JP4226399B2 - 橋梁の架設方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、上床版が箱桁部から橋軸直交方向両側へ張り出すように形成された橋梁の架設方法に関するものであり、特に、このような橋梁を押出し工法により架設する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、多径間連続橋等における橋梁の架設方法の1つとして、押出し工法が知られている。この押出し工法においては、例えば「特許文献1」に記載されているように、架設位置に隣接する施工ヤードで橋梁を所定長分だけ製作した後、これを架設位置へ向けて所定長分ずつ押し出すようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−138522号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の架設方法においては、上記「特許文献1」にも記載されているように、施工ヤードで橋梁の全断面を製作するようになっているので、次のような問題がある。
【0004】
すなわち、多くの橋梁は、上床版と下床版とこれらを連結する複数のウェブとで橋軸方向に延びる箱桁部が形成されるとともに、上床版がこの箱桁部から橋軸直交方向両側へ張り出すように形成されているので、押出し時の自重はかなり大きなものとなり、このため長い支間長を有する橋梁には適用が困難である、という問題がある。
【0005】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、上床版が箱桁部から橋軸直交方向両側へ張り出すように形成された橋梁の架設方法において、比較的長い支間長を有する橋梁であっても押出し工法によりこれを架設することができる橋梁の架設方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、箱桁部の製作を先行して行い、この箱桁部の押出しを行った後に各張出し部分の施工を行うようにすることにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0007】
すなわち、本願発明に係る橋梁の架設方法は、
上床版と下床版とこれらを連結する複数のウェブとで橋軸方向に延びる箱桁部が形成されるとともに、上記上床版がこの箱桁部から橋軸直交方向両側へ張り出すように形成されてなる橋梁を、押出し工法により架設する方法において、
架設位置に隣接する施工ヤードで、上記下床版と上記複数のウェブと上記上床版の橋軸直交方向中央部分とを連結して上記箱桁部を製作した後、この箱桁部を上記架設位置へ向けて押し出し、この押出しが完了した後、上記上床版の各張出し部分の施工を行い、
その際、上記各ウェブを、波形鋼板で構成するとともに、
上記箱桁部を製作する際、上記波形鋼板の下端部に上記下床版の一部を構成するコンクリートブロックが埋め込み接合されたプレキャスト波形鋼板を用いる、ことを特徴とするものである。
【0008】
上記「上床版」、「下床版」および各「ウェブ」の材質、形状等の具体的構成は特に限定されるものではない。
【0009】
上記各「張出し部分」とは、上床版において箱桁部から橋軸直交方向両側へ張り出す部分を意味するものであり、その張出し長さや具体的な張出し構造等については特に限定されるものではない。
【0010】
【発明の作用効果】
上記構成に示すように、本願発明に係る橋梁の架設方法は、上床版が箱桁部から橋軸直交方向両側へ張り出すように形成された橋梁を、押出し工法により架設するようになっているが、その際、架設位置に隣接する施工ヤードで、下床版と複数のウェブと上床版の橋軸直交方向中央部分とを連結して箱桁部を製作した後、この箱桁部を架設位置へ向けて押し出し、この押出しが完了した後に上床版の各張出し部分の施工を行うようになっているので、押出し時の自重を軽減することができる。その際、すでに閉断面状の箱桁部が完成している状態で押出しが行われるので、押出し時の曲げ剛性を十分に確保することができる。
【0011】
したがって本願発明によれば、上床版が箱桁部から橋軸直交方向両側へ張り出すように形成された橋梁の架設方法において、比較的長い支間長を有する橋梁であっても押出し工法によりこれを架設することができる。そしてこれにより、押出し工法の適用範囲を拡大させることができ、また、施工効率の向上による工期短縮を図ることができる。
【0012】
しかも本願発明においては、押出し時の自重を軽減することができるので、押出し反力を小さくすることができ、これにより押出し用設備の簡素化を図ることができる。
【0013】
上記構成において、上床版の橋軸直交方向中央部分の製作を、橋軸直交方向に延びる複数のプレキャストリブを橋軸方向に所定間隔をおいて箱桁部の上端位置に配置した後、これら各プレキャストリブ相互間に複数枚のプレキャスト板を架け渡すとともに、これらプレキャスト板の上にコンクリートを打設することにより行うようにすれば、複雑な型枠を用いることなく上床版の橋軸直交方向中央部分を製作することができ、これにより製作ヤードにおける施工効率の向上を図ることができる。
【0014】
その際、これら各プレキャストリブを箱桁部の幅よりも長尺で形成するとともに、その両端部を箱桁部の両側へ突出させるように配置しておき、各張出し部分の施工を、各プレキャストリブ相互間に複数枚のプレキャスト板を架け渡すとともに、これらプレキャスト板の上にコンクリートを打設することにより行うようにすれば、複雑な型枠を用いることなく各張出し部分の施工を行うことができ、これにより架設位置における施工効率の向上を図ることができる。
【0015】
この場合において、箱桁部を製作する際、下床版の橋軸直交方向両端部から橋軸直交方向両側へ向けて斜め上方へ延びる複数対のプレキャストストラットを橋軸方向に所定間隔をおいて配置するとともに、これら各対のプレキャストストラットを各プレキャストリブと連結するようにすれば、各張出し部分の張出し長さが比較的長い場合であっても、各プレキャストストラットの支持作用により、各張出し部分に過大な負荷が掛かってしまうを未然に防止することができる。
【0016】
また本願発明においては、各ウェブを波形鋼板で構成するようになっているので、これらをコンクリート等で構成した場合に比して箱桁部を大幅に軽量化することができ、これにより押出し時の自重を一層軽減することができる。また、このように各ウェブを波形鋼板で構成することにより、大掛かりな型枠を必要とすることなく箱桁部を製作することができるので、製作ヤードにおける施工効率を一層向上させることができる。
【0017】
その際、本願発明においては、波形鋼板の下端部に下床版の一部を構成するコンクリートブロックが埋め込み接合されたプレキャスト波形鋼板を用いて箱桁部の製作を行うようになっているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0018】
すなわち、各ウェブを波形鋼板で構成する場合には、波形鋼板の下端部にコンクリート打設を行って各ウェブと下床版との連結を行うのが一般的であるが、プレキャスト波形鋼板を用いるようにすれば、波形鋼板の下端部へのコンクリート打設を行う必要がなくなり、そのための型枠も不要となるので、各ウェブと下床版との連結作業を簡素化することができる。
【0019】
この場合において、下床版の製作を、橋軸直交方向に延びる複数のプレキャストリブを橋軸方向に所定間隔をおいて各プレキャスト波形鋼板のコンクリートブロック相互間に架け渡すように配置した後、これら各プレキャストリブ相互間に複数枚のプレキャスト板を架け渡すとともに、これらプレキャスト板の上にコンクリートを打設することにより行うようにすれば、下床版についても複雑な型枠を用いることなく製作することができ、これにより製作ヤードにおける施工効率をより一層向上させることができる。なお、この場合における「所定間隔」は、上記上床版の製作の際に用いられる複数のプレキャストリブの配置間隔と同じ値に設定してもよいし異なる値に設定してもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
【0021】
図1は、本願発明の一実施形態に係る架設方法の適用対象となる橋梁10を示す橋軸直交断面図である。また、図2は、図1の部分拡大図であり、図3は、橋梁10を橋軸直交方向から見て示す半断面側面図である。
【0022】
これらの図に示すように、この橋梁10は、上床版12と下床版14とこれらを連結する左右1対のウェブ16とを備えてなる多径間連続橋(例えば4径間連続橋)であって、その各支間長は50〜60m程度の値に設定されている。
【0023】
そして、この橋梁10においては、上床版12、下床版14および両ウェブ16により橋軸方向に延びる箱桁部20が形成されるとともに、上床版12がこの箱桁部20から橋軸直交方向両側へ張り出すように形成されている。箱桁部20は、横長矩形状の断面形状を有しており、その幅は7m程度、その高さは4m程度の値に設定されている。また、上床版12における箱桁部20から橋軸直交方向両側への張出し長さは、各々5m程度の値に設定されている。
【0024】
上床版12において箱桁部20の上端に位置する橋軸直交方向中央部分12Aは、橋軸方向に所定間隔(例えば1600mm程度の等間隔)をおいて配置された橋軸直交方向に延びる複数のプレキャストリブ22と、これら各プレキャストリブ22相互間に架け渡された複数枚のプレキャスト板24Aと、これらプレキャスト板24Aの上に打設されたコンクリート26Aとで構成されている。その際、各プレキャストリブ22は、上床版12の略全幅にわたって延びるように形成されており、また、コンクリート26Aは、左右1対のウェブ16の上端面に臨む位置まで、複数枚のプレキャスト板24Aの橋軸直交方向両側に回り込んでいる。
【0025】
一方、上床版12において橋軸直交方向中央部分12Aから橋軸直交方向両側へ張り出す1対の張出し部分12Bは、各々、上記複数のプレキャストリブ22と、これら各プレキャストリブ22相互間に架け渡された複数枚のプレキャスト板24Bと、これらプレキャスト板24Bの上に打設されたコンクリート26Bとで構成されている。その際、コンクリート26Bは、コンクリート26Aの外側端面からプレキャストリブ22の下端面と略面一となる位置まで、複数枚のプレキャスト板24Bおよびプレキャストリブ22の外側端面に回り込んでいる。
【0026】
下床版14は、橋軸方向に延びる左右1対のコンクリートブロック38と、橋軸方向に所定間隔(例えば2400mm程度の等間隔)をおいて配置された橋軸直交方向に延びる複数のプレキャストリブ32と、これら各プレキャストリブ32相互間に架け渡された複数枚のプレキャスト板34と、これらプレキャスト板34の上に打設されたコンクリート36とで構成されている。その際、コンクリート36は、左右1対のコンクリートブロック38と、橋軸方向に隣接する1対のプレキャストリブ32とで囲まれる各矩形領域毎に打設されている。なお、各コンクリートブロック38には、各プレキャストリブ32の両端部と係合する係合用凹部38aと、各プレキャスト板34を支持する支持部38bとが形成されている。
【0027】
各ウェブ16は、波形鋼板本体16Aと、この波形鋼板本体16Aの上端部に接合された上端フランジ部16Bとからなる波形鋼板で構成されており、その波形鋼板本体16Aの下端部は下床版14の各コンクリートブロック38に埋め込み接合されている。
【0028】
下床版14の橋軸直交方向両端部には、橋軸直交方向両側へ向けて斜め上方へ延びる複数対のプレキャストストラット40が、橋軸方向に上床版12のプレキャストリブ22と同じ間隔をおいて配置されており、これら複数対のプレキャストストラット40は、その先端部40aにおいて各プレキャストリブ22と連結されている。その際、下床版14の各コンクリートブロック38には、各プレキャストストラット40の基端部40bと係合する係合用凹部38cが形成されており、また、各プレキャストリブ22における両端部近傍部位の下面には、各プレキャストストラット40の先端部40aと当接する突起部22aが形成されている。そして、各プレキャストストラット40と各プレキャストリブ22との連結は、プレキャストリブ22の突起部22aに形成されたバー挿通孔22cおよびプレキャストストラット40の先端部40aに形成されたバー挿入穴40cに挿入固定された連結バー42を介して行われている。
次に、本実施形態に係る橋梁10の架設方法について説明する。
図4は、この架設方法の概要を示す工程図である。
【0029】
同図に示すように、本実施形態においては、押出し工法により橋梁10の架設が行われるようになっている。
【0030】
すなわち、同図(a)〜(c)に示すように、架設位置102に隣接する施工ヤード104で、下床版14と1対のウェブ16と上床版12の橋軸直交方向中央部分12Aとを連結して箱桁部20を製作した後、同図(d)〜(f)に示すように、この箱桁部20を架設位置へ向けて1支間長分ずつ押し出し、この押出しが完了した後、上床版12の各張出し部分12Bの施工を行うようになっている。
【0031】
同図(a)は、施工ヤード104において、複数の桁受け台112を橋軸方向に所定間隔をおいて直列で配置した状態を示しており、同図(b)は、これら各桁受け台112の上面にスライド板118を配置するとともに複数の押出し装置114を橋軸方向に所定間隔をおいて配置し、さらに手延べ桁116を配置した状態を示しており、同図(c)は、箱桁部20における第1径間部分および第2径間部分の一部の製作が完了した状態を示している。また、同図(d)は、この製作が完了した箱桁部20を、押出し装置114により手延べ桁116と共に架設位置102へ向けて1支間長分だけ押し出した状態を示しており、同図(e)は、箱桁部20における第2径間部分の残りの部分および第3径間部分の一部の製作が完了した状態を示しており、同図(f)は、この製作が完了した箱桁部20を、押出し装置114により手延べ桁116と共に架設位置102へ向けてさらに1支間長分だけ押し出した状態を示している。
図5〜8は、上記架設方法の各工程における橋梁10の様子を示す橋軸直交断面図である。
【0032】
これらの図に基づいて、上記架設方法について詳細に説明する。
【0033】
まず、図5(a)に示すように、施工ヤードにおいて、1対の桁受け台112を橋軸直交方向に所定間隔をおいて配置し、これら桁受け台112の上面に、予め製作された1対のプレキャスト波形鋼板50を、スライド板118を介して配置する。その際、各プレキャスト波形鋼板50の製作は、波形鋼板からなるウェブ16の下端部をコンクリートブロック38に埋め込み接合することにより行い、また、各ウェブ16の製作は、波形鋼板本体16Aの上端部に上端フランジ部16Bを接合することにより行う。
【0034】
次に、同図(b)に示すように、橋軸直交方向に延びる複数のプレキャストリブ32を、橋軸方向に所定間隔をおいて左右1対のコンクリートブロック38相互間に架け渡し、その両端部を両コンクリートブロック38の係合用凹部38aに係合させて該コンクリートブロック38と接合する。そして、複数枚のプレキャスト板34を、橋軸直交方向に互いに密接させるようにして、橋軸方向に隣接する1対のプレキャストリブ32相互間に架け渡す。
【0035】
次に、図6(c)に示すように、左右1対のコンクリートブロック38と橋軸方向に隣接する1対のプレキャストリブ32とで囲まれる各矩形領域において、複数枚のプレキャスト板34の上にコンクリート36を打設する。そしてこれにより下床版14を完成させる。
【0036】
次に、同図(d)に示すように、橋軸直交方向に延びる複数のプレキャストリブ22を、橋軸方向に所定間隔をおいて、左右1対のウェブ16の上端フランジ部16Bに架け渡す。その際、各プレキャストリブ22の両端部が左右1対のウェブ16の両側へ均等に突出するように配置する。
【0037】
そして、下床版14の橋軸直交方向両端部を構成する左右1対のコンクリートブロック38に、橋軸直交方向両側へ向けて斜め上方へ延びる複数対のプレキャストストラット40を、橋軸方向に上床版12のプレキャストリブ22と同じ間隔をおいて配置し、その基端部40bを各コンクリートブロック38の係合用凹部38cに係合させて該コンクリートブロック38と接合するとともに、各プレキャストストラット40の先端部40aを各プレキャストリブ22と連結する。
【0038】
その際、図9に示すように、各プレキャストストラット40の先端部40aにバー挿入穴40cを予め形成しておくとともに、各プレキャストリブ22の突起部22aにバー挿通孔22bを予め形成しておき、連結バー42を各プレキャストリブ22の上方からバー挿通孔22bを介してバー挿入穴40cに挿入して、この連結バー42とバー挿通孔22bおよびバー挿入穴40cとの隙間に合成樹脂を充填することにより、各プレキャストストラット40と各プレキャストリブ22との連結を行う。また、この連結作業は、プレキャストストラット40の基端部40bをコンクリートブロック38の係合用凹部38cに係合させるとともに、プレキャストストラット40を所定の傾斜角度に保持した状態で行う。この保持は、プレキャストストラット40の先端部近傍部位と波形鋼板本体16Aの上端部近傍部位とに両端部が係止されたタイ120を用いて行う。
【0039】
次に、図7(e)に示すように、左右1対のウェブ16の間の位置において、複数枚のプレキャスト板24Aを、橋軸直交方向に互いに密接させるようにして、橋軸方向に隣接する各プレキャストリブ22相互間に架け渡す。
【0040】
次に、同図(f)に示すように、これらプレキャスト板22の上にコンクリート26Aを打設する。その際、このコンクリート26Aの打設は、左右1対のウェブ16の上端フランジ部16Bに臨む位置まで、複数枚のプレキャスト板24Aの橋軸直交方向両側に回り込ませるようにして行う。そしてこれにより、上床版12の橋軸直交方向中央部分12Aを完成させ、この橋軸直交方向中央部分12Aと下床版14と両ウェブ16とからなる箱桁部20を完成させる。
【0041】
その後、この箱桁部20を架設位置へ向けて1支間長分だけ押し出す。そして、以上の作業を繰り返すことにより、全径間にわたる箱桁部20の押出しを完了させた後、架設位置において次のような作業を行う。
【0042】
すなわち、図8(g)に示すように、箱桁部20の橋軸直交方向両側において、複数枚のプレキャスト板24Bを、橋軸直交方向に互いに密接させるようにして、橋軸方向に隣接する各プレキャストリブ22相互間に架け渡す。
【0043】
次に、同図(h)に示すように、これらプレキャスト板22の上にコンクリート26Bを打設する。その際、このコンクリート26Bの打設は、すでに打設されているコンクリート26Aの外側端面からプレキャストリブ22の下端面と略面一となる位置まで、複数枚のプレキャスト板24Bおよびプレキャストリブ22の外側端面に回り込ませるようにして行う。そしてこれにより、左右1対の張出し部分12Bを完成させ、これら張出し部分12Bと橋軸直交方向中央部分12Aとからなる上床版12を完成させる。
【0044】
以上詳述したように、本実施形態に係る橋梁の架設方法は、上床版12が箱桁部20から橋軸直交方向両側へ張り出すように形成された橋梁10を、押出し工法により架設するようになっているが、その際、架設位置102に隣接する施工ヤード104で、下床版14と左右1対のウェブ16と上床版12の橋軸直交方向中央部分12Aとを連結して箱桁部20を製作した後、この箱桁部20を架設位置へ向けて押し出し、この押出しが完了した後に上床版12の各張出し部分12Bの施工を行うようになっているので、押出し時の自重を軽減することができる。その際、すでに閉断面状の箱桁部20が完成している状態で押出しが行われるので、押出し時の曲げ剛性を十分に確保することができる。
【0045】
したがって本実施形態のように、架設対象となる橋梁が比較的長い支間長を有する橋梁10である場合でも、押出し工法によりこれを架設することができる。そしてこれにより、押出し工法の適用範囲を拡大させることができ、また、施工効率の向上による工期短縮を図ることができる。
【0046】
しかも本実施形態においては、押出し時の自重を軽減することができるので、押出し反力を小さくすることができ、これにより押出し用設備の簡素化を図ることができる。
【0047】
また本実施形態においては、上床版12の橋軸直交方向中央部分12Aの製作が、橋軸直交方向に延びる複数のプレキャストリブ22を橋軸方向に所定間隔をおいて箱桁部20の上端位置に配置した後、これら各プレキャストリブ22相互間に複数枚のプレキャスト板12Aを架け渡すとともに、これらプレキャスト板12Aの上にコンクリート26Aを打設することにより行われるようになっているので、複雑な型枠を用いることなく上床版12の橋軸直交方向中央部分12Aを製作することができ、これにより製作ヤード104における施工効率の向上を図ることができる。
【0048】
その際、本実施形態においては、これら各プレキャストリブ22を箱桁部20の幅よりも長尺で形成するとともに、その両端部を箱桁部20の両側へ突出させるように配置しておき、上床版12の各張出し部分12Bの施工を、各プレキャストリブ22相互間に複数枚のプレキャスト板24Bを架け渡すとともに、これらプレキャスト板24Bの上にコンクリート26Bを打設することにより行うようになっているので、複雑な型枠を用いることなく各張出し部分12Bの施工を行うことができ、これにより架設位置102における施工効率の向上を図ることができる。
【0049】
さらに本実施形態においては、箱桁部20を製作する際、下床版14の橋軸直交方向両端部から橋軸直交方向両側へ向けて斜め上方へ延びる複数対のプレキャストストラット40を橋軸方向に所定間隔をおいて配置するとともに、これら各対のプレキャストストラット40を各プレキャストリブ22と連結するようになっているので、各プレキャストリブ22の張出し長さが、本実施形態に係る橋梁10のように比較的長い場合であっても、各プレキャストストラット40の支持作用により、各張出し部分12Bに過大な負荷が掛かってしまうを未然に防止することができる。
【0050】
また本実施形態においては、各ウェブ16が波形鋼板で構成されているので、これらをコンクリート等で構成した場合に比して箱桁部20を大幅に軽量化することができ、これにより押出し時の自重を一層軽減することができる。また、このように各ウェブ16を波形鋼板で構成ことにより、大掛かりな型枠を必要とすることなく箱桁部20を製作することができるので、製作ヤード104における施工効率を一層向上させることができる。
【0051】
その際、本実施形態においては、各ウェブ16を構成する波形鋼板の下端部に下床版14の一部を構成するコンクリートブロック38が埋め込み接合されたプレキャスト波形鋼板50を用いて箱桁部20を製作するようになっているので、波形鋼板の下端部へのコンクリート打設を行う必要がなくなり、そのための型枠も不要となり、これにより各ウェブ16と下床版14との連結作業を簡素化することができる。
【0052】
また本実施形態においては、下床版14の製作が、橋軸直交方向に延びる複数のプレキャストリブ32を橋軸方向に所定間隔をおいてプレキャスト波形鋼板50のコンクリートブロック38に架け渡すように配置した後、これら各プレキャストリブ32相互間に複数枚のプレキャスト板34を架け渡すとともに、これらプレキャスト板34の上にコンクリート36を打設することにより行われるようになっているので、下床版14についても複雑な型枠を用いることなく製作することができ、これにより製作ヤード104における施工効率を一層向上させることができる。
【0053】
ところで、上記実施形態において架設対象となる橋梁10の諸元を示す値は、あくまでも例示的なものであり、これ以外の値に設定されている場合においても、上記実施形態の架設方法を採用することにより上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0054】
なお上記実施形態においては、架設対象となる橋梁10の箱桁部20の断面形状が横長矩形状であるものとして説明したが、これ以外の例えば逆台形等の断面形状である場合においても、上記実施形態の架設方法を採用することにより上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0055】
また上記実施形態においては、架設対象となる橋梁10が左右1対のウェブ16を有しているものとして説明したが、3つ以上のウェブ16を有している場合においても、上記実施形態の架設方法を採用することにより上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0056】
さらに上記実施形態においては、架設対象となる橋梁10がいわゆる波形鋼板ウェブ橋である場合について説明したが、通常のプレストレストコンクリート橋等である場合においても、箱桁部20の製作を先行して行い、この箱桁部20の押出しを行った後に上床版12の各張出し部分12Bの施工を行う、という上記実施形態に係る架設方法の主要部分を採用することにより、上記実施形態と同様、押出し時の曲げ剛性を十分に確保した上で、押出し時の自重を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る架設方法の適用対象となる橋梁を示す橋軸直交断面図
【図2】図1の部分拡大図
【図3】上記橋梁を橋軸直交方向から見て示す半断面側面図
【図4】上記架設方法の概要を示す工程図
【図5】上記架設方法の各工程における橋梁の様子を示す橋軸直交断面図(その1)
【図6】上記架設方法の各工程における橋梁の様子を示す橋軸直交断面図(その2)
【図7】上記架設方法の各工程における橋梁の様子を示す橋軸直交断面図(その3)
【図8】上記架設方法の各工程における橋梁の様子を示す橋軸直交断面図(その4)
【図9】上記架設方法において、上記橋梁の各プレキャストストラットと各プレキャストリブとの連結方法を示す要部詳細図
【符号の説明】
10 橋梁
12 上床版
12A 橋軸直交方向中央部分
12B 張出し部分
14 下床版
16 ウェブ
20 箱桁部
22、32 プレキャストリブ
22a 突起部
22b バー挿通孔
24A、24B、34 プレキャスト板
26A、26B、36 コンクリート
38 コンクリートブロック
38a、38c 係合用凹部
38b 支持部
40 プレキャストストラット
40a 先端部
40b 基端部
40c バー挿入穴
42 連結バー
50 プレキャスト波形鋼板
102 架設位置
104 施工ヤード
112 桁受け台
114 押出し装置
116 手延べ桁
118 スライド板
120 タイ

Claims (5)

  1. 上床版と下床版とこれらを連結する複数のウェブとで橋軸方向に延びる箱桁部が形成されるとともに、上記上床版がこの箱桁部から橋軸直交方向両側へ張り出すように形成されてなる橋梁を、押出し工法により架設する方法において、
    架設位置に隣接する施工ヤードで、上記下床版と上記複数のウェブと上記上床版の橋軸直交方向中央部分とを連結して上記箱桁部を製作した後、この箱桁部を上記架設位置へ向けて押し出し、この押出しが完了した後、上記上床版の各張出し部分の施工を行い、
    その際、上記各ウェブを、波形鋼板で構成するとともに、
    上記箱桁部を製作する際、上記波形鋼板の下端部に上記下床版の一部を構成するコンクリートブロックが埋め込み接合されたプレキャスト波形鋼板を用いる、ことを特徴とする橋梁の架設方法。
  2. 上記上床版の橋軸直交方向中央部分の製作を、橋軸直交方向に延びる複数のプレキャストリブを橋軸方向に所定間隔をおいて上記箱桁部の上端位置に配置した後、これら各プレキャストリブ相互間に複数枚のプレキャスト板を架け渡すとともに、これらプレキャスト板の上にコンクリートを打設することにより行う、ことを特徴とする請求項1記載の橋梁の架設方法。
  3. 上記各プレキャストリブを上記箱桁部の幅よりも長尺で形成するとともに、該プレキャストリブの両端部を上記箱桁部の両側へ突出させるように配置しておき、
    上記各張出し部分の施工を、上記各プレキャストリブ相互間に複数枚のプレキャスト板を架け渡すとともに、これらプレキャスト板の上にコンクリートを打設することにより行う、ことを特徴とする請求項2記載の橋梁の架設方法。
  4. 上記箱桁部を製作する際、上記下床版の橋軸直交方向両端部から橋軸直交方向両側へ向けて斜め上方へ延びる複数対のプレキャストストラットを橋軸方向に上記所定間隔をおいて配置するとともに、これら各対のプレキャストストラットを上記各プレキャストリブと連結する、ことを特徴とする請求項3記載の橋梁の架設方法。
  5. 上記下床版の製作を、橋軸直交方向に延びる複数のプレキャストリブを橋軸方向に所定間隔をおいて上記各プレキャスト波形鋼板のコンクリートブロック相互間に架け渡すようにして配置した後、これら各プレキャストリブ相互間に複数枚のプレキャスト板を架け渡すとともに、これらプレキャスト板の上にコンクリートを打設することにより行う、ことを特徴とする請求項1〜いずれか記載の橋梁の架設方法。
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