JP4226449B2 - 車両用ブレーキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気アクチュエータの作動に応じて牽引されるブレーキワイヤが、その牽引時に車輪ブレーキをパーキングブレーキ状態とすることを可能として車輪ブレーキに接続される車両用ブレーキ装置に関する。
電気アクチュエータである電動モータの回転動力をブレーキワイヤの牽引力に変換し、電動モータの作動によってブレーキワイヤを牽引することで車輪ブレーキのパーキングブレーキ状態を得るようにしたものが、たとえば特許文献1等で既に知られている。
特開2002−317839号公報
ところが上記従来のものでは、パーキングブレーキ状態を得るために専用の電動モータを設置する必要があり、高価であるだけでなく、電動モータを設置するスペースを確保する必要があり、車両重量の増加を招いたり、搭載スペースなどの面での制約がある。またパーキングブレーキ状態を得るのに必要な出力を確保するために、電動モータの出力をギヤ等を用いた減速機で減速したり、電動モータの大型化を図る必要があり、減速機を用いたときには応答性が低下し、電動モータを大型化したときには車両重量をより増加させることになり、搭載スペースの面での制約がより大きくなる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、パーキングブレーキ状態を得るための専用の電気アクチュエータを不要としつつ、重量の増加を抑え、しかも搭載スペースの面での制約を極力受けないようにして車輪ブレーキのパーキングブレーキ状態を得ることができるようにした車両用ブレーキ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、電気アクチュエータの作動に応じて牽引されるブレーキワイヤが、その牽引時に車輪ブレーキをパーキングブレーキ状態とすることを可能として車輪ブレーキに接続される車両用ブレーキ装置において、マスタシリンダから吸入したブレーキ液の車輪ブレーキ側への吐出を可能として前記電気アクチュエータで駆動されるポンプを有するとともにマスタシリンダおよび車輪ブレーキ間の液圧経路に介設されるブレーキ液圧制御ユニットと;一端を端壁で閉じたシリンダ体、前記端壁との間にパーキング液室を形成して前記シリンダ体に摺動可能に嵌合されるピストン、ならびに前記ピストンに一体に連設されて前記端壁を液密にかつ軸方向移動自在に貫通するロッドを備えるパーキング作動手段と;前記ポンプおよび前記パーキング液室間を結ぶ液圧路と;該液圧路の途中に介設される常閉型電磁開閉弁と;を含み、前記ブレーキワイヤが前記ロッドに連結されることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記ピストンが、前記パーキング液室に作用する液圧による液圧力で後退作動した状態を機械的にロックし得るロック機構を含むことを特徴とする。
さらに請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成に加えて、前記ロック機構のロック状態を電気的に解除するロック解除機構を含むことを特徴とする。
さらに請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明の構成に加えて、前記パーキング液室の液圧を検出する液圧検出器を備え、パーキングブレーキ状態解除時に該パーキング液室に作用する液圧が、パーキングブレーキ状態を得るときに該パーキング液室に作用する液圧に比べて高圧となるように、前記ブレーキ液圧制御ユニットが制御されることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ブレーキ液圧制御ユニットが備えるポンプを駆動する電気アクチュエータを作動せしめた状態で、常閉型電磁開閉弁を開弁し、前記ポンプからの液圧をパーキング作動手段のパーキング液室に作用せしめることにより、パーキング作動手段では、パーキング液室の容積を増大する側にピストンが移動し、そのピストンとともにロッドが移動することによりブレーキワイヤに牽引力が作用して、車輪ブレーキのパーキングブレーキ状態を得ることができる。また電気アクチュエータで駆動されるポンプを備えてマスタシリンダと車輪ブレーキ間の液圧回路に介設されるブレーキ液圧制御ユニットは、アンチロックブレーキ制御やトラクション制御等を行うために車両に搭載されるものであり、このブレーキ液圧制御ユニットのポンプから吐出される液圧を用いてブレーキワイヤに牽引力を作用せしめるようにしており、ブレーキ液圧制御ユニットおよびパーキング作動手段で電気アクチュエータを共用しているので、パーキングブレーキ状態を得るための専用の電気アクチュエータを不要とし、しかもパーキング作動手段はごく小型に構成可能であるので、重量の増加を抑えるとともに搭載スペースの面での制約を極力受けないようにして、車輪ブレーキのパーキングブレーキ状態を得ることができる。
また請求項2記載の発明によれば、パーキング作動手段のピストンが後退した状態を機械的にロックすることで、ブレーキ液圧制御ユニットにおける電気アクチュエータの作動を停止しても、前記ピストンを後退させたままとして車輪ブレーキのパーキングブレーキ状態を維持することができるので、電力消費量の低減に寄与することができる。
さらに請求項3記載の発明によれば、パーキングブレーキ状態を速やかにかつ容易に解除することができる。
さらに請求項4記載の発明によれば、パーキングブレーキの解除をより確実なものとすることができ、またパーキングブレーキ状態を得るときには、応答性を高めることが可能となり、しかも高圧下でのパーキング作動手段の作動頻度を低減し、システムの耐久性向上に寄与することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図4は本発明の一実施例を示すものであり、図1は車両用ブレーキ装置の全体構成を示す図、図2はブレーキ液圧制御ユニットの構成を示す液圧回路図、図3は右後輪用車輪ブレーキの縦断面図、図4はパーキング作動手段の概略構成図である。
先ず図1において、フロントエンジン・フロントドライブ(FF)の車両Vが備える左右の駆動輪である左、右前輪WFL,WFRには、エンジンEに直列に連結された変速機Tからの出力が伝達され、これらの前輪WFL,WFRにはディスクブレーキである左、右前輪用車輪ブレーキ5FL,5FRが装着される。また左右の従動輪である左、右後輪WRL,WRRには、パーキングブレーキ機構付きディスクブレーキである左、右後輪用車輪ブレーキ5RL,5RRが装着される。
車両運転者がブレーキペダルPを操作するのに応じてブレーキ液圧を出力するマスタシリンダMはタンデム型のものであり、このマスタシリンダMは、車両運転者がブレーキペダルPに加える踏力に応じたブレーキ液圧を発生する第1および第2出力ポート1A,1Bを備えており、第1出力ポート1Aは第1出力液圧路3Aに接続され、第2出力ポート1Bは第2出力液圧路3Bに接続され、両出力液圧路3A,3Bがブレーキ液圧制御ユニット4に接続される。
図2において、ブレーキ液圧制御ユニット4は、左前輪用車輪ブレーキ5FLに対応した常開型電磁弁6FL、チェック弁7FL、常閉型電磁弁9FLと、右後輪用車輪ブレーキ5RRに対応した常開型電磁弁6RR、チェック弁7RR、常閉型電磁弁9RRと、左前輪用車輪ブレーキ5FLおよび右後輪用車輪ブレーキ5RRに対応した第1リザーバ8A、第1ポンプ10A、第1ダンパ13A、第1カット弁17A、第1サクション弁18Aおよび第1一方向弁19Aと、右前輪用車輪ブレーキ5FRに対応した常開型電磁弁6FR、チェック弁7FR、常閉型電磁弁9FRと、左後輪用車輪ブレーキ5RLに対応した常開型電磁弁6RL、チェック弁7RL、常閉型電磁弁9RLと、右前輪用車輪ブレーキ5FRおよび左後輪用車輪ブレーキ5RLに対応した第2リザーバ8B、第2ポンプ10B、第2ダンパ13B、第2カット弁17B、第2サクション弁18Bおよび第2一方向弁19Bとを備える。
第1出力液圧路3Aは、常開型電磁弁である第1カット弁17Aを介して第1液圧路20Aに接続され、第2出力液圧路3Bは、常開型電磁弁である第2カット弁17Bを介して第2液圧路20Bに接続される。
第1液圧路20Aは、常開型電磁弁6FLを介して左前輪用車輪ブレーキ5FLに接続されるとともに常開型電磁弁6FRを介して右後輪用車輪ブレーキ5FRに接続され、第2液圧路20Bは、常開型電磁弁6FRを介して右前輪用車輪ブレーキ5RLに接続されるとともに常開型電磁弁6RLを介して左後輪用車輪ブレーキ5RRに接続される。また前記各常開型電磁弁6FL〜6RRにはチェック弁7FL〜7RRがそれぞれ並列に接続される。
第1リザーバ8Aと左前輪用車輪ブレーキ5FLおよび右後輪用車輪ブレーキ5FRとの間には常閉型電磁弁9FL,9RRがそれぞれ設けられ、第2リザーバ8Bと右前輪用車輪ブレーキ5RLおよび左後輪用車輪ブレーキ5RRとの間には常閉型電磁弁9FR,9RLがそれぞれ設けられる。
また第1および第2リザーバ8A,8Bは、共通な電気アクチュエータである電動モータ11で駆動される第1および第2ポンプ10A,10Bの吸入側にそれらのポンプ10A,10B側へのブレーキ液の流通を許容する第1および第2一方向弁19A,19Bを介して接続されており、前記第1および第2液圧路20,20Bは、常閉型電磁弁である第1および第2サクション弁18A,18Bを介して第1および第2ポンプ10A,10Bおよび前記一方向弁19A,19B間に接続されるとともに、第1および第2ダンパ13A,13Bを介して第1および第2ポンプ10A,10Bの吐出側に接続される。
このようなブレーキ液圧制御ユニット4において、第1および第2カット弁17A,17Bを開弁し、第1および第2サクション弁18A,18Bを閉弁した状態での通常ブレーキ時には、各常開型電磁弁6FL〜6RRが消磁、開弁状態とされるとともに各常閉型電磁弁9FL〜9RRが消磁、閉弁状態とされ、マスタシリンダMの第1出力ポート1Aから出力されるブレーキ液圧は常開型電磁弁6FL,6RRを介して左前輪および右後輪用車輪ブレーキ5FL,5RRに作用する。またマスタシリンダMの第2出力ポート1Bから出力されるブレーキ液圧は、常開型電磁弁6FR,6RLを介して右前輪用および左後輪用車輪ブレーキ5FR,5RLに作用する。
上記ブレーキ中に車輪がロック状態に入りそうになったときには常開型電磁弁6FL〜6RRのうちロック状態に入りそうになった車輪に対応する常開型電磁弁が励磁、閉弁されるとともに、常閉型電磁弁9FL〜9RRのうち上記車輪に対応する常閉型電磁弁が励磁、開弁される。これにより、ロック状態に入りそうになった車輪のブレーキ液圧の一部が第1リザーバ8Aまたは第2リザーバ8Bに吸収され、ロック状態に入りそうになった車輪のブレーキ液圧が減圧されることになる。
またブレーキ液圧を一定に保持する際には、常開型電磁弁6FL〜6RRが励磁、閉弁されるとともに常閉型電磁弁9FL〜9RRが消磁、閉弁されることになり、さらにブレーキ液圧を増圧する際には、常開型電磁弁6FL〜6RRが消磁、開弁状態とされるともに、常閉型電磁弁9FL〜9RRが消磁、閉弁状態とされればよい。
このように各常開型電磁弁6FL〜6RRおよび各常閉型電磁弁9FL〜9RRの消磁・励磁を制御することにより、車輪をロックさせることなく、効率良く制動することができる。
ところで、上述のようなアンチロックブレーキ制御中に、電動モータ11は回転作動し、この電動モータ11の作動に伴って第1および第2ポンプ10A,10Bが駆動されるので、第1および第2リザーバ8A,8Bに吸収されたブレーキ液は、第1および第2ポンプ10A,10Bに吸入され、次いで第1および第2ダンパ13A,13Bを経て第1および第2出力液圧路3A,3Bに還流される。このようなブレーキ液の還流によって、第1および第2リザーバ8A,8Bのブレーキ液の吸収によるブレーキペダルPの踏み込み量の増加を防ぐことができる。しかも第1および第2ポンプ10A,10Bの吐出圧の脈動は第1および第2ダンパ13A,13Bの働きにより抑制され、上記還流によってブレーキペダルPの操作フィーリングが阻害されることはない。
また非ブレーキ操作中に、第1および第2サクション弁18A,18Bを励磁、開弁するとともに第1および第2カット弁17A,17Bを励磁、閉弁した状態で電動モータ11を作動せしめることにより、第1および第2ポンプ10A,10Bが、マスタシリンダM側からブレーキ液を吸入して加圧したブレーキ液を前記第1および第2液圧路20A,20Bに吐出することになり、この状態で、各常開型電磁弁6FL〜6RRおよび各常閉型電磁弁9FL〜9RRの消磁・励磁を制御することにより、トラクション制御や車両安定性制御を行うことができる。
図3において、パーキングブレーキ機構付きディスクブレーキである右後輪用車輪ブレーキ5RRでは、車輪とともに回転するブレーキディスク21の両側に第1摩擦パッド22および第2摩擦パッド23が対向して配置される。これらの第1および第2摩擦パッド22,23は、ブレーキディスク21に当接可能なライニング22a,23aと、ライニング22a,23aの背面に固定された裏板22b,23bとで構成されるものであり、車体に固定されたブラケット24に、前記裏板22b,23bがブレーキピストン28の軸線方向に移動自在に支持される。またブラケット24には、第1および第2摩擦パッド22,23を跨ぐブレーキキャリパ25が前記ブレーキピストン28の軸線方向に移動自在に支持される。
ブレーキキャリパ25は、第1摩擦パッド22の裏板22bに対向する第1挟み腕25aと、第2摩擦パッド23の裏板23bに対向する第2挟み腕25bとを備えており、第1および第2挟み腕25a,25bはブレーキディスク21の外周部を通る架橋部25cにより一体に連結される。第1挟み腕25aにはシリンダ孔26が設けられており、このシリンダ孔26にカップ状のブレーキピストン28がシール部材27を介して摺動自在に嵌合される。第1摩擦パッド22の裏板22bに当接可能に対向するブレーキピストン28の先端部はベローズ状のダストカバー29によってシリンダ孔26の開口端に接続され、またブレーキピストン28の背面を臨ませるブレーキ液圧室30が第1挟み腕25a内に形成され、このブレーキ液圧室30は、第1挟み腕25aに設けられるポート31を介して常開型電磁弁6RRに接続される。
前記ブレーキキャリパ25の第1挟み腕25a内には、アジャスト機構32が設けられるものであり、このアジャスト機構32は、ブレーキピストン28に相対回転不能に連結されて前記ブレーキ液圧室30に収納される調整ナット33と、該調整ナット33に前端部が螺合される調整ボルト34と、前記ブレーキ液圧室30の後部に配置されるとともに軸線まわりの回転を不能としつつ軸線方向の移動を可能としてブレーキキャリパ25に液密にかつ摺動自在に嵌合される中継ピストン35と、前記調整ボルト34の後部に一体にかつ同軸に連設されて前記中継ピストン35に液密にかつ摺動自在に嵌合されるとともに前記中継ピストン35に摩擦係合する方向に弾発付勢される小ピストン36とを備える。
ブレーキキャリパ25の第1挟み腕25aにおいてブレーキディスク21とは反対側の端部にはシリンダ孔26よりも小径の中継シリンダ孔37が同軸に設けられており、段付きの中継ピストン35の後部が、その前部をシリンダ孔26の後部に挿入しつつシール部材38を介して中継シリンダ孔37に摺動自在に嵌合される。しかもブレーキキャリパ25および中継ピストン35には、シリンダ孔26および中継シリンダ孔37と平行な軸線を有してシリンダ孔26の軸線からオフセットした位置に配置される規制ピン39の両端部が嵌合される。これにより中継ピストン35は、シリンダ孔26および中継シリンダ孔37と同軸の軸線まわりに回転することが阻止されるとともに前記軸線に沿う方向への移動を可能としてブレーキキャリパ25に支承されることになる。
中継ピストン35には、テーパ状のクラッチ面40を前端開口部に備える小シリンダ孔41が同軸に設けられる。一方、調整ボルト34の後部には、前記クラッチ面40に摩擦係合し得る可動クラッチ体42と、前記小シリンダ孔41に液密にかつ摺動自在に嵌合する小ピストン36とが同軸にかつ一体に連設される。
シリンダ孔26の内面に装着されたクリップ44に係合支持されるリテーナ45には、可動クラッチ体42を中継ピストン35のクラッチ面40に摩擦係合させるばね力を発揮するクラッチばね43の一端が当接され、該クラッチばね43の他端は可動クラッチ体42に当接する。
調整ナット33および調整ボルト34は、ピッチの粗い複数条のねじ山およびねじ溝を有する早ねじ47により噛み合っている。調整ナット33をブレーキピストン28側に付勢するばね力を発揮するオーバーアジャスト防止ばね48の一端が調整ナット33に当接され、ブレーキピストン28の内面に装着されたクリップ49に係合支持されるリテーナ50に前記オーバーアジャスト防止ばね48の他端が当接、支持される。
調整ナット33およびブレーキピストン28は、それらの当接部の凹凸係合により相対回転不能であり、かつ第1摩擦パッド22の裏板22bおよびブレーキピストン28は、それらの凹凸係合により相対回転不能である。
このようなアジャスト機構32では、通常ブレーキ時にブレーキ液圧室30に液圧が供給されると、その液圧を受けたブレーキピストン28がシール部材27を弾性変形させながらシリンダ孔26内を図3の左側に移動し、第1摩擦パッド22をブレーキディスク21の一側面に押し付けると、その反作用でブレーキキャリパ25がブレーキピストン28の移動方向と逆方向の右側に移動し、第2挟み腕25bが第2摩擦パッド23をブレーキディスク21の他側面に押し付ける。その結果、第1および第2摩擦パッド22,23がブレーキディスク21の両面に均等な面圧で当接し、車輪を制動するブレーキ力が発生する。
上記ブレーキ中に、ブレーキ液圧室30に供給された液圧は、調整ナット33には軸線方向の荷重を発生させることはないが、調整ナット33に噛み合う調整ボルト34と一体の可動クラッチ体42には、小ピストン36の断面積に前記液圧を乗算した大きさの右向きの荷重を発生させ、その荷重に応じた摩擦係合力が可動クラッチ体42および中継ピストン35のクラッチ面40間に作用する。
ところで、通常ブレーキ時にはブレーキ液圧室30に作用する液圧は比較的低いため、可動クラッチ体42および中継ピストン35間に作用する摩擦係合力も比較的小さい。このため第1および第2摩擦パッド22,23のライニング22a,23aの摩耗の進行に伴ってブレーキピストン28が前進すると、調整ナット33はオーバーアジャスト防止ばね48の弾発力によりブレーキピストン28と共に前進し、調整ナット33に噛み合う調整ボルト34と一体の可動クラッチ体42が、ブレーキ液圧室30に作用する液圧およびクラッチばね43の弾発力に抗して中継ピストン35のクラッチ面40から引き離される。
可動クラッチ体42が中継ピストン35のクラッチ面40から離れると、可動クラッチ体42に作用する液圧およびクラッチばね43の弾発力で右向きに付勢された調整ボルト34は、回転不能な調整ナット33に対して早ねじ47において相対回転しながら右向きに移動し、可動クラッチ体42が中継ピストン35のクラッチ面40に再び係合する。このとき、クラッチばね43との間に配置したボールベアリング46の作用で可動クラッチ体42のスムーズな回転が可能になる。
このようにして、第1および第2摩擦パッド22,23におけるライニング22a,23aの摩耗が進行するに伴い、その摩耗量を補償するように調整ボルト34に対して調整ナット33が左側に相対移動するため、非制動時における第1および第2摩擦パッド22,23のライニング22a,23aとブレーキディスク21とのクリアランスを自動的に一定に保つことができる。
ブレーキ状態を解除すべくブレーキ液圧室30に作用する液圧を減圧すると、シール部材27の変形復元力でブレーキピストン28は後退するが、その後退力が調整ナット33および調整ボルト34を介して可動クラッチ体42を中継ピストン35のクラッチ面40に係合させるため、調整ナット33に対する調整ボルト34の相対回転が規制される。したがってブレーキピストン28は調整ナット33および調整ボルト34間のバックラッシュ分のストロークしか後退することができず、第1および第2摩擦パッド22,23と、ブレーキディスク21との間には前記バックラッシュ分の適正なクリアランスが与えられる。
また強力な制動が行われた場合には、ブレーキ液圧室30の液圧がブレーキキャリパ25を変形させるような所定値に上昇するまで上記自動調整が行われ、その液圧が前記所定値を超えると、可動クラッチ体42が中継ピストン35のクラッチ面40に液圧で強く押し付けられるため、可動クラッチ体42および中継ピストン35が相対回転不能に結合される。その結果、調整ボルト34が回転不能に拘束され、もともと回転不能な調整ナット33は調整ボルト34上に留まるため、液圧によるブレーキキャリパ25の弾性変形に伴ってブレーキピストン28が更に前進すると、オーバーアジャスト防止ばね48を圧縮しつつ、調整ナット33を残してブレーキピストン28だけが前進する。このようにして、強力な制動が行われた場合の調整ナット33および調整ボルト34間のオーバーアジャストが防止される。
ブレーキキャリパ25における第1挟み腕25aの外端部には、シリンダ孔26の軸線と直交する軸線を有するとともに中継ピストン35の後端に外周面を対向させるカム軸52がニードルベアリング53を介して回転自在に支承されており、カム軸52に形成されるカム面54と、前記中継ピストン35の後端とがプッシュロッド55で連結される。
第1挟み腕25aから突出したカム軸52の一端にはレバー56の基端が固着されており、該レバー56の先端には、ブレーキワイヤ57RRが連結される。而してブレーキワイヤ57RRに牽引力が作用すると、レバー56およびカム軸52は図3の反時計方向に回動し、カム面54で押されるプッシュロッド55によって中継ピストン35が前方(図3の左方)に押されることになる。
したがって右後輪用車輪ブレーキ5RRをパーキングブレーキ状態とするときには、ブレーキワイヤ57RRを牽引すればよく、そうすれば、中継ピストン35が調整ボルト34および調整ナット33を介してブレーキピストン28を押すことになり、第1および第2摩擦パッド22,23をブレーキディスク21に押しつけて制動力を得ることができる。
パーキングブレーキ機構付きディスクブレーキである左後輪用車輪ブレーキ5RLも、上述の右後輪用車輪ブレーキ5RRと同様に構成されており、ブレーキワイヤ57RLに牽引力を作用せしめることにより、左後輪用車輪ブレーキ5RLをブレーキ作動せしめてパーキングブレーキ状態を得ることができる。
前記ブレーキワイヤ57RR,57RLは、パーキング作動手段58によって牽引されるものであり、パーキング作動手段58は、ブレーキ液圧制御ユニット4の第1および第2ポンプ10A,10Bが電動モータ11で駆動されるのに応じて、前記両ポンプ10A,10Bの一方、たとえば第2ポンプ10Bの吐出液圧によって作動して前記両ブレーキワイヤ57RR,57RLを牽引するものであり、ブレーキ液圧制御ユニット4が備える電動モータ11の作動に応じて両ブレーキワイヤ57RR,57RLが牽引され、それにより右後輪用車輪ブレーキ5RRおよび左後輪用車輪ブレーキ5RLのパーキングブレーキ状態が得られることになる。
図4において、パーキング作動手段58は、一端を端壁59aで閉じたシリンダ体59と、端壁59aとの間にパーキング液室61を形成してシリンダ体59に摺動可能に嵌合されるピストン60と、ピストン60に一体に連設されて端壁59aを液密にかつ軸方向移動自在に貫通するロッド62とを備えるものであり、中央部がロッド62に回動可能に支承される連結板62aの両端部に前記両ブレーキワイヤ57RR,57RLが連結される。
前記シリンダ体59の他端閉塞部59bおよびピストン60間には外部に開放したばね室63が形成されており、このばね室63には、前記パーキング液室61の容積を収縮する側にピストン60を付勢する戻しばね64が収容される。
ブレーキ液圧制御ユニット4において、たとえば第2ポンプ10Bの吐出液圧を導く液圧路、たとえば常開型電磁弁6RLおよび左後輪用車輪ブレーキ5RL間を結ぶ液圧路65からは液圧路66が分岐されており、この液圧路66はパーキング作動手段58のパーキング液室61に接続される。しかも該液圧路66には常閉型電磁開閉弁67が介設される。すなわち第1ポンプ10Bおよびパーキング液室61間を結ぶ液圧路66に常閉型電磁開閉弁67が介設される。またパーキング液室61の液圧を検出する液圧検出器68が、たとえば前記常閉型電磁開閉弁67およびパーキング液室61間で液圧路66の途中に設けられる。
ピストン60が、パーキング液室61に作用する液圧による液圧力で後退作動した状態は、ロック機構69で機械的にロックされるものであり、このロック機構69は、ピストン60の外周部に設けられて軸方向に連なるラチェット歯70と、該ラチェット歯70に係合する係合爪71とから成り、係合爪71は、ピストン60の軸線と直交する軸線を有する支軸72を介してシリンダ体59に回動自在に支承されるとともにラチェット歯70に係合する方向にばね付勢される。
このようなロック機構69によれば、ラチェット歯70が係合爪71をはね上げるようにしてピストン60が後退し、ピストン60の静止時には、係合爪71がラチェット歯70に係合することにより、ピストン60が後退作動した状態を機械的にロックすることになる。
前記ロック機構69のロック状態は、ロック解除機構73で電気的に解除されるものであり、該ロック解除機構73は、前記ロック機構69の係合爪71に基端部が一体に連なるレバー74と、該レバー74の先端部に連結されるソレノイド75とを備える。
ソレノイド75は、固定コア76と、該固定コア76に対向する可動コア77と、固定コア76から離反する方向に可動コア77を付勢するようにして固定コア76および可動コア77間に設けられるばね78と、該ばね78のばね力に抗して可動コア77を固定コア76側に吸引する電磁力を発揮するコイル79とを備え、可動コア77に同軸に連設されるとともに固定コア76を軸方向移動自在に貫通する連結ロッド79が、前記レバー74の先端部に連結される。
而してソレノイド75は、コイル79の励磁によって可動コア77が固定コア76側に吸引されたときに、ロック機構69の係合爪71を図4の時計まわりに回動駆動し、ロック機構69のロック状態を解除するようにして、レバー74に連結される。
ところで、右後輪用車輪ブレーキ5RRおよび左後輪用車輪ブレーキ5RLのパーキングブレーキ状態を得るにあたっては、先ずブレーキ液圧制御ユニット4における第1および第2ポンプ10A,10Bを電動モータ11で駆動し、液圧路66に介設されている常閉型電磁開閉弁67を励磁、開弁する。それによりパーキング作動手段58におけるパーキング液室61の液圧が上昇し、ピストン60が後退作動する。このピストン60の後退作動に応じてロッド62も後退作動するので、両ブレーキワイヤ57RR,57RLが牽引されることになり、右後輪用車輪ブレーキ5RRおよび左後輪用車輪ブレーキ5RLでパーキングブレーキ状態が得られることになる。その後、ブレーキ液圧制御ユニット4の制御によってパーキング液室61の液圧を解放すると、ピストン60が戻ろうとするが、ロック機構69の働きによりピストン60の後退作動状態がロックされ、ブレーキワイヤ57RR,57RLに牽引力が作用したままとなり、右後輪用車輪ブレーキ5RRおよび左後輪用車輪ブレーキ5RLのパーキングブレーキ状態が維持される。そこで、常閉型電磁開閉弁67を消磁、閉弁することにより、パーキングブレーキ状態を得るための一連の制御手順が終了する。
また右後輪用車輪ブレーキ5RRおよび左後輪用車輪ブレーキ5RLのパーキングブレーキ状態を解除するにあたっては、ブレーキ液圧制御ユニット4における第1および第2ポンプ10A,10Bを電動モータ11で駆動し、液圧路66に介設されている常閉型電磁開閉弁67を励磁、開弁する。それによりパーキング作動手段58におけるパーキング液室61の液圧が上昇し、ピストン60がブレーキワイヤ57RR,57RL側から作用する反力に抗してわずかに後退作動することで、係合爪71にかかっている力が減少する。この状態でロック解除機構73のソレノイド75に通電すると、ソレノイド75が発揮する駆動力により、係合爪71がラチェット歯70との係合を解除する位置まで退避するように回動するので、ブレーキ液圧制御ユニット4の制御によってパーキング液室61の液圧を解放すると、ピストン60が初期位置まで戻ることになり、ブレーキワイヤ57RR,57RLに作用していた牽引力が解除され、右後輪用車輪ブレーキ5RRおよび左後輪用車輪ブレーキ5RLのパーキングブレーキ状態が解除される。そこで、常閉型電磁開閉弁67を消磁、閉弁することにより、パーキングブレーキ状態を解除するための一連の制御手順が終了する。
ところで、パーキングブレーキ状態を解除する際に、パーキング液室61に作用せしめる液圧は、ブレーキワイヤ57RR,57RL側から作用する反力に抗してピストン60をわずかに後退せしめる必要があることから、比較的高圧であることが必要である。一方、パーキングブレーキ状態を得る際に、パーキング液室61に作用せしめる液圧は、右後輪用車輪ブレーキ5RRおよび左後輪用車輪ブレーキ5RLをパーキングブレーキ状態とするべくブレーキワイヤ57RR,57RLに牽引力を作用せしめればよいので、パーキングブレーキ解除時と比べて低い液圧であればよい。
そこで液圧検出器68によってパーキング液室61の液圧を検出するようにし、パーキングブレーキ状態解除時にパーキング液室61に作用せしめる液圧を、パーキングブレーキ状態を得るときにパーキング液室61に作用せしめる液圧に比べて高圧とするように、ブレーキ液圧制御ユニット4を制御する。それによりパーキングブレーキの解除をより確実なものとすることができる。
またパーキングブレーキ状態を得るときには、比較的低い液圧をパーキング液室61に作用せしめるように、ブレーキ液圧制御ユニット4を制御することにより、応答性を高めることが可能となり、しかも高圧下でのパーキング作動手段58の作動頻度を低減し、システムの耐久性向上に寄与することができる。
次にこの実施例の作用について説明すると、ブレーキ液圧制御ユニット4が備える第2ポンプ10Bを駆動する電動モータ11を作動せしめた状態で、常閉型電磁開閉弁67を開弁し、第2ポンプ10Bからの液圧をパーキング作動手段58のパーキング液室61に作用せしめることにより、パーキング作動手段58では、パーキング液室61の容積を増大する側にピストン60が移動し、そのピストン60とともにロッド62が移動することによりブレーキワイヤ57RR,57RLに牽引力が作用して、右後輪用車輪ブレーキ5RRおよび左後輪用車輪ブレーキ5RLのパーキングブレーキ状態を得ることができる。4は、アンチロックブレーキ制御やトラクション制御等を行うために、車両に搭載されるものであり、このブレーキ液圧制御ユニット4の第2ポンプ10Bから吐出される液圧を用いてブレーキワイヤ57RR,57RLに牽引力を作用せしめるようにしており、ブレーキ液圧制御ユニット4およびパーキング作動手段58で電動モータ11を共用しているので、パーキングブレーキ状態を得るための専用の電気アクチュエータを不要とし、しかもパーキング作動手段58はごく小型に構成可能であるので、重量の増加を抑えるとともに搭載スペースの面での制約を極力受けないようにして、右後輪用車輪ブレーキ5RRおよび左後輪用車輪ブレーキ5RLのパーキングブレーキ状態を得ることができる。
またパーキング作動手段58のピストン60が後退した状態はロック機構69で機械的にロックされるので、ブレーキ液圧制御ユニット4における電動モータ11の作動を停止しても、前記ピストン60を後退させたままとして右後輪用車輪ブレーキ5RRおよび左後輪用車輪ブレーキ5RLのパーキングブレーキ状態を維持することができるので、電力消費量の低減に寄与することができる。
さらにロック機構69のロック状態は、ロック解除機構73によって電気的に解除されるので、パーキングブレーキ状態を速やかにかつ容易に解除することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
車両用ブレーキ装置の全体構成を示す図である。 ブレーキ液圧制御ユニットの構成を示す液圧回路図である。 右後輪用車輪ブレーキの縦断面図である。 パーキング作動手段の概略構成図である。
符号の説明
4・・・・ブレーキ液圧制御ユニット
5RL,5RR・・・車輪ブレーキ
10B・・・ポンプ
11・・・電気アクチュエータとしての電動モータ
57RL,57RR・・・ブレーキワイヤ
58・・・パーキング作動手段
59・・・シリンダ体
59a・・端壁
60・・・ピストン
61・・・パーキング液室
62・・・ロッド
66・・・液圧路
67・・・常閉型電磁開閉弁
68・・・液圧検出器
69・・・ロック機構
73・・・ロック解除機構
M・・・・マスタシリンダ

Claims (4)

  1. 電気アクチュエータ(11)の作動に応じて牽引されるブレーキワイヤ(57RL,57RR)が、その牽引時に車輪ブレーキ(5RL,5RR)をパーキングブレーキ状態とすることを可能として車輪ブレーキに接続される車両用ブレーキ装置において、
    マスタシリンダ(M)から吸入したブレーキ液の車輪ブレーキ(5RL,5RR)側への吐出を可能として前記電気アクチュエータ(11)で駆動されるポンプ(10B)を有するとともにマスタシリンダ(M)および車輪ブレーキ(5RL,5RR)間の液圧経路に介設されるブレーキ液圧制御ユニット(4)と;一端を端壁(59a)で閉じたシリンダ体(59)、前記端壁(59a)との間にパーキング液室(61)を形成して前記シリンダ体(59)に摺動可能に嵌合されるピストン(60)、ならびに前記ピストン(60)に一体に連設されて前記端壁(59a)を液密にかつ軸方向移動自在に貫通するロッド(62)を備えるパーキング作動手段(58)と;前記ポンプ(10B)および前記パーキング液室(61)間を結ぶ液圧路(66)と;該液圧路(66)の途中に介設される常閉型電磁開閉弁(67)と;を含み、前記ブレーキワイヤ(57RL,57RR)が前記ロッド(62)に連結されることを特徴とする車両用ブレーキ装置。
  2. 前記ピストン(60)が前記パーキング液室(61)に作用する液圧による液圧力で後退作動した状態を機械的にロックし得るロック機構(69)を含むことを特徴とする請求項1記載の車両用ブレーキ装置。
  3. 前記ロック機構(69)のロック状態を電気的に解除するロック解除機構(73)を含むことを特徴とする請求項2記載の車両用ブレーキ装置。
  4. 前記パーキング液室(61)の液圧を検出する液圧検出器(68)を備え、パーキングブレーキ状態解除時に該パーキング液室(61)に作用する液圧が、パーキングブレーキ状態を得るときに該パーキング液室(61)に作用する液圧に比べて高圧となるように、前記ブレーキ液圧制御ユニット(4)が制御されることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用ブレーキ装置。
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