JP2007177823A - 車両用ディスクブレーキ装置 - Google Patents

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明文 綿田
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Abstract

【課題】パーキングワイヤの牽引に応じてブレーキ作動させるパーキング機構を備える車両用ディスクブレーキ装置の大幅な変更を回避しつつ自動パーキングブレーキ状態を得ることができるようにする。
【解決手段】キャリパボディ30に取付けられる支持アーム67に、パーキング用制御液圧の作用によってパーキングワイヤ59を牽引する自動パーキング駆動手段70Aが取付けられる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、キャリパボディに摺動可能に嵌合されるブレーキピストンを、パーキングワイヤの牽引に応じてブレーキ作動させるパーキング機構を備える車両ディスクブレーキ装置に関し、特に、パーキング機構を機械的に作動せしめて自動パーキングブレーキ状態を得ることを可能とした車両用ディスクブレーキ装置に関する。
自動的にパーキングブレーキ状態を得るようにした車両用ブレーキ装置が、たとえば特許文献1で知られている。
特開2005−282605号公報
上記特許文献1で開示された車両用ディスクブレーキ装置では、キャリパボディに摺動可能に嵌合されるブレーキピストンをパーキングピストンで後方から押圧して自動パーキングブレーキ状態を得るようにしており、従来のディスクブレーキ装置をそのまま用いることができず、大幅な変更を余儀なくされる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、パーキングワイヤの牽引に応じてブレーキ作動させるパーキング機構を備える車両用ディスクブレーキ装置の大幅な変更を回避しつつ自動パーキングブレーキ状態を得ることができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、キャリパボディに摺動可能に嵌合されるブレーキピストンを、パーキングワイヤの牽引に応じてブレーキ作動させるパーキング機構を備える車両用ディスクブレーキ装置において、前記キャリパボディに取付けられる支持アームに、パーキング用制御液圧の作用によって前記パーキングワイヤを牽引する自動パーキング駆動手段が取付けられることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記自動パーキング駆動手段は、前記支持アームに固定されるケーシングと、パーキング用制御液圧室に背面側を臨ませて前記ケーシングに摺動可能に嵌合されるとともに前記パーキング用制御液圧室へのパーキング用制御液圧の作用に応じた前進作動によって前記パーキングワイヤを牽引するパーキングピストンと、該パーキングピストンの前進位置を機械的にロックすべく前記パーキングピストンの前進作動に応じて自動的にロック作動するとともにパーキング解除用制御液圧の作用に応じてロック解除作動するようにして前記パーキングピストンよりも後方側で前記ケーシング内に設けられるロック機構とを備えることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、パーキングワイヤの牽引に応じてブレーキ作動させるパーキング機構を備える車両用ディスクブレーキ装置のキャリパボディに取付けられる支持アームに、自動パーキング駆動手段を取りつけるだけで自動パーキングブレーキ状態を得ることが可能であり、従来の車両用ディスクブレーキ装置の大幅な変更を回避しつつ自動パーキングブレーキ状態を得ることができる。
また請求項2記載の発明によれば、パーキングピストンの背面側が臨むパーキング用制御液圧室にパーキング用制御液圧を作用させると、パーキングピストンの前進作動によってパーキングワイヤが牽引されるとともにパーキングピストンの前進位置がロック機構で自動的にロックされるので、パーキングブレーキ状態を自動的に得ることができ、またパーキングブレーキ状態を解除するときにはパーキング解除用制御液圧をロック機構に作用せしめればよく、パーキングブレーキ状態では電力消費を伴わない簡単な構造でパーキングブレーキ状態を自動的に得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明の一実施例を示すもので、図1は車両用ブレーキ装置の液圧回路図、図2は右後輪用ディスクブレーキ装置の縦断面図、図3は図2の3矢視拡大図、図4は図2の4−4線拡大断面図、図5は図2の5−5線拡大断面図である。
先ず図1において、タンデム型のマスタシリンダMは、車両運転者がブレーキペダル24に加える踏力に応じたブレーキ液圧を発生する第1および第2出力ポート1A,1Bを備えており、第1出力ポート1Aは第1出力液圧路23Aに接続され、第2出力ポート1Bは第2出力液圧路23Bに接続される。
第1出力液圧路23Aは、常開型電磁弁であるカット弁17Aを介して第1液圧路20Aに接続され、第2出力液圧路23Bは、常開型電磁弁であるカット弁17Bを介して第2液圧路20Bに接続される。
第1液圧路20Aは、常開型電磁弁である入口弁6Aを介してパーキング機構付きの右後輪用ディスクブレーキ2Aに接続されるとともに、常開型電磁弁である入口弁6Bを介して左前輪用ディスクブレーキ2Bに接続される。また第2液圧路20Bは、常開型電磁弁である入口弁6Cを介してパーキング機構付きの左後輪用ディスクブレーキ2Cに接続されるとともに、常開型電磁弁である入口弁6Dを介して右前輪用ディスクブレーキ2Dに接続される。さらに各入口弁6A〜6Dにはチェック弁7A〜7Dがそれぞれ並列に接続される。
第1液圧路20Aに対応した第1リザーバ8Aと右後輪用ディスクブレーキ2Aおよび左前輪用ディスクブレーキ2Bとの間には常閉型電磁弁である出口弁9A,9Bがそれぞれ設けられ、第2液圧路20Bに対応した第2リザーバ8Bと左後輪用ディスクブレーキ2Cおよび右前輪用ディスクブレーキ2Dとの間には常閉型電磁弁である出口弁9C,9Dがそれぞれ設けられる。
第1および第2リザーバ8A,8Bは、共通な電動モータ11で駆動される第1および第2ポンプ10A,10Bの吸入側にそれらのポンプ10A,10B側へのブレーキ液の流通を許容する一方向弁19A,19Bを介して接続される。また前記第1および第2出力液圧路23A,23Bは、常閉型電磁弁であるサクション弁18A,18Bを介して第1および第2ポンプ10A,10Bおよび前記一方向弁19A,19B間に接続され、第1および第2液圧路20A,20Bは第1および第2ダンパ13A,13Bを介して第1および第2ポンプ10A,10Bの吐出側に接続される。
各車輪がロックを生じる可能性のない通常ブレーキ時には、各入口弁6A〜6Dが消磁、開弁状態とされるとともに各出口弁9A〜9Dが消磁、閉弁状態とされ、マスタシリンダMの第1出力ポート1Aから出力されるブレーキ液圧は入口弁6A,6Bを介して右後輪用ディスクブレーキ2Aおよび左前輪用ディスクブレーキ2Bに作用する。またマスタシリンダMの第2出力ポート1Bから出力されるブレーキ液圧は、入口弁6C,6Dを介して左後輪用ディスクブレーキ2Cおよび右前輪用ディスクブレーキ2Dに作用する。
上記ブレーキ中に車輪がロック状態に入りそうになったときには入口弁6A〜6Dのうちロック状態に入りそうになった車輪に対応する入口弁が励磁、閉弁されるとともに、出口弁9A〜9Dのうち上記車輪に対応する出口弁が励磁、開弁される。これにより、ロック状態に入りそうになった車輪のブレーキ液圧の一部が第1リザーバ8Aまたは第2リザーバ8Bに吸収され、ロック状態に入りそうになった車輪のブレーキ液圧が減圧されることになる。
またブレーキ液圧を一定に保持する際には、入口弁6A〜6Dが励磁、閉弁されるとともに出口弁9A〜9Dが消磁、閉弁されることになり、さらにブレーキ液圧を増圧する際には、入口弁6A〜6Dが消磁、開弁状態とされるともに、出口弁9A〜9Dが消磁、閉弁状態とされればよい。
このように各入口弁6A〜6Dおよび各出口弁9A〜9Dの消磁・励磁を制御することにより、車輪をロックさせることなく、効率良く制動することができる。
ところで、上述のようなアンチロックブレーキ制御中に、電動モータ11は回転作動し、この電動モータ11の作動に伴って第1および第2ポンプ10A,10Bが駆動されるので、第1および第2リザーバ8A,8Bに吸収されたブレーキ液は、第1および第2ポンプ10A,10Bに吸入され、次いで第1および第2ダンパ13A,13Bを経て第1および第2出力液圧路23A,23Bに還流される。このようなブレーキ液の還流によって、第1および第2リザーバ8A,8Bのブレーキ液の吸収によるブレーキペダル24の踏み込み量の増加を防ぐことができる。しかも第1および第2ポンプ10A,10Bの吐出圧の脈動は第1および第2ダンパ13A,13Bの働きにより抑制され、上記還流によってブレーキペダル24の操作フィーリングが阻害されることはない。
而してサクション弁18A,18Bを励磁、開弁するとともにカット弁17A,17Bを励磁、閉弁した状態で電動モータ11を作動せしめることにより、第1および第2ポンプ10A,10Bが、マスタシリンダM側からブレーキ液を吸入して加圧したブレーキ液を前記第1および第2液圧路20A,20Bに吐出することになる。
また右後輪および左後輪用ディスクブレーキ2A,2Cには、ブレーキ液圧を検出するための圧力センサ15A,15Bが接続される。
図2〜図4を併せて参照して、右後輪用ディスクブレーキ2Aでは、車輪とともに回転するブレーキディスク25の両側に第1摩擦パッド26および第2摩擦パッド27が対向して配置される。これらの第1および第2摩擦パッド26,27は、ブレーキディスク25に当接可能なライニング26a,27aと、ライニング26a,27aの背面に固定された裏板26b,27bとで構成されるものであり、車体に固定されたブラケット28に、前記裏板26b,27bがブレーキピストン29の軸線方向に移動自在に支持される。またブラケット28には、第1および第2摩擦パッド26,27を跨ぐブレーキキャリパ30が前記ブレーキピストン29の軸線方向に移動自在に支持される。
図4に特に注目して、ブレーキキャリパ30は、第1摩擦パッド26の裏板26bに対向する第1挟み腕30aと、第2摩擦パッド27の裏板27bに対向する第2挟み腕30bとを備えており、第2挟み腕30bは、ブレーキディスク25の周方向に離隔した位置でブレーキディスク25の外周部を通る架橋部30c…により第1挟み腕30aに一体に連結される。第1挟み腕30aにはシリンダ孔31が設けられており、このシリンダ孔31にカップ状のブレーキピストン29がシール部材32を介して摺動自在に嵌合される。第1摩擦パッド26の裏板26bに当接可能に対向するブレーキピストン29の先端部はベローズ状のダストカバー33によってシリンダ孔31の開口端に接続され、またブレーキピストン29の背面を臨ませるブレーキ液圧室34が第1挟み腕30a内に形成され、このブレーキ液圧室34は、第1挟み腕30aに設けられるポート35を介して入口弁6Aに接続される。
ブレーキキャリパ30の第1挟み腕30a内には、アジャスト機構38が設けられるものであり、このアジャスト機構38は、ブレーキピストン29に相対回転不能に連結されて前記ブレーキ液圧室34に収納される調整ナット39と、該調整ナット39に前端部が螺合される調整ボルト40と、前記ブレーキ液圧室34の後部に配置されるとともに軸線まわりの回転を不能としつつ軸線方向の移動を可能としてブレーキキャリパ30に液密にかつ摺動自在に嵌合される中継ピストン41と、前記調整ボルト40の後部に一体にかつ同軸に連設されて前記中継ピストン41に液密にかつ摺動自在に嵌合されるとともに前記中継ピストン41に摩擦係合する方向に弾発付勢される小ピストン42とを備える。
ブレーキキャリパ30の第1挟み腕30aには、ブレーキディスク25とは反対側で前記シリンダ孔31に同軸に連なる中継シリンダ孔43が、シリンダ孔31よりも小径にして設けられており、段付きの中継ピストン41の後部が、その前部をシリンダ孔31の後部に挿入しつつシール部材44を介して中継シリンダ孔43に摺動自在に嵌合される。しかもブレーキキャリパ30および中継ピストン41には、シリンダ孔31および中継シリンダ孔43と平行な軸線を有してシリンダ孔31の軸線からオフセットした位置に配置される規制ピン45の両端部が嵌合される。これにより中継ピストン41は、シリンダ孔31および中継シリンダ孔43と同軸の軸線まわりに回転することが阻止されるとともに前記軸線に沿う方向への移動を可能としつつブレーキキャリパ30に支承されることになる。
中継ピストン41には、テーパ状のクラッチ面46を前端開口部に備える小シリンダ孔47が同軸に設けられる。一方、調整ボルト40の後部には、前記クラッチ面46に摩擦係合し得る可動クラッチ体48と、前記小シリンダ孔47に液密にかつ摺動自在に嵌合する小ピストン42とが同軸にかつ一体に連設される。
シリンダ孔31の内面に装着されたクリップ49に係合支持されるリテーナ50には、可動クラッチ体48を中継ピストン41のクラッチ面46に摩擦係合させるばね力を発揮するクラッチばね51の一端が当接され、該クラッチばね51の他端は、ボールベアリング52を介して可動クラッチ体48に当接する。
調整ナット39および調整ボルト40は、ピッチの粗い複数条のねじ山およびねじ溝を有する早ねじ53により噛み合っている。調整ナット39をブレーキピストン29側に付勢するばね力を発揮するオーバーアジャスト防止ばね54の一端が調整ナット39に当接され、ブレーキピストン29の内面に装着されたクリップ55に係合支持されるリテーナ56に前記オーバーアジャスト防止ばね54の他端が当接、支持される。
調整ナット39およびブレーキピストン29は、それらの当接部の凹凸係合により相対回転不能であり、かつ第1摩擦パッド26の裏板26bおよびブレーキピストン29は、それらの凹凸係合により相対回転不能である。
このようなアジャスト機構38では、通常ブレーキ時にブレーキ液圧室34に液圧が供給されると、その液圧を受けたブレーキピストン29がシール部材32を弾性変形させながらシリンダ孔31内を図4の左側に移動し、第1摩擦パッド26をブレーキディスク25の一側面に押し付けると、その反作用でブレーキキャリパ30がブレーキピストン29の移動方向と逆方向の右側に移動し、第2挟み腕30b…が第2摩擦パッド27をブレーキディスク25の他側面に押し付ける。その結果、第1および第2摩擦パッド26,27がブレーキディスク25の両面に均等な面圧で当接し、車輪を制動するブレーキ力が発生する。
上記ブレーキ中に、ブレーキ液圧室34に供給された液圧は、調整ナット39には軸線方向の荷重を発生させることはないが、調整ナット39に噛み合う調整ボルト40と一体の可動クラッチ体48には、小ピストン42の断面積に前記液圧を乗算した大きさの右向きの荷重を発生させ、その荷重に応じた摩擦係合力が可動クラッチ体48および中継ピストン41のクラッチ面46間に作用する。
ところで、通常ブレーキ時にはブレーキ液圧室34に作用する液圧は比較的低いため、可動クラッチ体48および中継ピストン41間に作用する摩擦係合力も比較的小さい。このため第1および第2摩擦パッド26,27のライニング26a,27aの摩耗の進行に伴ってブレーキピストン29が前進すると、調整ナット39はオーバーアジャスト防止ばね54の弾発力によりブレーキピストン29と共に前進し、調整ナット39に噛み合う調整ボルト40と一体の可動クラッチ体48が、ブレーキ液圧室34に作用する液圧およびクラッチばね51の弾発力に抗して中継ピストン41のクラッチ面46から引き離される。
可動クラッチ体48が中継ピストン41のクラッチ面46から離れると、可動クラッチ体48に作用する液圧およびクラッチばね51の弾発力で右向きに付勢された調整ボルト40は、回転不能な調整ナット39に対して早ねじ53において相対回転しながら右向きに移動し、可動クラッチ体48が中継ピストン41のクラッチ面46に再び係合する。このとき、クラッチばね51との間に配置したボールベアリング52の作用で可動クラッチ体48のスムーズな回転が可能になる。
このようにして、第1および第2摩擦パッド26,27におけるライニング26a,27aの摩耗が進行するに伴い、その摩耗量を補償するように調整ボルト40に対して調整ナット39が左側に相対移動するため、非制動時における第1および第2摩擦パッド26,27のライニング26a,27aとブレーキディスク25とのクリアランスを自動的に一定に保つことができる。
ブレーキ状態を解除すべくブレーキ液圧室34に作用する液圧を減圧すると、シール部材32の変形復元力でブレーキピストン29は後退するが、その後退力が調整ナット39および調整ボルト40を介して可動クラッチ体48を中継ピストン41のクラッチ面46に係合させるため、調整ナット39に対する調整ボルト40の相対回転が規制される。したがってブレーキピストン29は調整ナット39および調整ボルト40間のバックラッシュ分のストロークしか後退することができず、第1および第2摩擦パッド26,27と、ブレーキディスク25との間には前記バックラッシュ分の適正なクリアランスが与えられる。
また強力な制動が行われた場合には、ブレーキ液圧室34の液圧が所定値に上昇するまで上記自動調整が行われ、その液圧が前記所定値を超えると、可動クラッチ体48が中継ピストン41のクラッチ面46に液圧で強く押し付けられるため、可動クラッチ体48および中継ピストン41が相対回転不能に結合される。その結果、調整ボルト40が回転不能に拘束され、もともと回転不能な調整ナット39は調整ボルト40上に留まるため、液圧によるブレーキキャリパ30の弾性変形に伴ってブレーキピストン29が更に前進すると、オーバーアジャスト防止ばね54を圧縮しつつ、調整ナット39を残してブレーキピストン29だけが前進する。このようにして、強力な制動が行われた場合の調整ナット39および調整ボルト40間のオーバーアジャストが防止される。
右後輪用ディスクブレーキ2Aは、前記ブレーキピストン29を、パーキングワイヤ59の牽引に応じてブレーキ作動させるパーキング機構60を備えるものであり、このパーキング機構60は、ブレーキキャリパ30における第1挟み腕30aの外端部に円筒状の軸受部材61を介して回動可能に支承されるととも前記中継ピストン43の後端に対向するカム面62を有するカム軸63と、前記カム面62および前記中継ピストン43の後端間に介設されるプッシュロッド64と、第1挟み腕30aの外部で前記カム軸63に基端部が固定されるレバー65と、第1挟み腕30aおよびレバー65間に設けられる戻しばね66と、一端部が前記レバー65の先端部に連結されるパーキングワイヤ59とを備える。
このようなパーキング機構60では、前記パーキングワイヤ59を牽引して前記レバー65を前記戻しばね66のばね力に抗して回動すると、レバー65およびカム軸63は図4の時計方向に回動し、カム面62で押されるプッシュロッド64によって中継ピストン43が前方(図4の左方)に押されることになる。すなわち右後輪用ディスクブレーキ2Aをパーキングブレーキ状態とするときには、パーキングワイヤ59を牽引すればよく、そうすれば、中継ピストン43が調整ボルト40および調整ナット39を介してブレーキピストン29を押すことになり、第1および第2摩擦パッド26,27をブレーキディスク25に押しつけて制動力を得ることができる。
図5を併せて参照して、ブレーキキャリパ30における第1挟み腕30aの外端部には、前記カム軸63の軸線に直交する平面内で第1挟み腕部30aの長手方向に略直交する方向に延びる支持アーム67の基端部がたとえば一対のボルト68…によって取付けられ、該支持アーム67の先端部には、パーキング用制御液圧の作用によって前記パーキングワイヤ59を牽引する自動パーキング駆動手段70Aが取付けられる。
自動パーキング駆動手段70Aは、前記支持アーム67の先端部に固定されるケーシング71と、パーキング用制御液圧室84に背面側を臨ませて前記ケーシング71に摺動可能に嵌合されるとともに前記パーキング用制御液圧室84へのパーキング用制御液圧の作用に応じた前進作動によって前記パーキングワイヤ59を牽引するパーキングピストン72と、該パーキングピストン72の前進位置を機械的にロックすべく前記パーキングピストン72の前進作動に応じて自動的にロック作動するとともにパーキング解除用制御液圧の作用に応じてロック解除作動するようにして前記パーキングピストン72よりも後方側で前記ケーシング71内に設けられるロック機構73とを備える。
前記ケーシング71は、前記レバー65側の端部に端壁74aを有して有底円筒状に形成されるとともに前記支持アーム67に固定されるケーシング主体74と、前記端壁74aに一端を当接させるまでケーシング主体74内に挿入されてケーシング主体74に螺合、固定されるスリーブ75と、前記ケーシング主体74の開口端部を塞ぐようにしてケーシング主体74に取付けられる蓋部材76とから成り、蓋部材76の中央部には開放孔77が設けられ、スリーブ75の外周には軸方向に間隔をあけた2箇所でケーシング主体74の内面に弾発接触する環状のシール部材78,79が装着される。
ケーシング71には、前記端壁74aで一端部が閉じられるようにしてスリーブ75の前記端壁74a寄りの内周で形成される第1摺動孔80と、第1摺動孔80よりも大径となるようにしてスリーブ75の中間部内周で形成される第2摺動孔81と、第2摺動孔81よりも大径となるようにしてスリーブ75の前記蓋部材76より内周で形成される第3摺動孔82と、第3摺動孔82よりも大径となるようにしてスリーブ75および蓋部材76間のケーシング主体74の内周で形成される第4摺動孔83とが、同軸に連なって設けられ、第2および第3摺動孔81,82間にはテーパ状の段部90が形成される。
パーキングピストン72は、第2摺動孔81に摺動可能に嵌合される小径部72aと、第3摺動孔82に摺動可能に嵌合される中径部72bと、第4摺動孔83に摺動可能に嵌合される大径部72cとを一体に有して段付きの円筒状に形成されるものであり、パーキングピストン72の大径部72cおよびスリーブ75間に、パーキングピストン72の背面側を臨ませる環状のパーキング用制御液圧室84が形成され、該パーキング用制御液圧室84を両側からシールするために、パーキングピストン72における中径部72bの外周に第3摺動孔82の内面に摺接する環状のシール部材85が装着され、パーキングピストン72における大径部72cの外周に第4摺動孔83の内面に摺接する環状のシール部材86が装着される。
前記パーキングワイヤ59は、ケーシング主体74における端壁74aの中央部を軸方向移動自在に貫通する連結部材87を介してロッド88の一端に連結されており、このロッド88は前記パーキングピストン72の中央部を貫通する。而してパーキングピストン72から突出したロッド88の他端部には、パーキングピストン72の蓋部材76側端面中央部に当接、係合するナット89が螺合される。
而してパーキング用制御液圧室84にパーキング用制御液圧が作用すると、パーキングピストン72は蓋部材76側に向けて前進作動し、パーキングピストン72にナット89が当接、係合していることによってロッド88を介してパーキングワイヤ59が牽引されるので、前記記パーキング機構60により右後輪用ディスクブレーキ2Aがパーキングブレーキ状態となる。
ロック機構73は、パーキングピストン72の前進作動時には前方に向けての付勢力が作用するようにしてパーキングピストン72よりも後方側で第1および第2摺動孔80,81に摺動可能に嵌合されるとともにパーキング解除用制御液圧を後方に向けて作用せしめることを可能としたロックピストン92と、前記パーキングピストン72がその後部に一体に備える小径部72aの周方向複数箇所に半径方向に沿う方向への移動を可能として保持される複数の球体93,93…と、前記各球体93,93…に小径部72aの内方側から接触して各球体93,93…を第2摺動孔81の内面との間に挟むべく小径部72aに軸方向相対移動可能に挿入されるようにしてロックピストン92の前端に一体に連設される円筒状の挿入軸94とを備える。
ロックピストン92は、第2摺動孔81に摺動可能に嵌合される小径部92aと、小径部92aに同軸に連なるとともに第1摺動孔80に摺動可能に嵌合される大径部92bとを一体に備え、前記ロッド88は前記挿入軸94およびロックピストン92を軸方向相対移動可能に貫通する。
ロックピストン92およびケーシング71のスリーブ75間には、ロックピストン92の小径部92aを囲む環状のパーキング解除用制御液圧室95が形成され、該パーキング解除用制御液圧室95を両側からシールするために、ロックピストン92における小径部92aの外周には第2摺動孔81の内面に摺接する環状のシール部材96が装着され、前記ロックピストン92における大径部92bの外周には第1摺動孔80の内面に摺接する環状のシール部材97が装着される。
またケーシング71におけるケーシング主体74の端壁74aおよびロックピストン92間にはばね98が縮設されており、ロックピストン92は前記ばね98のばね力により前方側(図5の左方側)に向けて弾発付勢されることになる。しかもばね98のばね荷重はアジャスト機構38におけるクラッチばね51のばね荷重よりも小さく設定される。
パーキングピストン72の小径部72aの周方向に間隔をあけた複数箇所には保持孔99…が設けられており、各球体93…はそれらの保持孔99…に挿入、保持される。また挿入軸94は、パーキングピストン72が後退限にある状態では前記各球体93…を半径方向内方側に配置せしめる前方側の小径軸部94aと、パーキングピストン72が後退限から前進するのに応じてロックピストン92が前進位置に前進したときには前記各球体93…を半径方向外方側に配置せしめる大径軸部94bとが、ロックピストン92の前進移動に応じて各球体93…の接触位置を前記小径軸部94aから前記大径軸部94bに変化させるテーパー部94cを介して同軸かつ一体に連設されて成る。
ところで、図5で示すように、パーキングピストン72が後退限にあり、ロックピストン92も後退限にあるときには、挿入軸94は、その小径軸部94aをロックピストン72の小径部72aに対応させた位置にある。したがって小径部72aで保持された球体93…は半径方向内方位置にあり、第2摺動孔81の内面および小径軸部94a間に挟まれた状態にある。
パーキング用制御液圧室84のパーキング用制御液圧の作用によってパーキングピストン72が後退限から前進し、それに応じてロックピストン92がばね98のばね力で前進すると、挿入軸94の小径軸部94aからテーパ部94cを経て大径軸部94bに球体93…が接触することになり、この際、小径部72aは各球体93…を第3摺動孔82の内面に接触させる位置まで前進することになり、大径軸部94bで押し上げられた各球体93…は第2および第3摺動孔81,82間のテーパ状に段部90に当接することで後方への移動が規制されることになる。すなわち各球体93…を保持している小径部72aすなわちパーキングピストン72の後退が規制されることになる。
図1に注目して、パーキング用制御液圧室84に作用せしめるパーキング用制御液圧は電動モータ11で駆動されることで液圧発生源として機能する第1ポンプ10Aから吐出される液圧を第1常閉型電磁弁100Aで制御することにより得られるものであり、またパーキング解除用制御液圧室95に作用せしめるパーキング解除用制御液圧は、第1ポンプ10Aから吐出される液圧を第2常閉型電磁弁101Aで制御することにより得られるものであり、第1常閉型電磁弁100Aは、入口弁5Aおよびパーキング用制御液圧室84間に介在するようにしてケーシング71のケーシング主体74に取付けられ、第2常閉型電磁弁101Aは、入口弁5Aおよびパーキング解除用制御液圧室95間に介在するようにしてケーシング71のケーシング主体74に取付けられる。
パーキングブレーキ状態を得るときには、電動モータ11により第1ポンプ10Aを駆動し、カット弁17Aを励磁、閉弁するとともにサクション弁18Aを励磁、開弁し、さらに第1常閉型電磁弁100Aを励磁、開弁する。これによりブレーキ液圧室34にブレーキ液圧を作用させるとともにパーキング用制御液圧室84にパーキング用制御液圧を作用させ、さらに第2常閉型電磁弁101Aを励磁、開弁することによってパーキング解除用制御液圧室95に液圧を作用させることで、ロックピストン92の前進作動を抑えつつ、ブレーキピストン29およびパーキングピストン72を前進せしめる。次いで、第1電磁常閉型電磁弁100Aを消磁、閉弁するとともに、電動モータ11による第1ポンプ10Aの駆動を停止し、カット弁17Aを消磁、開弁するとともにサクション弁18Aを消磁、閉弁すると、パーキング解除用制御液圧室95の液圧が解放され、ロックピストン92がばね98のばね力で前進作動し、パーキングピストン72およびロックピストン92の前進に応じてロック機構73がロック作動する。但しロックピストン92の前進が完了した時点で、第1常閉型電磁弁100Aを一時的に励磁、開弁してパーキング制御用液圧室84の残圧を抜く。
このようにパーキングピストン72がその前進作動によってロックされると、パーキング機構60によって中継ピストン41が前進せしめられることになり、中継ピストン41の移動が可動クラッチ体48、調整ボルト40および調整ナット39を介してブレーキピストン29を前進せしめ、通常ブレーキ時と同様に、第1、第2摩擦パッド26,27のライニング26a,27aをブレーキディスク25の両面に押し付けて制動力を発生させることによりパーキングブレーキ状態を得ることができる。
このパーキングブレーキ状態を得る過程で中継ピストン41および可動クラッチ体48はパーキングピストン72による押圧力で相対回転不能に摩擦係合するため、調整ボルト40および調整ナット39の相対回転が規制される。したがって右後輪用ディスクブレーキ2Aがパーキングブレーキとして機能するときには、アジャスト機構38による上記自動調整は行われない。
また通常ブレーキ操作中にパーキングブレーキ状態を得るときには、圧力センサ15Aの検出値が充分に高いときには、マスタシリンダMを液圧発生源として用い、電動モータ11による第1ポンプ10Aの駆動を行なわず、しかもカット弁17Aを消磁、開弁するとともにサクション弁18Aを消磁、閉弁した状態で第1および第2常閉型電磁弁100A,101Aを作動せしめればよく、また圧力センサ15Aの検出値が低いときには、電動モータ11による第1ポンプ10Aの駆動を実行しつつカット弁17Aを励磁、閉弁するとともにサクション弁18Aを励磁、開弁し、第1および第2常閉型電磁弁100A,101Aを作動せしめればよく、さらに圧力センサ15Aの検出値にかかわらず、電動モータ11による第1ポンプ10Aの駆動を実行しつつカット弁17Aを励磁、閉弁するとともにサクション弁18Aを励磁、開弁し、第1および第2常閉型電磁弁100A,101Aを作動せしめるようにしてもよい。
パーキングブレーキ状態を解除するときには、電動モータ11により第1ポンプ10Aを駆動するとともに、カット弁17Aを励磁、閉弁するとともにサクション弁18Aを励磁、開弁し、第1および第2常閉型電磁弁100A,101Aを励磁、開弁する。そうすると、ブレーキ液圧室34、パーキング用制御液圧室84およびパーキング解除用制御液圧室95の液圧が同時に上昇するが、その増圧過程で、先ずばね98のばね力よりも大きな液圧力がロックピストン92に作用することでロックピストン92が後退し、次いで、パーキング用制御液圧室84の液圧によって自動パーキング駆動手段70Aからパーキング機構60を介してパーキングピストン72に作用している前進方向の押圧力よりも、小ピストン42に作用する後退方向の液圧力およびクラッチばね51の合力が大きくなってパーキングピストン72が後退する。それによりロック機構73がロック解除作動してパーキングブレーキ状態が解除されることになる。
左後輪用ディスクブレーキ2Cは、上述の右後輪用ディスクブレーキ2Aと同様に自動パーキング駆動手段70Bが付設されるように構成されており、左後輪用ディスクブレーキ2Cのパーキングブレーキ状態を得るときには、サクション弁18Bを励磁、開弁するとともにカット弁17Bを励磁、閉弁した状態で電動モータ11を作動せしめることにより、第2ポンプ10Bを液圧発生源として機能せしめ、第1および第2常閉型電磁弁100B,101Bの作動を制御するようにすればよい。
次にこの実施例の作用について説明すると、右後輪用ディスクブレーキ2Aおよび左後輪用ディスクブレーキ2Cは、パーキングワイヤ59…の牽引に応じてそれらのディスクブレーキ2A,2Cをブレーキ作動させるパーキング機構60…を備えるものであり、前記両ディスクブレーキ2A,2Cが備えるキャリパボディ30…に取付けられる支持アーム67…には、パーキング用制御液圧の作用によって前記パーキングワイヤ59…を牽引する自動パーキング駆動手段70A,70Bが取付けられる。
すなわち支持アーム67…に自動パーキング駆動手段70A,70Bを取りつけるだけで右後輪用ディスクブレーキ2Aおよび左後輪用ディスクブレーキ2Cの自動パーキングブレーキ状態を得ることが可能であり、従来のディスクブレーキにおいてパーキングワイヤを支持するためにキャリパボディ30に取付けられていたアームを支持アーム67…として活用することで、従来のディスクブレーキの大幅な変更を回避しつつ自動パーキングブレーキ状態を得ることができる。
また自動パーキング駆動手段70A,70Bは、支持アーム76…に固定されるケーシング71と、パーキング用制御液圧室84に背面側を臨ませて前記ケーシング71に摺動可能に嵌合されるとともに前記パーキング用制御液圧室84へのパーキング用制御液圧の作用に応じた前進作動によって前記パーキングワイヤ59を牽引するパーキングピストン72と、該パーキングピストン72の前進位置を機械的にロックすべく前記パーキングピストン72の前進作動に応じて自動的にロック作動するとともにパーキング解除用制御液圧の作用に応じてロック解除作動するようにして前記パーキングピストン72よりも後方側で前記ケーシング71内に設けられるロック機構73とをそれぞれ備えるものであり、パーキング用制御液圧室84にパーキング用制御液圧を作用させると、パーキングピストン72の前進作動によってパーキングワイヤ59が牽引されるとともにパーキングピストン72の前進位置がロック機構73で自動的にロックされるので、パーキングブレーキ状態を自動的に得ることができ、またパーキングブレーキ状態を解除するときにはパーキング解除用制御液圧をロック機構73に作用せしめればよく、パーキングブレーキ状態では電力消費を伴わない簡単な構造で、パーキングブレーキ状態を自動的に得ることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
車両用ブレーキ装置の液圧回路図である。 右後輪用ディスクブレーキ装置の縦断面図である。 図2の3矢視拡大図である。 図2の4−4線拡大断面図である。 図2の5−5線拡大断面図である。
符号の説明
29・・・ブレーキピストン
30・・・キャリパボディ
59・・・パーキングワイヤ
60・・・パーキング機構
67・・・支持アーム
70A,70B・・・自動パーキング駆動手段
71・・・ケーシング
72・・・パーキングピストン
84・・・パーキング用制御液圧室
73・・・ロック機構

Claims (2)

  1. キャリパボディ(30)に摺動可能に嵌合されるブレーキピストン(29)を、パーキングワイヤ(59)の牽引に応じてブレーキ作動させるパーキング機構(60)を備える車両用ディスクブレーキ装置において、前記キャリパボディ(30)に取付けられる支持アーム(67)に、パーキング用制御液圧の作用によって前記パーキングワイヤ(59)を牽引する自動パーキング駆動手段(70A,70B)が取付けられることを特徴とする車両用ディスクブレーキ装置。
  2. 前記自動パーキング駆動手段(70A,70B)は、前記支持アーム(67)に固定されるケーシング(71)と、パーキング用制御液圧室(84)に背面側を臨ませて前記ケーシング(71)に摺動可能に嵌合されるとともに前記パーキング用制御液圧室(84)へのパーキング用制御液圧の作用に応じた前進作動によって前記パーキングワイヤ(59)を牽引するパーキングピストン(72)と、該パーキングピストン(72)の前進位置を機械的にロックすべく前記パーキングピストン(72)の前進作動に応じて自動的にロック作動するとともにパーキング解除用制御液圧の作用に応じてロック解除作動するようにして前記パーキングピストン(72)よりも後方側で前記ケーシング(71)内に設けられるロック機構(73)とを備えることを特徴とする請求項1記載の車両用ディスクブレーキ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI417466B (zh) * 2011-11-16 2013-12-01 Ashima Ltd Cable type hydraulic piston

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