JP4231132B2 - 揺動弁形コンクリートポンプ - Google Patents

揺動弁形コンクリートポンプ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はホッパ内のコンクリートを吸入して吐出させる揺動弁形コンクリートポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ホッパ内のコンクリートを2本のコンクリート圧送用シリンダで交互に吸入吐出させるようにしてあるコンクリートポンプには、吸入吐出の切り換えを行う吸入吐出弁として、すべり弁形式のものと、揺動弁形式のものを採用したものが従来より知られている。
【0003】
後者の揺動弁形式の吸入吐出弁としては、従来図8及び図9に一例を示す如き構成のものが知られている。すなわち、前側壁1aの下部に2つの吸入吐出口2a,2bを左右に並べて設けたホッパ1の前側部に、上記2つの吸入吐出口2a,2bに対応させて2本のコンクリート圧送用シリンダ3を水平に設置し、該コンクリート圧送用シリンダ3に収納したピストン4を図示しない主シリンダのピストンにロッド5を介して一体的に連結して、2つの主シリンダの交互の伸縮動作により上記2つのコンクリート圧送用シリンダ3内のピストン4が交互に前進後退させられるようにしてある。
【0004】
一方、ホッパ1内には、後端をホッパ1の後側壁1bを回転自在に貫通させて輸送管10に接続させたS字形の揺動管6を収納し、該揺動管6の前端にはバルブリング7aを取り付けて、該バルブリング7aがホッパ1の前側壁1aの内面に取り付けたバルブプレート7bを介して上記2つの吸入吐出口2a,2bに交互に一致できるようにし、上記揺動管6の途中には、ホッパ1の前側壁1aを貫通させて該前側壁1aに回転自在に支持させた揺動軸8の基端を取り付けブラケット6aを介して連結し、且つ該揺動軸8の先端部に操作レバー9を一体的に取り付け、該操作レバー9を左右2本の揺動シリンダ11aと11bの交互伸縮作動により操作レバー9、揺動軸8を介して揺動管6を揺動軸8を中心に左右に揺動させるようにしてある。
【0005】
なお、図8及び図9において、1cはホッパ1の左右両側に位置する段差部であり、段差部1c上のコンクリート12は図示しない撹拌羽根により撹拌されながら下方へ流動させられるようにしてある。
【0006】
上記従来のコンクリートポンプの吸入吐出弁を動作させてホッパ1内のコンクリート12を吸入吐出させるときは、ホッパ1内のコンクリート12の中で揺動管6を揺動させて行い、揺動管6の前端がいずれか一方の吸入吐出口2a又は2bに一致させられると、当該吸入吐出口2a又は2b側のコンクリート圧送用シリンダ3のピストン4を前進させてこれまで吸入したコンクリート12を揺動管6内を通して吐出させると同時に、別のコンクリート圧送用シリンダ3ではピストン4を後退させてホッパ1内のコンクリート12を吸入させるようにし、次に、揺動管6を他方の吸入吐出口2b又は2aに切り換えて当該吸入吐出口2b又は2a側のコンクリート圧送用シリンダ3のピストン4を前進させると同時に他のコンクリート圧送用シリンダ3にはコンクリート12を吸入させるようにし、かかる動作を繰り返してコンクリート12の吸入吐出の切り換えを行うようにしてある。
【0007】
しかしながら、上記揺動弁形コンクリートポンプの場合、揺動管6が左右に揺動するときに、コンクリート12が自重によって吸入吐出口2a又は2bの位置まで流動して吸入側のコンクリート圧送用シリンダ3内に吸入されるようにしてあるが、コンクリート12が低スランプであると、揺動管6の揺動動作にコンクリート12の流動が追随できず、コンクリート圧送用シリンダ3の開口部前方に空隙部が形成されることにより、円滑な吸入ができなくなってしまうことがある。
【0008】
そのため、図8及び図9に示したと同様な構成としてある揺動弁形コンクリートポンプにおいて、図10に示す如く、前端開口が揺動管6の揺動に伴って吸入吐出口2a,2bのいずれか一方と対応し且つ後端開口13a,13bが上方へ向けられるようにした一対のガイド管14a,14bを、揺動管6の左右両側部に取り付け、たとえば吸入吐出口2aに揺動管6が一致させられているとき、吸入吐出口2bにガイド管14bが一致させられ、一方、揺動管6が吸入吐出口2b側に切り換えられると、吸入吐出口2aにガイド管14aが一致させられるようにして、揺動管6の揺動時にガイド管14a,14b内へコンクリートを積極的に取り込むことにより、吸入側のコンクリート圧送用シリンダの開口部前方に空隙部が形成されないようにした型式のものが提案されている(実公昭62−11344号公報、実公昭62−29667号公報、実公昭63−47662号公報等)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記ガイド管14a,14bを採用した揺動弁形コンクリートポンプの場合、揺動管6とガイド管14a,14bとの間に隙間が形成されるため、吸入されないコンクリートがホッパ1の底部に残コンとして多量に堆積してしまう問題があり、更に、堆積コンクリートがあると、洗浄がしにくいという問題がある。又、ガイド管14a,14bがなくても、ホッパ1の底部にコンクリートが堆積するが、その場合、堆積したコンクリートと吸入されるコンクリートとの間に抵抗が生じるため、吸入効率の低下を招くことになる。
【0010】
そこで、本発明は、ホッパ内の残コン量を少なくすることができるようにすることにより、吸入効率の向上と洗浄の容易化を図ることができるようにしようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、ホッパ内に収納された揺動管に固定されてホッパ前側壁を貫通して突出された揺動軸を回動させることにより上記揺動管を左右に揺動させて、ホッパ前側壁に設けた左右2つの吸入吐出口に交互に一致させるようにしてある揺動弁形コンクリートポンプにおいて、上記ホッパの内底面を、上記揺動軸を中心とする揺動管の揺動軌跡に沿う円弧状に形成し、且つ上記ホッパの内底面に対し揺動管の左右の両脇のスペースを埋めるように該揺動管の左右両側に、揺動管の揺動動作に伴いホッパの内底面上を摺動してコンクリートを掬い上げた後一方の吸入吐出口の位置まで運ぶようにするための左右のフィラーブロックを、左右に張り出させ取り付けた構成とする。
【0012】
揺動管を左右に揺動させて2つの吸入吐出口に交互に一致させる動作を行うと、揺動管の揺動動作に伴い、左右のフィラーブロックが揺動管側方のコンクリートを掬い上げた後、一方の吸入吐出口の位置までコンクリートを運ぶことができる。したがって、残コンの量を少なくすることができる。
【0013】
又、揺動管の左右の両脇のスペースを埋めるように該揺動管の左右両側に左右へ張り出させて取り付けられた左右のフィラーブロックを、各々ホッパの内底面に対し微小隙間をもって摺動できるように揺動管の揺動軸を中心とする半径の円弧面とした下面と、揺動管の前端が2つの吸入吐出口に交互に一致させられるときに順次一方の吸入吐出口に対応させられるようにした凹面状の吸入流路面とした上面と、該上面の吸入流路面と下面の円弧面とを張り出し側の位置で鋭角的に集合させることにより形成した外側縁とからなる構成とすることにより、揺動管の両脇のスペース部を、コンクリートの堆積が生じないように合理的に埋めることができる。
【0014】
更に、揺動管の左右の両脇のスペースを埋めるように該揺動管の左右両側に左右へ張り出させて取り付けられた左右のフィラーブロックを、下面を各々ホッパの内底面に対し微小隙間をもって摺動できるように揺動管の揺動軸を中心とする半径の円弧面とすると共に、上面を揺動管の前端が2つの吸入吐出口に交互に一致させられるときに順次一方の吸入吐出口に対応させられるように凹面状とし且つ上記揺動管の前端が2つの吸入吐出口に交互に一致させられるときに順次一方の吸入吐出口に一致させるようにするためのリングフレーム部を、上記凹面状の前端から立ち上がらせるようにして有する吸入流路面とし、該上面の吸入流路面と下面の円弧面とを張り出し側の位置で鋭角的に集合させることにより外側縁を形成させてなる構成とすることにより、ホッパ前側壁のバルブプレート面に付着しようとしているコンクリートをリングフレーム部で掻き取ることができる。
【0015】
更に又、揺動管の左右の両脇のスペースを埋めるように該揺動管の左右両側に左右へ張り出させて取り付けられた左右のフィラーブロックを、下面を各々ホッパの内底面に対し微小隙間をもって摺動できるように揺動管の揺動軸を中心とする半径の円弧面とすると共に、上面を揺動管の前端が2つの吸入吐出口に交互に一致させられるときに順次一方の吸入吐出口に対応させられるように凹面状とし且つ上記揺動管の前端が2つの吸入吐出口に交互に一致させられるときに順次一方の吸入吐出口に一致させるようにするため外周後面側コーナー部の上半部側に、下向きのテーパ面を形成したリングフレーム部を、上記凹面状の前端から立ち上がらせるようにして有する吸入流路面とし、該上面の吸入流路面と下面の円弧面とを張り出し側の位置で鋭角的に集合させることにより外側縁を形成させてなる構成とすることによって、リングフレーム部で掻き取ったコンクリートを吸入流路面側へ流下させ易くすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0017】
図1乃至図6は本発明の実施の一形態を示すもので、図8及び図9に示したと同様な構成としてある揺動弁形コンクリートポンプにおいて、ホッパ1の内底面1dを、揺動軸8を中心とする揺動管6の揺動軌跡に沿う円弧状に形成し、且つ上記揺動管6の左右両側部に、該揺動管6の揺動時にホッパ1の内底面1d上にあるコンクリート12を掬い上げるようにした鋳物製のフィラーブロック15a,15bを、左右対称的に張り出すように溶接により一体に取り付ける。
【0018】
上記フィラーブロック15a,15bは、下面を、ホッパ1の内底面1aに対し微小隙間ΔSをもって摺動できるように揺動管6の揺動軸8を中心とする半径の円弧面16とし、又、上面を、揺動管6の前端が吸入吐出口2aと2bに交互に一致させられるときに順次一方の吸入吐出口2b又は2aに対応させられるようにした凹面状の吸入流路面17とし、且つ該吸入流路面17と上記円弧面16とを張り出し側の位置で鋭角的に集合させて外側縁18を形成し、該外側縁18を、後方へ向かうに従いホッパ形状に沿わせて滑かに縮小させて揺動管6の外側面に収束させるようにし、更に、前面に、揺動管6の前端が吸入吐出口2aと2bに交互に一致させられるときに順次一方の吸入吐出口2b又は2aに一致させるようにするためのリングフレーム部19を、上記吸入流路面17の前端から立ち上がらせるようにして設けてなる構成とし、ホッパ1の内底面1dに対し揺動管6の左右両脇のスペースを埋めるようにしてある。なお、上記リングフレーム部19には、外周後面側コーナー部の上半部側に、下向きのテーパ面20が形成してある。
【0019】
ホッパ1内のコンクリート12を吸入吐出させるときは、ホッパ1内のコンクリート12の中で揺動管6を左右に揺動させて、揺動管6の前端を吸入吐出口2aと2bに交互に一致させる動作と、2本のコンクリート圧送用シリンダ3のピストン4を交互に前進後退させる動作を行うが、この際、図2に示す如く、揺動管6を揺動させて前端を吸入吐出口2aに一致させると、揺動管6に一体に取り付けてあるフィラーブロック15bのリングフレーム部19が吸入吐出口2bに一致させられると同時に、フィラーブロック15aは吸入吐出口2aの上方に跳ね上げ位置させられることになり、一方、揺動管6を切り換えて前端を吸入吐出口2bに一致させると、フィラーブロック15aのリングフレーム部19が吸入吐出口2aに一致させられると同時に、フィラーブロック15bは吸入吐出口2bの上方に跳ね上げ位置させられることになり、これらの動作を繰り返すことになる。
【0020】
上記フィラーブロック15a,15bは、上面に形成された吸入流路面17が凹面状となっているため、上方に跳ね上げられるときに、揺動管6の側方に位置するコンクリート12を上記吸入流路面17で掬い上げることができる。したがって、揺動管6の切り換えによりフィラーブロック15a,15bが下降すると、掬い上げられたコンクリート12は吸入流路面17に載った状態のまま運ばれることになるので、吸入流路面17が吸入吐出口2a又は2bの位置に対応させられると、リングフレーム部19を経て吸入吐出口2a又は2bを通してコンクリート圧送用シリンダ3内に円滑に吸入されることになる。
【0021】
上記において、フィラーブロック15a,15bの下面の円弧面16とホッパ1の内底面1dとの間には、円滑な摺動性を考慮した微小隙間ΔSしか設定していないので、揺動管6の揺動と一体にフィラーブロック15a,15bが移動すると、ホッパ1の内底面1d上にコンクリート12を残さないように掬い上げることができる。したがって、ホッパ1の内底面1d上にコンクリート12を堆積させてしまうことがなく、残コン量をきわめて少なくすることができる。又、フィラーブロック15a,15bが揺動管6と一体に移動するとき、前面のリングフレーム部19はホッパ1の前側壁1a側に設けられているバルブプレート7b面に対し摺動するので、バルブプレート7b面に付着堆積しようとしているコンクリート12を外周面で掻き取ることができる。この際、リングフレーム部19の外周後面側コーナー部の上半部側には下向きのテーパ面20が形成されているため、上記掻き取られたコンクリート12はリングフレーム19に付着することなく吸入流路面17上に流下させられる。
【0022】
このように、本発明では、揺動管6の両脇を埋めるように張り出させた左右のフィラーブロック15a,15bで残コンが殆ど生じないようにコンクリート12を掬い上げることができるので、堆積コンクリートと吸入コンクリートとの間に抵抗が生じて吸入効率が低下してしまうようなこともなく、逆に、フィラーブロック15a,15bの凹面状の吸入流路面17上に集めたコンクリート12を吸入させるようにするので、吸入効率を向上させることができ、又、残コンが生じたとしてもその量は少ないことからホッパ1の洗浄を容易に行うことができるようになる。
【0023】
なお、上記実施の形態では、フィラーブロック15a,15bを揺動管6に溶接によって取り付けるようにした場合を示したが、たとえば、揺動管6とフィラーブロック15a,15bとを鋳造により一体成形して、取り付け作業を省略できるようにしたり、あるいは、フィラーブロック15a,15bを揺動管6に対しボルトにより取り付けて、摩耗等が生じたときにはフィラーブロック15a,15bを交換できるようにしてもよいこと、又、フィラーブロック15a,15bの前面部のリングフレーム部19は必要不可欠なものではないこと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明の揺動弁形コンクリートポンプによれば、ホッパ内に収納された揺動管に固定されてホッパ前側壁を貫通して突出された揺動軸を回動させることにより上記揺動管を左右に揺動させて、ホッパ前側壁に設けた左右2つの吸入吐出口に交互に一致させるようにしてある揺動弁形コンクリートポンプにおいて、上記ホッパの内底面を、上記揺動軸を中心とする揺動管の揺動軌跡に沿う円弧状に形成し、且つ上記ホッパの内底面に対し揺動管の左右の両脇のスペースを埋めるように該揺動管の左右両側に、揺動管の揺動動作に伴いホッパの内底面上を摺動してコンクリートを掬い上げた後一方の吸入吐出口の位置まで運ぶようにするための左右のフィラーブロックを、左右に張り出させ取り付けた構成を有するので、フィラーブロックで掬い上げたコンクリートを吸入吐出口の位置まで運ぶことができることにより、吸入効率を向上させることができると共に、残コン量を少なくすることができることにより、ホッパの洗浄を容易に行うことができ、又、上記揺動管の左右の両脇のスペースを埋めるように該揺動管の左右両側に左右へ張り出させて取り付けられた左右のフィラーブロックを、各々ホッパの内底面に対し微小隙間をもって摺動できるように揺動管の揺動軸を中心とする半径の円弧面とした下面と、揺動管の前端が2つの吸入吐出口に交互に一致させられるときに順次一方の吸入吐出口に対応させられるようにした凹面状の吸入流路面とした上面と、該上面の吸入流路面と下面の円弧面とを張り出し側の位置で鋭角的に集合させることにより形成した外側縁とからなる構成とすることにより、揺動管の両脇のスペース部を、コンクリートの堆積が生じないように合理的に埋めることができ、更に、揺動管の左右の両脇のスペースを埋めるように該揺動管の左右両側に左右へ張り出させて取り付けられた左右のフィラーブロックを、下面を各々ホッパの内底面に対し微小隙間をもって摺動できるように揺動管の揺動軸を中心とする半径の円弧面とすると共に、上面を揺動管の前端が2つの吸入吐出口に交互に一致させられるときに順次一方の吸入吐出口に対応させられるように凹面状とし且つ上記揺動管の前端が2つの吸入吐出口に交互に一致させられるときに順次一方の吸入吐出口に一致させるようにするためのリングフレーム部を、上記凹面状の前端から立ち上がらせるようにして有する吸入流路面とし、該上面の吸入流路面と下面の円弧面とを張り出し側の位置で鋭角的に集合させることにより外側縁を形成させてなる構成することにより、ホッパの前側壁に設けられているバルブプレート面に対し付着堆積しようとしているコンクリートをリングフレーム部で掻き取ることができ、更に又、上記構成における外周後面側コーナー部の上半部側に、下向きのテーパ面を形成したリングフレーム部を、上記凹面状の前面から立ち上がらせるようにして有する吸入流路面とし、該上面の吸入流路面と下面の円弧面とを張り出し側の位置で鋭角的に集合させることにより外側縁を形成させてなる構成とすることによって、リングフレーム部で掻き取ったコンクリートを吸入流路面側へ容易に流下させることができる、等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の揺動弁形コンクリートポンプの実施の一形態を示す概要図である。
【図2】図1のA−A方向矢視図である。
【図3】図1のB−B方向矢視図である。
【図4】図1のC−C方向矢視図である。
【図5】図1のD−D方向矢視図である。
【図6】図1のE−E方向矢視図である。
【図7】図2のF−F方向矢視図である。
【図8】従来の揺動弁形コンクリートポンプの一例を示す概要図である。
【図9】図8のG−G方向矢視図である。
【図10】従来の揺動弁形コンクリートポンプの他の例を示すもので、図9と対応する概略図である。
【符号の説明】
1 ホッパ
1a 前側壁
1d 後側壁
2a,2b 吸入吐出口
6 揺動管
8 揺動軸
12 コンクリート
15a,15b フィラーブロック
16 円弧面
17 吸入流路面
18 外側縁
19 リングフレーム部
20 テーパ面

Claims (4)

  1. ホッパ内に収納された揺動管に固定されてホッパ前側壁を貫通して突出された揺動軸を回動させることにより上記揺動管を左右に揺動させて、ホッパ前側壁に設けた左右2つの吸入吐出口に交互に一致させるようにしてある揺動弁形コンクリートポンプにおいて、上記ホッパの内底面を、上記揺動軸を中心とする揺動管の揺動軌跡に沿う円弧状に形成し、且つ上記ホッパの内底面に対し揺動管の左右の両脇のスペースを埋めるように該揺動管の左右両側に、揺動管の揺動動作に伴いホッパの内底面上を摺動してコンクリートを掬い上げた後一方の吸入吐出口の位置まで運ぶようにするための左右のフィラーブロックを、左右に張り出させ取り付けた構成を有することを特徴とする揺動弁形コンクリートポンプ。
  2. 揺動管の左右の両脇のスペースを埋めるように該揺動管の左右両側に左右へ張り出させて取り付けられた左右のフィラーブロックを、各々ホッパの内底面に対し微小隙間をもって摺動できるように揺動管の揺動軸を中心とする半径の円弧面とした下面と、揺動管の前端が2つの吸入吐出口に交互に一致させられるときに順次一方の吸入吐出口に対応させられるようにした凹面状の吸入流路面とした上面と、該上面の吸入流路面と下面の円弧面とを張り出し側の位置で鋭角的に集合させることにより形成した外側縁とからなる構成とした請求項1記載の揺動弁形コンクリートポンプ。
  3. 揺動管の左右の両脇のスペースを埋めるように該揺動管の左右両側に左右へ張り出させて取り付けられた左右のフィラーブロックを、下面を各々ホッパの内底面に対し微小隙間をもって摺動できるように揺動管の揺動軸を中心とする半径の円弧面とすると共に、上面を揺動管の前端が2つの吸入吐出口に交互に一致させられるときに順次一方の吸入吐出口に対応させられるように凹面状とし且つ上記揺動管の前端が2つの吸入吐出口に交互に一致させられるときに順次一方の吸入吐出口に一致させるようにするためのリングフレーム部を、上記凹面状の前端から立ち上がらせるようにして有する吸入流路面とし、該上面の吸入流路面と下面の円弧面とを張り出し側の位置で鋭角的に集合させることにより外側縁を形成させてなる構成とした請求項記載の揺動弁形コンクリートポンプ。
  4. 揺動管の左右の両脇のスペースを埋めるように該揺動管の左右両側に左右へ張り出させて取り付けられた左右のフィラーブロックを、下面を各々ホッパの内底面に対し微小隙間をもって摺動できるように揺動管の揺動軸を中心とする半径の円弧面とすると共に、上面を揺動管の前端が2つの吸入吐出口に交互に一致させられるときに順次一方の吸入吐出口に対応させられるように凹面状とし且つ上記揺動管の前端が2つの吸入吐出口に交互に一致させられるときに順次一方の吸入吐出口に一致させるようにするため外周後面側コーナー部の上半部側に、下向きのテーパ面を形成したリングフレーム部を、上記凹面状の前端から立ち上がらせるようにして有する吸入流路面とし、該上面の吸入流路面と下面の円弧面とを張り出し側の位置で鋭角的に集合させることにより外側縁を形成させてなる構成とした請求項記載の揺動弁形コンクリートポンプ。
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