JP4225449B2 - わく調整金具 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、木質系建築物の開口部にわくを取り付けるための位置決め機能付きわく調整金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
住居や倉庫を対象とする建築物は、出入口と採光と換気を目的とする開口部を備え、該開口部の構造は目的と構成材料によっても異ってくる。人の出入口用開口部には、開口部の内側に扉の取り付けと円滑に動かすための上わくと両縦わくからなる三方わくを入れ、開口部の躯体にわく材を固定する。その後、戸当やくつずりを取り付け、蝶番を介して扉をわくに連結する。
【0003】
出入口用開口部は、三方わくを挿入し位置決めのための隙間を、上下と左右の方向に持つ。従って、三方わくの固定には隙間を埋める必要があるが、その手段として手間と時間と熟練が必要な、隙間に薄板を重ねて詰める方法が使われてきた。しかし、建物の生産手段が、非規格の現場依存型よりも、規格化した生産と組立の分業型が増えるにつれ、扱い易い金具が使用されるようになった。
【0004】
調整金具に関する次の文献がある。実公昭54−15464号は、旧窓わく上に新窓わくを組込む際に便利な基準面設定用のねじ式調整金具に関する。実公昭63−46610号は、窓わく交換のため取付部材を組込んでいる。すなわち、窓わくの周囲に取付部材を配し、該部材の上下・左右・前後の各方向の連結部分に長孔を内蔵して調整する。
【0005】
実公平6−14000号は、開口部と建材の間を連結部材で接続する際に、係合溝を内蔵して連結部材を拘束摺動する位置調整部を備える。また、調整金具と施工方法についての文献もある。特許第2966792号は、開口部の躯体とわく材の間に、ねじによる特定方向の調整機能を持つ金具を使用する方法である。また、金具は両端の座の間に回動する太い中空ねじを使用する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
開口部に三方わくを固定する場合、上下・左右・前後の三方向の調整が必要になる。従って、開口部と三方わくとの隙間は取り付けに欠かせない要件で、取り付け後の調整も現場だけの作業である。工場生産、現場組立と分業化が進むと、人手主体の現場作業は、組立時間の増減がコストに強く影響する。従って、わく調整金具の導入は現場作業を短く単純な内容にする。しかし、既述の出願が示す金具は下記に示すように、構造と取扱勝手に課題を残し、充分と言えない。
【0007】
出願には、コンクリートと金属の組合せを意識した内容が多い。三方向の調整に関する装置の出願では、部品点数が多く現場での組立と各方向の調整作業に時間を要する。従って、耐久性の異なる木材建築に適用することは難しい。施工方法と金具に関する特許は木材を対象とする。しかし、調整金具の座の回転防止処理を開口部側とわく側の双方に必要とするなど手間が掛かる。また、調整も特定方向に止まり、複数の工具を要する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、課題を解決したわく調整金具に関する。
【0009】
本発明は、第1外筒と第1内筒からなるわく調整金具であって、前記第1外筒は、雌ねじと長孔を備えた第1天板と、第1曲面と第1平面からなる第1側板を有し、前記第1内筒は、凹部を備えた第2天板と、第2曲面と第2平面からなる第2側板と、前記第2側板の下端から延びる長孔付き座を有し、前記凹部に調整用雄ねじを回動自在に接続して前記第1外筒の前記雌ねじに組合せ、前記雄ねじで前記内外筒を摺動させる際に、前記外筒の前記第1曲面と前記第1平面を前記内筒の前記第2曲面と前記第2平面に組合せることにより、前記第1内筒の回転防止を図ったことを特徴とするわく調整金具である。
本発明は、また、第2外筒と第2内筒からなるわく調整金具であって、前記第2外筒は、雌ねじと長孔を備えた第3天板と、第3曲面と第3平面からなる第3側板を有し、前記第2内筒は、凸部と長孔を備えた底板と、第4曲面と第4平面からなる第4側板を有し、前記凸部に調整用雄ねじを回動自在に接続して前記第2外筒の前記雌ねじに組合せ、前記雄ねじで前記第2内外筒を摺動させる際に、前記第2外筒の前記第3平面を前記第2内筒の前記第4平面に組合せることにより、前記第2内外筒の回転防止を図ったことを特徴とするわく調整金具である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明は、直線と該直線に交差する二方向調整機能付きわく調整金具である。該金具は外筒と内筒を重ねて小径の調整用雄ねじで接続し、該雄ねじに第一の方向調整機能を与えた。両筒の曲面と平面が重なる摺動部で、ねじ同士の組合せ及び雄ねじと内筒との接続部分の遊びを規制した。また、ねじの回転につれ内筒も回転することを防止し、座または底板の姿勢を安定する構造とした。
【0011】
わく調整金具は、少なくとも一個の弾性突起による抜け止めを外筒面に持つ。従って、わく材の取付穴に装着後、運搬や現場調整作業の過程で緩み脱落することはない。縦わく材のわく調節金具で左右方向の位置を決め、第二の方向調整機能に前後調整用長孔を利用し、開口部にわく止めねじで仮止めする。次いで、上わく材の上下と前後を同様手順で決めて、各ねじを固定する。取付順序は上記に限定される必要はない。
【0012】
わくの固定には上下・左右・前後の三方向の調整を必要とする。本発明のわく調整金具は、上下と左右の方向を同一構造とし、前後方向の機能を追加した二方向形とした。その結果、わく調整金具は、取付位置の変更で三方向の調整も可能になった。このわく調整金具は、工場でわく材の必要な箇所に開けた取付穴に固定し、現場に運ぶので現場の作業量を軽減した。
【0013】
現場作業に必要な工具は、普通サイズのドライバーでよく、先端形状を揃えると一本でよい。調整用の雄ねじは、遊びの規制で滑かに動き、開口部側の座または底板面が安定する。頭部の張出した雄ねじを使用し、内外両筒を重ねて雄ねじの他端を内筒に接続すると、両筒の分離防止ができるので、取付作業を一層容易にした。また、雄ねじの位置をわく材の戸当の裏に置くと、調節後に戸当をつけると孔が隠れ、キャップ等の必要が解消した。わく調整金具は扉に限らず窓わく等にも使用できる。
【0014】
【作用】
本発明のわく調整金具は、ねじと長孔による二方向調整式である。わく材への取付位置を考慮し、わく調整金具を複数使うと三方向の調整ができる。また、調整時にねじ以外の構成部品は直進するだけで回転しない。
【0015】
【実施例1】
図1は、開口部と三方わくの関係を示す正面図である。図2は、わく調整金具の部品を展開した斜視図である。図3は、組立状態にある図2の平面図である。図4,5は、図3のX−XとY−Yの各線に沿う断面図で、取付対象のわくと躯体を共に示した。図6は、図4の状態からねじで外筒が移動した状態の断面図である。図7(A,B)は、わく材に固定したわく調整金具の平面図と断面図である。
【0016】
図1のように、建築物1の開口部2に上わく材5と縦わく材6でなる三方わく4をはめ込む。わく調整金具11は、三方わくが木材で開口部の躯体3も木材の組合せを対象とする。開口部の躯体内寸法は三方わく外寸法より大きく、必要な取付隙間10を確保する。三方わくを床面に置き、左右と前後と上下の位置を決め固定する。わくの下辺には、くつずり7と呼ぶ横木を置くことがある。
【0017】
図2のように、わく調整金具11は、外筒12と内筒22と調整用雄ねじ31とわく止めねじ32の4部品でなる。外筒は、天板13と天板周囲の曲面15と平面16でなる側板14と天板面の雌ねじ17付き管と長孔18で構成した。また、曲面に4個の外向き弾性突起19を備えた。該突起は、片持ち梁状で弾力を利用した抜け止めである。
【0018】
内筒22は、天板23と天板周囲の曲面25と平面26でなる側板24と天板面の凹部27と側板下端から延びる長孔28付き座30で構成した。天板面の凹部に外筒12の雌ねじ17と螺合する雄ねじ31の接続孔を有する。雄ねじが回転すると両筒が離合し、双方の曲面と平面が摺動する構造としたので、内筒側板は外筒側板14と略同じ形状である。また、曲面の一部に扇形の窪み29を設けて、窪みと座に囲まれた部分に前後調整用長穴28を備えた。
【0019】
図3は、組立状態のわく調整金具11の平面図である。図のように外筒12と内筒22が嵌合し、両筒の中心に雄ねじ31が位置する。調整とわく止めに使用する両ねじは径が細く、外筒の外側から普通ドライバーで調整する。ねじを回す頭部形状はプラス・マイナス・六角穴等の何れでもよいが、頭部形状を揃えるとドライバーは一種類ですむ。
【0020】
図4,5のように、雄ねじ31は内筒22の凹部27の孔に回動自在に接続して、雄ねじと外筒12の雌ねじ17が組み合う。この際、雄ねじ頭部がねじ径より大きくすると両筒の分離防止に役立つ。両筒の嵌合による曲面15,25と平面16,26の組合せ部分は、内筒の回転防止も兼ねる。曲面では動きに支障のない範囲の隙間とし、平面では密に接触して、ねじの螺合と接続の各部分から生ずる遊びを規制する。規制で金具は円滑で正確に動く。
【0021】
わく止めねじ32を外筒12の長孔18から挿入し、内筒22の座30を開口部の躯体3面に固定する。弾性突起19の先端が描く径は外筒径より僅かに大きく、わく材の取付穴8は外筒径と同じか僅かに大きい。しかも、弾性突起の先端が描く直径より小さいので、わく調整金具を取付穴に装着し易く、装着後は抜けない。
【0022】
図6は、図4から雄ねじ31で、開口部の躯体3と縦わく材6の間を広げた状態を示した。調整代は、ねじの調整で2〜15mmの範囲、長孔で±3〜5mmの範囲から選択する。図7(A,B)は、わく調整金具11と縦わく材6と開口部の躯体3の関係で、平面図の戸当の溝9の裏に雄ねじ31を配置すると、戸当を取付後に雄ねじを隠す別部品の必要がない。断面図は、わく調整金具と取付穴8と戸当(鎖線表示)の溝との関係を示した。
【0023】
わく調整金具11は、わく材の取付穴7に固定後、雄ねじ31を回転しない限り構成部品は動かない。従って、工場でわく材に装着して現場に運び、開口部の躯体3に接しても内筒22の座30は動かない。また、開口部の躯体3に取付用の加工が不要になり、現場作業を簡素化する効果を得た。調整は床面に三方わくを立て(図1参照)、上下と左右及び前後を決めて固定する。
【0024】
わく調整金具11の構成材料は金属である。調整用のねじは精度を要しない。精度を要する部分は、両筒の摺動部である曲面15,25と平面16,26であるが、展延性に富む金属板のプレス加工で必要な精度が得られる。切削加工量を少なくして生産性を高めたので、コストを低く抑えた。わく調整金具は出入口当たり6個使用する。
【0025】
【実施例2】
図8は、わく調整金具の部品を展開した斜視図である。図9は、組立状態にある図8の平面図である。図10,11は、図9のX−XとY−Yの各線に沿う断面図で、取付対象のわくと躯体を共に示した。図12は、図10の状態からねじで外筒が移動した状態の断面図である。図13(A,B)は、わく材に固定したわく調整金具の平面図と断面図である。
【0026】
わく調整金具11Aの取付対象は図1に示す通りである。図8のように、わく調整金具は、外筒12Aと内筒22Aと調整用雄ねじ31Aとわく止めねじ32の4部品でなる。外筒は、天板13Aと天板周囲の曲面15Aと平面16Aでなる側板14Aと天板面から凹部20に連接する雌ねじ17A付き管と長孔18Aで構成した。また、外筒の平面に1個の外向き弾性突起19Aを備えた。該突起は、片持ち梁状で弾力を利用した抜け止めである。
【0027】
内筒22Aは、底板23Aと底板周囲から立ち上げた曲面25Aと平面26Aでなる側板24Aと前後調整用長孔28Aで構成した。底板は実施例1の座30の役目を果たす。底板面の凸部27Aに外筒12Aの雌ねじ17Aと螺合する雄ねじ31Aの接続孔を有する。雄ねじが回転すると両筒が離合し、双方の曲面と平面が摺動する構造としたので、内筒側板は外筒側板14Aの形状に近い。
【0028】
図9は、組立状態のわく調整金具11Aの平面図である。図が示すように外筒12Aと内筒22Aが重なり両筒の中心に雄ねじ31Aが位置する。調整とわく止めに使用する両ねじは径が細く、外筒の外側から普通ドライバーで調整する。ねじを回す頭部形状はプラス・マイナス・六角穴等の何れでもよいが、頭部形状を揃えるとドライバーは一種類ですむ。
【0029】
図10,11のように、雄ねじ31Aは外筒12Aの雌ねじ17Aと螺合し、ねじ端を内筒22Aの凹部27Aの孔と回転自在に接続する。両筒の嵌合による曲面15A,25Aと平面16A,26Aの組合せ部分は、内筒の回転防止も兼ねる。曲面では密に接触し、平面では動きに支障のない範囲の隙間を持ち、ねじの螺合と接続の各部分から生ずる遊びを規制する。規制により金具は円滑で正確に動く。
【0030】
わく止めねじ32を外筒12Aの長孔18Aから挿入して、内筒22Aの底板23Aを開口部の躯体3面に固定する。弾性突起19Aの先端が描く径は外筒径より僅かに大きく、わく材の取付穴8は外筒径と同じか僅かに大きい。しかも、突起先端が描く直径より小さいので、わく調整金具を取付穴に装着し易く、装着後は抜けない。
【0031】
図12は、図10から雄ねじ31Aで、開口部の躯体3と縦わく材6の間を広げた状態を示した。雄ねじ頭部の張出部33と天板13Aに設けた凹部20で、調整時に雄ねじが雌ねじ17Aから外れ、外筒12Aが内筒22Aから分離しないための抜け止めを形成する。ねじと長孔の調整代は[0022]項に記述した実施例1と同じである。
【0032】
図13(A)は平面図で、わく調整金具11Aの雄ねじ31Aを戸当の溝9の裏に配置すると、実施例1と同様に、雄ねじを隠す別部品の必要がない。図13(B)は断面図で、わく調整金具と取付穴8と戸当(鎖線表示)の溝との関係を示した。わく調整金具は、わく材の取付穴に固定後、雄ねじを回転しない限り構成部品は動かず、回転しても抜け止めで部品の分離がない。
【0033】
工場でわく材に装着して現場に運び、開口部の躯体3にわく調整金具11Aが接しても内筒22Aの底板23Aは動かない。取付対象への加工の必要性、現場作業に対する効果、調整方法、使用材料、工作精度、生産性、出入口当たりのわく調整金具の使用量等は実施例1と同じである。コンパクト化、材料使用量の面では実施例1に勝る。
【0034】
【効果】
本発明のわく調整金具で下記の効果を得た。
▲1▼わく調整金具は、調整ねじの進行方向と該方向に交差する方向の調整機能を持つので、わく材への取付位置の選択で三方向調整が可能になった。
▲2▼共回転が起きない構造としたので、開口部側を加工する必要がなくなった。
▲3▼工場でわく材にわく調整金具を固定するので、現場作業量が減少した。
▲4▼調整作業に必要な工具はドライバーでよく、特殊工具の必要がなくなった。
▲5▼普通精度のねじでよく、両筒に必要な精度もプレス加工で確保できるので、製造コストが抑えられた。
▲6▼脱落防止構造付き雄ねじの使用により、調整作業中に内外両筒が分離する心配が解消した。
【図面の簡単な説明】
【図1】開口部と三方わくの正面図である。
【図2】実施例1のわく調整金具を構成する部品を展開した斜視図である。
【図3】組立状態のわく調整金具の平面図である。
【図4】図3のX−X線に沿う断面図である。
【図5】図3のY−Y線に沿う断面図である。
【図6】図4から調整が進んだ状態の断面図である。
【図7】わく材に対するわく調整金具の取付関係で、(A)は平面図、(B)は断面図である。
【図8】実施例2のわく調整金具を構成する部品を展開した斜視図である。
【図9】組立状態のわく調整金具の平面図である。
【図10】図9のX−X線に沿う断面図である。
【図11】図9のY−Y線に沿う断面図である。
【図12】図10から調整が進んだ状態の断面図である。
【図13】わく材に対するわく調整金具の取付関係で、(A)は平面図、(B)は断面図である。
【符号の説明】
2 開口部
4 三方わく
11,11A わく調整金具
12,12A 外筒
13,13A,23 天板
14,14A,24,24A 側板
15,15A.25,25A 曲面
16,16A,26,26A 平面
17.17A 雌ねじ
18,18A,28,28A 長孔
19,19A 弾性突起
20,27 凹部
22,22A 内筒
23A 底板
27A 突起
29 窪み
30 座
31,31A 雄ねじ
33 張出部
Claims (5)
- 第1外筒(12)と第1内筒(22)からなるわく調整金具であって、
前記第1外筒(12)は、雌ねじ(17)と長孔(18)を備えた第1天板(13)と、第1曲面(15)と第1平面(16)からなる第1側板(14)を有し、
前記第1内筒(22)は、凹部(27)を備えた第2天板(23)と、第2曲面(25)と第2平面(26)からなる第2側板(24)と、前記第2側板(24)の下端から延びる長孔(28)付き座(30)を有し、
前記凹部(27)に調整用雄ねじ(31)を回動自在に接続して前記第1外筒(12)の前記雌ねじ(17)に組合せ、前記雄ねじ(31)で前記内外筒を摺動させる際に、前記外筒(12)の前記第1曲面(15)と前記第1平面(16)を前記第1内筒(22)の前記第2曲面(25)と前記第2平面(26)に組合せることにより、前記第1内筒(22)の回転防止を図ったことを特徴とするわく調整金具。 - 前記第1外筒(12)上に、外向きの弾性突起(19)を設けたことを特徴とする請求項1に記載のわく調整金具。
- 第2外筒(12A)と第2内筒(22A)からなるわく調整金具であって、
前記第2外筒(12A)は、雌ねじ(17A)と長孔(18A)を備えた第3天板(13A)と、第3曲面(15A)と第3平面(16A)からなる第3側板(14A)を有し、
前記第2内筒(22A)は、凸部(27A)と長孔(28A)を備えた底板(23A)と、第4曲面(25A)と第4平面(26A)からなる第4側板(24A)を有し、
前記凸部(27A)に調整用雄ねじ(31A)を回動自在に接続して前記第2外筒(12A)の前記雌ねじ(17A)に組合せ、前記雄ねじ(31A)で前記第2内外筒(12A,22A)を摺動させる際に、前記第2外筒(12A)の前記第3平面(16A)を前記第2内筒(22A)の前記第4平面(26A)に組合せることにより、前記第2内筒(22A)の回転防止を図ったことを特徴とするわく調整金具。 - 前記第2外筒(12A)上に、外向きの弾性突起(19A)を設けたことを特徴とする請求項3に記載のわく調整金具。
- 前記調整用雄ねじ(31A)の頭部に張出部(33)を設け、前記第2外筒(12A)と前記第2内筒(22A)の分離を防止したことを特徴とする請求項3に記載のわく調整金具。
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