JP4225206B2 - 記憶装置の複製データ格納システムと複製データ格納プログラム - Google Patents
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Description
ボリュームの複製方法として、古くからバックアップ対象ボリュームの完全な複製を作製する方法が使われているが、この場合ボリュームを複製し終えるまでに、当然、バックアップ対象ボリュームの記憶容量に比例した時間を要することになる。
そして、スナップショット対象ボリュームにおけるデータ“BB”の記憶領域にデータ“EE”を書き込むうとした段階で、更新前のデータ“BB”が図28(b)に示されるようにしてスナップショット複製ボリュームの同一アドレスに格納され、このスナップショット複製ボリュームが第1世代のスナップショットとして機能することになる。
ここで、改めてスナップショット対象ボリュームのスナップショットを取ったとすれば、このスナップショット対象ボリュームと同等の記憶容量を有するスナップショット複製ボリュームが図28(b)に示されるようにして新たに記憶装置内に生成され、このスナップショット複製ボリュームが第2世代のスナップショットとなる。
ここで更にスナップショット対象ボリュームにおけるデータ“CC”の記憶領域にデータ“FF”を書き込むうとすれば、第1世代のスナップショットとして機能するスナップショット複製ボリュームの内容を図28(b)あるいは図28(c)に示されるようにして保持したまま、更新前のデータ“CC”が図28(c)に示されるようにして、第2世代のスナップショットとして機能するスナップショット複製ボリュームの同一アドレスに格納されることになる。
ここでは図28(a)〜図28(c)を参照して直列方式のスナップショットについて簡単に説明したが、並列方式のスナップショットを適用した場合では、図28(c)のようにしてスナップショット対象ボリュームにおけるデータ“CC”の記憶領域にデータ“FF”を書き込むうとした際に、第2世代のスナップショットに加え第1世代のスナップショットにもデータ“CC”が格納される。
このときの様子を図29に示す。この例では、ディスクアレイ・サブシステム100内に、ロジカル・ボリュームLV0とロジカル・ボリュームLV1の二つのロジカル・ボリュームを作製している。
すなわち、ロジカル・ボリューム属性管理テーブル201においてロジカル・ボリュームLV0にスナップショット対象属性を、ロジカル・ボリュームLV1にスナップショット複製属性を設定し、ロジカル・ボリューム変換テーブル202においてロジカル・ボリュームLV0に対応する変換後のロジカル・ボリューム番号としてLV1を設定し、ロジカル・ボリュームLV1に対応する変換後のロジカル・ボリューム番号としてLV0を設定し、保持データ管理テーブル203のスナップショット複製ボリューム、つまりこの場合はロジカル・ボリュームLV1に、該スナップショット複製ボリュームがデータを保持していないことを示す値0を設定する。このときの各テーブルの状態を図30に示す。
ディスクアレイ・サブシステム100のマイクロプロセッサ(以下、単にCPUと称する)は、図32に示されるステップ3b00でロジカル・ボリューム属性管理テーブル201を参照し、受信したコマンドがスナップショット対象ボリュームへのコマンドであるのか、それともスナップショット複製ボリュームへのコマンドであるのかを判断する。
ステップ3b01でスナップショット複製ボリュームへのライト・コマンドと判断した場合にはデータを書き込まずに処理を終了しているが、これはスナップショット複製ボリュームがスナップショット・コマンドを受信した時点でのスナップショット対象ボリュームの複製を維持するという運用に従った場合の処理、例えば、バックアップ等の場合の処理であり、その他の運用形態においては、ライト・コマンドの要求通りにスナップショット複製ボリュームへデータを書き込んでも良い。
ステップ3c01でスナップショット対象ボリュームLV0へのコマンドと判断した場合、スナップショット対象ボリュームLV0からデータを読み出し、処理を終了する。
スナップショット複製ボリュームLV1にデータがあると判断されたときは、スナップショット複製ボリュームLV1からデータを読み出し、処理を終了する。スナップショット複製ボリュームLV1にデータが無いと判断されたときは、ステップ3c04でロジカル・ボリューム変換テーブル202を参照し、スナップショット複製ボリュームLV1と対となるのがスナップショット対象ボリュームLV0であることを認識する。そして特定したスナップショット対象ボリュームLV0からデータを読み出し、処理を終了する。
その理由は、従来のディスクアレイ・サブシステムにおけるスナップショット複製ボリュームのデータ格納システムは、スナップショット・コマンドを受信した後に発生するスナップショット対象ボリュームに対する更新データのみがスナップショット複製ボリュームにコピーされるにも関わらず、スナップショット対象ボリュームと少なくとも同じ記憶容量のスナップショット複製ボリュームを作製しなければならないためである。
つまり、上述した従来技術では、スナップショット対象ボリュームからスナップショット複製ボリュームへのデータ・コピーは同一アドレスで行われなければならず、従って、スナップショット複製ボリュームは論理的にスナップショット対象ボリュームと同一の構成でなければならないという制限がある。
その理由は、従来のディスクアレイ・サブシステムにおけるスナップショット複製ボリュームのデータ格納システムでは、スナップショット対象ボリュームからスナップショット複製ボリュームへのデータ・コピーが、論理的に同一の構成を有するボリューム間で同一のアドレスをパラメータとして対称的に行われるからである。
従って、スナップショット対象ボリュームからスナップショット複製ボリュームへのデータ・コピーが離散的なアドレスで発生した場合、当然、スナップショット複製ボリュームが保持するデータも離散したものとなり、物理ディスクからのプリフェッチの効果が全く期待できない。
つまり、本発明における複製データ記憶領域は、記憶装置内に仮想的に構築されるに過ぎず、その実態は、複製データ記憶領域に書き込まれるべきデータが実データ格納領域のどこに格納されているかを管理するデータ格納先管理手段によって構成されており、このデータ格納先管理手段は一種のインデックステーブルであるから、データ格納先管理手段の構築に必要とされる記憶容量は極めて僅かである。
更に、実データ格納領域にデータが書き込まれる際には、次に使用する記憶領域をデータ格納先決定手段が連続的な配列で決定してデータを順次格納していくので、実データ格納領域に不用意な空き領域ができることはなく、実データ格納領域の記憶容量が節約され、プリフェッチによる複製ボリュームからのデータの読み出し効率も改善される。
このため、実データ格納領域に不用意な空き領域ができることはなく、実データ格納領域の記憶容量が節約され、プリフェッチによる複製ボリュームからのデータの読み出し効率が改善される。実データ格納領域に必要とされる記憶容量は、実際に更新されるデータ量に相当する分量であり、元データを記憶するボリュームの記憶容量と同等の記憶容量を必要としていた従来の複製ボリュームに比べ、実質的な複製ボリュームとして機能する実データ格納領域の記憶容量を大幅に軽減することができる。
また、記憶装置内に配備されたマイクロプロセッサは、データ格納先管理手段としても機能し、複製データ記憶領域に書き込まれるべきデータが実データ格納領域のどこに格納されているかを管理する。管理の必要上、データ格納先管理手段の主要部を構成する一種のインデックステーブルが記憶装置内に生成されるが、このテーブルの構築に必要とされる記憶容量は極めて僅かであり、記憶容量の有効利用を阻害する要因とはならない。
更に、実データ格納領域にデータが書き込まれる際には、データ格納先決定手段が、次に使用する記憶領域を連続的な配列で決定してデータを順次格納していくので、実データ格納領域に不用意な空き領域ができることはなく、実データ格納領域の記憶容量が節約され、プリフェッチによる複製ボリュームからのデータの読み出し効率も改善される。
また、複製データ記憶領域に書き込まれるべきデータが実データ格納領域のどこに格納されているかは、データ格納先管理手段によって対応関係を明確に特定されるので、記憶装置内に複数の複製データ記憶領域や実データ格納領域が共存した場合であっても、データの格納や格納領域の特定に問題が生じることがなく、様々なボリューム構成を有するシステムに的確に対処することができる。
このディスクアレイ・サブシステム700は、上位装置としての管理端末1200やホストコンピュータ1300等に対して複数の磁気ディスク装置1100を割り当ててデータのバックアップ等を始めとする処理を行うためのもので、上位装置との間の接続に用いられるインターフェイス制御部1001と各磁気ディスク装置1100を接続するためのRAID制御部1002を備え、インターフェイス制御部1001とRAID制御部1002は、制御用メモリ1003に格納された制御プログラムに基いて作動するマイクロプロセッサ1004(以下、単にCPUと称する)によってデータの入出力を制御されるようになっている。
また、インターフェイス制御部1001は、管理端末1200やホストコンピュータ1300から磁気ディスク装置1100に宛てられたリード・コマンドやライト・コマンドのIOサイズを取得するIO監視手段を備える。
ここでは、この種の見かけ上のボリュームのことをロジカル・ボリュームと呼ぶことにする。
ディスクアレイ・サブシステム700は、図2に示されるように、概略において、元データを記憶したスナップショット対象ボリューム701,703と、複製データ記憶領域として機能するスナップショット複製ボリューム702,704と、スナップショット対象ボリューム701,703およびスナップショット複製ボリューム702,704の状態を管理する対応格納領域管理テーブル708と、複製データの実際の格納先である実データ格納領域として機能する共有ロジカル・ボリューム705と、ディスクアレイ・サブシステム700に対する入出力データを監視して各部を制御するIO監視手段707と、スナップショット複製ボリューム702,704から共有ロジカル・ボリューム705へのデータのマッピングを管理するアドレス変換手段706とから構成されている。
ただし、スナップショット対象ボリュームやスナップショット複製ボリュームおよび共有ロジカル・ボリュームの個数に関しては格別な制限はなく、ここでスナップショット対象ボリュームおよびスナップショット複製ボリュームの数を各2、共有ロジカル・ボリュームの数を1としているのは一例に過ぎない。
アドレス変換手段706とデータ格納先決定手段803はCPU1004によって実現される機能であり、ディレクトリ801と共有ロジカル・ボリューム保持データ管理テーブル802は制御用メモリ1003に収められている。
未使用領域探索手段901とアラーム生成手段904はCPU1004を機能実現手段として達成されるもので、記憶部902,903は制御用メモリ1003の一部の記憶領域を利用して構成されている。
共有ロジカル・ボリューム705の記憶容量は任意に決めて良いが、複製されるデータ量を予測して、当面必要となる記憶容量とすることが望ましい。
また、複製されたデータ量の増加により共有ロジカル・ボリューム705の未使用の領域が規定値を下回ったときには、実データ格納領域増長手段905として機能するCPU1004の自動処理によって共有ロジカル・ボリュームを拡張もしくは新たに生成することになるが、共有ロジカル・ボリュームの記憶容量の管理を容易にするために、追加する共有ロジカル・ボリュームの記憶容量をディスクアレイ・サブシステム700内で統一しておくことが望ましい。
スナップショット対象ボリュームは、この段階で作製しても良いし、既に存在するロジカル・ボリューム、例えば、ロジカル・ボリューム701,703等をスナップショット対象ボリュームとして指定しても良い。
ここで特徴的なことは、複製データ記憶領域として機能するスナップショット複製ボリュームは見かけ上スナップショット対象ボリュームと同じ記憶容量以上を持っているが、スナップショットのデータの格納先は全て共有ロジカル・ボリューム705となるので、実際にはスナップショット複製ボリュームが記憶容量を消費することはない。
つまり、スナップショット複製ボリュームはディスクアレイ・サブシステム700内に仮想的に構築されたボリュームに過ぎず、実質的な記憶容量を持たない。
保持データ管理テーブル203とディレクトリ801とは、データ形式は異なるものの、どちらもスナップショット複製ボリュームの有効データの位置を示しているという点では共通しているので、一つに統合することも可能である。
スナップショット複製ボリュームへのコマンドであると判断したときの処理は、バックアップ用途等の通常の運用を考えたときにはスナップショット複製ボリュームへの書き込みは禁止されるので、ボリュームへの書き込みをせずに終了するが、スナップショット複製ボリュームへの書き込みが許可されている場合は、ステップ10c06以降の処理へ進む。
ここではディスクアレイ・サブシステム700毎に固有の管理単位をページと呼ぶこととする。
対応格納領域管理テーブル708における保持データ管理テーブル203やアドレス変換手段706におけるディレクトリ801および共有ロジカル・ボリューム保持データ管理テーブル802は、このページ毎にデータの有無や共有ロジカル・ボリュームへの割り当て状態を管理している。
つまり、保持データ管理手段として機能する共有ロジカル・ボリューム保持データ管理テーブル802は、記憶単位となるページ毎にデータの有無を表現するテーブルである。
スナップショット複製ボリュームにデータが保持されていると判断した場合、つまり、このページのバックアップが既に行われている場合には、スナップショット対象ボリュームにデータを書き込んで処理を終了する。
そして、下回った場合には、アラーム生成手段904として機能するCPU1004が、共有ロジカル・ボリュームの拡張または生成を促すアラームを生成する(ステップ10c10,ステップ10c11)。
このリード・コマンド処理は、ディスクアレイ・サブシステム700がリード・コマンドを受信し、IO監視手段707が、スナップショット設定されたボリュームに対するリード・コマンドであると判断した場合に図8の処理に従って実行される。
ただし、実施例の特徴を際だたせるために、ページ1はすでに使用中であるものと仮定し、1を設定しておく。
そして、ディレクトリ(図11の801)のボリューム番号LV1の欄におけるページ0に“共有ロジカル・ボリュームのボリューム番号LV0とページ0”が設定され、また、同ページ1には“共有ロジカル・ボリュームのボリューム番号LV0とページ2”が設定されると共に、共有ロジカル・ボリューム保持データ管理テーブル(図11の802)における共有ロジカル・ボリュームのボリューム番号LV0の欄において、ページ0とページ2の位置に、使用されていることを示す値として1が設定されることになる。
前記二つのライト・コマンド(図12の1409と図12の1410)を実行した後の状態を図12,図13,図14に示す。
次に、未使用領域探索手段(図17の901)が共有ロジカル・ボリュームチャンク管理テーブル(図19の1703)を参照することにより、該チャンク・サイズに適合するセグメントを決定あるいは選択する。セグメント・サイズは、管理テーブルの大きさや検索効率を考慮すると、数MBから数GB程度の大きさとすることが望ましい。
初期状態においては全てのセグメントにおいてチャンク・サイズが未設定であるので、データ格納先管理手段として機能するCPU1004が、共有ロジカル・ボリュームLV0の最初のセグメントであるセグメント0をチャンク・サイズが64KBのデータを書き込むセグメントとして設定する。以後の動作は、前述した実施例1の場合と同様である。
ホストからのライト・コマンドを受信すると、IO監視手段707が該コマンドのIOサイズを、IOサイズ通知手段(図16の1802)を介してデータ格納先決定手段803に通知する。未使用領域の大きさ決定手段(図21の1902)は、通知されたIOサイズとディスクアレイ・サブシステム700に固有の記憶単位とからチャンク・サイズを決定し、未使用領域探索手段(図21の901)が、該チャンク・サイズを元に共有ロジカル・ボリューム保持データ管理テーブル(図20の802)を参照し、データを格納する共有ロジカル・ボリュームとページを決定する。
以後の動作は、前述した実施例1の場合と同様であり、スナップショット対象ボリュームLV0のページ0とページ1のデータを共有ロジカル・ボリュームLV0において連続する64KB以上の空き領域を有するページ2とページ3にコピーした後、スナップショット対象ボリュームLV0のページ0にデータ“AF”を、ページ1にデータ“BG”を書き込む。
この実施例では、既に述べた通り、複製データ記憶領域として機能するスナップショット複製ボリューム704に格納すべきデータは最終的に実データ格納領域である共有ロジカル・ボリューム705に格納されるようになっているので、スナップショット複製ボリューム704を削除するということは、このボリューム704のデータを実際に格納している共有ロジカル・ボリューム705の対応データが削除されることを意味する。
この例では、図25のディレクトリ801に示されるように、ボリューム番号LV3を有するスナップショット複製ボリューム704のページ1に格納すべきデータは、ボリューム番号LV0を有する共有ロジカル・ボリューム705のページ1に格納されているので、スナップショット複製ボリューム704に対する削除指令が出された場合、CPU1004は、図25のディレクトリ801を参照し、共有ロジカル・ボリューム705のページ1のデータ“bb”を削除すると共に、図25の共有ロジカル・ボリューム保持データ管理テーブル802において、共有ロジカル・ボリューム705に相当するボリューム番号LV0のページ1の欄に未使用を示す値0を設定することになる。
ここでデータ整列手段2204を起動すると、スナップショット複製ボリューム704のページ2以降のデータが1ページ分ずつ先頭側のページにシフトして再配置され、例えば、図24において共有ロジカル・ボリューム705のページ2のデータである“BB”が図26に示されるようにして共有ロジカル・ボリューム705のページ1に再配置される。
この例では、図24に示される共有ロジカル・ボリューム705のページ2のデータ、つまり、図25に示されるディレクトリ801においてボリューム番号LV1に相当するスナップショット複製ボリューム702のページ1のデータが、共有ロジカル・ボリューム705内で1ページ分だけ先頭よりに移動しているので、図27のディレクトリ801において、スナップショット複製ボリューム702に相当するボリューム番号LV1のページ1のデータの格納先が図25の“ボリューム番号LV0,ページ2”から図27の“ボリューム番号LV0,ページ1”に書き換えられることになる。
また、実際には、データの再配置に必要とされる処理時間を考慮し、共有ロジカル・ボリューム705のページを先頭からサーチして未使用となっているページを一括して検出し、使用中の各ページ毎に当該ページよりも先頭側に位置する空きページの数を求め、先頭側のデータから順に対応する空きページ数の分だけデータをシフトすることができる。
この場合、例えば、ページ0,ページ1,ページ2,ページ3,ページ4,ページ5,・・・の各々が未使用,未使用,使用中,未使用,使用中,使用中,・・・となっていたとすると、使用中のページ2に対応する空きページ数が2,使用中のページ4に対応する空きページ数が3,使用中のページ5に対応する空きページ数が3,・・・となるから、まず、使用中のページ2のデータが2ページ分上位にシフトしてページ0に書き込まれ、その後、使用中のページ4のデータが3ページ分上位にシフトしてページ1に書き込まれ、更に、使用中のページ5のデータが3ページ分上位にシフトしてページ2に書き込まれるといった処理が行われることになる。
バックグラウンドで整列処理を行う場合においては、未使用ページの散在を検出する処理を任意の設定スケジュールで実行し、未使用ページの散在(断片化)が設定限度を超えた段階で、自動的に整列処理を開始させるようにすることもできる。
200 対応格納領域管理テーブル
201 ロジカル・ボリューム属性管理テーブル
202 ロジカル・ボリューム変換テーブル
203 保持データ管理テーブル
400 IO監視手段
401 ホスト・コマンド採取手段
402 ホスト・コマンド分割手段
403 対応格納領域管理テーブルを初期化するための初期化手段
700 ディスクアレイ・サブシステム
701 スナップショット対象ボリューム
702 スナップショット複製ボリューム
703 スナップショット対象ボリューム
704 スナップショット複製ボリューム
705 共有ロジカル・ボリューム(実データ格納領域)
706 アドレス変換手段
707 IO監視手段
708 対応格納領域管理テーブル
801 ディレクトリ(データ格納先管理手段の一部)
802 共有ロジカル・ボリューム保持データ管理テーブル(保持データ管理手段)
803 データ格納先決定手段
901 未使用領域探索手段
902 未使用領域の大きさを記憶する記憶部
903 アラーム生成閾値を記憶する記憶部
904 アラーム生成手段
905 実データ格納領域増長手段
1001 インターフェイス制御部
1002 RAID制御部
1003 制御用メモリ
1004 マイクロプロセッサ
1100 磁気ディスク装置
1200 管理端末
1300 ホストコンピュータ
1703 共有ロジカル・ボリューム・チャンク管理テーブル(記憶単位管理手段)
1802 IOサイズ通知手段
1902 未使用領域の大きさ決定手段
1905 IO監視手段との通信手段
1906 対応格納領域管理テーブルとの通信手段
2204 データ整列手段
Claims (4)
- 元データの更新に伴って前記元データを複製データ記憶領域に格納する記憶装置の複製データ格納システムであって、
記憶装置内に仮想的に構築された複製データ記憶領域に書き込むべきデータを格納する実データ格納領域と、前記実データ格納領域において次に使用する記憶領域を連続的な配列で決定するデータ格納先決定手段と、前記複製データ記憶領域のデータが前記実データ格納領域のどこに格納されているかを管理するデータ格納先管理手段と、前記実データ格納領域の使用状況を管理する保持データ管理手段と、前記実データ格納領域に連続する記憶領域を当該実データ格納領域の記憶領域として再定義することにより前記実データ格納領域を拡張して該実データ格納領域の記憶容量を増大させる実データ格納領域増長手段とを備えたことを特徴とする記憶装置の複製データ格納システム。 - 前記データ格納先管理手段は、複製データ記憶領域に、該複製データ記憶領域に書き込むべきデータの格納先となる実データ格納領域のアドレスをマッピングするためのテーブルを備え、該テーブルのエントリから、実データ格納領域へのアドレス変換情報を取得することを特徴とする請求項1記載の記憶装置における複製データ記憶領域のデータ格納システム。
- 記憶装置内に仮想的に構築された複製データ記憶領域のデータを記憶装置内の実データ格納領域に記憶させる複製データ格納プログラムであって、前記記憶装置内に配備されたマイクロプロセッサを、前記実データ格納領域において次に使用する記憶領域を連続的な配列で決定して前記データを前記実データ格納領域に記憶させるデータ格納先決定手段、前記複製データ記憶領域のデータが前記実データ格納領域のどこに格納されているかを管理するためのデータ格納先管理手段、前記実データ格納領域の使用状況を管理する保持データ管理手段、および、前記実データ格納領域に連続する記憶領域を当該実データ格納領域の記憶領域として再定義することにより前記実データ格納領域を拡張することによって該実データ格納領域の記憶容量を増大させる実データ格納領域増長手段として機能させるための複製データ格納プログラム。
- 記憶装置内に仮想的に構築された複製データ記憶領域のデータを記憶装置内の実データ格納領域に記憶させる複製データ格納プログラムであって、前記記憶装置内に配備されたマイクロプロセッサを、前記実データ格納領域において次に使用する記憶領域を連続的な配列で決定して前記データを前記実データ格納領域に記憶させるデータ格納先決定手段、前記複製データ記憶領域に書き込むべきデータの格納先となる実データ格納領域のアドレスを複製データ記憶領域のテーブルにマッピングすることによって前記複製データ記憶領域のデータが前記実データ格納領域のどこに格納されているのかを管理するデータ格納先管理手段、前記実データ格納領域の使用状況を管理する保持データ管理手段、および、前記実データ格納領域に連続する記憶領域を当該実データ格納領域の記憶領域として再定義することにより前記実データ格納領域を拡張することによって該実データ格納領域の記憶容量を増大させる実データ格納領域増長手段として機能させるための複製データ格納プログラム。
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