付勢力を、当接部材56が外側ガラス戸20側へ突出した状態で、当接部材62を外側ガラス戸20側へ突出させる磁力よりも小さくする。これにより、当接部材56が外側ガラス戸20側へ突出すると、スプリング68の付勢力に抗して、当接部材62を外側ガラス戸20側へ突出させることができる。
そして、このスプリング68の付勢力を、当接部材56が外側ガラス戸20側へ突出していない状態で当接部材62に作用する当接部材56の磁力よりも大きくすることで、図4(B)に示されるように、当接部材56が外側ガラス戸20のガラス42から離間して、元の位置に戻った状態では、図4(C)に示されるように、スプリング68の付勢力によって、当接部材62は元に位置に戻ることとなる。
なお、ここでは、内側ガラス戸18の召し合わせ部28に、移動部材としての操作ピン54を設け、該操作ピン54を押圧するようにしたが、当接部材56を外側ガラス戸20側へ突出させることができれば良いため、これに限るものではない。例えば、図示はしないが、操作ピン54を召し合わせ部28の表面に沿ってスライド移動させ、このスライド移動を当接部材56の突出動作へ変換するようにしても良い。
また、内側ガラス戸18の召し合わせ部28及び外側ガラス戸20の召し合わせ部40に設けられた施錠部材(図示省略)の動作と操作ピン54を連動させるようにしても良く、施錠部材のロック状態を解除させると、当接部材56が外側ガラス戸20側へ突出し、施錠部材をロックすると、当接部材56が元の位置に戻るようにしても良い。
(作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図2に示されるように、本実施形態では、内側ガラス戸18の召し合わせ部28に、長板状のマグネット60が設けられた当接部材56を揺動可能に設け、網戸22の縦框50に、長板状のマグネット66が設けられた当接部材62を揺動可能に設けて、当接部材56のマグネット60の磁力によって、当接部材62のマグネット66が引き付けられるようにしている。
そして、外側ガラス戸20が完全に開放されていない状態で、当接部材56が固定された操作ピン54の頭部54Aを室外13側へ押圧すると、当接部材56が軸部58を中心に室外13側へ突出して、マグネット60が外側ガラス戸20のガラス42の高さ方向の全域に亘って当接する。これにより、図3(B)に示されるように、外側ガラス戸20と内側ガラス戸18の隙間が塞がれる。
次に、当接部材56のマグネット60の磁力によって、当接部材62のマグネット66が引き付けられ、外側ガラス戸20のガラス42の高さ方向の全域に亘って当接する。これにより、図3(C)に示されるように、外側ガラス戸20と内側ガラス戸18の隙間が塞がれると共に、網戸22と外側ガラス戸20の隙間が塞がれ、室内11と室外13が非連通状態となる。
例えば、図5(A)に示されるように、外側ガラス戸20が完全に開放された状態では、開放部分に網戸22を配置した状態で、網戸22の網部52によって室内11への虫の侵入が防止される。また、この状態では、網戸22の縦框50と外側ガラス戸20の縦框38と内側ガラス戸18の召し合わせ部28が重なり合うため、網戸22と外側ガラス戸20の隙間及び外側ガラス戸20と内側ガラス戸18の隙間は小さく(なお、ここでは、当接部材62、56の説明の都合上、隙間は大きくなっている)、室内11への虫の侵入が抑制される。
一方、図5(B)に示されるように、外側ガラス戸20が完全に開放されていない状態、つまり、網戸22の縦框50と外側ガラス戸20の召し合わせ部40、及び外側ガラス戸20の召し合わせ部40と内側ガラス戸18の召し合わせ部28の位置がずれている状態では、網戸22の縦框50と外側ガラス戸20のガラス42との間の隙間及び外側ガラス戸20と内側ガラス戸18の隙間は、外側ガラス戸20が完全に開放された状態よりも大きくなり、この隙間を通じて室内11へ虫が侵入してしまう。
このため、本実施形態では、図3(C)に示されるように、外側ガラス戸20が完全に開放されていない状態で、マグネット60、66が外側ガラス戸20のガラス42に当接し、外側ガラス戸20と内側ガラス戸18の隙間及び網戸22と外側ガラス戸20の隙間を塞いで、室内11と室外13を非連通状態となるようにすることで、外側ガラス戸20が完全に開放されていない状態であっても、室内11への虫の侵入を防止することができる。
したがって、例えば、外側ガラス戸20の縦框38に操作ハンドル39(図3参照)が設けられている場合、外側ガラス戸20を完全に開放した状態で、操作ハンドル39と内側ガラス戸18の召し合わせ部28の干渉により、外側ガラス戸20の縦框38と内側ガラス戸18の召し合わせ部28とが重ならないようになっている構成であったとしても、本実施形態を適用させることで、室内11への虫の侵入を防止することができる。
ここで、本実施形態では、当接部材56、62にマグネット60、66を設けて、マグネット60の磁力によってマグネット66を引き付け、マグネット60、66を外側ガラス戸20のガラス42に当接させるようにしているため、内側ガラス戸18の召し合わせ部28及び網戸22の縦框50に、例えば、凹部を形成する等、特殊な加工を施す必要はなく、召し合わせ部28及び縦框50に当接部材56、62を取付けることが可能であり、簡単に後付けすることができる。
また、当接部材56、62の幅寸法を召し合わせ部28、縦框50の幅寸法内とすることで、当接部材56、62が外部から見えないため、当接部材56、62が設けられたことによって美観が損なわれることもない。
参考例
次に、参考例に係る引き違い窓機構について説明する。なお、本発明の実施形態と略同一の内容については説明を省略する。
図2に示されるように、本発明の実施形態では、マグネット60、66の磁力によって、当接部材56、62を外側ガラス戸20のガラス42に当接させるようにしたが、実施形態では、図6(A)に示されるように、付勢手段(ここでは、スプリング70、72)を用いて、当接部材74、78を外側ガラス戸20のガラス42側へ付勢して、該ガラス42に当接させるようにする。
具体的には、内側ガラス戸18の召し合わせ部28の室外13側には、外側ガラス戸20のガラス42の高さ方向の長さと同じ長さを有する長板状の当接部材74が揺動可能とされている。そして、召し合わせ部28の室外13側には、スプリング70の一端部が装着された装着部76が設けられており、スプリング70の他端側が当接部材74に当接して当接部材74を召し合わせ部28から離間する方向へ付勢している。このため、外側ガラス戸20が閉止された状態では、スプリング70の付勢力によって、当接部材74は外側ガラス戸20の召し合わせ部40に当接している。
一方、網戸22の縦框50の室内11側には、外側ガラス戸20のガラス42の高さ方向の長さと同じ長さを有する長板状の当接部材78が揺動可能とされている。そして、縦框50の室内11側には、スプリング72の一端部が装着された装着部80が設けられており、スプリング72の他端側が当接部材78に当接して当接部材78を縦框50から離間する方向へ付勢している。このため、外側ガラス戸20が閉止された状態では、スプリング72の付勢力によって、当接部材78は外側ガラス戸20の召し合わせ部40に当接している。
この状態で、図6(B)に示されるように、外側ガラス戸20を開放すると、当接部材74、78はそれぞれスプリング70、72の付勢力によって、ガラス42に当接する。これにより、外側ガラス戸20と内側ガラス戸18の隙間が塞がれ、また、網戸22と外側ガラス戸20の隙間が塞がれて、室内11と室外13が非連通状態となる。
そして、外側ガラス戸20を閉めるとき、外側ガラス戸20の召し合わせ部40が当接部材74、78を通過する。このとき、召し合わせ部40が当接部材74、78に接触し、該当接部材74、78が、召し合わせ部40に当接した状態で元の位置に戻される。
このように、外側ガラス戸20側へ突出した状態の当接部材74、78を、召し合わせ部40に接触させて元の位置(召し合わせ部40に当接した状態)に戻すようにするため、当接部材74、78を召し合わせ部40に対して接触しやすくする。このため、召し合わせ部40のガラス42側の端面には、傾斜面40A、40Bを設け、この傾斜面40A、40Bに対して当接部材74、78が対面可能となるように、当接部材74、78を軸支する。
ここで、当接部材74、78は、ワイパのような弾性変形可能なゴム部材のみを用いても良いし、揺動中心側の部材と自由端側の部材とで材質を変えても良い。この場合、例えば、当接部材74、78の揺動中心側では、金属や樹脂を用いて、自由端側では、フェルト状の部材を用いても良い。その他、当接部材74、78の材質は適宜選択可能である。
また、本実施形態では、スプリング70、72によって当接部材74、78をガラス42側へ付勢するようにしているため、磁力を利用して当接部材74、78を磁着させる場合と異なり、当接部材74、78同士を対面させる必要はなく、当接部材74、78の配置について自由度が広がる。
例えば、図7に示されるように、外側ガラス戸20の縦框38の室外13側に、網戸22の網部52に当接する当接部材78を設け、外側ガラス戸20の召し合わせ部40の室内11側に、内側ガラス戸18のガラス32と当接する当接部材74を設けても良い。
また、これ以外にも、図8に示されるように、外側ガラス戸20の召し合わせ部28の室内11側に、内側ガラス戸18のガラス32と当接する当接部材74を設け、外側ガラス戸20の召し合わせ部40の室外13側に、網戸22の網部52に当接する当接部材78を設けても良い。この場合、外側ガラス戸20だけでなく、内側ガラス戸18の開放についても室内11への虫の侵入を防止することができる。
〔本実施形態の補足説明〕
本実施形態では、住宅12の外壁に設けられた開口14を水平方向に沿ってスライドする内側ガラス戸18、外側ガラス戸20及び網戸22について説明したが、これに限らず、開口14を鉛直方向に沿ってスライドするガラス戸に対して本発明を適用させても良い。
10 窓機構
11 室内
13 室外
14 開口
18 内側ガラス戸(ガラス戸)
20 外側ガラス戸(ガラス戸)
22 網戸
28 召し合わせ部
38 縦框
40 召し合わせ部
50 縦框
54 操作ピン(移動部材、当接手段、閉塞手段)
56 当接部材(第1磁性部材、当接手段、閉塞手段)
60 マグネット(第1磁性部材、当接手段、閉塞手段)
62 当接部材(第2磁性部材、当接手段、閉塞手段)
66 マグネット(第2磁性部材、当接手段、閉塞手段)
68 スプリング(付勢手段)

Claims (2)

  1. 建物外壁に設けられた開口内をスライドして、前記開口を開閉する引き違い式の一組のガラス戸と、
    前記ガラス戸の室外側に配置され、前記開口内をスライドする網戸と、
    一方のガラス戸が完全に開放されていない状態で、ガラス戸間の隙間及びガラス戸と網戸の隙間を塞ぐ閉塞手段と、
    を備え、
    前記ガラス戸が、室内側に配置された内側ガラス戸と、室外側に配置された外側ガラス戸と、で構成され、
    前記閉塞手段が、前記内側ガラス戸及び前記網戸に設けられた当接手段であり、
    前記当接手段が、
    前記内側ガラス戸の召し合わせ部に設けられた移動部材と、
    前記内側ガラス戸の召し合わせ部に設けられ、前記移動部材と連動して、前記外側ガラス戸側へ突出し該外側ガラス戸に当接する第1磁性部材と、
    前記内側ガラス戸の召し合わせ部と対面可能な前記網戸の縦框に設けられ、前記外側ガラス戸が完全に開放されていない状態で、前記第1磁性部材が当該外側ガラス戸側へ突出すると、第1磁性部材の磁力によって前記外側ガラス戸側へ突出し該外側ガラス戸に当接する第2磁性部材と、
    を含んで構成された引き違い窓機構。
  2. 前記第2磁性部材を前記網戸の縦框側へ付勢し、前記第1磁性部材が前記外側ガラス戸側へ突出した状態で前記第2磁性部材に作用する磁力よりも小さく、前記第1磁性部材が前記外側ガラス戸側へ突出していない状態で第2磁性部材に作用する第1磁性部材の磁力よりも大きい付勢力を有する付勢手段が設けられた請求項1に記載の引き違い窓機構。
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