JP4230405B2 - キャリアプレートおよびそれを用いたウインドレギュレータ - Google Patents

キャリアプレートおよびそれを用いたウインドレギュレータ Download PDF

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Description

本発明はキャリアプレートおよびそれを用いたウインドレギュレータに関する。さらに詳しくは、コントロールケーブルの端末を抜けにくいように係止することができ、かつ、容易に成形することができるキャリアプレートおよびそのキャリアプレートを用いたウインドレギュレータに関する。
特開2002−86871号公報 実公平6−3951号公報 特開2001−82027号公報
従来のキャリアプレートは、例えば図7aに示すように、基板101と、その基板から突出するケーブル係止部102とを備えている。符号103、104はガイドレールと摺動するガイド部である。このキャリアプレート100では、ケーブル係止部102は図7bに示すように箱を伏せた状態で基板101上に突出するように一体成形されている。ケーブル係止部102の天面102aの中央にはケーブルエンド105を通すための貫通孔106が形成されると共に、天面102aから上下の端面(係止板)102bにかけて、ケーブル107のみを通し、ケーブルエンドを通さないスリット108が形成されている。端面102bではスリット108は上向き、すなわち組み立て後にケーブル107が配置されるガイドレール側に向かって開口している。基板101のケーブル係止部102と対応する部位は、金型が入り込む開口109が形成されている。このようなキャリアプレート100は、ガイド部103、104は摺動性がすぐれているPOMなどの合成樹脂が用いられ、他の部材はPBTなどの強度が高い合成樹脂が用いられてインサート成形により成形される。そのため、二層成形を行うことになりコストが高くなる。
特許文献1には、図8に示すようなニップル(ケーブルエンド)の脱着が容易で、かつ、ケーブルが弛んでもニップルが脱落しにくいウインドレギュレータのケーブル係止構造が開示されている。図8のワイヤ係止構造110は、上下方向に伸びる2本のワイヤケーブル111a、111bと、それらワイヤ111a、111bを係止するエンドホルダー112とからなる。エンドホルダー112は、ブロック状の部材であり、ワイヤ111a、111bの端部のニップル(ケーブルエンド)113を挿入できる円柱状の係止穴114およびケーブル111a、111bを案内する案内溝115が係止穴114と連通するように形成されている。このようなエンドホルダー112はキャリアプレートの基板101とは別個に形成され、基板101に固定される。
特許文献2には、図9に示すようなワイヤの脱落を防止するワイヤ係止構造120が開示されている。このワイヤ係止構造120は、背面から前面にかけて凹部を形成するように断面コ字状に折り曲げられた金属板製のキャリアプレート121と、そのキャリアプレート121を上方および下方に移動させるワイヤ122a、122bとからなる。前記キャリアプレート121は、前記コ字状の底部を形成する抜け止め壁123と、その抜け止め壁の端部から凹部を形成するように垂直に上方に延びる係止壁124とを備えている。前記抜け止め壁123には、ニップル125a、125bの片方だけがかろうじて通ることができる程度の矩形状の挿通孔126が設けられている。前記抜け止め壁123から係止壁124にかけては、ワイヤ122a、122bを通すことができる程度の幅を備え、挿通孔126の中心からズレた位置で連通するスリット127が形成されている。このワイヤ係止構造120は、基本的には図7のものと同じであるが、スリット127と挿通孔126がズレた位置で連通しているため、図中の二点鎖線に示すように、ニップル125a、125bが挿通孔126に向くようにワイヤ122a、122bを屈曲させなければ外すことができない。
特許文献3には、ケーブルの脱落防止構造が開示されている。このものは、樹脂材料で形成されているスライダベースを金属板製の補強板により補強して、そのスライダベースのケーブル端部が係止されている部分の経年変化による劣化により生ずる破損により、ケーブルが脱落するのを防止するものである。
ケーブル端部に固着されたケーブルエンドには、ある程度のテンションが加えられた状態でキャリアプレートに係止されている。しかし経年変化によりケーブルに弛みが生じると、キャリアプレートを一方に移動させるとき、もう片方のケーブルには弛みが生じ、その弛みによりケーブルエンドと係止部との間に隙間が生じる。この隙間はケーブルの移動を許す隙間ともなるので、不意にケーブルが係止部から外れる方向に移動してしまう危険もある。また、ケーブルを係止している係止部には、常時、大きな力が加わる。図7のキャリアプレート100は合成樹脂で成形できるが、ケーブル係止部102の天面102aに貫通孔106があり、しかも基板101にも開口109があるので、剛性が低くなる。そのため、係止部には強度の高い材質が用いられたり、強度を高くしたりする構造が採用される。
特許文献1〜2にあるように、ケーブルの弛みによるケーブルエンドの脱落に対処するには、ケーブルを係止部に複雑な経路で係止して外れにくくすることが行われている。しかし、ケーブルはいくらでも複雑に係止することはできるが、それではケーブルを取り付けるのも煩雑となる。また特許文献1では係止部を別部品として別途用意しなければならない。同じように、強度を高くしようとすると、その部分だけは強度の高い材質を用いた別部品として用意しなければならない。
そこで、本発明ではケーブルが外れにくく、かつ、製造しやすいキャリアプレートを提供することを課題としている。さらに本発明は合成樹脂で一体成形することができ、かつ、剛性および強度が高いキャリアプレートを提供することを課題としている。さらに本発明はキャリアプレートからケーブルが抜けにくく、窓ガラスをしっかりと支持することができ、自動車のドア内への組み付けが容易なウインドレギュレータを提供することを課題としている。
本発明のキャリアプレート(請求項1)は、上昇用および下降用のケーブルによりガイドレールに沿って昇降するウインドレギュレータ用のキャリアプレートであって、そのキャリアプレートが、板状の基板と、その基板から延びるガイドレールをガイドするためガイド部と、基板のガイドレールと向かい合う面から立ち上がり、上昇用および下降用のケーブルのケーブルエンドをそれぞれ係止するための上下の係止板とを有し、前記基板が、それらの係止板に挟まれて隣接する開口部と、それらの係止板を挟んで開口部と反対側にそれぞれ形成される上下の挿入口とを備え、前記係止板にガイドレール側で止まり、反対側では開口するスリットが形成され、そのスリットにより前記開口部と挿入口とが連通し、前記2枚の係止板の上端同士を連結して開口部の上方を閉じる天面および係止板の側縁同士を連結する側面を有しており、それらの天面、側面および係止板によって内部にケーブルエンドを収納できる収納部が形成され、前記挿入口がケーブルエンドを通すことができる程度の大きさで、前記収納部、基板およびガイド部が合成樹脂で一体に成形されていることを特徴としている。
このようなキャリアプレートは、前記天面がガイドレールの中央部とほぼ接するように配置されているものが好ましい(請求項2)。また、前記挿入口が、表側から裏面に向けてその大きさが次第に狭まるように形成されているものが好ましい(請求項3)。さらに、前記係止板が、その挿入口側の面におけるスリットの両側の部位から突出する一対の案内板を備え、その案内板が、ガイドレール側の反対側に向かうにつれて、次第に開口部側に近づくように傾斜しているものが好ましい(請求項4)。また、前記一対の案内板のうち少なくとも一方が、他方の案内板に向けて突出する小突起を備えているものが好ましい(請求項5)。
本発明のウインドレギュレータ(請求項6)は、ガイドレールと、そのガイドレールに沿って昇降する前記いずれかのキャリアプレートと、そのキャリアプレートに係止される上昇用および下降用のケーブルと、それらのケーブルを交互に引き操作する駆動装置とを備えていることを特徴としている(請求項6)。
本発明のキャリアプレート(請求項1)は、係止板に形成された裏面側(ガイドレールと反対側)に開口するスリットより、挿入口および開口部が連通している。そのため、基板の表面側(ガイドレール側)からケーブルエンドを挿入口へ挿入して裏面側へと斜め向きに通し、そこからケーブルをスリットに通して引っ張ると、ケーブルエンドが再び開口部より表面側に現れ、ケーブルエンドを係止板へと係止することができる。そうすると、ケーブルエンドが裏面側に移動してスリットから外れても、ケーブル部分は、基板に邪魔されて裏面側に抜けることができない。
また、係止板が突出している方向にはガイドレールが配置されているので、ケーブルエンドをスリットから抜き去るのに、ケーブル部分をガイドレール側へと引き上げようにも、ガイドレールが邪魔をする。このように、ケーブルはガイドレールおよび基板に挟まれて配置されるので、ケーブル側からケーブルエンドを移動させにくい構造となっており、ケーブルエンドが係止板から外れにくい。さらに、上昇および下降用のそれぞれのケーブルの向きに応じて係止板を配置して、ケーブルエンドを係止することができる。また、挿入口から開口部まで通されたケーブルエンドをその係止部に収納して、ケーブルエンドから係止面に加わる力を収納部全体でもって支えることができる。
このようなキャリアプレートは、前記天面がガイドレールの中央部とほぼ接するように配置されている場合は(請求項2)、キャリアプレートのガイドとなる。
また、前記挿入口が、表側から裏面に向けてその大きさが次第に狭まるように形成されている場合は(請求項3)、容易にケーブルが表側へ戻らない。
さらに、前記係止板が、その挿入口側の面におけるスリットの両側の部位から突出する一対の案内板を備え、その案内板が、ガイドレール側の反対側に向かうにつれて、次第に開口部側に近づくように傾斜している場合は(請求項4)、ケーブルを挿入口から挿入する場合に、ケーブル部分を持って、ケーブルエンドをその案内板に沿わせると、斜め向きに挿入しやすい。
また、前記一対の案内板のうち少なくとも一方が、他方の案内板に向けて突出する小突起を備えている場合は(請求項5)、ケーブルをその小突起を超えるようにスリット内に配置すると、ケーブルを外すのにケーブルを傾け、さらに、小突起を避けるように湾曲させてなければならないので、さらに、係止部からケーブルが外れにくい構造となる。
本発明のウインドレギュレータは、前述のキャリアプレートおよびケーブルを備えているので、組み立てが容易であり、しかも車体に組み付けた後、キャリアプレートからケーブルが脱落しにくい。
つぎに図面を参照しながら本発明のキャリアプレートおよびウインドレギュレータの実施の形態を説明する。図1は本発明のキャリアプレートの一実施形態を示す正面図、図2は図1のキャリアプレートの背面図、図3は本発明のウインドレギュレータの一実施形態を示す正面図、図4aは図3のX−X線断面図、図4bは図1のキャリアプレートの斜面図、図4cは図1のI−I線断面図、図4dは図1のII-II線断面図、図5aはそのキャリアプレートの係止部の部分拡大図、図5bは図5aの係止部の背面図、図5cは図1のIII−III線断面図、図5dは図1のIV−IV線断面図、図6aはプルケーブルを係止部に係止する手順を示す概断面図、図6bはプルケーブルが小突起を避けてスリット内へ通される様子を示す概略背面図、図6c〜eはプルケーブルを係止部に係止する他の手順を示す概略断面図である。
はじめに、図3を参照して本発明のウインドレギュレータの実施形態を説明する。図3に示すウインドレギュレータAは、ガイドレールGと、そのガイドレールGによりガイドされるキャリアプレート1と、そのキャリアプレート1によって支えられる窓ガラスWと、前記キャリアプレート1を昇降させるための正逆可動な駆動モータMと、その駆動モータMによって減速機を介して回転駆動されるドラムRと、そのドラムRに両端部が巻き付けられると共に、ループ状に配索され、途中が前記キャリアプレート1に係止されるプルケーブル2とからなる。
前記ガイドレールGの上端および下端には、ケーブルの向きを方向転換するためのプーリPまたはガイドが設けられている。それらのプーリPとドラムRを収容するケースKとは、ケーブル2を摺動自在に案内する導管Dによって連結されている。駆動モータM、減速機およびドラムRは従来公知のものであり、詳細な説明は省略する。このようなウインドレギュレータAは、前記駆動モータMが一方向に回転すると、その回転に伴い前記ドラムRが回転し、ドラム上に上昇用のプルケーブル2を巻き取り、下降用のプルケーブル2を送り出す。駆動モータMが逆方向に回転すると、下降用のプルケーブル2が巻き取られ、上昇用のプルケーブル2が送り出される。このようにしてドラムRの回転運動を前記プルケーブル2が前記キャリアプレート1に伝達して、ガイドレールGに沿って窓ガラスWが昇降する。
前記プルケーブル2は、金属素線を複数本撚り合わせた従来公知のものであり、通常はキャリアプレート1を上向きに引っ張る上昇用ケーブルと下側に引っ張る下降用ケーブルとに分かれ、それぞれ一端がキャリアプレート1に、他端がドラムRに係止される。そのプルケーブル2、2のキャリアプレート1側の端部には、六角柱状のケーブルエンド2a、2a(図6参照)がそれぞれ形成されている。そのケーブルエンド2aは鋳型により金属を流しこんで形成したり、あるいはカシメにより固着することにより形成される。
図4aを用いて、ガイドレールGについて説明する。ガイドレールGは、板状部材であり、中央部Gaと、その中央部Gaの一端を垂直に下方に折り曲げて、そこからさらに上方へと折り返した二重折り曲げ部分Gbと、その二重折り曲げ部Gbからさらに外側に向かって垂直に折り曲げた端部Gcと、前記中央部Gaの他端を垂直上方に折り曲げた垂直部Gdとからなる。
図1は、本発明に係るキャリアプレート1がガイドレールGにガイドされる側(以下、表側という)を示している。キャリアプレート1は、基板3と、ガイドレールG上を摺動するためのガイド部4と、ケーブルエンド2aを係止するためのケーブル係止部5とからなる。また、基板3には、その上部の左右2箇所に窓ガラスWを固定するための固定部3a、3aが設けられている。
前記基板3の表面には多数の多角形状、とくに矩形状の凹部3bが設けられている。その表側の凹部3bと対応する背面側(図2および図4c、d参照、以下、裏側という)では反対に凸状の形状である。つまり、キャリアプレート1の表側と裏側で互い違いに凹部3bを配置することにより、それぞれの面に凹凸形状が現わされている。そのような凹凸形状を設けると、基板3を全体にわたって厚くしなくとも、強度を高くすることができ、凹部3bの分だけ重量を軽減し、さらには材料の節約にもなる。また、成形時には、成形品の収縮や膨張による形状変化を緩和して、成形後における寸法精度が高くなる。なお、このようなキャリアプレート1に使用される材料はPBT(ポリブチレンテレフタレート)またはPET(ポリエチレンテレフタレート)が好ましく、特にPOM(ポリオキシメチレン)のような摺動性のよい材料が好ましい。
図1に戻って、前記基板3には係止部5の上および下の2箇所からそれぞれ裏側に貫通する挿入口3c、3c形成されている。その挿入口3c、3cはケーブルエンド2a、2aを基板3の表側から裏側へと導き係止部5内部まで案内する。また、前記挿入口3cは、基板3の表側から裏側に向かうにつれて、係止部5側へ傾斜しているため、ケーブルエンド2aが容易に通り抜けることができる。なお、挿入口3cの開口の大きさは、ケーブルエンド2aをやっと通すことができる程度が好ましく、表側から裏側に向けて開口の大きさを次第に狭めるように形成すると、一旦係止部5へ向けてケーブルエンド2a、2aを裏側へと貫通させると、容易に表側へと戻らないようにできる(図5c参照)。
ここから図4a、bも併せて、ガイド部4について説明する。ガイド部4は、ガイドレールGの二重折り曲げ部Gbをガイドする二重折り曲げ押さえ4aと、垂直部Gdをガイドする押さえ4bからなる。前記二重折り曲げ押さえ4aは、キャリアプレート1の移動方向に2箇所形成される上押さえ4c、4cと、二重折り曲げ部Gbを摺動させるスリット形状である挟み部4dとからなる。前記上押さえ4cは、基板3から延びており、二重折り曲げ部Gbが折り返されて重なる部分を上方からある程度の弾力でもって押さえることができる凸状を有した鉤状の部材である。一方、前記押さえ4bは、垂直板Gdの上端部分および側面をガイドすることができる断面が直角形状の部材である。
次に、図5aおよび図5bを用いてケーブル係止部5について説明する。ケーブル係止部5は基板3の中央近辺に設けられ、内部にケーブルエンド2a、2aを収納できる箱状であり、前記基板3の表側は蓋をするように閉じられており、裏側に開口部5aを形成している。その係止部5は、表側に蓋をする天面6と、その天面6の左右から垂直に基板3に向かって延びる側面7、7と、前記天面6の上下端に配置されプルケーブル2の挿入路となる挿入部8、8とからなる。
前記天面6は、ガイドレールGの中央部Gaとほぼ接するように配置され、ガイド部4の反対側からガイドレールGを支持してキャリアプレート1のガイドとなる(図4a参照)。天面6には開口部もスリットも設けられていない。そのため剛性が高い。さらにこの実施形態では、ケーブル係止部5は隣接するリブと一体に形成されているので、剛性が一層高い。
前記挿入部8は、天面6の上下端から垂直に基板3に向かって延びる係止板8a、8aを有しており、その係止板8aにより挿入口3cと係止部5の内部が隔てられている。すなわち係止板8aは箱状の係止部5の上下の壁である。係止板8aには、垂直外向きに互いに平行に突出する2枚の案内板8b、8bが形成されている。案内板8bのうちガイド部4側からは、もう一方の案内板8bに向かって突出する小突起8cが設けられている。さらに、前記係止板8aを両脇に配して、その中間には、裏側から天面6付近まで切れ込まれたスリット8dが形成され、そのスリット8dにより挿入口3cと係止部5の内部とが連通する。スリット8dは天面まで達しておらず、途中で止まっている。
前記係止板8aは、スリット8dからプルケーブル2を通してケーブルエンド2aを係止部5の内部に収納して係止する。なお、スリット8dの幅はプルケーブル2の直径とほぼ等しい幅に形成するのが好ましい。前記案内板8b、8bは、スリット8dより幅広の間隔で平行に延び、基板3の裏側から表側へ向かって次第に長く延びるように形成され、ケーブルエンド2aを挿入口3cへと案内する斜面8eを形成している(図5c、図6a参照)。前記小突起8cは、平行に延びる2枚の案内板8b、8bの間にプルケーブル2を通すことができる程度の隙間を残しながら、もう一方の案内板8bに向けて延びている。そのため、プルケーブル2はスリット8dから案内板8b、8bの中心部分を通過して抜けることができず、案内板8b、8bから抜け出す前に一旦、小突起8cとぶつかる。小突起8cは左右両側の案内板8bに設けることもできる。
次に図6aを用いて係止部5にケーブルエンド2aを取り付ける手順を示す。係止板8aのスリット8cは下方に開口しているので、ケーブルエンド2aは下側から係止部5の内部に収容し、プルケーブル2は開口部5aの下側からスリット8cに挿入する必要がある。そのため、図6aに示すようにプルケーブル2は斜め下向きに保持して、まず挿入口3cに挿入する。そのとき、案内板8bに沿わせて挿入すると、挿入が容易である。そしてケーブルエンド2aが係止板8aを越えて開口部5aに入ってから、プルケーブル2をスリット8dに挿入しながら基板3と平行にする。その状態でプルケーブル2を引張ると、図6bのようにケーブルエンド2aは係止板8aの内面と係合する。プルケーブル2をスリット8dに挿入して基板3と平行にするとき、プルケーブル2は案内板8bの小突起8dを超えて上側にくる。そのため、一旦、基板3と平行になると、斜めになりにくい。
次に、図6c〜eを用いて係止部5にケーブルエンド2aを取り付ける他の方法を示す。図6cでは、キャリアプレート1の表側から、プルケーブル2を少し斜め方向に傾けてケーブルエンド2aを挿入口3cへと向かわせている。次いで、図6dでは、ケーブルエンド2aは案内板8bの斜面8eにぶつかって、その斜面に沿うように押し込まれる。ケーブルエンド2aがさらに押し込まれて、ついには係止板8aの下端を越えてキャリアプレート1の裏側まで抜けると、屈曲していたプルケーブル2の弾性による元に戻ろうとする力により、ケーブルエンド2aは係止部5の内部に収納される(図6eの二点鎖線)。このように、プルケーブル2を大きく傾けなくともプルケーブル2を挿入口3cに押し込むことにより自然とケーブルエンド2aを係止部5の内部に収納することができる。その後、プルケーブル2はスリット8dへ小突起8cにぶつかるまで通される。
図6bに、キャリアプレート1を裏側から見た様子を示す。前記小突起8cにぶつかるまで挿入されたプルケーブル2は、小突起8cを避けるように屈曲させて、そのままプルケーブル2をキャリアプレート1の表側に向けて引く。すると、プルケーブル2が小突起8cと天面6の間に挟まれて配置される(図4a参照)。このときケーブルエンド2aは天板6、係止板8a、8aおよび側壁7、7の係止部5全体で支えることができるので、強度が高く破損しにくい。なお、係止部5の内部の大きさは、ケーブルエンド2a、2aがようやく入ることができる程度の大きさが好ましいが、ケーブルの伸び、あるいは係止部5内部への収納の容易さを考慮して余裕をもった寸法で形成される。さらに、ケーブルエンド2a、2aの形状が六角形状である場合は、係止部5の内部の形状も、その六角形状と対応する形状にすると、プルケーブル2aが軸周りに回転することを防止しすることができるので、確実にケーブルエンド2aを保持して収納することができる(図5d参照)。なお、案内板8bの斜面8eと基板3とがなす角度α(図6c参照)はプルケーブル2の屈曲可能な半径も考慮して、70〜90度、特に82〜84度が好ましい。
一方、プルケーブル2を係止部5から取り外すのに、前述したように、係止部5へケーブルエンド5aを係止したときと逆の手法を辿ってみると(図6e参照)、まずプルケーブル2を小突起8cを避けるように屈曲させ(図6b参照)、その後、図6eに示すようにケーブルエンド2aを裏側に向けて屈曲させなければならない。しかし、プルケーブル2側からはケーブルエンド2aに軸方向にしか力を伝えることができないので、ケーブルエンド2aを裏側に向けて屈曲させることができない。また、プルケーブル2は基板3が邪魔をして裏側へは抜けることができないので、ケーブルエンド2aと共に基板3の裏側に向かって外れることがない。
そこで、まずプルケーブル2を表側に傾けて、ケーブルエンド2aを係止部5内から裏側に向かわせる(図6a参照)。次いで、プルケーブル2をそのまま軸方向に裏側に向かって押し込むと、ケーブルエンド2aは係止部5の内部から裏側へ外れる。このとき、プルケーブル2を基板3の表側に引き上げる角度は、係止部5の内部の深さdに関係し、その深さdは12〜14mm、特に12.5〜13.5mmが好ましい。なお、このときにプルケーブル2は82〜84度の角度で表側へと引き上げることになる。
本発明のキャリアプレート1によると、係止部5の強度を高くすることができるので、基板3、ガイド部4および係止部5を同一の材料を用いて一体成形することができる。その場合には、ガイドレールGとの摺動性を考慮してPOMのような材質のもので形成しても高い強度を得ることができ、係止部5の強度を高めることができる。さらに、同じ材料を用いて成形できるため安価である。また、一旦ケーブルエンドを係止部5に係止したならば、一定の角度以上にプルケーブル2を引き上げないとケーブルエンド2aを外すことができない。さらにそのような角度まで、プルケーブル2を引き上げようにも、ガイドレールGにより邪魔されているので、容易にケーブルエンド2aが外れることがない。
さらに、このようなキャリアプレート1を用いた本発明のウインドレレギュレータAでは、前述のようにキャリアプレート1にプルケーブル2を係止するのが容易である。また、一旦、プルケーブル2を係止してしまえば、容易に外れることがない。また、ウインドレギュレータAを1つのユニットとして搬送する際にも、振動などにより、不意にプルケーブル2が外れることがない。
本発明のキャリアプレートの一実施形態における正面図である。 図1のキャリアプレートの背面図である。 本発明のウインドレギュレータの一実施形態を示す正面図である。 図4aは図3のX−X線断面図、図4bは図1のキャリアプレートの斜面図、図4cは図1のI−I線断面図、図4dは図1のII-II線断面図である。 図5aは図1のキャリアプレートの係止部の部分拡大図、図5bは図5aの係止部の背面図、図5cは図1のIII−III線断面図、図5dは図1のIV−IV線断面図である。 図6aはプルケーブルを係止部に係止する手順を示す概断面図、図6bはプルケーブルが小突起を避けてスリット内へ通される様子を示す概略背面図、図6c〜eはプルケーブルを係止部に係止する他の手順を示す概略断面図である。 図7aは従来のキャリアプレートの斜面図、図7bはそのキャリアプレートの係止部の一部切り欠き断面図、図7cは図7aのI−I線断面図である。 従来のキャリアプレートの係止構造の一例を示す斜面図である 従来のキャリアプレートの係止構造の他の例を示す斜面図である。
符号の説明
1 キャリアプレート
2 プルケーブル
2a ケーブルエンド
3 基板
3a 固定部
3b 凹部
3c 挿入口
4 ガイド部
4a 二重折り曲げ押さえ
4b 押さえ
4c 上押さえ
4d 挟み部
5 係止部
5a 開口部
6 天面
7 側面
8 挿入部
8a 係止板
8b 案内板
8c 小突起
8d スリット
8e 斜面
A ウインドレギュレータ
D 導管
G ガイドレール
Ga 中央部
Gb 二重折り曲げ部
Gc 折り曲げ端部
Gd 垂直部
K ケース
M モータ
P プーリ
R ドラム
W 窓ガラス

Claims (6)

  1. 上昇用および下降用のケーブルによりガイドレールに沿って昇降するウインドレギュレータ用のキャリアプレートであって、
    そのキャリアプレートが、板状の基板と、その基板から延びるガイドレールをガイドするためガイド部と、基板のガイドレールと向かい合う面から立ち上がり、上昇用および下降用のケーブルのケーブルエンドをそれぞれ係止するための上下の係止板とを有し、
    前記基板が、それらの係止板に挟まれて隣接する開口部と、それらの係止板を挟んで開口部と反対側にそれぞれ形成される上下の挿入口とを備え、
    前記係止板にガイドレール側で止まり、反対側では開口するスリットが形成され、そのスリットにより前記開口部と挿入口とが連通し、
    前記2枚の係止板の上端同士を連結して開口部の上方を閉じる天面および係止板の側縁同士を連結する側面を有しており、
    それらの天面、側面および係止板によって内部にケーブルエンドを収納できる収納部が形成され、
    前記挿入口がケーブルエンドを通すことができる程度の大きさで、
    前記収納部、基板およびガイド部が合成樹脂で一体に成形されている、キャリアプレート。
  2. 前記天面がガイドレールの中央部とほぼ接するように配置されている請求項1記載のキャリアプレート。
  3. 前記挿入口が、表側から裏面に向けてその大きさが次第に狭まるように形成されている請求項2に記載のキャリアプレート。
  4. 前記係止板が、その挿入口側の面におけるスリットの両側の部位から突出する一対の案内板を備え、
    その案内板が、ガイドレール側の反対側に向かうにつれて、次第に開口部側に近づくように傾斜している請求項1、2または3記載のキャリアプレート。
  5. 前記一対の案内板のうち少なくとも一方が、他方の案内板に向けて突出する小突起を備えている請求項4記載のキャリアプレート。
  6. ガイドレールと、
    そのガイドレールに沿って昇降する請求項1〜5のいずれかに記載のキャリアプレートと、
    そのキャリアプレートに係止される上昇用および下降用のケーブルと、
    それらのケーブルを交互に引き操作する駆動装置とを備えているウインドレギュレータ。
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