JP4230885B2 - 土砂処理装置及びトンネル掘削機 - Google Patents

土砂処理装置及びトンネル掘削機 Download PDF

Info

Publication number
JP4230885B2
JP4230885B2 JP2003368624A JP2003368624A JP4230885B2 JP 4230885 B2 JP4230885 B2 JP 4230885B2 JP 2003368624 A JP2003368624 A JP 2003368624A JP 2003368624 A JP2003368624 A JP 2003368624A JP 4230885 B2 JP4230885 B2 JP 4230885B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
sand
solid material
mud
earth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003368624A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005133368A (ja
Inventor
雅彦 杉山
隆史 東
義和 木戸
勝 河越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kumagai Gumi Co Ltd filed Critical Kumagai Gumi Co Ltd
Priority to JP2003368624A priority Critical patent/JP4230885B2/ja
Publication of JP2005133368A publication Critical patent/JP2005133368A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4230885B2 publication Critical patent/JP4230885B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

本発明は、地盤を掘削して発生した泥水土砂を処理する土砂処理装置及びこの土砂処理装置を適用してトンネルを構築するトンネル掘削機に関する。
泥水式シールド掘削機は、円筒形状をなす掘削機本体の前部に円盤形状をなすカッタヘッドが駆動回転可能に装着される一方、後部には掘削機本体を前進させる多数のシールドジャッキが装着されると共に、既設トンネルの内壁面にセグメントを組み付けるエレクタ装置が装着されて構成されている。従って、カッタヘッドを回転させながらシールドジャッキを伸長させると、既設セグメントからの掘削反力を得て掘削機本体が前進し、各カッタビットが前方の地盤を掘削し、トンネルを形成することができる。
この泥水式シールド掘削機が使用される地盤は、切羽が比較的軟弱で、湧水処理の困難な安定しない地層であり、トンネル掘削作業では、泥水を循環させることにより、この泥水により切羽の安定を図りながら地盤を掘削している。即ち、地盤掘削により発生したずりを排泥ポンプにより泥水として地上に流体輸送し、この地上に設置された処理施設で土砂と泥水に分離し、泥水ポンプにより泥水をチャンバに戻して加圧状態に維持することで、切羽の安定を図っている。
そのため、ずりを地上に排出するための排泥ポンプ及び排泥管と、泥水をチャンバに戻すための泥水ポンプ及び泥水管が必要となり、配管設備が大掛かりなものとなって設備コストが増大してしまうという問題がある。また、チャンバ内でのずりの流動性を確保するために、ずりに対してベントナイトなどの添加材を注入しているため、地上に流体輸送されて分離された土砂は産業廃棄物として処理しなければならず、処理コストが増大してしまう。
このような問題を解決するために、本出願人は、下記に示す特許文献1として「トンネル掘削工法」を既に出願している。この「トンネル掘削工法」は、掘削泥水土砂をスクリューコンベヤにより後方に搬送し、加圧装置により加圧して水と砂礫に分離し、水を切羽に戻す一方、砂礫を外部に排出して地上に搬送することで、設備コストの低減を図ったものである。
特開2003−148087
上述した「トンネル掘削工法」では、掘削泥水土砂を加圧装置により加圧して水と砂礫に分離しているが、この加圧装置として、ケーシング、ピストン、フィルタ等を用いており、加圧圧縮した砂礫をケーシングの端部からゲートを開けて排出している。ところが、ケーシング内に供給された全量の泥水土砂を加圧して脱水するには、多大な圧力が必要となり、加圧ジャッキの大型化を招いてしまう。また、所定量の泥水土砂を筒状のケーシング内で加圧した場合、土砂の脱水状態がケーシングの長手方向で不均一となり、良好な砂礫を得ることが困難となってしまう。
本発明はこのような問題を解決するものであって、設備コストや処理コストの低減を図ると共に泥水土砂を水と固形物とに確実に分離することで土砂処理効率の向上を図った土砂処理装置及びトンネル掘削機を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するための本発明に係る土砂処理装置は、泥水土砂を加圧して水分と固形物とに分離する加圧ろ過手段と、該加圧ろ過手段により圧縮された固形物を所定量だけ切出す固形物切出手段と、前記加圧ろ過手段により分離された水分を排出する排水手段とを具え、前記固形物切出手段は、前記加圧ろ過手段により圧縮された固形物の一部を収容する収容部を有し、該収容部が固形物収容位置と固形部排出位置とに移動自在に支持されたことを特徴としている。
本発明に係る土砂処理装置では、前記加圧ろ過手段は、泥水土砂を供給する筒状のケーシングと、該ケーシングの一端部側に移動自在に設けられた加圧ピストンと、前記ケーシングの他端部側に装着されたフィルタとを有し、前記固形物切出手段は、該フィルタの前記加圧ピストン側に隣接して設けられたことを特徴としている。
本発明に係る土砂処理装置では、前記固形物切出手段は、前記ケーシングに交差する方向に移動自在に支持された切出板と、該切出板に形成されて前記ケーシングの内部に連通した位置で固形物を収容する収容部とを有することを特徴としている。
本発明に係る土砂処理装置では、前記切出板が移動して前記収納部が前記ケーシングの外方に移動したとき、該収容部に収容された固形物を押出す押出し手段が設けられたことを特徴としている。
本発明に係るトンネル掘削機は、一対の土砂処理装置を、前記固形物切出手段が対向するように直線状に配設し、該各固形物切出手段の下方に固形物搬送台車を移動自在に支持したことを特徴としている。
本発明に係るトンネル掘削機は、切羽の掘削泥水土砂を排出する排泥管と、該排泥管から排出された掘削泥水土砂を加圧して水分と固形物とに分離する加圧ろ過手段と、該加圧ろ過手段により圧縮された固形物を所定量だけ切出す固形物切出手段と、前記加圧ろ過手段により分離された水分を前記切羽に戻す送水管とを具え、前記加圧ろ過手段は、前記排泥管に連結されて掘削泥水土砂を供給する筒状のケーシングと、該ケーシングの一端部側に移動自在に設けられた加圧ピストンと、前記ケーシングの他端部側に装着されたフィルタとを有し、前記固形物切出手段は、該フィルタに隣接して前記ケーシングに交差する方向に移動自在に支持された切出板と、該切出板に形成されて前記ケーシングの内部に連通した位置で固形物を収容する収容部とを有することを特徴としている。
本発明に係るトンネル掘削機では、前記切出板が移動して前記収納部が前記ケーシングの外方に移動したとき、該収容部に収容された固形物を押出す押出し手段が設けられたことを特徴としている。
本発明に係る土砂処理装置によれば、泥水土砂を加圧して水分と固形物とに分離する加圧ろ過手段と、この加圧ろ過手段により圧縮された固形物を所定量だけ切出す固形物切出手段と、加圧ろ過手段により分離された水分を排出する排水手段とを設けたので、泥水土砂から水分を分離して固形物を形成し、この固形物を所定量ずつ切出して排出することができ、泥水土砂を地上に排出するための排泥ポンプや排泥管などの排土設備が不要となり、全体の排土設備をコンパクトにすることができると共に、設備コストを低減することができ、また、泥水土砂を水と固形物とに確実に分離することができるため、固形物の搬送が容易となり、土砂処理効率を向上することができる。
本発明に係る土砂処理装置によれば、固形物切出手段として、加圧ろ過手段により圧縮された固形物の一部を収容する収容部を設け、この収容部を固形物収容位置と固形部排出位置とに移動自在に支持したので、脱水された固形物だけを収容部を通して確実に排出することができる。
本発明に係る土砂処理装置によれば、加圧ろ過手段を、泥水土砂を供給する筒状のケーシングと、ケーシングの一端部側に移動自在に設けられた加圧ピストンと、ケーシングの他端部側に装着されたフィルタとで構成し、固形物切出手段をフィルタに隣接して設けたので、加圧ろ過手段の構成を簡素化して設備コストを低減することができると共に、フィルタの直前の固形物を切出すため、確実に脱水された固形物のみを排出することができる。
本発明に係る土砂処理装置によれば、固形物切出手段を、ケーシングに交差する方向に移動自在に支持された切出板に、ケーシングの内部に連通した位置で固形物を収容する収容部を形成して構成したので、固形物切出手段の構成を簡素化することで、装置の小型化及び低コスト化を可能とすることができる。
本発明に係る土砂処理装置によれば、切出板を移動して収納部がケーシングの外方に移動したとき、この収容部に収容された固形物を押出す押出し手段を設けたので、切出板により切出した固形物を容易に排出することができる。
本発明に係るトンネル掘削機によれば、一対の土砂処理装置を、固形物切出手段が対向するように直線状に配設し、各固形物切出手段の下方に固形物搬送台車を移動自在に支持したので、複数の土砂処理装置から取り出した固形物としての土砂を搬送台車により効率的に集積して排出することができ、土砂処理効率を向上することができる。
本発明に係るトンネル掘削機によれば、切羽の掘削泥水土砂を排出する排泥管と、排泥管から排出された掘削泥水土砂を加圧して水分と固形物とに分離する加圧ろ過手段と、加圧ろ過手段により圧縮された固形物を所定量だけ切出す固形物切出手段と、加圧ろ過手段により分離された水分を前記切羽に戻す送水管とを設けたので、掘削泥水土砂から水分を分離して固形物を形成し、この固形物を所定量ずつ切出して排出することができ、地上に排出するための排泥ポンプや排泥管などの排土設備が不要となり、全体の排土設備をコンパクトにすることができると共に、設備コストを低減することができ、また、泥水土砂を水と固形物とに確実に分離することができるため、固形物の搬送が容易となり、土砂処理効率を向上することができる。
本発明に係るトンネル掘削機によれば、加圧ろ過手段を、排泥管に連結されて掘削泥水土砂を供給する筒状のケーシングと、ケーシングの一端部側に移動自在に設けられた加圧ピストンと、ケーシングの他端部側に装着されたフィルタとで構成し、固形物切出手段を、フィルタに隣接してケーシングに交差する方向に移動自在に支持された切出板と、切出板に形成されてケーシングの内部に連通した位置で固形物を収容する収容部とで構成したので、加圧ろ過手段及び固形物切出手段の構成を簡素化して装置の小型化並びに設備コストの低減を図ることができると共に、フィルタの直前の固形物を切出すため、確実に脱水された固形物のみを排出することができる。
本発明に係るトンネル掘削機によれば、切出板を移動して収納部がケーシングの外方に移動したとき、収容部に収容された固形物を押出す押出し手段を設けたので、切出板により切出した固形物を容易に排出することができる。
本発明の土砂処理装置並びにトンネル掘削機及び掘削工法を実施するための最良の形態は、泥水土砂を加圧して水分と固形物とに分離し、圧縮された固形物を所定量ずつ複数回にわたって切出して排出するものであり、以下に、本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
図1に本発明の一実施例に係る泥水式トンネル掘削機に搭載された土砂処理装置の平面視、図2に本実施例の土砂処理装置の正面視、図3に図1のIII−III断面、図4に図1のIV−IV断面、図5に本実施例の土砂切出装置の概略、図6に本実施例の泥水式トンネル掘削機の概略断面、図7及び図8に本実施例の泥水式トンネル掘削機によるトンネル掘削工法を表す概略を示す。
本実施例のトンネル掘削機は、特に、深度40m以上の、所謂、大深度におけるトンネル掘削作業に用いられるものであり、このような大深度の地層は比較的硬質なもので、且つ、地下水が発生しやすいものとなっている。従って、本実施例では、土砂処理装置を泥水式トンネル掘削機に搭載したものとして説明する。
本実施例の泥水式トンネル掘削機において、図6に示すように、掘削機本体11は円筒形状をなし、前部にカッタヘッド12が回転自在に装着されており、このカッタヘッド12は前面に多数のカッタビット13が固定されると共に、外周部にコピーカッタ14が出没自在に装着されている。また、カッタヘッド12の後部にはリングギア15が固定される一方、掘削機本体11には複数の旋回モータ16が取付けられ、各旋回モータ16の駆動ギア17がこのリングギア15に噛み合っている。従って、旋回モータ16を駆動して駆動ギア17を回転駆動すると、リングギア15を介してカッタヘッド12を回転することができる。
掘削機本体11の内周面にはシールドジャッキ18が周方向に沿って複数並設されており、このシールドジャッキ18を掘進方向後方に伸長して掘削したトンネル内周面に構築された既設セグメントSに押し付けることで、その反力により掘削機本体11を前進することができる。この掘削機本体11の後部には旋回リング19が旋回自在に支持され、この旋回リング19にセグメントSを組立てるエレクタ装置20が装着されている。また、掘削機本体11の後部には架台21が後方に延設されており、この架台21にはセグメントSを搬送する第1ウインチ22が前後方向に沿って移動自在に支持されている。更に、掘削機本体11の後方にはトンネル掘削に伴ってトンネルの長手方向に沿ってレール23が敷設されてきており、このレール23には門型をなす支持台車24が移動自在に支持されている。そして、この支持台車24は連結梁25を介して架台21に連結されており、この連結梁25にはセグメントSを搬送する第2ウインチ26が前後方向に沿って移動自在に支持されている。また、レール23には複数のセグメントSを搭載して搬送する搬送台車27が移動自在に支持されており、支持台車24の中央部を通過してその前後に移動可能となっている。
従って、複数のセグメントSは搬送台車27に搭載されて既設トンネル内に搬入され、レール23を移動して掘削機本体11の後方まで搬送される。そして、第2ウインチ26が搬送台車27上のセグメントSを吊り下げて前方に移動し、続いて第1ウインチ22がこのセグメントSを受け取り、90度旋回して前方に移動して所定の位置に載置する。エレクタ装置20はこのセグメントSを把持して移動し、既設トンネルの内壁面とリング状に組み立てる。
ところで、本実施例の泥水式トンネル掘削機は、比較的硬質な大深度の地盤におけるトンネル掘削作業に用いて好適であり、掘削泥水土砂を加圧ろ過手段に供給して水と固形物としての砂礫と分離(分離工程)し、切羽内の土水圧対抗水圧として分離した水(または補給水)のみを掘削機本体内の閉鎖系循環配管路から供給しながら掘削(掘削工程)する一方、分離された砂礫を地上に搬送(搬送工程)するようにしている。従って、掘削機本体11の後方には、本実施形態の土砂処理装置30が設けられている。
この土砂処理装置30において、図1乃至図6に示すように、掘削機本体11にはカッタヘッド12の後方に位置してバルクヘッド31が取付けられており、カッタヘッド12とこのバルクヘッド31との間にチャンバ32が形成されている。そして、掘削機本体11内には前傾した第1スクリューコンベヤ33が配設されており、前端部がこのチャンバ32に開口して連通している。一方、この第1スクリューコンベヤ33の後端部には水平な第2スクリューコンベヤ34が連結されている。
この第2スクリューコンベヤ34の下方には、加圧ろ過手段としての4つの加圧装置35〜38が配設され、排土管39〜42を介して連結されている。この加圧装置35〜38はほぼ同様の構成をなしているものの、後方の加圧装置35,37と前方の加圧装置36,38とはその加圧方向が逆になるように対向して配設され、左方に位置する加圧装置35,36と右方に位置する加圧装置37,38とはその加圧方向が同様になるように並列して配設されると共に前後にずれて配設されている。そして、各加圧装置35〜38の先端部に圧縮された砂礫を所定量ずつ切出す固形物切出手段としての切出装置43〜46がそれぞれ設けられている。
なお、この加圧装置35〜38及び切出装置43〜46は、それぞれほぼ同様の構造であるため、一つの加圧装置35及び切出装置43についてのみ詳細に説明し、その他の加圧装置36〜38及び切出装置44〜46については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
即ち、加圧装置35は、円筒形状をなして水平に支持されたケーシング51と、このケーシング51内に移動自在に支持された加圧ピストン52と、この加圧ピストン52を往復移動可能な加圧ジャッキ53と、このケーシング51の先端部に装着されたフィルタ54とから構成されている。そして、排土管39に泥土投入ゲート55が泥土投入ジャッキ56により開閉可能となっている。
また、切出装置43において、図4及び図5に詳細に示すように、ケーシング51の先端部には取付ブラケット57により切出板58がケーシング51の軸方向に交差する方向に沿って移動自在に支持され、左右の切出ジャッキ59により移動可能となっている。この切出板58はケーシング51の内部に連通する収容部としての2つの切出孔58a,58bが形成されており、各切出孔58a,58bはケーシング51の内径と同径となっている。この場合、切出板58はケーシング51の先端部でフィルタ54の手前側に隣接して位置している。また、ケーシング51の上方には、上方に移動した切出板58の切出孔58aに対応して圧縮された砂礫を押出す押出し手段としての上押出ジャッキ60aが配設される一方、ケーシング51の下方には、下方に移動した切出板58の切出孔58bに対応して圧縮された砂礫を押出す押出し手段としての下押出ジャッキ60bが配設され、取付ブラケット61により第2スクリューコンベヤ34に支持されている。各押出ジャッキ60a,60bは駆動ロッドの先端部に切出孔58a,58bと同径の押出板62a,62bを有しており、この切出孔58a,58b内の砂礫を押出可能となっている。
また、各加圧装置35〜38の先端部には送水管63の一端部が分岐して連結され、他端部は前方に延設されて支持台車24のスクイズポンプ64に連結されている。そして、スクイズポンプ64から前方に延設された送水管65は先端部が分岐し、開閉弁66を介してチャンバ32に連通すると共に、開閉弁67を介して掘削機本体11を貫通して周辺地盤に連通している。なお、第2スクリューコンベヤ34の後端部には、メンテナンス用の開口部68が形成され、ゲート69により開閉可能となっている。
従って、泥土投入ゲート55が開放され、掘削泥水土砂が第2スクリューコンベヤ34から排土管39を通してケーシング51内に所定量供給された状態で、加圧ジャッキ53を伸長して加圧ピストン52を移動すると、ケーシング51内の泥水土砂を圧縮し、特にフィルタ54近傍の泥水土砂を脱水して水分をフィルタ54を通して送水管63に排出する一方、水分が分離された土砂、つまり、砂礫を固めることができる。このとき、切出装置43の切出板58は、例えば、一方の切出孔58aがケーシング51の端部に同心上に位置しており、この切出孔58a内に脱水された砂礫が充填されることとなり、切出ジャッキ59を収縮して切出板58を上方に移動すると、砂礫が充填された切出孔58aはケーシング51の外方で移動する一方、空の切出孔58bがケーシング51内に移動する。そのため、押出ジャッキ60aを伸長することで、押出板62aが切出孔58a内の砂礫を押出して排出することができる一方、切出孔58b内に脱水された砂礫を充填することができる。
なお、各切出装置43〜46は、下部が既設トンネルの中心側を向くように所定角度傾斜して、V字型をなすように配設されており、各切出孔58a,58bから排出された砂礫が落下する途中でケーシング51に接触しないように考慮されている。そして、この切出装置43〜46の下方には、レール23に沿って土砂搬出台車70が移動自在に支持されており、切出装置43〜46から排出された砂礫をこの土砂搬出台車70が受け取って外部に搬送することができる。
ここで、このように構成された本実施例のトンネル掘削機によるトンネル掘削作業並びに土砂処理作業について説明する。
トンネルを掘削形成するには、図6に示すように、まず、旋回モータ16を駆動してカッタヘッド12を回転しながら、複数のシールドジャッキ18を伸長して既設セグメントSへの押し付け反力によって掘削機本体11を前進させることで、多数のカッタビット13によって前方の地盤を掘削する。次に、シールドジャッキ18の何れか一つを縮み方向に作動して既設セグメントSとの間に空所を形成し、エレクタ装置20によってこの空所に新しいセグメントSを装着することでリングセグメントを形成する。
この掘削作業により発生した掘削泥水土砂はチャンバ32内に取り込まれ、第1、第2スクリューコンベヤ33,34によって後方に搬送され、この掘削泥水土砂は各加圧装置35〜38により水と砂礫とに分離され、分離した水のみをチャンバ32に戻す一方、分離された砂礫を各切出装置43〜46により所定量ずつ切出して地上に搬送する。この場合、4つの加圧装置35〜38及び切出装置43〜46を同時に稼動したり、交互に稼動したりすることで、排土処理を効率的に行っている。以下に、掘削泥水土砂の処理作業を詳細に説明するが、各加圧装置35〜38及び切出装置43〜46の処理はほぼ同様であるため、加圧装置35及び切出装置43により処理について詳細に説明する。
即ち、まず、図7(a)に示すように、加圧装置35の泥土投入ゲート55を開放した状態で、チャンバ32内の掘削泥水土砂を第1スクリューコンベヤ33から第2スクリューコンベヤ34に搬送し、排土管39を通して加圧装置35のケーシング51内に投入する。次に、ケーシング51内に所定量の掘削泥水土砂が投入されたら、図7(b)に示すように、加圧装置35の泥土投入ゲート55を閉止してから、加圧ジャッキ53を伸長して加圧ピストン52を移動し、ケーシング51内の掘削泥水土砂を加圧することで、水分と砂礫とに分離する。この場合、分離された水分には泥土が含まれているが、ケーシング51の先端部に設けられたフィルタ54でろ過されてから送水管63に排出されるため、掘削泥水土砂は確実に水分と砂礫とに分離されることとなる。
また、この分離処理の作業時、掘削泥水土砂に含有されている水分は、前述したように、ケーシング51の先端部のフィルタ54を通って送水管63に排出されるものであり、泥水土砂を圧縮するとフィルタ54の近くの水分は容易に送水管63へ押出されるが、泥水土砂の圧縮によりその粒子間の隙間が減少して目詰まりするため、フィルタ54から遠い部分の水分が泥水土砂の粒子間を通過して送水管63側に移動しにくくなり、十分な脱水が困難となる。そこで、加圧ジャッキ53を所定圧力で伸長して加圧ピストン52によりケーシング51内の掘削泥水土砂を加圧圧縮すると、フィルタ54の近傍の泥水土砂の水分は適正にフィルタ54を通して送水管63に排出され、ケーシング51内に残留したフィルタ54近傍の土砂は確実に水分が分離されて砂礫となるため、この確実に脱水された砂礫だけを外部に排出する。
即ち、図8(a)に示すように、加圧ピストン52によるケーシング51内の掘削泥水土砂の加圧時に、切出装置43では、切出板58が上方に移動して下方の切出孔58bがケーシング51の端部に同心上に位置しているため、この切出孔58b内に脱水された砂礫が充填されることとなる。そのため、この状態で、切出ジャッキ59を伸長して切出板58を下方に移動すると、図8(b)に示すように、砂礫が充填された切出孔58bはケーシング51の外方で移動する一方、空の切出孔58aがケーシング51内に移動する。そして、砂礫が充填された切出孔58bに対して下方の押出ジャッキ60bを伸長することで、図8(c)に示すように、押出板62bが切出孔58b内に侵入して内部の砂礫を外方に押出して排出し、押出された砂礫を下方の土砂搬送台車70が受け取る。
一方、切出板58が移動して切出孔58aがケーシング51の内部に位置すると、加圧ジャッキ53を継続して所定圧力で伸長しているため、加圧ピストン52によりケーシング51内の掘削泥水土砂が更に圧縮されて切出孔58a内に充填され、圧縮された土砂から分離した水分がフィルタ54を通して送水管63に排出され、切出孔58a内に土砂は水分が分離されて砂礫となる。そのため、今度は、切出板58を上方に移動して上方の砂礫が充填された切出孔58aをケーシング51の外方で移動する一方、砂礫が押出されて空となった切出孔58baをケーシング51内に移動し、前述と同様に、押出ジャッキ60aを伸長して押出板62aにより切出孔58ab内の砂礫を外方に押出して排出する一方、切出孔58bがケーシング51内部に移動して土砂を充填する。この繰り返し作業によりケーシング51内の泥水土砂を随時加圧して圧縮しながら脱水することで、水分と砂礫とに分離し、この砂礫を所定量ずつ切出して排出していく。
ところで、このトンネル掘削作業では、チャンバ32に水を供給して加圧状態に維持することで、この加圧水により切羽の安定を図っている。そのため、チャンバ32には図示しない土圧センサが設けられており、この土圧センサの検出結果に基づいてチャンバ32の圧力が所定圧となるように、各加圧装置35〜38で掘削泥水土砂から分離した水分をチャンバ32に戻している。
例えば、図6に示すように、各加圧装置35〜38で分離された水分は、送水管63を通ってスクイズポンプ64に一旦送られ、このスクイズポンプ64により送水管65を介してチャンバ32に送給することができる。この場合、戻される水分は各ろ過フィルタ54でろ過されるため、チャンバ32に泥土が戻されて排土効率を低下させることはない。そして、掘削泥水土砂から分離した水分をチャンバ32に戻して加圧状態に維持することで、切羽の安定を図っており、掘削泥水土砂に対してベントナイトなどの加泥材を添加する必要もない。更に、分離した水分をチャンバ32に戻さずに、開閉弁67を開放することで、周辺の地層に圧送して地下水として戻すようにしてもよい。
このように本実施例のトンネル掘削機にあっては、掘削機本体11に形成されたチャンバ32に第1、第2スクリューコンベヤ33,34を連結し、この第2スクリューコンベヤ32の後端部に加圧ろ過装置としての加圧装置35〜38を連結すると共に、この加圧装置35〜38により圧縮された固形物としての砂礫を所定量ずつ切出す切出装置43〜46を設ける一方、加圧装置35〜38に分離した水分をチャンバ32に戻す送水管63,65を連結している。
そして、掘削作業により発生した掘削泥水土砂がチャンバ32内に取り込まれると、第1、第2スクリューコンベヤ33,34によって後方に搬送し、加圧装置3538により掘削泥水土砂を加圧して水と砂礫とに分離し、切出装置43〜46により分離した砂礫を所定量ずつ切出して排出し、土砂搬出台車70により地上に搬送する一方、分離した水のみをチャンバ32に戻すこととなる。
従って、また、泥水土砂から分離して土砂を所定利用ずつ、つまり、確実に固形物状態となった砂礫だけを切出して排出することとなり、泥水土砂を水と固形物とに確実に分離することができるため、固形物の搬送が容易となり、土砂処理効率を向上することができる。
また、水分を含んだ掘削泥水土砂を地上に排出するための排泥ポンプや排泥管などの排土設備が不要となり、全体の排土設備をコンパクトにすることができると共に、設備コストを低減することができる。また、チャンバ32内での掘削泥水土砂の流動性を確保するために添加するベントナイトなどの添加材も不要となり、分離された砂礫が産業廃棄物として処理する必要となく、処理コストを低減することができると共に、再利用が可能となる。
更に、加圧装置35〜38を、筒状のケーシング51と、このケーシング51に移動自在に設けられた加圧ピストン52及び加圧ジャッキ53と、ケーシング51の先端部に装着されたフィルタ54とで構成し、このフィルタ54に隣接して切出装置43〜46の切出板58を設けている。従って、装置を簡素化して設備コストを低減することができると共に、フィルタ54の直前の砂礫を切出すため、確実に脱水された固形物のみを排出することができる。
なお、上述の実施例では、第2スクリューコンベヤ34の後端部に4つの加圧装置35〜38を連結したが、掘削泥水土砂の発生量に応じて1つの加圧装置を用いて断続運転してもよく、5つ以上の加圧装置を用いて連続運転してもよい。また、この加圧装置35〜38ケーシング51、加圧ピストン52、加圧ジャッキ53、フィルタ54等により構成したが、この構成に限定されるものではない。
本発明に係る土砂処理装置並びにトンネル掘削機及び掘削工法は、地盤掘削工事で発生した泥水土砂を水分と固形物とに分離し、この固形物を所定量ずつ切出して排出するものであり、トンネル工事に拘わらず、水分を多く含んだ地盤掘削工事に適用することができ、また、トンネル工事であっても、トンネル掘削機の形態は、泥水式あるいは泥土圧式シールド掘削機やトンネルボーリングマシンなどいずれの掘削機にも適用することができる。
本発明の一実施例に係る泥水式トンネル掘削機に搭載された土砂処理装置の平面図である。 本実施例の土砂処理装置の正面図である。 図1のIII−III断面図である。 図1のIV−IV断面図である。 本実施例の土砂切出装置の概略図である。 本実施例の泥水式トンネル掘削機の概略断面図である。 本実施例の泥水式トンネル掘削機によるトンネル掘削工法を表す概略図である。 本実施例の泥水式トンネル掘削機によるトンネル掘削工法を表す概略図である。
符号の説明
11 掘削機本体
12 カッタヘッド
16 旋回モータ
18 シールドジャッキ
20 エレクタ装置
32 チャンバ
33 第1スクリューコンベヤ
34 第2スクリューコンベヤ
35,36,37,38 加圧装置(加圧ろ過手段)
39,40,41,42 排土ゲート
43,44,45,46 切出装置
51 ケーシング
52 加圧ピストン
53 加圧ジャッキ
54 フィルタ
58 切出板
58a,58b 切出孔
59 切出ジャッキ
60a,60b 押出ジャッキ
62a,62b 押出板
63,65 送水管

Claims (7)

  1. 泥水土砂を加圧して水分と固形物とに分離する加圧ろ過手段と、
    該加圧ろ過手段により圧縮された固形物を所定量だけ切出す固形物切出手段と、
    前記加圧ろ過手段により分離された水分を排出する排水手段とを具え
    前記固形物切出手段は、前記加圧ろ過手段により圧縮された固形物の一部を収容する収容部を有し、該収容部が固形物収容位置と固形部排出位置とに移動自在に支持された
    ことを特徴とする土砂処理装置。
  2. 請求項1記載の土砂処理装置において、
    前記加圧ろ過手段は、泥水土砂を供給する筒状のケーシングと、該ケーシングの一端部側に移動自在に設けられた加圧ピストンと、前記ケーシングの他端部側に装着されたフィルタとを有し、
    前記固形物切出手段は、該フィルタの前記加圧ピストン側に隣接して設けられた
    ことを特徴とする土砂処理装置。
  3. 請求項2記載の土砂処理装置において、
    前記固形物切出手段は、
    前記ケーシングに交差する方向に移動自在に支持された切出板と、
    該切出板に形成されて前記ケーシングの内部に連通した位置で固形物を収容する収容部とを有する
    ことを特徴とする土砂処理装置。
  4. 請求項3記載の土砂処理装置において、
    前記切出板が移動して前記収納部が前記ケーシングの外方に移動したとき、該収容部に収容された固形物を押出す押出し手段が設けられた
    ことを特徴とする土砂処理装置。
  5. 請求項1記載の一対の土砂処理装置を、前記固形物切出手段が対向するように直線状に配設し、該各固形物切出手段の下方に固形物搬送台車を移動自在に支持した
    ことを特徴とするトンネル掘削機。
  6. 切羽の掘削泥水土砂を排出する排泥管と、
    該排泥管から排出された掘削泥水土砂を加圧して水分と固形物とに分離する加圧ろ過手段と、
    該加圧ろ過手段により圧縮された固形物を所定量だけ切出す固形物切出手段と、
    前記加圧ろ過手段により分離された水分を前記切羽に戻す送水管とを具え、
    前記加圧ろ過手段は、前記排泥管に連結されて掘削泥水土砂を供給する筒状のケーシングと、該ケーシングの一端部側に移動自在に設けられた加圧ピストンと、前記ケーシングの他端部側に装着されたフィルタとを有し、
    前記固形物切出手段は、該フィルタの前記加圧ピストン側に隣接して前記ケーシングに交差する方向に移動自在に支持された切出板と、該切出板に形成されて前記ケーシングの内部に連通した位置で固形物を収容する収容部とを有する
    ことを特徴とするトンネル掘削機。
  7. 請求項6記載のトンネル掘削機において、
    前記切出板が移動して前記収納部が前記ケーシングの外方に移動したとき、該収容部に収容された固形物を押出す押出し手段が設けられた
    ことを特徴とするトンネル掘削機。
JP2003368624A 2003-10-29 2003-10-29 土砂処理装置及びトンネル掘削機 Expired - Lifetime JP4230885B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003368624A JP4230885B2 (ja) 2003-10-29 2003-10-29 土砂処理装置及びトンネル掘削機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003368624A JP4230885B2 (ja) 2003-10-29 2003-10-29 土砂処理装置及びトンネル掘削機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005133368A JP2005133368A (ja) 2005-05-26
JP4230885B2 true JP4230885B2 (ja) 2009-02-25

Family

ID=34646231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003368624A Expired - Lifetime JP4230885B2 (ja) 2003-10-29 2003-10-29 土砂処理装置及びトンネル掘削機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4230885B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103032077B (zh) * 2012-12-11 2016-01-20 上海市机械施工集团有限公司 用于掘进机纠偏和防侧转的渣土分离与利用装置及方法
CN106968683B (zh) * 2017-05-24 2024-01-19 株洲中铁电气物资有限公司 一种盾构机出渣系统及泥水盾构机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005133368A (ja) 2005-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101529700B1 (ko) 시추장치 및 시추방법
JP5597113B2 (ja) 地中に地下空間を形成する方法
JP6463222B2 (ja) 掘削土の処理方法及び処理システム
JP2007092365A (ja) シールド掘削機
JP4230885B2 (ja) 土砂処理装置及びトンネル掘削機
JP2015140623A (ja) シールド掘進機のカッタ盤の検査方法
JP2004332487A (ja) 立坑掘削装置
JP2004124697A (ja) トンネル施工方法並びにトンネル掘削機
JP5967812B2 (ja) トンネル掘削システム
JP4091522B2 (ja) 土砂分離用フィルタ装置及びトンネル掘削機
KR102115148B1 (ko) 관로 굴진용 이수 연속 처리시스템
JP3958027B2 (ja) トンネル掘削工法
JP2013256843A (ja) 土砂サンプリング装置、及び、土砂のサンプリング方法
JP2018168535A (ja) 泥濃式推進工法に用いる掘進機
JP6124284B2 (ja) トンネル掘削機
JP3398137B2 (ja) トンネル掘削機の排土装置
JP5597114B2 (ja) 管設置装置
JP2004211477A (ja) トンネル掘削機
EP1808571A1 (en) Vacuum system
JP3547093B2 (ja) 地中掘削装置
KR102230972B1 (ko) 친환경 세미실드 굴착장치
JPH0255600B2 (ja)
JP5597112B2 (ja) 地中への管設置方法
JP2006249670A (ja) 掘進機
JPH0258697A (ja) 水圧バランス式圧送排土シールド工法及びシールド掘進機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061005

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070614

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20070719

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080717

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4230885

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131212

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term