JP4230411B2 - 浴室床及びその成形方法 - Google Patents

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本発明は、浴室床及びその成形方法に係り、特に、排水口や排水溝等の排水部周辺領域における水滴の残存を防止することのできる浴室床及びその成形方法に関する。
近時、システムバス等に用いられる浴室床は樹脂成形品が主流になってきており、このような浴室床は、入浴後に上面に残る湯水をできるだけ少なくすることが求められる。そこで、上面の排水性を高めるため、例えば、図8に示されるタイプの浴室床が利用されている。
同図において、浴室床50は、格子状に延びる溝51及びこれら溝51間に位置する凸部52を有する床面部53と、この床面部53の図8中左端部に設けられた平面視方形状をなす排水口55と、床面部53と排水口55との境界位置に形成され、溝51の底部と面一となる縁取り部56とを備えている。溝51の幅及び深さは、凸部51上の湯水を誘引するように設定されている。従って、床面部53に湯水を掛けると、当該湯水の大部分が排水口55に流れた後、凸部52上に残存しようとする湯水が溝51内に誘引されて排水口55に向かって流れるようになっている。
しかしながら、このような浴室床50にあっては、床面部53上の湯水が少なくなって当該湯水の流れる力が弱まると、縁取り部56上で湯水の表面張力が作用し、図8に示されるように、排水口55の外縁に沿って水滴60Aが残存し易くなる。しかも、前記水滴60Aによって溝51内を流れる湯水が堰き止められ、縁取り部56付近の溝51内や凸部52上にも湯水60B,60Cが残存し、結果として、床面部53全体としての排水性を十分に発揮させることができなくなるという不都合を生じる。
ところで、床面部の排水性を高める他の形態として、親水化剤等を添加した樹脂材料を用いて浴室床を成形する形態が知られているが、この場合、浴室床が比較的大型の成形品となるために多量の親水化剤が必要となり、これに伴うコスト的な負担が甚大になるという反射的不都合を招来する。
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、コスト軽減を図りつつ、排水口等の排水部回りの排水性を高めることができる浴室床及びその成形方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、所定位置に排水部が設けられた床面部を有する樹脂製の浴室床において、
前記床面部は、排水部付近に位置する第1の領域と、当該第1の領域以外に位置する第2の領域とからなり、これら第1及び第2の領域には相互に異なる樹脂材料が用いられ、
前記第1の領域に用いられる樹脂材料は、第2の領域に用いられる樹脂材料より高い親水性を有する、という構成を採っている。
本発明において、前記第1の領域は、その上面の静的接触角が50°〜70°に設定される一方、前記第2の領域は、その上面の静的接触角が80°〜90°に設定される、という構成を採ることが好ましい。
また、前記第1の領域は、床面部面内における排水部外縁回りに設けられ、その領域の幅は約200mm以下に設定することが好ましい。
更に、前記排水部は、床面部を開口する排水口及び又は排水溝を備え、
前記第1の領域は、床面部面内における排水口外縁回り及び又は排水溝側縁回りに設けられ、その領域の幅は約200mm以下に設定される、という構成も採ることができる。
また、本発明に係る浴室床を成形型を用いて成形する方法であって、
前記成形型は、床面部形成領域と、この床面部形成領域の一部領域若しくは一端側に設けられた排水部形成領域とをキャビティに備え、
前記床面部形成領域に第1の樹脂材料を配置する一方、前記排水部形成領域及び又は当該領域に隣接する床面部形成領域に第1の樹脂材料より高い親水性を発揮する第2の樹脂材料を配置して成形する、という手法を採っている。
本発明によれば、第1の領域が第2の領域より高い親水性を上面に発揮するようになり、従来のような排水部回りの水滴の残存を回避することが可能となる。しかも、床面部全体でなく第1の領域だけに親水性を有する樹脂材料を用いればよいため、親水化剤や親水性の材料の使用量を極力少なくすることができ、製品コストの低廉化を達成することが可能となる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1には、実施形態に係る浴室床の概略平面図が示され、図2には、図1のA−A線に沿う拡大断面図が示されている。また、図3には、説明の便宜上、図1に示される溝及び凸部を省略した平面図が示されている。これらの図において、浴室床10は、樹脂材料を用いた成形品により構成されており、浴槽11の図1中右側に位置する平面視略長方形状の床面部14と、この床面部14の一端側、すなわち、図1中左端側中央部を開口するとともに、平面視略方形状に形成された排水部を構成する排水口15とを備えて構成されている。
前記床面部14は、その上面に格子状に形成された複数の溝18と、これら溝18の間に設けられた平面視略正方形状をなす多数の凸部19と、排水口15の外周に沿って形成される縁取り部20とを備えて構成されている。図2に示されるように、縁取り部20は、溝18の底部と略面一に設定されている一方、排水口15の形成端面21は、略鉛直方向に向けられるとともに、上部側が湾曲面21Aとされている。
凸部19の一辺の長さは、特に限定されるものでないが、1〜50mmに設定されている。一方、溝18は、その延出方向と直交する方向の断面形状が略凹状とされるとともに、溝幅が0.5〜3.0mm、溝深さが0.3〜2.0mmに設定され、隣接する凸部19上の湯水を溝18内に誘引する力を発揮するようになっている。
また、床面部14は、約1/10〜2/10の範囲内で排水口15へ向かって傾斜するように凹んだ面形状をなす水勾配を備え、上面側に掛けられた湯水が図3中二点鎖線で示される方向に流れるようになっている。
図3に示される床面部14において、排水口15付近の網点で示される領域が第1の領域23とされ、当該第1の領域23以外に位置する第2の領域24とされる。第1及び第2の領域23,24には相互に異なる樹脂材料が用いられて成形されており、第1の領域23に用いられる樹脂材料(以下、第1の樹脂材料とする。)が第2の領域24に用いられる樹脂材料(以下、第2の樹脂材料とする。)より高い親水性を備えている。
具体的には、第1の領域23の上面の静的接触角が50°〜70°に設定される一方、前記第2の領域24の上面の静的接触角が80°〜90°に設定され、第1の領域23は、第2の領域24より高い親水性を上面に発揮するようになっている。
また、第1の領域23は、床面部14面内における排水口15外縁回りに設けられ、その幅Wが約200mm以下設定されている。このような範囲によれば、比較的安価な樹脂材料で成形可能な第2の領域24の面積を拡げつつ、床面部14上の湯水が流れる力が弱くなったときに、滞水し易い排水口15回りの領域だけ親水性を高めて当該領域での水滴の残存を防止することが可能となる。
なお、図2中、第1の領域23を網点により表したが、当該網点は、説明の便宜上、第1及び第2の領域23,24を特定するために付したものであり、実際の床面部14が各領域間で色分けされるものではない。
前記第1の樹脂材料としては、以下の(1)、(2)に述べるものが例示できる。
(1)不飽和ポリエステル樹脂若しくはエポキシアクリレート樹脂のグリコール成分として、平均分子量が200〜1000となるポリエチレングリコールを分子骨格中に組み込んだ樹脂材料
(2)不飽和ポリエステル樹脂若しくはジアリルフタレート樹脂100重量部に対し、添加剤(アルコキシシリル基を有するモノエポキシ樹脂とジカルボン酸との開環反応物)を1〜20重量部添加した樹脂材料
上記(1)の樹脂材料によれば、親水性を発揮するポリエチレングリコールが不飽和ポリエステル等の樹脂構造の一部とされるため、入浴や清掃を繰り返し行った場合でも、床面部14の上面に親水性を半永久的に発揮させることが可能となる。
上記(2)の樹脂材料によれば、添加剤中のアルコキシシリル基の作用により、不飽和ポリエステル樹脂等と添加剤との相溶性を向上させ、つまり、これらが分離する力を弱めて、添加剤を浴室床10の厚さ方向に対して均一に分散させることができる。よって、床面部14の上面側にアルコキシシリル基を発現させることができるので、浴室床10の使用時に、アルコキシシリル基中のアルキル基を加水分解により除去させて水酸基を形成することでき、床面部14の上面に親水性を発揮させることが可能となる。
第2の樹脂材料としては、公知の不飽和ポリエステル樹脂、例えば、前述の第1の領域23における(2)の樹脂材料に、前記添加剤を添加しないものが例示できる。
前記浴室床10は、プレス成形法若しくはハンドレイアップ成形法により製造される。
前記プレス成形法は、図4(A)及び(B)に模式的に示されるような成形型30を用いて行うことができる。この成形型30は、下型31と、この下型31との間に所定のキャビティ32を形成する上型33とを備えて構成されている。キャビティ32は、前記床面部14を形成可能な床面部形成領域32Aと、当該領域32Aの一端側(図4(A)中左端側)に位置するとともに、下型31の上面(キャビティ面)から突出する領域を有する排水部形成領域32Bとを備えている。
このような成形型30により浴室床10を成形する場合、所定の離型処理を行った後、図4(A)に示されるように、SMCとされた第1の樹脂材料M1を排水部形成領域32B上に配置し、SMCとされた第2の樹脂材料M2を床面部形成領域32A上に配置する。次いで、図4(B)に示されるように、下型31及び上型33を合わせることにより、各樹脂材料M1,M2に圧力が付与されて当該樹脂材料M1,M2がキャビティ32内で伸展し、所定のキープ時間経過後に浴室床10が成形される。このとき、各樹脂材料M1,M2は、キャビティ32内で相互に結合されるようになり、第1の樹脂材料M1により第1の領域23が形成され、第2の樹脂材料により第2の領域24が形成される。
なお、第1の樹脂材料M1は、図4(C)に示されるように、排水部形成領域32Bに隣接する領域に配置しても、前述と同様にして成形することができる。
前記ハンドレイアップ成形法は、図5に示される成形型35が用いられ、この成形型35は、その上面にキャビティ36を備えている。キャビティ36は、床面部14を形成可能な床面部形成領域36Aと、当該領域36Aの図5中左端中央部に位置するとともに、キャビティ面から突出する排水部形成領域36Bとを備えている。
このような成形型35により浴室床10を成形する場合、前記第1及び第2の樹脂材料M1,M2をゲルコートとして使用する。キャビティ41に所定の離型処理を行った後、第1の領域23に対応する位置すなわち排水部形成領域36Bに隣接する床面部形成領域36Aに第1の樹脂材料M1を塗布し、それ以外の床面部形成領域36Aに第2の樹脂材料M2を塗布することにより浴室床10が成形される。
以下に、本発明の実施例を比較例と共に説明する。
[実施例1]
ここでは、図6に示されるように、平面サイズが150×300mm、重量650gのプレート40をプレス法により成形した。当該プレート40は、幅1.5mm、深さ1.0mmの溝41と、一辺の長さが10mmとなる平面視正方形状の複数の凸部42と、図6中下端40A側に形成された縁取り部43とを上面に備えており、図6中下端40A側の断面形状(B−B線に沿う断面形状)が前述の排水口15の外周側に近似した形状、すなわち、図2と同様の断面形状となるように形成した。
ここで、プレート40を成形型を用いて成形するときに、図6中下方領域に対応するキャビティ内に重量150gのSMCからなる第1の樹脂材料を配置し、図6中上方領域に対応するキャビティ内に重量500gのSMCからなる第2の樹脂材料を配置した。
第1の樹脂材料は、一例として表1に示される配合表に準じて作製した。添加剤は
モノエポキシ樹脂としてグリシジルオキシプロピルメチルジエトキシシラン250重量部、ジカルボン酸としてフマル酸232重量部を配合し、温度140℃、キープ時間180分の条件下で開環反応させたものを用いた。
第2の樹脂材料は、表1の添加剤を抜いた配合のものを用いた。
Figure 0004230411
[実施例2]
実施例1に対し、第1の樹脂材料を重量300g、第2の樹脂材料を重量350gに変えた。
[実施例3]
実施例1に対し、成形法をハンドレイアップ成形法に変え、第1及び第2の樹脂材料を後述の配合により作製されるゲルコートとして用いた。図6中下端に沿う50mm幅の領域に対応するキャビティ面に第1の樹脂材料を塗布し、それ以外の領域に第2の樹脂材料を塗布した。
第1の樹脂材料は、一例として表2に示される配合表に準じて作製した。添加剤は実施例1と同じく、モノエポキシ樹脂としてグリシジルオキシプロピルメチルジエトキシシラン250重量部、ジカルボン酸としてフマル酸232重量部を配合し、温度140℃、キープ時間180分の条件下で開環反応させたものを用いた。
第2の樹脂材料は、表2の添加剤を抜いた配合のものを用いた。
Figure 0004230411
[比較例1]
実施例1に対し、第1の樹脂材料を用いずに、重量650gの第2の樹脂材料だけで成形を行った。
[比較例2]
実施例3に対し、第1の樹脂材料を用いずに、第2の樹脂材料だけで成形を行った。
以上のように得られた各プレート40に対して、親水性及び排水性を確認するための実験を行った。
ここで、親水性に関する実験としては、プレート40を水で洗い流した直後の状態において、下端40Aから20mm離間した位置(図6中Y1点)と、250mm離間した位置(図6中Y2点)における水との静止接触角を測定した。その結果を表3に示す。
排水性に関しては、前記プレート40の下端40Aを下側として1/10の勾配に設定し、温度15℃、湿度65%の恒温恒室内に配置し、プレート40の上面全領域にシャワーにて1分間水を流した。シャワー終了後5分間経過した時点での残存水の状況を目視にて確認した。その結果を表3に示す。
なお、表3中、排水状態の評価として、「◎」は、非常に良好な評価(プレート下端部に水が滞留することなく流れ落ちる状態)を表す。また、「○」は、良好な評価(プレート下端部において排水速度が遅くなるものの、水が殆ど滞留することなく流れ落ちる状態)を表し、「×」は、期待する排水性が見られなかったという評価(プレート下端部に水が水滴状に滞留する状態)を表す。
Figure 0004230411
表3から明らかなように、本発明の構成は、プレート40の下端側、すなわち、床面部14の排水口15回りにおいて排水性が高いことが理解される。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施例に対し、形状、数量、位置若しくは方向、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
前記実施形態において、排水部を排水口15により構成した場合を説明したが、例えば、図7に示されるように、排水口15と、当該排水口15に隣接する位置に設けられるとともに、床面部14の図7中左端沿って延びる排水溝46により排水部を構成しても良いし、排水溝46のみにより排水部を構成してもよい。このとき、床面部14の水勾配は、排水溝46側が下方となるように設定され、床面部14上の湯水が図2中二点鎖線で示される方向に流れるようになっている。また、第1の領域23は、図7中網点で示される領域、すなわち、床面部14面内における排水口15の外縁回りや排水溝46の側縁回りに設けられ、その幅が約20mmに設定されている。
前記溝18は、その幅及び深さが前述した範囲内であれば、断面視V字形状やU字形状、角部を有するものや曲面部を有するもの等、様々な形状の溝を採用することができるとともに、床面部14全体において同一断面形状にする必要はなく、部分的に溝14の形状を変えるように構成してもよい。また、凸部19の平面形状は、略正方形に限られず、辺の数が3以上の自然数となる略多角形、略円形、略楕円形としたり、これらの形状が混在するものであってもよい。
本発明に係る浴室床は、主に、一般家庭におけるシステムバス等に利用することができる。
本発明に係る浴室床の概略平面図。 図1のA−A線に沿う拡大断面図。 図1の溝及び凸部を省略した平面図。 (A)〜(C)は、プレス成形法による浴室床の成形方法を説明するための図。 ハンドレイアップ成形法に用いられる成形型の平面図。 実施例1〜3及び比較例1,2に用いられるプレートの平面図。 変形例に係る浴室床の図2と同様の平面図。 従来例に係る浴室床の排水口回りの拡大平面図。
符号の説明
10・・・浴室床、14・・・床面部、15・・・排水口(排水部)、23・・・第1の領域、24・・・第2の領域、30,35・・・成形型、32,36・・・キャビティ、32A,36A・・・床面部形成領域、32B,36B・・・排水部形成領域、46・・・排水溝(排水部)

Claims (5)

  1. 所定位置に排水部が設けられた床面部を有する樹脂製の浴室床において、
    前記床面部は、排水部付近に位置する第1の領域と、当該第1の領域以外に位置する第2の領域とからなり、これら第1及び第2の領域には相互に異なる樹脂材料が用いられ、
    前記第1の領域に用いられる樹脂材料は、第2の領域に用いられる樹脂材料より高い親水性を有することを特徴とする浴室床。
  2. 前記第1の領域は、その上面の静的接触角が50°〜70°に設定される一方、前記第2の領域は、その上面の静的接触角が80°〜90°に設定されていることを特徴とする請求項1記載の浴室床。
  3. 前記第1の領域は、床面部面内における排水部外縁回りに設けられ、その領域の幅は約200mm以下に設定されていることを特徴とする請求項1又は2記載の浴室床。
  4. 前記排水部は、床面部を開口する排水口及び又は排水溝を備え、
    前記第1の領域は、床面部面内における排水口外縁回り及び又は排水溝側縁回りに設けられ、その領域の幅は約200mm以下に設定されていることを特徴とする請求項1又は2記載の浴室床。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の浴室床を成形型を用いて成形する方法であって、
    前記成形型は、床面部形成領域と、この床面部形成領域の一部領域若しくは一端側に設けられた排水部形成領域とをキャビティに備え、
    前記床面部形成領域に第1の樹脂材料を配置する一方、前記排水部形成領域及び又は当該領域に隣接する床面部形成領域に第1の樹脂材料より高い親水性を発揮する第2の樹脂材料を配置して成形することを特徴とする浴室床の成形方法。
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