JPH047929Y2 - - Google Patents

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JPH047929Y2
JPH047929Y2 JP19466987U JP19466987U JPH047929Y2 JP H047929 Y2 JPH047929 Y2 JP H047929Y2 JP 19466987 U JP19466987 U JP 19466987U JP 19466987 U JP19466987 U JP 19466987U JP H047929 Y2 JPH047929 Y2 JP H047929Y2
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、人造大理石カウンター用洗面器置型
に関する。
(ロ) 従来の技術 従来、第9図に示すように、下部に洗面ボール
aを取付け可能な人造大理石カウンター天板bの
一形態として、ほぼその中央部に洗面器用開口部
分cを設けるとともに、その上部周縁に、高級感
を出すための段部、即ち、レリーフdを設けたも
のがある。
そして、かかる人造大理石カウンター天板bの
製造において、開口部位置が不定である場合、レ
リーフd付の洗面器用開口部分cを形成する方法
としては、成形品を切断治具等で開ける方法と、
成形時に置型を使用して得る方法とがある。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 そして、置型を用いる方法において、洗面器開
口部分cが第9図のように人造大理石カウンター
天板b上面から同開口部分c下縁まで曲面を有す
る製品については、第10図に示すように、型e
の表面とレリーフ形成部gを有する段付置型fの
裏面の接触面s及び接触界面の密着度が重要とな
る。
しかるに、段付置型fの裏平面平滑性は、段付
置型fが、FRP、木、その他剛性を有する材料
からなる場合は、良好であるが、型eの表面の平
面平滑性は、必ずしも全面同一ではなく、そのた
め、段付置型fの裏面と型eの表面との間の接触
面及び接触界面に〓間Sを生じることになる。
また、このように、段付置型fの裏面と型e表
面との間に〓間があつた場合は、第10図に示す
如く、段付置型fをそのまま載置するだけでは、
その〓間を補填吸収することは不可能であり、テ
ープ等で張りつけ固定しても、〓間補填は困難で
ある。
さらに、使用時の段付置型f及び型eの反り、
曲がりの進行により、その〓間はさらに大きくな
る。そして、かかる〓間の存在によつて、成形
時、成形材料が〓間に侵入して段付置型fの脱型
が困難となり、又成形品にバリが生じていた。
そこで、型fの表面との密着度を上げるため
に、段付置型fを弾性の大きな材質であるゴム等
によつて形成することも考えられるが、弾性の大
きい材質からなる段付置型fは、〓間Sは小さく
なるが、熱膨脹が大きく、寸法的に弾性体単独で
は型材として使用することができない。
特に、段付置型fの場合、レリーフd付の洗面
器用開口部分cを形成するためには、その段付置
型fの周縁に、例えば、約30cmぐらいまでのレリ
ーフ形成部gを設けることがある。
しかして、レリーフ形成部gは、段付置型fの
本体部分と比較して薄肉であるため、引き裂き強
度や引張強度が弱く、そのため、使用時の耐久性
がなく、型材としての使用をさらに困難なものと
していた。
本考案は、上記問題点を解決することができる
人造大理石カウンター用洗面器置型を提供するこ
とを目的とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、レリーフ形成部を有する置型本体を
シリコーンゴムから形成し、同置型本体の内部中
央部に、複数の上下部ゴム連結用貫通孔を有する
置型変形防止用平板を封入するとともに、レリー
フ形成部にも、複数の上下部ゴム連結用貫通孔を
有する置型変形防止用平板を封入したことを特徴
とする人造大理石カウンター用洗面器置型に係る
ものである。
(ホ) 効果 本考案は、上記した構成により、以下の効果を
奏する。
レリーフ形成部を有する置型本体を、シリコ
ーンゴムによつて形成することによつて、型表
面との密着性を良好なものとすることができ、
成形時に成形材料が接触部空間に侵入すること
がないので、成形品にバリ等を生じることな
く、美麗な人造大理石カウンター用天板を製造
することができる。
さらに、レリーフ形成部を有する置型本体を
形成するシリコーンゴム内部に複数の上下部ゴ
ム連結用貫通孔を有する置型変形防止用平板を
封入したので、置型本体の熱膨脹・収縮による
変形を可及的に防止することができ、正確な寸
法の洗面器用開口部分を有する人造大理石カウ
ンター用天板を製造することができる。
特に、置型本体は、その中央部のみならず、レ
リーフ形成部にも上下ゴム連結用貫通孔を有する
置型変形防止用平板を封入したので、正確な寸法
のレリーフ付洗面器開口部分を有する人造大理石
カウンター用天板を製造することができる。
(ヘ) 実施例 以下、添付図に示す実施例に基づいて、本考案
を具体的に説明する。
第1図及び第2図において、本考案に係る置型
Aを示す。
図中、10は上下両端に平坦面11,12を形
成するとともに、その中央部に両端開口の大径貫
通孔21を有する置型本体である。
そして、かかる置型本体10は、その周面に、
洗面用カウンターの洗面器開口部分(図示せず)
の形状と適合させるべく、下縁から上縁に向かつ
て曲面状のテーパを有する本体部10aと、同本
体部10aと一体をなし、かつ、洗面用カウンタ
ーのレリーフ部分(図示ぜず)を形成するための
レリーフ形成部10bとからなる。
本考案は、上記置型本体10を、高い弾性を有
し、かつ、耐熱性、耐溶剤性、自己離型性にも優
れたシリコーンゴムから形成し、さらに、同置型
本体10の本体部10aと、レリーフ形成部10
b内に、後述する置型変形防止用平板14及び1
5を封入した構成に特徴を有するものである。
ここに、シリコーンゴムは、常温硬化タイプ
で、作業性も良好である高強度の縮合型や付加型
の型取り用シリコーンゴムとするのが好ましく、
かかるシリコーンゴムは、ゴム強度はJIS−Aで
30〜60程度、引張強度は40〜60Kgf/cm2、伸び率
は200〜400%、そして、引裂強度はJIS−Aで10
〜30Kgf/cm)とする優れた物性値を有するもの
である。
置型本体10をかかる材質及び物性値とするこ
とによつて、置型本体10は、その裏面を、第2
図に示すように、型13の表面に密着状態に接触
することができる。
さらに、第1図〜第4図において、14,15
は、上記置型本体10の本体部10aの中央部及
びレリーフ形成部10bに、それぞれ封入される
置型変形防止用平板であり、本体部10a及びレ
リーフ形成部10bを形成するシリコーンゴムの
膨脹若しくは収縮に伴う置型本体10の寸法の変
動、即ち、変形を抑制するために、封入されるも
のである。
即ち、置型変形防止用平板14,15は、熱膨
脹率が小さく、剛性を有し、かつ曲げ引張強度が
大きく硬度も高い材質とするのが望ましく、例え
ば、木製板、合成樹脂板、金属板、その他無機材
料等からなる平板、好ましくは鉄製平板とするこ
とができる。
また、置型変形防止用平板14,15は、第3
図及び第4図に示すように、その表面に多数の上
下部ゴム連結用貫通孔17,18及び19,20
を設けており、係る上下部ゴム連結用貫通孔1
7,18及び19,20は、以下の機能を果たす
ことができる。
即ち、置型Aの成形時に成形材料が上下部ゴム
連結用貫通孔17,18内に流入して置型変形防
止用平板14及び15を挟む上下部のシリコーン
ゴム同志を一体的に連結するこにより、リベツト
効果を上げ、上下部のシリコーンゴムを互いに引
張合わせて同ゴムの膨脹・収縮を抑制することが
できる。
これによつて、シリコーンゴムの自己離型性に
よつて、シリコーンゴムからなる置型本体10と
置型変形防止用平板14との接触界面が離れよう
としても、上記した上下部ゴム連結用貫通孔1
7,18のリベツト効果によつて、同ゴムの膨
脹・収縮を抑制することができ、置型Aの変形を
可及的に防止できる。
特に、本実施例の場合、引き裂き強度及び引張
強度が弱く使用時の耐久性が問題とされるレリー
フ形成部10bにも、置型変形防止用平板15を
封入したので、置型Aの変形、特にレリーフ形成
部10bの変形を確実に防止することができる。
なお、上記実施例において、上下部ゴム連結用
貫通孔17,18及び19,20は、その口径を
できるだけ大きくするとともに、その孔数を多く
することにより、上記リベツト効果を増大でき、
シリコーンゴムの膨脹・収縮を、さらに効果的に
抑制することができる。
即ち、上下部ゴム連結用貫通孔17,18及び
19,20は、好ましくは、第3図及び第4図に
示すように、その内周縁16から孔縁まで3〜5
mmの位置及び置型変形防止用平板14の外周縁2
2から孔縁まで3〜5mmの位置に、それぞれ内側
及び外側の上下部ゴム連結用貫通孔17,18及
び19,20を所要円周ピツチ(例えば15〜30
mm)で設け、また、上下部ゴム連結用貫通孔1
7,18及び19,20の口径は、5〜10mmφと
するのが好ましい。
レリーフ部10bには、上下部ゴム連結用貫通
孔は設けず、置型変形防止用平板15にプライマ
ー処理を施し、シリコーンゴムを密着させる。
また、上下部ゴム連結用貫通孔17,18及び
19,20は、置型A作成時において、置型本体
10へ置型変形防止用平板14,15を封入する
際の空気抜きとして用いることができる。
次に、図示の実施例におけるその他の構成につ
いて説明すると、置型本体10は、上述したよう
に、その中央部に大径貫通孔21を設けており、
同貫通孔21によつて、置型Aを型13等から容
易に取り外すことができ、また、置型Aの材料費
を節約でき、さらに置型Aの軽量化を図ることが
できる。
また、置型本体10の本体部10aの全体厚さ
は、人造大理石カウンターの肉厚と同等の厚さ、
即ち10〜20mmとするのが好ましく、一方、置型変
形防止用平板14,15の肉厚は、置型本体10
の本体部10bの厚さの約30〜50%とするのが、
寸法精度及び作業性を考慮した場合、最も好まし
い。
また、置型変形防止用平板14,15の内外径
寸法は、それぞれ、置型本体10の本体部10a
及びレリーフ形成部10bの内外周縁より3〜5
mm内側に位置することが好ましい。
ついで、上記構成を有する置型を用いた人造大
理石カウンター天板の製造方法について、第5図
〜第8図を参照して説明する。
まず、第5図に示すように下型30の上面に離
型剤を塗布し、その後、第6図に示すように、同
下型30の表面上に洗面ボウルの開口部分の形状
をした置型Aを載置する。次に、第7図に示すよ
うに、成形材料を下型30内に流しこみ、その
後、予め離型剤を塗布した上型31を被せて成形
材料注入空間32内で、成形材料を常温または加
熱硬化する。次に、成形材料が完全固化した後、
上型31を取り外すとともに、下型30から成形
品33を、第8図に示すように取出し、その後、
成形品33に必要な仕上げを施すことによつて大
理石カウンター用天板を製造する。
かかる製造工程において、置型Aはシリコーン
ゴムからなるので、その充分な弾性によつて下型
30の表面に密着状態に載置することができ、同
表面と置型Aの裏面との間に成形材料が侵入する
のを完全に防止でき、成形品33の表面へのバリ
の発生を確実に防止することができる。
また、置型Aは、加熱・冷却されることによつ
て膨脹・収縮するが、内部に置型変形防止用平板
14,15を封入しているので、かかる膨脹・収
縮を最小限に抑制でき、成形品33の形状の変動
を可及的に防止でき、正確な寸法のレリーフ付の
洗面器開口部分を有する人造大理石カウンター用
天板を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る人造大理石カウンター
用洗面器置型の正面図、第2図は要部断面拡大説
明図、第3図及び第4図は置型変形防止用平板の
斜視図、第5図〜第8図は上記置型を用いた人造
大理石カウンター用天板の製造工程説明図、第9
図は裏面に洗面ボウルを装着した人造大理石カウ
ンター用天板の説明図、第10図は従来の人造大
理石カウンター用洗面器置型の正面図である。 図中、A……置型、10……置型本体、10a
……本体部、10b……レリーフ形成部、11…
…上面、12……下面、13……型、14,15
……置型変形防止用平板、17,18……上下部
ゴム連結用貫通孔、19,20……上下部ゴム連
結用貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レリーフ形成部を有する置型本体をシリコーン
    ゴムから形成し、同置型本体の内部中央部に、複
    数の上下部ゴム連結用貫通孔を有する置型変形防
    止用平板を封入するとともに、レリーフ形成部に
    も、複数の上下部ゴム連結用貫通孔を有する置型
    変形防止用平板を封入したことを特徴とする人造
    大理石カウンター用洗面器置型。
JP19466987U 1987-12-21 1987-12-21 Expired JPH047929Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19466987U JPH047929Y2 (ja) 1987-12-21 1987-12-21

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