JP4231078B2 - 通信装置及びその方法 - Google Patents

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Description

この発明は、OFDM信号の送受信方法に関し、特に送信ビームフォーミング方法に関する。
OFDM信号の送信ビームフォーミング方式としては、サブキャリア毎に受信信号の信号対雑音電力比が最大になるように、各アンテナからの信号を最大比合成するための受信ウェイト(振幅及び位相)を計算し、これを送信ウェイトとして用いた方式がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−368714号公報
このように従来のOFDM方式の送信ビームフォーミング方法においては、雑音や干渉の振る舞いがサブキャリア毎に異なる場合には、受信合成するために使用したウェイトをそのまま送信ウェイトに適用すると、通信路の遅延プロファイル(時間応答)が時間的に大きく伸びてしまい、遅延プロファイルがガードインターバルに収まらなくなる問題があった。
また、パイロットが全サブキャリアにないような場合には、エイリアシング(重なり)の影響で干渉が発生し、受信機が正しく通信路を推定できなくなるという問題があった。
本発明は、受信機が正しく通信路の遅延プロファイルを推定できるように、パイロット配置やガードインターバルに応じた、OFDM方式の送信ビームフォーミング方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様による通信装置は、
複数のアンテナを有し、伝送方式としてマルチキャリア伝送方式を使用する通信装置において、
前記各アンテナによって得られた受信信号を用いて、通信路を推定することにより、通信路推定値を前記複数のアンテナ毎に生成する複数の通信路推定手段と、
前記各通信路推定値を用いて、前記受信信号が割り当てられている各サブキャリアに乗積するための受信ウェイトを、前記複数のアンテナ毎に計算する複数の受信ウェイト計算手段と、
前記各受信ウェイトを時間軸上のデータに変換することにより、前記受信ウェイトの時間プロファイルを、前記複数のアンテナ毎に計算する複数の受信ウェイトプロファイル計算手段と、
前記各受信ウェイトの時間プロファイルのうち、一部の区間を切り出すことにより、送信ウェイトの時間プロファイルを、前記複数のアンテナ毎に生成する複数の送信ウェイトプロファイル計算手段と、
前記送信ウェイトの時間プロファイルを周波数軸上のデータに変換することにより、送信信号が割り当てられる各サブキャリアに乗積するための送信ウェイトを、前記複数のアンテナ毎に計算する複数の送信ウェイト計算手段と、
前記送信信号が割り当てられた各サブキャリアに前記送信ウェイトを乗積した上で、対応する前記アンテナを介してそれぞれ送信する複数の送信手段と
を備える。
また本発明の一態様による送受信方法は、
複数のアンテナを有し、伝送方式としてマルチキャリア伝送方式を使用する通信装置の送受信方法において、
前記各アンテナによって得られた受信信号を用いて、通信路を推定することにより、通信路推定値を前記複数のアンテナ毎に生成する通信路推定ステップと、
前記各通信路推定値を用いて、前記受信信号が割り当てられている各サブキャリアに乗積するための受信ウェイトを、前記複数のアンテナ毎に計算する受信ウェイト計算ステップと、
前記各受信ウェイトを時間軸上のデータに変換することにより、前記受信ウェイトの時間プロファイルを、前記複数のアンテナ毎に計算する受信ウェイトプロファイル計算ステップと、
前記各受信ウェイトの時間プロファイルのうち、一部の区間を切り出すことにより、送信ウェイトの時間プロファイルを、前記複数のアンテナ毎に生成する送信ウェイトプロファイル計算ステップと、
前記送信ウェイトの時間プロファイルを周波数軸上のデータに変換することにより、送信信号が割り当てられる各サブキャリアに乗積するための送信ウェイトを、前記複数のアンテナ毎に計算する送信ウェイト計算ステップと、
前記送信信号が割り当てられた各サブキャリアに前記送信ウェイトを乗積した上で、対応する前記アンテナを介してそれぞれ送信する送信ステップと
を備える。
本発明の通信装置及びその方法によれば、時間制限した時間プロファイルを持つ送信ウェイトを作成することで、受信機での通信路推定を容易にすることができる。
以下、図面を参照しながら本実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態による、複数のアンテナ40A及び40Bを具備する基地局20と端末装置30とから構成される無線通信システム10を示す図である。端末装置30から基地局20へのアップリンク通信と、基地局20から端末装置30へのダウンリンク通信は、TDD(時分割復信)方式により多重され、端末装置30と基地局20間の伝送方式としては、複数の直交するサブキャリアでデータ伝送を行うOFDM(直交周波数分割多重)方式を使用する。
TDD方式では、アップリンク通信とダウンリンク通信の通信路には対称性(Reciprocity)がある。基地局20では、通信路の対称性を利用して、受信信号から推定したアップリンクの通信路情報を、ダウンリンクの通信路情報として用いることができる。これを利用して、受信ビームフォーミングの受信ウェイト(振幅及び位相)などの情報を、送信ビームフォーミングを実施する際に活用することができる。
例えば、基地局20は、各サブキャリアの受信ウェイトを、送信する際の送信ウェイトとして同じサブキャリアに乗積して送信する。これにより、端末装置では、ダウンリンク通信路を通して合成された信号を受信することができる。しかし、サブキャリア毎に干渉の振る舞いが変化するようなOFDM通信システムによるセルラーシステムでは、サブキャリア毎やサブキャリアグループ毎に独立した送信ウェイトを適用すると、端末装置30が受信する送信ビームフォーミングされたOFDM信号は、サブキャリア間の通信路の相関が低くなり、端末装置30は、サブキャリア毎に独立した通信路推定をすることになり、通信路推定の品質劣化やパイロットのオーバーヘッドの増加を結果として招くことになる。
端末装置30では、基地局20での送信ビームフォーミングを意識せずに通信路推定ができることが望ましく、送信ビームフォーミングの有無等に応じて通信路推定方法が変化するような端末装置構成は好ましくない。一般的に、通信路推定を実行する際に、サブキャリア毎に独立して周波数応答を推定するよりも、通信路の遅延プロファイル(時間応答)を有限の時間長に制限して遅延プロファイルを推定する方が良い推定特性が得られることが多い。
通常、OFDM通信システムは、ガードインターバル長を通信路の遅延プロファイル長より大きく設定することで、シンボル間干渉が起きないように設計される。つまり、端末装置30が、通信路を推定する場合は、遅延プロファイルの長さが、ガードインターバル長以下であると想定して通信路推定を行う。
通信路推定の遅延プロファイルの長さを制限するもう一つの要因としては、通信路推定するために必要な既知データであるパイロットデータを挿入するサブキャリア間隔(周波数間隔)である。例えば、Pサブキャリアに一つパイロットデータを配置した場合には、エイリアシング(重なり)の影響を受けずに正しく推定可能な遅延プロファイルの長さは、OFDMシンボル長の1/Pである。このように、通信路の遅延プロファイルの長さに応じて、最低限必要なパイロットデータを挿入する周波数間隔も決まってくる。通常のOFDMシステムでは、ガードインターバル長が、OFDMシンボル長の1/Pより短い場合が多い。
以上のように、端末装置30は、ガードインターバル長やパイロットデータのサブキャリア間隔に応じて、通信路の遅延プロファイルが一定時間内に収まっていることを想定して通信路推定を実施することが必然的な動作と言える。つまり、基地局20において送信ビームフォーミングを適用する際にも、ガードインターバル長やパイロットデータ配置を考慮した送信ウェイトの計算が必要になる。
ところで、基地局20において周波数軸上のサブキャリア毎に送信ウェイトを乗積するという操作は、時間軸では、送信ウェイトを逆フーリエ変換した時間プロファイルを畳み込む操作に相当する。端末装置30が受信する通信路の遅延プロファイルは、本来の通信路の遅延プロファイルに対して送信ウェイトの時間プロファイルを畳み込まれた時間的に伸びた遅延プロファイルになる。
本実施の形態では、送信ウェイトを逆フーリエ変換した時間プロファイルの時間長を、パイロットデータ配置やガードインターバルに応じて制限することで、基地局20から送信ビームフォーミングされたOFDM信号を受信する端末装置30が、ビームフォーミングを意識せずに通信路推定を実施することを可能にする送信ウェイトの計算方法を提供する。
本実施の形態による基地局20と端末装置30で構成される無線通信システム10における基地局20での送信ビームフォーミングに関する基本原理について以下に説明する。
図2は、本実施の形態による端末装置30の構成を示す図である。端末装置30は、送信部70と受信部60から構成され、受信部60と送信部70は切り替え部80によって切り替えられる。これは、通常のTDD方式によるOFDM送受信機と等価である。
端末装置30の送信部70の動作を以下に説明する。
端末装置30では、データと既知データであるパイロットデータとをMUX部90で多重して、S/P変換部100でOFDMのサブキャリアにマッピングをする。次にIFFT処理部110は、データとパイロットデータがマッピングされたサブキャリアを逆フーリエ変換して時間軸のOFDMシンボルに変換する。次に、OFDMシンボルに対して、GI付加部120においてガードインターバル(サイクリックプリフェクス)をOFDMシンボルの先頭に付加し、D/A変換部140でアナログ信号に変換し、RF/IF送信部150を通してアンテナ50から送信する。
図3は、本実施の形態による基地局20の構成を示す図である。基地局20は、複数のアンテナ40A及び40Bを具備しており、アンテナ毎に対応した受信部160A及び160Bとウェイト計算部170A及び170Bと送信部180A及び180Bを持ち、受信部160A及び160Bと送信部180A及び180Bは、切り替え部190A及び190Bによって切り替えられる。
基地局20の受信部160Aの動作を以下に説明する。
端末装置30から送信されたOFDM信号は、アンテナ40Aで受信されRF/IF受信部200Aを経てA/D変換部210Aにおいてデジタル信号へ変換される。次に、デジタル信号は、GI除去部220AにおいてOFDMシンボルに付加されたガードインターバル(サイクリックプレフィクス)が除去される。FFT処理部240Aでは、S/P変換部230Aで累積された1OFDMシンボル分のデータサンプルを一括してフーリエ変換(FFT)処理し、サブキャリア毎の周波数データを出力する。
通信路推定部250Aでは、端末装置30から送信されたパイロットデータを用いて、周波数データから、端末装置30とアンテナ40A間の通信路を推定する。具体的には、通信路推定部250Aでは、通信路の時間応答である遅延プロファイルと、そのフーリエ変換に相当するサブキャリア毎の周波数応答を計算する。さらに、通信路推定部250Aでは、サブキャリア毎の雑音干渉レベルを推定する。このように通信路推定部250Aは、通信路推定値を生成する。
基地局20のウェイト計算部170Aの動作を、図3を用いて以下に説明する。
受信ウェイト計算部260Aでは、各アンテナ40A及び40Bの通信路推定部250A及び250Bで計算されたサブキャリア毎の周波数応答及び雑音干渉レベル(通信路推定値)を用いて、各サブキャリアに乗積する受信ウェイトを計算する。因みに、図示しないが、端末装置30から送信されたデータを復調する際には、サブキャリア毎に受信ウェイトを乗積して加算された信号を復調することになる。
受信ウェイトを計算する例としては、以下のような方法が挙げられる。
受信ウェイト計算方法の第一の例としては、サブキャリア毎に、合成後の信号対雑音干渉電力比が最大になるような複素数値を受信ウェイトとして用いる。
受信ウェイト計算方法の第二の例としては、サブキャリア毎に、複数のサブキャリアを1サブキャリアグループとしたサブキャリアグループ毎に、共通の受信ウェイトを用いた上で、合成後のサブキャリアグループの平均信号対雑音干渉電力比が最大になるような複素数値を受信ウェイトとして用いる。
受信ウェイト計算方法の第三の例としては、サブキャリア毎に、同位相で合成されるように通信路推定値の逆位相を持つ大きさ1の複素数値を受信ウェイトとして用いる。
受信ウェイト計算方法の第四の例としては、サブキャリア毎に、通信路応答を相殺するように通信路推定値の逆数の複素数値を受信ウェイトとして用いる。
受信ウェイト計算方法の第五の例としては、サブキャリア毎に、サブキャリアに含まれる特定の干渉信号に対してヌルを形成するような複素数値を受信ウェイトとして用いる。
次に、受信ウェイトプロファイル計算部270Aにおいて、アンテナ毎に計算された周波数軸上の受信ウェイトを、逆フーリエ変換(IFFT)することで、受信ウェイトの時間プロファイルを計算する(図4(a)〜(b))。受信ウェイトを計算するサブキャリア数と逆フーリエ変換のサイズが異なる場合には、受信ウェイトの時間プロファイルを計算する方法として、逆フーリエ変換以外にも、最小二乗誤差推定方法などを用いても良い。
送信ウェイトプロファイル計算部280Aでは、送信するOFDM信号のサブキャリアに乗積するための送信ウェイトの時間応答である送信ウェイトの時間プロファイルを計算する。送信ウェイトプロファイル計算部280Aは、入力信号である受信ウェイトの時間プロファイルを加工して、時間長を制限した送信ウェイトの時間プロファイルを出力する。送信ウェイトプロファイル計算部280Aは、受信ウェイトの時間プロファイルの中から連続する一定区間(Qサンプル)を切り出して、送信ウェイトの時間プロファイルとして出力する(図4(b)〜(c))。時間プロファイルは、逆フーリエ変換の性質上周期的になっているとみなすので、Qサンプル切り出す際には、受信ウェイトの時間プロファイルの最後と最初の部分は繋がっているものとして切り出す。また、全アンテナにおいて、切り出し区間は共通している。
送信ウェイト計算部290Aでは、送信ウェイトプロファイル計算部280Aでアンテナ毎に計算された送信ウェイトの時間プロファイルを入力として、送信ウェイトの時間プロファイルをフーリエ変換して、周波数軸で各サブキャリアに乗積する送信ウェイトを計算し出力する(図4(c)〜(d))。
切り出し区間の長さQを決定する方法について、図5から図7を用いて以下に説明する。
切り出し区間の長さを決定する第―の例としては、通信路の遅延プロファイルと送信するOFDM信号のガードインターバルとに応じてQの値を決定する。図5から図6に示すように通信路の遅延プロファイル長がL[サンプル]、ガードインターバル長がK[サンプル]とした場合には、Q=K−L+1[サンプル]とする。このようなQの値を選択することで、端末装置30が受信するOFDM信号の遅延プロファイル長はK[サンプル]となり、ガードインターバル長の範囲に収めることができる。なお、QはK−L+1以下であれば良く、この場合、端末装置30が受信するOFDM信号の遅延プロファイル長を、ガードインターバル長の範囲に収めることができる。
切り出し区間の長さを決定する第二の例としては、送信するOFDM信号のパイロットデータのサブキャリア間隔と通信路の遅延プロファイルとに応じてQの値を決定する。図6から図7に示すように送信するOFDMシンボルのサイズがN[サンプル]、パイロットのサブキャリア間隔をPとした場合には、送信ウェイトプロファイル計算部280Aは、Q=N/P−L+1[サンプル]とする。このようなQの値を選択することで、端末装置30が受信するOFDM信号の遅延プロファイル長はN/P[サンプル]となり、パイロットがPサブキャリア毎に挿入されていることによる遅延プロファイルのエイリアシングを引き起こさずに通信路推定が可能となる。なお、QはN/P−L+1以下であれば良く、この場合、端末装置30が受信するOFDM信号の遅延プロファイル長はN/P以下となり、遅延プロファイルのエイリアシングを引き起こさずに通信路推定が可能となる
次に、送信ウェイトプロファイル計算部280Aにおける切り出し区間の決定方法の例について以下に説明する。
切り出し区間を決定する第―の例としては、切り出した区間に含まれる時間プロファイルの電力をアンテナ毎に合計した合計電力が最大になるように選択する(図4(b))。
切り出し区間を決定する第二の例としては、切り出した区間に含まれる時間プロファイルをフーリエ変換しサブキャリア毎の受信ウェイトとした場合に、合成後の全サブキャリアの合計電力が最大になるように選択する。
切り出し区間を決定する第―および第二の例において、アンテナ毎に切り出した区間に含まれる時間プロファイルに対して、合計電力が1になるように規格化しても良い。
基地局20の送信部180Aの動作を以下に説明する。
送信部180Aでは、MUX部300A及びS/P変換部310Aでサブキャリアにマッピングされたデータとパイロットデータ(送信信号)に対して、送信ウェイト計算部290Aにおいて計算された送信ウェイトを、乗算器320AA〜320ADによって各サブキャリアに乗積する。
送信部180Aでは、送信ウェイトが乗積されたサブキャリアを、IFFT処理部330Aによって逆フーリエ変換して時間軸のOFDMシンボルに変換する。次に、OFDMシンボルに対して、GI付加部340Aでガードインターバル(サイクリックプリフェクス)をOFDMシンボルの先頭に付加した後、P/S変換部350Aでパラレルシリアル変換した上で、D/A変換部360Aでアナログ信号に変換し、RF/IF変換部370Aを通してアンテナ40Aから送信する。
端末装置30の受信部60の動作を以下に説明する。
基地局20から送信ビームフォーミングされ送信されたOFDM信号は、図2に示すようにアンテナ50で受信されRF/IF受信部380を経てA/D変換部390においてデジタル信号へ変換される。次に、デジタル信号は、GI除去部400においてOFDMシンボルに付加されたガードインターバル(サイクリックプレフィクス)が除去される。FFT処理部420では、S/P変換部410で累積された1OFDMシンボル分のデータサンプルを一括してフーリエ変換(FFT)処理し、サブキャリア毎の周波数データを出力する。DEMUX部430において、パイロットデータとデータがマッピングされたサブキャリアが分離される。通信路推定部440では、パイロットデータから、基地局20から送信ビームフォーミングされアンテナ50で合成された通信路を推定する。通信路推定部440では、通信路の遅延プロファイルの時間長をガードインターバル長K、あるいは、OFDMシンボルの1/Pとして推定する。復調部450では、通信路推定部440で推定された通信路推定値を用いてデータ復調を行うことができる。
図8は、基地局20での送信ビームフォーミングによる、基地局20から端末装置30への通信路の遅延プロファイルの変化を示す図である。基地局20の各アンテナ40A及び40Bと端末装置30との間の通信路の遅延プロファイル長が図に示すようにLである場合において、基地局20での送信ウェイトの時間プロファイル長を上述のような方法でQとすることで、端末装置30で受信される送信ビームフォーミングの影響を受けた通信路は、図に示すように各アンテナ40A及び40Bでの遅延プロファイルと送信ウェイトの時間プロファイルを畳み込んだものを全アンテナ分加算したものになる。
QをK−L+1以下とすると、端末装置30での遅延プロファイル長は、OFDM信号のガードインターバル長Kに収まり、端末装置30は、ガードインターバルの範囲で通信路推定(遅延プロファイル推定)を行うことができる。また、QをN/P−L+1以下とすると、端末装置30での遅延プロファイル長は、OFDMシンボルの1/P(Pはパイロットのサブキャリア間隔)の範囲に収まるので、端末装置30でエイリアシングの影響を受けずに通信路推定(遅延プロファイル推定)を行うことができる。
以上のように本実施の形態によれば、送信ウェイトの時間プロファイル長をOFDM信号のガードインターバルやパイロット配置に応じて制限し、送信ウェイトの時間プロファイルをフーリエ変換した送信ウェイトを適用した送信ビームフォーミングを行うことで、送信ビームフォーミングされた通信路の遅延プロファイルを一定時間内に制限することが可能となり、端末装置30は送信ビームフォーミングを意識せずに、ガードインターバルの範囲内でエイリアシングの影響を受けることなく通信路推定を行うことが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態による基地局と端末装置からなる無線通信システムの構成例を示す図。 本発明の一実施形態による端末装置の構成例を示す図。 本発明の一実施形態による基地局の構成例を示す図。 本発明の一実施形態による送信ウェイトの計算方法の例を示す図。 通信路の遅延プロファイルの例を示す図。 本発明の一実施形態によるOFDMシンボルの構成例を示す図。 本発明の一実施形態によるパイロットデータのサブキャリア配置例を示す図。 本発明の一実施形態による送信ビームフォーミングされた通信路の遅延プロファイルの例を示す図。
符号の説明
10 無線通信システム
20 基地局
30 端末装置
40、50 アンテナ
250 通信路推定部
170 ウェイト計算部
260 受信ウェイト計算部
270 受信ウェイトプロファイル計算部
280 送信ウェイトプロファイル計算部
290 送信ウェイト計算部
180 送信部

Claims (11)

  1. 複数のアンテナを有し、伝送方式としてマルチキャリア伝送方式を使用する通信装置において、
    前記各アンテナによって得られた受信信号を用いて、通信路を推定することにより、通信路推定値を前記複数のアンテナ毎に生成する複数の通信路推定手段と、
    前記各通信路推定値を用いて、前記受信信号が割り当てられている各サブキャリアに乗積するための受信ウェイトを、前記複数のアンテナ毎に計算する複数の受信ウェイト計算手段と、
    前記各受信ウェイトを時間軸上のデータに変換することにより、前記受信ウェイトの時間プロファイルを、前記複数のアンテナ毎に計算する複数の受信ウェイトプロファイル計算手段と、
    前記各受信ウェイトの時間プロファイルのうち、一部の区間を切り出すことにより、送信ウェイトの時間プロファイルを、前記複数のアンテナ毎に生成する複数の送信ウェイトプロファイル計算手段と、
    前記送信ウェイトの時間プロファイルを周波数軸上のデータに変換することにより、送信信号が割り当てられる各サブキャリアに乗積するための送信ウェイトを、前記複数のアンテナ毎に計算する複数の送信ウェイト計算手段と、
    前記送信信号が割り当てられた各サブキャリアに前記送信ウェイトを乗積した上で、対応する前記アンテナを介してそれぞれ送信する複数の送信手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記送信ウェイトプロファイル計算手段は、
    パイロットデータが挿入されているサブキャリア間隔をP(Pは2以上の整数)、前記遅延プロファイル長をL、シンボル長をNとした場合には、切り出す区間の時間長がN/P−L+1以下になるように切り出しを行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記送信ウェイトプロファイル計算手段は、
    前記送信信号のガードインターバル長をK、前記遅延プロファイル長をL、シンボル長をNとした場合には、切り出す区間の時間長がK−L+1以下になるように切り出しを行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記送信ウェイトプロファイル計算手段は、
    切り出す区間に含まれる前記受信ウェイトの時間プロファイルの電力を合計した合計電力が最大になるように、切り出し区間を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記送信ウェイトプロファイル計算手段は、
    切り出す区間に含まれる前記受信ウェイトの時間プロファイルに対してフーリエ変換を行って、サブキャリア毎の前記受信ウェイトを生成し、前記サブキャリア毎の前記受信ウェイトを用いて、前記サブキャリア毎に前記受信信号を合成した場合における全サブキャリアの合計電力が最大になるように、切り出し区間を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  6. 前記受信ウェイト計算手段は、
    サブキャリア毎に合成後の信号対雑音干渉電力比が最大になるような複素数値を前記受信ウェイトとする
    こと特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  7. 前記受信ウェイト計算手段は、
    複数のサブキャリアを1サブキャリアグループとしたサブキャリアグループ毎に、合成後の平均信号対雑音干渉電力比が最大になるような複素数値を、前記サブキャリアグループの前記複数のサブキャリアの前記受信ウェイトとする
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  8. 前記受信ウェイト計算手段は、
    サブキャリア毎に同位相で合成されるように、前記通信路推定値の逆位相を有する大きさ1の複素数値を、前記受信ウェイトとする
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  9. 前記受信ウェイト計算手段は、
    サブキャリア毎に通信路応答を相殺するように、前記通信路推定値の逆数の複素数値を前記受信ウェイトとする
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  10. 前記受信ウェイト計算手段は、
    サブキャリア毎にサブキャリアに含まれる特定の干渉信号に対してヌルを形成するような複素数値を前記受信ウェイトとする
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  11. 複数のアンテナを有し、伝送方式としてマルチキャリア伝送方式を使用する通信装置の送受信方法において、
    前記各アンテナによって得られた受信信号を用いて、通信路を推定することにより、通信路推定値を前記複数のアンテナ毎に生成する通信路推定ステップと、
    前記各通信路推定値を用いて、前記受信信号が割り当てられている各サブキャリアに乗積するための受信ウェイトを、前記複数のアンテナ毎に計算する受信ウェイト計算ステップと、
    前記各受信ウェイトを時間軸上のデータに変換することにより、前記受信ウェイトの時間プロファイルを、前記複数のアンテナ毎に計算する受信ウェイトプロファイル計算ステップと、
    前記各受信ウェイトの時間プロファイルのうち、一部の区間を切り出すことにより、送信ウェイトの時間プロファイルを、前記複数のアンテナ毎に生成する送信ウェイトプロファイル計算ステップと、
    前記送信ウェイトの時間プロファイルを周波数軸上のデータに変換することにより、送信信号が割り当てられる各サブキャリアに乗積するための送信ウェイトを、前記複数のアンテナ毎に計算する送信ウェイト計算ステップと、
    前記送信信号が割り当てられた各サブキャリアに前記送信ウェイトを乗積した上で、対応する前記アンテナを介してそれぞれ送信する送信ステップと
    を備えることを特徴とする送受信方法。
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