JP4228927B2 - 加速度センサモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載され衝突時等にその加速度の変化を検知する加速度センサモジュールに関する。
近年、車両の衝突時に乗員がインパネへ打ち付けられるのを防止し、けがや死亡事故から乗員を保護するために、エアバッグ装置が装備されている。エアバッグ装置はセンサ部、調整部、衝突判定部及び駆動部等に大別して考えることができる。車両の衝突により発生する負の加速度を車両の前部や側部に設置されたセンサ部で検知する。検知結果に調整部で必要な調整を施し(例えばAD変換器)、衝突判定部で基準値と比較して衝突の発生の有無を判定し、駆動部でエアバッグを展開させる。
図10に示す従来のエアバッグ装置(特許文献1参照)の加速度センサモジュールは加速度センサ100と、AD変換器102と、通信制御回路104と、データ変換回路106と、ドライバレシーバ108とを備えている。
このうち、加速度センサ100は車両上のその配設位置で生ずる加速度をそれぞれ検出する。AD変換器102は、加速度センサ100の検出加速度をデジタル変換して加速度デジタルデータとして通信制御回路104に出力する。通信制御回路104は、ECUの要求に応じて作動し、加速度デジタルデータをデータ変換回路106及びドライバレシーバ108を通して電源信号ライン110に送信する。
特開2001−334908号公報
上記従来例では加速度センサ100による加速度の変化の検知が正確とは言い難い場合がある。即ち、AD変換器102は通常発振器から出力されるクロックに同期してデジタル信号に変換する。一方、加速度センサ100として各種センサが開発されており、その一つに容量式センサがある。これは、固定電極に対して可動電極が可動に支持され両者でコンデンサを構成しており、車両の衝突により加速度が変化すると可動電極の変位により固定電極との間の間隔が変化し、それに伴い静電容量が変化する。
発振器から出力されるクロックは通信部や衝突判定部等の負荷でも利用されているため、クロックの立上がり及び立下がり時は電源の負荷変動が大きく、電源部の電圧はその影響を受けて変動することがある(図4参照)。
加速度センサ100で容量の変化を電圧に変換する際に、発振器が発生するクロックを利用した場合、電源電圧に重畳した変動(ノイズ)が容量−電圧変換の際に精度の低下を招くことがある。電源電圧はAD変換、容量−電圧変換の基準電圧となるので、この基準電圧が変動すると変換後の値にも影響を与える。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、センサ部が容量式で容量を電圧に変換する際クロックを利用する場合や、調整部のAD変換器がAD変換の際クロックを利用する場合でも、電源電圧に重畳したノイズがこれらに影響しない加速度センサモジュールを提供することを目的とする。
本発明の加速度センサモジュールは、センサ部及び調整部の何れか一方のみに発振器を配置し、他方にはこの発振器からクロックを供給することを基本的な技術思想とする。
(1)本願の第1発明による前部・側部加速度センサモジュールは、請求項1に記載したように、車両の前部及び/又は側部に装備され;車両の加速度を検知する容量式検知部と、容量を電圧に変換する変換部とを含むセンサ部と;変換部の出力をAD変換するAD変換器と、AD変換器の出力を衝突判定部へ送る通信回路と、AD変換器、通信回路及び前記センサ部に電力を供給する電源部と、AD変換器及びセンサ部の変換部にクロックを供給する発振器とを含む調整部と;から成り、発振器をAD変換器及びセンサ部の変換部で共有する一つの発振器とすることにより、変換部での容量−電圧変換とAD変換器でのAD変換とをクロックに同期させ、かつ、容量−電圧変換のタイミング及びAD変換のタイミングをクロックによる電源電圧の電圧変動がおさまった後になるようにそれぞれ調整する。
この前部・側部加速度センサモジュールにおいて、センサ部が車両の加速度を検知及び容量−電圧変換し、加速度信号を調整部でAD変換等した後、衝突判定部に伝送する。変換部での容量−電圧変換及びAD変換器でのAD変換は、調整部内の発振器のクロックに同期して行う。
請求項2の前部・側部加速度センサモジュールは、請求項1において、変換部での容量−電圧変換及びAD変換器でのAD変換は、クロックの立上り又は立下りに対してタイミングをずらせている。請求項3の前部・側部加速度センサモジュールは、請求項1において、衝突判定部は、車両の中央部に装備された中央加速度センサモジュール内に配置されている。
(2)本願の第2発明による前部・側部加速度センサモジュールは、請求項4に記載したように、車両の前部及び/又は側部に装備され;車両の加速度を検知する容量式検知部と、容量を電圧に変換する変換部と、変換部にクロックを供給する発振とを含むセンサ部と;変換部の出力をAD変換するAD変換器と、AD変換器の出力を衝突判定部へ送る通信回路と、発振からクロックを供給されAD変換器、通信回路及びセンサに電力を供給する電源部とを含む調整部と;から成り、発振器をAD変換器及びセンサ部の変換部で共有する一つの発振器とすることにより、変換部での容量−電圧変換とAD変換器でのAD変換とをクロックに同期させ、かつ、容量−電圧変換のタイミング及びAD変換のタイミングをクロックによる電源電圧の電圧変動がおさまった後になるようにそれぞれ調整する。
この前部・側部加速度センサモジュールにおいて、センサ部が車両の加速度を検知及び容量−電圧変換し、加速度信号を調整部でAD変換等した後、衝突判定部に伝送する。変換部での容量−電圧変換及びAD変換器でのAD変換はセンサ部内の発振器のクロックに同期して行う。
請求項5の前部・側部加速度センサモジュールは、請求項4において、AD変換器でのAD変換及び変換部での容量−電圧変換は、クロックの立上り又は立下りに対してタイミングをずらせている。請求項6の前部・側部加速度センサモジュールは、請求項4において、衝突判定部は、車両の中央部に装備された中央加速度センサモジュール内に配置されている。
(3)本願の第3発明による中央加速度センサモジュールは、請求項7に記載したように、車両の中央に装備され、加速度を検知する容量式検知部と、容量を電圧に変換する変換部とを含むセンサ部と;変換部の出力をAD変換するAD変換器と;AD変換器からの入力に基づき車両の衝突の可能性を判定する衝突判定部と;センサ部、AD変換器及び衝突判定部に電力を供給する電源部と;センサ部及びAD変換器にクロックを供給する発振と;から成り、発振器をAD変換器及びセンサ部の変換部で共有する一つの発振器とすることにより、変換部での容量−電圧変換とAD変換器でのAD変換とをクロックに同期させ、かつ、容量−電圧変換のタイミング及びAD変換のタイミングをクロックによる電源電圧の電圧変動がおさまった後になるようにそれぞれ調整する。
この中央加速度センサモジュールにおいて、センサ部の出力をAD変換器でAD変換し、衝突判定部で車両の衝突の可能性を判定する。センサ部及びAD変換器は発振器からのクロックに同期して作動する。
請求項8の中央加速度センサモジュールは、請求項7において更に、車両の前部及び/又は側部に配置された前部・側部加速度センサモジュールで検知した加速度信号を入力され、前記衝突判定に出力する受信回路を含み;電源部は受信回路にも電力を供給している。
(1)第1発明にかかる前部・側部加速度センサモジュールによれば、センサ部と調整部とが一つの発振器を共有しているので(一つの発振器を設ければ足りる)、その分センサモジュールの部品点数が減る。
また、変換部での容量−電圧変換及びAD変換器でのAD変換は、調整部内の発振器のクロックに同期して行っているので、供給電源に乗るノイズの発生と変換部の容量−電圧変換との重畳を回避することができ、変換部による容量−電圧変換が良好に行われる。
請求項2の前部・側部加速度センサモジュールによれば、電源電圧のノイズと変換部の容量−電圧変換及びAD変換器でのAD変換との重畳をより確実に回避できる。請求項3の前部・側部加速度センサモジュールによれば、センサモジュールが衝突判定部を持たないので、構成が簡単にできる。
(2)第2発明にかかる前部・側部加速度センサモジュールによれば、調整部とセンサ部とが一つの発振器を共有しているので(一つの発振器を設ければ足りる)、その分センサモジュールの部品点数が減る。また、変換部での容量−電圧変換及びAD変換器でのAD変換はセンサ部内の発振器のクロックに同期して行っているので、供給電源に乗るノイズの発生とAD変換器のAD変換との重畳を回避することができ、AD変換器でのAD変換が良好に行われる。
請求項5の前部・側部加速度センサモジュールによれば、電源電圧のノイズとAD変換器のAD変換及び変換部での容量−電圧変換との重畳をより確実に回避できる。請求項6の前部・側部加速度センサモジュールによれば、センサモジュールが衝突判定部を持たないので、構成が簡単にできる。
(3)第3発明にかかる中央加速度センサモジュールによれば、センサ部及びAD変換器で発振器を共有しているので、センサモジュールの構成が簡単になる。また、センサ部及びAD変換器は発振器からのクロックに同期して作動するので、供給電源に乗るノイズがセンサ部の変換部での容量−電圧変換や、AD変換器でのAD変換に影響する心配がない。請求項8の中央加速度センサモジュールによれば、更に受信回路から入力される前部及び/又は側部での加速度を考慮することにより、衝突の可能性をより正確に判定できる。
<エアバッグ、シートベルト用プリテンショナ>
車両には前列座席の前方、たとえばインパネに前方(フロント)エアバッグが、前列座席及び後列座席の側方、たとえばドア内部やピラーに側部(サイド)エアバッグが収納されている。なお、本発明ではサイドエアバッグを含むことは不可欠ではない。
また、前列座席及び後列座席の側方にはシートベルトにプリテンションを付与するためのシートベルト用プリテンショナが装備されている。但し、本発明ではこのテンショナを含むことは不可欠ではない。
<加速度センサモジュール>
本発明は、車両の前部に設置される前部加速度センサモジュール及び/又は車両の側部に設置される側部加速度センサモジュールにも、車両の中央に設置される中央加速度センサモジュールにも適用できる。
A.前部・側部加速度センサモジュール
(イ)前部加速度センサモジュールは車両の左前部及び右前部たとえばバンパの内側に設置されている。これに対して、側部加速度センサモジュールは車両の左側部及び右側部たとえばドア内部又はBピラーに設置されている。前部加速度センサモジュールは車両の前面衝突(前突)を検知し、側加速度センサモジュールは車両の側面衝突(側突)を検知する。
左前部加速度センサモジュールと右前部加速度センサモジュールとは同じ構成を持ち、
左側部加速度センサモジュールと右側部加速度センサモジュールとは同じ構成を持つ。そして、前部加速度センサモジュールと側部加速度センサモジュールとを同じ構成にすることが好都合である。それぞれの加速度センサモジュールはセンサ部と調整部とに大別され、両者が数ミリ角の半導体チップ上に搭載されている。
(ロ)センサ部
センサ部は車両に発生する加速度の変化を検知する部分で、容量式検知部及び変換部を含み、さらに増幅部を含むことができる。検知部は容量式であれば細部構造は不問である。変換部は容量を電圧に変換するもので、たとえばスイッチトキャパシタから成る。
(ハ)調整部
調整部はセンサ部の出力検知結果を衝突判定に適した信号に調整する部分で、電源部、AD変換器及び通信回路を含む。電源部は調整部の各構成要素の他に上記センサ部に電力を供給し、AD変換器はセンサ部の出力(アナログ信号)をデジタル信号に変換し、通信回路はデジタル信号を衝突判定部に伝送する。AD変換器の種類は不問である。
(ニ)発振器
発振器はセンサ部又は調整部の何れか一方のみに含めば足り、センサ部及び調整部の何れが発振器を含むかに応じて、前部・側部加速度センサモジュールは二つのタイプに分類できる。第1タイプでは発振器は調整部に含まれ、センサ部の変換部は調整部の発振器からクロックを供給される。クロックにより容量−電圧変換する際、クロックを利用して行う電力の供給に対して一定のディレイ(時間差)を設ければよい。
これに対して、第2タイプでは発振器はセンサ部に含まれ、調整部のAD変換器はセンサ部の発振器からクロックを供給される。クロックにより調整部のAD変換器でAD変換する際、クロックを利用して行う電力の供給に対して一定のディレイ(時間差)を設ければよい。なお、ディレイは定電流回路とキャパシタを利用したディレイ回路により設定すれば良い。
B.中央加速度センサモジュール
(イ)中央加速度センサモジュールは車両の中央部に設置され、少なくとも、センサ部、AD変換器、衝突判定部、電源部及び発振器を含む。センサ部は衝突時に車両の中央に発生する加速度を検知し、その検知結果をAD変換器でAD変換した後、衝突判定部に出力する。電源部はセンサ部、AD変換器及び衝突判定部に電力を供給する。発振器はセンサ部及びAD変換器にクロックを供給し、換言すればセンサ部及びAD変換器で発振器を共有する。
衝突判定部は衝突テストに基づきプログラミングされた、車種に対応したクラッシュアルゴリズムを内蔵している。センサ部からの入力に基づき衝突の発生の可能性を判定し、その可能性が高いときは、エアバッグ用インフレータ及びシートベルト用プリテンショナのガス発生装置に起動信号を送る。何れもクロックに同期する電源電圧のノイズと、センサ部による容量−電圧変換及び/又はAD変換器によるAD変換との間に一定のディレイを設ければ良い。
(ロ)なお、中央加速度センサモジュールはさらに、受信回路を含むことができる。受信回路は電源部から電力を供給され、上記前部・側部加速度センサモジュールの信号を受信し、衝突判定部に出力する。衝突判定部はセンサ部及び受信回路からの入力に基づき衝突の発生の可能性を判定することになる。
C.関連事項
一つの発振器のクロックを複数のデバイスで共用するので、発振器、クロックの故障(クロック回路の故障)に対する対策が必要である。これは、故障を確実にしかも迅速に検知できるようにしておけば良い。また、接続線の故障(オープン、リーク)が増大する可能性がある。但し、これはクロック出力、入力端子のとなりの端子は空き端子したり、ショートした場合にそれを確実に検出できる端子配列にすれば良い。さらに、クロックをデバイスの外で配線するので、配線からの放射ノイズの影響が考えられる。但し、これは、センサ出力とクロック線は遠ざけたり、クロック線をGNDラインでシールドする等により対処できる。
以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明する。
<第1実施例>
(構成)
a.エアバッグ、シートベルト
図1に車両全体の平面図を示す。運転席Aのステアリングホイール(ハンドル)及び助手席Bのインパネにそれぞれ左フロントエアバッグ10L及び右フロントエアバッグ10Rが収納されている。一方、運転席A及び助手席Bの側方(ドア又はピラー)に左サイドエアバッグ13L及び右サイドエアバッグ13Rが収納されている。
また、運転席Aの左方及び助手席Bの右方にはそれぞれ左前方シートベルト用プリテンショナ15L及び右前方シートベルト用プリテンショナ15Rが装備されている。同様に、後部左座席Cの左方及び後部右座席Dの右方にはそれぞれ左後方シートベルト用プリテンショナ17L及び右後方シートベルト用プリテンショナ17Rが装備されている。
b.前突・側突加速度センサモジュール
車両の左前部には左前突加速度センサモジュール20Lが、右前部には右前突加速度センサモジュール20Rがそれぞれ装備されている。また、左サイドエアバッグ13Lと左前方プリテンショナ15Lとの間には左側突加速度センサモジュール25Lが、右サイドエアバッグ13Rと右前方プリテンショナ15Rとの間には右側突加速度センサモジュール25Rがそれぞれ装備されている。
上記四つの加速度センサモジュール20L、20R、25L及び25Rは基本的に同じ構成を持つ。例えば左前突加速度センサモジュール20Lは、図2に示すように、センサ部30と調整部(周辺IC)40とから成る。センサ部30は検知部32、変換部34及び増幅部36を含む。静電容量式の検知部32はコンデンサを形成する櫛歯状の固定電極と可動電極との梁構造体(不図示)から成り、所定方向に加速度が加わると、可動電極が固定電極に対してその方向に変位する。その結果、固定電極と可動電極との間隔が変化し、両者間の静電容量が変化する。
変換部34はコンデンサ、スイッチ及び発振器を含むスイッチトキャパシタから成り、検知部32の静電容量を電圧に変換する。スイッチのオン、オフでコンデンサの静電容量が変化し、スイッチの開閉は発振器からのクロックで制御する。増幅部36は変換部34で変換された電圧を増幅するものである。
左前突加速度センサモジュール20Lは主に車両の左前部での加速度を、右前突加速度センサモジュール20Rは主に車両の右前部での加速度を検知する。主として、左側突加速度センサモジュール25Lは車両の左側部での加速度を、右側突加速度センサモジュール25Rは車両の右側部での加速度を検知する。
調整部40は電源回路42、AD変換器46、通信回路48及び発振器44を含む。電源回路42は電力(5V電源)を発振器44,AD変換器46及び通信回路48の他、センサ部30に供給し、AD変換器46はセンサ部30の増幅器36からのアナログ出力をデジタル出力に変換する。通信回路48はAD変換器46から出力されるデジタル出力を次述するセンタ加速度センサモジュール50に送信し、発振器44はAD変換器46及び前記センサ部30の変換部34にクロックを供給するものである。
c.中央加速度センサモジュール
図1に戻って、車体の中に配置された中央加速度センサモジュール50は、図3に示すように受信回路51、センサ部52、MCU55及び電源IC57から成る。受信回路51は上記前突加速度センサモジュール20L及び20Rと側突加速度センサモジュール25L及び25Rとから加速度信号を受け取り、MCU55の衝突判定部54に出力する。センサ部52は上記左前突加速度センサモジュール20Lのセンサ部30と同じ構成を持ち、主に車両の中央に加わる加速度を検知し、MCU55のAD変換器53に出力するものである。
MCU55はセンサ部52からのアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換器53と、受信回路51及びAD変換器53からの加速度信号と、予めプログラムされた基準値とに基づき車両の衝突の可能性を判定する衝突判定部54とを含む。電源IC57はセンサ部52及びMCU55に電力を供給し、MCU55内の発振器(不図示)はセンサ部52及び電源IC57にクロックを供給している。なお、クロックは電源IC57内の電源部以外のブロックで必要とされ、電源を出力する機能では不要である。
(作用)
上記構成の実施例の作用は以下の通りである。
a.全体
たとえば所定速度で走行中の車両が電柱等に衝突すると、衝突により車両に急激に負の加速度が発生する。この負の加速度を、左前突及び右前突加速度センサモジュール20L及び20R、並びに、左側突及び右側突加速度センサモジュール25L及び25Rのセンサ部30等が検知する。四つの加速度センサモジュール20L等の検知結果は調整部40の通信回路48から中央加速度センサモジュール50の受信回路51を介して、MCU55の衝突判定部54に入力される。車両の衝突時はまた、中央加速度センサモジュール50のセンサ部52が衝突を検知し、検知結果がMCU55のAD変換器53から衝突判定部54に入力される。
b.加速度センサモジュール
図2の左前突加速度センサモジュール20Lにおいて、センサ部30は調整部40の電源回路42から電力を供給され、変換部34は調整部40からのクロックに同期して容量−電圧変換を行っている。AD変換器46は発振器44のクロックによりAD変換している。そのため、図4に示すように、クロックの立上がり時及び立下がり時に5V電源にノイズが乗ることがある。
図1及び図3の中央加速度センサモジュール50において、電源IC57はセンサ部52及びAD変換器53に電力を供給している。また、センサ部52はクロックに基づき容量−電圧変換し、AD変換器53はクロックによりAD変換している。そのために、電源IC57からの電源電圧にもクロックの影響でノイズが乗ることがある。
c.衝突の判定
衝突判定部54は受信回路51及びAD変換器53からの入力に基づき、車両の左前部、右前部、左側部及び右側部のどの部分が衝突したかを判定する。たとえば、左前部が衝突した場合、通常左前突加速度センサモジュール20Lからの入力が、その他の加速度センサモジュール20R,25L及び25Rからの入力よりも大きいので、この部位で衝突が発生したことが分かる。
なお、エアバッグの展開に先立って、何れかのシートベルト用プリランショナ15L,15R,17L及び/又は17Rが作動し、該当するシートベルトのテンション(張力)を高めて、乗員を座席に強く拘束する。これにより、衝突時に身体が前方に移動することが防止される。
(効果)
上記構成及び作用の実施例によれば、以下の効果が得られる。第1に、前突加速度センサモジュール20L及び20R、並びに側突加速度センサモジュール25L及び25Rにおいて、電源回路42の5V電源のノイズがセンサ部30の変換部34の容量‐電圧変換と重畳する心配はない。
その理由は、図2に示すように、センサ部30は発振器を持たず、変換部34は調整部40内の発振器44のからのクロックで作動している。しかも、図5に示すように、発振器44が発生するクロックの立上り及び立下りと、変換部34による容量−電圧変換とを時間的にずらせ、発振器44による電圧変動がおさまった後、変換部34で容量−電圧変換を行う。よって、5V電源のノイズが変換部34の容量−電圧変換に影響することが殆どなくなる。
第2に、中央加速度センサモジュール50において、AD変換器53のAD変換が電源IC57の電源のノイズに影響される心配はない。その理由は、図6に示すように、発振器(不図示)が発生するクロックの立上り及び立下りと、AD変換器53によるAD変換とのタイミングをずらせ、発振器による電圧変動がおさまった後、AD変換器53がAD変換しているからである。なお、センサ部30につき上述したのと同じ理由によりセンサ部52に電源電圧のノイズが影響することが殆どなくなる。
第3に、左前突加速度モジュール20L等、四つの加速度モジュール20L、20R、25L及び25Rの何れにおいても、発振器44が一つで済むので、これらの加速度モジュールが簡単にできる。
第4に、前突加速度センサモジュール20L及び20R、並びに側突加速度センサモジュール25L及び25Rの他に、中央加速度センサモジュール50にセンサ部52を配置しているので、衝突の検知が確実になる。たとえば、左前突加速度センサモジュール20Lの作動と中央加速度センサモジュール50の作動とのアンドで左前方エアバッグ10Lを展開させるようにすれば、衝突時はエアバッグ10Lが確実に展開するとともに、急ブレーキ等による誤展開が防止できる。
<比較例>
比較例を図8、図9に示す。この比較例の左前突加速度センサモジュール20Lは、車両の加速度の変換を検知するセンサ部60と、検知結果を処理して中央加速度モジュール50に送る調整部65とを含む。
センサ部60は、上記実施例のセンサ部と同様の静電容量式検知部32、変換部34及び増幅部36の他に、変換部34にクロックを供給する発振器61を含む。調整部65は上記実施例の調整部40と同様の電源回路42、AD変換器48及び通信回路46の他に、AD変換器46及び通信回路48にクロックを供給する発振部66を含む。つまり、センサ部60及び調整部65に別々に発振器61及び66が設けられている。
発振器61と66とは本来同じ周波数で作動するが、製造誤差があり得る。この製造誤差によりクロック発生時期がずれ、5V電源のノイズと変換部34での容量−電圧変換とが重畳することがある。例え容量−電圧変換に一定のディレイを設けても、ずれによって再びノイズと容量−電圧変換とが重なることがある。
センサ部30、60の分解能が8ビットとすると、電源電圧が5Vの場合の1LSBが約20mVである。これに対して、近年のエアバッグの高機能化、高精度化の要求により分解能を10ビットとすると1LSBは約5mVになり、電源電圧に重畳するノイズの影響が非常に大きくなるおそれがある。
<第2実施例>
図7に本発明の第2実施例を示す。この実施例のセンサ部は、車両の加速度を検知する容量式検知部32と、静電容量を電圧に変換する変換部34と、変換された信号を増幅する増幅部36と、変換部34及び調整部75にクロックを供給する発振71とを含む。
調整部75は、電源回路42と、AD変換部46及び通信回路48を含む。電源回路42はAD変換器46及び通信回路48の他に、電力をセンサ部70に供給し、変換部34はクロックで容量−電圧変換し、AD変換器46はクロックでAD変換する。
第2実施例によれば、以下の特有の効果が得られる。発振器71のクロックでAD変換器46によりAD変換を行っているので、AD変換器46によるAD変換をセンサ部30への5V電源の供給に対して時間的にずらせることができ、これにより電源電圧のノイズによるAD変換への悪影響を防止できる。
車両全体を示す平面図である。 図1の左前突加速度センサモジュールの詳細図である。 図1の中央加速度センサモジュールの詳細図である。 5V電源とクロックとの関係を示すグラフである。 クロックと容量‐電圧変換との関係を示すグラフである。 クロックとAD変換との関係を示すグラフである 実施例の変形例を示す、図2に対応するセンサモジュールの詳細図である。 比較例を示す、図2に対応する詳細図である。 比較例における5V電源とクロックと容量‐電圧変換との関係を示すグラフである。 従来例の要部説明図である。
符号の説明
10L:左前方エアバッグ 10R:右前方エアバッグ
13L:左サイドエアバッグ 13R:右サイドエアバッグ
15L、15R、17L、17R:シートベルト用プリテンショナ
30:センサ部 32:検知部
34:変換部
40:調整部 42:電源回路
44:発振器 46:通信回路
48:AD変換器
50:中央加速度センサモジュール
51:受信回路 52:センサ部
53:AD変換器 54:衝突判定部
57:電源IC

Claims (8)

  1. 車両の前部及び/又は側部に装備され、
    該車両の加速度を検知する容量式検知部と、容量を電圧に変換する変換部とを含むセン
    サ部と、
    前記変換部の出力をAD変換するAD変換器と、該AD変換器の出力を衝突判定部へ送る通信回路と、該AD変換器、該通信回路及び前記センサ部に電力を供給する電源部と、該AD変換器及び該センサ部の変換部にクロックを供給する発振器とを含む調整部と、
    から成り、
    該発振器を前記AD変換器及び前記センサ部の変換部で共有する一つの発振器とすることにより、前記変換部での容量−電圧変換と前記AD変換器でのAD変換とを前記クロックに同期させ、かつ、前記容量−電圧変換のタイミング及び前記AD変換のタイミングを該クロックによる電源電圧の電圧変動がおさまった後になるようにそれぞれ調整することを特徴とする前部・側部加速度センサモジュール。
  2. 前記変換部での容量−電圧変換及び前記AD変換器でのAD変換は、前記クロックの立上り又は立下りに対して前記タイミングをずらせている請求項1に記載の前部・側部加速度センサモジュール。
  3. 前記衝突判定部は、車両の中央部に装備された中央加速度センサモジュール内に配置されている請求項1に記載の前部・側部加速度センサモジュール。
  4. 車両の前部及び/又は側部に装備され、
    前記車両の加速度を検知する容量式検知部と、容量を電圧に変換する変換部と、該変換部にクロックを供給する発振とを含むセンサ部と、
    前記発振からクロックを供給され前記変換部の出力をAD変換するAD変換器と、該AD変換器の出力を衝突判定部へ送る通信回路と、該AD変換器、該通信回路及び前記センサに電力を供給する電源部とを含む調整部と、
    から成り、
    該発振器を前記AD変換器及び前記センサ部の変換部で共有する一つの発振器とすることにより、前記変換部での容量−電圧変換と前記AD変換器でのAD変換とを前記クロックに同期させ、かつ、前記容量−電圧変換のタイミング及び前記AD変換のタイミングを該クロックによる電源電圧の電圧変動がおさまった後になるようにそれぞれ調整することを特徴とする前部・側部加速度センサモジュール。
  5. 前記AD変換器でのAD変換及び前記変換部での容量−電圧変換は、前記クロックの立上り又は立下りに対して前記タイミングをずらせている請求項4に記載の前部・側部加速度センサモジュール。
  6. 前記衝突判定部は、車両の中央部に装備された中央加速度センサモジュール内に配置されている請求項4に記載の前部・側部加速度センサモジュール。
  7. 車両の中央に装備され、
    加速度を検知する容量式検知部と、容量を電圧に変換する変換部とを含むセンサ部と、
    前記変換部の出力をAD変換するAD変換器と、
    前記AD変換器からの入力に基づき車両の衝突の可能性を判定する衝突判定部と、
    前記センサ部、前記AD変換器及び前記衝突判定部に電力を供給する電源部と、
    前記センサ部及び前記AD変換器にクロックを供給する発振と、
    から成り、
    該発振器を前記AD変換器及び前記センサ部の変換部で共有する一つの発振器とすることにより、前記変換部での容量−電圧変換と前記AD変換器でのAD変換とを前記クロックに同期させ、かつ、前記容量−電圧変換のタイミング及び前記AD変換のタイミングを該クロックによる電源電圧の電圧変動がおさまった後になるようにそれぞれ調整することを特徴とする中央加速度センサモジュール。
  8. 更に、車両の前部及び/又は側部に配置された前部・側部加速度センサモジュールで検知した加速度信号を受信し前記衝突判定部に出力する受信回路を含み、該受信回路は前記電源部から電力を供給される請求項7に記載の中央加速度センサモジュール。
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