JP4230647B2 - 旋回型装軌式運搬車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば油圧ショベル等を用いて掘削した土砂等を、所望の排土場所まで運搬するのに用いて好適な旋回型装軌式運搬車に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、山岳地、不整地等において、油圧ショベル等を用いて掘削した土砂を運搬するための旋回型装軌式運搬車として、例えば左,右両側に履帯が設けられた下部走行体と、該下部走行体に旋回可能に設けられ、土砂等の運搬物を積載する荷台を備えた上部旋回体とから構成したものが知られている(例えば、特開平9−86261号公報等)。
【0003】
そこで、この種の従来技術による旋回型装軌式運搬車について、図5ないし図8を参照しつつ説明する。
【0004】
図中、1は従来技術による旋回型装軌式運搬車で、該旋回型装軌式運搬車1は、下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された後述の上部旋回体7とにより大略構成されている。
【0005】
ここで、下部走行体2は、トラックフレーム3と、該トラックフレーム3の前端側に設けられ走行モータ(図示せず)によって駆動される左,右の駆動輪4,4と、トラックフレーム3の後端側に回転可能に設けられた左,右の遊動輪5,5と、駆動輪4と遊動輪5とに巻回して設けられた左,右の履帯6,6とにより大略構成されている。そして、下部走行体2は、駆動輪4によって履帯6を駆動することにより不整地、泥濘地等を走行するものである。
【0006】
7は下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体で、該上部旋回体7は、後述の旋回フレーム8、荷台12、キャブ14、動力源部16、熱交換部19、作動油タンク25、燃料タンク27等により構成されている。
【0007】
8は上部旋回体7のベースを構成する旋回フレームで、該旋回フレーム8は、前,後方向に延びる左,右の縦梁8Aと、前,後方向に配置され左,右方向に延びて各縦梁8A間を連結する複数の横梁(図示せず)と、各縦梁8Aの前部側に設けられ、後述のキャブ14、エンジン17等を支持する枠形状の支持枠8Bとにより強固な支持構造体をなしている。そして、旋回フレーム8は、後述の旋回装置9を介して下部走行体2上に旋回可能に搭載されている。
【0008】
9は下部走行体2と上部旋回体7との間に設けられた旋回装置で、該旋回装置9は、下部走行体2のトラックフレーム3と上部旋回体7の旋回フレーム8との間に設けられた旋回輪10と、旋回フレーム8に取付けられた旋回モータ11とにより構成されている。そして、旋回装置9は、後述の油圧ポンプ18から旋回モータ11に圧油が給排されることにより、下部走行体2上で上部旋回体7を旋回させるものである。
【0009】
12は旋回フレーム8の前,後方向の中間部から後部側にかけて設けられた荷台で、該荷台12は上方が開口した有底の箱状に形成され、その下面側には前,後方向に延びる荷台フレーム12Aが設けられている。ここで、荷台フレーム12Aの後端側は、旋回フレーム8を構成する縦梁8Aの後端側に回動可能に連結され、荷台フレーム12Aと旋回フレーム8の縦梁8Aとの間には荷台昇降用シリンダ13が設けられている。そして、荷台昇降用シリンダ13を伸縮させ、旋回フレーム8に対して荷台12を傾斜させることにより、荷台12に積載された土砂を排出する構成となっている。
【0010】
14はキャブで、該キャブ14は、荷台12の前側に位置して旋回フレーム8を構成する支持枠8Bの左,右方向一側(左側)に設けられている。そして、キャブ14は、前面部14A、後面部14B、左,右の側面部14C,14D、上面部14Eによって囲まれた箱状に形成されている。ここで、後面部14Bの下側は前面部14A側に窪んだ凹窪部14Fとなり、該凹窪部14Fと荷台12との間に後述の燃料タンク27が配設される構成となっている。そして、キャブ14内には、作業者が着席する運転席15、走行レバー、荷台12を昇降させる操作レバー等(いずれも図示せず)が配設されている。
【0011】
16は旋回フレーム8の前部側に位置して左,右方向の他側(右側)に設けられた動力源部で、該動力源部16は、図6及び図7に示すように、エンジン17と、該エンジン17によって駆動され下部走行体2の走行モータ(図示せず)、旋回モータ11、荷台昇降用シリンダ13等に圧油を給排する油圧ポンプ18とにより大略構成されている。なお、17Aはエンジン17の吸気用エアクリーナである。
【0012】
19は動力源部16の前側に位置して旋回フレーム8に設けられた熱交換部で、該熱交換部19は、エンジン17のファン17Bと対面して配置され、該ファン17Bによる冷却風により冷却されるものである。そして、熱交換部19は、エンジン17を冷却するラジエータ20と、油圧ポンプ18から吐出する圧油を冷却するオイルクーラ21と、キャブ14内を空調する冷媒を冷却するインタークーラ(図示せず)とにより大略構成されている。
【0013】
ここで、動力源部16と熱交換部19とは、前,後方向に直列に並んだ状態で旋回フレーム8に設けられ、油圧ポンプ18の後端側は荷台12の下側まで延在している。このため、図7に示すように、動力源部16は、エンジン17のクランク軸中心X−Xが水平方向に対して角度θだけ傾いた状態で旋回フレーム8に取付けられ、油圧ポンプ18の後端側と荷台12との干渉を避ける構成となっている。
【0014】
22は荷台12の前側に設けられたエンジンカバーで、該エンジンカバー22はエンジン17及び油圧ポンプ18の一部を覆うものである。23はエンジンカバー22の後側に設けられたポンプカバーで、該ポンプカバー23は、荷台12の下側に入込んだ油圧ポンプ18の後端側を覆い、油圧ポンプ18、該油圧ポンプ18に接続された油圧ホース(図示せず)等が荷台12から落下した土砂等によって損傷するのを防止するものである。24はエンジンカバー22の前側に設けられた熱交換部カバーで、該熱交換部カバー24は熱交換部19を覆うものである。
【0015】
25はキャブ14と動力源部16との間に位置して旋回フレーム8の前部中央に設けられた作動油タンクで、該作動油タンク25は、下部走行体2の走行モータ(図示せず)、旋回モータ11、荷台昇降用シリンダ13等に給排される作動油を蓄えるものである。
【0016】
ここで、図6及び図8に示すように、エンジンカバー22及び熱交換部カバー24は、荷台12の前側から旋回フレーム8の前端部にかけて前,後方向に隣接して設けられ、作動油タンク25は、エンジンカバー22及び熱交換部カバー24とキャブ14との間に隣接して設けられている。そして、これらエンジンカバー22、熱交換部カバー24、作動油タンク25の上面は、旋回フレーム8から高さ寸法Hの位置でほぼ同一平面を形成している。
【0017】
26は動力源部16及び熱交換部19と作動油タンク25との間に位置して前,後方向に延びる仕切板で、該仕切板26は、動力源部16及び熱交換部19と作動油タンク25との間を仕切り、動力源部16のエンジン17、熱交換部19のラジエータ20等からの熱が作動油タンク25に伝わるのを抑えるものである。
【0018】
27はキャブ14と荷台12との間に位置して旋回フレーム8に設けられた燃料タンクで、該燃料タンク27は、その前部側がキャブ14に設けた凹窪部14Fの下側に位置する状態で配置され、エンジン17に供給される燃料を蓄えるものである。
【0019】
28は燃料タンク27の右側に位置して荷台12とキャブ14との間に設けられた制御弁で、該制御弁28は、油圧ポンプ18から下部走行体2の走行モータ(図示せず)、旋回モータ11、荷台昇降用シリンダ13等への圧油の給排を制御するものである。また、29は燃料タンク27の後側に位置して旋回フレーム8と荷台12との間に設けられたバッテリである。
【0020】
従来技術による旋回型装軌式運搬車1は上述の如き構成を有するもので、この旋回型装軌式運搬車1を用いて土砂等の運搬作業を行うときには、作業者は、キャブ14内に乗込んで運転席15に着席し、旋回型装軌式運搬車1を掘削作業場所に向けて走行させた後、旋回装置9によって上部旋回体7を旋回させ、荷台12を油圧ショベル等の近傍へと移動させる。
【0021】
そして、油圧ショベル等によって掘削した土砂を荷台12に積載した後、作業者は旋回型装軌式運搬車1を所望の排土場所へと走行させ、荷台昇降用シリンダ13によって荷台12を旋回フレーム8に対して傾斜させることにより、荷台12に積載した土砂を所望の排土場所に排出する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来技術による旋回型装軌式運搬車1は、動力源部16と熱交換部19とが、前,後方向に直列に並んだ状態で旋回フレーム8に設けられているため、以下の如き問題があった。
【0023】
まず、前,後方向に直列に並んだ熱交換部19から動力源部16までの全長が大きく、動力源部16を構成する油圧ポンプ18の後端側が荷台12の下側まで延在しているため、この油圧ポンプ18の後端側と荷台12との干渉を避ける必要上、動力源部16は、エンジン17のクランク軸中心X−Xが水平方向に対して角度θだけ傾斜した状態で旋回フレーム8に設けられている。
【0024】
このため、動力源部16を傾斜した状態で旋回フレーム8に取付ける取付具(図示せず)の製作が困難となり、旋回型装軌式運搬車1の製造コストが嵩むという問題がある。
【0025】
また、例えば旋回型装軌式運搬車1が傾斜地で作業を行うことにより、動力源部16の傾斜角度θが増大した場合には、エンジン17のオイルパン内に蓄えられた潤滑油が傾斜地の低い方向に大きく片寄ってしまい、エンジン17を適切に潤滑することができなくなる虞れがある。このため、従来技術による旋回型装軌式運搬車1は、適正に作業を行うことができる傾斜角度の許容範囲が狭く、例えば山岳地等の勾配の大きな傾斜地では、エンジン17の潤滑不足を招き易く、動力源部16の円滑な作動が損なわれるという問題がある。
【0026】
さらに、動力源部16を構成する油圧ポンプ18の後端側が荷台12の下側まで延在しているため、エンジン17等を覆うエンジンカバー22とは別個に、荷台12の下側に入込んだ油圧ポンプ18の後端側を覆うポンプカバー23を設ける必要があり、旋回型装軌式運搬車1の製造コストが嵩むという問題がある。
【0027】
一方、旋回型装軌式運搬車1の上部旋回体7を旋回させる場合、キャブ14内の作業者は、旋回型装軌式運搬車1の周囲に障害物や他の作業者等が存在しないことを確認しつつ上部旋回体7を旋回させる必要があるが、キャブ14の右側には、荷台12の前側から旋回フレーム8の前端部にかけて、エンジンカバー22及び熱交換部カバー24が前,後方向に隣接して設けられ、これらエンジンカバー22及び熱交換部カバー24は、大きな高さ寸法Hをもって旋回フレーム8上に突出している。
【0028】
これにより、例えば図8に示すように、キャブ14内で運転席15に着席した作業者の眼の位置(アイポイント)をAとし、このアイポイントAから右側方を目視するときの作業者の視線をBとすると、作業者の視線Bがエンジンカバー22、熱交換部カバー24等によって高い位置で遮られてしまい、キャブ14内の作業者は、旋回型装軌式運搬車1の近傍位置を目視することができない。このように、従来技術ではキャブ14内からの作業者の視界が、高さ寸法の大きなエンジンカバー22、熱交換部カバー24等によって大きく遮られてしまい、作業者は、旋回型装軌式運搬車1の右側方を充分に確認できないまま上部旋回体7を旋回させなければならず、右旋回時の安全性が低下してしまうという問題がある。
【0029】
さらに、旋回型装軌式運搬車1を山岳地、林道等で走行させる場合、キャブ14内の作業者は、履帯6の前端部が山岳地の崖、あるいは林道の路肩に対してどの位置にあるかを常に確認する必要があるが、図6に示すように、キャブ14の右側に設けられた熱交換部カバー24は、その前端部24Aが履帯6の前端部6Aよりも寸法dだけ前方に突出した位置に配置されている。
【0030】
このため、キャブ14内の作業者は、熱交換部カバー24に妨げられて履帯6の前端部6Aを目視することができず、作業者は、履帯6の前端部6Aと地面との位置関係を充分に確認できないまま旋回型装軌式運搬車1を走行させなければならず、走行時の安全性が低下してしまうという問題がある。
【0031】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、傾斜地等においても動力源部を円滑に作動させることができ、また、キャブ内からの作業者の視界を広く確保することができるようにした旋回型装軌式運搬車を提供することを目的としている。
【0032】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため本発明は、左,右両側に位置して前,後方向に延びる履帯が設けられた下部走行体と、該下部走行体に旋回装置を介して旋回可能に設けられた上部旋回体とを備えてなる旋回型装軌式運搬車に適用される。
【0033】
そして、請求項1の発明の特徴は、上部旋回体は、支持構造体をなす旋回フレームと、該旋回フレームの後部側に設けられ運搬物を積載する荷台と、該荷台の前側で左,右方向の一側に位置して旋回フレームに設けられ後部下側が窪んだ凹窪部となったキャブと、エンジンと油圧ポンプとからなり一部分が該キャブの凹窪部の下側に位置する状態で前記荷台とキャブとの間に左,右方向に配置された動力源部と、前記荷台の前側で左,右方向の他側に位置して該動力源部と左,右方向に対して直列に配置された熱交換部とにより構成し、前記旋回フレームのうち左,右方向の他側の前端部は、前記キャブが設けられた前記旋回フレームの左,右方向の一側の前端部よりも後退すると共に、前記下部走行体に設けられた履帯の前端部よりも後退した位置に配置し、前記旋回フレームのうち左,右方向の他側には、前記動力源部及び熱交換部の前側に位置してタンク部を設け、該タンク部の高さ寸法は、前記動力源部及び熱交換部を覆うカバーの高さ寸法よりも小さく設定し、前記タンク部は、その前端部が前記下部走行体に設けられた履帯の前端部よりも後退した位置で前記旋回フレームに設ける構成としたことにある。
【0034】
このように構成したことにより、熱交換部と動力源部とを荷台とキャブとの間で左,右方向に直列に配置することができるので、動力源部の一部を荷台の下側に配置することなく、該動力源部を水平な状態に配置することができる。
【0035】
従って、動力源部の一部が荷台と干渉するのを避けるために該動力源部を傾けて配置する必要がなく、動力源部を旋回フレームに取付ける取付具を容易に製作することができる。
【0036】
また、動力源部を水平方向に配置することができるから、傾斜地で作業を行う場合に、動力源部を構成するエンジンの潤滑油が傾斜地の低い方向に大きく片寄るのを抑えることができ、該潤滑油によってエンジンを適正に潤滑することができるので、例えば山岳地等の勾配の大きな傾斜地においても動力源部を円滑に作動させることができる。
【0037】
さらに、動力源部の一部を荷台の下側に配置する必要がないので、この荷台の下側に入込んだ動力源部の一部を覆うカバー類を不要にすることができる。
また、旋回フレームには、動力源部及び熱交換部の前側で左,右方向の他側に位置してタンク部を設ける構成としたから、動力源部及び熱交換部の前側に形成された大きなスペースを利用して、燃料タンクを余裕をもって配置することができる。
また、タンク部の高さ寸法は、動力源部及び熱交換部を覆うカバーの高さ寸法よりも小さく設定する構成としたから、キャブと荷台との間に配置される動力源部及び熱交換部を覆うカバーの高さ寸法に比較して、キャブの側方に配置されるタンク部の高さ寸法が小さくなる。このため、作業者がキャブ内から左,右方向を確認する場合に、この作業者の視界がタンク部によって大きく遮られるのを抑えることができ、キャブ内からの作業者の視界を大きく確保することができる。
さらに、旋回フレームのうち左,右方向の他側の前端部は、キャブが設けられた旋回フレームの左,右方向の一側の前端部よりも後退すると共に、下部走行体に設けられた履帯の前端部よりも後退した位置に配置し、タンク部は、その前端部が下部走行体に設けられた履帯の前端部よりも後退した位置で旋回フレームに設ける構成としたから、履帯の前端部が、旋回フレームのうち左,右方向の他側の前端部およびタンク部の前端部よりも前方に位置することになる。このため、キャブ内の作業者は、旋回フレームのうち左,右方向の他側部分およびタンク部によって妨げられることなく履帯の前端部の位置を目視することができる。これにより、作業者は、履帯の前端部と地面との位置関係を確認しつつ下部走行体を走行させることができる。
【0038】
請求項2の発明は、動力源部はエンジンと油圧ポンプとを直列に配設し、油圧ポンプをキャブの凹窪部側に設け、エンジンを熱交換部に対面して設ける構成としたことにある。
【0039】
このように構成したことにより、キャブの凹窪部下側に、エンジンに比較して高さ寸法の低い油圧ポンプが配置されるので、キャブ内の作業スペースを広く確保することができる。
【0046】
請求項の発明は、旋回フレームには、タンク部の前側に位置して動力源部を整備するときの足場となる通路部材を設ける構成としたことにある。
【0047】
このように構成したことにより、動力源部に対する点検、整備作業を行うときに、作業者は通路部材を足場とする広い作業スペースを確保することができる。
【0048】
請求項の発明は、通路部材は、キャブ内の作業者が履帯の前端部を透視可能な構造としたことにある。
【0049】
このように構成したことにより、キャブ内の作業者が履帯の前端部を目視しようとしたときに、この作業者の視界が通路部材によって妨げられることがなく、作業者は履帯の前端部を確実に目視することができる。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る旋回型装軌式運搬車の実施の形態を図1ないし図4を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施の形態では、上述した従来技術と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0051】
図中、31は本実施の形態による旋回型装軌式運搬車で、該旋回型装軌式運搬車31は、従来技術によるものとほぼ同様に、下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回装置9を介して旋回可能に設けられた上部旋回体32とにより大略構成されているものの、上部旋回体32は、旋回フレーム8、荷台12、後述のキャブ33、動力源部34、熱交換部35、タンク部38等により構成されている。
【0052】
33は従来技術によるキャブ14に代えて本実施の形態に用いたキャブで、該キャブ33は、荷台12の前側で左,右方向の一側(左側)に位置して旋回フレーム8の支持枠8Bに設けられている。ここで、キャブ33は、前面部33A、後面部33B、左,右の側面部33C,33D、上面部33Eによって囲まれた箱状に形成され、後面部33Bの下側は、前面部33A側に窪んだ凹窪部33Fとなっている。そして、キャブ33内には、作業者が着席する運転席15、走行レバー、荷台12を昇降させる操作レバー等(いずれも図示せず)が配設されている。
【0053】
34は荷台12とキャブ33との間に位置して旋回フレーム8に設けられた動力源部で、該動力源部34は、従来技術による動力源部16と同様にエンジン17と油圧ポンプ18とからなるものの、動力源部34は、エンジン17と油圧ポンプ18とが直列に配置され、油圧ポンプ18がキャブ33の凹窪部33Fの下側に位置し、エンジン17が後述する熱交換部35と対面する状態で、荷台12とキャブ33との間を左,右方向に水平に延びる横置き状態に配置されている。
【0054】
35は荷台12の前側で左,右方向の他側(右側)に位置して旋回フレーム8に設けられた熱交換部で、該熱交換部35は、従来技術による熱交換部19と同様にラジエータ20、オイルクーラ21、インタークーラ(図示せず)等により構成されているものの、熱交換部35は、動力源部34と左,右方向に対して直列に配置されている。
【0055】
このように、動力源部34と熱交換部35とは、荷台12の前側を左,右方向に延び、旋回フレーム8の左,右の幅寸法内に収まる状態で該旋回フレーム8に設けられている。
【0056】
これにより、動力源部34を構成する油圧ポンプ18等を荷台12の下側に配置する必要がなく、動力源部34は、ほぼ水平となる状態で旋回フレーム8に設けられている。このため、傾斜地においてエンジン17のオイルパン内に蓄えられた潤滑油が低い方向に大きく片寄るのを抑えることができ、該潤滑油によってエンジン17を適正に潤滑することにより、例えば山岳地等の勾配の大きな傾斜地においても、動力源部34を常に円滑に作動させることができる構成となっている。
【0057】
36は荷台12の前側に設けられたエンジンカバーで、該エンジンカバー36は、旋回フレーム8の左側端部からキャブ33の凹窪部33F下側を通じて左,右方向に延在し、動力源部34を構成するエンジン17、油圧ポンプ18等を一体に覆っている。これにより、例えば従来技術の如き油圧ポンプ18のみを覆うポンプカバー23を別個に設ける必要がなく、このポンプカバー23を不要とした分、旋回型装軌式運搬車31の製造コストを低減できる構成となっている。
【0058】
37はエンジンカバー36に隣接して荷台12の前側に設けられた熱交換部カバーで、該熱交換部カバー37は、熱交換部35を構成するラジエータ20、オイルクーラ21等を覆っている。そして、エンジンカバー36及び熱交換部カバー37の上面は、旋回フレーム8から高さ寸法Hの位置でほぼ同一平面を形成している。
【0059】
38は動力源部34、熱交換部35の前側で左,右方向の他側(右側)に位置して旋回フレーム8に設けられたタンク部で、該タンク部38は、キャブ33の右側に隣接して配置された作動油タンク39と、該作動油タンク39の右側に隣接して配置された燃料タンク40とにより構成されている。
【0060】
ここで、タンク部38を構成する作動油タンク39及び燃料タンク40の上面は、旋回フレーム8から高さ寸法hの位置でほぼ同一平面を形成し、このタンク部38の高さ寸法hは、エンジンカバー36及び熱交換部カバー37の上面の高さ寸法Hよりも低く(h<H)設定されている。また、燃料タンク40の上面右端側には、斜め下向きに傾斜する面取り部40Aが形成されている。
【0061】
これにより、図4に示すように、キャブ33内で運転席15に着席した作業者の眼の位置(アイポイント)をAとし、このアイポイントAから右側方を目視するときの作業者の視線をB′とすると、この視線B′が燃料タンク40によって遮られる位置を低くすることができる。このため、燃料タンク40の高さ寸法hを低くした分、また、燃料タンク40に面取り部40Aを設けた分、作業者の視界を大きく確保することができる構成となっている。
【0062】
また、図2に示すように、タンク部38を構成する燃料タンク40の前端部40Bは、履帯6の前端部6Aよりも寸法Dだけ後退した位置で旋回フレーム8に設けられている。これにより、キャブ33内の作業者が、タンク部38(燃料タンク40)に妨げられることなく履帯6の前端部6Aを目視することができる構成となっている。
【0063】
41は動力源部34及び熱交換部35とタンク部38との間に位置して左,右方向に延びる仕切板で、該仕切板41は、動力源部34及び熱交換部35とタンク部38との間を仕切り、動力源部34のエンジン17、熱交換部35のラジエータ20等からの熱が作動油タンク39、燃料タンク40に伝わるのを抑えるものである。
【0064】
42は油圧ポンプ18の近傍に位置して荷台12とキャブ33との間に設けられた制御弁で、該制御弁42は、油圧ポンプ18から下部走行体2の走行モータ(図示せず)、旋回モータ11、荷台昇降用シリンダ13等への圧油の給排を制御するものである。また、43は作動油タンク39の前側に位置してキャブ33と燃料タンク40との間に設けられたバッテリである。
【0065】
44はタンク部38の前側に位置して旋回フレーム8に設けられた通路部材で、該通路部材44は、旋回フレーム8に溶接等によって固着され、左,右方向に延在している。そして、通路部材44は、動力源部34のエンジン17、油圧ポンプ18等に対する点検、整備を行うときの作業者の足場となるものである。
【0066】
ここで、通路部材44は、旋回フレーム8に固着された長方形の枠体44Aと、該枠体44Aの内側に左,右方向に一定の間隔をもって簀状に設けられた複数の中板44Bとにより構成されている。これにより、通路部材44は、キャブ33内の作業者が、各中板44B間の隙間を通じて履帯6の前端部6Aを透視することができる構造となっている。
【0067】
本実施の形態による旋回型装軌式運搬車31は上述の如き構成を有するもので、この旋回型装軌式運搬車31を用いて土砂等の運搬作業を行うときには、作業者は、キャブ33内に乗込んで運転席15に着席し、旋回型装軌式運搬車31を掘削作業所に向けて走行させた後、旋回装置9によって上部旋回体32を旋回させ、荷台12を油圧ショベル等の近傍へと移動させる。
【0068】
そして、油圧ショベル等によって掘削した土砂を荷台12に積載した後、作業者は、旋回型装軌式運搬車31を所望の排土場所へと走行させ、荷台昇降用シリンダ13によって荷台12を旋回フレーム8に対して傾斜させることにより、荷台12に積載した土砂を所望の排土場所に排出する。
【0069】
ここで、本実施の形態による装軌式運搬車31は、エンジン17と油圧ポンプ18とが直列となり、油圧ポンプ18がキャブ33の凹窪部33Fの下側に位置し、エンジン17が熱交換部35と対面する状態で、動力源部34を、荷台12とキャブ33との間を左,右方向に水平に延びる横置き状態に配置している。また、熱交換部35を動力源部34と左,右方向に対して直列に配置することにより、動力源部34と熱交換部35とが旋回フレーム8の左,右の幅寸法内に収まる状態で左,右方向に延在する構成となっている。
【0070】
これにより、荷台12と油圧ポンプ18との干渉を避けるために動力源部34を水平方向に対して傾斜させる必要がなく、動力源部34をほぼ水平となる状態で旋回フレーム8に設けることができる。
【0071】
このため、動力源部34を旋回フレーム8に取付ける取付具(図示せず)を容易に製作することができ、旋回型装軌式運搬車31の製造コストを低減することができる。
【0072】
また、動力源部34を水平方向に配置することができるから、旋回型装軌式運搬車31が傾斜地で作業を行う場合に、エンジン17のオイルパン内に蓄えられた潤滑油が傾斜地の低い方向に大きく片寄るのを抑えることができ、該潤滑油によってエンジン17を常時適正に潤滑することができる。これにより、例えば山岳地等の勾配の大きな傾斜地においても動力源部34を円滑に作動させることができ、旋回型装軌式運搬車31の稼動範囲を広げることができる。
【0073】
また、動力源部34は、荷台12とキャブ33との間を左,右方向に延びる横置き状態に配置されるので、動力源部34を構成するエンジン17、油圧ポンプ18をエンジンカバー36によって一体に覆うことができる。このため、例えば従来技術の如き油圧ポンプ18のみを覆うポンプカバー23を別個に設ける必要がなく、このポンプカバー23を不要とした分、旋回型装軌式運搬車31の製造コストを低減することができる。
【0074】
また、動力源部34のエンジン17、油圧ポンプ18を直列に配設し、キャブ33の凹窪部33F下側に、エンジン17に比較して高さ寸法の低い油圧ポンプ18を配置する構成としたので、キャブ33内の作業スペースを広く確保することができる。
【0075】
さらに、動力源部34、熱交換部35を荷台12の前側で左,右方向に直列に配置することにより、これら動力源部34、熱交換部35の前側には、キャブ33の右側に位置して大きなスペースを確保することができる。このため、このキャブ33の右側に確保されたスペース内に作動油タンク39、燃料タンク40を余裕を持って配置することができる。
【0076】
一方、旋回型装軌式運搬車31の上部旋回体32を旋回させる場合、キャブ33内の作業者は、旋回型装軌式運搬車31の周囲に障害物や他の作業者等が存在しないことを確認しつつ上部旋回体32を旋回させる必要がある。
【0077】
この場合、本実施の形態では、動力源部34及び熱交換部35の前側でキャブ33の右側に位置して、作動油タンク39、燃料タンク40からなるタンク部38を設け、このタンク部38の高さ寸法hを、エンジンカバー36及び熱交換部カバー37の上面の高さ寸法Hよりも低く(h<H)設定し、かつ、燃料タンク40の上面右端側には、斜め下向きに傾斜する面取り部40Aを設けている。
【0078】
これにより、図4に示すように、キャブ33内で運転席15に着席した作業者が右側方を目視するときの視線をB′とすると、この作業者の視線B′が燃料タンク40によって遮られる位置を、燃料タンク40の高さ寸法hを小さくした分、また、燃料タンク40に面取り部40Aを設けた分だけ低くすることができる。このため、作業者は、キャブ33内から旋回型装軌式運搬車31の近傍位置までを目視できるようになり、キャブ33内からの作業者の視界を大きく確保することができる。従って、作業者は、旋回型装軌式運搬車31の周囲を広い範囲に亘って確認しつつ上部旋回体32を旋回させることができ、この旋回作業時の安全性を高めることができる。
【0079】
また、旋回型装軌式運搬車31を山岳地、林道等で走行させる場合、キャブ33内の作業者は、履帯6の前端部6Aが山岳地の崖、あるいは林道の路肩に対してどの位置にあるかを常に確認する必要がある。
【0080】
この場合、本実施の形態では、タンク部38を構成する燃料タンク40は、その前端部40Bが履帯6の前端部6Aよりも寸法Dだけ後退した位置で旋回フレーム8に設けられている。
【0081】
これにより、キャブ33内の作業者は、タンク部38に妨げられることなく履帯6の前端部6Aを目視することができ、山岳地の崖、あるいは林道の路肩と履帯6の前端部6Aとの位置関係を確認しつつ、旋回型装軌式運搬車31を安全に走行させることができる。
【0082】
さらに、旋回フレーム8には、タンク部38の前側に位置して左,右方向に延在する通路部材44を設けたので、動力源部34のエンジン17、油圧ポンプ18等に対する点検、整備作業を行うときに、作業者は通路部材44を足場とする広い作業スペースを確保することができ、この点検、整備作業の作業性を向上させることができる。
【0083】
しかも、通路部材44は、旋回フレーム8に固着された枠体44Aと、該枠体44Aの内側に左,右方向に一定の間隔をもって簀状に設けられた複数の中板44Bとにより構成したので、キャブ33内の作業者は、各中板44B間の隙間を通じて履帯6の前端部6Aを透視することができ、履帯6の前端部6Aの位置を確認しつつ、旋回型装軌式運搬車31を安全に走行させることができる。
【0084】
なお、上述した実施の形態では、キャブ33を荷台12の前側で旋回フレーム8の左側に設けた場合を例に挙げたが、本発明はこれに限るものではなく、例えば荷台12の前側で旋回フレーム8の右側にキャブ33を設ける構成としてもよい。
【0085】
また、上述した実施の形態では、タンク部38を構成する作動油タンク39をキャブ33の右側に配置し、該作動油タンク39の右側に燃料タンク40を配置した場合を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、例えばキャブ33の右側に燃料タンク40を配置し、該燃料タンク40の右側に作動油タンク39を配置する構成としてもよい。
【0086】
さらに、上述した実施の形態では、通路部材44を、枠体44Aと複数の中板44Bとにより簀状に形成した場合を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、例えば格子状、網状に構成してもよい。
【0087】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、後部下側が窪んだ凹窪部となったキャブと荷台との間に、一部分が該キャブの凹窪部の下側に位置する状態で動力源部を左,右方向に配置し、該動力源部と左,右方向に対して直列に熱交換部を配置する構成としたので、動力源部の一部が荷台と干渉するのを避けるために該動力源部を傾けて配置する必要がなく、動力源部を水平な状態に配置することができる。
【0088】
このため、動力源部を旋回フレームに取付ける取付具を容易に製作することができ、製造コストを低減することができる。
【0089】
また、傾斜地で作業を行う場合に、動力源部を構成するエンジンの潤滑油が傾斜地の低い方向に大きく片寄るのを抑え、該潤滑油によってエンジンを適正に潤滑することができる。これにより、例えば山岳地等の勾配の大きな傾斜地においても動力源部を円滑に作動させることができ、旋回型装軌式運搬車の稼動範囲を広げることができる。
【0090】
さらに、動力源部の一部を荷台の下側に配置する必要がないので、この荷台の下側に入込んだ動力源部の一部を覆うカバー類を不要にすることができ、製造コストを一層低減することができる。
また、旋回フレームには、動力源部及び熱交換部の前側で左,右方向の他側に位置してタンク部を設ける構成としたので、動力源部及び熱交換部の前側に形成された大きなスペースを利用して、燃料タンクを余裕をもって配置することができる。
また、タンク部の高さ寸法を、動力源部及び熱交換部を覆うカバーの高さ寸法よりも小さく設定したので、キャブと荷台との間に配置される動力源部及び熱交換部を覆うカバーの高さ寸法に比較して、キャブの側方に配置されるタンク部の高さ寸法が小さくなり、作業者がキャブ内から左,右方向を確認する場合に、この作業者の視界がタンク部によって大きく遮られるのを抑えることができる。これにより、キャブ内からの作業者の視界を大きく確保することができ、作業者は、上部旋回体の周囲を広い範囲に亘って確認しつつ該上部旋回体を旋回させることができ、旋回作業の安全性を向上させることができる。
また、請求項1の発明によれば、旋回フレームのうち左,右方向の他側の前端部は、キャブが設けられた旋回フレームの左,右方向の一側の前端部よりも後退すると共に、下部走行体に設けられた履帯の前端部よりも後退した位置に配置し、タンク部は、その前端部が下部走行体に設けられた履帯の前端部よりも後退した位置で旋回フレームに設ける構成とした。このため、キャブ内の作業者は、旋回フレームのうち左,右方向の他側の前端部およびタンク部によって妨げられることなく履帯の前端部の位置を目視することができる。これにより、作業者は、履帯の前端部と地面との位置関係を常に確認しつつ旋回型装軌式運搬車を走行させることができ、走行時の安全性を向上させることができる。
【0091】
また、請求項2の発明によれば、動力源部はエンジンと油圧ポンプとを直列に配設し、油圧ポンプをキャブの凹窪部側に設け、エンジンを熱交換部に対面して設ける構成としたので、キャブの凹窪部下側に、エンジンに比較して高さ寸法の低い油圧ポンプを配置することができ、キャブ内の作業スペースを広く確保することができる。
【0095】
また、請求項の発明によれば、旋回フレームには、タンク部の前側に位置して動力源部を整備するときの足場となる通路部材を設ける構成としたので、作業者は、通路部材を足場とする広い作業スペースをもって動力源部に対する点検、整備作業を行うことができ、この点検、整備作業の作業性を高めることができる。
【0096】
さらに、請求項の発明によれば、通路部材は、キャブ内の作業者が履帯の前端部を透視可能な構造としたので、キャブ内の作業者が履帯の前端部を目視しようとしたときに、この作業者の視界が通路部材によって妨げられることがなく、作業者は履帯の前端部を確実に目視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による旋回型装軌式運搬車を示す正面図である。
【図2】旋回型装軌式運搬車を図1中の矢示II−II方向からみた平面図である。
【図3】旋回型装軌式運搬車を背面側からみた背面図である。
【図4】旋回型装軌式運搬車を左側方からみた左側面図である。
【図5】従来技術による旋回型装軌式運搬車を示す正面図である。
【図6】従来技術による旋回型装軌式運搬車を図5中の矢示VI−VI方向からみた平面図である。
【図7】従来技術による旋回型装軌式運搬車を背面側からみた背面図である。
【図8】従来技術による旋回型装軌式運搬車を左側方からみた左側面図である。
【符号の説明】
2 下部走行体
6 履帯
9 旋回装置
12 荷台
17 エンジン
18 油圧ポンプ
32 上部旋回体
33 キャブ
33F 凹窪部
34 動力源部
35 熱交換部
38 タンク部
39 作動油タンク
40 燃料タンク
40B 前端部
44 通路部材

Claims (4)

  1. 左,右両側に位置して前,後方向に延びる履帯が設けられた下部走行体と、該下部走行体に旋回装置を介して旋回可能に設けられた上部旋回体とを備えてなる旋回型装軌式運搬車において、
    前記上部旋回体は、支持構造体をなす旋回フレームと、該旋回フレームの後部側に設けられ運搬物を積載する荷台と、該荷台の前側で左,右方向の一側に位置して旋回フレームに設けられ後部下側が窪んだ凹窪部となったキャブと、エンジンと油圧ポンプとからなり一部分が該キャブの凹窪部の下側に位置する状態で前記荷台とキャブとの間に左,右方向に配置された動力源部と、前記荷台の前側で左,右方向の他側に位置して該動力源部と左,右方向に対して直列に配置された熱交換部とにより構成し
    前記旋回フレームのうち左,右方向の他側の前端部は、前記キャブが設けられた前記旋回フレームの左,右方向の一側の前端部よりも後退すると共に、前記下部走行体に設けられた履帯の前端部よりも後退した位置に配置し、
    前記旋回フレームのうち左,右方向の他側には、前記動力源部及び熱交換部の前側に位置してタンク部を設け、
    該タンク部の高さ寸法は、前記動力源部及び熱交換部を覆うカバーの高さ寸法よりも小さく設定し、
    前記タンク部は、その前端部が前記下部走行体に設けられた履帯の前端部よりも後退した位置で前記旋回フレームに設ける構成としたことを特徴とする旋回型装軌式運搬車。
  2. 前記動力源部はエンジンと油圧ポンプとを直列に配設し、前記油圧ポンプを前記キャブの凹窪部側に設け、前記エンジンを前記熱交換部に対面して設ける構成としてなる請求項1に記載の旋回型装軌式運搬車。
  3. 前記旋回フレームには、前記タンク部の前側に位置して前記動力源部を整備するときの足場となる通路部材を設ける構成としてなる請求項に記載の旋回型装軌式運搬車。
  4. 前記通路部材は、前記キャブ内の作業者が前記履帯の前端部を透視可能な構造としてなる請求項に記載の旋回型装軌式運搬車。
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